平成 27 年度 社会福祉法人北上市社会福祉協議会 事業報告書 社会

平成 27 年度
社会福祉法人北上市社会福祉協議会
事業報告書
社会福祉法人北上市社会福祉協議会
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平 成 27 年 度 社 会 福 祉 法 人 北 上 市 社 会 福 祉 協 議 会 事 業 報 告
Ⅰ
総括
平 成 27 年度 は 、北 上 市 地 域 福 祉 計 画 の 具 体 的 な 活 動 計 画 で あ る 当 協 議 会「 地 域 福
祉活動5カ年計画」の二年度目であり、各種事業が順次、事業着手や本格的に事業
展開されたところであります。
計画した事業では、本格実施となった生活困窮者自立支援事業の受け皿としての
「暮らしの自立支援センターきたかみ」やリニューアルした「なんでも心配ごと相
談センター」等、総合的な相談支援体制の強化を図るとともに、地域で行われる福
祉活動を支援する地域福祉活動応援事業や、子育て支援のためのチャイルドシート
貸与事業にも新たに取り組むなど、市民、関係団体等の皆様のご支援、ご協力等に
より、所期の成果を上げることができました。ご支援を頂いた地域の皆様、民生委
員、児童委員、福祉協力員、福祉、医療、保健、ボランティア、企業など多くの皆
様に感謝申し上げます。
平 成 28 年度 は 、地 域 福 祉 活 動 計 画 5 カ 年 計 画 の 中 間 年 と し て 、当 該 計 画 の 進 捗 状
況の検証とあわせた計画見直しの年度であり、また、介護保険制度改正に伴う総合
事業への移行に向けて当市としての地域包括ケアシステムの骨組みを形成する大
事な年度でもあります。地域福祉懇談会を全支部で開催するなど広くご意見をいた
だき、状況の変化に対応する計画として見直しを行って参りますので、今後とも市
民の皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。
なお、具体の事業の報告は、北上市地域福祉活動計画で取り組む4つの基本目標
と地域福祉を推進するための基盤づくりの次の5項目に基づいて行います。
1 地域福祉を担う人づくり
2 地域福祉を支えるネットワークづくり
3 充実した福祉サービスの仕組みづくり
4 暮らしやすい地域環境づくり
5 地域福祉を推進するための基盤づくり
平 成 27 年 度 の 実 施 状 況 は 、 以 下 の と お り で す 。
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Ⅱ
重点事項 (北上市 地域福祉活動 計画
基 本目標)の活 動状況
基本目標1 地域福祉 を担う人づく り
○ 広報紙「きたかみ福祉だより」を年6回の定期発行に加えて臨時便を発行し、
更なる情報発信に努めました。また、ホームページのリニューアルを行い、音声
読み上げ機能の導入や 携帯電話対応サイトを 新設しました。
○ 社協出前講座では、地域等からの要請に応じ、福祉・ボランティア活動に関す
る講演やキャップハン ディ(疑似)体験等、 福祉に関する理解を深 めました。
○ 福祉協力員活動では、要援護者に対する見守りや訪問活動に加え、救急医療情
報キットを新規対象者に配布したほか、フォローアップ(保管状況の確認、内容
の更新等)も行いまし た。
○ 福祉人材Reスタ ート事業では、不足す る福祉・介 護人材の育 成に努めました。
○ ハウスクリーニング☆プロジェクトは、新規実施地区はありませんでしたが、
参加人数は例年と比較 し大幅に増えました。
(1) 地 域 を 支 え る 側 、 支 え ら れ る 側 ど ち ら の 立 場 で も 「 お 互 い さ ま の 気 持 ち 」 で
地域をつくるという意 識を醸成する機会をつ くる
事業名、内容及び実績
成果と課題
福祉だよりを全世帯に配布し、当協議会事業や
1 広報(福祉だより)等による情報発信
福祉に関する情報を広く住民に提供し、意識の啓
(1) きたかみ福祉だより
発を図りました。
① 発行回数:7回
今年度も年6回の定期発行に加えて臨時便を1
(定期発行:6回、偶数月第2週金曜日、
回発行し、赤い羽根共同募金運動の周知をタイム
臨時発行:1回、9月第2週金曜日)
リーに行う等、効果的な情報発信に努めました。
② 発行部数:248,329部
【指標】年6回発行及び臨時便発行
(1回 約35,400部)
ホームページリニューアル
ボランティアに関する情報を収集し、「ボランテ
(2) ボランティア通信
① 発行回数:4回(福祉だよりに折込み) ィアみみより情報」を全世帯に配布し、ボランティ
ア活動に関する意識の啓発を図りました。
② 発行部数:141,850部
(1回 約35,400部)
時勢にあった情報提供・発信をするため、「きた
(3) ホームページの運営、管理
かみ福祉だより」とあわせ、ホームページを活用し
① 年間アクセス数:6,346回
幅広い広報活動を行いました。
今年度は、ホームページのリニューアルを行い、
より見やすく、情報が探しやすいデザインにしたほ
か、新着情報欄の増設、情報公開資料の閲覧、音声
読み上げ機能の導入等を行いました。また、携帯電
話対応サイトを新設しました。
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事業名、内容及び実績
2 社会福祉大会
(1) 第25回北上市社会福祉大会
① 期 日:27年7月27日(月)
② 場 所:さくらホール(大ホール)
③ 参加者:733名
④ 表 彰: 53名
・社会福祉事業功労者 6名
・社会福祉奉仕功労者 31名
・共同募金運動功労者 7名
・褒賞(在宅介護者) 9名
⑤ 記念講演
演題:「遺品整理の現場から学ぶ~最
期まで孤立しない、させないた
めに~」
講師:キーパーズ有限会社
代表取締役 吉田 太一 氏
⑥ オープニングステージ
・ふたば認定こども園双葉幼稚園
・希望郷いわて国体/希望郷いわて大
会北上市実行委員会
⑦ 出店販売
あけぼの、北上・西和賀地区障がい福
祉施設製品販売連絡会、しらゆり工
房、とばせ園、萩の江、ワークステー
ションきたかみ、和賀の園
(2) 第68回岩手県社会福祉大会
① 期 日:27年11月11日(水)
② 場 所:岩手県民会館大ホール
③ 表 彰:6名(北上市分)
・岩手県社会福祉大会長表彰
社会福祉事業功労者
民間施設役職員 1名
・岩手県社会福祉大会長褒賞
在宅介護者
5名
成果と課題
支え合い誰もが安心して健やかに暮らせる地域
社会を目指し、市内の社会福祉関係者が一堂に会
し、市民の福祉向上の更なる努力を誓い合うとと
もに、多年にわたり社会福祉の発展に寄与された
方々を顕彰し、感謝の意を表しました。
記念講演では、近隣同士のつながりの希薄化に
より、高齢者をはじめとした社会的な孤立が問題
となっていることから、遺品整理の現場から見え
た孤立させないことの重要性や社会から孤立させ
ないために自分があるいは地域がどう取り組むべ
きかお話を伺いました。
また、オープニングイベントの実施や障がい者
福祉施設の出店販売は各年代層の参加を増進し、
当日のスタッフとしてボランティアが参加する
等、多くの住民が大会や福祉に関心を持ち、参加
できるような取り組みを行いました。
なお、聴覚障がい者への情報伝達として、手話
通訳及び要約筆記を配置しました。
【指標】参加者700名
県内の社会福祉関係者が一堂に会し、共に生き、
共に支え合う福祉社会の実現を目指し、関係者が
共通理解を深めるとともに、多年にわたり社会福
祉の発展に寄与された方々を顕彰し、感謝の意を
表しました。
事業名、内容及び実績
3 福祉成人祝賀会
①
②
③
④
成果と課題
心身に障がいを持つ成人者とその家族を対象
に、関係者とともに自立と社会参加の促進を願い
期 日:28年1月10日(日)
ながら式典と祝賀会を実施し、大人の仲間入りを
場 所:ホテルシティプラザ北上
祝しました。
参加者:87名(うち成人者13名、家族19名)
今年度も北上市成人式と連携を図り、誘導や付
添者の入場について配慮し、北上市成人式または
アトラクション:社会福祉法人方光会
「萩の江」による踊り
当祝賀会のどちらかに参加していただく環境づく
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事業名、内容及び実績
⑤ 北上市成人式または当成人祝賀会参加者
対象者27名のうち26名参加【メッセージ参
加含む】(出席率96%)
事業名、内容及び実績
4 敬老会事業への支援【市交付金事業】
成果と課題
りを行いました。また、欠席者からはメッセージ
での参加をいただきました。
