留学体験記 - 横浜国立大学 経営学部

2008 年~2011 年
経営学部派遣学生
留学体験記
派遣先国;中国・上海
派遣先大学:華東師範大学
派遣期間: 2010.9~2011.1(半年)
派遣時の学年:4 年
派遣先大学講義での使用言語:中国語
履修科目名:中国語1、中国語2
留学中の状況:
語学力テストによるクラス分けにより、私は 1-3 組に決まりました。最初はリスリング力が足
りず、先生の話も聞きとることが難しかったのですが、徐々に先生の話が理解できるようになりま
した。私のクラスは様々な国の人がおり、多くの国の人達と接することができ、非常に有意義な毎
日を過ごしています。今後は語学力をさらに磨きより深いコミュニケーションができるよう努力し
ていきたいと思います。
(2010.9 月報告書より)
今月末から学校の授業だけでは中国語がなかなか上達しないと感じ、中国語の塾にも通い始めま
した。まだ始めたばかりなのですが、日本語の話せる先生なので、分からない箇所を的確に指導し
ていただいています。今後も学業に励みたいと思います。今月は運動会や中国雑技団鑑賞など様々
なイベントがありました。
(2010.10 月報告書より)
目覚ましい発展を遂げる中国の中でも、IT 業界は急激な成長を見せているので、中国の IT 業界、
特に市場が驚異的なスピードで成長を続けている中国 EC(Electronic Commerce、電子商取引)
についての調査・研究も行っています。
留学希望者へのアドバイス:
ぜひ中国への留学をお勧めします。
最近日本のテレビで中国関連のニュースを見ない日がないように、世界中が中国に注目しています。
今後、中国のプレゼンスは益々大きくなっていくでしょう。その中国の文化や経済を実際に生活す
ることで肌で感じてください。きっと将来役に立つ経験になると思います。皆さんぜひ中国へ!!
(経営システム学科・秋重 英孝)
万里の頂上にて
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派遣先国;中国・上海
派遣先大学:華東師範大学
派遣期間:2008.9~2009.7、2010.9~2011.1 派遣時の学年:2 年、4 年
派遣先大学講義での使用言語:中国語
履修科目名:中国語演習
留学中の状況:
2 度の短期派遣交換留学制度を利用して私が留学した華東師範大学は、上海の北西部に位置し、
中国一綺麗なキャンパスを誇る中国重点大学のひとつです。学生数は計 13000 人に上り、有名な専
門・研究機関として中国文学学部、教育・心理学部、河口海岸研究所などがあげられます。 市
街地からのアクセスも良く、寮設備等も充実していてとても過ごしやすい環境にあります。
私が所属していた対外漢語学院は、中国語習得を目指す留学生専門の学部で、クラス内には読み
書きが得意な日本・韓国人、ネイティブのように流暢な中国語を操る欧米人が混在しているため、
互いに良い刺激を受けながら高めあうことが可能です。当初クラスで一番の劣等生だった私は、ク
ラスメイトに迷惑をかけていると思うと心苦しく、担任の協力を得て放課後に居残り必死に予習・
復習をしました。その甲斐あってか、後半の学期では他学部の授業を聴講し専門用語の中国語を学
んだり、万博展示センターでのボランティアに挑戦するなど、自分の世界を広げることに繋がりま
した。
また上海では日本に対する関心も高く、日本人である私以上に日本に詳しい人に幾度も出くわし
ました。親日感情は私にとって単純に嬉しいものであり、さらに中国人の学業や仕事に対する貪欲
な姿勢を目の当たりにしたことも、
「日本」という国を改めて振り返る、重要な機会になったと思
います。
留学希望者へのアドバイス:
語学の勉強、自国や留学先の国について調べておくことのほか、留学によって「何を得たか」、
「ど
のように活かしていきたいか」ということを頭の片隅にでも置いておくことは大切です。私自身の
経験ですが、それらを考えておくことで常に目標を持って留学生活を送ることができ、また、就職
活動でも尐なからず留学経験がアピールに繋がったように思います。(国際経営学科・早野絵梨)
クラスメイトとの杭州旅行(手前中央が私)
クラス会にて先生とクラスメイト(左から 2 番目が私)
2
派遣先国;オーストラリア
派遣先大学:シドニー工科大学
派遣期間:2009.2-2010.1(1年 )
派遣時の学年:4年
派遣先大学講義での使用言語:英語
履修科目名: English for Academic Purposes, Researching Australia,
Australian Society and Culture, Film and Popular Culture,
Business Law and Ethics, Accounting for Business Decisions,
Fundamentals of Business Finance
留学中の状況:
前期は英語を学ぶことを目的としたコース、後期は経営学部で授業を受けました。英語を学ぶコー
スでは、オーストラリアという国を理解すると同時に英語を自然と学べます。世界各国から参加す
る学生との交流も魅力です。経営学部の授業では、一学期で多くの授業範囲をこなすことが求めら
れます。しかし、シドニー工科大学は学生の勉学をサポートするシステムが大変充実しており(オ
