2016 年度 鳥取大学フォーミュラ プロジェクト企画書

2015 年 10 月 19 日
2016 年度
鳥取大学フォーミュラ
プロジェクト企画書
Tottori-Univ. Formula Project 2015
目
次
1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ p.2
2.全日本学生フォーミュラ大会とは・・・・・・・・・・・・・・・・p.3
2.1
本大会の主旨と背景・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.3
2.2
大会理念・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.3
2.3
競技概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.4
3.鳥取大学フォーミュラプロジェクトTUFPについて・・・・・・ p.5
3.1
TUFPとは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.5
3.2
TUFPの目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.5
4.2016年度プロジェクト構想・・・・・・・・・・・・・・・・ p.6
4.1
大会目標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.6
4.2
2016 年度マシンコンセプト・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.6
4.3
組織図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.7
4.4
年間スケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.8
4.5
会計報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.9
5.ご支援のお願い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.11
5.1 スポンサーシップ概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.11
6.連絡先・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.12
7.最後に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.12
8.スポンサー様一覧・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・p.14
Tottori-Univ. Formula Project 2015
1
Tottori-Univ. Formula Project 2015
1. はじめに
貴社ますますのご清栄のこととお慶び申し上げます。
私たち鳥取大学フォーミュラプロジェクトTUFPへの支援をご検討くださいますこと、
心より御礼申し上げます。昨年度の大会では、車検は通過いたしましたが動的審査出場の
期限を過ぎてしまうという大変悔いの残る結果となりました。
この結果を踏まえ、よりよい車両を設計・製作するために、今後もメンバー全員で力を
合わせて取り組んで参ります。まだまだ未熟な我々TUFPではありますが、どうか温か
い御支援・御協力のほど宜しくお願い申し上げます。
鳥取大学フォーミュラプロジェクト
2016年度プロジェクトリーダー
八尋 洸也
Tottori-Univ. Formula Project 2015
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Tottori-Univ. Formula Project 2015
2. 全日本学生フォーミュラ大会(Formula SAE JAPAN)とは
2.1 本大会の主旨と背景
少子化による学生の減少に加え、近年の若者の理科離れといった深刻な状況は、日本の
自動車産業にとって将来の国際競争力・企業競争力の低下、優秀な技術者の人材不足につ
ながりかねません。また、最近の工学系大学では、実習や設計・製図などのカリキュラム
が減少しており、欧米に比べ、ものづくりの機会が不足しています。
一方、米国では「Formula SAE®」を開催するなど、学生が実際のものづくりを通して自
分たちの能力や知識を、発揮できる場を提供されており、産学官の協力のもと、人材育成
の基盤づくりが根付いています。しかし日本では、全国的なものづくりコンテストとして、
ソーラーカー大会やロボットコンテストがありますが、自動車技術分野で活躍を目指す学
生にとっては、習得した専門技術を発揮しうる設計コンテストがない状況です。
このような状況をふまえ、JSAE では、米国「Formula SAE®」の日本版として、全日本学
生フォーミュラを開催する運びとなりました。学生たちが実際にものに接し、ものを創っ
ていくことによって、技術の理解を深め、実践的な能力を養い、より高いレベルに意欲的
に取り組んでいく。ものづくりの本質やそのプロセスを学ぶとともにチーム活動やものづ
