~障がい者が地域と共に 笑顔で生活できるよう 私たちは応援します~ 肥満予防①~実践!生活習慣改善~ みなさんは秋というと、何を思い浮かべますか?「食欲の秋」と一緒に「スポーツの秋」 はいかがでしょうか?肥満について考え、ぜひ運動していきましょう! 予防と改善6か条 1、欠食やまとめ食いはしない 2、間食は控えめに・夜食は食べない 3、夕食は早めに、腹八分目も 4、お酒は控えめに 第226号 発行日 平成27年9月15日 発行者 社会福祉法人あだちの里 綾瀬ひまわり園 〒120-0005 足立区綾瀬 7-2-7 電話:03-3629-3231 FAX:03-3629-3241 5、今よりからだを動かす 6、ストレスをためない あなたのからだはだいじょうぶ? 体重と体脂肪率からあなたのからだの状態をチェックしましょう! 肥満というのは、単に太っている(体重が重い)状態をいうのではありません。からだを構 成する成分のうち脂肪組織の占める割合(体脂肪率)が、正常以上に増えた状態です。 あなたの BMI(体格指数)は? 体重 (kg)÷身長 (m)÷身長 (m)= BMI・・・22が標準体重です (記:丸山峰子) 今年度4月に主任として着任してから早5カ月が過ぎました。ご利用者やご家族の温かさを感じな がら、皆様に支えていただき感謝いたします。まだまだ成果はだせていませんが、綾瀬ひまわり園の 長い歴史を大切にしながら、新たな風を入れていけるよう努めてまいります。 サービス管理責任者としては、施設の運営に携わりながら現場の支援にも入っていきます。支援の 現場においては、日常的にご利用者が意思決定をする場面があります。 8 月期 リサイクル報告 アルミ缶・・・880kg 雑 誌 ・・・2,780kg 新 聞・・・2,570kg 段ボール・・・1,620kg 今月も皆様のご協力ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。 先日もこんなことがありました。ご利用者Aさんは、午後からのウォーキングに参加したくないと 集合場所に行きませんでした。暑いから行きたくなかった…参加したい気分ではなかった…どこに行 くのかわからなかったなど…理由があったと思います。このようなことは度々みられます。Aさんに 対しての理解が不十分で、信頼関係が出来ていなかった4月当初は、それを受け入れていました。少 しずつAさんとの時間を共有するようになり解ってきたことがあります。Aさんはこちらの伝えてい ることは理解できている。しかし、行動に移すまでには、ご本人のペースやタイミングがある。 その日もウォーキングに誘うも、行きたくないとの意思表示がありました。 「今日のウォーキングは ○○と一緒に○○公園に行きます」そう伝え少し時間をおくと立ち上がり、ウォーキングに参加する ことができました。こちらの根気が伝わったのかもしれません。途中休憩で公園に寄った際、Aさん は手を擦りながら楽しそうな表情をされており、額からは汗が流れていました。Aさんの表情と額か 日頃より、綾瀬ひまわり園のパンをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 皆さまのご来場を心よりお待ちしております。 9月19日(土) 10月 4日(日) 青井高校文化祭 10時~ 綾瀬あかしあ園 地域交流会 10時~ 10月12日(月) 「スポーツカーニバル」(Lソフィア)10時~ 10月18日(日) 「ふれあい祭り」(佐野地域学習センター)10時~ ら流れる汗を見た時、ウォーキングに参加していただいたことは間違いではなかったと感じました。 もし、あのままご本人意思を尊重してウォーキングに参加していなかったら、気持ちのいい汗をかく ことはありませんでした。Aさんの気持ち的にも、どうだったでしょう?声をかけられたのに、参加 できなかった後ろめたさの様なものも感じてしまったかと思います。それよりも、参加できたからこ そ得られる充実感の方がはるかに大きかったと思います。ウォーキングに参加できたことは、ご家族 にも話しました。ご家庭でもそれは話題になり、ご本人にとっても嬉しいことだったと思います。 意思決定支援に関して、明確な答えをだすことは難しい部分があります。よかれと思いやっている ことも、支援員寄りの考えになってしまうことや、経験の妨げになることも考えられます。ご利用者 の意思を大切に考え、最善の選択となるように共通理解を深めた支援をしていきたいと考えています。 ~編集後記~ ・秋の花といえばコスモスでしょうか?さわやかな秋が楽しみです。 (記:丸山 峰子) ・秋の長雨といいますが、今年は降りすぎで色々と困りました。 (記:妹川 勝子) サービス管理責任者 佐々木 勝 就労継続支援B型事業 8月28日(金)所外活動に行ってきました。 墨田区の社会福祉法人隅田さんさん会 墨田さんさんプラザへ行き、施 設内の見学と施設長の小野坂様のお話を伺いました。墨田さんさんプラ 8 月 23 日(日)にダウン症協会主催の『第 10 回成人期対応セミナー』に参加してきました。 ザでは綾瀬ひまわり園のB型事業の作業内容と似ている部分が多かっ 第 1 部『ダウン症のある人のものの見方について』では、 「一般的傾向として、全体の理解は得意だ たため、日頃の自分自身の作業の様子と重ね合わせながら真剣に見学し が、個々の状況把握はやや苦手である。 