日本語教員課程科目

コード
301・6301
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
授 業 科 目 名
担当教員名
日本語音声
松葉 優子
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
必 修
2単位
講 義
授業の目的および概要
本講義は日本語音についての知識を身に付け、日本語学習者の発話された音に対する知識を深めるとと
もにその音声指導について学ぶことを目的とする。また授業の中では聞き取り練習を行う。
授 業 計 画
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
日本語音の特徴・音の獲得
言語音を作るしくみ
母音(基本母音)
・子音(調音点)
子音(調音点・調音法)
音韻論
五十音図とその発音
五十音図とその発音
五十音図とその発音
特殊音素
アクセント
イントネーション・プロミネンス
拍と音節
音声教育について
音韻史
まとめ
成績評価方法
期末テスト50%、レポート30%、出席率20%とします。
テキスト(参考書)
1.
「日本語の音声入門」猪塚 恵美子・猪塚 元 著 バベル・プレス
履修に当たっての留意点
毎回の授業の中で聞き取り練習を行ないます。授業での聞き取り練習以外にも練習は行なって下さい。テ
キストに付属のCDが付いています。
日本語教員過程を専攻する者、日本語教員養成プログラムを受講するものは必ず履修しなければならない。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
302・6302
授 業 科 目 名
担当教員名
日本語文法Ⅰ
原澤 伊都夫
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
必 修
2単位
講 義
授業の目的および概要
日本語のしくみについて、教科書に載っていることをそのまま暗記するのではなく、自ら考え、グループ
で話し合い、確認する作業を通して、体験的に学びあいます。ここで扱う内容は、日本語を教える上での基
本概念であり、日本語教師として最低限知っていなければならない知識です。講義を受けるに当たっては、
事前に日本語文法を予習したり学習したりする必要はありません。
授 業 計 画
1.日本語の構造
1 回 基本文型
2 回 格助詞の用法
確認クイズ①
2.主題化
3 回 格成分の主題化
4 回 格成分以外の主題化
確認クイズ②
3.動詞の自他
4.ヴォイス
5.アスペクト
5回
6回
7回
8回
9回
10 回
自動詞と他動詞
自他の対応
受身文
使役文
テイル
テアル
6.テンス・ムード
11 回 テンス
12 回 ムード
7.述語の活用
13 回 学校文法と日本語教育文法
14 回 日本語述語の活用
8.まとめ
15 回 まとめ
確認クイズ③
確認クイズ④
確認クイズ⑤
確認クイズ⑥
成績評価方法
出席(20%)+確認クイズ(20%)+学期末テスト(60%)
テキスト(参考書)
テキストは特に使用しません。その代わりにプリントを毎回配布しますので、綴じるためのファイルを用
意してください。参考文献については、適宜指示します。
履修に当たっての留意点
文法用語の暗記ではなく、文法現象を考えることに焦点を当てた授業です。したがって、さまざまな角度
からの考察を歓迎します。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
303・6303
授 業 科 目 名
担当教員名
日本語文法Ⅱ
横内 美保子
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
必 修
2単位
講 義
授業の目的および概要
日本語教育との関連を考えながら、日本語文法の基本的な知識、用語を習得する。また、文法的な考え方、
学習事項へのアプローチのし方についても考察する。
授 業 計 画
1.品詞、活用
2.名詞(文)
3.動詞
4.形容詞
5.副詞、並列助詞と「の」
6.数詞、助数詞、接辞
7.存在・所有を表す動詞、変化を表す表現
8.テンス・完了
9.アスペクト
10.可能・自発、引用
11.埋め込み表現、名詞修飾
12.関連づけ、疑問文の種類と文末形式
13.特殊な構文
14.補足
15.まとめ
成績評価方法
以下の①・②により評価する。
① 平常点(出席率、授業への貢献度、課題)
:60%
② 期末試験またはレポート課題:40%
テキスト(参考書)
テキスト:
『初級を教える人のための日本語文法ハンドブック』
(スリーエーネットワーク)
その他、プリントを配布する。
参考書:授業中に随時紹介する。
履修に当たっての留意点
日本語教員課程を専攻する者、日本語教員養成プログラムを受講する者は必ず履修しなければならない。
