ニューカレドニア大学 « 築き、伝え、輝く » 国際的プロファイル 進化し続ける大学 ニューカレドニア大学(UNC)は、フランス及びヨーロッパの公立大学として、1999 年に創設され ました。高等教育・研究大臣の管轄のもと、科学、文化、専門職分野で活躍する大学です。 学長 ジャン・マルク ボワイエ博士(2007 年 7 月 27 日就任) ニューカレドニア大学の6つの使命: - 学部・学科教育および生涯教育 - 科学・工学分野研究および研究成果の社会還元 - 就職斡旋・指導 - 科学技術分野の情報および文化の普及 - 高等教育・研究分野におけるヨーロッパのシェア拡大への貢献 - 国際協力およびフランス語の普及 -1- 大学組織に関するお問い合わせ : 電話:(687) 29 02 90 – ファックス:(687) 25 48 29 E メール : [email protected] 大学長 : ジャン・マルク ボワイエ [email protected] [email protected] 教 育 ニューカレドニア大学は、文学・言語・人文科学部、法律・経済・経営学部、そして科学・技術学 部の3つの学部と、生涯教育学部、 小学校教師育成大学付属学院から成り立っています。また、ニ ューカレドニア大学はポリネシア大学(UPF)と共同の大学院も有しています。 ニューカレドニア大学基礎データ 学部数は4 学部数は4学部。大学院は 学部。大学院は1 。大学院は1つ。小学校教師育成大学付属学院1 つ。小学校教師育成大学付属学院1つ。学生数約3000 つ。学生数約3000 3000名。教員数約 3000名。教員数約100 名。教員数約100名。職員数約 100名。職員数約50 名。職員数約50名。研究グループ5つ。キャンパス数2つ(ヌーヴ 50名。研究グループ5つ。キャンパス数2つ(ヌーヴ ィルとマジェンタ)。 使用言語 講義は全てフランス語で行われています。 高等教育制度 ニューカレドニア大学の教育制度は、ヨーロッパ高等教育システムに準じています。フランスの大 学における教育制度は3段階の学位:学士(L)、修士(M)、博士(D)から成り立っています。この仕組 みは LMD と呼ばれ、学生の国際的流動性、専攻科目の互換性を向上します。 -2- 1年は2学期から構成されています。1学期毎に E.C.T.S (European Credits Transfer System)と 呼ばれる単位を 30 単位取得します。取得した単位はフランス国内またはヨーロッパ圏内の教育機関 に移行することができます。 学士免状は、大学入学資格バカロレア取得後3年、修士免状はその後2年、博士号は修士免状取得 後3年で取得します。 各学期とも、講義時間数と論文作成などに要した時間数に応じた単位数を取得することができます。 また、取得した単位は外国の大学に移行することができます。 シラバスに関するお問い合わせ: (講義内容、仕組み、入学条件、使用言語その他) 科学・技術学部 法律・経済・経営学部 学部長:タラドワール・ジル [email protected] 学部長:コルニュ・エティエンヌ [email protected] 生涯教育学部 文学・言語・人文科学部 学部長:サイッシ・オリヴィエ [email protected] 学部長:クレモン・ヴァンソン [email protected] 小学校教師育成大学付属学院 学院長: エルダン・ブリュノ [email protected] -3- 学年暦 ニューカレドニアにおける学年暦は下記のとおりです。 - 2月から7月:春学期 - 7月から11月:秋学期 ニューカレドニア 南太平洋の南西に位置するオセアニアの列島 フランス本土から 20,000 キロメートル、ニュージーランドから 2,000 キロメートル、オーストラリアから 1,500 キ ロ メ ー ト ル 面積: 面積:18,875 平方キロメートル 人口: 人口:約 245,000 人(メラネシア人、ヨーロッパ人、ポリネシア人、アジア人) メラネシア人、ヨーロッパ人、ポリネシア人、アジア人) 行政所在地: 行政所在地:ヌメア( ヌメア(人口約 100,000 人) 公用語 公用語:フランス語 行政区分: 行政区分:特別共同体; 特別共同体;フランス海外領土。マティニヨン協定およびヌメア協定に基づき運営される 政治システム:ニューカレドニア政府および議会;3つの行政区画(南部、北部、離島) 気候:亜熱帯気候 地上・海中生物多様性の世界的スポット;動・植物の高い固有種率 2008 年、珊瑚礁がユネスコの世界遺産に登録された 主な自然資源:ニッケル 通貨:パシフィックフラン(XFP) 通貨:パシフィックフラン( 119,33 パシフィックフラン = 1 ユーロ 国際電話番号:687 国際電話番号: + 列島の地図 研 究 ニューカレドニア大学は、ニューカレドニアにおける研究に関するリーダーとしての使命を担った 若い大学です。経済的また現地社会のニーズに合った研究を行うために、ニューカレドニアに所在 する研究機関( IRD, IFREMER, IAC, パスツール研究所, CNRS, BRGM )と協力しています。 -4- ニューカレドニアおよびその周辺地域は、文化、言語、口承文学や文学、伝統的または近代的な社 会・政治形態などの多様性によって、世界でも稀な地域です。