ンラインでのリソース提供等)
、自分の興味のある分野について自主的に深く学ぶことも容易です。
またこの大学は都市部へのアクセスもよく、暮らしぶりは大変便利です。シドニーは一見小さな都
市ですが、イベントにも尽きないため常に何か起きており、飽きることがないです。様々な国から
各々の目的で訪れたり滞在したりする人々との交流も、楽しみの一つです。
留学希望者へのアドバイス:
留学を実際に始めるときは、初心を大切にして下さい。なぜ留学に行きたいのかという目的や、留
学に対する自分なりの考えや思いを忘れずに過ごしてください。1 年間という時間は長そうに思え
て、大変短いです。留学期間を後悔の無いようにするためには、自分が達成したい物事に対する目
的意識が大事だと思います。あとは、色々なことに関してチャレンジすることを恐れないで下さい。
積極的に人と交流したり、面白そうだと思う授業に参加してみたりして、自分自身のオリジナリテ
ィあふれる留学生活を楽しんでください。
(会計情報学科・鈴木 彩香)
写真左:フラットにて。仲間との楽しいフラット生活は留学の醍醐味です。
写真右:学期終了後、メルボルン旅行での一コマ。
3
派遣先国;オーストラリア
派遣先大学:シドニー工科大学
派遣期間:2010.2-2010.12(1 年間)
派遣時の学年:3年
派遣先大学講義での使用言語:英語
履修科目名: English for Academic Purposes
Researching Australia, Australian Society and Culture,
Managing the Value Stream, Marketing Foundations,
Film and Popular Culture, Business Statistics
Economics for Business,
留学中の状況:
私の通っていたシドニー工科大学では様々な国からの留学生が勉強をしていました。そのため、
世界中の友達をつくることができ、生活も充実していました。また、シドニーでは毎月数多くのイ
ベントが開催されているため、それらに参加することで生活がより楽しく感じると思います。授業
は、日本の大学で学ぶ以上に内容が濃く、グループワークやプレゼンテーションなどもあり、より
実践的なスキルを身に付けることができると思います。そして、そこでの経験は将来必ず役に立ち
ます。
留学希望者へのアドバイス:
尐しでも英語の会話に慣れておくことをお勧めします。現地に着いてからすぐに様々な人と会っ
て交流する機会があるのに、英語が話せなかったら全く楽しめないと思います。勉強をするためだ
けでなく、生活をより充実したものにするためにも、日本にいる間から英語を話す機会をつくると
いいです。また、意外と見逃されがちですが、発音の練習もしっかりしておいた方がいいです。例
え、英単語を知っていたとしても、正しい発音をしないと理解してもらえません。日本人の場合よ
くそのようなことがあるのではないかと思います。(国際経営学科・金澤 賢史)
写真左:寮のフラットメイトです。国籍も様々で毎日楽しかったです。
写真右:観光名所のオペラハウス。年に何度かこのようにライトアップされています。
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派遣先国:フランス
派遣先大学:リヨン第3大学
派遣期間:2010.8-2011.6(1 年間)
派遣時の学年:3年
派遣先大学講義での使用言語:フランス語
履修科目名:フランス文化、FLE、マーケティング、ヨーロッパ経済、企業会計
生産計画、他
留学中の状況:
私のいるリヨンはフランス第 3 の都市であり、世界的に美食の街としても有名です。フランスは
ヨーロッパでも随一の日本文化大好き国なので、日本に興味をもっている人も多くいます。朝から
夕方まで大学、夜は食べ物を自分たちで持ち寄る fête というパ-ティ-をよくしています。そんな
楽しい毎日ですが、授業はすべてフランス語のため、正直とても大変です。ただ自分が日本で学ん
でいたことを、違う国の見方で学ぶことができるというのはとても興味深いです。また、私はホー
ムステイなので、フランス人の暮らし方にも触れて、とても貴重な経験をさせていただいています。
バカンス中は国内もですが、ヨーロッパ内は本当に交通費が安いので、いろんな街や国へ旅行に行
っています。これもヨーロッパ留学の魅力の1つです!悩む事も、落ち込む事ももちろん多々あり
ますが、それ以上に発見や出会い、楽しみが詰まっています。
留学希望者へのアドバイス:
大学生活は自分で動かないと、本当にあっという間に過ぎてしまいます。サークルや、ゼミなど
多くの選択肢があり、その1つが海外留学です。けれど、踏み切るのには尐し勇気がいりますよね。
留学じゃなくて、海外は旅行でいいかな、1カ月くらいの語学留学にしとこうかな、そう思うこと
もあると思います。しかしそれらと、1年間そこで暮らすということは全然違います!自分の中の
常識がどんどん変えられていきます。新しい考え方に触れて、自分を、日本を、世界を見つめ直す
機会にもなります。私自身、海外の見習いたい所だけではなく、日本の良さも今たくさん感じてい
ます。自分の大きなターニングポイントになること間違いなしです!
