クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 ララ・デ・エインゼリン氏 講演会 クリエイティブ経済で、未来は拓けるか? 日中市民社会ネットワーク&エンパブリック 2010/11/05 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 ========================================= (案内文) クリエイティブ経済、連帯経済および未来--ララさん講演会 ~日中市民社会ネットワークとエンパブリックによる協働企画~ ========================================= 【クリエイティブ経済への注目】 有形の物的資源を通じて生活が構成されてきた時代に別れを告げ、われわれは無形の非物的資 源に焦点を当てた時代に移行しようとしている。その証拠として、世界で最も価値のある企業が グーグルであり、商品価格の 75%が無形の付加価値であるという事実がある。土地や金(きん)、 そして石油が有限であり、弾力性がないことから競争を生むのに対し、知識や文化そしてクリエ イティビティは無限で弾力性がある。後者は枯渇しないだけでなく、自己更新して使用により増 殖する。公共部門および NPO や NGO などの民間部門のリーダーはクリエイティブな企業家ととも に、この時代の変化とそれがもたらす莫大な潜在力を意識し、これを活用するための実践と政策 を確実に推進する必要がある。 クリエイティブ経済は現在も構築が続いている新しいコンセプトであり、その意味は当初英国 で提唱された「クリエイティブ産業」から発展し、文化およびクリエイティビティが原材料とな る活動を幅広く表現している。国連によると、クリエイティブ経済はすでに世界総生産の 10%を 構成している。経済・社会・環境および文化という、持続可能性の 4 つの分野全てにおいて役割 を果たしていることから、経済的側面のみならず、団結や社会変革のための要素として、また持 続可能な環境、地域社会と企業の価値や信頼性を強化するものとしての機能も期待されている。 クリエイティブ経済は連帯経済とともに、21 世紀における主要開発戦略の一つであるとみなされ ている。 このたび私たちはブラジルからララ・デ・エインゼリンさんをお招きし、彼女が中心となって 提唱するクリエイティブ経済に関する講演会を開催することとなった。 【ララさんのプロフィール】 ララさんはコンサル企業 「エントゥジアスモ・クートゥラウ」 オーナーで、 国連南南協力特別ユニットにおけるクリエイティ ブ経済プログラム上級アドバイザーとして中南米や中国など 世界各地で、 UNESCOやAECID (スペイン国際開発協力機構) などにおける国際アドバイザーを担当し、クリエ・フトゥーロ ス(未来を作ろう)運動(http://www.criefuturos.com )の創始 者かつコーディネーターとして、 望ましい未来の構築のための 展望および方法論を模索する運動を展開中で、 ブラジルにおい て国連大学ミレニアム計画の実施も担当。また、コンサル活動 に加え、女優として複数の映画に出演したり、2008 年 6 月に開催されたブラジル日本人移民 100 周年記念祭に映像監督として参加したりするなど、多分野においてその能力を発揮中。 2 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 【案内人廣田裕之プロフィール】 (ひろた やすゆき)1976 年福岡県生まれ。1999 年より地域通貨関係の研究に従事し、その後連 帯経済にも取り組み始める。地域通貨に関して日本、韓国、台湾、フィリピン、マレーシア、ニ ュージーランド、米国、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、フランス、スペイン、ポルトガル で講演を実施。著書「パン屋のお金とカジノのお金はどう違う?」(オーエス出版、2001)、「地 域通貨入門 ~ 持続可能な社会を目指して」(アルテ、2005 年)、「シルビオ・ゲゼル入門」(ア ルテ、2009 年)。英語・スペイン語・ポルトガル語・フランス語に堪能で、ドイツ語や韓国語も ある程度理解可能。ウェブサイト: http://www.olccjp.net/ 【討論会コーディネーター広石拓司プロフィール】 (ひろいし たくじ)株式会社エンパブリック 代表取締役。2001 年よりNPO法人ETIC. にて、若手社会起業家の育成に取り組む。社会起業プランニング・ワークショップの受講者は 全国で 2000 名以上になる。2008 年、株式会社エンパブリックを設立。ワークショップ・デザイ ン、ファシリテーションなど、社会的事業の立上げ、発展の基盤となるコミュニティの開発・ 運営に関するプログラムの開発、場づくりトレーニング講座などを提供している。慶應義塾大 学 SFC 総合政策学部非常勤講師(社会起業)、立教大学 21 世紀社会デザイン研究科兼任講師。 twitter@Empublic 【講演会日時】 2010 年 11 月 5 日(金)19:00~21:30 (18:40~入場可能) 【場所】 駒澤大学大学会館 246 7 階会議室 【行き方】 田園都市線「駒沢大学駅」で下車し、「駒澤大学/駒沢公園」方面出口(「公園口」) から出てそのまま 5 分ほど歩いたところに、左手に「駒澤大学大学会館 246」が見えます。地図は以 下にあります。