平成19年11月27日 DIニュース

平成19年11月27日
DIニュース
Drug Information News
薬剤部DI室(2274) No.148
◎本情報は以下のURLでも参照できます。
http://www.med.osaka-cu.ac.jp/hosp/yakuzai/
1. 緊急採用医薬品
以下の医薬品を緊急採用しました。
取り扱い開始日:平成19年11月26日(月)
薬 品 名
シナジス筋注用50mg
規 格
一 般 名
1V:73mg
薬 効 等
パリビズマブ(遺伝子組換え)
抗RSウイルスヒト化モノク
ローナル抗体
ベストロン耳鼻科用
1本:500mg(力価)
塩酸セフメノキシム
セフェム系抗生物質製剤
溶解液50mL添付
(局所外用)
2. 取り扱い中止医薬品
中 止 薬 品 名
中 止 日
備
考
エラプレース点滴静注液6mgの採用(平成19年10月19
タケスリン静注用0.5g
平成19年11月25日
日緊急採用)に伴う中止(タケスリン静注用は、平成19年6
月18日より、回収に伴い既に一時取り扱い中止済)
注射用パニマイシン100mg
平成19年11月25日
シナジス筋注用50mgの緊急採用に伴う中止
ベストロン耳鼻科用 [50mg(力価)]
平成19年11月25日
ベストロン耳鼻科用[500mg(力価)]に切り替えのため
3.今月のトピックス
Ⅰ.医薬品に関する事項について
1) 新規登録院外処方専用医薬品 (平成19年12月1日よりオーダ開始予定)
薬 品 名
エフピーOD錠2.5mg
規 格
一 般 名
1T:2.5mg
塩酸セレギリン
1
薬 効 等
選択的MAO−B阻害剤(パーキンソン
病治療剤)
*覚せい剤原料
薬 品 名
規 格
一 般 名
1本(2.5mL):
トラバタンズ点眼液0.004%
トラボプロスト
40μg/mL
セララ錠25mg
1T:25mg
セララ錠50mg
1T:50mg
セララ錠100mg
1T:100mg
エプレレノン
薬 効 等
プロスタグランジンF2α誘導体
緑内障・高眼圧症治療剤
選択的アルドステロンブロッカー
高血圧症治療剤
2) ロセフィン静注用とカルシウム含有注射剤ついて
セフェム系抗生物質ロセフィン静注用(セフトリアキソンナトリウム)とカルシウム含有注射剤又は輸液を同時に投与した
場合に、肺や腎臓でセフトリアキソン-カルシウム塩の結晶が生じ死亡したとされる症例(新生児5例:国外)が報告され
ています。これを受け、今般、使用上の注意が改訂されました。
改訂のポイント
※本剤とカルシウム含有注射剤又は輸液は同時に投与しないこと
※本剤とカルシウム含有注射剤又は輸液を配合しないこと
◎カルシウム含有注射剤又は輸液(院内採用分)
ヴィーンD注
ラクテック注
ヴィーンF注
低分子デキストランL注
ネオパレン1号・2号
カルチコール注射液8.5%
ハイカリック液-1号・2号・3号
コンクライト-Ca
ビーフリード点滴静注用
大塚塩カル注2%
ビカーボン注
ネオビタカイン注シリンジ
フルカリック1号・2号・3号
アイソボリン注25mg・100mg1)
ポタコールR
ロイコボリン注3mg2)
ラクテックG注
コージネイトFSバイオセット注3)
1)レボホリナートカルシウム(薬効成分がカルシウム塩の形で含まれる)
2)ロイコボリンカルシウム (薬効成分がカルシウム塩の形で含まれる)
3)添加物(塩化カルシウム)として含有
2
3) 使用期限変更
ガスモチン錠5mgの使用期限が変更になりました(添加剤製造元の変更のため)
5年 (バラ包装は4年)
変更品ロット
→
3年
1041C (バラ包装:5027C)
4) 製造・販売元変更
ドパストン散/注射液
ロイコン錠10mg
アモバン錠7.5mg
リスモダンR錠150mg
第一三共(株) ⇒
〃
中外製薬(株) ⇒
〃
リスモダンP静注50mg
〃
〃
ベナンバックス300
〃
〃
セフォタックス注射用1g
中外製薬(株)
⇒
大原薬品(株)
平成19年12月3日より
〃
サノフィ・アベンティス(株) 平成20年1月1日より
〃
日医工(株)
平成20年1月1日より
Ⅱ.最近のお知らせについて
・ アバスチン点滴静注用の取り扱いについて
平成19年11月 2日
・ ロセフィン静注用の「使用上の注意」の改訂について
平成19年11月 8日
・ 抗真菌剤「マイコスポール液」の取り扱い一時中止について
平成19年11月20日
・ 緊急採用薬(シナジス筋注用50mg、ベストロン耳鼻科用500mg(力価))のお知らせ
平成19年11月21日
3
