第2章 吉野川市の状況 第 2 章 吉野川市の状況(地域特性) 1 吉野川市の地域特性 (1)位置・地勢 吉野川市は、『四国三郎』と呼ばれる吉野川中流域南岸に開けた、人口 45,782 人(平成 17 年国勢調査)、総面積は 144.19 平方キロメートルのまちです。吉野 川市を取り巻く自然条件は、北側には吉野川、南側は四国山地の山々に囲まれてい ます。 北は吉野川を挟んで阿波市、東から南は名西郡、西は美馬市に接しており、東に は徳島市を中心とする徳島都市圏が広がっています。 吉野川市と周辺を結ぶ主要な交通網として、徳島市から吉野川市を経て三好市に 向かう国道 192 号とJR徳島線があります。この路線は吉野川市の鴨島町、川島 町、山川町を結び、市の交通の骨格をなしています。また、吉野川市鴨島町から阿 波市を経て香川県東かがわ市に至る国道 318 号、吉野川市山川町から同美郷を経 て海部郡海陽町に至る国道 193 号などが主要な路線となっています。 国道 318 号を北上すると徳島自動車道土成インターチェンジがあり、市西部か らは脇町インターチェンジが近く、徳島空港や高松空港が約 30 キロメートル圏内 にあるなど、高速交通網へのアクセスを容易にしています。 《吉野川市の位置》 吉野川市 r=半径 9 第2章 吉野川市の状況(地域特性) (2)人口・世帯 市の人口は、減少傾向が続いています。平成 17 年国勢調査人口は 45,782 人 で、平成2年と比較して 6.4%の減となっています。これを年齢別にみると、65 歳以上の高齢者の割合が高くなり、平成2年の 17.6%から平成 17 年には、28.1% まで増加しています。その一方で 15 歳未満の若年者の割合は平成2年の 17.7% から平成 17 年には 12.2%まで低下し、少子・高齢化が急速に進んでいることが 分かります。 図表 0% 年代別人口の動向 20% 40% 60% 80% 100% 昭和55年 9,878 32,203 6,596 昭和60年 9,726 32,154 7,420 平成2年 8,670 平成7年 7,490 平成12年 6,349 31,618 8,626 30,235 10,609 28,465 平成17年 5,609 11,890 27,309 15歳未満(人) 12,848 15∼65歳未満(人) (人口総数) 48,677人 49,302人 48,938人 48,383人 46,794人 45,782人 65歳以上(人) 資料:国勢調査(人口総数は年齢不詳を含む) 人口が減少傾向にある一方で、世帯数は増加傾向にあります。1世帯当たりの人 員は減少し、核家族が増加しています。 図表 世帯数と1世帯当たりの人員の推移 (世帯) 16,000 15,000 14,000 13,000 12,000 世帯数 1世帯当たりの人員 資料:国勢調査 10 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 13,490 3.61 13,831 3.56 14,166 3.45 14,724 3.29 15,102 3.10 15,498 2.95 (人) 4 3.5 3 2.5 2 1.5 1 0.5 0 第 2 章 吉野川市の状況(地域特性) (3)出生と死亡 平成 17 年の出生数は、年間 316 人となっていますが、ここ数年、徐々に減少 傾向にあります。一方、死亡数は出生数を毎年上回っており、年々人口は減少して います。 図表 600 出生数と死亡数の推移 (人) 538 530 516 476 400 364 529 528 509 454 381 351 331 332 337 295 316 200 0 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 出生数 死亡数 資料:保健統計年報 (4)婚姻と離婚 婚姻と離婚の状況は、婚姻数・離婚数ともに増減を繰り返していますが、離婚数 は、平成 10 年に比べると、ここ数年において増加傾向にあり、ひとり親世帯の増 加につながっています。 図表 婚姻数と離婚数の推移 (件) 300 243 209 213 206 204 202 192 200 100 98 59 63 82 85 101 175 82 72 0 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 婚姻数 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 離婚数 資料:保健統計年報 11 第2章 吉野川市の状況(地域特性) (5)産 業 吉野川市は、吉野川中流域の中で商業、農業、工業等の一定の集積は見られます が、近年の厳しい経済状況や都市間・地域間の競争激化などの影響によって、年々 厳しさを増すという状況になっています。 産業別人口割合は、平成 17 年国勢調査によると、就業者は 20,625 人で、※第 1次産業 9.1%、※第2次産業 27.0%、※第3次産業 61.2%となっています。昭 和 55 年に比べ、第1次産業の就業割合は減少し、第3次産業の割合が増加してい ます。 図表 0% 産業別就業者数の動向 20% 40% 60% 80% 昭和55年 4,177 8,172 11,598 昭和60年 3,978 7,826 11,607 平成2年 3,054 平成7年 2,694 平成12年 2,143 8,050 7,558 第1次産業(人) 23,968人 30 23,441人 66 23,200人 36 23,077人 65 21,472人 565 20,625人 12,789 12,704 5,569 12,613 第2次産業(人) 第3次産業(人) (就業者数) 21 12,030 6,560 平成17年 1,878 100% 分類不能 資料:国勢調査 また、平成 16 年事業所・企業統計調査では、吉野川市内にある産業は、第1次 産業が 0.5%、続いて第2次産業が 19.0%、第3次産業が 80.5%となっています。 図表 0% 吉野川市内の産業別事業所数 20% 40% 383 第2次産業(件) 資料:平成 16 年事業所・企業統計調査 12 80% 1,627 11 第1次産業(件) 60% 第3次産業(件) 100% 第 2 章 吉野川市の状況(地域特性) 第3次産業の内訳をみると、卸売・小売業が 696 件(42.8%)と一番多く、続 いて、その他のサービス業が 418 件(25.7%)、飲食店・宿泊業が 231 件(14.2%) となっています。 図表 800 第3次産業の内訳 (件) 卸売・小売業 700 696 その他サービス業 飲食店・宿泊業 600 医療・福祉 500 不動産業 418 教育・学習支援業 400 金融・保険業 300 運輸業 231 複合サービス業 200 情報通信業 106 100 52 51 31 24 0 12 5 電気・ガス・熱供給・水道 業 1 資料:平成 16 年事業所・企業統計調査 13 第2章 吉野川市の状況(地域特性) (6)教育・子育て施設 市内には、幼稚園が 19 園(うち休園4、私立1)、保育所(園)が 12 か所あ り、平成 18 年度の幼稚園児数は 629 人、保育所(園)児数は 611 人となっていま す。 図表 幼稚園・保育所(園)の乳幼児数の推移 (人) 1000 805 793 800 778 736 595 600 671 571 579 671 591 662 600 644 630 613 612 637 603 574 572 629611 400 200 0 平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 平成12年 幼稚園児数 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 保育所(園)児数 資料:徳島県統計書及び厚生労働省「社会福祉施設等調査」 義務教育については、小学校が 18 校(うち休校4)、中学校が5校あり、平成 18 年度の生徒数は小学校で 2,288 人、中学校で 1,189 人となっており、年々減 少の傾向にあります。