ノルウェー 政務月報(2014 年 8 月) 1.外交 (1)主な出来事 4-5 日 ブレンデ外相がヘルシンキを訪問し、トゥオミオヤ外相と非公式 会談を開催。 5日 外務省は、南スーダンにおけるノルウェーNGO 職員殺害及び南ス 7日 7-9 日 10 日 10 日 11 日 14 日 14 日 14 日 15 日 18 日 18 日 19 日 21 日 ーダン和平交渉の成り行きを懸念するブレンデ外相声明発出。 外務省は、同日ロシアにより発表された、ノルウェー、EU、米、 加、豪に対する食料品禁輸措置を非難するブレンデ外相声明を発 出。 ホグルン副外相が ASEAN 外相会合に参加のためミャンマーを訪 問。ノルウェーASEAN 共同宣言を発表。 外務省は、イラクに対する人道支援 5000 万NOKの追加拠出につ きプレスリリースを発出。 外務省は、南スーダンの和平交渉が期限までに成立しなかったこ とを懸念するブレンデ外相声明を発出。 外務省はロシアに対する新たな制裁(EU の対ロ制裁に歩調を合わ せるもの)を行う旨発表。 ラスムセン NATO 事務総長は、アーレンダール市内ホテルにおい て、ソールベルグ首相、ブレンデ外相及びソーライデ国防相と安 全保障問題について議論。 外務省は、国連気候技術センター(CTCN)とノシュケ・ベリタス社 (DNV GL)が戦略的パートナーシップを発表したのに際し、国連環 境計画(UNEP)に 6000 万 NOK の支援を行うと発表。 アスパーケル漁業大臣が対ロシア措置に関し水産業界と協議。 国防省は、ノルウェーが対イラク支援として輸送機の支援を行う 旨発表。 外務省は、パレスチナに対する支援会合を、エジプトと共催する 旨発表。 ティマーマンス・オランダ外相がノルウェーを訪問し、ヘルゲセ ン首相府国務大臣およびブレンデ外相と会談。 外務省は、ガザの紛争による負傷者の治療を目的とし、パレスチ ナ医療組織への支援額をさらに 1000 万 NOK 増額すると決定。 外務省は、20 日に行われたノルウェー在外公館長が集うノルウェ 1 22-24 日 24-30 日 25 日 25-26 日 26 日 26 日 ー大使会議にて、ブレンデ外相が気候変動外交に力点を置くよう 各在外公館長に通達したことを発表。 ベアード・カナダ外相がノルウェーを訪問。 ホグルン副外相がマレーシア、インドネシアを訪問。29 日にバリ で行われた国連「文明の同盟(UNAOC)」ハイレベル会合に参加。 ブレンデ外相がイラクを訪問。アバーディ次期首相、マアスーム 大統領、ジューブリー国民議会議長、ズィーバリー外相らと会談。 ONS(オフショア・ノーザン・シー)石油・エネルギーサミットが スタヴァンゲルにて開催。 外務省は、イスラエルとハマスの間の停戦合意に関するブレンデ 外相声明を発出。 外務省は、南スーダン暫定国民統一政府組閣までの新たな期限に 関するブレンデ外相声明を発出。 (2)ノルウェー政府要人による主な外国訪問 ア ブレンデ外相 4-5 日 フィンランド(ヘルシンキ) 25 日 イラク イ ホグルン副外相 7-9 日 ミャンマー(ネピドー) 24-30 日 マレーシア、インドネシア (2)主な外国要人のノルウェー訪問(括弧内は会談相手) 11 日 ブレア中東カルテット特使(ブレンデ外相、ペーデシェン副外相) 11 日 モルデン国際総合山岳開発センター(ICIMOD)代表(ホグルン副 14 日 15 日 18 日 19 日 22-24 日 24 日 外相) ラスムセン NATO 事務総長(ソールベルグ首相、ブレンデ外相、ソ ーライデ国防大臣) ルビンシュタイン米国シリア問題担当特使(ペーデシェン副外相) ティマーマンス蘭外相(ヘルゲセン首相府国務大臣、ブレンデ外 相) トゥンナネン・アフリカ開発銀行上級役員(ブラットスカール副 外相) ベアード加外相(ブレンデ外相) ファン・デル・フーフェン IEA 事務局長(リーエン石油エネルギ 