4.添付文書改訂情報
Ⅰ.下記の薬品の「効能・効果」・「用法・用量」が改訂されました
薬品名
改訂箇所
効能
アルピニー坐剤
コカール
ドライシロップ
下線部
小児科領域における解熱、鎮痛
追加
用法・
用量
改訂
通常、乳児、幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、体重 1kg
あたり、1 回 10∼15mg を直腸内に挿入する。投与間隔は 4
∼6 時間以上とし、1日総量として 60mg/kg を限度とする。
なお、年齢・症状により適宜増減する。ただし、成人の用量
を超えない。
効能
追加
小児科領域における解熱、鎮痛
用法・
用量
追加
通常、乳児、幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして、体重 1kg
あたり 1 回 10∼15mg を経口投与する。投与間隔は 4∼6 時
間以上とし、1 日総量として 60mg/kg を限度とする。なお、
年齢、症状により適宜増減する。ただし、成人の用量を超え
ない。また、空腹時の投与は避けることが望ましい。
効能
削除
抗うつ薬で効果の不十分な下記疾患に対する抗うつ薬と
の併用:難治性うつ病、遷延性うつ病
用法・
用量
削除
難治性うつ病、遷延性うつ病には、塩酸メチルフェニデートとして、
通常成人 1 日 20∼30mg を 2∼3 回に分割経口投与する。な
お、年齢、症状により適宜増減する。
効能
追加
急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む)
用法・
用量
追加
本剤を生理食塩液又は 5%ブドウ糖注射液で溶解して、0.04
∼0.25%溶液とする。通常、成人には、ニコランジルとして
0.2mg/kg を 5 分間程度かけて静脈内投与し、引き続き 1 時
間あたり 0.2mg/kg で持続静脈内投与を開始する。投与量
は血圧の推移や患者の病態に応じて、1 時間あたり 0.05∼
0.2mg/kg の範囲で調整する。
効能
追加
シェーグレン症候群患者の口腔乾燥症状の改善
1%リタリン散
リタリン錠「チバ」《院
外専用》
シグマート注
改訂内容
サラジェン錠
用法・
用量
下線部 通常、成人にはピロカルピン塩酸塩として 1 回 5mg を 1 日 3 回、
改訂 食後に経口投与する。
4
効能
・次のいずれかの状態を示すクローン病の治療及び維持療法
下線部
(既存治療で効果不十分な場合に限る):中等度から重度の
追加
活動期にある患者外瘻を有する患者
用法・
用量
<クローン病>
通常、体重 1kg 当たり 5mg を 1 回の投与量とし点滴静注す
下線部
る。初回投与後、2 週、6 週に投与し、以後 8 週間の間隔で投
改訂
与を行うこと。なお、本剤投与時には、1.2 ミクロン以下のメンブラ
ンフィルターを用いたインラインフィルターを通して投与すること。
レミケード点滴静注用
効能
追加
経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群(不
安定狭心症、非 ST 上昇心筋梗塞)
追加
・経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群(不
安定狭心症、非 ST 上昇心筋梗塞)の場合:通常、成人には、
投与開始日にクロピドグレルとして 300mg を 1 日 1 回経口投与
し、その後、維持量として 1 日 1 回 75mg を経口投与する。
プラビックス錠
用法・
用量
ロセフィン静注用
小児
・通常、1 日 20∼60mg(力価)/kg を 1 回又は 2 回に分けて
下線部 静脈内注射又は点滴静注する。
追加 ・難治性又は重症感染症には症状に応じて 1 日量を
120mg(力価)/kg まで増量し、2 回に分けて静脈内注射又は
点滴静注する。
用法・
用量
Ⅱ.使用上の注意の改訂について
薬品名
改訂箇所
改訂内容
追加
[皮膚]紫斑、斑状出血、皮膚血管炎(白血球破砕性血管炎を
含む)
[精神神経系]振戦
[血液]好酸球増多
[その他]喘息、味覚異常、視覚異常(かすみ目等)
トレドミン錠
その他の
副作用
追加
[消化器]胸やけ
[泌尿器]尿蛋白陽性、尿失禁
[その他]冷感、射精障害、精巣痛、精液漏、胸痛等
パキシル錠
その他の
副作用
追加
[循環器]起立性低血圧
[その他]散瞳
トレドミン錠/パキ
シル錠(抗うつ剤共
通)
効果・効
能に関連
する使用
上の注意