小学校については1校当たりの平均生徒数が 127 人となり、 全体として小規模校が多いことが分かります。 図表 小学校・中学校の生徒数の推移 (人) 4,000 3,080 3,000 2,000 1,831 2,961 1,826 2,869 1,732 2,823 1,612 2,678 1,540 2,586 2,531 1,485 1,425 2,441 1,372 2,377 1,343 2,328 1,330 2,288 1,189 1,000 0 平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 小学校児童数 資料:徳島県統計書 14 中学校生徒数 第 2 章 吉野川市の状況(地域特性) (7)医療施設 市内には病院が5か所、診療所が 43 か所あり、地域の医療を支えています。一 般診療所は平成 11 年まで増加し、それ以降は横ばいとなっています。 図表 医科医療施設の動向 (か所) 50 39 40 45 40 38 43 43 44 43 43 43 43 30 20 10 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 5 0 平成8年 平成9年 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 病院数 一般診療所数 資料:吉野川保健所業務概要 吉野川市には歯科診療所が 25 か所あり、市内の歯科医療を支えています。 図表 歯科医療施設の動向 22 23 (か所) 30 22 22 平成8年 平成9年 22 23 23 23 24 24 25 20 10 0 平成10年 平成11年 平成12年 平成13年 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 歯科診療所数 資料:吉野川保健所業務概要 (8)財政状況 市の財政は、国から配分される地方交付税に大きく依存しています。平成 18 年 度の吉野川市の※財政力指数は、0.43 となっており、市税などの自主財源(基準財 政収入額)が標準的な行財政運営に必要な金額(基準財政需要額)の半分にも満た ない構造になっています。また、※経常収支比率が 89.6%となっており、人件費や ※ 扶助費などの義務的経費の占める割合が極めて高く、厳しい財政状況となってい ます。 15 第2章 吉野川市の状況(地域特性) 図表 経済に関係する指標 国 県 吉野川市 資 料 0.52 0.44 0.43 国・県:平成17年度普通会計決算 市:平成18年度普通会計決算 462,447 505,700 475,729 国・県:平成17年度普通会計決算 市:平成18年度普通会計決算 90.2 91.2 89.6 国・県:平成17年度普通会計決算 市:平成18年度普通会計決算 39.8 35.5 合併まちづくり計画基本構想 (平成13年度市町村財政概要) 2,916 2,724 2,197 完全失業率(%) 4.7 4.9 5.8 平成12年国勢調査 老年人口割合(%) 20.1 24.4 28.1 平成17年国勢調査 離婚率 2.08 1.96 1.58 平成17年保健統計年報 69.7 81.0 合併まちづくり計画基本構想(平成1 4年度総務省統計局資料) 13.7 12.8 国:平成18年9月速報値 県・市:平成18 年度被保護人員・被保護世帯数・被保護 率速報値 718.2 783.7 財政力指数 人口1人当たり地方債 現在高(円) 経常収支比率(%) 自主財源割合(%) 1人当たり所得(千円) (人口千人当たり) 持ち家割合 〔一般世帯〕(%) 生活保護率 11.8 (人口千人当たり) 自動車保有台数(台) (人口千人当たり) …国・県より値の良いもの 国:平成14年度総務省統計局資料 県・市:平成11年度市町村所得推計結果 合併まちづくり計画基本構想 (H13.3.31現在自動車数の推移) …国・県より値の悪いもの 平成 18 年度決算状況では、特別会計の決算額は 163 億円となっています。 その中でも、『国民健康保険』・『老人保健(老人医療)』・『介護保険』を合わせた 経費は 135 億円となっており、健康問題に関係が深い経費が多くかかっている 状況があります。 図表 (億円) 220 200 180 決算状況 一般会計 特別会計 (192億円) (163億円) 諸支出金, 11 公債費, 23 160 140 そ 教育費, 25 の 他, 28 水道・下水道 農業集落排水 等 消防費, 7 120 土木費, 20 100 農林水産 業費, 9 80 介護 保険, 38 商工費, 1.8 衛生費, 19 135億円 60 老人 保健, 52 民生費, 52 40 20 総務費, 22 0 議会費, 1.9 一般会計 資料:平成 18 年度一般会計・特別会計歳入歳出決算書 16 国民 健康 保険, 45 特別会計 第2章 2 吉野川市の状況(社会保障の視点から見た健康実態) 市民の健康実態 ●●●(1)社会保障の視点からみた健康実態●●● ●出生・新生児死亡・乳児死亡・死産・周産期死亡の状況 出生数は減少傾向にあり、新生児死亡・乳児死亡・死産・周産期死亡は県平均と なっています。 ●人口の高齢化 高齢化率は 28.1%で、人口の約 3.6 人に 1 人が 65 歳以上であり、全国や県に 比べて、高齢化の進行が早く、今後ますます社会保障の負担が増加すると考えられ ます。 ●死亡の状況 第1∼4位までの死亡原因は全国・県と同様、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、 肺炎の順ですが、腎不全が第5位と特徴的です。 ●生活保護の状況 ※ 医療扶助率は 91.2%で全国に比べ約 10 ポイント高く、生活保護受給者のほと んどが医療を必要としている状況があります。 ●障害の状況 ※ 介護保険第2号被保険者(65 歳未満)について、予防可能といわれている脳血 管疾患と糖尿病が上位2位を占めています。 平成 17 年度の1人当たりの介護給付費は 311,038 円で、全国の 252,095 円 に比べ約6万円多く、介護が家庭経済に大きく影響を及ぼしていると考えられます。 ●医療の状況 一般医療費全国1位の徳島県の1人当たり医療費が 277,280 円であるのに対 し、吉野川市は 324,702 円で県より約5万円多くなっています。 疾患別に見ると、国保被保険者の 12.8%が糖尿病の治療を受けている状況とな っています。 ●人工透析の状況 国保被保険者の人工透析患者総数は、平成 18 年で 81 人、新規導入者は 12 人 となっています。透析の導入の原因疾患を見ると、糖尿病が約半数を占めています。 ●健診の状況 国保被保険者の基本健診受診状況は、40∼64 歳の受診率が男女とも低く、特に 男性は、全年代にわたり低い受診率となっています。 