2011.12(表)

「あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるのです。」ヨハネの福音書15章8節
発行日 2011年11月27日 (初版1988年)
2011年冬(クリスマス)号
私たちの教会
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どうしてクリスマスは特別な日なのでしょうか…?
子どもの頃、毎年、クリスマスを待ち遠しく思っていました。クリスマスは1年で最も楽しい時だったからです。
私の家庭では、感謝祭(11月の第4木曜日)の後、すぐにクリスマス・ツリーを飾りました。母は家中をクリスマスの
デコレーションで飾り、とてもおいしいクリスマスのクッキーを作ってくれたものでした。クリスマス当日は、父が
聖書のクリスマス・ストーリーを読むことから始まります。続いて特別な朝食をとり、プレゼントを開きます。その
日は一日、親せきが集まり、プレゼントを渡したり、もらったり、新しいおもちゃで遊んだりして過ごしました。
大人になってからも、私にとってクリスマスは特別な日であり続けました。ですが、その理由は子ど
もの頃とは違っています。プレゼントをもらったり、楽しい時間を過ごすからではなく、クリスマスの
本当の意味を理解することで特別な日となったのです。クリスマスが特別なのは、神さまが私たちに贈
り物をくださった日だからなのです。贈り物なら、ほとんどが美しい包装紙で飾られているでしょう
が、神さまの贈り物は、か弱い、小さな赤ちゃんとしてやってきました。神さまはご自分のひとり子、
イエスさまをお送りくださいました。イエスさまは神であるとともに、人であるお方としてこの地上に
お生まれになりました。イエスさまがこの地上にやって来られた目的は、人の罪の身代わりとしてご自
分のいのちをささげるためでした。私たちがクリスマスを祝っているのは、この特別な赤ちゃんがお生
まれになった日を覚えるためなのです。
この神さまからのプレゼントこそ、私にとって最も特別なものとなりました。何年にもわたって、神さまはこのすば
らしいプレゼントを私に与えようとされてきましたが、私がなかなか受け取らなかったため、それは「私への贈り物」
となっていませんでした。ですが、私がこの贈り物を受け取ったその時から、それは私にとってかつてもらった中で、
一番すばらしい贈り物となりました。私が神さまからの贈り物を受け入れたのは、1979年6月のことです。神さまが私
の罪のためにイエスさまをこの地上にお送りくださったということを、私は信じ
受け入れました。自分中心に生きてきた罪、行ってきたすべての悪が赦され、今度はイエスさま
が私の人生の中心となってくださるよう、神さまに祈り求めました。この贈り物を受け取った瞬
間、神さまは私のすべての罪を赦してくださいました。そればかりでなく、私を導き、新たな人
生の目的を与えてくださったのです。
現在、私は妻や娘たちと「イエスさまの誕生を記念する日」としてのクリスマスを特別に祝っ
ています。私たちは互いにいただいた贈り物を喜び、クリスマス・ストーリーを読み、イエスさ
まの誕生をお祝いして賛美歌を歌います。家を飾り、クリスマス・ツリーを置きます。しかしな
がら、クリスマスで最もすばらしいことは、神さまが恵み豊かに私たちに与えてくださったイエ
スさまというすばらしい贈り物があることなのです。
(スコット・マーレイ 宣教師)
東日本大震災からの復興と世界の平和に向けて
広島福音自由教会は、3月の大震災以来、緊急支援物資輸送・配布、数回のボランティア派遣、市内教会の協力によるチャリティコンサートと女川町小中学校への図
書券寄贈、義援金といった支援を継続してきました。11月には世界食料デー広島大会に協力し、世界にも目を向け、飢餓の現実を啓発し、困難の中にある人々に愛
の支援を届けています。イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスに、キリストによる愛と平和が世界にもたらされることを私たちは願い、祈っています。