『BPR の深耕と展開』

2007 年 1 月 4 日
No. 06-23
〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目 6-2
新丸の内センタービルディング
TEL:03-3214-7500
広報課 担当/小野・田島
報道関係 各位
株式会社アドバンテスト
2007 年 丸山利雄社長 社員向け年頭訓示(要旨)
『BPR の深耕と展開』
新年明けましておめでとうございます。
日本では、昨年 9 月、5 年と 5 ヶ月に渡る小泉内閣に替わり、活力とチャンスと優しさに満ちた国へ「美しい国
づくり内閣」として安倍内閣が発足し、2025 年までを視野に入れた技術革新の戦略指針「イノベーション25」構
想が安倍内閣所信表明演説の中で発表されました。当社も新内閣発足とともにイノベーションの創造に向け新
しいものにどんどん挑戦していきたいと思います。
さて、当社を取り巻く半導体市場は、業界再編も一段落し、DRAM やフラッシュメモリ市場のさらなる成長や
その他のデジタル家電製品、自動車向けデバイスの一層の多機能化により非メモリデバイス市場の成長などに
も期待が持てます。さらに、2008 年のオリンピック・イヤーに向けたデバイスメーカーの設備投資増加も予測され、
2007 年以降の当社成長シナリオの条件として、しっかり整ってきていると思われます。
このような状況のなかで、2008 年度を最終年度とし、2005 年 10 月にスタートさせた全社運動「Activate21」
を確実に達成させるための重点課題についてお話します
【ものづくり改革の全社展開で QCD の再考を!】
当社は、ものづくりの会社です。ものづくり企業における競争力実現の要素として古くから言われる「Q(品質)、
C(コスト)、D(出荷)」がありますが、作る商品が変化しても、マーケットの変化が早くなったとしても、ものづくりの
評価指標としての QCD の重要さを再認識させられることが多くあります。2007 年は、これまで行ってきた後補充
生産のさらなる拡大を目指す中で、開発部門における QCD を徹底して探求させたいと思います。
まず、品質について述べますと、設計時に採用した部品が原因となる市場に出してからの品質問題は、企業
に莫大な損失をもたらします。後補充生産方式を十分に考慮し、設計の工夫や設計の段階で採用される部品
の品質に注意していただきたいと思います。
次に、コストですが、これは今後会社が生き残るための最も重要なファクタだと考えます。既存製品の改良時
や新製品開発時の原価企画導入をさらに徹底して考えていただきたいと思います。
最後に開発部門における納期は、開発期間の短縮と Time To Market のための高度なマーケティングにある
と思います。徹底したマーケティングによる的確な商品ロードマップに支えられた開発部門での開発工期の厳守
をさらに徹底していただきたいと思います。
以上、2007 年は、「ものづくり」を中心とした後補充化を生産分野から開発分野、さらには営業部門や管理部
門にも浸透させ、全社全部門での展開を実現させていきたいと思います。
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〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目 6-2
新丸の内センタービルディング
TEL:03-3214-7500
【全社運動「Activate21」の取り組みについて】
現在、取り組んでいる「Activate21」の目標を達成するために最も重要なことは、全社目標を個別プロセスへ、
さらに個々人の課題までブレークダウンし、それをツリー構造にすることで、一人一人の Activity を全社目標達
成のシナリオに直結させるという点です。全グループ社員の総合力を最大限に引き出すことが、すなわち目標
達成の近道であり、そのためには部門間の垣根を越えた取り組みがキーになると思います。販売、SE、メンテナ
ンスなど全ての分野において、一人一人が互いの役割を認識し、互いの仕事に協力し合うことで相互にシナジ
ーを引き出せるように取り組んでください。
以上、最強の「ものづくり」企業として、そこから全ての Activity を発想できる企業体質を目指し、2007 年のス
ローガンを「BPR の深耕と展開」とします。Activate21 全社運動の最終年度に向け、どんな市場の変化にも対応
できるよう、そしてゴール達成の確信のもてる企業体質構築に向け、皆さんと一丸となって挑戦していきたいと思
います。
※本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な事象により予
告無く変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
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