」という話があり、対応として「適切な見本を示し、作業を区 ていました。小野坂施設長のお話では、 「お金を稼ぐことは自信に繋が 切って手掛かりを伝え、プライドに配慮する。」ということでした。 るので、頑張って働いて下さい。 」と激励のお言葉を頂きました。今回 第 2 部の『健康管理について』は、「症状の言葉での表現が困難で痛みの訴えが乏しく、情緒や行動 の施設見学で学んだことを自施設で活かせるようにしていきます。その の異常として現れ易いため、関わる人の疾患理解が大切」で、 「普段からの健康診断やかかりつけ医の 後待ちに待った昼食では舞浜の“サンルートプラザ東京”で楽しいバイ 重要性」にも触れていました。 キングでした!みなさん思い思い好きな物をおいしそうに食べていま 第 3 部の『ライフステージに応じた支援について』は、 「加齢に伴い、物事への取り掛かりが遅くな した!普段とは違った雰囲気での食事はよりおいしかったですね!午 ったり、気持ちの切り替えが上手く出来なくなる事があるが、それは体と頭の動きが遅くなり、頑張 後の活動は余暇活動として、 “葛西臨海水族園”に行きました。この活 ろうとしているのについていけないという辛さを理解した上で、伝え方を工夫したり、普段から運動 動は利用者自治会のみなさんがアンケートを作成し、行き先を決定しました。みなさん魚に癒され、 と生活リズムの安定を図ることが大切」 。また、「受身的で服従的な関係は自己肯定感や達成感が持て 穏やかな表情をされていました。お土産も自由に選んでいました。いよいよ施設に帰るバス車内です。 ずストレスになってしまうため、本人の意志を尊重し、出来ることはやってもらうが難しいことは手 そ・こ・で!!利用者自治会からサプライズ企画でビンゴを開催しました。当たった方もそうでない 伝う。」 「家族や仲間、第 3 者との関わりを大切にし、人との関係で得られる刺激や経験を与え続ける。」 方もドキドキわくわく楽しみ、大盛り上がりでした♪利用者自治会のみなさんは所外活動の2ヶ月前 等の話がありました。ある年齢に達すると、出来なくなることがある一方で、新たに出来るようにな から準備に取り組み、みんなで協力して当日の成功となり、充実感溢れる表情をされていました。夏 ることも少なくないと思います。そうした視点を持って、一人ひとり個性豊かな皆さんと向き合い、 の終わりの楽しい思い出ができ、これからも作業を頑張っていきましょう。 (記:前田盛 未希) 多くの発見が出来ればとあらためて感じました。 (記:新井 佳子) 今回強度行動障害支援に関する学習会に参加してきました。強度行動障害とは、自傷、他傷、破壊 非衛生的、異食、極端な固執行動など重度・最重度の知的障がいを伴なう自閉症児者が中心です。強 度行動障害を有する方は全国で 7000 人~8000 人となっています。また支援区分の基準で行動障害 に該当する人は全国で少なくとも 2 万人と言われています。現状では強度行動障害の事業所での受け T先生 職員の方が利用者さんに対し常に一人の大人の方として丁寧に対応していました。敬語や話し方等、 利用者の方に敬意を持って接している姿がとても印象に残りました。また、利用者の方一人一人個別 の配慮がされ、それが利用者の方の出来ることに意欲を持ってとりくむことや、働く喜び、やりがい に繋がっていることがわかりました。 A先生 入れが消極的であったり、身体拘束や行動制限などの虐待に繋がる可能性も懸念されています。この ような日常的の支援の中でどういった対応をしていくことが良いのかを伝えていくこと、また強度行 動障害の方が安心して生活が出来るように学習会を通じて理解を深めていく事が狙いとなっていまし た。今回の研修を受けて、支援員の勝手な解釈や障害特性を理解していない対応などにより、利用者 の方を混乱させてしまっているという事を改めて考えさせられました。また、何よりもチームアプロ ーチ(一貫した取り組み)が大切であるということ再確認する事が出来ました。 (記:島貫 公宏) 大人になると、ほめられることや良い意味で評価されることが段々と少なくなりますが、ひまわり園 の方々は、どの方に対してもキチンと評価されており、こうしたことが仕事への意欲に繋がっていく のだということを実感しました。 H先生 職員会議ではヒヤリハットの報告等、職員全員で共通理解を図る機会など、本校でもより危険意識を 高くもって安全管理に取り組まなければいけないと改めて感じました。職員と利用者さんとの信頼関 係はもちろん、職員同士の関わりや会議の雰囲気等、とても温かくて利用者の方が来たくなる環境、 職員が意見を出しやすい環境だなと思いました。 研修の冒頭で利用者支援=職員育成という話から始まり、人間は様々な性格を持ちひとり一人併せ て対応していかなければならない。職員育成においても、職員の性格を把握し、育成することで人材 の確保に繋げることも大切であるということでした。育成に関しては、スーパービジョン(専門職及び 人材活用の過程)を充実し、整えることが職員育成においては重要なポイントになるということでした。 今回の研修得た内容を現場で実践し、よりよい職員育成を行っていきたいと思います。 (記:島貫公宏)
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