http://www.komazawa-u.ac.jp/cms/campus/c_komazawa 【費用】 参加費 2500 円(学生は 1000 円)(資料費と軽食費込み) 【プログラム】 19:00-20:10 ララさん講演会「クリエイティブ経済、そのチャンスと将来」 (逐次通訳有り) 20:10-20:20 休憩(おにぎりやサンドイッチを用意する予定) 20:20-20:40 案内人と解説者廣田裕之による解説「連帯経済: 持続可能性に向 けた新規モデル」 20:40-21:30 会場討論と質疑応答(コーディネーター:エンパブリック主宰 広石拓司) 【主催団体の情報】 日中市民社会ネットワーク(CS ネット)http://csnet.asia (株)エンパブリック http://empublic.jp/ 3 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 クリエイティブ経済、連帯経済および未来:問題提起 刷新的管理モデルおよびクリエイティブな言語の作成を通じて、そして民主的な方法で新たな経済を 運営しつつ、地元の伝統的特徴、知識および技能の保存および改善 背景 クリエイティブ経済は現在も構築が続いている新しいコンセプトであり、これは英国で提唱さ れたクリエイティブ産業という当初の概念から発展し、文化およびクリエイティビティが原材料 となる活動を非常に単純な形で含むかなり幅広い分野を構成している。国連開発計画の南南協力 特別ユニットが活動している途上国の文脈ではこの発展は特に、単なる経済成長から開発への焦 点の移行に由来している。 国連によると、クリエイティブ経済はすでに世界総生産の 10%を構成している。国連貿易開発 会議(UNCTAD)の発表では 2000 年から 2005 年にかけて、クリエイティブな製品およびサービス は年平均で 8.7%の成長を遂げており、これは製造業の平均を上回っている。観光業やエンターテ イメント産業などの分野は、経済の平均の 6 倍成長した。 この経済は、経済・社会・環境および文化という、持続可能性の 4 つの分野全てにおいて役割 を果たすことから、21 世紀における主要開発戦略のうち一つであるとみなされる。これは好調な 実績を挙げている経済活動であるが、それだけではなく団結や社会変革のための要素として、環 境面で持続可能で、地域社会および企業の価値や信頼性を強化するものとして機能する。 また、クリエイティブ経済に関連した活動において、従来はなかった形での「通貨」あるいは 資本の取引が往々にして起きることから、新たな資源および資産という概念に結びつく。例えば 金融資本に対して行われた投資の見返りがソーシャル・キャピタルで、人間資本に対して行われ た投資の見返りが技術資本などの形で戻ってくることもあり得る1。資産の概念を広げ、自然・文 化および人材まで含むことにより発展のためのクリエイティブ経済は、製品のみならず特に管理 プロセスやモデルの持続可能性および技術革新と密接な関係を持ち、新たな業務の地平線を開く。 これらの特徴は、世界人口において疎外された人たちの包摂を推進することから、市場の形成 につながる。世界人口の 3~4 割のみを包摂する市場シェアを求めて競争するのはもはや不可能 である。われわれは、残りの 6~7 割も本当の意味の市民権を獲得し、消費者としての役割も達 成できるよう保証しなければならない。 これと並行して、新自由主義の原則により推進された現在のグローバル化に対する実現可能な 代替案として、および世界社会フォーラムのスローガンである「もう一つの世界は可能だ」の経 済分野での実践例として、世界各地、特に中南米および欧州で連帯経済運動が勃興している。連 帯経済に関する定義は国によって、および人によってかなり異なるものの、連帯に基づいて社会 や環境への影響を考慮に入れた一連の経済活動を含む、排除的というよりは包摂的な運動である といってかまわないだろう。 1 創造的経済に関する興味深い事例は、技術と社会に向けたセンターのオープンビジネスが実施した研究 www.overmundo.com.br で閲覧可能。 4 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 連帯経済が最も顕著な国は、2003 年に連邦政府が労働雇用省内に連帯経済(Secretaria Nacional de Economia Solidária, SENAES2)を創設したブラジルである。この年にはブラジル連 帯経済フォーラム(Fórum Brasileiro de Economia Solidária, FBES3)と呼ばれる別の主要ネット ワークも形成されており、同ネットワークは ブラジル 26 州全てにおける州レベルのネットワー ク、そして数多くの地方や市町村レベルのネットワークから構成されており、この連帯経済の関 係者全員が問題を討議したり、体験を交流したりこの運動のさらなる強化に向けた提案を行った りしている。 連帯経済の主要な側面の一つは、参加型であるということです。通常企業では従業員は上司の 命令を守ることのみが期待されているのに対し、民主的な手続きにより誰もが平等に扱われ、酷 使さえることがなくなることから、連帯経済で最も重要な点は、意思決定プロセスへの全員の参 加である。資産を持つ人による他人支配を避けることから、非資本主義的な(例えば労働者協同 組合)が多くの活動において欠かせない。 現在の文脈 持続可能な成長においてがクリエイティブ経済が戦略的に重要である理由をより深く理解す るには、現在という時代に身を置くことが重要である。金融システムにおける危機も天然資源お よび地球温暖化における危機も枠組みの変革の必要性が差し迫っていることを指摘しているが、 これにより社会経済的政策および戦略の構築においてより必要なものに対して優先順位をつけ るチャンスともなっている。チャンスというのは、将来の歴史家が非常に重要な時期4と指摘する かもしれない時代にわれわれが現在いるという意味であり、クリス・アンダーソンは「われわれ は変化の時代ではなく、時代の変化に立ち会っているのである」 5と提唱している。 こうなっている理由としては、有形の物的資源を通じて生活が構成されてきた時代からわれわ れが立ち去ろうとしてしているためである。無形の非物的資源に焦点を当てた時代にわれわれは 移行しているのである。その証拠としては、世界で最も価値のある企業がグーグルであり、商品 価格の75%が無形の付加価値である6という事実であり、 無形の資産を評価する必要が生じている。 土地や金(きん)、そして石油が有限であり、弾力性がないことから競争を生むのに対し、知識 や文化そしてクリエイティビティは無限で弾力性がある。これら後者は枯渇しないだけでなく、 自己更新して使用により増殖する。