くりの厳しさ、面白さ、喜びを実感できる、そんな環境づくりを通じて、創造性に満ちた
技術者の育成を目指しています。
※ Formula SAE®
Formula SAE® は1981 年から『ものづくりによる実践的な学生教育プログラム』とし
てアメリカでスタートしました。学生のみで組織されたチームが、約1 年間でフォー
ミュラスタイルのレーシングマシンを製作し、その設計・製作能力、製作したマシン
の性能を競う総合競技です。
2.2 大会理念

ものづくりの機会を提供することによって、大学の工学教育活性化に寄与する。

学生自らがチームを組み約1年間でフォーミュラスタイルの小型レーシングカーを
開発・製作することによって、学生がものづくりの本質やそのプロセスを学び、もの
づくりの厳しさ・おもしろさ・喜びを実感する。

競技会では、走行性能だけでなく、車両のマーケティング、企画・設計・製作、コス
ト等のものづくりにおける総合力を競う。
全日本 学生フォーミュラ - 自動車技術会より抜粋
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2.3 競技概要
本大会は大会理念等を反映し、静的競技 3 種目(コスト・プレゼンテーション・デザイン)
と動的審査 5 種目(アクセラレーション・スキッドパッド・オートクロス・エンデュランス・
燃費)の計 8 審査の総合獲得ポイントで競うことになっています。
競技種目
配点
競技概要
車両の安全・設計要件の適合、ドライバーの 5 秒以内脱出、ブレーキ試験(4
車検
0
輪ロック)、騒音試験(所定の条件で排気音 110dB 以下)、チルトテーブル試験
(車両 45 度傾斜で燃料漏れ無し。ドライバー乗車し車両 60 度傾斜で転覆しな
い)
予算とコストは、生産活動を行うにあたって考慮しなければならない重要な
要素であることを参加者に学ばせることが狙い。車両製造の制約は所定の上
コスト
静
的
競 プレゼンテーシ
技 ョン
100
限コスト以下。車両を見ながら事前に提出したコストレポートのコスト精度、
チームによる製造度合等を確認し、レポートのコストと車両との適合を審査
する。一般に購入品目となる 2 項目について、部品製造プロセスなどの口頭
試問を行い、それらの知識・理解度を評価する。
学生のプレゼンテーション能力を評価することが狙い。プレゼンテーション
75
は、『競技のコンセプトに沿い、製造会社の役員に設計上の優れていること
を確信させる』という仮想のシチュエーションのもとで行う。
事前に提出した設計資料と車両をもとに、どのような技術を採用し、どのよ
デザイン
150
うな工夫をしているか、またその採用した技術が市場性のある妥当なものか
を評価する。具体的には、車体および構成部品の設計の適切さ、革新性、加
工性、補修性、組立性などについて口頭試問する。
アクセラレーシ
ョン
スキッドパッド
動
的
競 オートクロス
技
75
50
イムを競う。
8 の字コースによるコーナリング性能評価。各チーム 2 名のドライバーがそ
れぞれ 2 回、計 4 回走行し、タイムを競う。
直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約 800m のコースを 2 周走行
150
する。各チーム 2 名のドライバーがそれぞれ 2 回、計 4 回走行し、タイムを
競う。エンデュランスは、このオートクロスの早いチーム順に走行する。
エンデュランス
300
燃費
100
合計
0-75m 加速。各チーム 2 名のドライバーがそれぞれ 2 回、計 4 回走行し、タ
直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路をドライバー2 名で
約 22km 走行する。走行時間によって車の全体性能と信頼性を評価する。
耐久走行時の燃料消費量で評価する。
1000
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3. 鳥取大学フォーミュラプロジェクトTUFPについて
3.1 TUFPとは
私たちTUFPは、毎年行われる全日本学生フォーミュラ大会に向けた活動を行ってい
ます。
鳥取大学ものづくり教育実践センターが主体となって 2008 年 6 月に結成されました。
第 14 回大会で 9 回目の参戦となります。
3.2 TUFPの目的
私たちは、TUFPを一つの企業と仮定してチームを運営し、大学の講義だけでは学ぶ
ことの出来ない幅広い経験を積むことを目的としています。
本活動では車両の企画・設計から製造を行う開発・製造部門と、運営、渉外、広報、経
理などのマネジメント部門に至るすべてのことを学生自らの手で行います。
各部門において様々な問題に直面し、それらを乗り越えていくことで、設計・製作技術を
習得し、開発から製造までのプロセス・考え方を学んでいきます。
さらには「ものづくり」の楽しさ、厳しさや、目標を達成する喜びを経験し、自ら考え行
動できる創造性に満ちた技術者の育成を目指しています。
以上のように、ものづくりの厳しさ、面白さを経験しながら、今後の日本を支えてゆく
ことができる学生となることが本活動の目的となります。
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4.