下線部
改訂
ハイペン錠
その他の
副作用
抗うつ剤の投与により、24 歳以下の患者で、自殺念慮、自
殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投
与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること。
5
警告
追加
本剤の投与は、ナルコレプシーの診断、治療に精通し、薬物依存を
含む本剤のリスク等についても十分に管理できる医師・医療機
関・管理薬剤師のいる薬局のもとでのみ行うとともに、それ
ら薬局においては、調剤前に当該医師・医療機関を確認した
上で調剤を行うこと。
禁忌
追加
モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中又は投与中止後 14 日
以内の患者
相互作用
下線部
追加
[併用禁忌]
・MAO 阻害剤〈セレギリン(エフピー)〉:MAO 阻害剤の作用を増強さ
せ、高血圧が起こることがある。
[併用注意]
・クマリン系抗凝血剤(ワルファリン):クマリン系抗凝血剤の作用が増強さ
れることがある。
・三環系抗うつ剤(イミプラミン等)、選択的セロトニン再取り込み阻害
剤(フルボキサミン、パロキセチン、セルトラリン):三環系抗うつ剤、選択的セロト
ニン再取り込み阻害剤の作用が増強されることがある。
・クロニジン:本剤との併用により、突然死の報告がある。
妊・授・
小児等へ
の投与
追加
[妊婦、産婦、授乳婦等への投与]
授乳婦に投与する場合には、授乳を中止させること。〔動物
実験(ラット)において、乳汁中への移行が認められている。〕
禁忌
追加
重篤な肝障害のある患者〔本剤は主として肝で代謝される。
また、肝機能の悪化が報告されている。〕
下線部
追加
ショック:ショック(血圧低下、徐脈、顔面蒼白、冷汗、呼吸
困難、意識消失等)があらわれることがあるので、このよう
な場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急激な血圧低下:投与開始初期に急激な血圧低下があらわ
れることがあるので、このような場合には投与を中止し、適
切な処置を行うこと。特に高齢者及び降圧剤との併用例で
は注意すること。
心不全:心不全(心拡大、肺水腫等)があらわれることがあ
るので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行
うこと。
呼吸障害:呼吸障害(喘鳴、喘息発作、呼吸困難等)があら
われることがあるので、このような場合には投与を中止し、
適切な処置を行うこと。
肝炎、肝機能障害、黄疸:AST(GOT)、ALT(GPT)等の著しい
上昇、悪心・嘔吐、食欲不振、全身けん怠感等を伴う肝炎、肝
機能障害、黄疸があらわれることがあるので、このような症
状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行う
こと。
1%リタリン散
リタリン錠「チバ」
《院外専用》
テルネリン錠
重大な
副作用
6
重大な副
作用
下線部
追加
その他の
副作用
追加
ビスダイン静注用
下線部
追加
追加
本剤は、主として肝薬物代謝酵素 CYP3A4 で代謝される。
[併用禁忌]
・塩酸アミオダロン(注射剤)〈アンカロン注〉:Torsades de pointes
を起こすことがある。
相互作用
追加
[併用注意]
・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)COX-2 選択的阻害剤:糸球体
濾過量がより減少し、腎障害のある患者では急性腎不全を
引き起こす可能性がある。
禁忌
下線部
追加
ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バ
ルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)を投与中の患者
[本剤とこれらの薬剤との併用により降圧作用が増強され、
過度に血圧を低下させることがある。
相互作用
下線部
追加
[併用禁忌]
・ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤〔シルデナフィルクエン酸塩
(バイアグラ)、バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)、タダラフィル(シアリ
ス)〕:併用により、降圧作用を増強することがある。