17 第2章 吉野川市の状況(社会保障の視点から見た健康実態) 図表 項 社会保障の視点から見た健康実態 全国 目 徳島県 127,767,994人 率 出生 (人口千対) 1,062,530人 8.4 新生児死亡(出生千 1,510人 1.4 対) 乳児死亡 (出生千対) 2,958人 2.8 死産 (出生千対) 31,818人 29.1 周産期死亡(出生千 5,149人 4.8 対) 65歳以上人口 25,672,005人 高齢化率 20.1% 809,950人 率 総人口(平成17年10月1日) 実数 母 平子 成保 1健 7の 年状 況 実数 5,913人 11人 18人 171人 34人 ( ︶ 平均寿命 (平成17年) 男性 女性 順位 死亡の状況 (平成16年) 悪性新生物 253.9 24.0% 心疾患 126.5 13.8% 脳血管疾患 102.3 12.1% 肺炎 75.7 4.2% 不慮の事故 30.3 34.4% 早世予防からみた死亡 男 女 合計 (0∼64歳) 132,866人 62,037人 194,903人 (平成17年) 22.7% 12.4% 18.0% 生活保護率(千人対) 11.7 保生 護活 医療扶助率 81.3% 介 護 保 険 の 状 況 介護保険第2号被保 険者 (65歳未満)の 原因疾患 ︵ 第1位 第2位 第3位 第4位 第5位 被保険者数 一般 退職 老人 平 国 成 保 1 の 7 状 年 況 度 加入率 ︶ 医療費総額 一般医療費 退職医療費 (平成18年度) 老人医療費 の国 医保 況療加 の入 状者 透 状析 況患 者 特 対 定 象 健 者 診 給付費総額 6.3兆円 1人当り金額 252,095円 4,303,865人 17.0% 要介護2ま での割合 原因 57.7% 4.4% がん(末期) 3.4% 関節リウマチ 8.7% 糖尿病(合併症) 7.0% 47,793,958 28,793,628 7,643,332 11,356,998 要介護3、 4、5の割合 57.5% 9.2% 9.6% 4.4% 4.0% 脳血管疾患 初老期認知症 女性 健 男性 受 者診 診 数受 率 診 女性 18 40∼64歳 65∼74歳 40∼64歳 65∼74歳 40∼64歳 65∼74歳 40∼64歳 65∼74歳 78.0 歳 (H17年11月) 84.9歳 528人 原因 原因 人口10万対 65歳未満比 率 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 不慮の事故 男 894人 20.2% 289.8 20.1% 169.6 10.8% 127.1 8.5% 108.1 3.3% 42.3 30.4% 女 合計 379人 1,273人 9.1% 14.8% 13.7 289.0 15.0% 210.8 12.4% 169.5 9.0% 128.2 3.4% 30.4 0.0% 女 合計 28人 67人 10.1% 12.7% 13.0 (H19年9月) 給付費総額 1人当り 全国順位 給付費総額 1人当り 県内順位 631億円 320,377円 41,898人 21.3% 1位 39億円 311,038円 2,841人 22.6% 16位 要介護2ま での割合 要介護3、 4、5の割合 原因 悪性新生物 心疾患 脳血管疾患 肺炎 腎不全 男 39人 15.4% 87.7% 原因 54.2% 11.5% 3.6% 10.5% 3.9% 277,672 151,118 45,157 81,397 脳血管疾患 関節リウマチ 初老期認知症 糖尿病(合併症) パーキンソン病 91.2% 57.4% 6.2% 9.4% 4.6% 3.7% 要介護2ま 要介護3、 での割合 4、5の割合 46.7% 19.7% 12.1% 3.0% 6.1% 15,876 8,205 2,447 5,224 脳血管疾患 糖尿病(合併症) 関節リウマチ 脊髄小脳変性症 脊柱管狭窄症 人 人 人 人 全国順位 53.8% 3.8% 19.2% 7.7% 0.0% 人 人 人 人 県内順位 37.4% 34.0% 1人当たりの医療費 1人当たりの医療費 全国順位 1人当たりの医療費 県内順位 386,446円 212,244円 388,321円 826,843円 461,852円 277,280円 431,352円 821,442円 11位 1位 5位 21位 484,447円 324,702円 409,502円 770,455円 7位 5位 13位 13位 生活習慣病 男性 6.9 3.2 3.2 24.7 6.3 12,848人 28.1% 65歳未満比 人口10万対 率 人 人 人 人 被保険者に 治療者数 に占める割合 占める割合 糖尿病 虚血性心疾患 脳血管疾患 患者総数 人口100万対 新規導入者数 糖尿病性腎症 その他(不明含む) 316人 1人 1人 8人 2人 8,367人 第1位 第2位 第3位 第4位 第5位 介護給付費 (平成17年度) 要介護認定者数 認定率 7.3 1.9 3.0 28.1 5.7 78.09歳 85.67歳 65歳未満比 人口10万対 率 原因 45,766人 率 実数 197,313人 24.4% 78.79歳 85.75歳 1,028,602人 総数 吉野川市 264,473人(H18年) 2,082 33,935人 13,920人 41.0% 20,015人 59.0% 生活習慣病 34.0% 44位 被保険者に 治療者数 に占める割合 占める割合 32,764人 31.6% 12.0% 27,458人 26.5% 10.1% 20,332人 19.6% 7.5% 2,223人(H18年) 2,723 261人 117人 44.8% 144人 55.2% 39,440人 30,450人 40,166人 35,967人 6,231人 15.8% 10,664人 35.0% 11,475人 28.6% 16,378人 45.5% 15位 生活習慣病 被保険者に 治療者数 に占める割合 占める割合 2,064人 30.4% 12.8% 1,639人 24.1% 9.8% 1,063人 15.6% 6.4% 153人(H19.4月) (H18年国保 81人) 3,281 12人 (H18年 国保のみ) 50.0% 50.0% H 19 年 度 男性 女性 16.6% 45.1% 28.6% 62.4% 6人 6人 1,971人 1,764人 2,070人 2,091人 328人 796人 591人 1,304人 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) ●●●●●(2)母子保健分野の健康実態●●●●● 栄養・食生活 1)妊婦の貧血状況 妊婦の貧血状況をみると、平成 18 年度に妊婦一般健診を受けた実人員 373 人 のうち、14.5%(54 人)の妊婦が貧血となっています。 図表 0% 20% 貧血状況(妊婦) 40% 60% 14.5 80% 100% 85.5 貧血あり 貧血なし 資料:平成 18 年度母子保健事業報告 2)食事・間食の摂取状況 3歳児の1日の食事回数をみると、平成 18 年度3歳児健康診査を受けた 323 人のうち、1日3回食事をしている子どもは、96.0%(310 人)となっています。 図表 0% 20% 1日の食事回数(3歳児) 40% 60% 80% 100% 96.0 2.2 1.5 3回 2回または3回 2回 0.3 未記入 資料:平成 18 年度3歳児健康診査 19 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) 3歳児の1日の野菜の摂取状況をみると、平成 18 年度3歳児健康診査を受けた 323 人のうち、野菜を『1日1回』・ 『あまり食べない』子どもの割合が 47.1% (153 人)となっています。 図表 0% 野菜を食べる回数(3歳児) 20% 40% 60% 51.4 2回または3回 80% 31.0 1回 あまり食べない 100% 16.1 1.5 未記入 資料:平成 18 年度3歳児健康診査 3歳児の間食の摂取状況をみると、平成 18 年度に3歳児歯科健康診査を受けた 322 人のうち、14.3%(46 人)の子どもが3回以上間食をしている状況があり ます。 