ノルウェー 政務月報(2015 年 3 月) 1. 外交 (1)主な出来事 2

ノルウェー
政務月報(2015 年 3 月)
1.外交
(1)主な出来事
2-3 日
ペーデシェン副外相が、国連人権理事会セッション参加のためジ
ュネーヴを訪問。
4-5 日
ブラットスカール副外相が、マラウィを訪問し、教育支援と開発
5日
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6日
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7-11 日
12-13 日
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13-16 日
14 日
15-18 日
17 日
18 日
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18 日
18 日
連携につき同国閣僚らと会談。
ブレンデ外相が国会に於いて外交方針を演説。
外務省は、ガザの国内避難民に対する3800万NOKの支援をプレ
スリリースにて発表。
外務省は、南スーダンの和平交渉の期限切れに苦言を呈するブレ
ンデ外相声明を発出。
外務省は、ISIL によるイラクの遺跡破壊を非難するブレンデ外相
声明を発出。
ブラットスカール副外相が、国連女性の地位委員会(CSW)に出席。
ホーネ児童・平等・社会統合大臣が国連女性の地位委員会(CSW)
に出席。
ホグルン副外相が、ノルウェー産業促進および ASEAN 連携促進の
ためシンガポールを訪問。
ブレンデ外相が、北欧、バルト、ヴィシェグラードグループ諸国
およびウクライナの外相会談参加のため、スロバキアを訪問。
ブレンデ外相が、エジプト、アルジェリア、モロッコを訪問。
ブラットスカール副外相が国連防災世界会議参加のために訪日。
ノルウェー国防軍は、ロシアと国境を接するフィンマーク県で、
1967 年以降最大規模の軍事演習「Joint Viking」を実施。
ブレンデ外相がパリを訪問し、ファビウス仏外相とともに、「北
極と気候変動」ハイレベルセミナーに出席。ノルウェーからは極
地研究所所長なども参加。
外務省は,同日チュニジアで起きた同国議会及び国立博物館にお
けるテロ事件に対するブレンデ外相非難声明を発表。
外務省は、対シリア人道支援の増額につきプレスリリースを発出。
外務省は、露・南オセチアによる「同盟と統合に関する条約」署
名に距離を置くとするブレンデ外相声明を発出。
外務省は、シリアにおける塩素ガス兵器の使用を非難するブレン
1
18-19 日
19 日
19-21 日
20 日
24 日
25 日
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26 日
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27 日
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31 日
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デ外相声明を発出。
ベルズィンシュ・ラトビア大統領がノルウェーを国賓訪問。並行
して、ラトビア=ノルウェー・ビジネスフォーラムがオスロで開
催。
外務省は、パキスタンの死刑執行停止を求めるブレンデ外相声明
をプレスリリースにて発出。
ブレンデ外相がブリュッセルを訪問し、EU および NATO の代表ら
と会談。レンデルス・ベルギー外相と会談。また、ジャーマン・
マーシャルファンド主催の気候とエネルギーに関する会合(ブリ
ュッセル・フォーラム)にパネリストとして参加。
外務省は、イエメンにおけるモスク攻撃を非難するブレンデ外相
声明を発表。
外務省は、スーダン国民対話に関する英国、米国、ノルウェー3
国の共同声明を発表。
ホーコン皇太子が、ソーライデ国防大臣を伴い英国を訪問。特殊
作戦執行部 75 周年、特殊部隊クラブ 70 周年記念行事に出席。
外務省は、西アフリカにおけるエボラ出血熱の状況が落ち着いた
ことから、現地におけるノルウェー人医療従事者を引き上げさせ
ると発表。
首相府は、ソールベルグ首相とキャメロン英国首相による、北海
の電力ケーブルネットワークに関する共同声明発表。
ブレンデ外相がベルリンを訪問し、シュタインマイヤー独外相と
シリア問題、イラク問題、リビア問題、ウクライナ問題、中東情
勢、エネルギー・気候問題などにつき会談。
外務省は、国連人権高等弁務官事務所に 9000 万 NOK を拠出すると
発表。
気候環境省は、2030 年に向けた国連気候変動枠組条約の温室効果
ガス排出目標を国連に提出。
ブレンデ外相がメキシコを訪問。ミード・メキシコ外相と気候問
題、国連改革、森林問題の両国連携などにつき会談。
外務省は、ユネスコに対して 8550 万 NOK を拠出すると発表。
外務省は、アジアインフラ投資銀行への参加の意思を表明。
ブレンデ外相がクウェートで開催されたシリア人道支援国会合に
参加。
外務省は、ミャンマーにおける政府と少数民族組織との停戦協定