禁忌
下線部
追加
ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バ
ルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)を投与中の患者
下線部
追加
[併用禁忌]
・ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤[シルデナフィルクエン酸塩
(バイアグラ)、バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)、タダラフィル(シアリ
ス)]:併用により、降圧作用を増強することがある。
リスモダンP注/
リスモダンR錠
相互作用
アイトロール錠
ニトロールRカプセ
ル
フランドル錠
ニトロペン錠
フランドルテープ
ミリステープ
ミオコールスプレー
ニトロール注
ミオコール注
[注射部]水疱
[過敏症]蕁麻疹
《リスモダンP注》
スパルフロキサシン、塩酸モキシフロキサシン又は塩酸アミオダロン(注射剤)を投
与中の患者
《リスモダンR錠》
スパルフロキサシン、塩酸モキシフロキサシン、塩酸バルデナフィル水和物又は塩
酸アミオダロン(注射剤)を投与中の患者
禁忌
ミカルディス錠
眼障害:重篤な視力低下、視覚異常(変視症、霧視等)、視野
欠損、硝子体出血、網膜下出血、網膜剥離、網膜色素上皮剥
離、網膜色素上皮裂孔
《以下 院外専用》
ニトロール錠
ニトログリセリン舌
下錠
シグマート錠
相互作用
7
禁忌
相互作用
下線部
追加
・ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、
バルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)を投与中の患者
・本剤又は硝酸・亜硝酸エステル系薬剤に対し過敏症の既往歴の
ある患者
下線部
追加
[併用禁忌]
・ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤[シルデナフィルクエン酸塩
(バイアグラ)、バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)、タダラフィル(シアリ
ス)]:併用により、降圧作用を増強することがある。
追加
[循環器]心室性頻脈
[血液]白血球増加
[腎臓]血中クレアチニン上昇、尿中蛋白陽性
[その他]血清総蛋白減少、CK(CPK)上昇、血中カリウム上昇、HDL コ
レステロール減少
シグマート注
その他の
副作用
妊・授・
小児等へ
の投与
下線部
追加
[高齢者への投与]
一般に高齢者では生理機能が低下し、副作用の発現しやす
いことが推定されるので、本剤の投与中は、血圧測定と血行
動態のモニターを頻回に行い、投与量の調節は患者の血行動態、
症状をみて徐々に実施するなど慎重に行うこと。特に血圧
低下は、高齢の急性心不全患者に発現しやすいので注意す
ること。
禁忌
下線部
追加
ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤(シルデナフィルクエン酸塩、バ
ルデナフィル塩酸塩水和物、タダラフィル)を投与中の患者
下線部
追加
[併用禁忌]
・ホスホジエステラーゼ 5 阻害作用を有する薬剤[シルデナフィルクエン酸塩
(バイアグラ)バルデナフィル塩酸塩水和物(レビトラ)、タダラフィル(シアリ
ス)]:併用により、降圧作用を増強することがある。
亜硝酸アミル
相互作用
リピトール錠
重大な
副作用
下線部
追加
無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少症:無顆粒球症、汎血
球減少症、血小板減少症があらわれることがあるので、定期
的に検査を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた
場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
サラジェン錠
成分
一般名
改訂
(局)塩酸ピロカルピン→ピロカルピン塩酸塩
8
警告
追加
クローン病患者では、本剤の治療を行う前に、既存治療薬の使用
を十分勘案すること。また、本剤についての十分な知識とクロ
ーン病治療の経験を持つ医師が使用すること。
追加
[血液]血小板数増加、リンパ球形態異常(異形リンパ球)、リンパ節