図表 0% 20% 間食の回数(3歳児) 40% 14.3 85.7 3回以上 資料:平成 18 年度3歳児歯科健康診査 20 60% 2回以下 80% 100% 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) 小学生・中学生の朝食の摂取状況をみると、朝食を『ほとんど食べない』児童・ 生徒の割合は、男女ともに小学生より中学生が高くなっています。 図表 0% 朝食の摂取状況(小学生・中学生) 20% 40% 60% 80% 100% 3.3 8.1 84.8 小学生男子 3.8 2.2 14.7 80.9 小学生女子 2.2 6.2 71.9 中学生男子 9.4 5.3 7.9 2.6 84.2 中学生女子 毎日食べる 週4∼6日食べる 12.5 週1∼3日食べる ほとんど食べない 資料:平成 17 年度ふれあい食体験事業 朝食を食べない理由では、『早く起きられない』・『食欲がない』という理由を合 わせると、小学生・中学生の男女ともに 70%以上となっています。 図表 0% 20% 40% 60% 43.8 小学生男子 35.9 22.2 中学生女子 早く起きられない 80% 31.3 35.9 小学生女子 中学生男子 朝食を食べない理由(小学生・中学生) 6.3 6.3 5.1 15.4 66.7 50.0 食欲がない 100% 12.3 7.7 11.1 50.0 太りたくない その他 無回答 資料:平成 17 年度ふれあい食体験事業 21 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) 休養・こころの健康 3歳児の睡眠時間をみると、平成 18 年度に3歳児健康診査を受けた 323 人の うち、夜 10 時以降に寝る子どもの割合が 16.7%(54 人)となっています。 図表 0% 20% 就寝時間の状況(3歳児) 40% 60% 16.7 80% 100% 83.3 夜10時以降に寝る 夜10時までに寝る 資料:平成 18 年度3歳児健康診査 た ば こ 妊婦の喫煙状況をみると、平成 18 年度に妊娠届をした 319 人のうち、7.2% (23 人)の妊婦がたばこを吸っている状況があります。 図表 0% 20% 40% 7.2 60% 91.5 吸う 資料:平成 18 年度妊娠届 22 喫煙状況(妊婦) 吸わない 80% 100% 1.3 未記入 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) アルコール 妊婦の飲酒状況をみると、平成 18 年度に妊娠届をした 319 人のうち、0.9% (3人)の妊婦がアルコールを『よく飲む』状況となっています。 図表 0% 飲酒状況(妊婦) 20% 40% 60% 0.9 6.6 80% 100% 91.5 よく飲む 時々飲む 1.0 飲まない 未記入 資料:平成 18 年度妊娠届 歯と口の健康 むし歯の保有状況をみると、平成18年度3歳児歯科健康診査を受けた 322 人 のうち 63.7%(205 人)が『むし歯なし』であり、年々『むし歯なし』の割合が 増えています。 図表 0% 平成16年度 平成17年度 平成18年度 むし歯の保有状況(3歳児) 20% 40% 60% 52.3 100% 47.7 56.5 43.5 63.7 むし歯なし 80% 36.3 むし歯あり 資料:平成18年度3歳児歯科健康診査 23 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) 生活習慣病・その他 1)幼児の身体状況 1歳6か月児の身体状況をみると、平成 18 年度に1歳6か月児健康診査を受け た 306 人のうち、肥満(ふとりぎみ・ややふとりすぎ・ふとりすぎ)の割合が 2.9% (9人)となっており、やせ(やせ・やせすぎ)の割合は 1.6%(5人)となって います。 図表 0% 1歳6か月児の身体状況 20% 40% 60% 80% 100% 0.6 95.5 2.3 1.6 やせすぎ やせ ふつう ふとりぎみ ややふとりすぎ ふとりすぎ 資料:平成 18 年度1歳6か月児健康診査 3歳児では、平成 18 年度3歳児健康診査を受けた 323 人のうち肥満(ふとり ぎみ・ややふとりすぎ・ふとりすぎ)の割合が 5.3%(17 人)となっており、や せ(やせ・やせすぎ)の割合が 1.2%(4人)となっています。 図表 0% 20% 3歳児の身体状況 40% 60% 80% 100% 93.5 0.6 0.3 0.6 3.1 やせすぎ やせ ふつう ふとりぎみ 資料:平成 18 年度3歳児健康診査 24 ややふとりすぎ 1.9 ふとりすぎ 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) 2)小学生の身体状況 男子の身体状況をみると、4年生より肥満(軽度肥満・中等度肥満・高度肥満) の割合が 15%以上となっています。 図表 0% 1年 20% 6年 60% 80% 89.6 87.0 6.0 8.1 80.9 1.0 1.9 1.0 やせ 普通 100% 1.1 2.8 4.0 2.5 5.4 2.5 5.7 5.2 2.1 91.5 3年 5年 40% 0.6 2年 4年 小学生の身体状況(男子) 4.0 82.8 7.4 4.2 3.7 84.4 6.8 4.9 2.9 軽度肥満 中等度肥満 高度肥満 資料:平成18年度吉野川市小学校保健統計 女子では、肥満(軽度肥満・中等度肥満・高度肥満)の割合が 15%を超えた学 年はないものの、3年生より肥満(軽度肥満・中等度肥満・高度肥満)の割合が 10%以上となっています。 図表 0% 20% 小学生の身体状況(女子) 40% 60% 93.3 1年 87.0 85.7 6.3 5.3 1.1 1.1 3年 87.3 0.6 4年 5年 6年 1.6 100% 3.7 1.8 1.2 4.2 1.1 3.2 0.6 8.1 3.4 5.7 5.7 1.6 90.4 2年 80% 6.8 87.8 1.1 やせ 普通 軽度肥満 中等度肥満 3.2 1.1 高度肥満 資料:平成18年度吉野川市小学校保健統計 25 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) 3)中学生の身体状況 男子の身体状況をみると、学年が上がるにつれ、肥満(軽度肥満・中等度肥満・ 高度肥満)の割合は減っているものの、どの学年においても軽度肥満より中等度肥 満の割合が高くなっています。 図表 0% 中学生の身体状況(男子) 20% 40% 60% 78.3 1年 80% 100% 8.6 9.1 3.4 0.6 83.3 2年 6.0 7.7 2.1 0.9 84.6 3年 5.6 6.4 1.7 1.7 やせ 普通 軽度肥満 中等度肥満 高度肥満 資料:平成18年度吉野川市中学校保健統計 女子では、肥満(軽度肥満・中等度肥満・高度肥満)の割合がどの学年も 10% を超えており、その中でも軽度肥満の割合が高くなっています。 