2 25 日 25 日 25 日 25 日 26 日 26 日 27 日 29 日 ー大臣) マングエイラ・アンゴラ法務大臣(ペーデシェン副外相) シャロム・イスラエル・エネルギー大臣(ヘルゲセン首相府国務 大臣) ブルキナファソ、マリ、ニジェール各国教育大臣(ペーデシェン 副外相、ボクハリ首相府副大臣) アルナドッティル・アイスランド産業・貿易大臣(リーエン・石 油エネルギー大臣) 松島みどり経済産業副大臣(ホーネ児童・男女平等・社会統合大 臣) ショッケンホーフ・ドイツ連邦議会議員(CDU)(ヘルゲセン首相 府国務大臣、ペーデシェン副外相) Aung ミャンマー・エネルギー大臣(ペーデシェン副外相) エンストローム・スウェーデン国防大臣(ソーライデ国防大臣) 2.内政 (1) 主な出来事 【11日】教員がストライキを決行 約5500人の中学校、高校の教員がストライキを決行。ストライキを呼びかけ ているのはノルウェー教師協会(NL)、学校全国協会(SL)、音楽家組合連合(MF)。 本ストライキは教員労働協定の改定が原因。これまでは労働時間の一部を自宅 勤務にすることもできたが、これに代わり新協定では7.5時間の学校滞在を義務 づけることとされている。オスロでは独自の労働協定が締結されており、スト ライキは起こっていない。月末時点でもストは解消されておらず、スト参加者 も約9000人にふくれあがっている。全国で約10万人の生徒に影響が及んでおり、 200以上の学校が新学期を迎えられない状態にある。 【12-15日】アーレンダール週間 12日から15日まで、ノルウェー南部の都市アーレンダールにて、国内外の政 治家や組織が参加し、政治や社会問題について論じ合うイベント、アーレンダ ール週間が開催された。期間中、ラスムセンNATO事務総長がアーレンダールを 訪問し、首相らと会談した。 【14日、20日】漁業大臣、貿易産業大臣が対ロシア措置に関し国内企業と協議 14日、アスパーケル漁業大臣は、ロシアの禁輸及びロシア市場からの締め出 しによる影響緩和に向けた対応につき、水産業界の各組織と協議を行った。同 3 省は今後、被害を最小限に抑えるよう水産業界と連携していくとした。また20 日にはメーラン貿易産業大臣が複数の産業団体代表らと協議を行った。 【25日】イスラム過激派および「イスラム国」に対するデモ行進 午後5時より、移民の多いグリンランド地区から国会に向け、市民の呼びかけ により「イスラム国」および過激派イスラム主義者に対するデモ行進が行われ、 イスラム教団体を含む宗教団体リーダーおよびソールベルグ首相、ストーレ労 働党党首を含む主要政治家も同行進に参加した。規模は最終的には5000人以上 にふくれあがり、行進のゴールである国会前は大勢の人たちで賑わった。 【25-26日】スタヴァンゲルにてONS開催 世界最大規模の石油・エネルギー関連展示会であるONSがスタヴァンゲルにて 開催され、ソニア王妃、ホーコン皇太子がご臨席、またソールベルグ首相、リ ーエン石油エネルギー大臣など閣僚も参加。日本からは松島経済産業副大臣も 参加。各国からもシャロム・イスラエル・エネルギー大臣、アルナドッティル・ アイスランド貿易産業大臣らが参加した。 3.各政党支持率 2014 年 8 月における各政党支持率(Dagens Nærlingsliv 紙電子版) 政党支持率 2014 年 8 月 前回総選挙(2013 年 9 月) 得票率 保守党(H) 27.0% 26.8% 進歩党(FrP) 15.1% 16.3% 自由党(V) 4.8% 5.2% キリスト教民主 4.8% 5.6% 35.3% 30.8% 左派社会党(SV) 2.4% 4.1% 中央党(Sp) 4.9% 5.5% 環境党緑(MDG) 3.9% 2.8% 党(KrF) 労働党(Ap) (了) 4
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