奈良県道路交通法施行細則の一部改正の概要 第1 携帯電話で通話等をしながら自転車を運転する行為の禁止規定の新設 1 改正の趣旨 携帯電話や携帯音楽プレーヤー等を手で保持して通話やメール送信をしたり、液晶画 面を注視するなどして自転車を運転すれば、走行の安定を失い、かつ、注意力散漫にな るなど、交通事故の原因となることから当該行為を禁止することとします。 2 改正の概要 【細則条文】 「 携帯電話用装置を手で保持して通話し、又は画像表示用装置を手で保持してこれ に 表 示 さ れ た 画 像 を 注 視 し な が ら 自 転 車 を 運 転 し な い こ と 。」 【罰則】 ○ 5万円以下の罰金(道路交通法第120条第1項第9号) ○ 行政処分点数 なし 【違反の適用書式】 交通切符(赤切符)を適用します。 【用語の定義】 ○ 「手で保持して」とは 通話や画像表示用装置を使用するために手に持つ行為のことである。 なお、ハンズフリー装置により手で保持することなく使用できる場合は、本件違反 とはなりません。 ○ 「画像表示用装置」とは 液晶等により、画像を表示するための装置一般を意味しており、携帯電話・携 帯 音 楽 プ レ ー ヤ ー等の液晶画面がこれにあたります。 第2 高音量で音楽等を聴きながら車両等を運転する行為の禁止規定の新設 1 改正の趣旨 道路の状況に応じて安全に運転するためには、見るだけではなく、音や声でも周囲の 状況を把握する必要があり、緊急自動車のサイレンや警察官の指示等、安全な運転に必 要な交通に関する音又は声が聞こえないような音量で音楽等を聴きながら車両を運転す れば、周囲の状況が把握できず、注意力も散漫になるなど、交通事故の原因となること から当該行為を禁止することとします。 2 改正の概要 【細則条文】 「高音量でカーラジオ等を聞き、又はイヤホン、ヘッドホン等を使用して音楽を聞 く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような状態で 車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を 遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホン等を使用するときは、 こ の 限 り で な い 。」 【罰則】 ○ 5万円以下の罰金(道路交通法第120条第1項第9号) ○ 反則金 ○ 行政処分点数 大型車 7千円、普通車 6千円、二輪車6千円、原付5千円 なし 【違反の適用書式】 自 動 車 、 自 動 二 輪 車 及 び 原 動 機 付 自 転 車 に つ い て は 交 通 反 則 切 符 ( 青 切 符 )、 自 転 車については、交通切符(赤切符)を適用します。 【用語の定義】 ○ 「交通に関する音又は声」とは 警音器・緊急自動車のサイレン・警察官の指示等の安全運転に必要な音又は声 のことをいいます。 ○ 「聞くことができないような音量」とは 「 安 全 な 運 転 に 必 要 な 音 又 は 声 を 聞くことができない状態」で車両等を運転することを禁 止す る も の で す の で 、 具 体 的 に 何 デ シ べ ル と い う 音 量 で 表 現 で き る も の で は な く 、 大 音 量 や 、 イ ヤ ホ ン の 使 用 な ど に より、周囲の音や声が聞こえない状態で運転している場 合に違 反 に な り ま す 。
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