【指標】出席率88%
成果と課題
市内の75歳以上を対象に、多年にわたり社会に
貢献してきた方々に対する敬意と感謝の意を表し
ました。
昨年度同様、市交付金に加え、当協議会からも
助成金を交付し、各地域の特性を活かしながら創
意工夫のもと実施いただきました。
対象者は年々増加しており、地域では会場の収
容力等が課題です。
【指標】出席率35.2%
① 実施箇所数:59地区6施設
② 該当者:12,806名
③ 出席者: 4,289名(出席率33.5%)
事業名、内容及び実績
5 福祉懇談会
成果と課題
実施を希望する地区での開催とし、地域の福祉
課題や福祉全般に関わる情報及び意見交換を行い
ました。
懇談会では、今後の福祉活動を推進する上で参
考となる住民の生の声を聞くことができました。
【指標】実施箇所9ヶ所
①期
間:27年6月22日~25日
② 参加人数:206名
③ 実施箇所:5ケ所(地区別参加人数)
・黒沢尻東 73名 ・更
木 25名
・口
内 16名 ・相
去 52名
・鬼
柳 40名
事業名、内容及び実績
6 あいさつ運動推進事業
成果と課題
実施に向け、実践の手法や実践地域の指定等に
ついて他県等の取り組みも参考にしながら検討を
隣近所との助けあい精神が希薄化してい 行いました。28年度は関係者と協議をしながら、
ることから、地域のつながりを深めるため、 効果的な運動を実施します。
家庭や地域で意識的に”あいさつ”を行う強 【指標】強化月間設定により実施
化月間を設ける検討を行います。
事業名、内容及び実績
7 社協出前講座(ボランティア講師派遣事業)
成果と課題
地域や学校からの要請に応じ、福祉やボランテ
ィア活動についての講演、障がい者及び高齢者の
① 派遣回数:23 回
疑似体験、手話や点字体験など福祉に関する学習
・小学校:9回 ・中学校:2回
の支援を行いました。
・高 校:1回 ・専門学校及び大学:2回
講演や体験を通して、福祉及びボランティア活
動に対する理解、高齢者及び障がい者の手助けの
・一 般:9回
方法等の理解が図られました。
② 参加人数:延べ1,062名
【指標】派遣12ケ所、参加人数延150名
③ ボランティア派遣人数:延べ12名
④ メニュー登録数:8(H27北上市出前講座)
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(2) 元 気 高 齢 者 や 退 職 者 な ど 新 た な 担 い 手 を 視 野 に 入 れ た 地 域 福 祉 を 担 う 人 材 の
開拓と民間・地域の福 祉協力者を含めたボラ ンティアメニューとニ ーズの整理
事業名、内容及び実績
成果と課題
23年度から、中・高校生、専門学校生を対象に
1 ボランティア発見講座
沿岸被災地でのボランティア活動を行ってきまし
(1) 体験編
① 期 日:27 年7月 29 日(水)
、8月5 たが、沿岸被災地でのニーズ等が変化してきてい
ることから、改めて被災地が必要としている支援
日(水)
や福祉の仕事について学ぶ機会を設けました。
② 場 所:大槌町
体験編参加者は、震災の様子や抱えている課題
③ 参加者:7月 29 日 15 名
(中学生 10 名、高校生3名、先生2名) について話を聞き、自分達であればどう行動する
のか等を考えるとともに、これからの被災地支援
:8月5日 47 名
(中学生 39 名、高校生3名、先生5名) について学びました。
④ 内 容:語り部ガイドによる町内見学、 座学編参加者は、福祉施設職員の講話や手話体
験等を通して、市内の高齢者や障がい者等への支
震災に関するワークショップ
援について学びました。
(2) 座学編
また、ボランティア活動に興味がある方等を対
① 期 日:27 年8月7日(金)
象に「ボランティアはじめて講座」を開催し、ボ
② 場 所:北上市総合福祉センター
ランティア活動に関する理解と関心を深めまし
③ 参加者:24 名
(中学生 19 名、高校生3名、先生2名) た。
【指標】参加者数延150名
④ 内 容:福祉の仕事についての講話、
手話体験、北上市の福祉に関
するワークショップ
2 ボランティアはじめて講座
① 期 日:27 年 11 月 28 日(土)
② 場 所:黒沢尻西地区内、北上市総合福
祉センター
③ 参加者:15 名(大人 13 名、高校生2名)
④ 内 容:
体験:ハウスクリーニング☆プロジェクト
講演:
「ボランティア活動について」
講師:岩手県ボランティア団体連絡協議
会会長 加藤 隆男 氏
講演:「2016 希望郷いわて国体・希望郷
いわて大会にみんなで参加しよう」
講師:北上市まちづくり部国体推進課
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事業名、内容及び実績
3 福祉協力員事業(住民グループ支援事業)
【市委託事業(一部)】
(1) 委員会
① 第1回
・期 日:27年4月6日(月)
・場 所:北上市総合福祉センター
・参加者:12名
・内 容:会長並びに副会長の互選につ
いて、監事の選任について、
平成27年度総会及び全体研修
会について
② 第2回
・期 日:27年7月6日(月)
・場 所:北上市総合福祉センター
・参加者:12名
・内 容:情報交換
(2) 全体研修会
① 期 日:27年4月23日(木)
② 場 所:さくらホール中ホール
③ 参加者:220名
④内 容
講演:「気をつけて!お年寄りを狙う
悪質商法とその対処法」
講師:岩手県立県民生活センター生活
相談員 三浦 早苗 氏
(3) 訪問活動
① 福祉協力員数:342名
② 活動回数:延べ127,137回
※詳細はP33参照
成果と課題
改選期により約半数が新任者となり、新任者の
方が見守りや訪問活動、ふれあいデイサービス事
業への協力等に初めて携わるに当たり不安なく活
動が行えるよう、支部単位でも研修の機会を多く
持ち、資質向上に努めました。
また、要援護者に対する見守りや訪問活動に加
え、福祉サービスの利用や福祉情報の提供に努め
るとともに、ふれあいデイサービス事業協力者、
小地域ネットワーク活動の構成メンバーとして、
民生委員児童委員や関係機関と連携した活動を行
い、高齢者が安心して暮らせるまちづくりを推進
しました。
26年度から北上市より救急医療情報キット配布
事業を受託しておりますが、70歳以上の一人暮ら
し高齢者の新規対象世帯への配布、26年度配布済
世帯の情報用紙の更新や保管状況等の確認につい
て、民生委員児童委員に協力をいただきながら活
動を行いました。
【指標】充足率100%
事業名、内容及び実績
4 ボランティア活動センターの強化
成果と課題
ボランティア活動を希望する方の相談に応じ、
当協議会で行っているボランティアに関する情報
提供を行い、登録の推進を図るとともに、各種ボ
ランティア事業を通じて地域活動への参加を図
り、ボランティア個人が継続して自主的な活動が
できるよう支援しました。
また、ボランティア登録者へのアンケート調査
を行い、登録の継続可否とマッチングに関する意
向を確認し、その結果をもとにボランティア活動
のマッチングを行っています。
【指標】ボランティア活動実践者個人100名
ニーズ希望調査
(1) 運営委員会の開催
① 期 日:27年9月24日(木)12名出席
28年3月3日(木)10名出席
(2) ボランティア登録者数:132名(個人)
(3) ボランティア登録者へのアンケート調査
① 対象者:ボランティア登録者243名
② 回答者:101名
(4) ボランティアのマッチング
① マッチング件数:2件
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事業名、内容及び実績
(4) ボランティア保険
① 加入者数:3,358名
② 事故件数:7件
(5) ボランタリー活動情報ボード事業
① 掲示登録団体:10団体
② 掲示依頼枚数:4枚
(6) 日曜大工ボランティア
① 活動:1件(申請依頼2件)
(7) 東日本大震災に係る沿岸地域への支援
① ボランティアバスの運行
・運行回数:3回
・活動場所:大船渡市、陸前高田市、
釜石市
・参加人数:延べ40名
② 平成27年度ボランティアバス活動報告
書発行(参加者へ23部発送)
(8) ボランティア登録者研修会
① 開催日:27年11月29日(日)
② 場 所:さくらホール(大ホール)
③ 参加者:421名
④講 演
演題:「地域に根差した福祉のまちづ
くりについて」
講師:大津市社会福祉協議会
地域福祉課長 山口 浩次 氏
⑤公 演
演目:
「ふるさと消滅 灰さようなら」
出演:シニア劇団「ふるさと」
成果と課題
ボランティア活動の事故に備えるとともに、安
