ファッションとして考えるヘアスタイル

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ファッションとして考えるヘアスタイル
ヘアスタイルやメイクもファッションの一部だと私は
考えます。その証拠にウィッグがあります。例えばバン
グ一つで短いと若く見えたり、長いと大人っぽい印象を
与えるという風にその人の印象をガラリと変えてしまい
ます。印象だけではありません。もともとアッシュ系の
カラーが好きな私はずっとアッシュにしていました。し
かし、一度バイオレットにしたら表情が明るくなったと
言われたことがあります。そんな感じで表情までヘアス
タイルで変わってしまいます。町には思わず振り返って
見てしまうようなお洒落な人がいっぱいいます。人それ
ぞれファッションセンスは違います。自分と違うセンス
の人でもお洒落と思ってしまうのは、ヘアスタイルから
ファッションまでの統一感、個性、その人のこだわりが
詰まっているからだと思います。その魅力の一部、ファッ
ションの重要なポイントであるヘアスタイルをつくる仕
事を私は選びました。スタイリストに大切なのは似合わ
せ、どれだけその人に似合うスタイルを提供できるかだ
と思います。しかし 1 つのスタイルにすぎません。毎日
洋服が変わるように毎日変わる髪型、変えることの出来
る髪型を私は提供したいです。それは、アレンジで変え
てしまうロングもいいかもしれませんが、例えばカラー
で変えることができるなら、バイオレットに見えるカ
ラーを少しずつ薄く、少しだけ濃くするなどちょっとず
つ変えグラデーションをつくるとします。そうしたら分
け目を変えるだけで少しかもしれませんが、ヘアスタイ
ルが表情を変えてくれるかもしれません。カットでバン
グをアシンメトリーにカットするとします。そのままで
も可愛いですが、右に分けると短く、左に分けると長い
など、少し表情を変えてくれます。そんな小さな変化で
もいいんです。毎日、朝考える洋服、その日の気分を左
右してしまうファッションの一部にヘアスタイルはかか
せない!そんな仕事をしていきたいと私は考えます。
福岡大村美容ファッション専門学校 島田 若奈
(福岡県福岡市)