不動産業

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Case Study
東京団地倉庫株式会社
倉庫施設の災害対策を強化し、
物流拠点を守る
事業概要
1966 年に倉庫会社の共同出資により設立。
以来、東京圏の主要物流拠点に 4 事業所を
展開し、各事業所は大規模倉庫を区分けし
て、倉庫会社に賃貸している。安全性と利便
性に優れた倉庫施設を提供し、省エネ設備の
導入等顧客満足度の高い付帯サービスの充実
を図っている。
BCPの
概 要
策定を
終えて
生、停電によるエレベータ・シャッター使
用不可を想定。
● 事業所においては、設備点検チェックリス
ト・復旧マニュアルを作成し、平時より訓
練を行うとともに、設備管理者、警備員等
との協力体制を構築。
倉庫施設賃貸事業
● 本社に防災対策本部を設置し、安否確認シ
代表取締役社長
ステムによる社員の安全確認を行う。事業
対象リスク
荒井 正邦
所の被害状況・復旧状況を把握し、資金、
東京湾北部地震
応援要員、備蓄などの緊急応援体制をとる。
今回の検討で、各テナン
トとの協力体制の必要性
● テナント協議会を立ち上げて、各社の協力
会社概要
称号:東京団地倉庫株式会社
本社所在地:東京都江東区永代 2-31-1
設立:1966 年 8 月
資本金:45 億 1,310 万円
従業員数:36 人
代表者:代表取締役社長 荒井 正邦
URL:http://www.danchisoko.co.jp
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社と葛西事業所を対象拠点に選択。
● テナント倉庫の荷崩れ等による負傷者の発
BCP 対象事業
Case Study
● 倉庫施設賃貸事業を BCP の対象とし、本
が明確になりました。今
を得ながら負傷者対応を行う。
対策の
ポイント
後は、事業所と本社のリ
ンクを強めるとともにテ
● 安否確認システムの導入による社員の安全
ナントへ働きかけ、関係
確認、設備点検チェックリスト・設備復旧
強化に努めます。また、
マニュアルによる訓練、テナントを含めた
地域防災の問題にも取り
防災体制の再整備、予備電源・備蓄の増強、
組みたいと思います。
本社・事業所間の協力支援体制の強化
ヨシザワ株式会社
子会社・テナントの事業を守るため
万全な準備を整える
事業概要
不動産業
1917 年に芳澤鉛管製造所として創業。近
年は、X線・放射線の遮蔽を主体に医療関連・
半導体・ 液晶装置など、多様な製品展開を
行う。1981 年よりその役割をグループ会
社に譲り、会社の形態を持株会社として、子
会社管理と当社所有施設を活かした不動産賃
貸業を行う。
BCPの
概 要
● 不動産賃貸業・子会社管理の両事業を対象に BCP
を策定。
策定を
終えて
● 子会社管理では、支払手形発行、子会社資金繰り等
の業務を 3 日で復旧する。
● 停電のため情報機器が使用できないことを想定し、
月次明細など印刷保管しておいたものを活用して
代替する。
● 不動産賃貸業においては、管理会社が施設の被災状
BCP 対象事業
況を正確に把握し、復旧工程表をもとに、テナント
子会社管理・不動産管理
向けに説明会を実施。管理会社と連絡がとれない場
合は、当社から直接設備会社に修繕依頼をする。
対象リスク
● 一部の担当者に業務が集中しているため、その社員
代表取締役社長
芳澤 雅俊
東京湾北部地震
の被災に備えて業務手順マニュアルを作成し、災害
事業の継続は、顧客への
会社概要
時の対応を可能とする。
サービス提供と、従業員の
称号 : ヨシザワ株式会社
本社所在地 : 東京都中央区京橋 2-17-3
設立 :1917 年 10 月
資本金 :5,000 万円
従業員数 :4 人
代表者 :代表取締役社長 芳澤 雅俊
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平成 24 年度 東京都BCP策定支援事業取組事例集
対策の
ポイント
● 自社所有施設の建物耐震診断及び補強、重要書
類の金庫保管、情報機器の固定、事業所内のレ
イアウト変更、各設備機器会社への修繕直接依
頼(管理会社被災時)、代替要員による対応(子
会社からの派遣及び業務手順マニュアルによる
対応)、紙文書の代替使用
安定した生活を維持するこ
とを意味します。従業員に、
この BCP の取組を会社と
して行うことを理解しても
らい、会社に対する愛社精
神を高めてもらえたことが
一番の収穫でした。