心してボランティア活動ができるようボランティ
ア保険への加入を促進しました。
情報ボード(さくらホール、生涯学習センター、
総合福祉センター)を設置し、ボランティア及び
NPO団体の情報発信を支援しました。
一人暮らし高齢者、障がい者の自宅の小修繕等
に対し、ボランティアを派遣し、生活支援を行っ
ています。利用者が少ないことから、必要な方に
必要な支援ができるよう、更に事業の周知を行い
ます。
沿岸被災地社協のボランティアセンターと連携
し、現地のニーズに応じた支援活動やボランティ
アバスの運行を行いました。
また、27年度の活動報告書を作成し、ボランテ
ィアバス参加者に発送しました。
民生委員児童委員、地域包括支援センター、ふ
れあいデイサービス及びふれあいのまちづくり事
業関係者、福祉協力員、ボランティア活動センタ
ー登録ボランティア等を対象に、ともに支え合う
地域社会づくりの推進を図ることを目的に開催し
ました。
講演では、地域における住民活動の基本となる
自治会等の活動を踏まえながら、地域住民が主体
となった福祉のまちづくりの手法について理解を
深めました。
また、北上市、西和賀町及び横手市の高齢者の
方々で構成する劇団の公演も鑑賞しました。
事業名、内容及び実績
5 福祉人材Reスタート事業
成果と課題
ホームヘルパー等の資格があり、結婚や出産、
介護や育児等のために離職した方を対象に、現行
① 期 日:27年8月3日(月)~4日(火) 制度の説明や施設での実習を行い、介護技術と職
場感覚を取り戻して、再就職ができるよう講座を
② 場 所:北上市総合福祉センター
開催しました。
市内介護老人福祉施設
28年度は、事業内容を検討し受講者の増員に努
③ 受講者:2名
④ 内 容:介護保険制度の講義、施設実習 め、事業を通じて不足する福祉人材の確保や福祉
職場に再就職できるよう支援を行います。
【指標】受講者数15名
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(3) 子 供 の こ ろ か ら の 福 祉 教 育 を 大 切 に し 、 各 関 係 機 関 と 連 携 強 化 の う え 、 子 供
たちに福祉について“ ふれる”機会を増やす
事業名、内容及び実績
成果と課題
子供たちが夏休みや休日を利用し、大人のボラ
1 ハウスクリーニング☆プロジェクト
ンティアと一緒に、ひとり暮らし高齢者や高齢者
夫婦世帯、障がい者世帯を訪問し、家の清掃ボラ
① 黒東地区
ンティア活動を行いました。
実 施 日:27年10月5日(月)
活動を通して、訪問先の高齢者や障がい者等訪
訪問世帯:24世帯
問先の方や参加者同志の世代交流を深めることが
参加者数:161名
できました。
② 黒西地区
今後も他地区へ活動を広げる取り組みを行いま
実 施 日:27年8月6日(木)
す。
訪問世帯:17世帯
【指標】実施4地区(新規2カ所)
参加者数:148名
実 施 日:27年11月28日(土)
訪問世帯:14世帯
参加者数:120名
③ 立花地区
実 施 日:27年8月4日(火)
訪問世帯:6世帯
参加者数:43名
④ 更木地区
実 施 日:27年7月30日(木)
訪問世帯:8世帯
参加者数:101名
実 施 日:27年11月29日(日)
訪問世帯:5世帯
参加者数:72名
⑤ 稲瀬地区
実 施 日:27年7月31日(金)
訪問世帯:7世帯
参加者数:42名
事業名、内容及び実績
2 いきいきショップ☆ゆめいちば
成果と課題
市内の障がい者施設への訪問や障がい者施設で
作られている商品販売を高校生と施設利用者が一
緒に行い、この活動を通して、障がいや施設等へ
① いきいきショップ☆ゆめいちば実施校
の理解、お客さんとの交流を行いました。
専修大学北上高等学校
なお、今年度から事前オリエンテーションを実
② 事前オリエンテーション
施し、障がい者福祉やボランティアについて理解
期
日:27年9月30日(水)
を深めたうえで事前交流学習(施設訪問)を行い
場
所:専修大学北上高等学校
内
容:障がい者福祉やボランティア ました。
また、今年度も吹奏楽部に所属する参加生徒に
の理解、訪問施設の概要
よる生演奏を販売当日に行い、歩行者等へPRす
ることにより集客に繋がりました。
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事業名、内容及び実績
③ 事前交流学習
期
日:27年10月6日(火)、14日(水)
訪問施設:あけぼの、北上アビリティセ
ンター、しらゆり工房、とば
せ園、萩の江、北萩寮、ワー
クステーションきたかみ、和
賀の園
内
容:施設概要等の説明、施設見学、
販売商品づくり、収穫作業
④ いきいきショップ☆ゆめいちば当日
期
日:27年10月21日(水)~22日(木)
実施場所:まちなか学校(本牧亭)
来店者数:249名(2日間合計)
売上金額:148,213円(2日間合計)
協力者数:延べ26名(高校生10、施設16)
⑤ 実施後意見交換会
期
日:27年12月9日(水)
参加者数:8名(先生、施設7名)
事業名、内容及び実績
3 車いす修理ボランティア事業
① 車いす修理ボランティア実施校:
県立黒沢尻工業高校
② 修理車いす台数:30台
成果と課題
【指標】実施年1回
成果と課題
黒沢尻工業高校の生徒が、利用されなくなった
車いすを修理、整備しました。
活動を通して、高校生が福祉やボランティア活
動について、理解を深めることができました。今
年度は参加生徒が多く、例年を大きく上回る台数
を修理、整備しました。
【指標】修理台数10台
事業名、内容及び実績
成果と課題
4 児童・生徒のボランティア活動に係る情報
各学校で実施している福祉やボランティア活動
交換
を知り、地域全体での福祉教育の必要性を理解す
るため、26年度に各学校に対して調査したアンケ
① 学校・社協・地域ボランティア活動一覧 ートと市で作成している「地域教育力向上」に関
の作成
する活動調査結果を参考に、学校、社協、地域で
行っているボランティア活動を一覧に整理・作成
しました。
その一覧を各学校に配付し、福祉担当の先生と
の情報交換を行い、市内全体の活動の活性化を図
ります。
【指標】情報交換実施
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基本目標2 地域福祉 を支えるネッ トワーク づくり
○ 小地域ネットワーク事業では、地域の実情に応じた体制により、要援護者に対
して見守り活動や安否 確認等の支援活動を行 いました。
○ 26年 度 か ら 試 行 的 に 設 置 し て い る コ ミ ュ ニ テ ィ ソ ー シ ャ ル ワ ー カ ー を 増 員 配 置
し、事業の周知に努めたほか、引き続き地域の課題の掘り起しと情報収集に努め
ました。
○ 関係事業者・団体等と連携を図り、地域内の課題を把握し解決するための関係
機関会議「地域ふくし 課題解決ネットワーク 会議」を開催しました 。
(1) 生 活 課 題 を 抱 え る 誰 も が S O S を 出 し や す く 、 そ し て 地 域 住 民 や 関 係 機 関 等
がSOSを受け止める ネットワークとしくみ づくり
事業名、内容及び実績
成果と課題
1 小地域ネットワーク活動の体制強化
小地域を単位として、要援護者が安心して生活
(1) 通年活動
できるよう、地域の実情に応じた体制により、見
① ネット数:13支部、358ネット
守り活動や安否確認等の支援活動を行いました。
② 中心者会議: 44回開催
また、一人暮らし高齢者世帯や高齢者のみ世帯
③ 協力者会議:569回開催
が増加している中、除雪が困難な方に対して、地
※詳細はP33~34参照
域で除雪活動を行いました。
(2) 除雪活動
除雪協力者の高齢化や協力者のいない地域への
① 対象世帯数:477世帯(ネット対象者と重複有) 対応が課題です。
② 協力者数:952名(ネット対象者と重複有)
③ 活動回数:2,802回(ネット対象者と重複有)
事業名、内容及び実績
2 避難者生活支援センター事業
【県社協委託事業】
① 避難者生活支援センターの設置
センター長1名、生活支援相談員4名
② 相談活動の方法及び件数:512件
③ 状況把握活動の方法及び件数:1,249件
④ きたかみ復興支援協働体への参画
・担当者ミーティング 10回
⑤ 行事の実施
・てんどの会:30回、396名参加
・ふるさとカフェ:4回、42名参加
・てんどの会/ふるさとカフェ:
7回、129名参加
※詳細はP34~35参照
成果と課題
避難者世帯の巡回訪問、状況把握及び生活相談
業務を行いながら、避難者が安心して生活するこ