図表 0% 中学生の身体状況(女子) 20% 40% 60% 86.0 1年 80% 100% 4.9 4.2 2.8 2.1 79.9 2年 8.4 6.9 1.6 6.9 4.2 2.7 3.2 85.7 3年 0.5 やせ 普通 軽度肥満 資料:平成18年度吉野川市中学校保健統計 26 中等度肥満 高度肥満 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) 幼児の成長度(肥満・やせ)判定のめやす 体 格 肥 満 度 −15%未満∼15%未満 15%以上20%未満 20%以上30%未満 30%以上 −15%以下−20%未満 −20%以下 ふつう ふとりぎみ ややふとりすぎ ふとりすぎ やせ やせすぎ 徳島県母子保健マニュアルより 小・中学生の体格判定のめやす 体 格 肥 満 度 やせ 普通 軽度肥満 中等度肥満 高度肥満 −20%以下 −20%未満∼20%未満 20%以上30%未満 30%以上50%未満 50%以上 吉野川市学校保健統計より 《肥満度の求め方》 * 肥満度(%)=〔実測体重(kg)− 標準体重(kg) 〕÷標準体重(kg)×100 *小・中学生の体格判定は徳島県標準体重表を使用 27 第2章 吉野川市の状況(母子保健分野の健康実態) 4)1歳6か月児・3歳児健康診査結果状況 1歳6か月児健康診査結果をみると、平成 18 年度に受診した 306 人のうち、 『要経過観察』と判断された子どもの割合は、53.6%(164 人)で平成 17 年度 より増加しています。 図表 0% 1歳6か月児健康診査結果 20% 平成17年度 38.8 平成18年度 36.9 異常なし 要指導 40% 60% 9.7 3.9 要経過観察 80% 100% 42.4 8.8 0.3 53.6 5.6 要精密 要治療 資料:母子保健事業報告 3歳児健康診査結果をみると、平成 18 年度に受診した 323 人のうち、『要経 過観察』と判断された子どもの割合は、37.2%(120 人)で平成 17 年度より増 加しています。 図表 0% 3歳児健康診査結果 20% 平成17年度 60% 50.8 平成18年度 45.2 異常なし 要指導 資料:母子保健事業報告 28 40% 8.2 7.4 要経過観察 80% 18.0 100% 23.0 37.2 要精密 9.6 要治療 0.6 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) ●●●●●(3)成人保健分野の健康実態 ●●●●● 栄養・食生活 1)朝食の摂取状況 男性では、若い年代ほど朝食を『ほとんど毎日食べる』人の割合が低くなって います。特に 30 歳代において『ほとんど食べない』人の割合が高い状況があり ます。 図表 朝食の摂取状況(男性) ふだん朝食はとりますか(男性) 0% 20歳代 20% 40% 60% 8.0 48.0 30歳代 20.0 50歳代 7.0 14.0 3.5 14.0 8.3 80.0 60歳代 4.0 27.6 3.5 62.7 100% 20.0 10 .3 55.1 40歳代 80% 6.7 週4∼5回 は食べる 週2∼3回 は食べる 5.0 4.2 94.4 ほとんど毎日 食べる 2.3 1.4 ほとんど 食べない 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、男性に比べると『ほとんど毎日食べる』人の割合が高いものの、20 ∼30 歳代において『ほとんど食べない』人の割合が高くなっています。 図表 0% 20% 20歳代 朝食の摂取状況(女性) ふだん朝食をとりますか(女性) 40% 60% 72.2 30歳代 80% 40歳代 86.9 50歳代 13.9 4.6 7.0 14.0 4.9 4.5 6.1 80.3 60歳代 8.3 5.6 74.4 100% 91.0 ほとんど毎日 食べる 週4∼5回 は食べる 週2∼3回 は食べる 3.3 3.0 5.1 4.9 6.1 1.3 ほとんど 食べない 2.6 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 29 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 2)栄養成分表示について 男性では、20 歳代において栄養成分表示を『見たことがある』人の割合が 50% を超えているものの、年代が上がるにつれて栄養成分表示を『見たことがある』人 の割合が減少しています。 図表 栄養成分表示について(男性) レストラン等の飲食店や食品売り場、職場(学校)の給食施設や食堂等で 栄養成分表示を見たことがありますか(男性) 0% 20% 20歳代 40% 60% 80% 52.0 30歳代 100% 44.0 48.3 4.0 48.3 3.4 40歳代 41.9 50歳代 55.8 38.3 60歳代 2.3 56.7 26.8 5.0 69.0 見たことがある 見たことがない 4.2 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、全体的に男性に比べ、栄養成分表示を『見たことがある』人の割合が 高く、特に 30∼40 歳代の人の割合が高くなっています。 図表 栄養成分表示について(女性) レストラン等の飲食店や食品売り場、職場(学校)の給食施設や食堂等で 栄養成分表示を見たことがありますか(女性) 0% 20% 40% 20歳代 23.3 27.9 72.1 36.4 56.1 7.5 44.9 52.6 2.5 見たことがある 見たことがない 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 30 100% 33.3 76.7 40歳代 60歳代 80% 66.7 30歳代 50歳代 60% 未記入 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 3)栄養成分表示の参考状況 男性では、20 歳代において『いつも参考にしている』・『時々参考にしている』 人の割合が約 70%となっています。しかし、30∼50 歳代においては半数以下と なっています。 図表 栄養成分表示を見た人で参考にしている人(男性) 20% 40% 60% 80% 0% 20歳代 栄養成分表示の参考状況(男性) 7.7 30.8 61.5 30歳代 50.0 50.0 40歳代 44.4 55.6 50歳代 43.5 56.5 60歳代 42.1 36.8 21.1 いつも参考 にしている 100% 時々参考 にしている ほとんど参考 にしていない 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、栄養成分表示を『いつも参考にしている』 ・ 『時々参考にしている』人 の割合が全ての年代において 60%を超えています。しかし、栄養成分表示を『見 たことがある』人の割合が最も高かった 30 歳代において、『いつも参考にしてい る』人の割合が最も低くなっています。 図表 栄養成分表示の参考状況(女性) 栄養成分表示を見た人で参考にしている人(女性) 0% 20歳代 20% 60% 50歳代 13.5 60歳代 14.6 100% 33.3 63.7 22.7 61.4 15.9 80% 33.3 50.0 16.7 30歳代 3.0 40歳代 40% 16.2 70.3 24.4 61.0 いつも参考 にしている 時々参考 にしている ほとんど参考 にしていない 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 31 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 運 動 男性では、30∼40 歳代において、『運動習慣がある』人の割合が 20%未満と 低くなっています。60 歳代で 40%以上と一番高くなっているものの、 『運動習慣 がある』人の割合は半数に満たない状況があります。 