日本語文法Ⅰに先行して履修しても同時に履修しても構わない。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
304・6304
授 業 科 目 名
担当教員名
日本語教育概論
袴田 麻里
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
必 修
2単位
講 義
授業の目的および概要
日本語教育概論では、日本語教育に関わるさまざまな事柄を概観することによって、日本語教育における自
身の将来像をつくる。日本語学習者とはどのような人を指すのか、どのような日本語を必要としているのか、
どのような機関でどのような学習内容・方法で学習してきたのか、また、どのようなことが言語の習得を助
け、どのようなことが習得を阻害しているのかなど、実態に迫る。
授 業 計 画
1.オリエンテーション、日本語教育の背景
2.日本語学習者の多様性
3.コースデザイン<1>
4.コースデザイン<2>
5.第二言語習得<1>
6.第二言語習得<2>
7.外国語教授法<1>
8.外国語教授法<2>
9.評価
10.言語と社会
11.異文化理解
12.異文化間教育
13.日本語教育史
14.試験、日本語教育の展望と課題
15.振り返り、日本語教育は何を目指すのか
成績評価方法
平常点(出席・授業態度・小レポート)と期末試験またはレポート課題により評価する。
テキスト(参考書)
教科書:
「ベーシック日本語教育」
佐々木泰子編 ひつじ書房
参考書:
「日本語教育ハンドブック」 日本語教育学会編 大修館書店
「新版日本語教育辞典」
日本語教育学会編 大修館書店
履修に当たっての留意点
日本語教員課程を履修する者、日本語教員養成プログラムの受講生は必ず履修しなければならない。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
305・6305
授 業 科 目 名
担当教員名
年少者日本語教育
矢崎 満夫
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
必 修
2単位
講 義
授業の目的および概要
世界の日本語学習者のうち、年少の学習者(初等・中等教育課程で学ぶ児童生徒)が占める割合は全体の
約 65%に及び、世界的に数多くの子どもたちが日本語を学んでいることがわかる。また国内においても、
「日
本語指導が必要な外国人児童生徒等」の数はここ数年増加し続けており、そうした子どもたちを受け入れた
学校現場では、今後どのような教育を展開していったらよいかが問われている。本授業では、学校現場での
教育や研究に携わっている講師の方々も招き、さまざまな角度から「子どもたちのための日本語教育・日本
語支援」について考えていきたい。
授 業 計 画
1.オリエンテーション・年少者日本語教育の概要①
2.年少者日本語教育の概要②
3.小学校における指導の実際①
4.小学校における指導の実際②
5.年少者日本語教育に関する理論①
6.年少者日本語教育に関する理論②
7.国際理解教育と日本語教育①
8.国際理解教育と日本語教育②
9.文科省JSLカリキュラムと教科学習支援①
10.文科省JSLカリキュラムと教科学習支援②
11.地域における日本語支援の取り組み①
12.地域における日本語支援の取り組み②
13.年少者日本語教育の教材とアクティビティ①
14.年少者日本語教育の教材とアクティビティ②
15.まとめ
(以上は予定であり、ゲスト講師の都合によって変更になる場合もある。
)
成績評価方法
外部からのゲスト講師を 4∼5 名程度予定しているが、それぞれの講義終了後に「振り返りレポート」を、
また、学期末には「総合レポート」の提出を課す。評価は、各レポート成績および出欠席の状況等をあわせ、
総合的に行う。
テキスト(参考書)
テキスト:
『子どもといっしょに!日本語授業おもしろネタ集2』
(凡人社)
参考書:
『入国児童のための日本語教育』
(スリーエーネットワーク)
履修に当たっての留意点
いろいろなアクティビティやグループワークなどを取り入れ、単に「話を聞く」講義形式だけではない授
業を目指すことから、受講生たちの積極的な参加姿勢・態度が望まれる。
日本語教員課程を専攻する者、日本語教員養成プログラムの受講生は必ず履修しなければならない。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 3・4年
306・6306
授 業 科 目 名
担当教員名
米勢 治子
横内 美保子
日本語教育演習
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
必 修
2単位
演 習
授業の目的および概要
日本語教育演習では、日本語教育実習現場に対応した実践力を養成することを中心に、それ以外のさまざ
まな学習者も想定した具体的な教室活動方法を考える。
授 業 計 画
