平成25年第1回東大和市議会定例会(3月8日) [556KB pdfファイル]

平成25年第1回東大和市議会定例会会議録第9号
平成25年3月8日(金曜日)
━━━━━━━━━━━━━━
出 席 議 員 (22名)
1番
森
田
真
一
君
2番
西
川
洋
一
君
3番
尾
崎
利
一
君
4番
実
川
圭
子
君
5番
関
野
杜
成
君
6番
和
地
仁
美
君
7番
大
后
治
雄
君
8番
二
宮
由
子
君
9番
中
村
庄 一 郎
君
10番
根
岸
聡
彦
君
11番
押
本
修
君
12番
蜂 須 賀
千
雅
君
13番
関
田
正
民
君
14番
関
田
貢
君
15番
森
田
憲
二
君
16番
尾
崎
信
夫
君
17番
東
口
正
美
君
18番
中
間
建
二
君
19番
御 殿 谷
一
彦
君
20番
佐
竹
康
彦
君
21番
床
義
博
君
22番
中
野
志 乃 夫
君
鍋
欠 席 議 員 (なし)
議会事務局職員 (5名)
事 務 局 長
石 川 和 男 君
事 務 局 次 長
長 島 孝 夫 君
議 事 係 長
下 村 和 郎 君
主
事
櫻 井 直 子 君
主
吉 川 和 宏 君
事
出席説明員 (28名)
市
長
尾 崎 保 夫 君
副
長
小 島 昇 公 君
長
真 如 昌 美 君
企画財政部長
浅 見 敏 一 君
企画財政部参事
関 田 新 一 君
総
長
北 田 和 雄 君
総 務 部 参 事
関 田 賢 治 君
市 民 部 長
関 田 守 男 君
子ども生活部長
榎 本
福 祉 部 長
吉 沢 寿 子 君
福 祉 部 参 事
田 口 茂 夫 君
環
長
市 川 三紀男 君
都市建設部長
並 木 俊 則 君
学校教育部長
阿 部 晴 彦 君
学校教育部参事
石 井 卓 之 君
社会教育部長
小 俣
企 画 財 政 部
副
参
事
五十嵐 孝 雄 君
財 政 課 長
川 口 荘 一 君
教
育
豊 君
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市
務
境
部
部
学 君
保険年金課長
廣 瀬
裕 君
子育て支援課長
高 杉 春 行 君
市民生活課長
関 田 実千代 君
ごみ対策課長
松 本 幹 男 君
環境部副参事
佐 伯 芳 幸 君
産業振興課長
中 村
土 木 課 長
木 村 哲 夫 君
給
長
梶 川 義 夫 君
社会教育課長
村 上 敏 彰 君
中央公民館長
乙 幡 正 喜 君
議事日程
第 1 一般質問
本日の会議に付した事件
議事日程第1
-438-
食
課
修 君
午前 9時30分 開議
○議長(尾崎信夫君) ただいまから本日の会議を開きます。
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日程第1 一般質問
○議長(尾崎信夫君) 日程第1 一般質問を行います。
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◇ 関 野 杜 成 君
○議長(尾崎信夫君) 昨日に引き続き、5番、関野杜成議員の一般質問を行います。
○5番(関野杜成君) おはようございます。では、きのうに引き続き一般質問を行います。
市民協働についてを伺います。
市民協働、市長が市民協働ということで「うまかんべぇ~祭」、スイーツウォーキング等々を行っておりま
すが、先日「うまかんべぇ~」の予算が229万円というのを聞いて、正直ちょっと驚きました。最近はハミン
グホールになってしまってますけれども、以前この庁舎をお借りしてやらせていただいたおどりフェスティバ
ル、あれは100万円ちょっとの金額で、それなりに人が集まっていたような気もしますし、正直「うまかんべ
ぇ~」を見てびっくりしたのが、各ブースに手洗い場があったり、下水の配管だったり、ああいったものが全
て設置されていた、これ一応市民協働ということで実行委員会形式でやったということですが、私からすると
ちょっと市がやったイベントだから、ああいった形のものをつくらなきゃいけなかったのかなというふうに思
っております。正直、市民協働というのが、私初め市長がずっと言っていたので、すばらしいなと思っていた
んですけど、私ずっと見ていて一体市長が考える市民協働というのは、どういったものなのかなというのを、
ちょっと不安に思って今回質問しています。
そこで、市長が考える市民協働とは、どういったものなのか、再度お聞かせください。
○市長(尾崎保夫君) 市民協働ということですけども、対象というか、その事業、あるいは参加していただく、
協力していただく、一緒になってやっていただける市民の方々のグループ等、そのあり方によってそれぞれ対
応は多分違うんだろうと、同じだというふうには考えてないわけですけども、尐なくともこれからも拡大して
くるというふうに考えているわけです。特に、震災だとか、あるいは防災、それからあと防犯や環境保全、そ
れからあと観光、それからあと市民交流等あるかなと思いますけども、そういうところでは有効な手段ではな
いかなというふうには考えているわけですけども、それとまた市のほうの体制としまして、担当課だけでそれ
を対応するということでなくて、尐なくとも全ての課が対象というか、一緒になって考えてやっていくという
ことで、職員にはそういった意味では庁議等で自分の部課だけでなくて、自分たちのやっている仕事を他課が
やっている事業と何か関係はないのか、あるいはお手伝いできないのか、そういうことも絶えず考えてやって
いってほしいというふうな要望をしているわけですけども、まだまだそういった意味では市民協働のあり方は、
どうなんだという形あるものが東大和市の中では、まだできてないんではないかなという思いはありますけど
も、非常に定義を決めて、こうだというふうな形というのは、難しいかなというふうには思ってございます。
例えば市民の中でということであれば、この間新聞等で実際にやっている方にもお話を聞かせてもらったり
はしたんですけども、小平市では市民の方、太陽光発電のファンドを立ち上げたというか、そういうふうなこ
と、事業者とそれから市民の有志のグループが事業者の屋上を借りて、そこに太陽光発電を設置して、そこの
売電のお金で配当するというか、そういうふうなことになるんじゃないかなと思いますけども、市民同士、そ
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して市民と、それから事業者ということで、これも市民協働ということではないかなというふうに思う。そん
なやり方もあるというふうには思っているわけですけども、どっちにしても市と市民の皆さんと一緒にやる協
働、あるいは市民同士の協働という、何かいろんな事業を考えるわけですけども、ある規模以上になると、市
としても補助ということもお手伝いはするという意味での補助も必要になる可能性はあるかなというふうには
思っているわけですけども、今は手探りの状態ではないかなというふうには思ってございます。
市としては、いろんな方が観光も含めて、環境、先ほど言ったようなこと、いろんなところで協働というこ
とができるかなというふうには思っていますけども、それぞれに形が違うかなということには思っているわけ
ですけども、現時点では今はそれを手探りという言い方はおかしいですけど、どうやっていくか、それぞれが
一番、どういうやり方が一番市として、あるいは東大和市としてのやり方としていいのかどうかというのは、
今模索しているのかなというふうに思って、これからもどっちにしても必ず、そういうふうなものについては
必要だろうし、これからも拡大はしていくんだろうというふうには思っています。
以上です。
○5番(関野杜成君) ある意味、今手探り状態だということで、ちょっとは安心したんですが、私「うまかん
べぇ~」を見てて、正直市民協働に見えないという点から今回質問してます。これは、初め今までこういった
イベント、余りなかったんで、ある意味市長の提案で市民の方に協力していただいてというところだったんで
すが、1回目ないし2回目とも午前中にほとんど「うまかんべぇ~」のメーンである「食」というものが売り
切れてしまっております。ある意味、本当であれば市民の実行委員会形式で市民の方が参加してやっているん
であれば、1回目はどうなるかわからないですからしょうがないかなと思うんですけど、2回目も同じ、尐し
は食数を上げたというようなことは聞いてますが、結局のところ午前中で終わって、1回目、2回目、ほとん
ど午後に来た方は「うまかんべぇ~祭」って、何も食べるものないのねという印象を持っています。第3回や
るんでしょう、今回予算に入っていますからやるんでしょうけれども、そういうときにはもう尐し食数をふや
すとか、せっかく足を運んでくださる市民の方がいるんで、そこまで考えた上でやってほしいなというふうに
も思っておりますし、今市長もお答えになった市と市民、市民と市民というような部分で、やはりなるべく市
民の方からの意見というのを重きに置いて、こういったイベントをやっていただきたいなというふうに思って
ます。
いろいろちょっとお話をしたかったんですけど、今市長のほうの答弁の中である程度現状の問題点とかが見
えているのかなというふうに思ったんで、ここの部分はさておきまして、この②の部分、ある意味市長が今答
えた部分でもあるんですけど、私としては以前からずっと2期目の初めか、1期目の終わりか忘れるぐらい前
の話なんですが、仙台市の市民協働提案事業について、以前、前市長のときに提案をさせていただきました。
市側のほうでも、一応検討していただくというようなことで、大分年数がたっているんですが、こういった提
案事業、公開プレゼンテーションで市民からこういうことやりたい、ああいうことやりたいというような、い
ろんな意見を募って、その中で市がこれは市が今目標にしているものと一緒だというようなところに補助金を
出すとか、そういった形でのプレゼン制度、事業提案制度というものは、今後考えられませんでしょうか。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 提案をしていただきまして、それが市が政策として合意できれば補助をする
というような制度だと思いますけども、先ほど市長も答弁いたしましたけど、まだまだ市の職員の中での意識
の共有というか、向上とかも必要であるというふうには感じているところでございます。行政改革大綱の中で
も、平成24年度と25年度で指針、ルールづくり、それに向かって検討し、26年度には策定をしたいというよう
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な状況でございますので、まずはルールをつくりまして、それから当市に合った市民協働のあり方というとこ
ろの中におきまして、提案制度というのも検討していく運びになろうかというふうに思われます。現状では、
協働のあり方について、指針をどのように策定していこうかというような検討の段階であるというふうに認識
しております。
以上でございます。
○5番(関野杜成君) 東大和市は先駆的にやるのが好きじゃない市なのかなと、私はこの10年議員をやってい
て思っています。後発的にやるのが好きな市なのかなというふうに思っておりますが、以前私が提案をしたと
きから、先日ちょっと市民協働事業提案制度というのでネットでやってったら、もう3ページ、4ページ、5
ページと多くの市が、これを行っているんですよね。多分、そちらでも調べていると思うんですけど、近隣で
は狛江市とか、そういったところも手がけております。私が言いたいのは餅は餅屋です。皆さんは、そういっ
た行政マンです。そういう発想は正直失礼かもしれませんが、ないと思っております。そういう意味では、現
場、実際に市民の方が住んでいる中で、こういった問題があると、先ほど市長も言いましたが、防犯だったり、
環境だったり、そういったいろいろ活動している方もおりますし、以前市長のタウンミーティングに出席させ
ていただきましたが、活動の場所を提供してほしいというようなお話もあったと思います。たしか、そのとき
は貸せないというようなお話をされていました。私はお金を提供してというのも一つですけれども、そういっ
た箱を貸してあげる、市がその活動はいいなというようなものであれば、そこの箱を1年間、週に1回とか提
供するとか、そういったいろいろな枠組みでの市民提案制度というものが、私はつくるべきだと思っておりま
す。もちろん、これだけ「うまかんべぇ~」とスイーツウォーキングで270万、約300万円ぐらいあれば、それ
なりの今市民団体で活動している方も、市のバックアップをもらって、もっともっと大きな活動になっていく
のかなと思いますし、ある意味1回やったから次も補助金を出さなきゃいけないとかではなく、ちゃんと年に
1回プレゼンテーションをしてもらって、これがいいものだと、それで1年間やって、その中で市としても、
これはメーンとしてやっていきたいというものがあれば、その中から新しく事業として補助を出すとか、やは
りそういう試験期間というか、そういったものに私は使えるのかなというふうに思ってます。
正直、今まである今回も予算ついていますが、こういったものって見方によれば既得権になってきているの
かなというふうに思っていますので、補助金とか、そういったもの、今これだけではないですけれども、いろ
いろな活動に出しているものに対しても、一度見直していただきたいなと。それを見直すことによって、財源
が出てきたり、その財源で今まで出していた金額よりも半分の金額、または10分の1の金額で活動ができたり、
そういった効果が生まれてくると思いますが、いかがでしょうか。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 今いろいろなボランティア団体等に補助金を出してるわけでございますけど
も、そちらのほうの補助金のあり方等につきましては、その時期によりまして、その補助金のあるべき姿とい
うものは、過去にも検討してきた経緯はあるかと思っております。それで、今後市長が考えていらっしゃるも
のは、行政と市民が協働して市政を実現していくというのに、今後新たにあるものだけではなくて、市もやら
なくてはならない中で、財源が限られておりますので、その中で市民の協力、協働を得ていってやらないと、