留学をすると決めている人、興味がある人、とにかく語学勉強を頑張ってください。私はそれに
とても苦労しました。けれど言葉を話すことができれば、国は全く関係ありません!それってとて
も素敵なことで、世界に友達がいるってすっごくすっごく楽しいことです!大学にはきっちりとし
た交換留学の制度があるので、ぜひ挑戦してみてください。
(経営学科・米森智子)
fête!仲良しでやる時もあれば大勢でやる時も!食べて飲んで話して楽しんでます!
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派遣先国;フランス
派遣先大学:グルノーブル第三大学
派遣期間:2010.9―2011.7(1 年間)
派遣時の学年:3 年
派遣先大学講義での使用言語:フランス語
履修科目名: 【前期】Module Europe, Société française Cotemporaine,
Méthodologie, Module Français, Labo
【 後 期 】 Atelier Anglais, Grammaire Française, Economie Internationale
Transaction Problèmes sociaux de la France contemporaine,
Cours de Traduction Français / Anglais et Anglais/Français
留学中の状況:
渡航してからの初めの 3 ヶ月は、滞在許可証や保険加入などの手続きに追われる日々をすごしました
(本当に大変なので、早めに相談に乗ってくれる人を探すと楽かと思います)。12月に入るとやっと
普通に生活をする事ができ、またこの頃からフランス人との会話もあまり苦ではなくなりました。フラ
ンス人はパーティー好きな人が多く、毎週末のようにみんなで飲み会をします。日中は勉強、夜はみん
なで集まってご飯を食べたりと、メリハリのある生活が送れると思います。ただ、女性の場合、フラン
ス人男性には注意が必要です。アジア人は目立つため、好奇の目を向けられる事が多く、街中で声をか
けられたりするのですが、優しそうな人だと思っても相手にしないほうがいいと思います。実際私はス
トーカーにあって辛い思いもしました。夜の一人歩きは絶対に避けてください。ちょっと怖がらせてし
まう事を書きましたが、たいていのフランス人は優しいです。グルノーブルは大学内に日本語学科があ
るため、日本に興味のあるフランス人たちと関わることのできる機会がたくさんあります。また、日本
語学科の先生方はみんな日本人なので、生活するうえで、とても心強い存在です。グルノーブルに留学
しに来ている生徒の大半は欧米から来ているため、さまざまな国籍の人と話すことがあります。その中
で、他の国から日本はどのように評価されているのか、また自分自身の日本人としてのアイデンティテ
ィを再確認する事ができました。
留学希望者へのアドバイス:
私自身は学部2年の10月というぎりぎりの時期に留学を決めたため、あまりアドバイスはできない
のですが、自身への反省の意味もこめて以下の点に留意する事をおすすめします。フランスでは英語を
使う機会はほとんどありません。その点で、英語圏に留学する人とは準備すべきものがまったく異なる
といえます。既にフランスに留学したいと決めている人は、ぜひフランス語を勉強してください。その
中で仏検に挑戦するなど明確かつ短スパンの目標をもつことでモチベーションを維持しやすくなると
思います。
(経営学科・横山知沙)
グルノーブルの町並み
同じクラスの留学生とバーにて
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派遣先国;スウェーデン
派遣先大学:ヨンチョピン大学
Jönköping International Business School
派遣期間:2010.9-2011.6(1年間)
派遣時の学年:3年
派遣先大学講義での使用言語:全て英語 (+αとしてスウェーデン語が履修可能)
履修科目名:1st Quarter: Academic and Business Communication,
Entrepreneurship and Business Planning
2nd
Q: Economic Geography, Strategy and Technology
3rd Q: English in Society and Business, Project Management
4th Q: Marketing Management, New Venture Development
留学中の状況:
Jönköping University は人口10万人の小さな街の中心にあり、横国と協定大学の関係にあるの
は Jönköping International Business School です。名前の通り、国際色豊かで、世界中至る所か