1.オリエンテーション
2.教案とは何か
3.文型・語彙の導入と教材
4.課題の発表と振り返り
5.教室見学報告会
6.文法説明の方法と教材
7.課題の発表と振り返り
8.練習の方法
9.正確さのためのドリル
10.課題の発表と振り返り
11.なめらかさのためのドリル
12.課題の発表と振り返り
13.教室活動の計画
14.課題の発表と振り返り
15.まとめ
成績評価方法
以下の①・②により評価する。
① 平常点(出席率、授業態度、課題)
:70%
② 期末試験またはレポート:30%
テキスト(参考書)
教科書:プリント教材配布
参考書:授業中に適宜紹介する。
履修に当たっての留意点
少人数クラスに分けて行う。
日本語教員課程を専攻している者、日本語教員養成プログラムの受講生は必ず履修しなければならない。
日本語教員課程の必修単位をほぼ取得し、日本語教育演習と実習を残すのみであること。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 3・4年
307・6307
授 業 科 目 名
担当教員名
米勢 治子
横内 美保子
日本語教育実習
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
必 修
2単位
実 習
授業の目的および概要
日本語教育実習では、実践的な日本語教授能力はもちろん、実習を通して現場での対応力、社会人として
の総合的なコミュニケーション能力を養う。
実際には、連携する教育現場と履修生の状況に合わせ、実習時間および実習内容を決め、浜松市内で開催
されている日本語学習現場に実習生としての受け入れを外部委託するものである。
授 業 計 画
1.オリエンテーション
2.地域日本語教室見学(1)
3.地域日本語教室見学(2)
4.地域日本語教室見学(3)
5.授業見学(1)
6.授業見学の振り返り
7.授業見学(2)
8.授業見学の振り返り
9.授業見学(3)
10.授業見学の振り返り
11.授業シミュレーション(1)
12.授業シミュレーション(2)
13.授業実習
14.授業実習の振り返り
15.まとめ
外部委託(委託先によって授業内容の変更あり)
*オリエンテーションと実習場所の決定、実習経過報告は「日本語教育演習」の授業内で行う。
成績評価方法
委託先からの報告等を参考に評価する。
テキスト(参考書)
教科書:実習現場の指示に従う。
参考書:実習状況により適宜紹介する。
履修に当たっての留意点
日本語教員課程を専攻している者、日本語教員養成プログラムの受講生は必ず履修しなければならない。
日本語教員課程の必修単位をほぼ取得し、日本語教育演習と実習を残すのみであることが望ましい。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
308・6308
授 業 科 目 名
担当教員名
多文化共生論
米勢 治子
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
必 修
2単位
講 義
授業の目的および概要
本授業は、公開講演によって構成され、
「多文化共生」にまつわる全国の著名な研究者、政策立案者、行政
関係者、実践者を、浜松に招待して行う。公開講演の目的は、受講生や学生のみならず、浜松・静岡県西部
における人々の多文化共生への意識の向上にあり、同時に、全国の著名人たちの間での浜松・静岡県西部へ
の認知度を高めることにある。さらには、本プログラムの社会的認知を広める目的も持っている。
本授業を履修する者は、全国における最新の研究や政策の動向を知り、そして実際に講演で生の声に触れ
ることによって、多文化共生への深い理解と高い社会的意識を養うものとする。さらに、履修者は、講演の
出席だけではなく、講演者の研究や実践についての事前学習、講演記録レポートの作成などに従事する。ま
た講演会の準備や仕切り、その手伝いなどに参加し、講演会を開くためのスキル自体も身につけるものとす
る。
授 業 計 画
1.オリエンテーション、講演会担当のグループ分け
2.第 1 回講演の事前学習
3.第 1 回講演会参加
4.第 1 回講演の記録とフィードバック
5.第 2 回講演の事前学習
6.第 2 回講演会参加
7.第 2 回講演の記録とフィードバック
8.フィールドワーク
9.第 3 回講演の事前学習
10.第 3 回講演会参加
11.第 3 回講演の記録とフィードバック
12.第 4 回講演の事前学習
13.第 4 回講演会参加
14.第 4 回講演の記録とフィードバック
15.まとめ
公開講演は授業期間内に原則として月 1 回、土曜日の午前に開く予定である。ただし、時間や頻度は講演
者や会場の都合により異なる場合もある。また公開講演は、(財)浜松国際交流協会との共催によって行われる。
成績評価方法
公開講演への出席状況、事前学習や準備への参加状況、レポートの提出などで総合的に判断される。