なかなかいいまちがつくれないんじゃないかというふうに考えております。ですから、今までは新たなサービ
ス等も市でやらなければならなかったところに、市民の協働の力、協働をかりてやっていかなければ、いい市
民サービスができないというふうに、今後は転換していかなければいけないと市長は思われておりますので、
それに向かって我々も、それに向かった施策を考えなければいけないかなというふうには認識しておるところ
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でございます。
以上です。
○市長(尾崎保夫君) 今補助金ということで、既にたくさんの補助団体があるということはおっしゃるとおり
事実でございます。それが既得権化しているというふうなお話も今ありましたけども、確かにそういうところ
もなきにしもあらずかなというふうな思いはございます。この間、「市民自治を考える」で福島さんという昔
の我孫子市長さんが始めた補助金を一度全てゼロベースにして、そしてプレゼンテーションをもう一度今度は
参加したい方全ての団体で改めてプレゼンテーションをしていただいて、そこから補助団体を選んでいくと、
期間はたしか3年だったと思いますけど、3年間はやっていただくと、3年たったら、またゼロと、そんなふ
うなことをしたということで、私自身もその辺の話はよく聞いているわけですけども、やはり既得権という言
い方はおかしいですけども、市として必要だというふうなものもございますし、それともう一つはその切り方
というか、我孫子市の場合は市民の委員会のようなもの、選定委員会なものをつくって、そこでプレゼンをし
ていただいて、その中で決定をしていったというふうなお話でございまして、そこには行政側はほとんど入っ
てってなかったというお話も聞いているわけですけども、なかなかどこが難しいのか、私自身もよくわからな
いというところはあるんですけども、それと同じようなことをやっている市というのは、ほとんどその後出て
きてないと、やはりそこに何らかの難しさがあるんではないかなというふうには思いますけども、そのことに
ついては、私自身も細かく調べたこともありませんので、今後私どものほうでも補助金の見直し等というか、
そのようなことも曲がりなりにもしてきているわけですので、そういう中では参考にさせていただいて、今後
検討をしていってもいいかなというふうには思っていますけども。
以上です。
○5番(関野杜成君) 我孫子市長の件、私今市長から初めて聞いたんですが、正直必要なものには必要なもの
として出すのは私は必要だと思います。ただ、実際にこれどうなんだろうって思っているものもあると思いま
すし、それと同時に今のお話、部長の答弁を聞くと、やはり市が考えたものを市民にやらせているというイメ
ージでしかありません。やはり、市の職員が考える考え方と市民から提案される考え方、それって全く初めの
入り口が違うので、市民ですから、それはできないよということも普通に言ってくると思います。ただ、そう
いう意見が、ある意味今市としての壁にぶつかっている部分、そういった何をしていいのかわからないという
部分のヒントになると私は思っています。そういう意味では、市から市民にお願いをする、確かにそういう事
業もあるでしょうけども、市民協働と言うからには、なるべく市民の意見を取り入れたそういう事業を行って
ほしいなというふうに私は思っているんですが、考え方をそういうふうに改めていただけますでしょうか。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 今関野議員がおっしゃったように、市民協働型というのは、市民提案型でし
ょうか――というのはまさしく市民が考えていることに現場の行政が賛同すれば、それを協働してやっていく
というものだと思います。ただ、今新たに市がやりたいものにつきましては、市が、行政が提案したのに賛同
していただいてくれる団体、個人の方が協働するというようなところに進んでいるのは事実でございます。た
だ、いろんなタイプがあるかと思いますので、その中で今市長が行いたいという大きな施策の中の一つに観光
がございましたけども、その観光が今非常にスポットを浴びていろいろやっておりますけども、それにつきま
しては、従前の市が全部やるというものではなくて、そこの中に協働を取り入れて賛同してくれる団体、例え
ば観光のことを考えている団体もちょうどございましたので、そちらのほうと協働していくということで、今
まで行政しか考えられなかったこと以外の、新たな考え方、新たなものが出てきた、「うまかんべぇ~祭」も
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うまくいったのかななんていうふうに思っております。
そういう中で、今市としてやりたいものというのもいっぱいございます。その中で、やはり財源が限られて
おりますので、そこで協働ということでやっていくことで、新たな考え方もいただき財源も落とす、「うまか
んべぇ~祭」も実行委員会にしておりますので、市の予算二百数十万円ありましたけども、総予算はそれの倍
以上あったんではないかと思いますけども、それを実行委員会でやれましたので、寄附も集めることができま
したということがありますので、そういうようなところもありますけれども、市長も先ほど答弁いたしました
けれども、市民の提案型というものも後々取り入れなければならないのかなというふうには思っておりますけ
ども、その前にやはり市としまして、協働のルールですか、あり方を─指針ですね、それをまずつくると
いうところが先だと思いますので、それをつくりながらですけども、並行して市民のほうから提案していただ
いたもので、市が協働を逆にしていくというものも、今後もあるかなというふうに思いますので、その辺は並
行して考えていきたいなというふうに思っております。ただ、現在では関野議員おっしゃるように、市が提案
した事業等につきまして、協働の団体、市民の方を募ってやっているというのが現状かと思っております。
以上でございます。
○5番(関野杜成君) 市民協働のあり方というところで、私も市民協働って一体何なんだろうと思って、ネッ
トでこちょこちょやったら、案外いろんな市で「市民協働とは」というので、いろいろ書いてあるんですが、
ほとんどコピーペーストしたかのように、同じような文章が書かれています。そういう意味では、まずネット
を見ていただいて、いろんな市町村がやっているコピーペーストされてるこの市民協働というのを読んでみて
ください。そうすると、多分指針だったり、方向性がすぐに考えつくと思います。その中で、東大和市として
の市民協働はどうなのかというのを、やはり考えていただければなと思いますし、この市民協働事業提案制度、
これについても、どうやったらこの提案制度が生きてくるのかというのは、もう正直、私が提案してから大分
たっていますので、後発になっていますから、ほかの市町村もやってます。そういう意味では、ほかの市町村
のこの制度を見てください。見て、どういうふうにやるべきかというのも考えていただければ、ゼロから考え
るよりは、ある程度いいのではないかなと思いますし、早いのかなというふうに思っております。
それと、現状確かに去年から、やっとそういった市民協働という形で「うまかんべぇ~」を始めて、市が提
案をして、それに市民の方が協力をしていただいてというのは、初めのはしりですから、私はいいと思います。
その中で、やはり市として多分方向性がもう決まってるんだと思うんですよ。方向性を決めるんじゃなくて、
目標値を市として決めておいて、どうやってそこに向っていくのか、いろんな肉づけをしていくのは市じゃな
く、なるべく協力している市民の方からの意見を取り入れると。その中で、市としてできないこと、そういっ
たものは必ずありますから、そういうものは相談をして変えていくとか、やれる方向に持っていくとか、そう
いった部分を市として提言をしてあげるということをしないと、市が初めから形をつくって、それに参加して
ください、協力してくださいではモチベーションがやはり違うと思うんですよね。やる気が違えば、やる成果
も違うと思います。そういう意味では、もう尐し市民にある程度任せるというような形で目標だけを、こうい
うことをやりたいんだというようなことを伝えて、中身は考えていただけるといいなと思いますし、市が考え
ると課の中でしか考えないんですよね、一つの。市民というのは、どこどこ課、どこどこ課って、そこまでわ
かってないですから、ある意味提案したものが課を超えた提案になってくると思うんですよ。それって私は一
番大切なことかなって思ってます。市は確かに仕事をしなきゃいけないですから、いろんな部だったり、課と
いうのは分けていくのは必要ですけれども、市民からすればそんなのは関係ありません。やはり、これをやる
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に当たって、こういうのもあったらいいね、こういうのもあったらいいねとなってくると、いろんな課に波及
していくと私は思っておりますので、確かに職員としてはやりづらくなるかなとは思いますけれども、やはり
そのやりづらい、難しいというところに、もしかしたら何かしらのこれからの東大和市の希望が見えてくるん
じゃないかなと私は思っております。そういったものを考えて今後やっていただきたいんですが、簡卖でいい
ですので、市長いかがでしょうか。
○市長(尾崎保夫君) 先ほど、「うまかんべぇ~祭」とお話が出て、どうなんだということでございますけど
も、まず「うまかんべぇ~祭」というか、あるいはスイーツウォーキングというのは、一過性の─簡卖に
言えばイベントだということがございます。私は前から申し上げているのは、それを通して市内の商業の活性
化というのを目指すということでありまして、「うまかんべぇ~祭」がいかに盛大に行われようとも、それは
そのイベントとしては成功だったかもしれませんけども、その後それがさらに市内の事業者なりが自分たちで
工夫しながら努力して、それを事業として成り立てるような努力というか、行動を起こしていただけるかどう
かというのが、私はこれからは大切だと。これは「うまかんべぇ~祭」のイベントの目標というか、イベント
はあくまでも手段であって、目標はそういうところに置いているというようなお話はさせていただいているわ
けですけども、第1回目の昨年はそこで入選された作品につきましては、市内のお店で販売をしていただいた
と。スイーツウォーキング等に向かっては、「うまべぇ」のサブレをつくったりとか、今はパンが出ていたり、
いろんなものが出てきていると。これからも、何点かいろんなところで品物をつくって販売していくというふ
うなお話も聞いてございます。そういう形で出たときに、私どものほうがそれをどうPRして宣伝していける
かというところは、これからはそこに力を入れる必要があるかなというふうに思ってます。
ですから、いろんなところでいろんな方が御努力をいただいて、製品として、品物として、いろんなものを
出していただくというふうな方向に持っていければいいなと思うし、今はその一歩が踏み出たかなというふう
には思っているわけです。そのやり方、いろんなことがそれぞれの事業者の方々が、いろいろと工夫しながら
やってっていただくと。私どものほうは、そのお手伝いというか、PRをしていくと。ただ、今行政側でとい
うことで問題点というか、私自身はPRの仕方、それが非常にうまくいってないというふうには、私自身は思
っています。これは、今観光というか、そういう意味で始めたところもありますので、所管のところは一生懸
命やろうとしているんですけど、それ以外の部署については、いま尐し考えていただかないというふうな思い
はありますけども、そういった意味ではPRの仕方等がいまいちかなというふうには思ってございます。
また、これからもそういった意味で2回目、今回始めるわけですけども、その結果として、どんなものが出
てくるかということで、楽しみにしているところもありますし、それをどうPRしていけるのかということで、
行政がPRということで、非常に難しいところもあるかもしれませんけども、ただ尐なくとも私どもが事業と
して始めた内容を一生懸命やっていただけるところについて、私どものほうもしっかりとPRして、できたら
そういうふうなものの売り上げだとか含めて、事業者の方に還元できれば一番いいわけですけども、そういう
ふうなところをどんどんふやしていきたいなというふうには思っています。それが、一つの市内の活性化とい
うことになっていくのかなというふうには思っています。
以上です。
○5番(関野杜成君) 実際市長が言われたとおりだと思っています。商工会のほうで一店逸品運動とか、そう
いうのを、あとチケットですね、市内でしか使えないというようなのやっていますけれども、正直、私あれに
ついても数年前からずっと言っています。あのチケットというか、あれを売ったときだけは、やはり皆さん市
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内のそういったところに買いに来るんですよね。ただ、次は来ない。それを、商店の方嘆いているんですよ。
ただ、私からするとせっかく1回来ているのに、そこで次に来てもらうためのものを考えてないあなたたちが
悪いというのを私は言わせていただきます。そうすると、商工会の方、いつも私嫌われているんですけれども、
そういう意味では市長が今言ったように、商店の方も商売やっていますから、商売人ですから、ちゃんと努力
をしなきゃいけないのかなと思ってますし、それのきっかけづくりとして、そういう市内で使えるチケットを
売っている、それに対して市も補助を出しているというふうに思っておりますので、まずは食だったり、商店
だったり、そういったところに関しては、まず足を運んでいただくというところに関して市が協力をする。そ
の後は、もちろん自分たちでやられなければいけないことだと思っていますので、その点はその点でしっかり
言ったほうがいいのかなと思いますし、それとは別に防犯だったり、環境だったり、そういったところになっ
てくると、ある意味そういったものとは変わってくるのかなというふうにも思っています。そこで、やはり市