合意を歓迎するブレンデ外相声明を発表。
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(2)ノルウェー政府要人による主な外国訪問
ア ブレンデ外相
12 日
スロバキア(ポプラト)
13-16 日
エジプト、アルジェリア、モロッコ
17 日
フランス(パリ)
19-21 日
ベルギー(ブリュッセル)
26 日
ドイツ(ベルリン)
27 日
30 日
メキシコ
クウェート
イ ストゥブ副外相
8日
ブルガリア(ソフィア)
ウ ペーデシェン副外相
2日
スイス(ジュネーヴ)
エ ブラットスカール副外相
3-6 日
マラウィ
7-11 日
米国(ニューヨーク)
14-17 日
日本(東京、仙台)
オ ホグルン副外相
12 日
シンガポール
カ スントフト気候・環境大臣
5日
ベルギー(ブリュッセル)
キ イェンセン財務大臣
19 日
ベルギー(ブリュッセル)
ク アイハン貿易産業副大臣
27 日
ラトビア(リガ)
ケ リーエン石油エネルギー大臣
12 日
スウェーデン(ストックホルム)
3
コ ホイエ保健福祉大臣
24 日
英国(ロンドン)
サ アヌンセン法務公安大臣
2日
オランダ(フェーンハイゼン)
シ ホーネ児童・平等・社会統合大臣
12-13 日
米国(ニューヨーク)
ス ソーライデ国防大臣
25 日
英国(ロンドン)
セ ホーコン皇太子殿下
25 日
英国(ロンドン)
(2)主な外国要人のノルウェー訪問(括弧内は会談相手)
2日
5日
5日
13 日
16 日
18 日
19 日
23 日
25 日
25 日
カッツマン米州開発銀行上級副総裁(ブラットスカール副外相)
ヤン国連工業開発機関事務局長(ブレンデ外相)
Zhoshybayev カザフスタン副外相(ホグルン副外相)
ヨハンネソン・アイスランド外務事務次官(ストゥブ副外相)
チョレット米国ジャーマンマーシャル基金上級顧問(ペーデシェ
ン副外相)
リンケービッチ・ラトビア外相(国賓、ブレンデ外相等)
ベルズィンシュ・ラトビア大統領(国賓、ソールベルグ首相等)
ライツニース=オゾラ・ラトビア財務大臣(メーラン貿易産業大
臣)
ペルサウド・ガイアナ環境大臣(スントフト気候環境大臣)
ベーケル・エチオピア財務大臣(ブラットスカール副外相)
シェルギ・AU 和平・安全保障コミッショナー(ブレンデ外相)
ガリバレンコ・ウクライナ副外相(ブレンデ外相、ペーデシェン
副外相)
2.内政
(1) 主な出来事
4
【3 日】ノルウェー・ノーベル委員会新委員長選出
ノルウェー・ノーベル委員会はカシ・クルマン・フィーヴェ元貿易・海運・
欧州大臣(元保守党党首,女性)を新委員長に選出。また、同委員会は,2015
年のノーベル平和賞に関し、276 件の推薦を受理したことを発表。このうち 49
件が組織あるいは団体、227 件が個人への推薦。
【5 日】2015 年ミンククジラ捕獲割当数発表
貿易産業・漁業省は、ノルウェーの 2015 年のミンククジラの捕獲割当数を 1286
頭に設定した。この捕獲割当数は、2014 年と同じ。
【11 日】ノルウェージャン航空のスト解消
2月28日より開始されていたノルウェージャン航空のパイロットによるストラ
イキは、3月11日午後6時半をもって解消された。しかし組合側と企業側の交渉
は問題解決に至っておらず、パイロットに対しても基本的に3年間の雇用が保障
されたのみであり、今後もストライキの可能性は残っている。
【13 日】政府年金基金グローバル 2014 年次報告書発表
ノルウェー中央銀行投資管理部門(NBIM)は、2014年の政府年金基金グローバ
ル年次報告書を発表。2014年の政府年金基金グローバルの運用利回りは7.6%で
5440億NOK。株式投資利回り7.9%、債券投資利回り6.9%、不動産投資利回り10.4%。
投資内訳は株式61.3%、債券36.5%、不動産2.2%。年末時点における基金の資産
残高(評価額)は、6兆4310億クローネ(2015年国家予算総歳出額の約5.3倍、
約96.5兆円、国民一人あたり約1930万円相当)。
【26 日】ショット=ペーデシェン氏のノルウェー石油ガス協会会長就任
労働党で前政権にて首相府国務大臣を務めていたショット=ペーデシェン氏
が、ノルウェー石油ガス協会の会長に就任。同協会は、バレンツ海やロフォー
テン諸島などにおけるノルウェーの石油活動議論でも大きな影響を持っている。
3.各政党支持率
2015 年 3 月における各政党支持率
(8 社の世論調査平均。出典:www.aardal.info)
政党支持率
2015 年 3 月
保守党(H)
前回総選挙(2013 年 9 月)
得票率
22.9%
5
26.8%
進歩党(FrP)
10.3%
16.3%
自由党(V)
4.5%
5.2%
キリスト教民主
党(KrF)
5.5%
5.6%
41.5%
30.8%
左派社会党(SV)
3.6%
4.1%
中央党(Sp)
5.9%
5.5%
環境党緑(MDG)
3.3%
2.8%
労働党(Ap)
(了)
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