テキスト(参考書)
講演者ごとに必読文献と参考文献を指示する。
履修に当たっての留意点
日本語教員課程を履修する者・日本語教員養成プログラムの受講生には必修科目である。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
309・6309
授 業 科 目 名
担当教員名
異文化理解入門
原澤 伊都夫
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
選 択
2単位
講 義
授業の目的および概要
外国人との共生において必要不可欠な異文化コミュニケーションの基礎知識を養います。
日本語教室は、外国人が日本語を学習する場であるとともに、様々なバックグランドを持つ学習者の異な
る文化がせめぎあう異文化接触の現場でもあります。外国人が日本語を通して日本文化を学ぶと同時に、日
本語教師もまた学習者を通して様々な異文化に接し、影響を受けています。毎回の講義では、異なる文化に
対するとらえ方・接し方についてグループ活動やグループ・ディスカッションを中心に学んでいきます。
授 業 計 画
1回
2回
3回
異文化コミュニケーションとは
異文化摩擦を考える
違いに気づく
(小エッセイ1)
4回
5回
6回
文化とは⑴
文化とは⑵
シミュレーションゲーム
(小エッセイ2)
7回
8回
9回
異文化と認識
異文化適応
自分を知る⑴
(小エッセイ3)
10 回 自分を知る⑵
11 回 非言語コミュニケーション
12 回 教室における非言語動作
(小エッセイ4)
13 回 世界の価値観
14 回 異文化を理解する
15 回 まとめ(エッセイの提出)
(小エッセイ5)
成績評価方法
出席(20%)+小エッセイ(80%)
小エッセイの配点内訳:1回(10%)+2回(10%)+3回(15%)+4回(15%)+5回(30%)
テキスト(参考書)
テキストは特に使用しません。その代わりにプリントを毎回配布しますので、綴じるためのファイルを用
意してください。参考書は適宜、授業内で紹介します。
履修に当たっての留意点
グループ・ワークが中心となりますので、積極的にグループ活動に参加するようにお願いします。また、
授業に参加することも評価の一つとなっていますので、できるだけ休まないようにお願いします。
コード
310・6310
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
授 業 科 目 名
担当教員名
コミュニケーション論
櫻井 龍彦
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
後 期
選 択
2単位
講 義
授業の目的および概要
日本語教員としての教育活動に有用と思われるコミュニケーション論のさまざまな知見について解説す
る。
授 業 計 画
全体の大まかな予定は以下の通りだが、多少変更する可能性もある。
第 1 回∼第 2 回 無文字文化の人間
第 3 回∼第 4 回 文字の発明による人間と社会の変化
第 5 回∼第 6 回 活版印刷の発明と言葉の変容
第 7 回 「想像の共同体」としての社会
第 8 回∼第 9 回 言葉と国家
第 10 回∼第 11 回 多言語社会における言葉
第 12 回∼第 14 回 近代日本と日本語の近代
第 15 回 全体のまとめ
成績評価方法
平常点と期末の試験によって評価する予定。詳細は初回の授業でお知らせする。
テキスト(参考書)
テキストや参考書は特に使用しないが、授業に関連する有用な文献については適宜紹介する。もちろん、
文献についての質問も歓迎する。
履修に当たっての留意点
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
311・6311
授 業 科 目 名
担当教員名
第二言語習得論
津村 公博
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前 期
選 択
2単位
講 義
授業の目的および概要
第二言語習得研究に関する基本的な理論(仮説)を理解する。どのように人は第二言語または外国語を習得す
るプロセスに焦点を当てて考察していきます。
授 業 計 画
第1回 導入
第2回 第二言語習得理論の背景①
第3回 第二言語習得理論の背景②
第4回 対照分析仮説①
第5回 対照分析仮説②
第6回 インプット・インタラクション研究①
第7回 インプット・インタラクション研究②
第8回 インプット仮説①
第9回 インプット仮説②
第 10 回 インプット仮説③
第 11 回 相互作用仮説
第 12 回 アウトプット仮説①
第 13 回 アウトプット仮説②
第 14 回 文化変容モデル
第 15 回 まとめ
成績評価方法
出席及び学期中に随時に実施するレポートを加味して評価する。
テキスト(参考書)