の方が今市長も言いましたが、PR、宣伝の仕方というのは、職員の方というか、役所の方は正直宣伝という
のを一番に考えてやっている方々ではありませんので、それこそPRの仕方というのは、宣伝をメーンに置い
ている企業さんか何かをうまく利用して、どうやってやったらいいのかとか、そういう勉強会だったり、宣伝
をしてもらったりだったり、そういったことをするのも私は一つかなというふうに思ってます。
いろいろお話をしましたが、以前からこの協働事業提案制度については、検討をされている、検討しますと
いう答弁をいただいていますんで、検討をされているとは思いますので、再度新しい市長となって市民協働を
メーンに考えている市長ですから、見直していただき、それが今の市長の考え方に合うということであれば、
市長なりのやり方でやっていただければなと思っております。これについては、要望をしておきます。
次に、粗大ごみ業務についてです。
これは、以前は市のほうに電話を入れて、こういった粗大ごみがありますと。ナンバーと名前と住所と電話
番号を伝えて、小・村・大のほうに持ち込みをして、それで後から処理費がこれだけかかりましたというもの
が届いて支払いをするという流れだったと思いますが、それが変わりまして、2年ぐらい前なのかな、変わっ
て委託になったと。聞くと、月額78万4,000円、年間800万円近くということなんですが、ちょっとこれ年間
800万円近くの予算がかかっているということの確認なんですが、これでよろしいでしょうか。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 委託に伴います月額経費につきましては、先ほど市長答弁にもございましたよ
うに78万4,544円となっております。
以上です。
○5番(関野杜成君) それだけの金額やっている割には、随分と適当な対応をしてるなというふうに思ってま
す。正直、これは市民から聞いたのではなく、私個人が受けた対応です。
もう一つ聞きます。これ、仕様では委託の内容では何時から何時というような契約になっているか、教えて
いただけますか。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 業務の時間につきましては、朝8時半から5時までとなっております。
以上です。
○5番(関野杜成君) 8時半から5時まで、これ昼休みとかっていうのは何か入ってたりするんでしょうか。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 済みません、先ほどの業務時間なんですが、終わりが5時15分です。訂正させ
てください。
お昼時間につきましては、基本的に朝8時半から5時15分までを通した中で、ローテーションで対応してい
-445-
ただいている状況でございます。
以上です。
○5番(関野杜成君) ということは、お昼に電話をしても受けていただいて、実際に何を捨てに行くかをそこ
で確認してもらうということは可能だということですね。うなずいているんで、そうなのかなと思いますが、
私、ことしはやってないんですが、去年2度ぐらい行ったんですけれども、2度とも1時ぐらいに電話をいた
しました。1時と12時半かな、覚えている限りは。そのときに電話をすると、「済みません、1時半にならな
いと、その場所に私たちいないんで、1時半に来てください」というふうに言われているんです。これって、
契約違反じゃないですか。私はそう思うんですが、いかがですか。
○ごみ対策課長(松本幹男君) 業務の委託に伴いまして、お昼の時間につきましても、先ほど申し上げました
とおり、対応可能な状態にしていただくということで委託をしているわけです。ただ、衛生組合への粗大ごみ
への搬入を直接市民の方が行う場合、どうしても衛生組合の持ち込み可能な時間というものが、時間的制約が
ございます。午前、午後とそれぞれ時間等を設けた枠の中での直接の粗大ごみ等の持ち込みとなりますので、
その辺の時間に合わせたアナウンスのほうはさせていただいているというふうに認識しております。
以上です。
○5番(関野杜成君) もちろん、私も知ってます。知っている上で、ある意味早急に終わらしたいので、衛生
組合がやってないけれども、事前に確認をしていただいて、衛生組合がやってる時間に捨てに行こうと思って、
それで電話をしたんですけれども、正直そこにいないというのが私としては何かおかしいなというふうに思い
ました。それと同時に、ちょうどそんときは单街でのお祭のときのごみだったんですが、そのときに单街から
衛生組合ってすぐですよね。ただ、なぜかこれは奈良橋の奥のほうに確認場所があって、そこまで行って、そ
れからまた衛生組合までごみを持ってこなきゃいけない。実際、いろいろなものを絡めて言うと、環境的には
どうなのかなというのも考えますし、そういった形で8時半から17時15分まで、本来であればその場所にいな
きゃいけないのかなというふうに思っているんですが、そういういないような業者、結局以前から私もごみに
関しては、いろいろ質問していますが、同じ業者にやっぱりそういうふうにどんどん渡しているから、言葉悪
いですけど、なめられているんじゃないかなというふうには思っています。
あと、値段聞いてちょっとびっくりしたんですけど、ある意味これだけの値段であれば、衛生組合の中に3
市でお話をしていただいて、一つ掘っ立て小屋みたいなのをつくって、そこでカンカンに乗ってもらって、内
容を確認してもらい、ごみを捨てた、その段階でお金を払ってもらうというような形にしたほうが、予算的に
も、あと利用者としても、私は安上がりで利用しやすいんじゃないかなと。ただ、それをすることによって、
1点また今まで市が電話で受けてたのを、こちらに回していますけれども、また市のほうで受けなきゃいけな
いということになりますけれども、私は先日もお話しした財源がなくて、土地を売って6,500万円、金額とし
ては、ここには当たらないですが、年間で800万円ですから、そういうものを差し引いても年間600万円ぐらい
の予算としては、ある意味確保できるのかなと思っておりますし、3市でやればそれなりに、3市だからとい
って3人いなきゃいけないというわけではなく、1人ないし2人、もちろんそういう常駐をしていただければ、
それなりの削減ができると思うんですけれども、そういった考え、提案ですけれども、それについてはいかが
でしょうか。
○ごみ対策課長(松本幹男君) ただいまございましたように、東大和市としての考えも実は平成22年度に、こ
の事業を行うに当たりまして検討した際に、それぞれ武蔵村山市、小平市の状況等を確認させていただき、で
-446-
きれば最終的に持ち込みを行い、また中間処理等を行う場所も同じ衛生組合であるということもございますの
で、できれば3市で同じ場所で同じような処理をしているという状況から、一体的に行えればというふうに思
っていたところではありますが、実情といたしまして、やはり個々の市の実情がありまして、そのような調整
が現在整えている状況にないというとこでございます。
以上です。
○5番(関野杜成君) 今議会でも、ほかの質問の中で小・村・大のリサイクルセンターについてというのもお
話がありますけれども、そういったいろいろな問題がある中で、こういった提案をしたところで、まずは話は
そっちだということに成りかねないかなとは思いますので、その話がうまくいった暁には、もう一度これは見
直していただきたいなというふうに思っております。見直すことで、財源の確保にもなりますし、利用者から
─私利用者としての立場で言っていますけれども、利用者としてもやはりそちらのほうが楽ですし、利用
しやすいです。そういう意味では、検討課題にあるのかなというふうに思いますので、この点については要望
をしておきます。
次、給食センター予定地と運動施設の利用の施策についてであります。
実際のところ、市長への手紙か何かで3件あって、太陽光発電、3市共同施設と近い、削ってまで給食セン
ターをつくる必要があるのというところですが、不思議と3件別々の意見が来たんだなという、当たり前のよ
うな普通の市民の方が思うような意見が、そのまま素直に届いているなというので、私も市民の方がそういう
意見を出す場所があるということを知っているというところで、うれしくは思いましたが、それは置いときま
して、実際この予定地になりまして、場所として狭くなってますよね。工事やると、実際工事のときも使えな
い部分も出てくると思いますが、予定地と決定したから、もうこの利用者への対応はいいと思っているのか、
それとも今後やはり利用者が今まで使ってた部分を尐しでも削って、給食センターをつくってしまったので、
何かしら市としては対応をしてあげないといけないかなというふうに思っているのか、どちらでしょうか。
○学校教育部長(阿部晴彦君) 桜が丘市民広場の一部に、新しい給食センターを建てていく計画だということ
で、現在桜が丘市民広場の利用をされている団体の方、具体的には体育協会の傘下の協会の代表の方に昨年度
の秋から再度御説明の機会を設けておりました。その中で、具体的なお話をさせていただきまして、御要望も
いただき、その結果として給食センターの敷地として、当初3,500ぐらいを予定していましたが、縮小する形
でということで、一応市としても計画を建てたということでございます。その中で、さまざまな利用者の方か
らの御意見などもありました。やはり、現在使えるものが狭くなるということでの御不便はあるのは、私ども
も大変心苦しい部分はございますが、給食センターということで、最終的には子供たちのためであれば、もろ
手を挙げて賛成とまでいかなくても、理解したというようなことで御理解をいただけたと考えております。そ
の後も答弁にもございましたように、具体的にグラウンドに一部を地盤調査で利用が中断せざるを得ないとい
うことも周知をさせていただきましたが、その際も特段御意見は賜っておりません。今後も姿勢としては、お
話とかあれば真摯には対応してまいりたいという姿勢ではあります。
以上でございます。
○議長(尾崎信夫君) ここで10分間休憩いたします。
午前10時15分 休憩
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午前10時27分 開議
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○議長(尾崎信夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○5番(関野杜成君) 私が言っているのは、ある意味削ってしまってグラウンド、市内にはほとんどそういっ
た運動施設というのは尐ない状況です。特に、隣のまちの武蔵村山市から比べると、全く尐ない状況ですので、
新しくそういったものを確保するとか、そういった部分で何かしらの利用者への施策ということで聞いていま
す。答弁の中でも、警視庁グラウンドのほうがというようなお話がありました。これについては、早急に市の
ほうで多分向こうで受付等をするよりも、市が間に入ってあげて受付をしたほうが市民の方もやりやすいです
し、今までと変わらない申し込みの方法でいけると思いますので、それはそれで早急に形をつくっていただき、
利用実績を上げていただくと。その上で、まずはその形ができないのに、次の何かしらの部分を貸してくださ
いというと、相手方は間違いなく嫌がると思います。まずは、そこの利用実績を形をつくった上で、その隣に
ある芝生というのか、野原というのか、あそこの大きなスペースがあると思います。地下には、都の災害だか、
防災のときの水をためる貯水になっているのかと思いますけれども、そういう意味では、まずそちらを確立し
た上で、次そういったグラウンドというか、そういう使える広場、スペースがあるわけですから、そういった
ところに次取り組んでいったり、また以前のほかの他の議員が言っていましたけれども、参議院会館の跡地だ
ったり、ああいったところの利用も必要なのかなというふうには思っておりますが、今後の予定を教えてくだ
さい。
○社会教育部長(小俣 学君) 桜が丘市民広場の一部のグラウンドが縮小されるということに伴っての施策と
いうことになりますけども、教育長の答弁でもさしていただきましたとおり、現状では貸していただけるとこ
ろの場所をふやして、照会をしながら利用の拡大、拡充につなげていっていければいいなというふうに思って
いるところでございます。そういう中で、警視庁との調整をしている中では、市には貸すよと、市が間に入っ
て市が窓口になった形で貸しますよというふうに、お話の中ではいただいておりますし、あいていれば有料で
はございますけども、どうぞ使ってくださいというようなことも言っていただいていますので、こういうとこ
ろは手続の仕方とか、そういうルールをつくりまして、利用団体のほうに情報提供をしたいと思います。これ
までも自治大学校のグラウンドの借用の件につきましても、PRしてきましたし、あと東村山市の経済産業省
の研修所ですか、そちらのグラウンドについても情報提供してきた経過がございます。
また、ほかの議員の方からお話しありました生化学工業のお話もあります。
また、これはまだ調整これからですが、森永乳業のテニスコートという話もございますので、今後貸してい
ただけるところを積極的に当たりまして、利用団体のほうに情報提供したいと思っております。
また、警視庁グラウンドの隣の場所、それから参議院の場所、あそこの場所はまだ借りられる場所とは私ど
も位置づけてはおりませんけども、そういう段階になれば、関係部署とも調整をしてルールづくりというんで
しょうか、そういうことになり、あわせて利用団体のほうに使える情報として流していくということになって
いくのかなというふうには考えております。
以上です。
○5番(関野杜成君) なるべくうまくやっていただいて、早急にやっていただければなと思っています。
あと、利用者のほうから声は、これといってないというようなお話がありましたが、実際利用者に声を出し
ていただこうというていで行っているにもかかわらず声がないのか、それとも待っている状態で何も声がない
のかというところが、私には疑問を感じます。正直、私のところには利用者から、やはりこういった形にして
ほしい、何してほしいという意見は来てます。先ほど、市長への手紙で3つほど、そういう御意見があったと
-448-