私たちは、急成長中の地域の大学と して、持続可能な開発を重要なテーマとし、人、オセアニア社会、生物多様性、そして鉱物開発を 研究の対象にしています。 ニューカレドニア大学の研究に関する政策は必然的に、南太平洋、特にニューカレドニアにおける 人、生物学、地形に関わる環境に関する知識の習得に向けられています。 南太平洋の南西に位置するニューカレドニアは、その地上および海中生物の多様性によって貴重な 地域です。ゴンドワナ系のその植物は、群を抜いた地域固有性によって世界でも他に例を見ません 。ラグーン(オーストラリアのグレートバリアリーフと並んで世界最大)は、2008年にユネスコの 世界遺産に登録された見事な珊瑚礁に囲まれています。その珊瑚礁は « その価値は計り知れなく、 類を見ない、世界トップレベル » と言われています。 伝統的なオセアニア文化に特徴づけられたこの地域に、ニッケルの鉱脈を有し、世界的な注目を集 めるニッケル精錬工場を建設するということは、生態系、そしてそれぞれの島国の文化を尊重し、 持続可能な開発のために民族を超えた結束が必要であることを意味します。 ニューカレドニア大学は、この目標達成のために科学的分野での貢献をしています。 類を見ない科学的可能性 ニューカレドニアとは: ニューカレドニアとは: ラグーンはオーストラリアのグレートバリアリーフに匹敵し、珊瑚礁に関わる生態系は 23,400 平方キロメートルにわたって広がっている。そのうち 8,000 平方キロメートルはバリアリ ーフ。海中保護区は 52,000 ヘクタールに及ぶ。 人類の脅威にさらされる、類を見ないその生態系: - 全世界で確認されている、珊瑚礁に生息する 3,000 種の魚類のうち 1,200 種が生息。 - 3,380 種の植物種、そのうちの 80% %が固有種。 - 鳥類の 30% %が固有種。 - 原生林の 20%が保全されている。 %が保全されている。 -5- 研究グループ 研究グループ 高等教育・研究大臣に指定された5つの研究グループが、フランス政府およびニューカレドニア社 会の期待に応えるべく、テーマ別の学際的な研究を行っています。 科学・研究分野におけるアジア・パシフィック地域の協力体制は我々の優先課題でもあります。 - 太平洋研究センター(CNEP – EA 4242) 太平洋研究センター 研究所長:リゴ・ベルナール 研究所長 オセアニア文化・言語学教授 電話:(687) 26 58 47 [email protected] 研究分野 領土問題、社会・文化地理的分布、持続可能な開発、植民、生物多様性、環境問題、工業化リスク 、領土開発、地政学、倫理学、考古学、先史時代、政治・制度史、社会史、経済史、19世紀、2 0世紀、言語学、記号論、フランス文学、英文学、教育学の研究及び実践、太平洋、オセアニア、 地域開発、紛争管理、鉱山開発、オセアニア言語及びフランス語、教育使用言語 情報科学・数学研究チーム(ERIM – EA3791) 情報科学・数学研究チーム 所長:ボネル・アンリ 所長 数学科教授 電話: (687) 29 02 68 [email protected] 研究分野 数学および情報科学理論、最適化と最適制御、多項式自己同型、エルゴード理論、 論理、画像分析 、機械学習とデータ検索、時空間確立過程モデル化 -6- 法学・経済研究所(LARJE 法学・経済研究所 – EA 3329) 所長:ショーシャ・マチアス 所長 公法学教授 電話:(687) 29 03 56 [email protected] 研究分野 比較法学、民法、労働法、社会法、公法、行政法、税法、一般経済・経営学、労働・雇用経済、開 発経済、教育経済、計量経済学および定量法、環境問題、都市計画、政治、持続可能な開発の社会 学、工業化リスク、海外領土、現地社会 生物・環境研究所 (LIVE – EA 4243) 所長:アミール・アミド 所長 微生物学教授 電話: (+687) 29 02 72 [email protected] 研究分野 生物多様性、環境問題、植物種、魚類、環境適応メカニスム、固有種、生態系、珊瑚礁 環境・物質総合研究所(PPME – EA 3325) 環境・物質総合研究所 所長:アレンバック・ミッシェル 所長 地質学准教授 電話:(687) 29 03 11 [email protected] 研究分野 地質科学、物理、化学、情報科学、環境問題、集中管理法、鉱山開発、マングローブ、熱帯沿岸地 域の生態系に関する集中管理法およびエンジニアリング、持続可能な開発、多要素システムのモデ ル化、地球温暖化、ナノ物質、トランスファーと多様化、知識抽出方法、相互処理可能情報システ ム -7- 研究に関するお問い合わせ (提携、シンポジウム、発表論文、広報など) 提携、シンポジウム、発表論文、広報など) アレンバック・ミッシェル 副学長/研究担当 電話:(687) 29 03 11 [email protected] 国際交流 ニューカレドニア大学の国際交流は、人口密度の低い南太平洋というその地理的位置に大きく影響 されています。フランスそしてヨーロッパから遠く離れていることで、フランスの高等教育機関と しては時として困難もありますが、その反面、我々はその成長・発展のための大きなメリットも有 しています。 - 3つのフランス海外領土(ニューカレドニア、ポリネシア、ワリス・フツナ)地域に位置しているこ と; - オーストラリア、ニュージーランドに近いこと; - ニューカレドニアに関する研究開発の可能性の豊かさ(民族・文化多様性、歴史、珊瑚礁、地上・海 中生物多様性、鉱山開発、ニッケルなど)及び多数の研究機関; - フランス語圏と英語圏の架け橋としての使命; 南太平洋におけるフランス・ヨーロッパ大学 ニューカレドニア大学は、フランスそしてヨーロッパの大学として、ニューカレドニアそしてオセアニア地 域の発展に貢献しています。そして 南太平洋地域において高等教育および研究分野でフランスを代表すると ともに、フランス語圏としても輝いています。ニューカレドニア大学はヨーロッパ教育システム LMD に準じ ており、数多くのヨーロッパの大学と同じ教育レベルが保証されています。 -8- ニューカレドニア大学の南太平洋における使命とその成長発展のために、4つの優先課題があります。 - 科学および教育分野で海外(オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、ハワイ、日本、韓国、 ヨーロッパなど)の大学・研究機関との協力体制を築くこと; - 教育・研究分野においてフランスとニューカレドニア間の地域交流政策に参画すること; - 教員・研究員そして学生の流動性を高めること; - フランス語学習およびフランス語圏の普及に努めること ニューカレドニア大学は、ニューカレドニアにとって特に重要な諸問題(鉱山開発、侵食、地球温 暖化、水資源、下水処理場、廃棄物処理、領土開発計画、経済、文化・言語多様性など)に関する 科学分野における継続的な協力体制の構築を目指しています。フランス、ヨーロッパ、オーストラ リア、ニュージーランドとの協力体制確立が優先課題ですが 、アジア諸国との協力体制も重要です 。 国際交流パートナーシップ ニューカレドニア大学はオーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパそしてアジアの大学と学 術交流協定を締結し、その数は毎年増加しています。 ニューカレドニア大学の国際交流における優先課題 教育分野: - 学生の国際的流動性を向上すること。目標は2013年までに5%の学生を海外へ派遣留学、外国人 留学生を7%受け入れること; - 研究および教育分野において、継続的な学術交流協定の数を増やすこと; - エラスムスプログラムに参画することで、学術交流協定をアジア、アメリカなど地理的に広げるこ と; - 需要に合ったプログラム(夏期講習、フランス語と英語のバイリンガル講義、テーマ別の修士課程な ど)を提供することで、オーストラリア、ニュージーランド、またオセアニア地域からの学生の受け 入れを促進すること; - 当大学の教員・研究員の流動性を高め、また教員・研究員、近隣地域の大学院生の受け入れを促進す ること; - フランス語と英語のバイリンガル修士課程を提供することで国際化を推進し、フランス語圏と英語圏 が散在する南太平洋特有の状況に対処すること; -9- - オーダーメイドの講義提供、証明書の発行などを通して外国人フランス語学習のためのセンターを拡 大すること。 研究分野: I - 具体的な研究課題設定のもとに、継続的な科学的協力体制をフランスまたアジア・パシフィック地域 の大学と築くこと; - 活発な提携先機関(ニッケル関連については CNRT、南太平洋関連についてはグランドオプセルバト ワール)と協力し、種々の研究機関との国際協力体制をコーディネートすること; - ヌーヴィルのキャンパスにおいて、ニューカレドニアの研究・高等教育センターの拡大・充実をはか ること; - フランスおよび欧州連合の国際的研究プログラムに参画すること。 国際交流に関する政策についてのお問い合わせ (交換留学、パートナーシップ、代表団受け入れ、夏期講習、フランス語講座、入学要項など) 交換留学、パートナーシップ、代表団受け入れ、夏期講習、フランス語講座、入学要項など) シャイヨン・ピエール 国際交流事務局長 電話:(687) 29 00 51 バドネル・パトリック 英語学科教授 国際交流担当 電話:(687) 26 58 40 [email protected] - 10 - キャンパス アットホームサイズの大学 ニューカレドニア大学は、ヌメアのダウンタウン近くに2つのキャンパスをもつ、学生数約 3,000 人のアットホームな規模の大学です。現在、当大学の学生および海外からの留学生たちが今以上に 快適な環境で講義に集中できるように、既存の2つのキャンパスを、環境整備された(学生寮、学 生食堂、学生ハウス、修学センターなど)ヌーヴィルキャンパス一カ所に 2012 年2月を目標に統合 する計画を進めています。 教員・研究員および留学生への情報 キャンパス地図とアクセス 学生寮 学生食堂 シラバス 入学要項 研究政策 デジタル化戦略 文献ポータルサイト 科学分野ポータルサイト 国際協定リスト ニューカレドニア大学国際交流 スポーツ交流 文化交流 学生団体 ニューカレドニア大学紹介ビデオ(英語のみ) ヌーヴィルキャンパス動画 11
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