ピアスによるアレルギー

2015.7
ピアスによるアレルギー【アレルギー性皮膚炎】
ピアス穴あけ後、こんなトラブル起きていませんか?
20 代女性の 50%以上が手軽なおしゃれとして行っているピアスですが、ピアス穴の管理やケアを間違っ
て行うとトラブルになるケースも多いようです。ピアスの穴をあける行為は厚生労働省の定める医療行為
です。しかし、安易におしゃれに飛びつくと一生跡が残ることもあります。正しい知識を持ち安全にピア
スを楽しみましょう!
☆☆どんなトラブルが多いのか?☆☆
1
細菌感染
ピアスをつけかえるとき傷口などから細菌が体内に侵入して、感染
を起こす。耳たぶが腫れたり、ひどいときは膿がたまることもある
2
ピアスの頭やキャッチの皮下埋入
ピアスを付けた耳を下にして寝て圧迫、皮膚炎が続いてピアス穴が
柔らかくなった場合や、自分の耳たぶの厚さより短めの軸のピアスを使ったなど
3
ピアスホールが裂ける
垂れるタイプなどピアスの重さで重力方向に引っ張られたり、着替えの時にピアスを
服に引っ掛けて切れてしまうことで起こる
4
金属アレルギー
ピアス穴に傷がありピアスの金属部分が直接触れ、汗などでピアスの金属部分がイオ
ン化して体内に侵入しておこる。値段が安いピアスは金属かぶれのリスクが高い。一度
アレルギーを発生すると、治療で歯にかぶせた金属なども含め全身で起こる可能性があ
り、その状態が一生続く場合もある
トラブル防止方法
★☆
●医療機関で穴をあける●消毒液を正しく使って消毒する●チタン・銀・プラチナなどのかぶれにくい素材にかえる
●トラブル時は皮膚科、耳鼻科、形成外科を受診すること!!
ピアスの軸が極端に細いものや短いもの、自分の耳たぶの厚さにあってないピアス、装飾の派手なピアス、ピアス後
のケアの間違いで、トラブルの少ない 18 金や 24 金でも皮膚トラブルの原因になります。また、医師以外がピアスの穴
をあけることは血液を介して感染する病気(エイズ、梅毒、肝炎など)感染リスクがあるなど衛生上、大変な問題があ
ります。
ピアスの正しい開け方 http://pierce.nanapipi.com/entry2.html
ピアストラブル(写真) http://allabout.co.jp/gm/gc/424925/#
桜美林大学 保健衛生支援室