随時こちらで、用意します。
履修に当たっての留意点
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
312・6312
授 業 科 目 名
担当教員名
浜松多文化事情
津村 公博
米勢 治子
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
選 択
2単位
講 義
授業の目的および概要
入管法改正当初来日した南米系外国人労働者は、短期滞在で貯蓄の目標を達すると帰国する傾向が見られ
たが、今日では既に 10 年以上の滞日となる者も少なくない。日本に南米系外国人労働者が急増し始めた当初
は、外国人労働者の就労問題に関心が寄せられることが多かったが、滞在の長期化に伴い、子どもの教育や
地域社会との関係などに関する問題が多く見られるようになった。
本講義では、静岡県西部地域において外国人の就労、教育、福祉、医療の分野等で活動する市民及び市民
団体、公的関係諸機関の職員を招き、それぞれの分野での話を聞くことを通して外国人との共生における課
題や問題に関する知識を高める。
授 業 計 画
第1回 オリエンテーション
第2回∼第 14 回 外国人の就労、教育、福祉、医療等の分野からの専門家を招き、ディスカッションの実
施、受講生の発表を実施
第 15 回 まとめ
成績評価方法
出席及び学期中に随時に実施するレポートを加味して評価する。
テキスト(参考書)
随時こちらで、用意します。
履修に当たっての留意点
コード
313・6313
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
授 業 科 目 名
担当教員名
国際協力論
三輪 千明
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
選 択
2単位
講 義
授業の目的および概要
今日、世界の貧困、紛争や災害という諸問題は、国際協力という視点からもより身近なものとなってき
ている。本科目では、受講生がそうした国際協力に関連する諸問題に対する基本的理解を得たうえで、開
発とは何か、国際協力や日本の政府開発援助(ODA)はどうあるべきかについて自らの意見を構築すること
を目指す。授業では、予習教材の配布やグループ・ワークなどを通して受講生の積極的参加を促すよう努
める。
授 業 計 画
1回目
2回目
3回目
4回目
5回目
6回目
7回目
8回目
9回目
10回目
11回目
12回目
13回目
14回目
15回目
授業紹介、発展途上国とは
OECDと世界銀行、発展途上国での暮らし
開発指標にみる先進国と途上国、貧困とは(1)
貧困とは(2)
貧困とは(3)
南北問題とは(1)
南北問題とは(2)
開発とは(1)
開発とは(2)
開発とは(3)
国際協力の担い手
被援助国としての日本
日本のODA(1)
日本のODA(2)
参加型のプロジェクト立案方法
成績評価方法
評価は、出席と授業参加(20%)
、15 回目に提出予定の期末レポート(80%)による。
テキスト(参考書)
テキストは特定せず、授業では毎回、講義レジュメを配布する。参考文献は授業の中で適時、紹介する。
履修に当たっての留意点
特になし。
コード
314・6314
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
授 業 科 目 名
担当教員名
英会話
Steven J. Willett
科目群
開講期
日本語教員課程
後 期
選択・必修
選 択
単位数
授業形態
1単位
演 習
授業の目的および概要
This is a course in basic conversational English for teachers of Japanese at the beginner to upper
intermediate level. The textbook for the course covers all four elementary speech skills (speaking,
listening, reading and writing), but I will emphasize speaking and listening. In addition to the
textbook, I will present supplementary materials on specific problems teachers may have in explaining
Japanese grammar and syntax to speakers of English or other European languages. These materials
will include model sentences in Japanese and English with explanations.