現在の課題は、公共部門および民間部門のリーダーが NPO や NGO およびクリエイティブな企業家とともにこの時代の変化およびそれがもたらす莫大な潜在 力を意識して、メンタリティおよびこれを活用するための政策を確実に推進するようにすること である。 今日のグローバル化された世界における連帯経済の意義は、全世界に存在する天然資源を最大 限に活用することにより利益を最大化する目的を持った多国籍企業が、従来の「グローバル化」 における推進者であったことに由来する。これら企業は現在、より安い労働力や顧客を求めて全 2 http://www.mte.gov.br/ecosolidaria/secretaria_nacional.asp(ポルトガル語) http://www.fbes.org.br/(ポルトガル語) 4 Tênue Esperança no Vasto Caos(Paz e Terra 出版)でジョルジェ・ヴィリェイムは、ルネッサンスまで の人類の時代を比較している。 5 Chris Anderson, Wired. 6 Ladislaw Dowbor, at http://wikibr.org 3 5 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 世界を視野に入れており、経済的であると思われれば工場をある国から別の国に移転することも 厭わない。同じ理由により正規雇用の労働者は、非正規雇用の派遣社員に代替されているのであ る。 こういった経済活動は、資本家に対して好きなことを何でもやらせることが、グローバル経済 を最大化する上で最良の方法だと信じて疑わない新自由主義の教義により推進されてきた。しか し、このような経済により世界各地で数多くの地域社会が弱体化してきたことも確かであり、こ れにより労働者は企業にとっての資産から、単なる取替え可能なスタッフに格下げされ、 その 安定した生活も脅かされている。このためここ数年、このような企業中心のグローバル化に対す る代替案として、人々やその連帯を経済活動の中核に据えた連帯経済が成長している。 なぜ クリエイティブ経済と連帯経済: 持続的な開発に向けたカギ クリエイティブ経済: クリエイティブ産業という当初の発想からの進化 経済活動の民主的運営は、連帯経済の達成に不可欠 主要な違い:経済成長のみならず持続可能な発展も目的であるため、以下に掲げる持続可 能性の 4 つの側面に同時に取り組む(社会的および生産的)包摂的性質を持つ: 経済的 (市場の創造および拡大)はもちろんのことだが、それに加えて社会的(起業活動およ び協力を通じた社会的紐帯の強化)、文化的(地域社会および各国の最大の資産である 文化的多様性の認識および推進)および環境(持続的な形で自然や技術環境に対処)も。 この新しい時代の特徴に基盤: 無形の資源は途上国にもふんだんにあるだけでなく、使 用により増大および再生する唯一の資源であることから、この時代(金融/天然資源の危 機および無形の資産は価値を増大する資産)および場所において戦略的に重要である。 途上国は次の主要国であり、別のアプローチが必要という特別の特性を持っている。 英国がクリエイティブ産業におけるメッカであるなら、ブラジルは持続可能な発展のた めのクリエイティブ経済および連帯経済におけるメッカである 何のために 実践的な側面に焦点: ハウトゥ (実践方法) 将来に焦点: 選択肢が示される望ましい将来 訪問先の街の文化的/クリエイティブ資源の認識・保存および推進を手助けし、これら を経済的・社会的および環境面での富に変える可能性のある創造的経験のシェアリング どのように 第 1 部: 講演会(19:00-20:10) クリエイティブ経済、そのチャンスと将来 by ララ・デ・エインゼリン 6 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 背景: 将来およびチャンス。将来のトレンドおよびクリエイティブ経済や連帯経済との 関連 発展に向けたクリエイティブ経済とは 変化の時代: どこでいつ: 有形の天然資源から無形の文化資源へ 長い尾: 大量生産・消費型経済からニッチ経済に 社会的および生産的包摂を通じて市場を創設 クリエイティブ経済と持続可能性 クリエイティブ経済と地元の発展 文化的多様性の役割 クリエイティブな起業に対する革新 企業の「文化化」: 文化およびクリエイティブティを通じて価値を追加 無形物の評価 中小企業向け戦略およびチャンス NGO、起業と新しい世界のデザイン 望ましい将来および「革新の革新」の創造 ブラジルの概観および将来に向けたモデルとしてブラジルが提供するもの 革新的な経験の共有 第 2 部 :解説(20:20-20:40) 連帯経済: 持続可能性に向けた新規モデル by 廣田裕之 なぜ現在の経済では私たちは貧しくなるのか? 連帯と民主主義とは? 連帯経済の実例 連帯経済の実現のためのできること 第 3 部: 会場討論と質疑応答(20:40-21:30) コーディネーター エンパブリック主宰 広石拓司 7 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 LALA DEHEINZELIN São Paulo, Brazil , www.laladeheinzelin.com Owner of Enthusiasmo Cultural, a firm specialized in providing consultancy, lectures and corporate communication strategies, since 1996 www.enthusiasmo.com.br Senior Advisor for the Creative Economy Program of the South-South Cooperation Special Unit/UN, since 2005 http://tcdc1.undp.org <http://tcdc1.undp.org/> International advisor for UNESCO, OEI (Ibero American States