いうことですけれども、この方たちは市長への手紙というものが声として出せるというのを知っているかもし
れませんけど、ある意味、利用者の中には、どうやって伝えたらいいのかっていう方もいますし、以前も言い
ましたが、実際工事いついつから行いますという張り紙をされて、初めてやっぱり給食センター、ここつくる
んだって知った方も多くいます。そういう意味では、本当に利用者の声を聞くんであれば、もっと積極的に利
用者の声を聞くなどを行うことが私は必要だと思いますし、ただ私も一つ言っておきますけど、聞いたからと
いって、その意見全てを行うほど、この市には財源も場所もありません。ただ、できる限りのことはしてあげ
なければ、給食センターをつくるに当たって利用者が今まで利用した土地をやはり取っちゃっているわけです
から、それなりに対価と言い方も変ですけれども、何かしらのことをやってあげるのが、私は人じゃないかな、
そして行政じゃないかなというふうに思っていますが、いかがでしょうか。
○教育長(真如昌美君) 新給食センターの建築にかかっては、今おっしゃったとおり、貴重な市の財産を、し
かも今現在使われている方にお願いをしながら、土地を分けていただいたという、そういう状況がございます。
市長への手紙等々で御意見いただく機会はあるんですけれども、それ以外にも各種スポーツの大会等でお会い
するようなときがあれば、こちらから積極的に話をかけまして、コミュニケーションをとるようにしておりま
す。そんなところから、さまざまな要望いただきますけれども、今おっしゃったように簡卖にできますよとい
うことは言えませんので、今後もいろんな機会にお話をする中で、市長、それから社会教育と連携をとりなが
ら、誠意をもって対応していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
○5番(関野杜成君) ありがとうございます。センターができても、尐なくなった土地の部分、グラウンドの
部分をやはり返してあげるというのは忘れずに、そのままずっと継続して何かしらのことを考えていっていた
だきたいなというふうに思っておりますので、そこは教育委員会というか、社会教育になってしまうのかもし
れませんが、市と話し合いながら行っていただければと要望をしておきます。
次に、多摩湖の周遊道路の整備についてです。
これについては、ちょうど情報センターでしたっけ、3階だか、4階に情報コーナーができたときに、私も
伺わせていただきました。そのときに、初めて女子マラソンがあるということで、お仕事中の総務部長を呼ん
で、これは何だというようなお話をさせていただきましたが、せんだって他の議員のときも市の職員が、それ
を見つけてきたと、よくこの記事が残っていたなというのが私も思い、市長のほうに立ち話ですがお話しさせ
ていただいて、予算化になったんですが、予算化しなかったら私質問しますと言って、正直質問してんで約束
を破っているところではあるんですけれども、なぜ今回質問をしたかというところなんですが、ある意味、こ
れ私すごくいい起爆剤になるんじゃないかなと思っていたんですね。ただ、この起爆剤になるのに25年の予算
では碑を建てると、マラソンで招待選手を呼ぶと、そんなに今までと変わらない行事に、私は事業に見えてし
ょうがないんですね。もう尐し、せっかくそういった発祥の地というところでのものですから、何かしらの起
爆剤をつくって、皆さんがそこに集まって、もちろんランニングでも、ウオーキングでもする人口がふえてく
れば、東京都の皆さんの水道、水がめですから、安全じゃなきゃいけないから、ここには入れませんとか、広
げられませんとか、そういったやる気のない言葉を払拭できるぐらいのものになるんじゃないかなって思って
います。
そういう意味では、今現状この事業内容だけではなく、もう尐し何かしらの事業内容の方法があると思うん
ですけれども、今碑と、その招待選手だけではなく、それ以外の考えがあるのか、まずお伺いします。
-449-
○社会教育部長(小俣 学君) フルマラソン発祥の地ということでの予算化のお話でございますけども、これ
に向けましては、今議員もお話しされましたとおり、ほかの部の職員がそういう情報を得て、私どもにも教え
ていただき、毎年同じ駅伝をやっていては、やはり先細りになることもあります。いろいろさまざま新しい取
り組みを、ここ一、二年、多摩湖駅伝に向けてはやってきてますので、今回この新たな事業として記念碑を建
て、有名な強豪な選手を呼んでやるということで、私どもも起爆剤にしたいというふうに思って事業化したと
ころでございます。
お話のとおり、つくって終わりでは当然議員のおっしゃるような高いとか、もったいないとか、そういうこ
とにもなってしまいますので、これは今後の事業に結びつけて有効活用していく必要があるというふうには思
ってます。例えばですが、これはまだ関係部と調整はしておりませんけど、例えばスタンプラリーのスタンプ
場所にしていただくとか、そういうルートにしていただく中で改めて、その石碑を見て、ここが昭和53年に行
われたんだなというような認識を持っていただき、東大和市で初行われたというようなことを認識してもらえ
れば、大変今後の観光の施策にも寄与できると思いますし、そういうつくって終わりではなく、これからさま
ざまな事業展開をしていく中で、この場所を使ってやっていくと、そういうこともこれから考えていかなきゃ
いけないというふうに思ってますので、職員ともいろいろ考えながら、ほかの部とも連携して、ここを有効活
用していくと、そういうことも考えていきたいと思っています。
以上です。
○5番(関野杜成君) やっぱり、メディア使うのが一つかなと思うんですけれども、現状やっぱりマイテレビ
だけなんでしょうかね。そのほかのメディア等には、宣伝になったり、そういった情報だったりというのを提
供というのは、今まで行ってきてなかったのか。今後行っていくのか、そういう考えはあるのか、ちょっとそ
こをお願いします。
○社会教育部長(小俣 学君) 駅伝につきましては、これまでもマイテレビだけではなく、立川の記者クラブ
加盟の報道のほうにも情報提供はしております。今回のフルマラソンの発祥の地の内容につきましても、先日
2月のプレス発表に合わせて、記者クラブのほうに情報提供したところでございます。
以上です。
○5番(関野杜成君) 情報提供、それはいいんですけど、ある意味、私、別の件でいろいろそういったことを
やるんですが、私のほうでは、そういう記者クラブみたいなものはないですから、メールを送ったりするんで
すね。やはり、各テレビ局にメールを送るとき、ぱっとメールを見たときにキャッチですよね。おもしろいと
思うと、案外取り上げてくれるんですよ。そういう意味では、もういろんなところにメールを送ったり、情報
提供の手段を記者クラブだけじゃなくて、もっといろんなところに出すとか、例えば東京マラソンで名前はど
忘れしちゃいました、ビートたけしの物まねをやるやつが倒れましたけど、逆にああいう人間を呼ぶとか、何
かしらちょっとニュースになった人間が来ることによって、おもしろみを感じてメディアが来てくれるという
ようなこともありますので、メディアだけに言うのではなく、招待選手、どういう人を呼ぶか、もちろんその
人間だけを呼んでもしょうがないですし、それなりにマラソンで名の通っている方という方でもいいですし、
やっぱり違うアプローチの仕方というのも考えていただいて、どんどんどんどん情報提供していただきたいな
というふうには思うんですが、いかがでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) 駅伝のPR含めまして、今議員のおっしゃられた報道だけでなく、さまざまな
という部分でのお話につきましては、私どももPRがまだまだ足りないと思いますし、これは私が思ってます
-450-
が、余り上手じゃないのかなというふうにも思うところがあります。関係機関にも、そういう情報を見てもら
えるような、そういう取り組みもしたいとは思っておりますけども、なかなかこれはまだこれからの課題でも
ありますので、さまざまなどういうことができるのか、考えながら1人でも多くの方に情報が届くように努め
ていきたいと、そのように考えております。
以上です。
○5番(関野杜成君) なるべく、そういったものというのは、情報提供するとき、行政がやっぱり情報提供し
た文書だなと思われるんじゃなく、本当にこの東大和市の社会教育部から来ているの、行政マンが書いたのか
とびっくりするような、ばかみたいなキャッチでもいいと思うんです。やっぱり、ニュースというのは視聴率、
テレビというのは視聴率ですから、国民が喜ぶもの、楽しいもの、または今そのときはやっているものという
ものをニュースにします。ニュース見てると、最近ずっとこういうの多いな、ああいうの多いなというのは、
皆さんも見ててわかると思いますから、ある意味相手方に立った気分で、どうやったらそれを取り上げてくれ
るのかということを考えた宣伝の仕方というものが必要なのかと思っておりますし、正直キャッチもぐっと来
る何かが必要なのかなと、市報を見ていても余り何かたらたらたらと文章書いてあるな程度ではなく、そこに
文字を1個だけで隠してみるとか、何かそういう目の視覚へ訴えるようなものとか、そういうものでもやはり
情報提供としては必要になってくると思いますので、ことしじゃないですけど、来年ですよね、これは。1年
まだありますので、なるべく多くの方にそういう情報提供して、一発目でまずは有名にすると。有名になるこ
とで、今マラソンだったり、そういうのがはやっていますから、皆さんが集まってくる。集まってきたところ
の中で、今の道路では使いづらい、だから東京都と水道局に話を持ってって、または東京都に直接持ってって
もいいと思います。あそこの道を広げるとか、最終的にはあそこの道を広げるまでのことを考えた上での今回
の記念事業に持っていってもらいたいと私は思っているんですが、いかがでしょうか。
○社会教育部長(小俣 学君) 今回、このフルマラソンを通じて、東大和市の売り、起爆剤にしていくという
ことでお話をさせていただきましたけども、このことが先々多摩湖を走ったり、ランニングしたり、散策した
り、そういう東大和市に来る方がふえていく、それが最大の目標でもありますし、私ども目指すところでもご
ざいます。その中で、自転車道は東京都の管理ですので、市長からも答弁ありましたとおり、機会を捉えてと
いうようなことで要請のお話しさせていただいておりますけども、先々駅伝をやっていく中で、それから市民
の方がたくさん、市外の方も訪れて、非常に人があふれてたくさん利用される方がふえまして、非常にそこが
狭い、一部狭いところがあります、現実に。そういうところを改善してもらう、先々そういうふうになってい
くと思いますし、現状ではまだどういうところを直してもらうとか、そういう考え方というか、方向性もまだ
ありませんけども、内部、役所の中でもそういう関係部がありますので、そういうところと調整をして東京都
に今後、先々ですが、そういう要請をしていくということになるのかなというふうには思っております。
以上です。
○5番(関野杜成君) スタンプラリーと言わず、最終的にはそういうランニングの道ができるとか、そういっ
たところまで持っていくと。もちろん、それが10年、20年先じゃ話になんないんですけど、短期間、3年ない
し5年ぐらいで、ここまで持っていこうということもイメージしながら、来年の記念事業を行ってほしいなと
いうふうに思っておりますので、職員の中だけではなく、いろいろな形の方から情報、どうやったらいいのか
というのも聞いていただければなと思っております。その目標というか、そこまでのことをまず考えるのは、
多分市長だと思いますので、市長、せっかく記念事業として、こういう予算をつけたからには、そこまで持っ
-451-
てってほしいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○副市長(小島昇公君) 日本初の女子フルマラソンの発祥の地ですよというのが、職員のほうから情報を上げ
ていただきました。社会教育のほうが、多摩湖駅伝を主催しておりますので、事業計画をしていただいたと。
非常に、陸協がなくなったりして苦しい中ですけども、社会教育としては、かなり事業を拡大する中で25年度
予算は計上させていただいております。そういった中で、1年先に実施をするということになりますので、今
関野議員からお話しありましたように、今使っている道路を整備していただくということも、一つの選択肢か
もしれませんし、自転車道路を使うのが本当にいいのか、やはり一般の道路を使ったほうが、より効果的かな
という考えもありますから、その辺につきましては、先に向けてはいろいろ検討していくべきだなと思ってお
ります。
観光地へ行きますと、元祖何とかっていうのがたくさん出ていて、どこが元祖かってよくわかりませんけど
も、日本初の女子フルマラソン大会が行われたというのを、先に意思表示をすることで、ここはどこに行って
も東大和市が一番ですよというのが今一番大きいかなと思っております。たしか、九州に行ったときに日本一
の吊り橋ですよというのを渡った記憶があるんですけども、ほかのところにもありまして、ある時点をとると
そうだということもありますので、これは調べておりまして、日本で初めての女子フルマラソン大会が行われ
たという事実は、非常に知名度が低いというのを悩んでいる東大和市としては、画期的なことだと思って事業
展開をしています。そういう意味で言いますと、議員さんを初め市民の皆さんから、いろんなアドバイスをい
ただきながら、効果の大きい事業にしていきたいなと思っております。
以上でございます。
○5番(関野杜成君) 今副市長言われたように、元祖っていっぱいあります。ただ、その中でも元祖と言いな
がらも、ちゃんと集客に結びついているところもあります。ですから、女子フルマラソン初というようなこと
でやっても、集客に結びつかなければ何の意味もありませんので、しっかりと歩道を広げるのか、それこそ車
道を使うのか、そこら辺もしっかりどういった目標に向かって行くのかの絵を描いた上で、2カ年なのか、3
カ年、そういう計画を立てて東京都と交渉しながら事業を実施して、マラソンの、またはウオーキング、また
