ミツバチ

ミツバチ
おなじみのミツバチ
しょうかい
優れた習性を紹介
多くの花が咲(さ)
く季節です。花を好むのは人だけではなく、鳥や昆虫(こん
ちゅう)
も花を求めてやって来ます。
その中で、
ミツバチは人に蜜(みつ)
を与(あ
た)
えてくれる役立つ昆虫です。
しかし、ハチは
「2度刺(さ)
されると死ぬ」
と言わ
れていたり、人や動物に大群で襲(おそ)
ってくることもあります。
今回は、
ハチの中でもミツバチについて紹介します。
1.
ハチの種類
分類
昆虫網ハチ目、膜翅目
(まくしもく)
多様で種類が多いですが、
有名なものとしてス
ズメバチ、
アシナガバチ、
ミツバチが挙げられます。
スズメバチ
ミツバチ
3.
ミツバチのダンス
ミツバチの情報交換(こうかん)の1つに「ダン
ス」
が行われます。
そのダンスは、
えさ場が遠くなる
と、数字の8の字に見える動きをしながら踊(おど)
ることから別名「8の字ダンス」
と言われています。
え
さ場が近いときには、
ぐるぐる円を描いて踊るので
「円形ダンス」。巣内の仲間にダンスでえさ場を知ら
せます。方向を覚えた働きバチは、正確に飛んで行
くことができます。
太陽
花(蜜腺)
m
=k
1s
α
えさ場が遠い場合の
「8の字ダンス」
アシナガバチ 真っ暗な巣箱の中で、
蜜の場所と太陽の位置を表し、太陽の方向からどの角度に蜜が
2.
ハチミツ
ハチの中でハチミツを作るのはミツバチだけで、
スズメバチなどは蜜を作りません。
ミツバ
チは、植物の花にある蜜腺(みつせん)
から蜜を吸い取って、
その蜜を体内の
「蜜胃(みつ
い)」
というタンクの中にためて、巣に持ち帰ります。巣は、六角形を組み合わせた構造で、
こ
こに蜜をためます。
ハチミツは、花の種類によって違(ちが)
った味になるため、花の種類の数だけ、
ハチミツ
の数があります。同じ花でも育った場所の気候や風土が違えば、
ハチミツの味が異なり、
日
本で咲く花と外国で咲いた花でも異なると言われています。
あるかを教えます。周りに集まった働きバチはこの動きを察知し、巣箱を出て、太陽を見なが
ら教えられた角度へ飛び、蜜を吸いに行くのです。
ミツバチは、
ただ飛んでいるだけではなく、
ミツバチダンスを踊り、仲間とコミュニケーション
をとり、情報交換していたのです! 賢(かしこ)
いですね!
教えてくれた人 長崎市科学館 業務グループ 高木美穂子さん
「長崎市科学館では、
5月11日まで春の特別展『世にも不思議な科学館∼3D
ホーンテッドミュージアム∼』
を開催(かいさい)
しています。ぜひ、
3Dメガネをかけ
て、不思議なおばけ屋敷
(やしき)
を体験してください!」
所 長崎市油木町7−2 ☎ 095・842・0505 開 9時半∼17時