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平成25年6月14日公布 道路交通法一部改正
~公布日以降2年以内に、段階的に施行されます!~
1 平成25年12月13日までに施行
①無免許運転・免許証の不正取得の罰則が強化され、無免許運転を容認・助長
する行為の罰則が新設されます
改正前
改正後
■無免許運転をすると・・・
1年以下の懲役又は
30万円以下の罰金
3年以下の懲役又は
50万円以下の罰金
■運転免許証を不正取得すると・・・
1年以下の懲役又は
30万円以下の罰金
3年以下の懲役又は
50万円以下の罰金
■自動車の使用者等が無免許運転
を命じたり、容認すると・・・
1年以下の懲役又は
30万円以下の罰金
3年以下の懲役又は
50万円以下の罰金
※『自動車の使用者等』とは、事業主や安全運転管理者等。
■無免許運転をするおそれがある者に自動車(自動
二輪含む)・原付バイクを提供すると・・・
新設
3年以下の懲役又は
50万円以下の罰金
■運転者が無免許であることを知りながら、自動車
(自動二輪含む)・原付バイクに乗せてくれるよう
運転者に要求又は依頼をして同乗すると・・・
新設
2年以下の懲役又は
30万円以下の罰金
②自転車が通行できる路側帯は道路の左側部分に限られます
■現在、自転車などの軽車両は、路側帯をどちらでも
通行することができますが、改正後は左側の路側帯
しか通行できません。右側にある路側帯を通行する
と・・・
③警察官による自転車のブレーキ(制動装置)
に対する検査・指導等が規定されます
■警察官による停止の指示・命令に従わなかったり、
検査の拒否や妨害をすると・・・
新設
5万円以下の罰金
新設
3ヶ月以下の懲役又は
5万円以下の罰金
2 平成26年6月13日までに施行
①一定の病気等に係る運転者の免許取得・更新の規定が新設されます。
※『一定の病気等』とは、自動車等の安全な運転に必要な認知、予測、判断又は操作のいずれか
に係る能力を欠くこととなるおそれがある症状を呈する病気等(統合失調症、てんかんなど)
■都道府県公安委員会は、免許の取得・更新時に一
定の病気の症状等の質問をすることが可能になり
虚偽の回答をすると・・・
新設
1年以下の懲役又は
30万円以下の罰金
■診察した医師が、任意で患者の診断結果を公安委員会に届け出ることができるようなります。
■都道府県公安委員会は。一定の病気等に該当する疑いがあるもの等に対し、3ヶ月を超えな
い範囲内で期間を定めてその免許の効力を停止することができるようになります。
■一定の病気に該当すること等を理由として免許の取消しを受けた日から起算して三年を経過
しない者については、免許の再取得に係る運転免許試験の一部が免除されます。
②免許の失効で取消処分を受けなかった者の規定が強化されます。
■免許が失効したため免許の取消しを受けなかった者等
で、運転免許試験を受けようとするものは、過去一年
以内に『取消処分者講習』を受講しなければならない。
③『放置違反金』がコンビニ等で納付可能になります
3 平成26年12月13日までに施行
①環状交差点の車両等の交通方法が規定されます。
■環状交差点内は右回りで通行し、交差点に進入する際は徐行する等、環状交差点での車両の
交通方法が定められます。
4 平成27年6月13日までに施行
①一定の病気を理由に免許取消し後に、再取得した免許の規定が新設されます。
■一定の病気に該当すること等を理由として免許の取消しを受けた日から、3年以内に免許を
再取得した者に対する免許証の有効期間について、取り消された免許を受けた日から取消し
を受けた日までの期間と次の免許を受けていた期間は継続していたものとみなされます。
②自転車の悪質・危険な運転者に対する講習制度が新設されます。
■悪質・危険な違反行為を繰り返し行った自転車の
運転者は、都道府県公安委員会が行う所定の講習
を受講しなければなりません。
受講命令に従わないと・・・
新設
5万円以下の罰金