小松市結婚新生活支援補助金交付要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は,小松市結婚新生活支援補助金の交付に関し,小松市補助金 交付規則(昭和45年小松市規則第19号)に定めるもののほか,必要な事項を定 めるものとする。 (目的) 第2条 この要綱は,婚姻した夫婦に対して,その婚姻に伴う新生活に要する経 費の一部を支援することにより,地域における少子化対策の強化に資するこ とを目的とする。 (補助金の交付) 第3条 婚姻した夫婦が市内に引越し,及び居住することに対し,小松市結婚新 生活支援補助金(以下「補助金」という。)を交付する。 (補助対象者) 第4条 補助金の交付対象者(以下「補助対象者」という。)は次の全てに該当 する夫婦とする。 ⑴ 事業開始日から事業終了日までの間に婚姻届を提出し,受理された婚姻 から6か月以内の夫婦 ⑵ その所得の合計が300万円未満である夫婦 ⑶ 補助金の交付申請時(以下「交付申請時」という。)に双方が45歳以下で ある夫婦 2 前項の規定にかかわらず,次に該当する夫婦は,補助対象者としない。 ⑴ 過去に補助金を受けたことがある夫婦 ⑵ その一方又は双方に市税(本市に転入した場合にあっては,転入前の市区 町村税を含む。)の滞納がある夫婦 ⑶ その一方又は双方が他の公的制度による家賃補助等を受けている夫婦 3 第1項第2号に規定する夫婦の所得とは,夫婦それぞれの所得証明書(交付 申請時において直近の年度のものに限る。以下同じ。)の所得金額を合算した 金額とする。この場合において,夫婦の一方又は双方が次に該当する場合の当 該該当する者の所得とは,それぞれ当該各号に定めるところにより算出した 額とする。 ⑴ 婚姻を機に離職又は転職した者 当該離職又は転職した月の翌月におけ る所得に12を乗じて得た額 ⑵ 夫婦の一方又は双方が自己の就学に関し貸与型奨学金(公的団体又は民 間団体より,学生の修学や生活のために貸与された資金をいう。)の返済を 現に行っている者 所得証明書の所得金額から貸与型奨学金の年間返済額 を控除した金額(当該控除した額が0円を下回るときは0円) (補助対象経費) 第5条 補助金の交付対象となる経費は,次のとおりとする。 ⑴ 住居費 ア 住宅(補助対象者自身の居住の用に供するためのものであって集合住宅 を含み,小松市内に所在するものに限る。以下この号において同じ。)の 購入又は建築に要する経費 イ 住宅(公営住宅及び空き家有効活用家賃補助金制度及び小松市定住促進 制度が適用されたものを除く。)の賃借に要する経費(賃料,敷金,礼金, 保証金,共益費,仲介手数料をいう。) ⑵ 引越費用 引越し業者又は運送業者への支払いその他の引越しに係る経費 (補助金の額等) 第6条 補助金の額は,前条第1号の住居費(前条第1号イの経費であって当該 経費に住宅手当が支給されている場合には,当該住宅手当の額を控除した額 をいう。 )及び前条第2号の引越費用を合わせた額(当該合わせた額に1,000円 未満の端数があるときは,当該端数を切り捨てた額)とし,1補助対象者当た り18万円を上限とする。ただし,予算の範囲内とする。 (補助金の交付申請) 第7条 補助金の交付を受けようとする者(以下この条において「申請者」とい う。)は,小松市結婚新生活支援補助金交付申請書兼実績報告書(様式第1号 。以下「申請書」という。)に次に掲げる書類を添えて,市長に提出しなけれ ばならない。 ⑴ 住民票及び戸籍謄本 ⑵ 所得証明書 ⑶ 納税証明書 ⑷ 住宅手当支給証明書(様式第2号)(住居費における賃借の場合) ⑸ 貸与型奨学金の返還額がわかる書類 ⑹ 物件の売買契約書(住居費における購入の場合) ⑺ 物件の賃貸借見積書又は賃貸借契約書(住居費における賃借の場合) ⑻ 入居時諸費用及び引越しに係る領収書(入居時支払い賃料,敷金,礼金共 益費,仲介手数料,引越費用) ⑼ 結婚新生活支援補助金に係わる覚書 ⑽ 前各号に掲げるもののほか,市長が必要と認める書類 2 市長は,第1項の規定による申請書の提出があったときは,その内容を審査 し,当該申請が適当であると認めるときは,小松市結婚新生活支援補助金交付 決定通知書兼確定通知書(様式第3号)に次の条件を付して申請者に通知する ものとする。 ⑴ 補助申請を提出した日から3年以上居住すること。 ⑵ 住居の属する地域コミュニティへの参画すること。 (補助金の請求及び交付) 第8条 前条第2項に規定する通知を受けた者は,速やかに小松市結婚新生活 支援補助金交付請求書(様式第4号)を市長に提出しなければならない。 2 市長は,前項の補助対象者からの請求書の提出があったときは補助金を交 付するものとする。 (交付決定の取消し) 第9条 市長は,補助対象者の一方又は双方が次の各号のいずれかに該当する ときは,補助金の交付決定の全部又は一部を取り消すことができる。 ⑴ 虚偽その他不正な手段により補助金の交付決定を受けたとき。 ⑵ 補助金の交付決定に付した条件に違反する行為があったとき。 ⑶ この要綱に違反する行為があったとき。 (補助金の返還) 第10条 補助金の交付を受けた者は,市長が補助金の交付決定を取り消した場 合において,補助金が既に交付されているときは,速やかに当該補助金を連帯 して返還しなければならない。 (報告等) 第11条 市長は,補助金の交付前又は交付後にかかわらず,必要があると認めた ときは,補助対象者に対して,報告又は書類の提出(以下「報告等」という。 )を求めることができる。 2 補助対象者は,前項の報告等を求められたときは,速やかに応じなければな らない。 (委任) 第12条 この要綱に定めるもののほか,必要な事項は,市長が別に定める。 附 則 1 この告示は,平成28年4月1日から施行する。 2 この告示は,平成29年3月31日限り,その効力を失う。ただし,同日前まで に第7条第1項の規定により行われた申請に対するこの告示の適用について は,同日後もなおその効力を有する。
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