症、後骨髄球数増加、尿酸増加、カリウム増加、CRP 増加
[循環器]血圧低下
[呼吸器]KL-6 増加
[肝臓]肝細胞障害(肝機能異常)、高ビリルビン血症
[泌尿器]尿中蛋白陽性、BUN 増加、膀胱炎、頻尿
[消化器]便秘、胃腸炎、逆流性食道炎、腸閉塞、腹部膨満、胃
ポリープ、胃潰瘍、腹膜炎、歯周病
[投与部位]注射部位反応(注射部位疼痛、注射部位炎症、注
射部位腫脹、注射部位出血、注射部位そう痒感)
[眼]眼脂
[抵抗機構]蜂巣炎、爪周囲炎
[代謝]高コレステロール血症
[その他]子宮平滑筋腫
レミケード点滴静注
用
その他の
副作用
メルカゾール錠
警告
追加
1.重篤な無顆粒球症が主に投与開始後 2 ヶ月以内に発現し、
死亡に至った症例も報告されている。少なくとも投与開始
後 2 ヶ月間は、原則として 2 週に 1 回、それ以降も定期的に
白血球分画を含めた血液検査を実施し、顆粒球の減少傾向
等の異常が認められた場合には、直ちに投与を中止し、適切
な処置を行うこと。また、一度投与を中止して投与を再開す
る場合にも同様に注意すること(「重大な副作用」の項参
照)。
2.本剤投与に先立ち、無顆粒球症等の副作用が発現する場
合があること及びこの検査が必要であることを患者に説明
するとともに、下記について患者を指導すること。
(1)無顆粒球症の症状(咽頭痛、発熱等)があらわれた場合に
は、速やかに主治医に連絡すること。
(2)少なくとも投与開始後 2 ヶ月間は原則として 2 週に 1 回、
定期的な血液検査を行う必要があるので、通院すること。
9
プラビックス錠
その他の
副作用
追加
[血液]貧血、穿刺部位出血、術中出血、処置後出血、カテ
ーテル留置部位血腫、口唇出血、陰茎出血、尿道出血、好
酸球減少 [消化器] 食欲不振、口渇、腸管虚血、消化不良 [代
謝異常] Na 下降、K 下降、血中尿酸上昇 [皮膚] 脱毛、皮
膚乾燥 [感覚器] 眼充血、結膜炎、味覚異常 [精神神経系]
意識障害、筋骨格硬直(肩こり、手指硬直)、気分変動 [循
環器]徐脈、動悸 [腎臓] 腎機能障害、尿路感染 [呼吸器]
気管支肺炎 [その他] 発熱、異常感(浮遊感、気分不良)、
腰痛、多発性関節炎、肩痛、腱鞘炎、注射部位腫脹、CRP 上
昇
ゾメタ注射液
その他の
副作用
追加
[神経系]傾眠
スベニールディスポ
関節注
その他の
副作用
追加
[過敏症]蕁麻疹、紅斑
エストラサイトカプ
セル
その他の
副作用
追加
[その他]味覚異常
警告
下線部
追加
本剤は強い骨髄抑制作用を有する薬剤であり、本剤に関連
したと考えられる死亡例が認められている。本剤を投与し
たすべての患者に強い骨髄抑制が起こり、その結果致命的
な感染症(敗血症、肺炎等)及び出血(脳出血、消化管出血等)
等を引き起こすことがあるので、下記につき十分注意する
こと。
(1)本剤の投与後に認められる骨髄抑制は重篤かつ長期に
持続することもあるので、感染予防や致命的な出血の予防
に十分な対策を講じること。
(2)重篤な感染症を合併している患者には投与しないこと。
(3)本剤投与時に前治療又は他の薬剤による骨髄抑制を起
こしている患者では、治療上の有益性が危険性を上回ると
判断されるとき以外は投与しないこと。
(4)投与開始後は、頻回に血液検査を行うなど患者の状態を
注意深く観察し、重篤な感染症又は出血等を引き起こした
場合は投与を中止し、必要な処置を行うこと。
追加
・ 骨髄抑制:汎血球減少、血小板減少、顆粒球減少、貧血、出
血傾向があらわれるので、頻回に末梢血液の検査を行
い、患者の状態を十分に観察すること。なお、高度な骨髄
抑制の持続により、重篤な感染症(敗血症、肺炎等)や出
血(脳出血、消化管出血等)等を併発し、死亡した例が報
告されている。
・完全房室ブロック等の不整脈:完全房室ブロック等の不整脈が
あらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認め
られた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
イダマイシン注
重大な
副作用
10
その他の
副作用
追加
イダマイシン注
妊・授・
小児等へ
の投与
下線部
追加
[消化器]食道炎、胃炎、腸炎、消化管潰瘍、消化管出血
[過敏症]そう痒、蕁麻疹
[皮膚]色素沈着、放射線照射リコール反応
[注射部位]静脈炎、血栓
[その他]脱水、ほてり
小児等への投与
・未熟児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立