ら学生が学びに来ています。上記の通り、授業が英語で行われるだけでなく、スウェーデン人は大
半の方が英語を流暢に話せるので、日常生活も困ることはほとんどありません。個々人にも依りま
すが、多くの場合は Non-native の人との英語での会話がメインで、米国、英国に留学するよりは
比較的ハードルは低いと思われます。しかし、それでも留学開始当初は中々会話についていけなく
て苦労することもありました。冬はマイナス 20 度にもなりますが、空気が綺麗で大自然を堪能で
きるのもスウェーデンならではの醍醐味で、毎朝ランニングをするのが日課になっています。
留学希望者へのアドバイス:
留学希望大学先の講義での使用言語(ヨンチョピンであれば英語)をしっかり基礎から勉強して
ください。英語圏であれば、独学なり、横国の留学センター内で特別開講(有料)されているアゴ
スのセミナーを活用するなりして、ボーダーラインの目安である TOEFL80 点を目指し、勉強をし
てください。TOEFL の受験費用は約2万円と高いですが、自分の弱点も知る為にも、まずは一度
受けることをお勧めします。僕自身は、大学1年の頃に 36 点しか取れず、1度諦めかけた留学で
したが、粘って受験し続けて、結果的に留学することが出来ました。
異文化の中で自立して過ごす“留学”はトラブルがありますが、だからこそ必ず良い経験となる上、
非常に楽しく、強くお勧めします。
(経営学科・今西聡)
(左)中央が設立10年余りの Jönköping International Business School の綺麗な校舎。
(右)パーティーを通じて各国の多くの友人(特に寮内)が出来ます。
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派遣先国;スウェーデン
派遣先大学:ヨンチョピン大学
派遣期間:2010.9-2011.6(1年間)
派遣時の学年:3年
派遣先大学講義での使用言語:英語
履修科目名:Business and academic communication
Entrepreneurship and business planning
Management accounting, Economic geography 2
English in business and society,
International trade theory
Derivative market , International macroeconomics and finance
留学中の状況:
授業は基本的に日本より当然厳しいと思います。ただ内容的にはそれほど差があるとは感じませ
ん。厳しいというのは課題やリーディングの多さについてです。課題の多さはさておき、授業は慣
れてしまえば日本と同レベルだと思うので心配ないです。週末は基本的にパーティがあり、とても
賑やかです。ここにいると世界中の人と友達になれます。ヨンチョピンは日本人が尐ないのでお勧
めです(今期は横国からのみ)
。あとはヨーロッパ内だと旅行がとても安くできます。すべて自分
で責任をもってやらなければいけないので、もちろんつらいこともたくさんあります。
留学希望者へのアドバイス:
英語の勉強は TOEFL80点に満足することなくやっておくべきだと思います。自分の派遣前の
スコアは80でしたが、到着時の英語力においては留学生の中では最低レベルだったと思います。
ここにいるとしばしば自分の専攻や日本での勉強について聞かれるので、日本での経営の勉強もし
っかりしておくべきだと思います。後は経済的な面についてもどうするのかをしっかり考えること
も重要です。留学はお金が掛かります。
(国際経営学科・多田恵一)
(自分の寮で友人達と)
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派遣先国;スウェーデン
派遣先大学:ヨンショピン大学
派遣期間:2010.9-2011.6(1 年間)
派遣時の学年:3 年
派遣先大学講義での使用言語:英語、スウェーデン語
履修科目名:Entrepreneurship and Business Planning
Microeconomics Principles
Swedish1,
Swedish 2
留学中の状況:
太陽が出ているうちは、基本的に机に向かうかグループのミーティングがあります。ほぼすべて
のレポートはグループでやらなければならないためディスカッションは必須です。最初の数か月は
グループミーティングについていけずに、幾度か痛い目に合いました。まず会話が早すぎて何を言
っているのか全然わかりませんでした。そんな中でもリフレッシュできます。月曜日と火曜日は夕
方からバレーボール!スポーツを通じて友達が作れます。水曜日の夜は学生のクラブ!帰りの最終
バスの時間を気にしながらはしゃぎます(もし最終バスを逃すとかなり寒い中を歩いて帰ることに