とができるよう心身の健全促進に努めるととも
に、施設見学ツアー等の行事を行い、避難者間の
交流や外出の機会を提供しました。
また、27年度から見守り区分を更に細分化し、
対象者に応じた見守りを行いながら、きたかみ復
興支援協働体の構成団体として、関係機関や団体
等との情報共有を図り、必要な支援を行いました。
今後、更に効果的な支援体制を構築していくた
め、避難者の支援ニーズや満足度を把握し、生活
再建に伴う新たなコミュニティーの形成等への支
援を行います。
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(2) 社 協 が こ れ ま で 培 っ て き た 小 地 域 で の 福 祉 ネ ッ ト ワ ー ク を 生 か し た 地 域 支 援
体制の強化
事業名、内容及び実績
成果と課題
地域の課題を把握し、地域住民と一緒に解決す
1 コミュニティソーシャルワーカー(CS
るとともに、地域の中で制度の狭間により課題の
W)の設置
解決ができない方に対して、社会資源のコーディ
① 配置人数:4名(兼務)
ネートと開拓を行うため、試行的にCSW4名を
② 養成研修受講者数:2名
配置しました。事業開始2年度目であり、機会を
③ 有資格者数:6名
捉えてCSWの存在や業務内容の周知を図りまし
④ 相談件数:2件
相談内容:生活環境、家計、福祉サービス た。しかしながら、まだ、認知度が十分でないた
め、更に事業の周知を行い、地域課題の掘り起し
⑤ 訪問件数:9件
に努め、地域に出向くことが必要です。
⑥ 地域ケア会議出席:4回
【指標】有資格者数6名、配置人数4名
⑦ ケース検討会出席:8回
⑧ サロン立上げ及び参加:8回
⑨ その他:2件(徘徊模擬訓練への参加)
(3) 地域内の事業所や 施設、企業と一体とな ったネットワークによ る情報共有
事業名、内容及び実績
成果と課題
地域内の関係事業者、団体等と連携を図り、ま
1 関係機関会議の開催
た、地域内の課題を把握し解決するための関係機
(1) 地域ふくし課題解決ネットワーク会議
関会議「地域ふくし課題解決ネットワーク会議」
第1回
を開催しました。
① 期 日:27年10月27日(火)
当会議を通じて地域の生活課題の更なる掘り起
② 場 所:北上市総合福祉センター
③ 出席者:15名(市長寿介護課、各地域包括支 しを行い、その生活課題の解決を図るため、会議
援センター、社協関係職員・相談員) 内容の充実や効果的な会議運営に努めながら定期
④ 内 容:社協相談機能体制説明、各団 的に会議を開催します。
【指標】随時準備
体が抱える課題等の情報及び
意見交換
第2回
① 期 日:28年2月22日(月)
② 場 所:北上市総合福祉センター
③ 出席者:12名(市長寿介護課、各地域包括支
援センター、社協関係職員・相談員)
④ 内 容:前回の会議の振り返り及び課
題への取り組み、新たな課題等
の情報交換
事業名、内容及び実績
2 地域福祉貢献活動の奨励運動
成果と課題
当協議会の地域福祉活動のほかに、社会福祉法
人等の当協議会会員の福祉活動に対する貢献企業
社会福祉協議会(共同募金会)活動や寄付 等の顕彰も含めて、更に研究します。
を通じて、自分のまちを良くするしくみづく
【指標】実施
りに貢献した企業等を顕彰する検討を行い
ます。
- 11 -
事業名、内容及び実績
3 広域社協事業
(1) 平成27年度北上・和賀広域社協総会
① 期 日:27年6月2日(火)
② 場 所:ホテルシティプラザ北上
③ 出席者:26名(うち北上14名)
(2) 平成27年度北上・西和賀地区民生委員・
児童委員研修会
① 期 日:28年1月27日(水)
② 場 所:さくらホール(中ホール)
③ 出席者:250名
④ 内 容:
行政説明:「増加する児童虐待相談の
現状と対応について」
説明者:岩手県福祉総合相談センター
児童福祉司 平中 清人 氏
講演:「今日の介護の実態」
講師:特別養護老人ホーム明生園
施設長 熊谷 茂 氏
(3) 北上・和賀広域社協役職員研修会
① 期 日:28年2月12日(金)
② 場 所:南郷夢温泉「共林荘」
③ 出席者:24名(うち北上8名)
④ 内 容:
講演:「草刈・雪かき賃金1割~地域
通貨で商店を守る~」
講師:南郷共助組合
組合長 高橋 徳保 氏
(4) 第30回北上・和賀地区ボランティアの集い
① 期 日:28年3月5日(土)
② 場 所:日本現代詩歌文学館
③ 出席者:93名(うち北上64名)
④ 内 容:
講演:「話を聴くということ~傾聴をボ
成果と課題
26年度事業及び決算報告、27年度事業計画及び
収支予算について審議を行いました。
また、北上及び西和賀の福祉やボランティアに
関する情報交換を行いました。
地域福祉活動の推進者として重要な役割を担う
民生委員児童委員の資質向上を図るため、県南広
域振興局北上総合支局と合同で研修会を実施しま
した。
行政説明では、児童虐待相談の現状と対応につ
いて、講演では、これからの介護のあり方や目指
すべき方向性等のお話を伺い、地域を基盤とした
支えあいの仕組みづくりについて理解を深めまし
た。
南郷共助組合で行っている住民活動や地域通貨
の取り組みをお聞きし、今後の地域福祉活動を推
進するうえでの共助・住民活動のあり方について
研修しました。
介護の現場や不安・孤独感を抱える方を支える
力として注目されている傾聴についての講演と、
傾聴ボランティア団体の取り組みをお聞きし、今
後のボランティア活動を行ううえでのポイント等
について研修しました。
ランティアや福祉活動に活かす~」
講師:盛岡大学文学部児童教育学科
教授 春日 菜穂美 氏
活動(事例)発表
傾聴ボランティアおうしゅう
会 長 岩城 千代美 氏
事務局 菅野 政子 氏
傾聴ボランティアきたかみ
会 長 清水上 裕 氏
- 12 -
基本目標3 充実した 福祉サービス の仕組み づくり
○ ふれあい福祉センター相談所は、市民に分かりやすく利用しやすい相談窓口と
して「なんでも心配ご と相談センター」にリ ニューアルしました。
○ 配食サービス事業では、学校給食献立とのメニュー交換を行い、福祉教育の増
進と利用者が食への関 心を高めるきっかけづ くりを行いました。
○ 訪問介護事業では、要介護者や障がい者が自立した生活を送ることができるよ
う、他職種・他事業所と連携を図りながら生活全般にわたる援助を行い、在宅生
活を支援しました。
○ 障害者地域活動支援センター事業では、一部の教室をリニューアルし、魅力あ
る教室の活動内容づく りを行いました。
○ 新規で実施したひとり親ネットワーク事業では、バスハイキングとクッキング
教室を開催し、親子の ふれあいやひとり親家 庭相互の交流を深めま した。
○ 生活困窮者自立支援事業は、市からモデル事業を受託していたことにより、本
格実施を円滑に行うこ とができました。
(1) 必 要 な 人 に 必 要 な サ ー ビ ス を 届 け る た め 、 身 近 な と こ ろ で ど ん な こ と も 相 談
できる体制づくり
事業名、内容及び実績
成果と課題
1 なんでも相談窓口の設置
住民が抱える日常生活の様々な相談に応じ、相
談者と一緒に考えながら解決方法の助言を行うと
① なんでも心配ごと相談センター
ともに、関係機関への紹介を行いました。
・北上市総合福祉センター
司法書士相談では、専門的な法律相談を行うこ
月曜日~金曜日 10:00~16:00
とで、複雑多岐にわたる相談ニーズに対応するこ
(司法書士相談)
とができました。
毎月第2、4木曜日 13:00~16:00
また、市民に分かりやすく、利用しやすい相談
② 開設日数:243日
窓口を目指し、27年度から相談所の名称を「なん
③ 相談人数:351人(うち司法書士相談件数6人) でも心配ごと相談センター」に変更し、コミュニ
ティソーシャルワーカーや暮らしの自立支援セン
④ 相談件数:1,163件(相談種別件数)
ターと連携を図りながら、相談支援にあたりまし
※詳細はP35~36参照
た。
【指標】設置
事業名、内容及び実績
2 相談員体制整備
① 相談員数:北上2名(常勤)
② 司法書士相談:岩手県司法書士会県央
支部に依頼
成果と課題
「なんでも心配ごと相談センター」のリニュー
アル設置にあわせ、コミュニティソーシャルワー
カーや暮らしの自立支援センターと連携を図るこ
とができるよう、体制の整備を行いました。
【指標】体制整備
- 13 -
事業名、内容及び実績
3 市内サービスの集約とトータルガイド
成果と課題
あらゆる相談への適切な対応や専門機関への橋
渡しを行うため、北上市内の民間も含めた関連サ
北上市内の民間も含めた関連サービスを ービス(フォーマル・インフォーマルサービス)を集
