最新の設備と技術で確かな製品をお届けします。

最新の設備と技術で確かな製品をお届けします。
背と本体の関係
糊と強度、開口性
膠(にかわ)
書籍や辞書、テキストなどでは本を開く頻度が異なります。写真集など図版が大
きく見開きで入る書籍の場合は、本の開きが重要なポイントになりますので用途
に合わせた製本方法を選択します。
フォローバック
背と表紙が離れたくるみ方
で、開閉が容易です。
タイトバック
背と表紙を密着させる丈夫
なくるみ方です。
牛など動物の皮や軟骨
等に水を加え、液体状
になるまで煮込んで作り
ます。
強度を保ち、開きやす
さを良くするため 3 種
類の「にかわ」を使い
分けています。
フレキシブルバック
表紙を中本の背に密着させ
るくるみ方で、辞書などに
用いられます。
背固め(下固め)
製本方法や紙質・本の
厚さによって、使用する
糊を使い分けます。
糊の塗布量によっても
強度や開きやすさに影
響が出るので、最適な
塗布量を判断していま
す。
背の形
丸背
厚さ 8cm の上製本を、印刷から仕上げまで
一貫生産体制で提供できます。
会社概要
角背
株式会社 アイワード
代
表
者
代表取締役 木野口 功
所
在
地
本 社 札幌市中央区北3条東5丁目5番地91
株式会社アイワードと石田製本株式会社が技術協力をして
入稿から印刷・製本、全国へのデリバリーまでワンストップでお手伝いします。
東京営業部 東京都千代田区西神田2丁目4番3号
高岡ビル6階
札 幌 工 場 札幌市中央区北3条東4丁目5番地64
厚さ8cmの上製本が出来るまで
石 狩 工 場 石狩市新港西3丁目768番地4
業務内容
企画メディア事業、情報処理・システム開発事業、印刷・製本事業
創 1965
(昭和40)年9月1日
業
資 本 金
上製本
67,185千円
アイワード石狩工場印刷スタッフ
枚葉印刷室
ハードカバー全自動生産ライン コルブス BF527
糸かがり機
7 色印刷システム XL105-7+LX
石田製本株式会社
代 表 者
代表取締役 石田 雅巳
所 在 地
〒063-0836 札幌市西区発寒16条14丁目3-31
業務内容
製本業、
オンデマンド印刷事業
創 業
1936(昭和11)年10月1日
設 立
1962(昭和37)年9月17日
資 本 金
3,000千円
トモバッケ(しぼり)機
8 色両面兼用印刷ライン 102-8P-S
背固め(下固め)機
株式会社アイワード+石田製本株式会社
オフセット輪転印刷室
株式会社アイワードの主な印刷設備
石田製本株式会社スタッフ
石田製本株式会社の主な製本設備
2013.9.2000
厚さ 8cm上製本の印刷から製本仕上げまでのフロー
刷版
印刷
CTP システムで高精度の印刷版を作成します。 品質管理装置や印刷機遠隔制御装置、巻
取紙の自動裁断ユニット・カットスターを
装備した枚葉印刷ライン。
刷本
断ち割り
折り加工
印刷した用紙である刷本を製本工場へ搬出
します。
折機で正確に加工出来るように、刷本を切
り分けたり、余白を切り落としたりします。
刷本を 1 枚ずつ折り、正しいページ順にします。 見返しやグラビア、本文とは別のトビラなど
折られたものを「折丁」と呼びます。仕様に合 の「別丁」を該当する折丁に貼り込みます。
わせて 1 度折(4 ページ)、2 度折(8 ページ)、
3 度折(16 ページ)、4 度折(32 ページ)を行
います。
イメージコントロール
断裁刃の交換風景
貼り込み
丁合
糸かがり
背固め(下固め)
三方断裁
スピン(しおり紐)付け
1 冊分の折丁を正しい順番に並べます。この
段階での乱丁や落丁を防止するため、絵柄検
知器や厚み検査器を稼働させます。
本がばらばらに壊れないように、一折ごとに
糸で折丁を綴じ合わせます。
糸かがりした中本の背は、糸が入ることで小
口側より厚みが増します。
背をならし締めることによって厚みを均一に
します。その後、背に糊を引き固定します。
仕上げ裁ちを正確にする重要な工程です。
背固めが済んだ中本の「背」以外の三方を
断裁し、規定のサイズに仕上げます。
三方断裁済みの中本にスピンを装着しま
す。一度に 3 本まで付けることが出来ます。
自動丁合のイメージ
スピン(しおり紐)の種類
三方断裁のイメージ
糸かがりのイメージ
折丁
背
3折目
巻取紙自動裁断ユニット・カットスター
水性ニスコーター付B全7色オフセット印刷機
2折目
丁合
品質管理装置(イメージコントロール)で印刷品質の自動測定をします。
クオリティモニターで、ドットゲイン、濃度、カラースペースを管理しています。
1折目
丁合
丁合
糸かがり済みの中本
をパレット積みして
養生します。
見返しと本文の折丁は事前に
貼り込み加工をします。
折丁を拡げたところ
背固め後の中本
小口
表紙と中本をくるむ工程
丸み出し
背に「にかわ」
寒冷紗貼り
しわ紙貼り
地券紙貼り
表紙と中本の合体
イチョウプレス
積み置き
検品・納品
表紙加工
バッケ出し(バキング)
表紙は別工程で製作します。事前に本番印刷をする用紙の同ロット品を使って束見
本を作り、背開き寸法の展開図を作成して作業を行います。
三方断裁済みの中本の背に丸みをつけま
す。表紙の背幅に合わせた特別な金具で
本の背を叩きます。上製本の「カタチ」を決
める最も重要な工程です。
凹型金具(コツ)
凸型金具に中本を乗せ、上から凹型の金
具を押しつけ、左右動作により背をならし
ます。
背の「カタチ」が出来たら、本の強度を保つ
ため背に「にかわ」を塗布します。紙質や製
本仕様に合わせ 3 種類の「にかわ」を使用
しています。背に糊を付ける重要部分は化
学素材を使わずに強度を保持する手立てを
とっています。
本の強度を高め見返しを補強するために綿
かんれいしゃ
の繊維で作られた「寒冷紗」を貼ります。
特別にしわをつけて加工した伸縮性のある厚
手のクラフト紙「しわ紙」を貼り、本の開きや
すさを高めます。
更に地券紙を貼ります。地券紙は背を固め
る芯になります。
背の加工が終わった中本を昇降装置で持ち
上げて、表紙と合体させます。
合体した中本と表紙を、両サイドのプレス板
によって数トンの圧をかけながら、ノド際に
溝を入れて仕上げます。この工程をイチョウ
プレスと呼びます。
トライオート
地券紙
中本
寒冷紗
出来上がった表紙
ハガキ
スリップ
カバー
しわ紙
箔押し加工
検品後、お客様へ製品をお届けします。
表紙
寒冷紗
表紙芯ボールの作成
一定期間積み置きして、ならし養生します。
イチョウプレスで出来た溝
にかわ
表紙用布クロスの裁断
カバーや帯巻き、ハガキやスリップなどの投
げ込みを行います。最大 5 種類までを 1 工
程で装着します。1 時間に最大 3,000 冊の
セット作業が可能です。
帯