はサイクリングのそういった道路を拡張するというところまでしていただければというふうに思っております。
まだ、ちょっと2分あるんで、私からいろいろ要望というか、ほかの件なんですけども、先日お話しした向
原保育園の件なんですが、あそこやはり私はとっておくべきかなというふうには思っているんですけれども、
なるべくもしできるんであれば、社会福祉法人の方に一度声をかけて買っていただくとか、そういったことが
できるかどうか。もちろん、社会福祉法人と言ってもそれなりの業をなしていますから、できるかどうかわか
りませんけれども、2棟建つよりも一つの人が持っているほうが後々買い戻すには楽です。そういう意味では、
そういった交渉も行ってほしいなということを要望をしておきます。
それと、市民協働についてです。
市民協働については、先ほど私が提案させていただいたプレゼン制度、あれについてももう尐し考えていた
だいて、ある意味今回予算が通るか、通らないかは、まだわからないというところで話をしますが、通ったと
しても、いろいろな決算を見てても契約差金等が出てくると思います。そういう意味では、全部で尐なからず
300万くらいは、それなりのお金が余ってくると思いますので、先ほど言った場所の提供だったり、もちろん
300万を補助するんではなく、何かしらのそういうプレゼンをした中で10万円の補助、助成をするとか、そう
いった形で何かしら私は実施していただきたいなというふうに思っておりますので、できれば補正予算で上が
-452-
ってきたらいいなと私は思っておりますので、そこら辺の努力、または実施をしていただくことを要望して、
私の一般質問を終わりにいたします。
○議長(尾崎信夫君) 以上で、関野杜成議員の一般質問は終了いたしました。
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◇ 中 村 庄一郎 君
○議長(尾崎信夫君) 次に、9番、中村庄一郎議員を指名いたします。
〔9 番 中村庄一郎君 登壇〕
○9番(中村庄一郎君) 議席番号9番、自由民主党、中村庄一郎です。通告に基づきまして、一般質問をさせ
ていただきます。
3・11の東北の大震災から2年目の春が訪れました。卒業式、入学式の季節になりました。いまだに、地元
で式典を迎えられない被災地の子供たちの思いを察すると心が痛みます。一日も早い復興を願うとともに、被
災地の方々の、また子供たちの未来に向けて、新たに復興の支援に対する国民一人一人が苦しみを分かち合う
試練と覚悟が必要ではないかと強い思いに駆られております。
それでは、一般質問させていただきます。平成25年度予算についてであります。
①としまして、平成25年度の優先施策の根拠と詳細、現状と効果についてであります。
ここに掲げてあるほかにも、たくさんの優先施策がございますけれども、それについては私も十分に理解を
しているということでございまして、その中から抜粋したものを、ここで一般質問としてさせていただきます。
アでございます。日本初女子フルマラソン開催地記念事業費についてであります。
イといたしまして、観光事業補助金(増額分)と総額について。
ウ、中央公民館耐震補強工事設計委託料について。
エ、ごみ減量等シンポジウムの開催に係る経費について。
オ、家庭ごみの減量施策に係る経費について。
カ、高齢者見守りぼっくすの設置について。
キ、「赤ちゃん・ふらっと」の整備に係る経費について。
ク、国民健康保険医療費分析及び保健事業業務に係る経費について。
ケ、地域防災力の強化に係る経費について。
コ、学校特色化補助金について。
②といたしまして、平成25年度のその他の主な施策の根拠と現状と効果について、お伺いをいたします。
こちらにつきましても、ほかにもたくさんありますけれども、その他の事業につきましては、理解をしてお
りますので、この2項目について、御質問をさせていただきます。
ア、公共施設のあり方の検討に係る経費について。
イ、自治基本条例のあり方の検討に係る経費について。
以上、再質問につきましては自席にて行わさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
〔9 番 中村庄一郎君
降壇〕
〔市 長 尾 崎 保 夫 君
登壇〕
○市長(尾崎保夫君) 皆さん、おはようございます。
初めにですが、ここでは総括的な答弁とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
-453-
初めに、平成25年度予算の優先施策についてでありますが、この優先施策は私の所信表明で申し上げました
6つの施策に基づくものであり、平成25年度予算におきましては、住みよい活気あるまちづくり、環境にやさ
しいまちづくり、福祉の行き渡ったまちづくり、そして地域力・教育力の向上、この4つの施策に係る事業に
つきまして、予算化を図り、具体的に実施いたすものであります。
次に、その他の主な施策についてでありますが、これらは平成24年度に策定した実施計画の主要事業であり、
公共施設のあり方の検討、自治基本条例のあり方の検討につきましては、喫緊に取り組む必要がある事業と判
断いたしまして、平成25年度に予算化を図ったものであります。これら優先施策等の実施によりまして、市民
サービスの向上等を図り、夢のあるまちづくりを目指しながら、今後の市政運営に努めてまいりたいと考えて
いるとこでございます。
以上でございます。
〔市 長 尾 崎 保 夫 君
降壇〕
○9番(中村庄一郎君) それでは、再質問に移らさせていただきます。
まず、平成25年度の優先施策の根拠と詳細、現状と効果についてであります。
まず、アの1番としまして、初めに日本初女子フルマラソン開催地記念事業についてでありますが、この事
業のきっかけと、その概要について御説明をいただきたいと思います。
○社会教育課長(村上敏彰君) それでは、日本初女子フルマラソン開催地記念事業のきっかけと、その概要に
ついて御説明させていただきます。
昭和53年4月16日に多摩湖畔を3周する女子のフルマラソン大会が実施をされました。参加者は49人と尐な
かったのですが、この大会が女子だけで行われた日本初の大会でありました。昨年4月、通勤途中に偶然ラジ
オでその話を職員が聞いたことから、庁内でそのことが話題となり、これは東大和市をPRするチャンスの一
つであると考え、今回の事業化といたしました。
事業の概要についてでございますが、毎年3月に実施をしております多摩湖駅伝大会に合わせまして、記念
碑の除幕を行うとともに、多摩湖駅伝大会に女子の強豪選手への出場をお願いして大会を盛り上げると、この
ようなことを考えてございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございます。既に、他の議員もこのことについては再質問の中でも出てい
るようでございますが、事業の概要はわかりました。
それでは、市として、この事業をきっかけとして今後どのようなことを期待しているのか、その目的を教え
てください。
○社会教育部長(小俣 学君) この事業の目的でございますけども、大きく2つあるというふうに考えており
ます。
一つには、多摩湖駅伝大会、毎年行っておりますが、こちらをより充実していきたいと、そのための事業と
考えておりまして、駅伝大会の冠として日本初の女子フルマラソン開催地ということを入れまして、全国的に
も知名度を上げたいと思っております。そして、より多くの選手や応援の方々に御参加をいただき、大会をま
すます盛り上げていきたいというふうに考えています。これが1つ目ですが、もう一つとしましては、今後に
もなりますけども、さまざまな機会を通じまして、初開催地をPRすることで、景勝地でもあります多摩湖を
訪れていただき、多くの方々にその魅力を体感していただくことということで、目的として考えております。
-454-
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) その目的はわかりました。
それでは、先ほどの前回の議員の質問の中からも今の内容で起爆剤としてという言葉が出ました。今の内容
をお聞きしますと、観光施策の一助としてということの考えがあるということなんでしょうか、どうなんでし
ょうか。そのことについて、お聞きしたいと思います。
○社会教育部長(小俣 学君) この事業につきましては、駅伝の充実を最大の目標としておりますので、施策
としましては、スポーツ振興というのが第一かなというふうに思っております。しかしながら、このことを起
爆剤としまして、今後人々がたくさんこの地を訪れるということになれば、経済効果もありますでしょうし、
そういう意味では広い意味で観光施策のほうに寄与ができるというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) 今の御答弁ですと、観光施策の一助という一つの部分もあるんだということでござい
ますけども、観光行政というものの一助というふうなことも、やはりこれからどんどん考えていくべきだと思
うんですね。一つのイベントには必ず、市長の政策の中には観光行政というのが入っているわけですから、常
に事業をするときには、そういう部分のことを念頭に置いて進めていくのがまず第一かなというふうに思うん
ですね。それで、観光行政、観光施策の推進による効果というのが一つあるわけですよ。行政として、要する
に観光だけじゃなくて、観光行政ということで何かしらの当然施策として受けるものがなければいけないと、
こういう中では観光の施策の推進がまずありますよね。次に、地域の観光意識の高まり、観光客数がそれでふ
えてくるということになってきますよね。そうしたときに、まず経済効果と社会効果というところに分かれて、
経済効果の中では地域での消費増、それから雇用の拡大、それから産業、商業、これの集積の推進というのが、
この経済効果。
もう一つは、社会効果っていうのがあります、先ほどお話しした社会効果ですね。これは、観光交流の促進、
それからイメージの向上、それから地域への愛着の醸成っていうことがありますね。その経済効果、社会効果
の2つを集めたところで、地域での社会活動の活発化とか、地域の産業、商業の活発化が出てくると、これが
やっぱり大きな効果であるところの施策ということなんですね。そん中では、成果指数と目標値というのを設
定しなければいけないというふうに思うんですね。それについて、成果の指数、例えば商業の年間販売額とか、
それが大体どのくらいの数カ月、どのくらいの計画でやってくのか。あと、参加動員数なんかはどのくらいと
いうふうに考えているのか。それから、あとは指数とする理由、これが今の現状はどうであるか、それからど
のくらいの規模の金額を目的にしてんのか。あと、目標値ですよね。要するに、どのくらい収入というか、そ
ういうものが収支としてあるのかということが、やっぱり一つの事業として進めていく中では必要性があると
思うんですね。それについて、お聞きしたいと思います。
○社会教育部長(小俣 学君) この事業につきましては、先ほども申し上げましたとおり、たくさんの方々が
今後も東大和市を訪れていただくということを、最大の目標にしているところでございます。今議員のほうか
らお話のありました経済効果、社会効果というのも、当然考えていかなければいけない部分もあるとは思いま
す。ただ、今回のこの事業につきましては、全国に東大和市が日本初の女子フルマラソンの開催地であること
を、まずは広めたいと。そして、多摩湖駅伝大会の発展、多摩湖周辺でのランナー、それからサイクリング、
散策に訪れる方がふえるということを現段階では第一の目標としていることから、具体的な成果指標や目標値
などについては、現在は持っていないというのが状況でございます。
-455-
以上です。
○9番(中村庄一郎君) 現在はないということでございます。
それでは、次に移ります。イの観光事業補助金、増額分と総額についてであります。
増額分については、どのような配分がなされているのか教えてください。
○産業振興課長(中村 修君) 25年度の観光事業の増額分の配分でありますが、25年度につきましては、グル
メコンテスト実行委員会、フォトコンテスト実行委員会、グルメウォーキングの実行委員会の3つの実行委員
会に補助を行いたいと考えております。増額分につきましては、増額分90万円につきましては、24年の実績を
踏まえまして、東大和市グルメコンテストの「うまんべぇ~祭」の補助金に充てたいと考えております。
また、補助金の総額は370万円を予定しております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、先ほど女子のフルマラソンのところでお聞きしたことと同じような内容で
お聞きします。
補助金の総額は370万円と予定しているということですけれども、グルメコンテストの実行委員会、フォト
コンテスト実行委員会、グルメウォーキング実行委員会に、どのようなことを期待している、期待しているこ
とと、委員会の目的を教えてください。目標とする姿ということですかね、そういうものをちょっと教えてく
ださい。
○産業振興課長(中村 修君) グルメコンテスト、グルメウォーキングの実行委員会につきましては、市民と
の協働により、東大和市の魅力を広く発信し、市内外から多くの方にまちを訪れてもらい、地域社会を元気に
するとともに、地域に大きなムーブメントを誘発させることを目指しております。
また、フォトコンテストの実行委員会につきましては、地域住民と外部の人からの2つの異なる目線で東大
和市の魅力を再発見することと、従来と異なった斬新な観光スポットを発掘し、それぞれを発信することで地
域の社会の活性化を目指していきたいと思っております。
また、目的としましては、行政と市民が一緒になってつくり上げ、行政が主体となるのではなく、地域の
方々が主体となり、まちおこしを行っていくことが、地域の活性化につながるものと考えております。
また、行政は裏方となってしっかりバックアップを行い、行政が表に出ることではなく、市民と協働のもと
地域社会の活性化を目指していくことを考えております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、今の答弁を踏まえてお聞きします。