Organization), AECID– Spanish Agency for International Cooperation for the Development and local governments. Founder and coordinator of Crie Futuros (Create Futures) Movement: visions and methods for the creation of desirable futures, and its WikiFuturos: multimedia encyclopedia for desirable futures www.criefuturos.com Works as voluntary for the Center for Future Studies of the Pontific Catholic University/ SP, representing in Brazil the United Nations University Millennium Project. www.nef.org.br Member of the Board of the IN-MOD, National Institute for Fashion and Design, from the São Paulo Fashion Week . www.spfw.com.br Writer for the Arc Design magazine http://www.arcdesign.com.br e Comunicação 360o . Contributes with articles for many magazines and websites. and other publications on culture, development and sustainability. Lala Deheinzelin is among the world specialists in Creative Economy and Development, theme in which she has developed a unique perspective related to future and innovation. She provides consultancy and gives conferences worldwide. Her diverse and intense career has generated a rare interdisciplinary profile which has lead to the developing of own methodologies integrating: Creative Economy + Development + Sustainability + Future + Innovation. The focus of her work is to show private and governmental leaderships the reasons why Creative Economy is strategic in the 21rst century, the opportunities it offers and the circumstances necessary for its flourishing, leading to the insertion of the theme into the agenda of estates and countries. Nowadays, she also develops her own projects such as Crie Futuros and WIkifuturos: movement, methodology, and collaborative digital platforms aiming at the creation of desirable futures. The Movement is actually in 8 countries and has another wikifutures created for the Spanish Cooperation. 8 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 Lala’s trajectory has three complementary phases whereas the central line consists on the searching of competences and experiences able to contribute for the process of development through creativity and culture. 1) The first phase, in the cultural sector, as an awarded multimedia show director, producer and presenter through her enterprise Crocodilo Produções (1981-1993), in the fields of theater, movies and television. 2) Afterwards, creating Strategies for Communication and Promotion for large Brazilian and multinational corporations as well as for the third sector (1994-2000). 