授 業 計 画
1. Hi: am/are/is, my/mine; This is …
2. Your world: he/she/they, his/her; questions with where/what
3. Personal information: plural to be verbs; negatives, questions & short answers
4. Family and friend: possessive adjectives our/their; possessives; has/have; questions & answers
5. It’s my life: simple present tense; I/youthey; a/an
6. Every day: telling time; simple present tense; he/she/it; questions & negatives
7. Places I like: object pronouns it/them; this/these/that/those; questions & answers
8. Where I live: There is/are, any; locational prepositions
9. Happy birthday: saying years; simple past tense; was/were born; irregular past tense verbs
10. We had a good time: past tense regular & irregular; questions & negatives; short answers
11. We can do it: can/can’t; requests & offers
12. Thank you: want, like, and would like
13. Here and now: simple present tense and present continuous tense; questions & negatives
14. It’s time to go: question word review; present continuous tense for future; review of tenses
15. Additional grammar: present perfect and past perfect tenses (simple & continuous)
成績評価方法
Grades are based on the following standards: attendance 40%, class participation 40%, final exam
20%.
テキスト(参考書)
Liz Soars & John Soars, American Headway Starter Student Book (with audio CD). Oxford
University Press: Tokyo. ISBN 13: 9780194385664.
履修に当たっての留意点
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
315・6315
授 業 科 目 名
担当教員名
スペイン語Ⅰ
三輪 千明
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
選 択
1単位
演 習
授業の目的および概要
本授業は、スペイン語の初学者を対象に、基本的な文法の理解と簡単な会話の習得を目指す。授業では
会話練習に力を注ぎ、スペイン語を母語とする日本語初級者に接する際に必要となる単語や表現の学習も
随時取り入れる。また、学習内容に沿ったスペイン語圏の音楽なども適時紹介しつつ、スペイン語圏の文
化・芸術に対する受講生の関心も喚起したい。
授 業 計 画
1 回目
2 回目
3 回目
4 回目
5 回目
6 回目
7 回目
8 回目
9 回目
10 回目
11 回目
12 回目
13 回目
14 回目
15 回目
授業紹介、アルファベト、発音、アクセント
名詞の性と数、冠詞、基数、会話練習、主格人称代名詞
直説法現在形(ar 動詞の規則活用)
、疑問文と否定文、会話練習
直説法現在形(er 動詞の規則活用)
、疑問文と否定文、会話練習
直説法現在形(ir 動詞の規則活用)
、疑問文と否定文、会話練習
直説法現在形の全体復習、応用会話練習、基数
ser, estar の直説法現在形、疑問詞 quién と qué、会話練習
形容詞の性と数、ser, estar 動詞の使い分け、会話練習
中間小テスト、ラテンアメリカ地域の文化
テストに基づく復習、hay の用法、前置詞、会話練習
直説法現在形(不規則活用 1)
、目的格人称代名詞、会話練習
直説法現在形(不規則活用 2)
、所有形容詞の前置形、前置詞格人称代名詞、会話練習
直説法現在形(不規則活用 3)
、指示形容詞、指示代名詞、会話練習
gustar 型の動詞、所有形容詞の後置形、副詞 muy と mucho、会話練習
まとめ
成績評価方法
評価は、出席と授業参加(20%)
、中間小テスト(20%)
、15 回目に行う期末試験(60%)による。
テキスト(参考書)
テキストとして、田村さと子著『アニモ!』白水社 2007 年(2,100 円)を使用する。西和辞典は 1 回目の
授業で紹介するので、各自購入のこと。
履修に当たっての留意点
週 1 回の語学学習であるため、各自の予習・復習を前提とする。
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
316・6316
授 業 科 目 名
担当教員名
ポルトガル語Ⅰ
髙阪 香津美
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
選 択
1単位
演 習
授業の目的および概要
浜松市にみられるブラジル国籍の外国人登録者は約 1 万 9 千人にのぼり,この数は日本のすべての市町村の
中で最も多いといわれています.このように,ブラジル人住民が私たちにとって身近な存在になりつつあるい
ま,彼らの母語であるポルトガル語を学習することは,日本語教育に携わる者として有益であるだけでなく,地
域住民として多文化共生社会を構築する上で大変意義深いことであるといえます.そこで,本授業では,ポルト
ガル語の基礎文法を丁寧に学習することで,最終的に,受講者がそれらのルールを駆使しながら,ブラジル人住
民と初歩的なコミュニケーションがとれるようになることを目指します.