各事業の成果指数と目標値を教えてください。成果指数、商業の年間消費販売額ですね、あとは何カ月計画
であるとか、参加動員数とか、あと指標とする理由、あと現状、どのくらいの目標値を持っているのかとか、
そういうところがもしわかっている範囲で結構ですので教えてください。
○産業振興課長(中村 修君) 成果指数につきましては、計画に上げられる将来像の実現に向けて、具体的な
目標となる項目を達成すべき水準をわかりやすく示し、また取り組みの成果を把握していくための数値だと考
えております。成果指数は、行政だけの取り組みによって実現するものではなく、市民、企業など協働して初
めて実現する目的であると考えております。その点からしまして、24年度から始めた事業であり、各事業につ
いての具体的な指標、目標値は設定しておりません。ただ、実行委員会での話の中では「うまかんべぇ~祭」
では1万人程度を見込んでいましたが、それが2万人の参加を得ました。また、スイーツウォーキングにつき
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ましては、500名を募集したところでありますが、今後設定に向けて検討を行ってまいりたいと思います。
成果指標でございます、済みません。
○9番(中村庄一郎君) それでは、ちょっとグルメコンテスト、「うまかんべぇ~祭」の成果指数と目標値を
教えてください。
○産業振興課長(中村 修君) 「うまかんべぇ~」では、グルメ候補の3品が市内で7店舗で販売され、スイ
ーツウォーキングの協力店のうち9店舗が「うまべぇ」の関連商品を販売されております。その意味で、観光
事業の目的である地域活性化につながっていますが、これを具体的な数値化とすることについては、今後研究
してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。アの部分のフルマラソンもそうですし、今回の観光事業補
助金についてもそうなんですけれども、夢はでっかく根を深くという言葉があります。大きな夢を望むには、
それまでに根を深く深く生やしてないと大きな大輪の花が咲かないということもございます。そん中では、市
長の肝いりの施策の中の観光というものを、今お聞きした中では幾つかの事業をするということでございます
けれども、一つ大切なことが幾つか欠けているんじゃないかなというのがあるんですね。先ほどからお話をさ
せていただきました成果指数だとか、目標値、やっぱりこういうものは市民と協働、協働と言いながらも、市
民から上がってくるを待ってるんじゃなくて、やはり行政側がある程度提示していく部分というのがないと、
要するに子供に釣り竿だけ渡して、魚釣ってこいっつっても、子供は魚釣れないんですよね。餌もつけてあげ
るとか、浮きの高さも調整してあげるとかって言わないと、大海の中に釣り竿を投げ落としても魚は釣れませ
ん。そういう意味では、ここの今大切な部分、ここですね、要するにそういう目標値ですとか、そういうもの
を与えてあげないと、夢の実現は難しいのかなっていうふうに思うわけであります。
今のお話の中では、確かにまだ初めてやる事業もございます。それから、事業としても要するに観光の一助
としている事業ということでもありましたけれども、実際には今お聞きした産業の関係では、グルメコンテス
トなんかもう2年目なわけなんですよね。そういう部分では、もう数値も出ているんでしょうし、目標値も、
それから要するに予算配分もそうでしょうし、そういうものをやっぱりしっかりと見据えた上でしていただく
と。そういうことをしていかないと、ただ卖に事業をこなしただけなんだと、市長の要するに政策の中である
だけなんだっていう話になってしまうんですよね。それでは、あくまで税金の無駄遣いということになります。
ですから、先ほど最初お話ししましたように、夢はでっかく根は深く、根が深く深く入っている、そういう植
物のほうがやっぱりしっかりと空を見上げて生きていけるということなんだと思うわけです。
次には、中央公民館、ウに移ります。
中央公民館耐震補強工事設計委託料についてお伺いいたします。
中央公民館の耐震補強工事設計委託料でありますが、この事業の概要について説明をいただきたいと思いま
す。
○中央公民館長(乙幡正喜君) 中央公民館の耐震補強工事の設計委託料の概要でございますが、中央公民館は
昭和49年に開館し、既に38年を経過してございます。この建物自体は耐震化しておらず、24年度に実施した耐
震診断において、構造耐震指標の結果が判定指標を下回っており、耐震性に問題があることが判明いたしまし
た。このため、公共建築物の耐震化整備プログラムに基づきまして、26年度に耐震補強工事を行いたいことか
ら、25年度に耐震補強工事設計委託料を計上いたしました。
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以上でございます。
○議長(尾崎信夫君) ここで10分間まで休憩いたします。
午前11時16分 休憩
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午前11時26分 開議
○議長(尾崎信夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○子ども生活部長(榎本 豊君) 済みません、先ほど関野議員の答弁の中で、市民協働のところで「うまかん
べぇ~祭」の実行委員会は寄附金を募れたとお答えしましたけれども、寄附金ではなく協賛金に訂正をよろし
くお願いいたします。
以上です。
○中央公民館長(乙幡正喜君) 答弁を一部訂正させていただきます。
先ほど、私の答弁で公民館の建物自体が耐震化されてないと答弁いたしましたが、当時の建築基準法を満た
す基準で建設された建物でございます。よろしくお願いします。
○9番(中村庄一郎君) 事業概要はわかりましたけれども、市としてのどのような事業効果が見込まれるのか
教えてください。
○中央公民館長(乙幡正喜君) 事業効果でございますが、中央公民館は災害時の避難場所として指定されてお
りますが、安全性の確保は極めて重要でございます。耐震化することにより、避難場所として有効に機能する
ことが考えられます。
また、公民館は生涯学習の拠点として年間11万人の市民の方に御利用いただいております。耐震化を実施す
ることによりまして、市民の皆様に安心して施設を御利用いただけるものと考えております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
今まさに耐震化、耐震化ということで、あちこち古いものを直す方向でいってますけれども、耐震化工事を
行って増築していくのではなくて、例えば市役所に近いということもあって、環境もいい、すごいメリットが
あるわけですよ。ですから、ほかの企業ですとか、あとは事業所、こういうものが入れる複合の施設として建
て替えということも考えたらどうかなというふうに思うわけです。
また、市内の施設を例えば入れることもというこの考えなんかも、どうなのかなと。例えばシルバー人材セ
ンターですとか、社会福祉協議会とか、そういうものも入って一つの箱物にすると。こういうふうなことの考
え方、あとは企業か何か入れて、それなりの家賃を上げるとか、これはちょっと公民館法の問題なんかも出て
きたり、いろんな難しいところがあるようであります。また、過去には何かそういうのもいっとき経過として、
何か計画としてあったような、ただ建築基準法の問題だとか、いろんなことでなかなか構想は難しいというふ
うな話もあったようですけれども、そこについては、もし何かそういう協議があったら教えていただきたいと
思います。
○社会教育部長(小俣 学君) 中央公民館につきまして、耐震化の工事ではなく建て替えて複合施設ではどう
かというようなお話でございますけども、他市では市役所以外の事業所が入った、そのような複合施設がある
ことは承知をしております。例えばお隣の武蔵村山市では市民総合センターとしまして、教育センター、そし
て保健福祉総合センター、これがあわさった複合施設となっておりまして、この施設の中には生涯学習の活動
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室や学習室、そのほか社会福祉協議会が入っております。
また、町田市では町田駅の前にあります8階建てのビル、こちら市が区分所有という形で6階から8階部分
に公民館が入っていると。そして、1階から5階まで、その下については商業施設が入っていると、そういう
施設があるようなことを確認しております。
中村議員がおっしゃるように、このような複合型の施設に建て替えができれば、おっしゃるように市民にと
って利便性が非常に向上するというふうには思いますし、そういう施設が確かに有効なんだなというふうには
思うところがあります。しかしながら、複合型施設の建設ということになりますれば、現状の公民館の機能に
加えまして、他の施設、機能があわせ持つことになりますので、現状よりも非常に大きな建物になるというこ
とで、建設には非常に多額の費用がかかってくるというふうに考えられます。
今後、総合福祉センターや給食センターなどの建設が控えている状況ですので、私ども担当部としましては、
避難所としても指定されております中央公民館を尐しでも早く耐震化して、市民に安心して利用してもらえる
ように、建て替えではなく耐震化工事として予算計上を進めたというところでございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ぜひ、今予算の件もございますので、なかなか建て替えは難しいということでござい
ますけれども、今後ぜひそういう複合的なもの、やっぱり箱物については、本当にそういうふうな移行をする
時期が来るんじゃないかなと思うんですね。古いもの直しても、直しても、私も今車があちこち車検で、もう
幾つか持っている車、車検で古いものは十何年も乗っているのを、幾つも乗っているもんですから、直し直し
継いででも、いよいよ走らなくなってしまうということで、ちょっと買いかえなんかも時期もちゃんとしてい
かなくちゃいけないのかなと、そういうことを思いますと、非常に建物や環境とか、あと立地条件なんか非常
にいいところであります。ですから、ざっくばらんに言うとJAの例えば出張所ですとか、あとは近くに商工
会館なんかもありますけども、商工会館なんかも恐らくこれで耐震の関係の問題なんかも出てくるわけですよ。
そういうものなんかも考えたり、あとは今までその他の皆さんの今回の議員のほうなんかの質問でもありまし
たように、例えば老人の集えるところ、例えばシルバー人材センターをそこに持ってきて、そこに例えば居場
所づくりみたいなところで、ちょっとその隅っこに年配の人たちが集えるようなところもつくるとか、そんな
ふうな考え方で複合して、その部分、ほかの部分をある程度の処分をして、そういう予算を見るとか、そんな
ところの部分のことも、やっぱり中長期的な考え方ですね。今非常に財政厳しい、厳しいと言いながらも、や
っぱり中長期的な考え方が一つないと難しいのかなというふうに思うわけであります。
それでは、次に移ります。エとして、ごみ減量等のシンポジウムの開催に係る経費についてお伺いしたいと
思います。
まずは、開催の目的と開催効果、経費の内訳を教えてください。
○環境部副参事(佐伯芳幸君) 現在東大和市の廃棄物減量施策等、処理費用の負担のあり方について、市民の
ごみ減量意識を促す手段として、家庭系ごみ有料化の導入を含め、施策を検討しております。今後の家庭ごみ
有料化の現状と課題、ごみ減量等についての多くの市民の方々に考えていただく機会として、シンポジウムを
開催したいと考えており、講師等の謝礼や進行運営の委託、会場使用料等の費用、151万5,000円の経費を計上
してございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、実施内容と概要について教えてください。
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○環境部副参事(佐伯芳幸君) 実施内容につきましては、家庭系ごみ有料化の現状と課題について、講師によ
る基調講演と東大和市における今後のごみ減量等について、関係者によるパネルディスカッション等を考えて
おります。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
私も市長が言われる拡大生産者責任ということも理解していますし、家庭系ごみの有料化ということにも賛
成であります。まさに、これが協働の一つであるのかなというふうにも思うわけであります。余り長いと、ち
ょっと次の質問に控えますので、オといたしまして、家庭系ごみの減量施策に関する経費についてお伺いしま
す。
具体的な内容と目的を教えてください。
○環境部副参事(佐伯芳幸君) 具体的な内容と目的につきましては、家庭系ごみ減量施策として、生ごみの減
量事業、不要になった食器の回収事業、古紙等の資源物持ち去り防止事業の3事業を考えております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、各事業の経費の内訳について教えてください。
○環境部副参事(佐伯芳幸君) 家庭系ごみの減量施策に対する経費595万4,000円については、3つの事業を計
画しております。
一つは、生ごみ減量事業の経費として411万1,000円を計上し、生ごみの減量を図るため、抗菌バケツ等の購
入費、回収委託費用のほか、生ごみの減量出前講座の実施、ごみ減量情報紙などの発行を考えております。
2つ目に、不要になった食器の回収事業については、経費として42万1,000円を計上し、市民から不要にな
った食器を回収し、リサイクル業者に業務委託することで、リサイクルにつなげたいと考えておりますが、既
に市民団体が回収を実施していますので、協働して実施できればと考えております。
3つ目に、古紙等の資源物持ち去り防止事業に関しましては、資源物の持ち去り防止を図るために、民間委
託による車両を使いまして、古紙等の資源物収集日、収集地区を重点的に巡回を行ってまいりたいと考えてお
