スウェーデンでは社会やビジネス、政治、エコシステムなどあらゆる点

でんとうてき
スウェーデンでは社会やビジネス、政治、エコシステムなどあらゆる点において伝統的にサ
じぞくかのうせい
ステナビリティ(持続可能性)をくらしのなかに取り入れており、2015 年 2016 年と「世
じぞくかのう
界でもっともサステナブル(持続可能 )な国」に選ばれました 。(サステナビリティ
とうしかくづけがいしゃ
投資格付会社RobecoSAM の調査)
また、イノベーション(新しいアイディアを技術や世の中の新しいしくみに取り入れるこ
せいさく
と)や政策の分野においてスウェーデンはヨーロッパの中でも上位にランクされています。
じぞくかのう
とくに「サステナブル(持続可能)なくらし」という分野においては 2010 年にはスウェー
しゅと
かんきょう
まち
デンの首都ストックホルム市がヨーロッパで最初のもっとも 環 境 にやさしい街である「グ
まち
リーンキャピタル」に選ばれました。(グリーンな街 とは言いかえればサステナブル
じぞくかのう
(持続可能)な街という意味でもあります。)たとえばストックホルムでは街の面積のうち
40%が公園や緑の地域になっていたり、水がとてもきれいなので街じゅうの運河でサーモン
つうきん
やザリガニつりを楽しむことができます。車ではなく、バスや電車、自転車などで通勤する
おんしつこうか
人がたくさんいます。そのおかげで空気や水をきれいに保つことができ、また温室効果ガス
はいしゅつ
の 排 出 をへらすことにつながっています。
ストックホルム市ってどんなところでしょうか?地図でみてみましょう。
しげん
せっきょくてき
スウェーデンでは「資源をムダにしたくない」という思いからリサイクルを積 極 的 に行って
います。いまから約 40 年前の 1975 年には家庭ゴミのうちリサイクルされたのは 38%だけ
しげん
かつよう
でしたが、いまでは 99%もリサイクルされ新しい資源として活用されているのです。また、
ほ ご
スウェーデンの自然はきちんと保護されています。そしてなんと国土の 97%が人の住んでい
ない土地です。スウェーデンの人々はいつでも自然のなかに入っていってのびのびと自由に
自然を楽しむことができるのです。
かんきょうかがく
じぞくかのう
かいはつぶんや
しせつ
また、スウェーデンには環境科学やサステナブル(持続可能)な開発分野の教育施設や研究
ぎじゅつ
所などがたくさんあります。スウェーデンはイノベーション(新しいアイディアを技術や世
の中の新しいしくみに取り入れること)が大好きです。ノーベル賞って聞いたことはありま
でんせつ
せつりつ
すか?ノーベル賞はスウェーデンの伝説の発明家アルフレッド・ノーベルが設立した賞で、
めいよ
じゅしょうしき
世界でもっとも名誉のある賞といわれています。このノーベル賞のお祝いの授 賞 式 はスウェ
しゅと
かいさい
ーデンの首都ストックホルムで毎年 12 月 10 日に開催されます。今年はこのノーベル賞の
じゅしょうしき
たいしかん
授 賞 式 と同じ日に東京のスウェーデン大使館でこの「つくろうみんなの未来都市コンペティ
さいしゅうせんこう
ション」で最 終 選 考 にのこったファイナリストの皆さんでお祝いのスペシャルディナーが
かいさい
開催されます。
スウェーデン大使館
ちゅうにち
駐 日 マグヌス・ローバック大使