ブリュッセル現地レポート 12月25日(金) 小雨のち曇り 日中の気温 約7℃ 本日はブリュッセルからIC(都市間急行列車)で約25分と近いルーヴェンの街を視察 しました。 ルーヴェンは学生とビールの街として知られており、世界最古のカトリック大学と、世界 で1、2を争うビール会社「ステラ・アルトワ」や「ヒューガルデン」で有名なインベヴ の本社があります。駅から中心部までは歩いて10分ほどで到着しました。中心には壮麗 な市庁舎と聖ペテロ教会が並んでいます。 ルーヴェン駅 市庁舎 聖ペテロ教会 聖ペテロ教会ではミサが行われておりましたが、中に入る事ができました。 パイプオルガンの音が流れ、厳粛な雰囲気の中、神への祈りが捧げられています。 教会内部にはルーヴェンで活躍したディルク・バウツの「最後の晩餐」が宝物室に展示さ れています。本日は見学する事ができませんでしたが、ミサの様子を目の当たりにし、大 変感動いたしました。 その後、ベギン会修道院へ向かいました。 世界遺産に登録されているベルギーのベギン会修道院の中で、一番大きいのがこのルーヴ ェンの修道院で、レンガと砂岩で作られた家々が数多く建ち並び、とても雰囲気のある一 帯となっています。石畳の凹凸が激しく、歩きにくい場所ではありますが、ベギン会修道 院を見学するなら、ここルーヴェンの街がお薦めです。 また、大学の街と言われるだけあって、至る所に大学があり、学生らしき若者を多く見か けました。ルーヴェン大学の図書館は建物自体が素晴らしく、ルーヴェンのランドマーク になっています。 大学図書館 アウデ・マルクト ベルギーはビールの種類が大変多く、800を超える銘柄と100を超える大小様々な醸 造所があり、ビール好きにはたまらないビール大国です。ルーヴェンの街の中心には、数 十軒ものビアカフェが集まるアウデ・マルクトという広場があり、本日も午後から談笑す る人やゆっくりとくつろぐ人達などで店の中は賑わっていました。ここルーヴェンでは4 月末に毎年ビール祭りが開催されています。その他の都市でも6月にアントワープ。9月 にブリュッセルでビール祭りが開かれておりますので、その時期に足を運んでみるのも良 いのではないでしょうか。 ベルギービールの代表格・ステラ サクランボを漬け込んだ赤くて甘いフルーツビール・クリーク ルーヴェンは大変かわいらしい街で、ブリュッセルから大変近い事もあり、半日観光が可 能です。ベルギーの素朴な街に行きたいという方におすすめと感じました。 その後、再びブリュッセルに戻りましたが、あいにくの小雨交じりの天候にも関わらず、 本日も観光客で賑わっておりました。「ブリュッセルの胃袋」といわれるイロ・サクレ地区 でのおすすめの店「オー・ザルム・ド・ブリュッセル」にてベルギー料理を頂きました。 イロ・サクレ地区は沢山のレストランがある激戦区のため、呼び込み等も激しく、誰も入 っていないようなお店も結構あるのですが、このお店はいつ見ても常にお客の絶えない人 気店です。 ベルギー名物のムール貝、アルデンヌ地方の生ハムをいただきましたが、大変美味しく、 人気の理由がわかります。またこのお店はクレープのフランベパフォーマンスも有名です。 是非機会がございましたらご賞味ください。 本日も夜の21時近くまで街の中心部を散策しましたが、何ら普段と変わった様子はござ いませんでした。夜も多くの観光客で賑わっていました。 本日で駐在も最終日となりました。 ありのままのブリュッセル、そしてベルギーの各都市の様子をお伝えする事が一番と考え、 毎日様々な場所に参りましたが、普段私達が暮らしている日本と何ら変わらない生活風景 がありました。 今回の駐在で感じた事はベルギーには様々な楽しみ方があるという事です。ブリュッセル 以外にもアントワープ・ブルージュ・ゲントなど素晴らしい街が多く、また、クリスマス マーケットや、チョコレート、ワッフル、ビール、ベルギー料理、鉄道、ダイヤモンドな ど、散策にショッピングに食事にと、誰しも楽しめる要素が揃っております。 皆さんもそんな楽しいベルギーにどうぞ足を運んでみてください。
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