10月

H28・10・1
黒野こども園
保護者各位
1
0がつ
みどりぐみたより
(2歳児)
秋風が爽やかで、過ごしやすい季節になりました。子ども達は元気いっぱいに遊んでいます。最近では中庭を
飛び出して、園庭で少し難しい遊具に挑戦しています。体力もついてきて自分の力で登ったり降りたりすること
も上手になりました。気の合う友達も出来てきて、
「一緒に遊ぼう」「これしようよ」と誘い合って遊ぶ姿も随分
と増えました。今後も、ごっこ遊びなどを充実させて、友達と関わる楽しさをさらに感じていけるようにしてい
きたいと思います。
さて、運動会も間近となりました。音楽が流れると「王様ポーズ」と言って張り切って構える姿は何とも可愛
らしいです。運動会当日は、いつもと違う環境に戸惑う子もいると思いますが、子どもの思いを受け止めていき
たいなと思います。また、今年は子どもたちが自分の力でゴールに向かって走っていきます。その姿を観客席か
ら温かく見守って下さい。
●子どもが安心して元気に生活できるために保育教諭が子どもにすること
○寒暖の差が大きくなってくるので、気温や子どもの状態に応じて衣服を調整します。
○一人一人の排泄間隔を把握し、排泄後の始末を子どもと一緒に行う中で手順をわかりやすく伝えていきます。
○手洗いが水遊びにならないように水の量や石けんの付け方、洗い方などを見守りながら援助します。
○保育教諭が率先して遊びを楽しみ一人一人の運動の発達に合わせた関わりの中で子どもが安全に活動できる
ようにします。
○自然の変化に興味や関心が持てるように保育教諭が言葉を掛け、子どもの気付きに共感し、嬉しさや楽しさが
味わえるようにします。
○子どもの気持ちに共感して受け止め気持ちが落ち着いてから次への見通しや約束等、気持ちの表し方などを伝
えていきます。
○運動会では一人一人がありのままの姿で無理なく楽しく参加できるようにします。
○給食ではその日の食材を手にとって触れたり匂いをかいたりし、調理後の変化に気付いたり味わったり出来る
ようにします。
●子どもの遊びや教育的活動
○尿意や便意を感じて保育教諭に知らせ、トイレで排泄します。
○排泄後の始末を保育教諭と一緒にします。
○「手のひらや甲、指の間も洗おうね」と言葉を掛けてもらい、手洗いをします。
○戸外で全身を使った遊びを楽しみます。(追いかけっこ、遊具、ボール蹴り、体操、リズム遊び等)
○散歩に出かけて色付いた葉や木の実を拾ったり集めたりして、秋の自然の中で遊びます。
○身近な経験をもとにごっこ遊びを楽しみ、その中で保育教諭や友達に自分の思いを言葉で伝えようとします。
○運動会に参加し、雰囲気や楽しさを味わいます。
○様々な食材を見たり触れたりしながら、食べ物に興味を持ちます。
<お願いします>
* 爪が伸びている子がいます。週に1度は点検して切ってあげて下さい。
*涼しくなってきましたので調整しやすい服で登園して下さい。また、着替え棚の中も衣替えをお願いいたしま
す。その際に名前が消えかかっているものがないかを確認して、記入をして下さい。
運動会種目
*遊戯*
どんぐりマンになって元気一杯踊ります。歌詞に合わせてポーズをとったり「どんぐーり
ーまーん」と歌いながら手をキラキラと上げたり、おしりをフリフリしたりして楽しく踊り
ます。
*競技*
どんぐりマン号に乗って、お花のトンネルを潜ったり山を登りフルーツの木に向かって頑
張って走ります。好きなフルーツを取って保育教諭の所へ行きゴールです。
1 くみ 一緒に遊ぼう
何人かで楽しく電車遊びをしていたときのこと。A 君が電車をつなげて遊んで
いるとほかの場所にいた B 君がじっと見ていました。すると B 君が黙って A 君が
使っている電車を持って行ってしまいました。それを見ていた C ちゃんが「A 君
が使っていたよ。」と教えに行ってくれました。それでも B 君は電車を離さずじ
っと立っていました。保育教諭が声を掛けに行きたいところでしたが、子ども達
のやりとりを見守りました。すると、電車で遊んでいた D 君が別の電車を持って
きて「これもあるよ。一緒に遊ぼうか」と誘ってくれたのです。B 君は「うん。」
と言って電車を受け取りみんなと遊び始めました。友達と関わる中で自分の気持
ちを言葉で伝えたり友達の気持ちに気付いたりすることができるようになってき
たのですね。
2くみ おしっこできるかな?
少しずつトイレで排泄ができるようになってきました。最初はトイレ
に行きたがらなかった子も、周りの子に刺激を受け、行ってみようとす
る姿が増えました。トイレに行けたときには、「〇〇ちゃんトイレに行
けたね。すごい」とその姿を認めると誇らしげな表情を見せてくれます。
先日、E ちゃんが F ちゃんに「トイレでおしっこできるかな?見てて
あげるね」と声を掛けていました。F ちゃんが排泄に成功すると「すご
ーいママに言っとこうか」と言って頭を撫でていました。すると、それ
を見ていた G ちゃんが「E ちゃん、G ちゃんもおしっこ出るから見てて
ね」と言っていました。とても微笑ましい場面でした。トイレトレー二
ングでは無理に誘わず、一人一人のタイミングを捉えて行きたいという
気持ちを待ちながら進めていきました。その成果が出てきました。
3くみ 葉っぱを取るH ちゃん
H ちゃんは、立ち砂場でスコップを包丁に見立て、砂の塊をトントンと一生懸
命に切っていました。「何を作っているの?」と尋ねると、「ケーキだよ」と教
えてくれました。すると、その場を離れ、砂場にある木の下で上をじっと見つめ
ていました。様子を見守っていると、葉っぱを取ろうと手を伸ばし始めました。
でもなかなか手が届きません。先生が取ってあげることは簡単です。取ってあげ
たい気持ちをぐっとこらえて見守ることにしました。H ちゃんは手が届かないと
わかると少し考え、隣にあった椅子にのり、手を伸ばし始めました。あと少しな
のになかなか届かず背伸びをしたりスコップでつついたりと真剣な顔。しばらく
葉っぱと格闘し、ようやく葉っぱを掴みました。引っ張ると半分に破れてしまいま
した。H ちゃんは”あっ”という表情をしましたが、頑張って自分でとれたことが
本当に嬉しかったのでしょう。とても素敵な笑顔で葉っぱを持ちケーキ作りに戻
っていきました。自分でどうしたら取れるか一生懸命考え、挑戦し、それが達成
できたことで満足感一杯になったのですね。