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況
状
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の
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SUGA KATSUMI REPORT SUGA KATSUMI REPORT SUGA KATSUMI REPORT SUGA KATSUMI REPORT SUGA KATSUMI REPORT
すがかつみ
レポート
ル
ク
イ
サ
リ
・
理
処
廃棄物
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菅克己 後援会事務所 〒 332-0022
埼玉県川口市仲町 2-33
332-0022 埼玉県川口市仲町
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048-255-4257 048-255-4258 生活環境
・福祉施設整備 特別委員会 生活環境・
5/19(金)に行われた、生活環境・福祉施設整備特別委員
会では、市環境部から
1.戸塚環境センターの稼働状況等について
2.朝日環境センターの稼働状況等について
3.平成 17 年度リサイクルプラザの稼働状況等について
に関して報告を受け質疑をしました。報告いたします。
戸塚環境センターの稼働状況について
<表1>
H16
H17
対前年
一般ごみ(t)
68,545
66,138 -3.5%
粗大ごみ(t)
3,088
3,335
8.0%
ごみ焼却量 (t)
72,709
69,782 -4.0%
焼却灰処理量 主灰(t)
8,036
8,218
2.3%
集塵灰(t)
3,142
3,010 -4.2%
電力量
発電量(kwh) 22,892,530 22,636,460 -1.1%
売電量(kwh) 11,084,940 11,220,840
1.2%
買電量(kwh)
352,980
346,860 -1.7%
ごみ搬入量
表1をご覧ください。戸塚環境センターに持ち込まれる可燃
ごみの量は対前年で−3.5%で、粗大ごみは+8%となりま
した。粗大ごみが増加したのは、一般廃棄物の事業系廃棄物が
増えていることが理由ですが、本来は産業廃棄物として処理さ
れるはずのものが一般廃棄物の中に紛れこんでいるようです。
これは事業者のモラルが問われている問題です。
対前年費で、ごみ焼却量が全体で−4%と減少しているにも
かかわらず主灰(焼却炉の底にたまる灰)が+2.3%と増加
しているのは、施設の老朽化が進んでいるのではないかという
質問をいたしましたが、適正に維持補修をしておりそのような
状況にはないとの回答がありました。
また、上の表には記述していませんが騒音について、夜間に
基準値の45dB(デシベル)を超えて70以上の場所があり、
指摘をいたしましたが、
戸塚環境センターだけが発生源でなく、
近隣の工場が夜間に稼働しているためそちらの影響だという答
弁がありました。
その他、排出される有害物質である、ダイオキシン類、重金
属類排出、悪臭などのデータにもとりたてて問題はないという
状況報告がありました。
朝日環境センターの稼働状況について
表2をご覧ください。ごみの焼却量は対前年比で+7.9%
で発電量も対前年で+13.9%と増えています。その一方で、
補助燃料として使っている都市ガスについては対前年度−42.
<51号>
2006.5.29
4%と激減しています。
処理コストのことを考えると発電量
や売電量が増えることは好ましいことかもしれませんが、
発
電量が増えているということは、
ごみ中にカロリーの高いも
のが含まれていないか、
特に分別収集したペットボトルやプ
ラスチック製容器包装材などが、
残滓などにまみれてリサイ
クルに乗らず、結果焼却処理されている量が増え、発電量が
増えているのではないかという懸念があり、質問をしまし
た。
<表2>
H16
H17
対前年
一般ごみ(t)
107,441
113,503
5.6%
他所灰(t)
7,663
7,826
2.1%
ごみ焼却量
(t)
109,847
118,494
7.9%
他所灰処理量 (t)
6,938
7,224
4.1%
電力量
発電量(kwh) 35,927,516 40,930,983 13.9%
売電量(kwh) 6,643,200 9,858,960 48.4%
買電量(kwh)
283,387
110,314 -61.1%
都市ガス使用量 (m3)
1,010,110
582,260 -42.4%
ごみ搬入量
焼却ごみのカロリーの変化、
ペットボトルやプラスチック
製容器包装材でリサイクルされずに焼却された量について比
較をします。まず、分別収集したが残滓にまみれて焼却処分
されたプラスチック類は、2004(H 16)年度で 441 tでした
が、2005(H 17)年度では 371 tとなり減少しています。そ
れに連動する形で、ごみカロリーについては2004(H16)年
度で 2,115 キロカロリーでしたが、
2005(H 17)年度では
2,025キロカロリーと減少しています。好ましい方向に進ん
でいるようですが、昨年度でも371tのプラスチックは焼却
処理されています。プラスチック類は焼却炉の炉を傷め、ま
たダイオキシン類の発生の原因だとも言われます。
私たち市
民も、プラスチック製品は洗浄して綺麗にした形で出しま
しょう。決して、ペットボトルなどにたばこの吸い殻等を入
れたりしないようにしましょう。
リサイクルプラザの稼働状況について
<表3>
びん
かん
ペットボトル
繊維類
紙類
プラ製容器包装
金属類
乾電池
H16
4,056
1,898
1,686
1,756
7,014
3,679
1,201
23
H17
3,921
1,786
1,637
1,787
7,050
3,754
1,200
38
対前年
-3.3%
-5.9%
-2.9%
1.8%
0.5%
2.0%