3) More recently, (2000 – 2010) she has been working as consultant and advisor for corporations, governments and multilateral institutions for the formulation of innovative strategies, development and cooperation focused in Culture, Creative Economy and Sustainable Development. Some examples of activities focused in Creative Economy in the last years: Advocacy, working with leaderships on the issue of Creative Economy ad Development in several Brazilian states and Ibero American Countries, working with mayors and leaders in the cultural sector. Developed special projects such as the International Center of Creative Economy of the Culture Ministry, UNCTAD and SU-SSC, as well as the Fashion Reference Center of Sao Paulo (Sao Paulo City Hall and são Paulo Fashion Week) ( implementation not yet started) Coordinator of dozens of seminaries and meeting on the theme of Creative Economy and Development, among them: Creative Economy Forum, Shangai World Expo 2010, Creative Economy Series for the World Cultural Forum 2006, Seminaries of the National Bank for Economic and Social Development and several meetings within the Sao Paulo Fashion Week since 2007, One of the Curators of the Creative Corridor, exhibiting best practices in Creative Economy at the UN Pavilion at the Shangai World Expo 2010 Among other international groups of experts she has been part of, we name: Brazilian representative of the Nurturing the Creative Economy (Scotland, march 2008) invited by the British Council; the first work group on how to implement the (then) recently approved Cultural Diversity Convention, invited by UNESCO (Spain, July 2007); first work group for the implementation of the Ibero American Cultural Letter (Dominican Republic, march 2008); Juror of the Somos Patrimonio Prize, Colombia 2008Evaluation of Programs of the actuation of the Ibero American States organization (Spain 2009).. Examples, through Enthusiasmo Cultural, of her work within the public and private sectors as well as NGO’s: 9 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 Advisor in the formulation and implementing of projects related to Creative Economy, Culture and development for the South- South Cooperation Unity of PNUD/ONU; AECISpanish Agency for International Cooperation for Development; UNESCO; Ministry of Culture; SEBRAE- Brazilian Service of Support to MPE’s in 8 Brazilian states; São Paulo City Hall; PNUD; governments of São Paulo, Paraná, Alagoas, Ceará, Paraíba and Espírito Santo states; São Paulo Fashion Week; Abrinq - Association for Children Rights; Itaú Social Foundation; Cenpec. Conferences in Brazil and other countries: Lala created conferences on culture, on motivation as well as the so called “artistic conferences” (conferences supported by the use of scenic and visual languages) on themes such as: changing, visions