国際酪農連盟日本国内委員会 更新 2015 年 8 月 27 日 IDF乳業科学・技術シンポジウム ダブリン2016 講演プログラム概要(ご参考) 主催者:IDFおよびアイルランド国内委員会 日時:2016年4月11日 (月)-13日 (水) 場所:ダブリン(アイルランド) 会場:ヒルトンホテル ダブリン ダブルツリー DoubleTree by Hilton Hotel Dublin テーマ:乳製品の濃縮と乾燥、チーズ科学と技術 開催趣旨 IDFアイルランド国内委員会(2015 年 8 月 27 日) 組織委員会(2015 年 8 月 27 日) 注:最新情報はIDF乳業科学・技術シンポジウム ダブリン2016ウェブサイト http://www.idfingredientsandcheese2016.com/を参照ください。プログラムは日々更新されていま す。専門用語は各分野の専門家にご確認ください。仮訳の正確性、完全性、有用性等についてはいかな る保証をするものではありません。参考資料として扱い、内容に疑義が生じた場合は英文原文をご確認 ください。 1 シンポジウムの開催趣旨(IDFアイルランド国内委員会) IDFアイルランド国内委員会を代表して4月11-13日、ダブリンにて開かれるIDF酪農科 学技術シンポジア2016に皆様を歓迎致します。 2012年6月、フランスのサンマロで開催された第5回国際噴霧乾燥乳製品シンポジアでは、現 在の技術を取り入れて、噴霧乾燥の乾燥エネルギーコストを削減し、粉乳の機能性を高めることが 強調されました。 2012年、大西洋を挟む反対側では、学界や産業界から世界のチーズ科学者や技術者が米国ウイ スコンシン州のマディソンで開催された第6回チーズ熟成技術シンポジウムに集い、革新的な技術 と最新の科学的知見を開拓しました。 国際酪農連盟(IDF)は今回はじめて、ホスト国のアイルランド国内委員会を通じて、上記の2 つの行事を2016年4月11-13日、アイルランドのダブリン1か所に集めました。これらの 2つのシンポジウムを合体することは非常に時を得ています。というのも栄養価の高い乾燥栄養食 品の原料や配合に対する需要が増える中で、チーズ製造から出るホエーの生産は不可欠の供給ライ ンとなっているからです。初日は開会式やグローバルな概況を織り交ぜた全体セッションから始ま ります。参加者は並行的に開催されるシンポジウムを自由に渡り歩くことができます。この3日間 の二本立てシンポジウムは、乳業に携わる関係者にとって理想的な機会となり、最新の基礎科学お よび技術の進展を充電できます。 過去数十年に渡ってアイルランドは、重要なIDF行事の主催国を務めてきました。IDFワール ドデイリーサミット2007はその最たる業績です。 私どもが主催する2016並行シンポジウムは、いくつかの理由で非常に時を得たものです。20 15年のEU乳割当制度撤廃といった重大な酪農政策の変更を見据えて、新興市場の商機到来とと もに乳生産と製造能力増強への投資意欲が刺激されています。継続的に増える人口を踏まえ、世界 的な栄養上の需要が予測されますが、学際的な性質を帯び、革新的で持続可能な解決策を提供でき る酪農科学技術が開発のエンジンとして期待されます。そのような革新性の意味が、単なる栄養的 な特長に止まらず、最終食品の配合のなかで原料が生物学的な機能性を発揮することまで拡大して います。 アイルランドは、2016年シンポジウムのために興味深い場所です。アイルランド酪農の大半が 草地をベースにした乳生産の仕組みと複数の多国籍企業によるインファントフォーミュラ製造基地 を擁しているからです。 是非、この盛大で注目に値する行事にご参加いただくことを希望いたします。 ノエル・コーリー Dr. Noel Cawley アイルランドIDF国内委員会 会長 2 IDFアイルランド国内委員会について IDFアイルランド国内委員会は国際酪農連盟のアイルランド共和国を代表する全国組織です。ア イルランドの酪農乳業界に関連するIDFの科学技術および教育に関連する事項を代表するフォー ラムを提供します。 IDFアイルランド国内委員会の団体会員は、アイルランドの乳業会社、酪農および関連業界に実 質的に関与する協会および会社から構成されます。 IDFアイルランド国内委員会は、次の団体、すなわち農業食糧開発機構、アイルランド共同組織 協会、国立酪農評議会、アイルランド酪農公社およびアイルランド乳業協会を代表する執行委員会 から指導を受けています。IDFアイルランド国内委員会は、IDF専門家集団への派遣員を指名 し、法制関連の案件について業界の意見を代表するアイルランド乳業協会とも連絡を取り合ってい ます。後者については、コーデックス案件のコミュニケーションと相談に関する行政(アイルラン ド農業食糧水産省)との窓口にもなっています(下図参照) 。 3 組織委員会(講演会の運営担当) Organising Committee Parallel 2016 Conference Management P Kelly (Chairman), L Rycken (IDF), M Hickey (IDF) M Fenelon, T Beresford, E Donald, T Cullinane (Conference Director) 組織委員会(個別の講演会担当) Organising Committee (representing individual symposia) D O’Callaghan, S. Hogan, K Kilcawley, T Guinee, D Sheehan, J Kelly, N O’Brien, P McSweeney 4 講演会プログラム テーマと関連する2つのシンポジウムの説明書きは、それぞれの科学委員会(IDFアクションチ ーム)と協議して作られました。参加を検討している人のために、口頭講演とポスターの概略を次 にお知らせします。 IDF濃縮と乾燥2016 乾燥物原料開発のための新しい技術 伝統的な熱処理及び非伝統的加工、非乳原料加工、例えば大豆などからの学ぶ 膜の製造と応用-濃縮原料 高タンパク質原料;長距離輸送の意味-粉体脱水性能を含む技術、経済および機能性 インファントフォーミュラと栄養粉体食品 パーミエート(透過物) 、乳糖およびホエーの処理 エネルギー、持続可能性および加工費用 製造効率(固形分の高い物体の乾燥/粘度管理の改善策) 。濃縮の経済-大量生産がいつもベターか? 前処理と飼料の組成が粉体の機能に与える効果 UHTへの応用とその他の還元製品を含む飲料向けの原料;濃縮/乾燥/貯蔵中のミネラル分布と錯 体反応 工業的な進展と応用-モデル化、シミューレーションおよびスケールアップ 業界のケーススタディ;設備製造業者の研究発表;自動化と衝突の研究 乾燥以降の技術 凝結とコーティング技術による粉乳の機能展開 IDFチーズ科学と技術2016 製造と熟成技術 タンパク質の標準化、脱ホエーチーズ、収率改善の進展 乾燥および蕩けるチーズ製品の製造 熟成期間中の分子診断技術の開発 5 チーズスターターの役割 チーズのタンパク質分解機作 テクスチャー組織の管理と微細構造の力学 チーズの構造における脂肪とたんぱく質の役割-機能性との関連 チーズの栄養機能に着眼 アブストラクトの提出 提出期限:2015年9月30日(水) 仮訳:JIDF事務局 仮訳の正確性、完全性、有用性等についてはいかなる保証をするものではありません。参考資料として扱い、 内容に疑義が生じた場合は英文原文をご確認ください。 6
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