図表 運動習慣について(男性) 運動習慣はありますか(男性) (1回30分以上で、週2回以上の運動を1年以上継続) 20% 40% 60% 80% 0% 20歳代 24.0 30歳代 17.2 40歳代 18.6 50歳代 72.0 100% 4.0 79.3 3.5 79.1 25.0 60歳代 2.3 70.0 5.0 40.9 54.9 ある ない 4.2 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、20∼30 歳代において、特に『運動習慣がある』人の割合が低くなっ ています。 『運動習慣がある』人の割合は、年代が上がるにつれ増加し、60 歳代で 40%以上と一番高くなっているものの、半数に満たない状況があります。 図表 運動習慣について(女性) 運動習慣はありますか(女性) (1回30分以上で、週2回以上の運動を1年以上継続) 0% 20% 40% 60% 20歳代 2.8 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代 100% 97.2 90.7 9.3 19.7 80.3 24.2 6.1 69.7 41.0 56.4 ある ない 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 32 80% 未記入 2.6 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 休養・こころの健康 1)ストレス状況 男性では、30∼50 歳代において、ストレスが『大いにある』 ・ 『多少ある』人の 割合が高くなっており、特に 30 歳代において、80%近くの人がストレスを感じ ている状況があります。 図表 ストレスを持つ人の状況(男性) 最近1か月間に不満・悩み・苦労などによる ストレスを感じたことがありますか(男性) 0% 20歳代 40% 20.0 30歳代 60% 36.0 30.2 50歳代 21.6 80% 17.2 41.9 23.3 21.7 32.4 大いに ある 12.0 48.3 43.3 7.0 45.1 多少 ある 100% 28.0 27.6 40歳代 60歳代 20% あまり ない 4.0 3.5 2.3 6.7 6.7 11.3 まったく ない 3.4 2.3 4.2 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、全ての年代において、ストレスが『大いにある』 ・ 『多少ある』人の割 合が男性に比べさらに高くなっています。特に 30∼40 歳代においては 80%以上 の人がストレスを感じている状況があります。 図表 ストレスを持つ人の状況(女性) 最近1か月間に不満・悩み・苦労などによる ストレスを感じたことがありますか(女性) 0% 20歳代 40% 27.8 30歳代 60% 22.7 44.9 多少 ある あまり ない 4.7 14.8 40.9 37.2 大いに ある 11.6 59.0 28.8 7.7 100% 33.3 53.5 26.2 50歳代 80% 38.9 30.2 40歳代 60歳代 20% まったく ない 6.1 1.5 5.1 5.1 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 33 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 2)睡眠による休養 男性では、40 歳代を除いた各年代において、睡眠による休養が『十分取れてい る』・『まあまあ取れている』人の割合が 70%を超えています。特に 60 歳代につ いては、90%以上と高い状況となっています。 図表 睡眠による休養(男性) ふだん睡眠によって休養が十分取れていますか(男性) 0% 20歳代 20% 40% 8.0 80% 100% 72.0 30歳代 17.2 40歳代 16.3 50歳代 60% 20.0 58.6 13.8 48.8 20.0 60歳代 27.9 51.7 7.0 21.7 28.2 6.6 63.4 十分取れ ている まあまあ取 れている 6.9 3.5 あまり取れ ていない 5.6 1.4 1.4 まったく取 れていない 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、全ての年代において、睡眠による休養が『十分取れている』 ・ 『まあま あ取れている』人の割合が 70%を超えています。 図表 睡眠による休養(女性) ふだん睡眠によって休養が十分取れていますか(女性) 0% 20歳代 30歳代 20% 40% 60% 18.0 50歳代 19.7 60歳代 十分取れ ている 10.3 52.6 あまり取れ ていない 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 34 12.1 62.1 まあまあ取 れている 2.3 19.7 59.0 32.0 2.8 11.6 58.1 23.3 100% 25.0 44.4 27.8 40歳代 80% まったく取 れていない 未記入 4.7 1.6 6.1 5.1 1.7 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) た ば こ 男性では、20∼30 歳代において、たばこを『吸っている』人の割合が 50%を 超えています。60 歳代では『以前は吸っていたが今は吸わない』人の割合が増加 していますが、依然として 35%以上の人がたばこを吸っている状況があります。 図表 喫煙状況(男性) たばこを吸いますか(男性) 0% 20% 32.0 20歳代 20.0 60歳代 19.7 80% 3.5 51.7 27.9 37.2 21.7 7.0 51.7 6.6 43.7 以前から 吸わない 100% 52.0 6.9 27.9 50歳代 60% 16.0 37.9 30歳代 40歳代 40% 以前吸っていたが 今は吸わない 1.4 35.2 吸っている (毎日または時々) 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、男性に比べ全ての年代において、たばこを『吸っている』人の割合は 低いものの、妊娠・出産・子育て世代でもある 20∼30 歳代において、他の年代 に比べ『吸っている』人の割合が高い状況があります。 図表 喫煙状況(女性) たばこを吸いますか(女性) 0% 20% 40% 20歳代 60% 80% 83.3 30歳代 72.1 40歳代 4.7 88.5 60歳代 以前吸っていたが 今は吸わない 11.1 2.8 6.9 4.5 7.6 85.9 以前から 吸わない 2.8 16.3 4.9 4.9 1.7 80.3 50歳代 100% 7.6 5.1 5.1 3.9 吸っている (毎日または時々) 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 35 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) アルコール 1)飲酒状況 男性では、20 歳代において、お酒を『飲まない』人の割合が 50%を超えてい ますが、50∼60 歳代において『週5日以上飲む』人の割合が 30%を超えていま す。 図表 飲酒状況(男性) お酒を飲みますか(男性) 0% 20% 40% 60% 11.6 41.9 40歳代 12.7 40.8 60歳代 飲まない (全く・ほとんど) 週1∼2日 飲む 3.5 27.9 11.6 7.0 35.0 10.0 13.3 33.3 50歳代 16.0 24.1 13.8 20.7 37.9 30歳代 100% 4.0 24.0 56.0 20歳代 80% 2.8 33.8 9.9 週3∼4日 飲む 8.4 週5日以上 飲む 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、お酒を『飲まない』人の割合がどの年代においても 60%を超えてい ます。