…)。木曜日は体を休めて、金曜日の夜にはパーティです。ここが一番の友達を作るチャンス!ま
た週に一度金曜日の夕食は友達と外食に行っています。勉強、スポーツ、そしてパーティを通じ世
界中に友人ができ、まるで世界が小さくなったようです。
留学希望者へのアドバイス:
現地で使う言葉を勉強しましょう!しかし言葉だけでは足りません。やはり外国で生活している
中では、うまく物事をこなせないことが多いです。僕の場合は特にグループディスカッションでし
た。とりわけ最初はそこで気持ちが落ち込みます。それを解決するために何か自己満足できる娯楽
があると便利です。僕の場合ギターと村上春樹の小説でした。つまり何か普段からやっていること
を留学先でもできれば、気持ちも前向きになり、気分も上がります。何でもいいので一つや二つア
イディアとして持っていけるといいです。
横浜国大は留学のチャンスを僕たち学生に与えてくれるので、もし留学したいのならば思い切っ
てやってみてもいいと思います。乗れるものには思い切って乗って、数か月間異国で学業に励むの
もやりがいがあることです。
(経営学科・又吉 全也)
現地の新聞 Jönköping Posten の新聞に載り
パーティの様子。(右下に僕がいます)
ました!友達の間で評判に…
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派遣先国;イタリア
派遣先大学:ピサ大学
派遣期間:2008.9-2009.8(1 年間)
派遣時の学年:3年
派遣先大学講義での使用言語:イタリア語、英語
履修科目名:イタリア語、消費文化論、貧困論 etc
留学中の状況:
「大学生活」日本のように履修登録はありません。好きな授業に参加し、テストを受け、その場で
もらえる結果を学務に持っていくと単位として認定されます。テストは教授と学生による一対一の
口頭試験です。
「私生活」4,5人の学生とハウスシェアするのが一般的です。私の場合、家賃は 230 ユーロ程度
でした。食事は美味しくて安くて文句なしです。学食は4ユーロ出せばフルコース(パスタ、サラ
ダ、肉 or 魚、デザート)を食べることができます。
「治安」良いです。ピサは町の各所に学部があり、町全体がキャンパスのようです。スリ等を心配
する方が多いですが、観光名所に行かない限り大丈夫です。
「良かったこと」食事が美味しい!ワインが美味しい!みんなフレンドリー!イタリアでの生活を
通して、食に対する考え方、人との付き合い方、私の性格自身も世界観も変わったと感じています。
「困ったこと」学生支援システムは日本ほど発達していないため、自分から積極的に行動しないと
置いていかれます。あとはお酒が多い(笑)
留学希望者へのアドバイス:
「絶対留学したい!」と思っている人は、そのことを普段の生活からアピールしましょう。チュ
ーターをしたり、留学生支援団体に所属したり。そうすれば、必ず誰かが有益な情報を提供してく
れます。
「なんとなく留学したいな~」と思っている人は、とりあえず英語の勉強だけはしておきましょう。
チャンスが巡ってきた時にスコアが足りなくて行けないのはもったいないです。また、語学のスキ
ルは留学だけでなく、人生そのものを豊かにしてくれます。
この留学制度は「交換留学」です。派遣先大学、国大の両方に利益をもたらすことができる架け
橋のような存在であることを、留学中はもちろん、留学後も常に心がけることが大切です。(国際
経営学科・石崎真太朗)
キャンパス
友人達とラザニア作り
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派遣先国;イタリア
派遣先大学:ピサ大学
派遣期間:2010.9-2011.6(1年間)
派遣時の学年:3年
派遣先大学講義での使用言語:イタリア語・英語
履修科目名:Marketing Management, Economic Ethics, Marketing e gestione delle vesdite
留学中の状況:
大学のキャンパスでは日本人が一人で、アジア人も皆無の状況で始めはとても心配でしたが、イタリア人
はとてもフレンドリーで明るくて、すぐに留学生活に馴染むことができました。私が一人ぼっちでどうしよ
うか迷っていると、イタリア人が明るく「Ciao~~!」と話しかけてくれて、とても嬉しかったのを覚えていま
す。ピサ大学はヨーロッパのいろんな国の学生が留学していて、とても国際豊かです。これまでにドイツ人
やスペイン人やイタリア人の友達といろんな国に旅行しました。私は今スペイン人4人とアパートを借りて
生活をしているのですが、とても楽しいです。日本では1人暮らしでしたので、5人で暮らすことは初めて
の体験なのですが、みんなで買い物したり、掃除の分担を決めて掃除したり、夜はみんなで一緒に出かけた
り、休日は旅行に行ったりと、とても新鮮で毎日わきあいあいと暮らしています。始めは日本人一人である