-0.1%
68.0%
表3の通り、びん、かん、ペットボトルはいずれも対前
年比でマイナスとなりました。傾向として言えるのは、び
<表4>
1998(H10)
1999(H11)
2000(H12)
2001(H13)
2002(H14)
2003(H15)
2004(H16)
2005(H17)
収集量(t)
57
59
55
54
43
16
23
38
ん、かんからペットボトルに移
行しているようです。
表4をご覧ください。乾電池
収集についてですが、これは以
前私が議会の一般質問でとりあ
げた問題です。
乾電池収集量が前年度対比で
20%減少した平成 14 年は12
月に新しいごみ収集体制がとら
れ、拠点回収から可燃ごみステーションに変更し、可燃ごみ収
集日に、乾電池も一緒に出していいということになりました。
しかし、乾電池が収集車の可燃ごみの中に混入されているとい
う通報が相次ぎ、また焼却炉の残渣のサンプルにも乾電池が
入っていたこともあり、データ上でもそれを類推できる状況で
した。翌年の平成15年には対前年比で60%以上も減少したこ
とから、私は収集方法を改善すべきだという提案をしました。
乾電池の中には重金属類が含まれており、焼却炉に入り焼却さ
れれば重金属は揮発化して、排ガスとして環境中に排出されて
しまうのです。環境部は、拠点回収を復活させ、その結果、昨
年度はかなり挽回して来ています。
拠点回収の場所については、
順次増やしている状況で、不便かもしれませんが、是非ご理解
とご協力をお願いしたいと思います。
また、ペットボトルやプラスチック製容器包装については、
自主流通ルートで販売をする量が増えていることもわかりまし
た。
これも以前に私が意見として表明したものです。
プラスチックの自主流通ルート
ゆだねなければなりません。
そんななかで、ペットボトルなどは無償で集める業者や
輸出を前提にして有価で買い取る業者もあらわれており、
スーパーマーケットなどからの拠点回収を進めている市町
村は、指定法人ルートから離脱して自前のリサイクル施設
を建設したり、直接輸出したりするところも出てきていま
す。
足立区、品川区、習志野市、千葉市等が容器包装リサイ
クル協会のルートから離脱して、国内や中国でのリサイク
ルルートに乗せて、売却益を出しています。川口の場合は、
現状の容リ法にのっとっているため売却益などは見込めま
せん。
そのような高コスト体質に私たち市民は、そのまま身を
委ねてしまっていいのでしょうか?
もちろん、容リ法の指定法人ルートを使わずに、中国の
市場に売却することは好ましいことだとは思いません。極
力、ストック資源として活用することが日本の経済力を維
持するものだということを忘れてはなりません。
しかし、このような馬鹿げた高コストのリサイクルシス
テムを維持することは、市民に対する背信行為と言わざる
を得ず、このシステムを改善させる意味で、経済産業省に
自戒してもらう意思表示のためにも、川口は指定法人ルー
トに依存しない独自ルートをつくるべきだと考えます。極
力国内でのリサイクルを、場合によっては一時的に中国市
場への売却も考えるべきだと思います。(以上H 16 年3月
の菅・代表質問から)
上記提案をさせていただきましたが、市環境部としても、
平成 17 年度では 2/3 が、今年度も 3/4 を自主流通ルートに
乗せることを検討中とのことです。
(H 16 年3月の市議会定例会 菅・代表質問から)
容器包装リサイクル法では、自治体が分別収集費用を負担
し、リサイクル処理費用については(財)容器包装リサイク
ル協会が入札によって決めた指定法人により処理をさせ、費
用は製造業者と一部自治体が協会に支払い負担をするという
システムです。
入札により指定業者が決まりますが、リサイクルについて
は、高コスト体質だと言わざるを得ません。まず市町村が回
収したものを、もう一度積み替えて指定業者が引き取ってい
くことにより、横持ちが増え、運送費は高いものになります。
そう言った意味でも、ドイツのように業者の直接回収に一本
化をすべきです。そして(財)容器包装リサイクル協会は特
殊法人。経済産業省の外郭団体でもありその天下り先。そし
て、指定業者が協会の元で行う入札の個別結果は市町村にも
公表されず、入札価格の平均値だけが公表されるだけであり、
闇の中で行われているといっても過言ではありません。落札
をした業者がとんでもなく離れている場所だったりすること
から輸送に対する環境負荷も考える必要があります。このよ
うなことから東京都では、東京ルールとして容器包装の回収
を企業に直接やらせようとしましたが経済産業省や業界の反
対に会い、今はその費用も業界が一部負担をすることで決着
をしています。いずれにせよ、自治体のお金も税金という市
民負担、リサイクル費用についても価格転嫁という形で市民
が負担をすることは間違いなく高コスト体質に私たちは身を
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場所 西公民館 川口市飯塚 2-3-3
2-3-3 内容/市政報告 参加費/無料 問い合わせ 川口の未来を考える会 tel.048-255-4257
問い合わせ 川口の未来を考える会 tel.048-255-4257
すがかつみの経歴 【無所属・環境市民派】
昭和41年 川口市生まれ。(39歳)
昭和54年 上青木南小学校を経て飯仲小学校卒業。
昭和60年 巣鴨中学校を経て巣鴨高校卒業。 後援会討議資料
生徒会副会長、陸上部主将。
棒高跳では東京都大会優勝。
平成03年 明治大学 政治経済学部 政治学科卒業。
堀川ゼミ・ゼミ長。
平成13年 川崎製鉄株式会社(現JFE)に10年間勤務し退職。
水処理、廃棄物処理プラント事業に従事。
平成14年 『みどりの会議』(中村敦夫前参議院議員主宰)に参加。
行過ぎた経済至上主義に歯止めをかけ、持続可能な
社会を構築するために、緑の党発足に向け活動中。
緑の党の政策については、毎朝行っている駅頭演説や、
ホームページをご覧ください。 平成15年 川口市議会議員選挙でトップ当選。現在1期目。