一方で、20∼50 歳代において『週5日以上飲む』人の割合が5%を超えて いる状況があります。 図表 飲酒状況(女性) お酒を飲みますか(女性) 0% 20% 40% 66.7 20歳代 30歳代 80% 2.8 72.1 16.4 50歳代 72.7 6.1 6.1 79.5 週1∼2日 飲む 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 5.5 2.8 4.6 4.6 7.0 4.7 40歳代 飲まない (全く・ほとんど) 100% 22.2 79.1 60歳代 36 60% 8.2 1.6 7.6 7.5 10.3 週3∼4日 飲む 週5日以上 飲む 5.1 3.8 1.3 未記入 1.7 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 2)適正飲酒量について 男性では、適正飲酒量を『1合』と認識している人の割合が最も高かったのは 60 歳代となっています。しかし、『2合』もしくは『3合』と答えた人の割合が、 60 歳代を除いた全ての年代において 30%を超えています。 図表 適正飲酒量の認識(男性) 節度のある飲酒はどのくらいだと思いますか(男性) 0% 20% 40% 20歳代 60.0 30歳代 58.6 40歳代 60% 34.5 32.5 40.0 60歳代 36.7 2合 6.9 4.7 4.7 11.6 6.7 5.0 67.6 1合 100% 40.0 46.5 50歳代 80% 19.8 3合 その他 11.6 7.0 4.2 1.4 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 女性では、適正飲酒量を『1合』と認識している人の割合は、どの年代において も 60%を超えています。しかし、『2合』と答えた人の割合は、60 歳代を除く 全ての年代において約 20%以上となっています。 図表 適正飲酒量の認識(女性) 節度のある飲酒はどのくらいだと思いますか(女性) 0% 20% 20歳代 40% 60% 80% 69.4 30歳代 22.2 65.1 40歳代 24.6 65.2 60歳代 21.2 61.5 1合 2合 5.6 27.9 68.9 50歳代 100% 18.0 3合 その他 1.3 2.3 1.6 3.3 12.1 2.8 4.7 1.6 1.5 19.2 未記入 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 37 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 生活習慣病 1)医療の状況 国保被保険者 16,663 人の平成 17 年8月診療分※レセプトをみると、1か月間 の受診総件数 14,994 件のうち、入院件数は 656 件(4.4%)となっていますが、 費用額でみると 2.69 億円(52.6%)となっており、件数は少なくても入院によ る医療費は外来医療費よりも高くなっています。 図表 0% 20% 医療受診状況(1) 40% 入院, 656件 (4.4%) 80% 100% 外来, 14,338件 (95.6%) 件数 費用額 60% 入院, 2.69億円 (52.6%) 外来, 2.42億円 (47.4%) 資料:平成 17 年8月診療分国保医科レセプト 1か月間の受診総件数 14,994 件のうち、生活習慣病での受診件数は 6,794 件 (45.3%)となっており、その医療費は、3.64 億円で総医療費の約7割を占めて います。 図表 0% 件数 費用額 20% 医療受診状況(2) 40% 生活習慣病 6,794件 (45.3%) 生活習慣病 3.64億円 (71.2%) 資料:平成 17 年8月診療分国保医科レセプト 38 60% 80% それ以外 8,200件 (54.7%) それ以外 1.47億円 (28.8%) 100% 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 生活習慣病による医療受診状況をみると、年代が上がるにつれ受診件数、費用額 の割合は高くなり、特に 40 歳代の受診件数は 30 歳代の約2倍となっています。 50 歳代になるとさらに受診件数、費用額とも増加しています。 図表 医療受診件数・費用額(対象疾病:生活習慣病全て) (%) 100 件数 費用額 77.8 80 71.5 62.2 60 58.3 60.1 49.1 42.3 40 33.4 23.9 20 2.6 33.0 18.4 11.7 3.8 0 0 ∼ 19歳 20 ∼ 29歳 30 ∼ 39歳 40 ∼ 49歳 50 ∼ 59歳 60 ∼ 69歳 70歳以上 資料:平成 17 年8月診療分国保医科レセプト 生活習慣病の疾病別受診状況をみると、高血圧と糖尿病をあわせ持つ人が多い状 況となっています。特に、40 歳代の受診件数は 30 歳代の約2倍となっており、 50 歳代になるとさらに受診件数、費用額とも増加しています。 図表 医療受診件数・費用額(対象疾病:高血圧・糖尿病) (%) 100 件数 費用額 80 61.3 60 50.1 47.4 42.1 45.3 37.1 40 20 0 0.7 0.4 12.7 6.4 28.0 17.0 20.4 9.4 0 ∼ 19歳 20 ∼ 29歳 30 ∼ 39歳 40 ∼ 49歳 50 ∼ 59歳 60 ∼ 69歳 70歳以上 資料:平成 17 年8月診療分国保医科レセプト 39 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 2)人工透析者の状況 人工透析の推移をみると、昭和 57 年から平成 18 年までの累計透析者数は 179 人となっており、透析を受ける人が急増しています。また、この 25 年間で透析に かかった医療費は約 90 億 8,920 万円となっています。 図表 人工透析者の推移 (人) 200 180 新規 継続 17 160 23 140 11 120 16 11 100 12 6 80 162 10 139 128 10 60 10 3 9 40 2 20 3 2 3 S57年 S59 以前 S61 S63 H2 30 32 H4 89 73 63 46 49 4 24 2 1 20 2 15 17 12 3 9 11 4 4 7 83 5 6 0 112 101 4 53 37 H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 資料:吉野川市の人工透析状況 ※透析者総数は、国保特定疾病及び身体障害者手帳(腎障害1級)、重度医療等より把握 40 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) さらに、国保被保険者の新規透析の状況をみると、平成 14 年から平成 18 年ま での過去5年間において、糖尿病を原因として透析に至っている人が 56.5%とな っています。透析を受ける人が増加している背景の一つに、糖尿病などの生活習慣 病の重症化があり、近年は糖尿病によるものが増加している状況があります。 