ります。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) 内訳については、よくわかりました。ただ、市民から不要になった食器を回収し、リ
サイクルする必要があるのかどうかというのは、私はちょっと考えてんですね。例えばリサイクルにはお金が
かかると言われていて、わざわざ食器の回収まで市でする必要があるのかなというふうに思ってます。メリッ
トよりデメリットのほうが多くないか、また他市の食器回収の事情とか、状況、それから何市で行われてて、
合計何市ぐらいされてるのか教えてください。
○環境部副参事(佐伯芳幸君) これまで、月1回、不燃のごみの日に排出されている不要食器については、こ
ちらを実施するに当たっては、市が主催する行事等において、回収できないかを考えてございます。多摩地域
26市では、3団体、行政回収をしている実績がございます。このほか、確認しているところでございますが、
民間団体による活動も実施されております。
メリットとしましては、委託によるリサイクルがされることで、不燃ごみの減量につながることがメリット
として考えられます。デメリットとしては、全ての食器が受け入れられるわけではないということで、こちら
の市民への周知徹底、または分別、保管、運搬作業に係る事業が新たに生じることが考えられます。
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以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
私、市内の団体がされているんでしたら、団体にお任せして、それも団体と一緒にやるから協働だじゃなく
て、この事業のことについては、協力してもらってやってもらっているんだから、それだって協働なんですよ
ね。ですから、あえて市でデメリットの部分なんかも考えたら、必要性があるのかなというふうに思います。
個人個人が、それなりに自分で使ったものは自分で処理すればいいんじゃないかなというふうに、私は思うん
ですけども、以上です。
次に、カといたしまして、高齢者見守りぼっくすの設置についてであります。
高齢者見守りぼっくすを設置することとのことですが、その設置目的を教えてください。
○福祉部参事(田口茂夫君) 高齢者見守りぼっくすの設置目的でございますが、団塊の世代と言われる方々が
65歳を迎え、ますます地域における高齢者がふえるとともに、卖身の高齢者や高齢者のみの世帯がふえるとい
うことが見込まれております。このような高齢者が住みなれた地域で、安心して暮らし続けることができるよ
う、関係機関と連携した見守りなどを行うことを主な目的といたしまして、この高齢者見守りぼっくすを設置
するものでございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、現在の進捗状況と今後の予定についてお聞かせください。
○福祉部参事(田口茂夫君) 現在の進捗状況といたしましては、施設の名称を親しみやすいものとするために、
高齢者見守りぼっくすという名称にいたしました。
また、平成25年4月から事業開始を予定しておりまして、奈良橋市民センター内の2階の部分を一部改修を
いたしまして、社会福祉法人と準備委託契約を行ったところでございます。
また、今後の予定といたしましては、平成26年に1カ所、さらに平成27年に1カ所を、各高齢者ほっと支援
センター担当区域ごとに設置していきたいと考えてございます。
なお、平成25年4月に開設につきましては、奈良橋市民センターの公共施設を活用してございますが、平成
26年度以降の開設場所につきましては、公共施設も限りがありますことから、この公共施設の検討もいたしま
すが、地域の空き店舗なども含めて、適切な場所を委託法人とともに検討していきたいと、このように考えて
おります。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。やっぱり、市のそういう施設だけじゃなくて、民間の協力
が最大限に必要だというふうに私も考えます。ぜひ、商店街の空き店舗ですとか、そういうことも進めていた
だいて、それこそまさに協働なのかと、一緒にすることもそうですし、与えることもそうですし、見守ってそ
れに援助するということも、そうだと思います。
次に、「赤ちゃん・ふらっと」の整備に係る経費についてお伺いをいたします。
「赤ちゃん・ふらっと」設置数と、設置場所、設置の方法についてお伺いします。
また、今後「赤ちゃん・ふらっと」増設の考えがあれば、お聞かせください。
○子育て支援課長(高杉春行君) 平成25年度に設置を予定しております「赤ちゃん・ふらっと」につきまして
は、さくらがおか児童館とむこうはら児童館の2カ所でございます。2つの児童館の中に、授乳に配慮できる
スペースをカーテンで確保いたします。事務室には、調乳用ポットを用意いたします。授乳用ソファーや折り
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畳みベッド、テーブルなど、各館の必要に応じた備品を用意いたします。訪れた親子連れに対しましては、職
員が設備や位置などの御案内を行います。気軽に声かけいただきたいと考えております。今回は、児童館2カ
所で「赤ちゃん・ふらっと」の申請を行いまして、その後も公共施設への設置を要望していきたいと考えてお
ります。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
例えば民間事業者が「赤ちゃん・ふらっと」設置を希望する場合の補助とか、そういうものについて、検討
状況をお聞かせください。
○子育て支援課長(高杉春行君) 「赤ちゃん・ふらっと」の設置につきましては、行政、民間を問われており
ません。公共施設に設置することによりまして、民間事業者の中に設置の検討が推進されていくようになるこ
とが望ましいことと考えてございます。その際には、申請のお手伝いはさせていただきますが、補助等につき
まして、今のところ検討はいたしておりません。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) 今私のほうからも補助ということで、お聞きしたんですけれども、例えばこういうこ
とについては、協賛をいただくとか、そういうことがあってしかるべきかなというふうに思うわけなんですね。
例えば場所の提供をいただくだけで、これはもう非常にありがたいことではありますけれども、例えばベッド
とか、何かちょっとそうしたものなんかも、例えば企業協賛みたいなものがあって、それはそれでいただいた
方には、例えば表彰状を差し上げるとか、年に1回のそういう祝典をするとか、そんなことなんかもあってい
いと思います。ただ、民間になりますと防犯上のいろんな問題も出てくるのかなというふうには思いますけれ
ども、そこのところは企業、事業所の中ということであるんで、かえって安全なのかということも一つにはあ
るんですけれども、ぜひそんな形のことも進めていただければというふうに思います。
次に、国民健康保険医療費分析及び保健事業業務に係る経費についてお尋ねをいたします。
この事業について、具体的にどのように行うのか教えてください。
○市民部長(関田守男君) 国民健康保険につきましては、高齢化の進展でありますとか、医療費の高度化とい
うことによりまして、医療費が年々増加傾向にございます。被保険者の健康と保健増進、医療費の適正化に向
けた取り組みが必要になっているというふうに考えてございます。これに対する対策の一つといたしまして、
この医療費分析、保健事業等を実施するわけでございます。具体的には、まず被保険者の医療費分析を行いま
す。これは、国保連からのレセプトデータを活用いたしまして、傷病内容や医療の経費等の分析を行います。
次に、保健事業といたしまして、この分析データをもとにいたしまして、医師会との協力により糖尿病の重
症化予防対策を実施するものであります。これに加えまして、薬剤の分析結果によりまして、より効果のある
対象者へのジェネリック医薬品利用差額通知の発送でありますとか、あるいは重複頻回受診者への指導、こう
いうものを実施するということになります。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、糖尿病重症化予防対策は新たな取り組みだと思いますけれども、効果額は
どの程度見込んでいるのか教えてください。
○市民部長(関田守男君) この糖尿病の重症化予防の取り組みにつきましては、都内で荒川区が25年度から23
区で初めて実施するという報道がございます。26市におきましては、実施予定はないようでございます。こう
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したことから、近隣の参考事例がないために、効果額見込みは非常に難しい状況でございますが、当市におけ
る糖尿病患者のうち、重症化によりまして人工透析を行っている方が、平成23年度実績におきまして79人おり
ます。これは、年々増加傾向にございます。人工透析により、1人当たりの医療費は年間およそ520万でござ
いますので、これ合計いたしますと4億1,000万というふうな金額になります。このたびの重症化予防対策は、
一定の対象者を抽出し、医療機関と連携して医療面と生活面の両面でサポートするということでございますの
で、人工透析に至るのを防ぐものであります。初年度、40人程度を予定してございますが、こうしたことから
一定の効果額は出るものと思われますが、同時に既に13.2%の保険料の改定をしたときに、歳出の削減で3年
間で1億8,000万円のお約束をしてございますので、この一助にしたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
それでは、次に地域防災力の強化に係る経費についてであります。
地域防災力の強化に係る経費について伺います。
まずは、予算概要によれば、幾つかの具体的な施策を列記していますが、この中で重点的な事業として考え
ているものはどれでしょうか。
また、その理由と具体的な内容をお聞かせください。
○総務部参事(関田賢治君) 力を入れている事業といたしましては、ワークショップ方式で行いますDIG、
HUGというものでございます。地域の防災力を向上させるためには、防災意識を高めて、自助、共助の強化
を図る必要がございます。そのため、地域住民同士の話し合いを通じまして、住んでいる地域を防災の視点で
みずから見直すということは大変重要だというふうに考えております。こうした観点で、効果的かつ有効な事
業が、このDIG、HUGであるというふうに考えております。
具体的な内容でございますが、DIGにつきましては、防災上の強みと弱点を住民が協議しながら、地図を
使いまして、図上で確認をしていくものでございます。
また、HUGは住民が避難所運営者になったと仮定いたしまして、図上で避難所運営のさまざまな課題を検
討していくものでございます。23年度から取り組みを行いまして、現在3カ所で実施をしてまいりました。今
後も引き続き実施を考えておるところでございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございます。
やはり、地域の防災力を強化するには、地域住民と協働しながら地域住民みずからが防災意識を高めること
が不可欠だと思うんですね。引き続き取り組みを強化してほしいと考えておりますけれども、地域住民に対す
る施策はわかりましたけれども、被害想定が見直されて、被害の拡大が想定されますけれども、それに応じた
行政の対応としては、この地域防災力の強化に係る経費の中で、どんな事業を考えているのか、その内容をお
聞かせください。
○総務部参事(関田賢治君) 被害想定の見直しに伴いまして、備蓄食料の拡充を予定しております。具体的に
は、帰宅困難者対策の一環といたしまして、保護者等の引き取りがあるまで、帰宅できない児童・生徒に対し
ます食料備蓄の取り組みを検討しております。
また、避難者の増加に対応した備蓄食料の拡充も進めていきたいというふうに考えております。
さらに、災害時の情報伝達手段を確保するため、災害に強い衛星電話の整備も検討しておるところでござい
-463-
ます。
以上でございます。
○議長(尾崎信夫君) ここで午後1時30分まで休憩いたします。
午前11時54分 休憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
午後 1時29分 開議
○議長(尾崎信夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、午前中に引き続きまして、それでは災害対策として、さまざまな施策を検
討していることがよくわかりましたけれども。それらの施策も大変重要であると考えますけれども、しかし災
害発生時には市が対応できるようにするために、どのような対策を考えているのか、お聞かせください。
○総務部参事(関田賢治君) 大規模災害発生時の指導、対応でございますが、現在東日本大震災を教訓といた
しました地域防災計画の見直しを進めているところでございます。加えて、市の業務における危機管理能力を
高めるため、事業継続計画の策定も進めているところでございます。また、総合防災訓練につきましては、実
際に災害対策本部会議を開催するとともに、災害各部の班による図上訓練を取り入れるなど、災害発生時の実
態に即した訓練に変更いたしました。引き続き、総合防災訓練も実態に沿った訓練となるよう充実してまいり
たいと考えているところでございます。
さらに、初動体制の整備を進めるとともに、避難所マニュアル等の作成を行っていきたいと考えておるとこ
ろでございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
東京直下型地震は一体いつ起きてもおかしくないというふうに言われております。地域防災力の強化に取り
組み、災害に強い東大和市の実現を要望いたしたいと思います。
続きまして、コの学校特色化補助金についてであります。
この学校特色化補助金についてでありますが、この施策の狙いについてお聞きをいたしたいと思います。
○学校教育部参事(石井卓之君) 東大和市では、市長の施政方針及び教育委員会の方針を踏まえまして、小・