授 業 計 画
1 回 授業の進め方に関する説明,ポルトガル語の挨拶表現など
2 回 ポルトガル語の文字と発音
3 回 ポルトガル語の名詞及び冠詞の特徴とその使い方,動詞 ser の意味と活用,動詞 ser を用いた様々な表現
4 回 問題演習による前回の文法事項の確認
5 回 ポルトガル語の指示詞および所有形容詞の特徴とその使い方
6 回 問題演習による前回の文法事項の確認
7 回 これまでに学習したことのまとめ
8 回 複数形の作り方と数に関する表現
9 回 問題演習による前回の文法事項の確認
10 回 ポルトガル語の形容詞の特徴とその使い方
11 回 問題演習による前回の文法事項の確認
12 回 -ar, -er, -ir 動詞の活用(現在)とそれらを用いた様々な表現,ポルトガル語の前置詞の特徴とその使い方
13 回 問題演習による前回の文法事項の確認
14 回 今学期に学習したことの総復習
15 回 まとめ
*授業の進度については,受講生の理解度をみながら,適宜,修正を加えるつもりです.
成績評価方法
中間テスト(35%),期末テスト(50%).残りは,出席や授業態度などで評価します.
テキスト(参考書)
教科書:兼安シルビア典子(2006)「生きたブラジルポルトガル語」同学社
そのほか,必要に応じて,適宜,プリント教材を配布します.
履修に当たっての留意点
プリントを保管できるファイル等をご準備ください.
電車のアナウンスや街にみられる表示など,日常で用いられているポルトガル語に注目してみて下さい.
コード
現代コミュニケーション学部 現代・子どもコミュニケーション学科 1・2・3・4年
317・6317
授 業 科 目 名
担当教員名
ポルトガル語Ⅱ
岩村ウイリアン雅浩
科目群
開講期
選択・必修
単位数
授業形態
日本語教員課程
前期・後期
選 択
1単位
演 習
授業の目的および概要
基礎的な文法を復習しつつ中級のポルトガル語を身につけ、日常会話が話せるレベルを目指す。教材は、
Aliança Cultural Brasil-Japão (サンパウロ 日伯文化協会)が開発したものを使用する。ただし、受講生
のカラーによって、難易度を決めていく。また、全体のニーズを把握しつつ、使用教材や参考書をも随時紹
介。さらに、文法の学習にかたよらないように、在日ブラジル人の現実に目を向けながら、教材を工夫(在
日ブラジル人向けの新聞や雑誌等)していく予定である。
授 業 計 画
初回の授業に自己紹介を兼ねて受講生のレベルとニーズを把握し、以後、授業内容をアレンジしていく。
なお、使用予定教材は 2 つのレベルに分けられるが、差し当たっての内容(あくまでも一つの目安として)
は、以下あげられる。
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
動詞活用(現在、過去)
人称代名詞
現在完了
不完全過去
まとめ(まとめ)
関係代名詞
第7回、第8回
第9回、第 10 回
第 11 回、第 12 回
第 13 回
第 14 回
第 15 回
比較級
過去完了・複合形
未来
過去未来
まとめ
14 回の授業を振り返る
成績評価方法
第 5 回目の授業に、中間テストを実施する。また、第 14 回目には全体を通してのテストと小レポートを課
す予定である。出席状況も考慮する。
テキスト(参考書)
“Aliança Cultural Brasil-Japão CURSO DE PORTUGÊS 1.o ESTÁGIO” Inês Kato Yamada, Líria Yoshiyasu
“Aliança Cultural Brasil-Japão CURSO DE PORTUGÊS 2.o ESTÁGIO” Inês Kato Yamada, Líria Yoshiyasu
※ いずれも参考書である。第 1 回目にプリント(コピー)配布。また、本格的にポルトガル語の書く能力(文法)を
マスターしたい受講生には、『「図と表で整理する」ブラジルポルトガル語文法』 田所清克、伊藤奈希砂共著 国際
語学社 (2,800 円+税) 〔オレンジ色と黄色のカバー〕を参考にされたい。
履修に当たっての留意点
語学のレベルアップには歯何よりも基礎が欠かせない。ポルトガル語Ⅰを事前に履修しておくとよい。語
学学習に重要なのは、復習は言うまでもなく、とにかく”praticar”(実践する、つかってみる)である。
積極的な姿勢が期待される。