ゴミに新たな価値を吹き込む、そんな時代に

今月の新発想のポイント
「ゴミ」に新たな価値を
吹き込む、そんな時代に
神戸国際大学経済学部教授中村智席
「ゴミ」ばかり。しかし'「ゴミ」と思
うになった。今や'私たちの周りは
実験へ歩を進めようとしている。/ '
るという調査結果が出ており、東証
ガスで牧場内の熱源を十分確保で奉
メ
い込んでいるだけで、新たな価値を
かつての資源も今はゴミ
店中の尻で大家は餅をつき
震災を機に'自然エネルギトの活
経営者の知恵と努力次第
兄いだせるものも世の中にはたくさ
んあるはずだ。
江戸落語に、こんな川柳がある。
下の話で申し訳ないが、この川柳の
意味'お分かりになるだろうか。
用に関心が集まっている。妄灘は'
兵庫県神戸市の弓削牧場は'都市
込んでいたものを'もう一皮見直し[
バイオマス活用を研究
読み'長屋を意味する。「長屋のみん
型の小規模酪農家だ。牛乳だけでな
使えるものは使おうということに適
「店」は「みせ」ではな-「たな」と
なのお尻のおかげで大家は餅をつけ
-チーズなどを製造'レストランも
ずるはず。福田酒造のモットーをも
この牧場が次に取り組もうとして
う一度'かみしめて識よう。「物言わ
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自社の事業を通じて「ゴミ」患い
る」という意味なのだ。
運営する先進的な経営で知られる。
江戸時代'長屋のトイレにたまる
いるのが'バイオマスエネルギーの
「ゴミ」にしてしまうか'それと紅
ぬものに、ものを言わせる彰等」
ていた。堆肥の原料として販売され'
活用。すでに3年間かけ'大学研究
「モノ」は回収する方がお金を払っ
代金は大家のもの。諸説あるが'「モ
者などとともに研究してきた。
ヨーロッパでは'小規模発電の取
の知恵と努力が評価される噂代は、
ノ」に生まれ変わらせるか。経常者
新しい価値を吹き込んで新たな「屯
ノ」の販売収入は家賃収入と同じく
-組みが盛ん。酪農の盛んな地域で
なったのだと帝同さに考えよ,葦瀕羽
らいだったとする説もある。相当な
は糞尿が'林業の盛んな地域では木
/
さて明治'大正、昭和 ' 平 成 と ' 文
材チップの活用がなされている。国
の生産と活用を試行するところが出
価値がある「モノ」だった。
は「ゴミ」が増加した。長屋の「モノ」
明が進むに従って、私たちの周りに
内の酪農家の中にもバイオマスガス
始めている。弓削牧場も'バイオマス
も'いつしか「ゴミ」となり、回収し
てもらうために逆に手数料を払うよ