していないので、小児等に投与する場合には副作用の発現
に特
に注意し、慎重に投与すること。なお、使用成績調査(調査症
例数 1283 例)において、小児(15 歳未満)での副作用発現率は
100.0%(9/9 例)であった。
・乳幼児及び小児では、アントラサイクリン系薬剤による心毒性を起
こしやすいとの報告があるため、本剤投与後も定期的に心
機能検査を実施することが望ましい。
ジルテック錠
ジルテックドライシ
ロップ《院外専用》
成分
一般名
改訂
禁忌
追加
アミオダロン(注射剤)を投与中の患者[併用により Torsades
pointes のリスクが増加する。]
追加
[併用禁忌]
アミオダロン(注射剤)〈アンカロン注〉:併用により Torsades
pointes のリスクが増加する。
追加
[原則禁忌]
重篤な腎障害のある患者[腎性全身性線維症を起こすこと
がある。また、本剤の主たる排泄臓器は腎臓であり、腎機能
低下患者では排泄遅延から急性腎不全等、症状が悪化する
おそれがある。]
下線部
追加
腎性全身性線維症(Nephrogenic Systemic Fibrosis、
NSF):重篤な腎障害のある患者において、腎性全身性線維症
があらわれることがあるので、投与後も観察を十分に行い、
皮膚のそう痒、腫脹、硬化、関節の硬直、筋力低下等の異常の
発生には十分留意すること。
ベナンバックス
相互作用
禁忌
マグネビストシリン
ジ
重大な
副作用
塩酸セチリジン→セチリジン塩酸塩
11
de
de
5.薬剤情報提供
Ⅰ.緊急仮採用医薬品の薬剤情報を下記の内容で提供します。
標準文
薬品名
ベプリコール錠50mg
薬の作用
脈の乱れを整えて、
不整脈を抑えるお
薬です。
注意事項
めまい、動悸、胸痛、発熱、のどの痛み、息苦しい等がみられ
たらご連絡下さい。
妊婦や妊娠の可能性のある方は通常服用できません。リトナ
ビル、アンプレナビルとは同時に服用できません。
Ⅱ.添付文書が改訂された薬品の薬剤情報を下記の内容に変更します。
薬品名
アルピニー坐剤
改訂箇所
薬の作用
下線部
追加
薬の作用
一部
削除
注意事項
下線部
追加
顔・全身の皮膚が赤くなる、胸が痛い・圧迫される感じ、急な発
熱・発汗、筋肉がこわばる等がみられたらご連絡下さい。
緑内障の方やセレギリンを服用中の方は通常、服用できません。
注意事項
下線部
追加
蕁麻疹がでる、心臓がドキドキする、めまい、ふらつき、すぐに息
切れがする、息苦しい、皮膚や白目が黄色くなる等がみられたら
ご連絡下さい。
1%リタリン散
テルネリン錠
変更内容
熱を下げたり、痛みをやわらげるお薬です。
ゆううつな気分や日中の強い眠気を改善するお薬です。
リスモダンR錠
注意事項
下線部
追加
めまい、すぐに息切れがする、冷や汗がでる、ふらつく、強固な
便秘、眼がまぶしい・かすむ、手足のしびれ、発熱、のどの痛み、
発疹、皮膚や白目が黄色くなる等がみられたらご連絡下さい。
緑内障の方は通常服用できません。スパラ錠、アベロックス錠、
レビトラ錠、アンカロン注とは同時に服用できません。
シグマート錠
注意事項
下線部
追加
発疹、皮膚や白目が黄色くなる、出血しやすい、口の中がただ
れる等がみられたらご連絡下さい。
バイアグラ錠、レビトラ錠、シアリス錠とは同時に服用できません。
注意事項
下線部
追加
発疹、皮膚や白目が黄色くなる等がみられたらご連絡下さい。緑
内障の方は通常服用できません。バイアグラ錠、レビトラ錠、シア
リス錠とは同時に服用できません。
アイトロール錠
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フランドル錠
ニトロールRカプセル
ニトロペン錠
緑内障の方は通常服用できません。バイアグラ錠、レビトラ錠、シ
アリス錠とは同時に服用できません。
注意事項
ミオコールスプレー
下線部
追加
緑内障の方は通常使用できません。バイアグラ錠、レビトラ錠、シ
フランドルテープ
アリス錠を服用中は使用できません。
ミリステープ
リピトール錠
注意事項
下線部
追加
筋肉が痛む・こわばる、赤い尿がでる、手足の脱力感、白目や皮
膚が黄色くなる、蕁麻疹がでる、心臓がドキドキする、出血しやす
い、皮膚が斑に赤くなる、発熱、のどの痛み、のどが渇く等がみら
れたらご連絡下さい。
妊婦・妊娠している可能性のある方や授乳中の方は通常服用で
きません。
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