図表 新規人工透析者の推移(新規透析開始時の国保加入者) (人) 20 腎炎他(人) ●人工透析にかかる費用:1人1年間に620万円 糖尿病性腎症(人) 15 10 5 0 透析開始年 S 5 7 S58 S59 S60 S61 S62 S63 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 計 1 1 37 以 前 糖尿病 性腎症 原 因 腎炎他 計 1 2 1 2 2 1 1 0 1 0 3 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 1 1 1 1 1 4 1 1 1 1 2 1 3 2 14 6 4 1 1 1 4 3 6 1 4 6 44 5 1 2 2 6 4 9 3 18 12 81 ※糖尿病性:H16年までは糖尿病性腎症の診断名のある者のみ計上 H17年以降は糖尿病性腎症の診断名のある者に加え糖尿病の診断名がある者も計上 資料:吉野川市の人工透析状況 3)生活習慣病による死亡の状況 生活習慣病の※標準化死亡比(SMR)をみると、糖尿病による死亡は全国・徳島 県に比べて特に高い状況があります。 図表 160 120 生活習慣病の標準化死亡比(SMR) (平成13年∼平成17年平均 男女総数) 141 132 吉野川市 101 100 100 85 80 100 91 10198 100 徳島県 全国 114 100 95 73 40 0 糖尿病 高血圧 虚血性心疾患 脳血管疾患 腎不全 資料:平成 17 年度版人口動態集計システム(徳島県) 41 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 4)基本健診受診状況 国保被保険者の平成 19 年度基本健診受診状況をみると、40∼60 歳代の人の受 診が少なく、特に男性の受診が少なくなっています。 図表 基本健診受診状況 ∼国保被保険者数及び基本健診受診者のピラミッド∼ 吉野川市の総人口のうちの被保険者数・健診受診者数 男 性 女 性 75歳以上 70∼74歳 健診受診者数 65∼69歳 被保数 60∼64歳 総人口 50∼59歳 40∼49歳 30∼39歳 20∼29歳 10∼19歳 0∼9歳 (人) 4500 4000 3500 3000 2500 2000 健診受診者 男性 20∼64歳 1500 1000 328 国保被保険者 2,850 健診受診者 1,124 男性 40∼74歳 国保被保険者 3,735 資料:平成 19 年度基本健康診査 42 500 0 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 11.5% 女性 20∼64歳 30.1% 女性 40∼74歳 健診受診者 597 国保被保険者 3,012 健診受診者 1,895 国保被保険者 4,161 19.8% 45.5% 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 基本健診結果を年代別にみると、男性では、40∼50 歳代の若い年代に肥満が出 現し、その後高血糖や高血圧所見が出てきています。 図表 40歳未満 40歳代 基本健康診査有所見結果(男性) 50歳代 60∼64歳 65∼69歳 70∼74歳 75歳以上 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 1位 中性脂肪 33.0% 腹囲 55.1% 腹囲 54.6% HbA1c 2位 HbA1c 33.0% BMI 46.9% HbA1c 51.7% 最高血圧 52.4% HbA1c 63.2% HbA1c 66.6% HbA1c 60.4% 3位 最高血圧 33.0% HbA1c 43.9% テロール 49.8% 腹囲 51.3% 腹囲 54.2% 腹囲 48.1% 4位 最低血圧 33.0% テロール 38.8% 最高血圧 46.8% テロール 42.7% テロール 42.7% テロール 40.9% テロール 31.4% 5位 尿酸 33.0% GPT 38.8% BMI 32.4% 血糖値 34.1% BMI 36.5% 血糖値 31.2% LDLコレス LDLコレス LDLコレス 37.6% 血糖値 64.0% 最高血圧 66.9% 最高血圧 67.9% 最高血圧 72.2% 45.8% 腹囲 LDLコレス LDLコレス LDLコレス 資料:平成 19年度基本健康診査 女性では、脂質異常や高血糖が 40 歳未満から出現し、その後高血圧所見が出て きています。 図表 40歳未満 40歳代 基本健康診査有所見結果(女性) 50歳代 60∼64歳 65∼69歳 70∼74歳 75歳以上 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 検査項目 割合 1位 LDLコレス テロール 42.9% HbA1c 2位 HbA1c 14.3% テロール 3位 最高血圧 14.3% 最高血圧 18.3% 最高血圧 43.5% 最高血圧 52.3% HbA1c 60.8% テロール 56.9% テロール 46.7% 4位 BMI 14.3% BMI 5位 腹囲 LDLコレス 9.5% 血糖値 LDLコレス LDLコレス 33.9% テロール 58.5% テロール 65.1% 最高血圧 63.2% 最高血圧 70.8% 最高血圧 78.0% 33.5% HbA1c 55.6% HbA1c 63.0% テロール LDLコレス 61.9% HbA1c LDLコレス 65.2% HbA1c LDLコレス 63.7% 16.1% BMI 25.3% BMI 26.3% BMI 33.0% BMI 36.5% BMI 34.1% 10.0% 血糖値 19.1% 最低血圧 20.8% 腹囲 27.0% 腹囲 31.8% 腹囲 30.9% 資料:平成 19年度基本健康診査 ≪検査用語の説明≫ 赤血球に含まれるヘモグロビン(鉄を含むたんぱく質)にブドウ糖が結合し たもの。過去1∼3 か月間の平均血糖を反映するため、糖尿病管理の指標と HbA1c して用いられる。ここでは 5.2%以上を有所見としてあげている。 (ヘモグロビンエーワンシー) <参考資料:標準的健診・保健指導プログラム(確定版 2007)健診結果の 健診判定値による> 身長と体重から算出した体格指数。18.5∼25 未満が普通体重。ここでは、 BMI 25 以上を有所見としてあげている。 (ボディマスインデックス) 計算式:BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) 悪玉コレステロールともいわれ、この値が高いと動脈硬化を起こしやすくなる。 LDL コレステロール 正常値:140mg/dl 未満。 43 第2章 吉野川市の状況(成人保健分野の健康実態) 健康づくりに関する意識 20∼60 歳代の男女 516 名の、健康づくりに関する意識調査の結果をみると、 男性では、生活習慣の改善や健康保持に必要なものとして、『家族や仲間など周囲 の人の理解や協力』が 55.7%と一番高く、次に『保健・医療関係者などの専門家 の指導やアドバイス』が 54.8%となっています。 女性では、生活習慣の改善や健康保持に必要なものとして、『運動や栄養など健 康に関する情報』が 62.8%と高く、次に『家族や仲間など周囲の人の理解や協力』 が 60.8%となっています。 図表 健康づくりに必要なもの (%) 80 60 60.8 55.7 男性 62.8 54.8 女性 55.9 51.3 39.9 40 34.0 18.0 20 35.1 33.0 18.8 4.4 そ の他 余 暇 の充 実 44 経済的な余裕 資料:平成 15 年健康に関する実態調査 住 居 環 境 の充 実 運 動 や栄 養 な ど 健 康 に関 す る の情 報 保 健 ・医 療 関 係 者 な ど 専 門 家 の指 導 や ア ド バイ ス 家 族 や仲 間 な ど 周 囲 の人 の理 解 や協 力 0 5.6
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