for the future, entrepreneurism, creativity, culture and development, for among other clients: ONU, AECI, UNCTAD, Ford, Unilever, Avon, Correios, ABRAS, Itáu Social, Sebrae, Natura, Nestlé. She also developed workshops related to creative economy, sustainability, local development using artistic languages. Exhibitions and cultural installations (Santo André City Hall, Architecture Nienal, Bunge, Cenpec, SESC, Sebrae SP, Pólo Petroquímico); Japanese Immigration Centenary Actions and cultural and promotional events (several awarded) for among other clients: Abril Publishing, BMW, Avon, Brahma, Boticário, Esso, Hyundai, Tintas Coral, Luxaflex, Möet & Chandon; Phillips; Nestlé; MTV; local, state and federal governments; Sebrae; Natura Artistic education as well as in Movement Theory, choreographer since 1975. Artistic creation and direction started in 1980 with the show “Clara Crocodilo”. She made several theater and dance shows and has directed events, music shows and new circus. Throughout the years she worked with important names of the Brazilian artistic and cultural world. As an actress, she participated in several films, but is more known for her TV work in series as Vale Tudo, Ana Raio and Noivas de Copacabana, as well as presenter of the cultural shows Metrópolis and Carlton Cine. Acted in publicity advertisemens since child times, and from 1982 on, she starts to choreograph, to be artistic director and assistant for names such as Jayme Monjardin and Arnaldo Jabor. Under this diversity, we find an ever present research on the use of artistic and cultural tools that can support transformation and development. This research gained strength and shape after the scholarship/award from Vitae Foundation in 1991, and evolved for Creative Economy and the use of “Culture as Strategy for the Development”, her main focus of attention in the last years. 10 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 Crie Futuros (Create Futures) An International Movement for the Creation of Desirable Futures “The future is the result of the dreams of the past and choices of the present Why ? Looking back at the “past of the future” it is clear that much of what we have today was first dreamed : from the end of the nineteenth century on, until the sixties, we find many images of vídeo conference, notebook, internet, cars of every kind, skyscrapers, home heather, ATM machines, drive through, fast food, microwave etc . Today, the images presented by the mass media are all dark, fearful, no hope. We must dream and spread images and visions of desirable futures that can inspire innovation and guide choices, specially towards the shift of models