12 果樹(おうとう) 課題名 高温・多雨でおうとうに多発した炭そ病 発 6月

12
果樹(おうとう)
課題名
発
高温・多雨でおうとうに多発した炭そ病
6月上旬の幼果期から発生が見られ、収穫後半まで発生が続いた。雨よけ栽
生
培に比べ露地栽培の発生が多く(雨よけ実施前は同程度)大きな減収となった。
内
症状は茶褐色の病斑が凹状になり、そこに橙黄色のネバネバした胞子堆を形成
容
される。
(1)炭そ病は高温性の病害で多くの果樹に感染する。そのため、前年多発し
た場合でも気温低くなるとほとんど発生しないことが多い。また、2次感染
については水滴により起こるため、発生後の多雨はこの病害のまん延を助長
する。
表1
気象経過(伊達アメダスより)
発
生
要
因
(2)菌密度の高さに加え、6月からの高温と7月の多雨がまん延を助長した
と考えられる。
参
考
写
真
写真1
対
肥大期の病斑
・雨よけ栽培を拡大する。
・適正防除を行う。
策
写真2
収穫期の病斑