ことがとても不安で仕方なかったのですが、異国で同じ国の人がいない中で生活するのは自分を成長させる
のにとてもいい環境であり、言語を学ぶのも早いと思います。日本語を話せる環境ではないので、生活して
いくためには強制的にイタリア語を話さなければならず、最初の頃は必死で勉強したのを覚えています。そ
して、留学中は盗難に遭ったり、アパートを変更したりなどとたくさんのトラブルがありました。しかし、
そうした中で自分で考えて行動したことによって自分を強く逞しくさせてくれ、トラブルは自分を成長させ
てくれるきっかけを与えてくれるのだと思っています。今は留学が始まり7カ月がたちますが、毎日が楽し
くてしょうがないです。正直日本に帰りたくありません(笑)。残り4カ月、悔いのないようしっかり学びしっ
かり遊び、充実した留学生活にしたいです。
留学希望者へのアドバイス:
イタリアは日本とは真逆といっていいほど、ゆったりとしていて陽気な国です。異文化交流をするなら絶
対にイタリアをおすすめします。今まで気付かなかったことにたくさん気付かされました。人生を楽しむこ
と、おいしいものを食べること、人を愛すること、歌って踊ること、、、とにかくこの国には日本にないもの
がたくさん詰まっていると思います。また留学を経験し、日本の良さにもたくさん気付くことができました。
視野を広げたいあなた、日本人のいない中で自分を成長させたいあなた、陽気になりたいあなた、ぜひイタ
リアに留学してみてください。
(国際経営学科・山本祐子)
お揃いのコスチュームで仮装パーティーへ
大学主催の留学生旅行でベネチアのカーニバルへ(日本人は私一人だけ)
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派遣先国;ドイツ
派遣先大学:エアフルト大学
派遣期間:2010.3-2011.9(1 年間)
派遣時の学年:3 年
派遣先大学講義での使用言語:ドイツ語
履修科目名:ドイツ語リスニング A2
ドイツ語文法 B1、ドイツ語リーディング B1
マルチ・カルチャー・コミュニケーション B1
留学中の状況:
授業は語学関係しか履修せず、自由時間がかなりあった為、勉強してきたというよりは文化を学
んできたという方が正しいでしょう。留学当初は毎週末 ESN(留学生ネットワーク)で旅行など
のイベントが用意されており、友人作りには苦労しませんでした。特に私はイタリア、ギリシャ、
スペイン人と仲が良く、互いに食事に招いたり、美術館を巡ったり、天気の良い日にはキャンパス
内でピクニックをしたりなど、日本人である私も“ファミリー”の一員として思い出を共有しまし
た。彼らとは留学最後にロンドン旅行を企画し、価値観の違いを乗り越え、互いの信頼関係を更に
深めることができました。
エアフルトはとても住みやすく、美しい街です。コンビニが無い、日曜に買い物ができないなど
多尐不便はありますが、慣れれば全く気になりません。何より物価が安いです。焼きソーセージと
パンがセットで 1€、ビールは 500ml 瓶で平均 0.80 セント、野菜は㎏単位で 1~2€といった具合で
す。あまりに素晴らしい留学でしたので、正直なところ帰国するのがとても辛かったです。
留学希望者へのアドバイス:
語学力は留学前からあるに越したことはありませんが、実際留学中に何とでもなると思います。
留学を本当に充実したものにするには、外人と話をすること自体に慣れておくことが重要だと思い
ます。英語の簡単な言い回しだけで日常会話程度には事足りるので、国大に来ている留学生でも、
HUB にいる外人でもいいので、積極的に話しかけ、国際的感覚を身に付けておくと良いのではな
いでしょうか。
(経営システム学科・吹原章太)
ロンドンアイ前にて“ファミリー”と
エアフルト市内の様子
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派遣先国;イギリス
派遣先大学:カーディフ大学
派遣期間:2009.9-2010.6(1 年間)
派遣時の学年:3 年
派遣先大学講義での使用言語:英語
履修科目名:Professional Accounting and Information Management
Modern Japanese Society, English Writing 1
Buyer Behaviour, Public Accounting
留学中の状況:
生活:大学の寮で生活していました。選択肢の中では一番お値段の高い、キッチンのみ共同で、
トイレとシャワー付きの個室(En-suite といいます)の部屋でした。それでも一カ月 60 ポンド程
度です。トイレやシャワーも共同の部屋にすればもっとお安くなります。フラットメイトは全部で
8名。うちアジア人が5人。イギリス人は2人。フラットによってばらつきがあります。気に入っ
た人同士で付き合っていました。
