1 平成24年度 組織的な若手研究者等海外派遣プログラム 帰国報告書

平成24年度
組織的な若手研究者等海外派遣プログラム
帰国報告書
(学会/シンポジウム/研究集会発表)
提出日:平成 24 年
フリガナ
氏
名
カミニシ
エリコ
上西 慧理子
所属
大学院 人間文化創成科学研究科・人間文化研究科
博士 後期 課程
理学専攻
物理科学領域 2 年
派遣先名
The 23rd Inte rn ational Conferenc e on Atomic Physics
(国名)
第 23 回 原 子 物 理 学 国 際 会 議 ( フ ラ ン ス )
(日本出発日)
派遣期間
発表
テーマ
8 月 29 日
~
(現地出発日)
平成 24 年 7 月 21 日 ~ 平成 24 年 7 月 28 日
Recurrence time of quantum dynamics in the interacting 1D Bose gas
指導教員
氏名
出口 哲生
㊞
フランスのエコール・ポリテクニーク大学で開催された国際会議『ICAP2012』(平成 24 年 7 月 23 日~7
月 27 日)に参加し、ポスター発表したことを報告します。
『ICAP2012』は冷却原子系の分野の中でも大きな国際会議で、世界中から約 1000 人もの研究者が集まり
開催されました。この国際会議では、今注目されている最先端の研究の講演が約30本あり、連日200
人もの人がポスター発表を行いました。
ポスター発表を通して多くの収穫がありました。まず一つ目は、多くの人に自分の研究内容を発信する
ことができたことです。想像していたよりも多くの方に来て頂き、自分の研究に興味を持ってくれている
人がいることを実感できたのはとても嬉しかったです。自分では気付かなかった視点からの質問やコメン
トも多く頂き、大変参考になりました。二つ目は、私たちのグループが理論的に計算している研究を、実
験からアプローチしているグループを知ることができたことです。私たちのグループが計算している量が
実験で実現可能で、理論との比較も可能だという情報を得ることができました。他にも自分の研究と直接
関係はなくても、興味深い研究内容を知ることができ、研究の幅が広がったと思います。三つ目は、多く
の研究者の方と交流を持つことができたことです。私は研究室からは一人で参加したこともあり、会議の
期間中は多くの研究者たちと過ごしました。ランチや会議が終わった後の時間を一緒に過ごしただけでな
く、空いた時間に議論を行い、研究のアドバイスを頂けてとても有意義でした。
この国際会議で頂いたアドバイスを今後の研究に生かして、研究内容を論文にまとめたいと思います。
最後になりましたが、このような機会を頂きありがとうございます。このプログラムに携わるすべての
方々に感謝申し上げます。
1
氏名:上西 慧理子
2