4.1
2016 年度プロジェクト構想
大会目標
 全動的種目の完走
 総合順位 30 位以上
以上の 2 項目を今年度の大会目標に掲げます。昨年度は予期せぬトラブルに見舞われ、
危機管理ができていなかったため正確に速やかな対処をすることができませんでした。そ
の要因として、事前の準備不足引いては技術・知識にかけていたことが挙げられます。そ
こで、新人教育の強化、他の班との情報共有やスケジュール管理を徹底して行っていきた
いと思います。
4.2
2016 年度マシンコンセプト
正常進化
第十三回大会に向けて製作した車体の動的データを測定し目標タイムを設定、それに向けて各
班からそれぞれの方法でアプローチします。
動的データについて、大会後の走行会にてサーキット走行を行い以下のデータを得ました。
加速度 G
0.5G
旋回 G
1.3G
こ れらのデ ータに加 えて大 会の上位 校のタイ ムから 2016 年度大会 の目標 タイムを
Acceleration Event 4.5s、Skidpad Event 5.6s と設定しました。
目標達成のため各班軽量化、各種ジオメトリの検討、パワートレインの最適化などの項目から
アプローチを行います。
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6
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4.3
組織図
以下に今年度TUFPの組織図を示します。
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4.4
年間スケジュール
以下に 2016 年度の年間スケジュールを示します。
車両(設計,製作)
10 月
静的
その他
一次設計
資材・部品発注開始
学校行事
大学祭(車両展示)
動的データ測定
11 月
オールアセンブリ
二次設計
12 月
ファイナルアセンブリ
車両製作開始
1月
冬休み
コストレポート制作
2月
卒業式
3月
春休み
車両自立
4月
ハーネス制作
5月
シェイクダウン
6月
修正
7月
チーム内静的勉強会
新入生勧誘
提出資料製作開始
活動説明会
入学式
製作指導
SEF・IA Data 提出 *注
1
予備パーツ製作
デザイン提出
走行テスト
コスト提出
関西走行会
セッティング
8月
データ収集
9月
本大会
備北試走
シェイクダウン証明提出
夏休み
*注 1. SEF は安全構造同等性フォーム(Structural Equivalency Form)の略。
IAD はインパクトアッテネータデータ(Impact Attenuator Data)の略。
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4.5 会計報告
<今年度決算>
収入合計
個人様 支援
金, 80000
エスマート様
支援金, 30000
原工房様
支援金,
100000
学生負担,
356996
事業推進費,
100000
ものづくり支
援金, 300000
収入合計 ¥966,996
支出合計
関西委員会費,
50500
交通費, 21050
保険・諸経費,
42732
材料費,
207000
レンタカー費,
207864
大会費,
80000
宿泊費,
244850
部品購入費,
83000
加工依頼
費, 30000
支出合計 ¥966,996
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Tottori-Univ. Formula Project 2015
<今年度予算案>
収入内訳
事業推進費,
100000
学生負担,
402500
ものづくり支
援金, 300000
スポンサー,
550000
収入合計 ¥1,352,500
支出内訳
関西委員会費,
50500
諸経費, 10000
交通費, 25000
材料費,
250000
大会費, 80000
大会費,
587000
部品購入費,
300000
加工依頼費,
50000
支出合計 ¥1,352,500
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5. ご支援のお願い
私たち鳥取大学フォーミュラプロジェクトTUFPは、2016 年 9 月に開催される第 14 回