整理した冊子の作成
約・整理したトータルガイドを作成しました。
作成したトータルガイドの普及を図るととも
に、関係機関や相談窓口等に配付し相談活動に活
用していただきます。
【指標】作成
(2) す べ て の 人 に と っ て 偏 り の な い サ ー ビ ス の 充 実 を 図 る た め 、 新 た な サ ー ビ ス
の開拓と既存サービス の随時見直し
事業名、内容及び実績
成果と課題
金銭管理の難しい認知症高齢者及び障がい者等
1 日常生活自立支援事業【県社協委託事業】
から預貯金通帳や印鑑を預かり、公共料金の支払
① 花巻・北上基幹社協管内生活支援員会議等 い手続き、生活費の払い戻し等のサービスの実施
と日常生活に係る相談や支援をしました。
・生活支援員会議 4回
契約件数は、年々増加しており、特にも精神障
(下記会議と合同開催含む)
がい者の利用比率が高く、相談件数及び支援回数
・管内社協事務局長会議 1回
も増加しています。病院、障がい者相談支援事業
・管内関係機関連絡会議 1回
所及び施設等の協力が必要であり、更に関係機関
② 契約件数及び支援状況等
との連携が重要です。
・契約件数(今年度):23件
利用者の増加に伴い、生活支援員の負担が増加
・契約件数(累 計):223件(支援中92件)
傾向にあることから、安定した生活支援員の確保
・専門員訪問回数: 228回
が課題です。
・支援員支援回数:1,471回
※詳細はP36参照
③ 契約件数(市町村別)
平成28年3月末日
実利用者
契約件数
花巻市
57
北上市
22
西和賀町
13
計
92
④ 契約件数(対象者別)
150
53
20
223
認知症高齢者
知的障がい者
精神障がい者
その他
合計
うち
生活保護
契約件数
124
55
41
3
223
74
実利用者
29
37
25
1
92
23
契約者
事 項
- 14 -
事業名、内容及び実績
2 福祉用具貸与(無料)
(1) 車いす
① 利用者数:延べ36名
② 保有台数:8台
(2) チャイルドシート
① 利用者数:14名
② 保有台数:12台(うち寄付台数:4台)
成果と課題
車いすは、障がい者や高齢者とその家族との外
出等に利用され、社会参加の促進につながりまし
た。
また、10月から新たにチャイルドシートの貸与
を開始しました。利用ニーズはあることから、寄
付しやすい環境を整え、安定した貸与ができるよ
う台数の確保に努めます。
事業名、内容及び実績
成果と課題
3 在宅高齢者等配食サービス事業【市委託事業】
在宅で調理の困難な一人暮らし高齢者、高齢者
のみ世帯に対して、調理及び配送ボランティアの
協力をいただき、栄養のバランスが取れた食事の
① 利用登録者数:48名
提供、安否確認及び孤独感の軽減を図りました。
② 配食日数:195日
今年度初めて、学校給食の献立と当献立を交換
③ 提供食数:延べ2,684食
して提供する日を設け、児童生徒と高齢者がそれ
④ 調理ボランティア人数:延べ 609名
ぞれどのような食事をしているのかお互いに理解
⑤ 配送ボランティア人数:延べ1,032名
し、食への関心を高めました。
事業名、内容及び実績
成果と課題
4 日常生活関連動作訓練事業【市委託事業】
日常生活動作の中の炊事に重点を置き、食生活
(食生活改善推進員協議会へ業務委託)
のポイント等を実際の調理を交えながら指導し、
食の面から介護予防、自立生活を支援しました。
① 介護予防料理教室実施回数:138回
調理実習では、栄養のバランスがとれた献立と
② 参加人数:延べ2,636名(参加率41.8%) 手先を使って作るデザート作りを行い、参加者も
可能な範囲で一緒に作業に加わりながら、食に対
する意識向上を図りました。
【指標】参加率41.3%
事業名、内容及び実績
5 北上おげんき発信事業の実施
① 利用登録者数:16名
※詳細はP37参照
成果と課題
見守りが必要な高齢者等を対象に、毎日の電話で
の安否確認による見守りを行い、不安を解消しまし
た。
事業の認知度がまだ低く、利用者数が伸び悩んで
いることから、必要な方が事業を利用できるよう、
また、見守り活動を行う支援者の負担軽減が図られ
るよう更に周知に努めます。
【指標】利用者20名
- 15 -
事業名、内容及び実績
6 視覚障害者生活訓練等事業【市委託事業】
成果と課題
視覚障がい者の自立生活を支援することを目的
に料理教室を開催し、料理店の方や専門学校の実
① 期 日:28年3月2日(水)、11日(金)、 習教員を講師に招き、本格的な味を家庭でも気軽
に作れるメニューに挑戦しました。
16日(水)
今後も、北上市と連携を図りながら当事者のニ
② 場 所:北上市総合福祉センター
③ 講 師:料亭大安楼店主 高橋宏尚 氏 ーズの把握に努め、より多くの方に参加していた
菊寿司代表
菊池浩芳 氏 だけるよう内容を検討します。
【指標】参加者10名
北日本ハイテクニカルクッキン
グカレッジ実習教員 佐々木綾
氏、早坂賢太 氏
④ 参加者:延べ12名
事業名、内容及び実績
成果と課題
広報きたかみや福祉だより等に掲載された情報
7 声の広報作成事業及び点字広報作成事業
【市委託事業】 をCDまたはカセットテープに録音した声の広報
を作成し、視覚障がい者に情報提供しました。
(1) 声の広報作成事業
また、音声訳者の勉強会を開催し、技術の向上
① 朗読内容及び回数
広報きたかみ 24回
福祉だより 7回
を図りました。
市議会だより 4回
敬愛園だより 7回
ふれあい119
物故者 24回
2回
交流会案内 1回
さくらホールPress 12回
点字付きカレンダー送付案内 1回
岩手県議会議員選挙公報 1回
北上市議会議員選挙公報 1回
② 総発送数:延べ1,176回
③ 利用者数:22名、3施設
④ 朗読団体:サークルせきれい 12名
サークルのぎく
13名
⑤ 市町村声の広報等デジタル化録音研修会
・期 日:27年5月28日(木)
・場 所:岩手県視聴覚障がい者情報
センター
・参加者:2名(担当職員)
⑥ 音声訳勉強会
・期 日:27年7月6日(月)
27年7月13日(月)
・場 所:北上市総合福祉センター
・参加者:延べ30名(せきれい13名、の
ぎく17名)
- 16 -
事業名、内容及び実績
(2) 点字広報作成事業
① 点訳内容及び回数
広報きたかみ 24回
岩手県議会議員選挙公報 1回
北上市議会議員選挙公報 1回
② 総発送部数:延べ78部
③ 利用者数:3名
④ 点字作成団体:北上点訳の会 20名
⑤ 点訳勉強会
・期 日:27年4月15日(水)
27年6月10日(水)
28年2月17日(水)
・場 所:北上市総合福祉センター
・参加者:延べ19名
(3) 声の広報・点字広報利用者とボランティ
アの交流会
① 期 日:27年9月16日(水)
② 場 所:水神温泉東館
③ 参加者:29名
成果と課題
広報きたかみ及び選挙公報を点字広報に作成
し、視覚障がい者に情報提供しました。
また、点訳者の勉強会を開催し、技術の向上を
図りました。
声の広報、点字広報利用者とボランティアが一
堂に会し、温泉入浴や昼食を楽しみながら、日ご
ろの活動の様子、作成や編集方法等について情報
交換や意見交換を行い、交流と親睦を深めること
ができました。
(利用者3名、ボランティア等26名)
④ 内 容:民謡鑑賞:喜友会
朗読:田島 俊子 氏
温泉入浴、情報及び意見交換
事業名、内容及び実績
8 居宅介護支援事業
① 契約者数:51名
※詳細はP37参照
成果と課題
要介護者の心身の特性を踏まえ、個人の残存能
力、介護者の介護力等のアセスメントを行いなが
らその都度必要なサービスを見直し、現状のサー
ビス量では支えきれない利用者に対しては、早期
に区分変更するなど適切な援助を行い、利用者や
家族が安心して在宅生活が継続できるよう支援し
ました。
また、関係機関と連携し、保健、医療及び福祉
サービスが多様な事業者から総合的かつ効率的に
提供されるよう支援しました。
【指標】継続実施
- 17 -
事業名、内容及び実績
9 障がい者相談支援事業
成果と課題
障がい者や保護者、介護者等の相談に応じ、必
要なサービスの情報提供や社会資源を活用しなが
ら利用者の抱える課題解決を行い、社会生活力が
向上できるよう障がいの特性に沿ったサービス等
利用計画を作成しました。
また、市や市内4カ所の相談支援事業所と連携
し、保健、医療及び福祉サービスが多様な事業者
から総合的かつ効率的に提供されるよう支援しま
した。
【指標】継続実施
① 契約者数:31名
※詳細はP37参照
事業名、内容及び実績
10 訪問介護事業
(1) 訪問介護事業(介護保険)
① 契約者数:30名