and paradigms that are needed in order to design the better world we also desire (and is possible..) Aiming that goal it was created in 2008 the international movement Crie futuros, which develops methodologies, activities and digital platforms to foster the creation of desirable futures. One of them is wiki futures (www.criefuturos.com) a collaborative multimedia platform that holds an important collection of hundreds of desirable futures created in many countries. 11 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 日中市民社会ネットワーク(CSネット)の紹介 http://csnet.asia 使命 日中市民社会ネットワークは、2010 年 7 月に成立した任意団体であり、日本と中国の NPO と NGO、市民グループ、社会起業家、その他社会的意識の高いメディア人、専門家、学生 などの市民同士の間で、架け橋となることを使命としています。 人 主要スタッフは、日中両方において長年の生活経験を持ち、日本社会と中国社会の両方 に対して深く理解し、ボランティアや NPO/NGO、社会的企業などを中心とする市民社会の 研究と実践においても長年の蓄積と経験を持っています。 日中両方のこの分野において、事業実施の際にご協力いただける 20 名以上の専門家、有 識者に支えられています。 日中両方のこの分野において、事業実施の際にご協力いただける 30 以上のサポーター組 織に支えられています。 日中両方のこの分野において、合計 300 名以上の情報源、参加者、支持者に支えられて います。(「ネットワーカーさん、さらに募集中!」) 事業 「交流のプロデュース」:日中の間でワークショップ/セミナー、短期の交流/研修ス タディ・プログラムおよび長期のインターンシップを企画・ 実施します。「自主交流事 業」のほかに、依頼を受けて行う「受託交流事業」と、助成金を申請して行う「助成交 流事業」も行います。 「研究調査のプロデュース」:日本と中国の市民社会に関する専門性と人脈・経験を生 かして、互いにとって参考となるケース・スタディを実施し、蓄積していくと共に、相 手国の関連分野で事業を展開するニーズのある NPO/企業/行政/研究機関/個人に対 して、コンサルティングサービスを展開します。 「在日中国人フォーラム」: 在日中国人留学生のコミュニテづくりィと起業支援を行う フォーラムです。日本で就職し、生活していく意欲のある留学生を対象に、就職や起業 に必要な 能力トレーニングを実施し、情報交換の場を設けるなどしてサポートしていき、 企業に対して優秀な留学生の人材を推薦していきます。同時に、留学生の力を生 かしな がら、在日中国人コミュニティの中で弱者的立場 にいる人々を支援していきます。 CSnet 代表 李 妍焱(駒澤大学文学部社会学科 准教授) 事務局長 朱 恵文 12 クリエイティブ経済 連帯経済 および未来 11 月 5 日 エンパブリックの紹介 http://empublic.jp/index.html 株式会社エンパブリック代表 広石 拓司のメッセージ エンパブリックは 2008 年5月に、「市民社会のバリューチェーンのプロデュース」を掲げて 設立されました。 人は、もっと誰かのために役立ちたい、幸せになりたい、自分自身を活かしたいという気持ち を持っています。こうした気持ちと自分の中にある資源をだれかと分かち合う場が世の中に増え てくことで、いい相互刺激や相互支援ができると考えます。 さらに、こうした場が場とつながっていけば、クラスターとなり社会に新たな潮流を生むこと ができます。これらのステップを通じて、個人も社会も会社も、より手応えのある人生を歩んで いただきたい。 私たちは個人と全体の WIN-WIN の関係づくりに役立ちたいのです。 「エンパブリック(empublic)」という言葉は、プライベートで持っている思いや知恵や資源 を、少しパブリック化して、分かちあったり、持ち寄ったりすることで、人々のライフスタイル をシフトすることを意味しています。 現代社会においては社会環境や経済の変化がめまぐるしく、一人の力では対応できない問題も 多いかもしれません。しかし、個々人の中には、職場や地域において、他の人と力を出し合うこ とで、クリエイティブな力を生み出す力があると信じています。 個人と企業、個人と社会が同時に幸せになる社会、それはきっと実現できる。そのために、お 役に立つ商品・サービスを開発し、より多くの方に使っていただけるよう提供していきたいと考 えています。 主な事業 一人ひとりの中に、一つひとつの会社や組織の中に、社会と世界をもっと豊かにしていける知 恵や経験、様々な資源が眠っています。それを自分の中だけに閉じ込めておくのではなく、ちょ っと公にシフトさせ、持ち寄ることで、私自身と公に新しい価値を生み出していく。その仕組み と場をデザインし、“持ち寄り”を効果的にファシリテートし、担い手・参画者のステップ・ア ップを応援するために、2008 年 5 月、株式会社エンパブリックは誕生しました。 役員 代表取締役 広石拓司 取締役 淵上周平、鈴木敦子、新居祐介 スタッフ 10 名(非常勤スタッフを含む) 主な事業内容 価値創造型ファシリテーター育成とワークショップ開発 場づくりトレーニング・プログラムの企画、運営 場づくり支援ツールの企画・開発・制作・販売 コミュニティ・スタジオの企画・運営支援 根津スタジオの運営 13
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