りべにゅ~ NO.25 LA国際交流 ~一期一会の素敵な出逢い~ リベラルアーツ学部では、現在、年間3カ国(アメリカ・台湾・タイ)から 来日する短期研修学生と、様々なイベントを通した国際交流プログラムを 行っています。今回のサポート生は、ピアスと淡江合わせて総勢100人という大規 模なものでした。サポート生は日常生活の手助けだけではなく、コミュニケーションの パートナーとしての役割を果たしました! ピアス大学の学生は、リベラルアーツ学部のサポート生や一般の学生と 体験と交流を通して日本の伝統文化や日本語を学びました。サポート生 は、大学で学んでいるEnglish Communicationをフル活用し、生きた英語 と触れ合い、充実した2週間を過ごしました。2週間の中には、毎朝行わ れる日本語を英語で学ぶという形式の会話練習、ピアス大学とサポート 生で日本とアメリカの文化の違いを多角的に見つめ、協力して調査した テーマをまとめてプレゼンテーションを行いました。また学内外を通して 伝統的・現代的な日本模様を堪能しました。 <留学生インタビュー> 「日本での生活は驚きの連続だったけれど、自分の国とは違う文化を見て体験することは、本当に貴重 なものだったと思う。日本でできた新しい友達に会うために、もっと日本を知るために絶対また日本に 戻ってきたい!今回のプログラムを通してもっとディープな日本文化を見てみたいと思った。」アリソン 「日本はすべてのものが可愛いと思った。特に洋服に関しては世界の中でも素晴らしいと思う!日本人 はすごく親切だけど、建前と本音を理解するのは難解だった。もしまた日本に行けるとしたら生け花に挑 戦したい!もっともっと日本の文化について学びたい!」 ピーター <引率の先生にインタビュー> 「日本に訪れる若者は、日本のやさしさを自分自身で体験することができる。そしてその体験を通して、 日本文化はものではなく、人間的な価値観に伴うパーソナリティー、つまり心であることに気づくのだろう。 相手と自分、両方を尊重し合い、助け合おうとする心である。相手の立場に立って深く考え自分を省み る心、人の助けを受けることに感謝し、恩返しする機会を作るために努力する姿勢が私にとっての日本 文化である。この日本のやさしさこそが、ピアス・カレッジの留学生 が玉川大学で経験し、これからの人生の糧となる美徳として学び、 帰国後自分のものにし、世界へ伝えることを願っている。」マイケ ル先生 留学生の日本語能力もサポート生の英語能力も人それぞれ違い はあったものの、共通して「伝える・理解する・挑戦する」を毎回実 行されていたと思います。発見に満ちた2週間はかけがえのないも のとなりました。また今回の留学を通して長期留学を考える学生も いました。互いに実りある時間を過ごしました。 台湾の淡江大学生との交流は実に濃密なものとなりました。2泊3日の ホームステイでは留学生、ホストファミリー共に家庭から見える日本独自の習慣への理解 を得ることができ、またプロジェクトワークでは日本の文化などをテーマに、留学生、サ ポート学生が協力して調査・発表を行いました。夕食パーティーでは参加者全員で盆踊り を行うなど夏を感じさせるイベントも開催しました。サポート学生&留学生に今回の活動 について話を聞いてみたいと思います! <サポート学生インタビュー>大矢恵美さん(2年生) 「プロジェクトワークでは「台湾と日本のお団子」につ いて調べました。情報を調べるだけではなく、お団子屋さ んでの調査や台湾の団子を実際に作ったりしたことで、食 文化の違いを知る貴重な体験となり、留学生との交流もと ても深まりました。サポート活動を通して出逢いの素晴ら しさ、奉仕の精神を学ぶことができました。これからも積 極的に参加したいと思います。」 <淡江大学留学生インタビュー >江月恵さん (4年生) 「今回の留学は“自分の力を試したい”という 気持ちで参加を決めました。特に印象に残って いるのが、ホームステイです。