② 利用者数:延べ359名
③ 派遣回数:5,321回
④ 介護職員基礎研修(訪問介護実習)
受入
・実習生 1名
※詳細はP38参照
(2) 障害者訪問介護事業(障害者総合支援法)
① 契約者数:40名
② 利用者数:延べ368名
③ 派遣回数:6,644回
④ 同行援護従業者養成研修
・27年6月10日~12日(一般課程)修了者18名
・27年6月15日~16日(応用課程)修了者14名
※詳細はP38参照
事業名、内容及び実績
11 障害者等移動支援事業(障害者総合支援法)
① ガイドヘルパー:5名
② 契約者数:17名
③ 利用者数:延べ54名
④ 派遣回数:100回(買物、趣味活動等)
※詳細はP38参照
成果と課題
要介護者が自立した日常生活を送ることができ
るよう、入浴、排泄、食事の介護その他の生活全
般にわたる援助を行い、利用者に関わるケアマネ
ジャー、地域包括支援センター、医師及び訪問看
護師等の他職種・他事業所との連携を図り、在宅
での生活を支援しました。
【指標】継続実施
障がい者が自立した日常生活を営むことができ
るよう、一人ひとりの心身の状況に応じて、身体
介護、家事援助、通院介助、同行援護、その他生
活全般にわたる援助を行い、在宅での生活を支援
しました。
また、視覚障がい者を支援する訪問介護員の資
格要件が追加されたため、昨年度に引き続き同行
援護従業者養成研修会を実施し、県内の介護サー
ビス事業所等で勤務する同行援護従業者を養成し
ました。
【指標】継続実施
成果と課題
障がい者の外出及び余暇活動等の移動を支援し
ました。
なお、身体障害者手帳保持者数に照らし合わせ、
利用者が少ないことから、必要な方が事業を利用
できるよう更に周知に努めます。
【指標】継続実施
- 18 -
事業名内容及び実績
12 成年後見利用支援事業
成果と課題
認知症、知的障がい、精神障がい等で判断能力
の不十分な方が、日常生活を送る上で契約や財産
① 受任者数:3名(後見人1名、保佐人2名) 管理について不利益を被ることがないよう、当協
議会が成年後見人として、受任者の生活を支援し
ました。
事業名、内容及び実績
13 ホームサロン事業
① 利用者実数:41名
② 利用回数:延べ57回(理容店45回、美容
店12回)
成果と課題
外出が困難な寝たきり高齢者や重度障がい者の
希望者に、岩手県理容及び美容生活衛生同業組合
北上支部や民生委員児童委員の協力を得て、自宅
を訪問し理容・美容(整髪)を行いました。
協力店には、理容店に加え美容店を追加したこ
とで、サービスの充実が図られました。
(3) 同じ悩みを抱えて いる人、目的をもった 人同士の集まりの場づ くり
事業名、内容及び実績
成果と課題
閉じこもりがちな高齢者等に対し、趣味活動、
1 ふれあいデイサービス事業【市委託事業】
レクリエーション活動、介護予防活動、生きがい
づくりを地域の自治公民館で実施し、高齢者の生
① 開設行政区:125行政区
きがいと社会参加、そして孤独感の軽減等を図る
② 開設ふれデイ箇所:138箇所
ことができました。
③ ふれデイ利用者数:延べ27,673名
また、ふれあいデイサービス運営の一助として
(参加率36.1%)
いただくため、ふれあい活動員のノウハウ等をま
④ ふれデイ協力者数:延べ 9,731名
とめた冊子の作成に取り組みました。
※詳細はP39参照
【指標】参加率36.8%
事業名、内容及び実績
成果と課題
障がい者の自立の促進、生活の改善が図られる
2 障害者地域活動支援センター事業
【障害者自立支援法】 よう、通所による創作的活動及び機能訓練のサー
ビス提供を行い、障がい者の社会参加と福祉の増
進を図りました。
① 創作的活動及び機能訓練:8教室
今年度は、試行的に一部の教室内容をリニュー
② 契約者数:55名
アルし実施しました。その結果を検証し、より充
③ 開催回数:198回
実した事業実施に努めてまいります。
④ 利用者数:延べ1,272名
リニューアル内容
※詳細はP39参照
園芸教室→移動(外出)教室
音楽教室→移動(外出)教室
ヨガ教室→笑いヨガ
書道教室→ペン習字、絵手紙
料理教室→料理店から講師招聘
【指標】契約者数65名
教室リニューアル
- 19 -
事業名、内容及び実績
3 障がい者リフレッシュ事業
① 第1回(ハイキング)
・期 日:27年5月22日(金)
・場 所:サラダファーム(八幡平市)
・参加者:55名
② 第2回(交流会)
・日 時:27年10月16日(金)
・場 所:ふるさと体験館北上
・参加者:51名
事業名、内容及び実績
4 子育て支援事業
① 開催回数:11回【毎月1回(第3木曜日、10時
から正午)】
② 開催場所:北上市総合福祉センター
③ 参加者数:延べ567名
④ ボランティア活動人数:延べ64名
※詳細はP40参照
事業名、内容及び実績
5 ひとり親ネットワーク事業
① 第1回(ハイキング)
・期 日:28年2月6日(土)
・場 所:三井アウトレットパーク仙台港
仙台うみの杜水族館
・参加者:53名(親20名、子供33名)
② 第2回(クッキング)
・期 日:28年3月6日(日)
・場 所:北上市総合福祉センター
・参加者:9名(親3名、子供6名)
内容及び実績
6 出会いの場づくり事業
① 第1回
・期 日:27年12月5日(土)
・場 所:ホテルシティプラザ北上
・参加者:男性18名、女性12名
成果と課題
ハイキングでは、植物や動物とのふれあいや仲
間との交流等、障がい者とその家族のリフレッシ
ュを図ることができました。
交流会では、北上平和記念展示館前館長を講師
に招き、軍事郵便等の戦時資料や当時の生活状況
について講話をいただきました。また、「わんこ
ダンス」の踊りやビンゴ大会で楽しく交流するこ
とができました。
【指標】参加者50名
成果と課題
子育て支援ボランティア「パレット」と協働で、
乳幼児と保護者を対象に【あそびのお部屋】を開
設し、親子遊びや情報交換、育児相談等を通じて、
子育ての不安や悩みを和らげました。
内容の見直し等を行ったことで、昨年度に比べ
参加者数が大幅に増えました。
【指標】サロン月1回開催
成果と課題
ひとり親世帯(母子・父子家庭等)を対象に、イ
ベント等の行事の開催を通じて親子のふれあいや
ひとり親家庭相互の交流を深めることができまし
た。
ハイキングは、今年度開園した水族館に出かけ
ました。クッキングでは、食育インストラクター・
フードコーディネーターを講師にお招きし、親子
で「飾り巻き寿司」づくりを行いました。調理後
は、栄養に関するミニ講話と家庭での食生活や子
供の食事について情報交換を行いました。
今後も、対象者のニーズを把握しながら、その
ニーズに応じた事業を実施します。
【指標】関係機関と協議のうえ実施準備
成果と課題
少子化対策の一助として男女の出会いの場を提
供しました。
今年度も、幅広い年齢層が参加できるよう年齢
層を分けて2回実施し、いずれの回もカップルが
成立し一定の成果はありますが、女性の参加者数
に伸び悩みがあります。
- 20 -
内容及び実績
成果と課題
市内で結婚活動を支援している団体との意見交
(対象年齢:25歳以上44歳までの男女)
・内 容:自己紹介&トークタイム、フリ 換会を開催しながら実施内容を検討し、事業の充
ータイム、カップル発表、アプ 実を図ります。
【指標】参加者:男女各30名
ローチカード交換
・カップル成立数:4組
② 第2回
・期 日:27年12月12日(土)
・場 所:ホテルシティプラザ北上
・参加者:男性13名、女性5名
(対象年齢:45歳以上65歳までの男女)
・内 容:第1回と同様
・カップル成立数:2組
(4) 新たな課題として の生活困窮者への対策 と対応
事業名、内容及び実績
成果と課題
26年9月から北上市よりモデル事業を受託して
1 生活困窮者自立支援事業
(相談支援事業、家計相談支援事業、就労準 おりましたが、27年度も受託をし、27年4月に本
格実施された生活困窮者自立支援事業の円滑なス
備支援事業)
【市委託事業】 タートを行うことができました。
① 暮らしの自立支援センターきたかみ設置
また、相談者に対しては、当協議会で実施して
主任相談支援員1名、相談支援員兼就労 いるコミュニティソーシャルワーカー、なんでも
支援員3名
心配ごと相談センター、資金貸付事業等をはじめ、
② 相談者実数:164名
関係機関等との連携を図りながら支援を行うこと
③ 相談申込(同意)者数:82名
ができました。
④ プラン策定者数:30名(再プラン7名含)
今後も、更に生活困窮者の自立の促進を支援し、
⑤ 相談方法及び内容
また、支援を必要とする方を広く把握するため、
※詳細はP40~41参照
事業の周知やアウトリーチ(訪問活動)、就労支
