フルールルゴ楽しいゴルフも「知らなかった」「うっかり」で思わぬペナルティを受けるケースが時折見受けられます。マナーと共にルールもしっかりマスターして楽しくプレーしたいものですネ。球の打ち方（Ⅱ）アプローチをするときにプレーヤーは球の数センチ後ろの地面を打ってしまい、その勢いで球が浮き、その後、前方に動いていたクラブヘッドがその球に当たった場合、2度打ちしたことになりますか？ 2度打ちをしたことになります。水に流されているオーバースイングは腰までのバックスイングでほぼ決まる！いくつかの可能性が考えられる中、多くのアマチュアプレーヤーが犯している原因は、スタート時点からハーフまでのバックスイングにあります。過去にも述べたように、スイングのスタートは股関節から背骨を動かすことで始動していきます。これをクラブヘッドから始動させてしまうことで、身体の幅からクラブがずれてしまいます。ずれることで窮屈感が生まれ、肘を過剰に曲げてしまったり、アウトサイドにクラブヘッドを上げていったりすることでオーバースイングになってしまいます。 2度打ちした場合はそのストロークの1打に1打の罰を加えることになります。つまり、第2打目で2度打ちをした場合、次打は4打目となります。球を打つゴルフワンポイントレッスン第12回ボールのコントロール性能を高める際、特にアマチュアゴルファーの場合はトップ・オブ・スイングにおいて、コンパクトかそうでないかは大きな違いとして球筋に現れます。プロゴルファーの中には、いわゆる「オーバースイング」の選手もおりますが、これは日々の練習量のなせる技と捉えた方が良いでしょう。それでは、オーバースイングはどうして起こるのでしょうか？球を打った後、フォロースルーで再度クラブに球が当たってしまいました。このようないわゆる2度打ちをした場合の罰は何打となりますか？ 2 度打ち志村コーチのウォーターハザード内の水の中で流されて動いている球をそのまま打つことはできますか？球がクラブに当たるダフった後で始めた後にバックスイングを（コックを使わず腕で上げた為におこる、オーバースイング）これと同時に、左腕が地面と平行に位置するバックスイング時のポジションにおいて、コックを完成出来ているかどうかもオーバースイングを作り出す大きな要素と考えられます。このポジションにおいて90度のコックを完成していないと、トップ・オブ・スイングにおいてコックを動かそうとしてしまいます。この動作によるオーバースイングの可能性も考えられます。罰なしにストロークを行うことができますが、水の流れが球の位置を改善するのを待つためにストロークを行うことを遅らせてはなりません。アドレスしてバックスイングをしたところ、球が自然に動いたがスイングをやめることもできずにそのままストロークしてしまいました。この場合、罰がつくのですか？バックスイングを始めた後に動いた球をストロークしたことについては罰はありませんが、アドレス後に球が動いたことに対する１打の罰は受けることになります。動き出した球を打つ（左重心で股関節と背骨を先行させて軸で行ったコンパクトなトップ）いずれにしても、トップ時においてオーバースイングを直そうとしてもほぼ不可能と考えてよいでしょう。また、バックスイングは基本的に左右股関節の動きと背骨の回転を正しく使うことが大切ですので、この2つの動きをしっかり確認した上で、先ほどのチェックポイントを練習しましょう。〈写真モデル：足立佳樹プロ（亀岡カントリークラブ所属）〉志村博康プロ（しむらひろやす）スイングファクトリー代表。高校卒業後アメリカ・サンディエゴに渡米し、USPGAプロのパトリック・E・ショウ氏に師事し、最新のゴルフ理論を学ぶ。カリフォルニアミニツアーにも参戦。現在、よしみねゴルフクラブ（京都市西京区）にて完全個人指導にこだわったマンツーマンレッスンを実施。〈参考：社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会「ゴルフルール早わかり集」より〉 15 ルールQ & A ゴルフワンポイントレッスン 14