授業は毎回出席し(それが当たり前です)、放課後は予習復習をしたり、ショッピングに出掛け
たりしていました。飲み会は誘われるもの全て参加すれば週1、2ペースで行けると思います。プ
レゼンや提出物のある前は必死になって作業をすすめます。私は現地でひとり趣味の合うとても親
しい友人ができ、彼女と一緒にお茶をしたり買い物に行ったり映画を見たりして毎日を過ごしてい
ました。またカーディフでは日本語の授業があったので、日本からの他の留学生との交流がありま
した。どうしても日本食が恋しくなったり、日本人から見るイギリス論を語り合ったり、テストや
課題を乗り越える仲間としてみんな仲良くしていました。他のイギリスの大学へ留学した国大友達
とも連絡を取り、冬休みに遊びに行ったりもしました。連休や長期休暇はひたすら旅行をし、滞在
期間中にイギリスの主要都市ほぼすべてと、アイルランド・チェコ・オーストリア・ハンガリーに
行きました。
留学希望者へのアドバイス:
英語の勉強は、もともとある程度自信のある人でも侮ってはいけません。日本の大学で「自分は
周りよりできる」と思っていても、初めてのTOEFLで燦々たる点数を出す場合がほとんどです。
TOEFLに関しても現地の勉強に関しても、周囲の人を見ていると今までしっかりと単語などを
覚え、英語を勉強として勉強してきた人の方が結局のところ強いと思います。今まで英語のフィー
リングの良さばかりに頼ってきた人は特に頑張ったほうがいいです。初めてのTOEFL受験は早
めにしておく事をお勧めします。
また、留学の目的は必ず持っておくことが必要です。た
だ、現地で大学生活を送るだけでは、結局のところ日本の
大学にいるのと同じことです。向こうの大学に通って、何
をするか、それを考えた上で留学に乗り出しましょう。
(国
際経営学科)
写真:学内の博物館
13
派遣先国;イギリス
派遣先大学:エディンバラ大学
派遣期間:2010.9-2011.6(1 年間)
派遣時の学年:3 年
派遣先大学講義での使用言語:英語
履修科目名:Economics 1, Economics Principles and Application
International Business; Globalization and Trade 2A
Management Science and Information System, International Marketing
留学中の状況:
まず学生の構成比として 27,000 名を超える学生の内、18,800 名が Undergraduate Student、
8,300 名が(145 以上の国から)International Student となります。数字からも分かるように、非常
に国際的な大学であり、それが当然ながら授業や私生活にも反映されます。数多くの国籍を持った
学生がいますので、世界中に友人を作れる非常に良い機会ですし、それぞれの文化の相違に触れる
ことで価値観も大きく変わります。
授業は、学部にもよりますが、基本的には Lecture に加えて尐人数制の Tutorial が用意されてい
ます。Tutorial は言語にも日本人的な性格にも、最初は壁を感じることになると思います。しかし、
受動的な Lecture だけでなく、能動的にも勉強をでき、慣れてくれば大変役に立つシステムです。
評価は概ね一つの大きなエッセイまたはグループプロジェクトなどが 10~40%、期末の試験が
60~100%、+αという構成が多いです。
学年度始めの Fresher’s Week を始め、学生同士が交流できるよう多くのイベントが開催されま
す。機会は十分に用意されています。物怖じせずに、活動的に動けば動くだけ、ここでの生活は充
実したものになり得ます。
Scottish と呼ばれる方言に関して、エディンバラは比較的弱い方ですが、おそらく渡英直後は違
う言語のように聞こえ、苦労することは間違いありません。私は未だに苦しんでいます。
町は世界遺産にも登録される程の景観であり、みな絶賛しています。
留学希望者へのアドバイス:
言語的には、苦労は間違いなくどこに行っても付き物ですが、徐々に慣れてくるものです。それ
以上に、留学する前に勉強に対しても私生活に対しても何事にも本気で積極的に取りくむことが一
番の準備になると思います。大学内の留学生サークルや留学生のチューターの仕事などは留学へ向
けた第一歩となり得ます。利用をされることを強くお勧めします。
寮でのパーティーの様子です。イギリス
人 2 名、イタリア人 2 名、
ドイツ人 1 名、
スペイン人 2 名、アルゼンチン人 1 名、
カンボジア人 1 名、日本人 1 名とこの写
真一枚からもどれだけ国際的な環境で
あるかは理解して頂けると思います。
(国際経営学科 大高 晃)
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派遣先国;イギリス