援や居場所づくりを積極的に行います。
【指標】受託により実施
27年6月から岩手県より事業を受託し、西和賀
西和賀町生活困窮者自立支援事業
町に居住する生活困窮者の自立の促進を支援する
(相談支援事業)
【県委託事業】 ため、本人の状態に応じた包括的かつ継続的な相
談支援等を実施しました。
① 相談支援員1名
なお、業務の一部を西和賀町社会福祉協議会に
② 相談者実数:13名
再委託し、暮らしの自立支援センターきたかみ相
③ 相談申込(同意)者数:1名
談支援員と連携を図りながら、きめ細やかな支援
④ プラン策定者数:1名
に努めました。
⑤ 相談方法及び内容
※詳細はP41~42参照
今後も、更に生活困窮者の自立の促進を支援し、
また、支援を必要とする方を広く把握するため、
事業の周知やアウトリーチ(訪問活動)を積極的
に行います。
- 21 -
事業名、内容及び実績
2 生活困窮者応急事業(フードバンク)
成果と課題
なんでも心配ごと相談センターや暮らしの自立
支援センター等への相談者のうち、緊急に食料支
援の必要な生活困窮者世帯へ支援を行いました。
食料を提供することにより、現金の貸付を受け
なくても当面の生活維持が可能となり、たすけあ
い資金借受の抑制や生活困窮者の負担軽減に繋が
りました。
【指標】実施
① 寄付件数:167件
② 提供件数:133件
事業名、内容及び実績
3 低所得世帯学習支援
成果と課題
家庭の事情や経済的な理由等で塾に通えない子
供たちを対象に、学習支援ボランティアの協力を
得て学習支援と学習の場(居場所づくり)の提供
を行いました。
今後も、より多くの子供たちに参加していただ
けるよう、開催場所や内容等を検討しながら実施
します。
【指標】実施
① 開催回数:10回(10日間)
・期日:27年7月29日~8月5日
27年12月28日~28年1月8日
② 開催場所:北上市生涯学習センター
③ 参加者数:延べ41名
④ ボランティア活動人数:延べ62名
事業名、内容及び実績
4 たすけあい資金貸付事業
成果と課題
低所得世帯等に生活費や応急的な費用を無利子
で貸付けしました。
民生委員児童委員や市等と連携を図るととも
に、フードバンク運営事業とあわせ迅速かつ効果
的に対応しました。
① 貸付状況: 41件、 682,000円
② 償還状況: 169件、1,037,000円
③ 貸付残高: 90件、2,243,000円
※詳細はP42~43参照
事業名、内容及び実績
5 生活福祉資金貸付事業
(実施主体:岩手県社協、相談窓口:当協議会)
① 貸付状況:
38件、 36,625,000円
② 償還状況:2,277件、 22,500,164円
③ 貸付残高: 655件、391,741,508円
※詳細はP44~47参照
成果と課題
低所得世帯や障がい者世帯等に対し、生活の安
定や早期の自立に向けて、生活費や修学費等の資
金を低利子(一部無利子)で貸付しました。
また、岩手県社協と連携し、償還が遅れている
借受者に対して適切な相談対応や指導援助を行い
ました。
- 22 -
基本目標4 暮らしやすい地域環境づくり
○ コミュニティソーシャルワーカーを増員設置し、地域の課題の掘り起しに努め
ました。
○ 北上市救急医療情報キット配布事業では、福祉協力員が市内のひとり暮らし高
齢者等の新規対象者に配布したほか、フォローアップ(保管状況の確認、内容の
更新等)も行いました 。
○ 災害ボランティアセンター事業では、岩手県総合防災訓練に参加し、災害時に
備えた準備や共通認識 を図りました。
(1) 子 ど も か ら お 年 寄 り ま で 地 域 で 生 活 す る う え で の 環 境 面 の 不 安 の 解 消 と 、 安
心して過ごせるまちづ くり
事業名、内容及び実績
成果と課題
地域住民が安心して生活することができるよ
1 コミュニティソーシャルワーカーによる
う、地域に出向き、地域の住民や関係機関等とと
アウトリーチ
もに課題の解決に向けて支援を行いました。
事業の認知度が十分でないため、更に事業の周
① 相談件数:2件
相談内容:生活環境、家計、福祉サービス 知を行い、地域課題の掘り起こしに努め、地域に
出向くことが必要です。
② 訪問件数:9件
③ 地域ケア会議出席:4回
④ ケース検討会出席:8回
⑤ サロン立上げ及び参加:8回
⑥ その他:2件(徘徊模擬訓練への参加)
事業名、内容及び実績
2 支えあい地域福祉マップ作成
① 作成地区:15地区(新規作成3地区)
② マップ更新
・実施地区:飯豊2区
・実施日:28年2月9日(火)
成果と課題
地域で見守りが必要な要援護者と地域内の社会
資源等との関わりが一目で分かるようマップ作成
の支援(更新)を行いました。
新規作成地区を増やすため、今後もマップづく
りの利点や活用方法について、更に周知を行いま
す。
【指標】作成地区14地区、新規作成1地区、
既存マップ年1回更新
事業名、内容及び実績
成果と課題
高齢者等への緊急時の迅速かつ適切な医療活動
3 北上市救急医療情報キット配布事業
【市委託事業】 を円滑に実施するため、市内の70歳以上のひとり
暮らし高齢者を対象に配布しました。配布作業は、
① 新規対象世帯数:135世帯
民生委員児童委員の協力をいただきながら福祉協
② 新規配布世帯数: 95世帯
力員が行い、世帯状況の把握や支援の必要性等の
③ 配布済世帯数(累計):2,070世帯
情報収集も兼ねて行いました。
※累計には、過年度対象世帯で今年度配布し
また、26年度配布済世帯の情報用紙の更新や保
管状況の確認等、フォローアップを行いました。
た20世帯を含みます。
【指標】市目標値において平成30年度までに
3,000個配布
- 23 -
事業名、内容及び実績
4 買い物支援(まごころ宅急便)事業
成果と課題
買い物をすることが困難な要援護者等を対象
に、NPO法人くちないや配送業者と協働で、商
品を自宅まで届ける買い物支援を試行的に行って
います。
今後、ニーズの把握を含め現状の見直し等を行
い、必要な方がサービスを利用し、買い物するこ
とができるよう支援します。
【指標】相談者のサービス利用率100%
① 利用登録者数:3名
② 利用回数:0回
内容及び実績
5 ふれあい移送サービス事業
成果と課題
既存の公共交通機関を利用できない高齢者や身
体障がい者(ただし、福祉タクシー事業対象者は
除く)に、通院等の移送サービスを提供し、生活
支援を行いました。
また、新規ボランティアの方には、福祉有償運
送運転講習を受講し、活動に参加していただきま
した。
【指標】新規ボランティア登録1名
① 利用登録者数:136名
② 利用人数:延べ466名
③ 運転ボランティア人数:延べ451名
④ 介助ボランティア人数:延べ 20 名
⑤ 新規ボランティア登録人数:3名
※詳細はP47 参照
事業名、内容及び実績
6 あんしん講座
成果と課題
新規事業として実施予定でしたが、講座の内容
について参加対象予定のひとり暮らし高齢者、高
様々な不安を抱えながら生活するひとり 齢者夫婦世帯のニーズの把握が必要であることか
暮らし高齢者、高齢者夫婦世帯に対し、不安 ら、適切な情報提供が出来るよう更に情報収集に
を少しでも解消できるよう、必要な情報(介 努め、講座を企画します。
護保険や各種サービスの利用方法、遺言や相
続等)を提供する講座を開催し、「あんしん
の生活」への支援を行います。
事業名、内容及び実績
7 地域福祉活動応援事業
① 助成団体:2団体
・特定非営利法人あすの黒岩を築く会
・高屋沢男のつどい
② 助成金額:200,000円(1団体100,000円)
成果と課題
今年度から、地域福祉を推進する先進的な活動
や地域の新たな福祉課題に取り組む活動等を行う
団体に対して助成を行い、地域福祉活動を応援し
ました。
【指標】2カ所助成(200,000円)
- 24 -
事業名、内容及び実績
8 災害ボランティアセンター事業
成果と課題
岩手県総合防災訓練に参加し、災害ボランティ
アセンターの設置及び運営方法を学びました。
北上市内で災害が発生した場合を想定し、市と
① 平成27年度岩手県総合防災訓練
連携しながら災害時における協定や災害ボランテ
・期日:27年7月12日(日)
ィアセンターの設置・運営マニュアルの整備を更
・場所:金ケ崎町街地区交流センター
・内容:災害ボランティアセンターの開設 に進め、勉強会を開催します。
【指標】協定やマニュアル整備、勉強会の開催
及び運営訓練
(2) すべての人が、支 援が必要な人を理解す ることができる地域づ くり
事業名、内容及び実績
成果と課題
1 社協出前講座(病気及び障がい理解編)
団体等からの要請に応じ、病気や障がいを持つ