中連携教育の充実、特色ある教育活動の推進に取り組んでいるところでございます。平成25年度は、小・中連
携教育を推進する中で、各中学校区の特色ある教育活動を校長の学校経営方針に基づき支援するために、学校
特色化補助金を計上したものでございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) それでは、この施策の効果についてお聞きしたいと思います。
○学校教育部参事(石井卓之君) 平成25年10月30日に開催する予定であります教育の日やまとにおいて、市内
教職員及び市民の皆様に各中学校区の取り組みの経過を発表する予定でございます。年度末に成果の上がった
取り組みにつきましては、市内全校で実施することにより、市全体の教育の質の向上を図る効果があると考え
ております。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) 学校の特色化の補助金としているには、150万円っていうのは尐なくねえかなと思っ
てんですね。15校としても1校10万円、根拠となる小中学校の連携教育の推進の中で、特色ある教育活動を校
-464-
長の経営計画のもとに補助金の算出がなされているのか、教えていただきたいと思います。よく地域とともに
ある学校として、特色は15校さまざまであろうというふうに思うわけです。それを経営する者として、何が必
要であるのか、どんな意見や要望の上での算出なのかどうかというのが、わかったら教えてください。
○学校教育部参事(石井卓之君) 各学校では、現状におきましても配当されている予算の中で、創意工夫に努
め、特色ある教育活動を推進しているところでございます。今回の学校特色化補助金は、厳しい財政事情を踏
まえながらも、平成25年度の教育委員会の重点施策であります小・中連携教育を、より推進するために、新規
に予算を計上いたしました。具体的には、中学校区を中心に小中学校の校長が9年間を見通して、解決すべき
重要課題を決定いたします。それを踏まえ、小中学校の各校長がより具体的な取り組みを決め、企画書を作成
し、教育委員会にプレゼンテーションを行い、最高10万円で予算を確定するというものでございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございます。
非常に今の特色化の補助金というのは、いいあれだなとも思っています。やはり、経営者が経営者として経
営していくには、どういうものが必要であるか、やっぱりそういうものをしっかりと検討させて、その中でや
っていけると、これはもう当然の話でありまして、できれば私も教育の部分はもう尐し手厚くというのが考え
方でありまして、またそれが学校の地域に根差したもので特色化というふうにひとつなれば、これはひとつに
ありがたいかなというふうに思っている次第でございます。
続きまして、平成25年度のその他の主な施策の根拠と現状と効果についてお伺いいたしたいと思います。
アの公共施設のあり方の検討に要する経費についてであります。
公共施設の維持管理の現状と課題についてお伺いをいたしたいと思います。
○企画財政部参事(関田新一君) 公共施設の維持管理の現状と課題ということでございますが、現在公共施設
の維持管理につきましては、施設ごとに修繕が必要となった場合に、個別に対応していると、このような状況
でございます。しかし、今後はでございますが、長期的、計画的に公共施設の維持管理、これを検討する必要
があると。そのためには、まず公共施設の現状を把握する必要があるということで、これが喫緊の課題である
と、このように考えているところでございます。
以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) それでは、公共施設のあり方の検討に係る費用、経費について、事業概要はどのよう
なものかお伺いをしたいと思います。
○企画財政部参事(関田新一君) 平成25年度につきまして、新たに計上するという公共施設のあり方の検討に
関する経費ということでございますが、市内の多くの施設が高度経済成長期に建設をされまして、更新時期が
近づいているということでございます。施設の安全性ですとか、サービスの維持に多尐の懸念が生じてきてい
るということでございます。
また、今後の施設の更新、修繕に多額の費用がかかることが予想されるという状況にございます。そのため
に、平成25年度予算におきましては、まず職員、現在のところは課長職を想定をしてございますが、職員によ
ります公共施設のあり方検討組織、このようなものを庁内に立ち上げたいと、このように考えてございます。
その中で、施設の関係費の検証ですとか、公共施設の最適化を目指した検討を行う予定でございます。
また、将来的な見通しでございますが、公共施設等のマネジメント計画、こちらを策定することを目指して
いきたいと、このように考えているところでございます。
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以上でございます。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございます。
ぜひ、このあり方検討に係る委員会ですか、こちらのほうの立ち上げも、ぜひいろいろ検討していただいて、
今後の事業のあり方について、しっかりと御検討いただければ、ずっと最初のほうからいろいろ女子マラソン
のほうから話を進めてまいりましたけれども、要するに今の内容が一つの成果の指数とか、目標値とか、そう
いうものを一つ考えていけるような組織の原動になるのかなというふうに思うわけです。そのことについて、
ずっとここまで質問の中でいろいろ問いただしてきたこともあるわけでございますので、ぜひそれに専念でき
る委員会みたいなものが必要かなと思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。
続きまして、イの自治基本条例のあり方の検討に係る経費について、お伺いをいたします。
まず、平成25年度はどのような取り組みを考えているのか、経費の中身について教えてください。
○企画財政部副参事(五十嵐孝雄君) 自治基本条例のあり方の検討に係る経費についてでございますが、平成
25年度におきましては、条例制定の是非や要否、すなわち東大和市における自治基本条例のあり方、そういっ
たことから市民の皆様とともに検討を始めるため、市民懇談会の開催等にかかわります事務経費といたしまし
て、34万4,000円の計上を考えているところでございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) 市民懇談会の開催というお話がありましたのでお伺いをいたします。
一般に市民懇談会を開催する場合には、進め方や組織構成、これが非常に重要であるというふうに考えてい
るんですけれども、今現在どういったことをお考えなのか、その内容について教えていただきたいと思います。
○企画財政部副参事(五十嵐孝雄君) 市民懇談会の進め方並びにその組織の構成についてでございますが、本
件の市民懇談会につきましては、市民とともに検討を始めるための第一のステップとして、まず市民の感覚を
把握させていただくことを目的に開催したいと考えてございます。そのため、市民と行政が率直に、かつ十分
に意見交換できるよう、意見集約を目的とした会議体とはせずに、形式にとらわれず尐人数で複数回にわたり
開催することを想定しております。
また、御参加いただく市民の選定に当たりましては、無作為抽出手法の活用を図るなど、偏りのない人選に
努めたいと考えているところでございます。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございました。
おおよその経費の中身はわかりました。来年度から、市民とともに検討を始めるとのことですけれども、そ
れでは逆に平成24年度については、市の内部でどのような検討をされたのか伺います。
また、検討の結果を今後どのように生かしていかれるのか、お伺いをしたいと思います。
○企画財政部副参事(五十嵐孝雄君) 平成24年度に行いました内部検討の内容と、そちらの結果を踏まえた活
用の仕方についてでございますが、平成24年度におきまして、書籍やインターネットを活用した研究に加えま
して、多摩25市宛ての文書照会、あるいは先行市を対象といたしましたヒアリング調査を実施し、これらを参
考にいたしまして、当市における望ましい今後の進め方について検討を行ってきたところです。その結果、自
治基本条例に関しましては、条例の趣旨、あるいは先行自治体の例を踏まえますと、何よりもまず住民の機運
醸成が必須と思われますことから、今後につきましては、条例制定ありきということではなく、十分な時間を
かけ、市民の皆様と意見交換をしながら、民意の把握に努めてまいりたいと考えているところでございます。
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以上です。
○9番(中村庄一郎君) ありがとうございます。
今回、こういうふうな質問内容にさせていただきました。代表質問なんかもある中で、市長施政方針に対す
る代表質問なんかもある。また、これから予算委員会等々もある中で、こういう一般質問をさせていただきま
したのは、代表質問ということであれば、質問を投げかけるだけということで答弁をいただく、再質問はない
わけでございます。
また、予算のほうも予算の内容の中では、2回までの質疑ということもございました。その中で、特に今回
市長の肝いりといいますか、そういう部分の中では、こういう優先施策という言葉が出てまいりましたので、
ぜひこのことについては、私としても力強く推薦するというつもりもございましたのと、それにはもう尐し内
容の把握が必要であるというふうに判断をさせていただいた次第でございます。順に追ってまいりましたけれ
ども、各施策の内容、そして市の考えはおおむねわかりました。
さて、平成25年度、予算案では市長の所信表明に基づく具体的な施策が随所に盛り込まれているようで、そ
の方針につきましては、率直に評価をさせていただきたいと思います。課題のある施策もあるかというふうに
は思っておりますけれども、ぜひそれぞれの施策の趣旨に沿って、円滑に事業展開がされるよう期待をしてお
るところであります。
最後に、市長のほうから御自身の所信表明に基づく施策展開について、今後どのようにお考えかお伺いをし
たいと思います。
○市長(尾崎保夫君) いろいろと私自身が、これからというふうな施策について、いろいろと御質問いただき
まして、ありがとうございます。
御説明、答弁させていただきましたように、今般の今回、私自身2回目の予算編成を行うに当たりまして、
所信表明に基づいて優先的に、あるいは喫緊に取り組む必要があると判断した施策を重点的に予算化し、具体
的に実施するものと考えたところであります。今回、中村議員のほうから御質問いただいているような中身に
つきましては、今回重点的という形になるかなというふうに思っております。
また、これら以外の施策、例えば今日的社会の情勢の中で、行政だけの努力でまちづくりを進めていくとい
うのは困難でありますというふうに考えてございます。市民と行政が協働する市政の実現に向けた施策等につ
きましては、今後も積極的に展開してまいりたいというふうに考えております。
また、一昨年公表しました所信表明につきましては、私が目指す任期4年間の総括的な方針でございます。
その方針に基づいた施策の展開を通しまして、引き続き夢のあるまちづくりを目指してまいりたいというふう
に考えてございます。今後とも、議会の皆様方含めて、御協力をいただきながら、東大和市政、市民のために
頑張っていきたいというふうに思ってございます。今後とも、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
○9番(中村庄一郎君) 市長、ありがとうございました。
壇上でもお話ししましたように、まだきょう質問をしなかったたくさんの優先施策と、またその他の主な政
策もございます。これについては、私のほうも十分に理解しているところ、また非常に第六分団の詰所ですと
か、道路の推進ですとか、あとはさまざま胃がんのリスクの検査とか、これにつきましては、非常にありがた
いことであるなというふうに判断をしてるところであります。私も市民協働や観光事業など、従来の発想とは
一味違った施策の展開によって、すぐに結果を求めるのではなくて、まずは市が活気づくことから、まず先決
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で、大変重要であるというふうには思っておるところでございます。そして、人の活気、まちの活気、これに
おのずと結果がついてくるものではないかというふうに思っております。そういった意味では、市長がお考え
の夢のあるまちづくりの今後の展開に大いに期待をしつつ、私の一般質問を終わらせていただきます。ありが
とうございました。
○議長(尾崎信夫君) 以上で、中村庄一郎の一般質問は終了いたしました。
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○議長(尾崎信夫君) これをもって、本定例会における一般質問は全て終了いたしました。
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○議長(尾崎信夫君) 以上で、本日の議事日程は全て終了いたしました。
ここで会議の休会について、お諮りいたします。
来週11日から15日、18、19及び21日の8日間につきましては、会議を休会としたいと思いますが、これに御
異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(尾崎信夫君) 御異議ないものと認め、さよう決します。
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○議長(尾崎信夫君) これをもって、本日の会議を散会いたします。
午後 1時49分 散会
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