全日本学生フォーミュラ大会(Formula SAE JAPAN)に出場する為、広く企業様にご支援をお
願い致しております。学生のみでの活動であるため、車両を製作するにあたり資金面、資
材面ともに非常に厳しい状況にあります。私たちの活動および学生フォーミュラ大会の主
旨にご賛同して頂ける企業様、何卒ご支援宜しくお願い申し上げます。詳細は以下の概要
をご覧下さい。
5.1スポンサーシップ概要
スポンサー企業様
1. 資金によるご支援(一口 1 万円からお願いしております。できるだけ多くのご
支援をよろしくお願い致します。)
2. 資材・部品等によるご支援
3. 技術的なご支援(車体製作に関わる専門的な技術指導、専門機器の貸し出し等)
スポンサー企業様に対しましては、
1. 大会車両へのスポンサー企業様の広告掲載(社名、ロゴ等)
2. 新入生勧誘時のビラへの掲載
3. 大会・イベント時に展示するスポンサー様一覧パネル・配布物への掲載
4. 当プロジェクトホームページへの掲載
5. 活動報告書でのスポンサー企業様としての記載および広告掲載
6. 月 1 回の活動報告メールの送付
7. 大会後に活動報告書を送付
など出来る限りの広告をさせて頂きます。
(ステッカーの大きさ・場所や広告などの規模につきましてはスポンサーシップの内容によ
り決めさせて頂きたいと思います。)
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個人スポンサー様
1. 資金によるご支援(一口 2 千円からお願いしております。)
2. 知り合い企業様のご紹介
個人スポンサー様に対しましては、
1. 大会車両への個人名の掲載(五口以上の方で希望者のみ)
2. 大会・イベント時に展示するスポンサー様一覧パネル・配布物への掲載
3. 当プロジェクトホームページへの掲載
4. 活動報告書でのスポンサーとしての記載
5. 月 1 回の活動報告メールの送付
6. 大会後に活動報告書を送付
をさせて頂きます。(氏名の掲載はあらかじめ承諾頂いた方のみ)
私たちの活動にご賛同頂ける企業様・個人様のご支援をよろしくお願い致します。
< TUFPチーム口座 >
口座名:鳥取大学フォーミュラプロジェクト
山陰合同銀行(0167) 湖山支店(108) 口座番号:3684474
領収書がお入用の際は、その旨お伝え下さい。必要とされます形式に合わせて作成させて
頂きます。
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6.連絡先
私たちの活動にご賛同頂ける方、興味を持って頂いた方は、お手数ですが下記連絡先までよろしくお願
い申し上げます。
鳥取大学フォーミュラプロジェクト
2015 年度プロジェクトリーダー 八尋 洸也
〒680-8552 鳥取県鳥取市湖山町南 4-101 工学部
ものづくり教育実践センター
TEL: 070-5694-4717
E-mail: [email protected]
URL: http://tottori-icee.jp/tufp/
7. 最後に
この度は我々TUFPの企画書をご覧いただき、ありがとうございました。零細な活動
団体ではありますが、山陰で唯一の学生フォーミュラとして日々活動しています。
大会では積極的に他校と交流をして知識や技術交換を行いました。また、フィードバッ
クにも参加し審査員の方から意見や改善点を教えていただきました。今年度はその知識を
活かし、より良い車両の製作並びに静的種目の順位向上に努めて参ります。そして大会で
私たちのマシンを輝かせる為にも活動していきたいと思います。
自分たちの手で作ったマシンを走らせることは簡単なことではありませんが、机の上だ
けでは学べないことを実際に体を動かして学べるのは皆様のご支援が有ってなせる事です。
そして、いつの日か我々TUFPが総合優勝する日を夢見て、これからも私たちは進み
続けます。今年度こそ結果を残し、皆さんの期待に答えることが出来るよう努力して参り
ます。今後とも御支援、御協力の程よろしくお願い申し上げます。
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スポンサー様一覧
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