派遣先大学:エクセター
派遣期間:2009.9-2010.8(1 年間)
派遣時の学年:2年
派遣先大学講義での使用言語:英語
履修科目名:英語(中級者向け、上級者向け)
リーダシップ論、観光学入門、
会計学Ⅰ、マーケティングと社会、企業倫理、国際政治と経済
留学中の状況:
勉強面:確かに、イギリスの授業は日本と違い課題が多く大変です。しかし、レポートだけでなく
グループワークやプレゼンテーションなど日本では経験できないことも多いので非常に充実した
日々を送れています。また、留学生をサポートするシステムもあり、私はオフィスアワー(教授と
学生が1対1で話せる時間)やライティングの添削を毎週活用することで、授業についていけまし
た。
生活面:テコンドーとディベートクラブに所属し、様々な国の学生と友達になることができ、自分
の視野を広げることができたと思います。イギリスに到着してすぐに、大学のオリエンテーション
があり、そこで100以上のサークルやクラブの紹介があるため、自分にあった活動の場を見つけ
ることができると思います。また、長期休暇もあり、冬と春にヨーロッパへ旅行し、様々な国を回
ることができます。
悩んだこと:食事では特にありませんでした。イギリスのご飯も大変おいしく、食生活に適応でき
ていたと思います。しかし、もし日本食にこだわりがあるなら、調味料ぐらいは日本から持って行
ってもいいかもしれません。現地で購入すると2~3倍の値段しました。
留学希望者へのアドバイス:
リスニングは十分に鍛えてから行くことをお勧めします。TOEFLの受験の際にリスニングの
勉強をすると思いますが、TOEFL受験後も継続して英語を聞く習慣をつけておくと、留学して
からスムーズに生活になじめると思います。なぜなら、留学してせっかく学生に話しかけても、話
が早く聞き取れなければ会話を続けることが難しいと感じたからです。1対1ならまだなんとかな
りますが、1対複数のネイティブスピーカだと、英語についていくことは大変でした。リスニング
対策には、BBCの ipod cast の 6 minute English をお勧めします。イギリス英語に慣れること
ができますし、英語のスクリプトもネットに表示されるため、聞き取れない単語を確認できます。
(経営学科・大矢隼図)
イギリス、香港人学生と“カレー・バーティー” (筆者は左奥)
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派遣先国;イギリス
派遣先大学:エクセター大学
派遣期間:2010.9-2011.2(半年)
派遣時の学年:2 年
派遣先大学講義での使用言語:英語
履修科目名:International Management and Globalization
Theory and Practice of Management
Leadership and Teams
Introduction to Tourism
留学中の状況:
エクセター大学の特に経営学部はイギリス国内においても有名なところで、経営の授業は数多く用
意されていました。初めてキャンパスに行ったときは不安も多かったですが、入学生や留学生に対
して優しく接してくれたのですぐになじむことができ、活発なキャンパスに留学生活を期待せずに
は居られませんでした。留学中私は合唱サークルに加入し、最後にはコンサートを行いました。サ
ークルのみんなは本当に楽しい人達ばかりで留学生だからといって特別扱いせず、とても仲好くし
てくれたので本当にサークルに入ってよかったと思っています。私は学校の寮に入ることができず
ホームステイをしていたので、授業とサークル以外であまりほかの生徒とであう機会がなかったの
が残念なところです。一方でホームステイをしたことによってイギリス人のリアルな私生活を経験
することができた上にホストファミリーと他では作れないような関係を築くことができたので終
わってから見てみると、ホームステイができたよかったと感じています。
エクセター大学において、多くの授業がグループワークというものを実施しており、私はすべての
授業でグループワークをする機会に恵まれました。最初はやはり戸惑いが多いですが慣れてみると
楽しいもので、同じグループの子と一緒に居ることが多くなります。よく授業の前や合間に構内の
カフェで時間をつぶしたりしていました。
留学希望者へのアドバイス:
私が今回の留学を通して感じた事は、あいまいな動機で留学を決定してしまうと実際に留学をして
から、これでいいのだろうか、と悩む時期が来るという事です。留学に当たって、なんでもいいの
で何か一つ目的を作っておくと留学生活を目いっぱい満喫することができます。せっかくの機会で
すから存分に活かしてください。
(国際経営学科・辻望)
友達と近くの海へ
合唱サークル最後のコンサート
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