■用語集 頁 用語 意味 TPP協定は、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マ レーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、 米国、ベトナムの計12カ国による包括的な経済連携協定であ 2 TPP(環太平洋経済連携協定) る。平成28年2月4日に署名式が開催され、各国の議会承認な どを経て発効する。発効すれば、国内総生産(GDP)で世界の4 割近くを占め、人口約8億人を抱える巨大な経済圏が誕生する こととなる。 2 水田フル活用 水田を有効に活用し、食料自給率の向上を図る取り組み。農 林水産省が平成21年度から実施。生産調整(減反)により米作 を行っていない水田を利用して、大豆・麦・飼料作物等の転作 作物や、主食用以外の新規需要米(米粉・飼料用米)等の生産 を行う。 7 有機栽培 化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本 として、多年生作物(お茶等)の場合、最初の収穫の3年以上 の間、堆肥等による土づくりを行った圃場において生産された 農産物。化学合成農薬、化学合成肥料、除草剤を使用せず、 化学の力に頼らないで農産物を生産する栽培方法。 7 特別栽培 前作の収穫後から当該作物の収穫・調整までの栽培期間中、 化学合成農薬の使用回数と化学肥料の使用量を、県内の一 般的な栽培方法(=慣行栽培)に比べ、5割以下に低減して栽 培された農作物。 8 6次産業化 農業者が農産物の生産(1次)だけでなく、加工(2次)、販売(3 次)まで一体的に取り組むことにより、新たな付加価値や需要 (市場)を創出させること。 8 グリーンツーリズム 農村漁村地域において、自然、文化、人との交流を楽しむ滞在 型の余暇活動や、都市住民が余暇を利用して農村に滞在して 行う農業体験等の活動のこと。 11 集落営農 集落など地縁的にまとまりのある一定の地域の農家が農業生 産を共同して行う営農活動。農地の合理的利用、機械・施設の 共同利用や共同作業により、生産コストの低減が期待できる。 11 認定農業者 農業経営基盤強化促進法に基づく農業経営改善計画につい て、市町村の認定を受けた農業経営者(経営者と共同申請した 配偶者等を含む。)・農業生産法人。認定を受けると、経営安定 対策、各種補助事業、金融措置等の支援を受けることができ る。 11 多面的機能 食料を生産する機能のほか、国土の保全、水源のかん養、自 然環境の保全、良好な景観の形成といった農地が有する様々 な機能のこと。 12 中食(なかしょく) 外食に対する言葉で、惣菜や弁当等を買って帰り、家でする食 事のこと。または、その食品をいう。 17 FTA(自由貿易協定)/EPA (経済連携協定) 2以上の国が関税の撤廃や制度の調整等による相互の貿易 促進を目的として他の国を排除する形で締結されるもので、物 やサービスの貿易を自由化する協定をFTAという。また、FTA の内容を含みつつ、市場制度や経済活動等、幅広く経済的な 関係を強化する協定をEPAという。 1 30 エコファーマー 持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律の規 定により、持続性の高い農業生産方式の導入に関する計画の 認定を都道府県から受けた者をいう。エコファーマーになると、 環境保全型農業直接支払交付金による支援や農業改良資金 の特例措置が受けられる。 30 GAP(ギャップ) Good Agricultural Practice の略で、農業者自らが、①農作業 の点検項目を点検し、②点検項目に従い農作業を行って記録 し、③記録を点検・評価して改善点を見出し、④次回の作付け に活用する、という一連の農業生産工程の管理手法。 31 ポジティブリスト 原則全てが禁止されている中で、禁止されていないものを一覧 表に示したもの。平成15年の食品衛生法の改正において、農 薬、動物用医薬品、飼料添加物についてポジティブリスト制が 導入された。 31 バイオマス 再生可能な生物由来の有機性資源で、化学資源を除いたも の。家畜排せつ物や食品廃棄物などの「廃棄物系バイオマ ス」、稲わらや籾殻などの「未利用バイオマス」、飼料作物やで んぷん系作物などの「資源作物バイオマス」等がある。 35 直播栽培技術 通常は苗をある程度育てて田植えを行うが、籾の状態で直接 水田に直播する技術。 35 側条施肥技術 田植え作業と同時に、稲の株元に集中的に施肥する技術。 35 乳苗移植技術 播種後7~10日程度の若い苗を水田に移植する技術で、育苗 期間通常の1/2 以下に短縮して省力化を図るとともに、使用 する苗の量を従来の2/3程度に減らすことで、生産コストの低 減を図る技術。 39 自給飼料 自分の畑や借地で栽培して生産・貯蔵した畜産用の粗飼料の こと。 51 農地中間管理機構 高齢化や後継者不足などで耕作を続けることが難しくなった農 地を借り受け、認定農業者や集落営農組織などの担い手に貸 し付ける公的機関。都道府県に一つずつ設置され、農地の集 約化や耕作放棄地の解消を推進する。農地バンクともいう。 54 農振農用地 都道府県知事が指定した農業振興地域において、市町村が農 業振興地域整備計画を策定し、その中で、今後概ね10年以上 にわたり農業上の利用を確保して農業振興を図る優良農地の こと。青地ともいう。 2
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