最初はホームス テイ先の家族と仲良くできるか緊張しました が、みなさん親切で温かく、食事も美味しく て、自分の家のように過ごしやすかったです。 私にとって、滞在中の生活すべてが勉強にな り、大きく成長したと思います。日本現地の人 の温かさを知り、互いの文化の魅力を理解し、自分自身の視野がすごく広がりました。次 回は長期留学できるようにこれからも日本語の勉強に励みたいです。リベラルアーツ学部 の学生、先生方との出逢いにとても感謝しています。」 英語教職)緑川慶さん ―英語を教えるにあたって難しかったことは何ですか? 現在完了の経験は、生徒がはじめて習う文法だったので、生徒が経験したこと があることについての例文を考える事が大変でした。 ☆確かに、自分の経験した事がそのまま例文になっていたらとっても覚えやすい かもしれないですね! ―実習を通して学んだこと、得たものは何ですか? 自分が一生懸命接した分、生徒はそれと同等に接してくれると思いました。ま た、生徒一人ひとりを見てあげることで、やる気のない生徒も少しずつやってく れるようになったことから、机間指導だけでなく、説明している時も生徒一人ひ とりの目を見て話すことが大切だと思いました。 ☆自分と一生懸命向き合ってくれる先生には生徒も真剣についてきますよね。 ―将来描いている教師像とは何ですか? 生徒と同じ気持ちになって考え、見えない生徒を見られる教師になりたいです。 ☆授業を理解できず、取り残されて困っている生徒に気がついてくれる。そんな 先生って素敵です。 ―現在の英語教育についてどう思いますか? 授業時間が少ないと思います。また、受験 の関係から実践的ではない英語教育がされて いると思うので、もっとリスニングやスピー キングに力を入れた英語教育を行うべきだと 思います。しかし、英語で英語の授業をやる ことは、英語の苦手な生徒にとってより英語 を苦手にしてしまうと思うので、クラスのレ ベル分けを行い、少人数でそれぞれのレベル にあった授業をしたほうが良いと思います。 ☆少人数制だと生徒が自発的に英語を話す機会が増えそうですね。 リベラルアーツ学部では、英語と国語の中高教員 免許を取得できます!1年生から積み上げてきた 教職科目の集大成が4年生の春に行われる教育実 習です。今年も玉川大学の教師のたまご達は各母 校に教育実習に行ってきました。憧れの職業、先 生になるために頑張っている先輩の生の体験談を ご覧あれ☆ 国語教職)山田将悟さん ―実際に行った授業の中に、 大学の授業でなにか活かせた ことはありますか? 「授業の切り込み方がリベラ ルアーツ学部らしい」と実習 先の先生に言われました! ☆4年間大学で学んだことを最大限に生かせたのですね!新しい 世界でも自分らしさを含んだ取り組みができたら最高だと思いま す! ―生徒を授業にひきこむためにどのような事をしましたか? 授業の始まりが大事ですね。僕は導入の部分で授業とは関係の ない世間話から始めました。最初から「授業やります!」って雰 囲気を出しちゃうと生徒も身構えてしまうので。なるべく自然に 本題へと入っていけるようにしました。また、この世間話が授業 で伝えたいことに関わっていたりして、生徒にアッと思わせるよ うな仕掛けを作りました。 ☆なるほど~。抵抗感を与えることなく、すっと生徒たちの心に 入っていく、、、先生って奥が深いのですねー。 ―実習中のハプニング・苦労などはありましたか? 授業の展開が指導案通りにいかないことが多々ありました。目 標通りに進まないクラスもあるし、発問のしかたが悪かったりし て毎日試行錯誤しました。 ☆自分が思い描いた通りに物事を進めるのってとても難しいこと ですよね。ここが腕の見せ所です! リベラルアール学部では毎年卒業後に先生として活躍する学生 が、多数います。一人一人あつい思いを持って、夢に向かって頑 張っています。
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