① 派遣回数:4回(ユニバーサルデザイン 方等への理解に関する学習の支援を行いました。
に関する講座3回、いわて国体
28年度のいわて国体・いわて大会開催に向け、
等ボランティア養成講座1回) 障がい者の移動の不自由さや手助けの方法、コミ
② 参加人数:延べ 248 名
ュニケーションの取り方等の理解が図られまし
た。
なお、28年度は、北上市出前講座のメニューに
病気及び障がい理解編を新たに追加登録します。
【指標】派遣14回、参加人数延140名
- 25 -
5 地域福祉を推進するための基盤整備
○ 三役会議を毎月開催し、当協議会の運営状況や課題等の情報共有を図りました。
○ 理事会、評議員会及び支部長会議を通じて、当協議会の事業等に対する意見等を聞きな
がら、更なる経営の活性化に努めました。
○ 当協議会の事業を推進するため、市内各世帯等から会費や寄付の協力をいただき、事業
の推進や運営に活用しました。
(1) 社会福祉協議会の運営
① 三役会議の開催状況
開催期日及び出席者数
第1回:27年4月15日(水) 出席者 11名
第7回:27年10月15日(木) 出席者 9名
第2回:27年5月15日(金) 出席者 10名
第8回:27年11月16日(月) 出席者 11名
第3回:27年6月11日(木) 出席者 11名
第9回:27年12月15日(火) 出席者 10名
第4回:27年7月15日(水) 出席者 8名
第10回:28年1月15日(金) 出席者 10名
第5回:27年8月18日(火) 出席者 9名
第11回:28年2月15日(月) 出席者 10名
第6回:27年9月15日(火) 出席者 11名
第12回:28年3月7日(月) 出席者 8名
② 理事会の開催状況
開催期日
議題及び協議事項
第1回
(1) 北上市社会福祉協議会会長の選任について
・27年4月11日(土) (2) 北上市社会福祉協議会副会長の選任について
・出席者
(北上市社会福祉協議会会長に事故があるときその職務を代理する副会
理事:11名
長の指名について)
監事:3名
(北上市社会福祉協議会会長及び副会長に事故があるとき、又は欠けた
ときその職務を代理する理事の指名について)
(北上市社会福祉協議会常務理事の指名について)
第2回
(1) 平成26年度北上市社会福祉協議会事業報告について
・27年5月18日(月) (2) 平成26年度北上市社会福祉協議会一般会計収支決算について
・出席者
(3) 北上市社会福祉協議会評議員の選任について
理事:10名
監事:3名
第3回
(1) 北上市社会福祉協議会会計規則の一部改正について
・27年6月11日(木) (2) 北上市社会福祉協議会指定訪問介護事業所運営規程の一部改正につい
て
・出席者
理事:11名
(3) 北上市社会福祉協議会介護予防訪問介護事業所運営規程の一部改正に
監事:3名
ついて
(4) 平成27年度北上市社会福祉協議会事業計画の変更について
(5) 平成27年度北上市社会福祉協議会一般会計収支補正予算(第2号)に
ついて
(6) 第25回北上市社会福祉大会被表彰者の決定について
(7) 北上市社会福祉協議会評議員の選任について
(8) 北上市社会福祉協議会福祉サービス事業に関する苦情解決第三者委員
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開催期日
議題及び協議事項
の選任について
(9) 北上市社会福祉協議会福祉基金運営委員会委員の選任について
第4回
(1) 北上市社会福祉協議会副会長の選任について
・27年8月27日(木)
(北上市社会福祉協議会会長に事故があるときその職務を代理する副会
長の指名について)
・出席者
理事:11名
(2) 平成27年度歳末たすけあい見舞金の配分について
監事:3名
(3) 北上市社会福祉協議会評議員の選任について
第5回
(1) 平成27年度敬老会事業実施状況について
・27年10月29日(木) (2) 生活困窮者自立支援事業について
・出席者
理事:9名
監事:2名
第6回
(1) 北上市社会福祉協議会評議員の選任について
・27年12月15日(火)
・出席者
理事:11名
監事:3名
第7回
(1) 北上市社会福祉協議会職員の給与規程の一部改正について
・28年3月17日(木) (2) 北上市社会福祉協議会たすけあい資金設置運営要綱の一部改正につい
て
・出席者
理事:10名
(3) 平成27年度北上市社会福祉協議会一般会計収支補正予算(第2号)に
監事:3名
ついて
(4) 平成28年度北上市社会福祉協議会事業計画について
(5) 平成28年度北上市社会福祉協議会一般会計収支予算について
(6) 北上市社会福祉協議会評議員の選任について
③ 評議員会の開催状況
開催期日
議題及び協議事項
第1回
(1) 北上市社会福祉協議会理事の選任について
・27年4月3日(金) (2) 北上市社会福祉協議会監事の選任について
・出席者
評議員:14名
理 事:3名
監 事:2名
第2回
(1) 平成26年度北上市社会福祉協議会事業報告について
・27年5月25日(月) (2) 平成26年度北上市社会福祉協議会一般会計収支決算について
・出席者
評議員:20名
理 事:4名
監 事:2名
- 27 -
開催期日
第3回
・27年6月18日(木)
・出席者
評議員:18名
理 事:2名
監 事:2名
第4回
・28年3月24日(木)
・出席者
評議員:19名
理 事:4名
監 事:2名
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
④ 監事会の開催状況
開催期日
第1回
(1)
・27年5月11日(月)
(2)
・出席者
監事:3名
理事:2名
第2回
(1)
・27年8月20日(木)
・出席者
監事:3名
理事:1名
第3回
(1)
・27年11月19日(木)
・出席者
監事:2名
理事:4名
第4回
(1)
・28年2月25日(木)
・出席者
監事:3名
理事:4名
議題及び協議事項
北上市社会福祉協議会指定訪問介護事業所運営規程の一部改正につい
て
北上市社会福祉協議会介護予防訪問介護事業所運営規程の一部改正に
ついて
北上市社会福祉協議会会計規則の一部改正について
平成27年度北上市社会福祉協議会事業計画の変更について
平成27年度北上市社会福祉協議会一般会計収支補正予算(第1号)に
ついて
北上市社会福祉協議会職員の給与規程の一部改正について
北上市社会福祉協議会たすけあい資金設置運営要綱の一部改正につい
て
平成27年度北上市社会福祉協議会一般会計収支補正予算(第2号)に
ついて
平成28年度北上市社会福祉協議会事業計画について
平成28年度北上市社会福祉協議会一般会計収支予算について
監査内容
平成27年3月末日における北上市社会福祉協議会事業執行状況並びに
一般会計執行状況について
平成26年度社会北上市社会福祉協議会事業報告並びに一般会計収支決
算について
平成27年6月末日における北上市社会福祉協議会事業執行状況並びに
一般会計執行状況について
平成27年9月末日における北上市社会福祉協議会事業執行状況並びに
一般会計執行状況について
平成27年12月末日における北上市社会福祉協議会事業執行状況並びに
一般会計執行状況について
- 28 -
⑤ 市の監査状況
開催期日
監査内容
財政援助団体及び指定 (1) 地方自治法199条第7項の規定に基づく財政援助団体監査
管理者監査
・27年10月14日(火)
・出席者
理事:2名
⑥ 第三者委員会の開催状況
開催期日
内容等
27年度における苦情の受付実績はありませんでした。
・開催なし
⑦ 支部長会議の開催状況
開催期日及び出席者数
第1回:27年4月15日(水) 出席者 42名
第2回:27年5月15日(金) 出席者 41名
第3回:27年10月19日(月) 出席者 24名
第4回:28年3月4日(金) 出席者 26名
⑧ 職員会議の開催状況
開催期日及び出席者数
第1回:27年4月15日(水) 出席者 37名
第7回:27年10月15日(木) 出席者 36名
第2回:27年5月15日(金) 出席者 38名
第8回:27年11月16日(月) 出席者 30名
第3回:27年6月15日(月) 出席者 31名
第9回:27年12月15日(火) 出席者 36名
第4回:27年7月15日(水) 出席者 36名
第10回:28年1月15日(金) 出席者 35名
第5回:27年8月18日(火) 出席者 35名
第11回:28年2月15日(月) 出席者 34名
第6回:27年9月15日(火) 出席者 35名
第12回:28年3月7日(月) 出席者 31名
- 29 -
(2) 社協支部活動運営費の助成(単位:円)
福祉協力員
支部名
支部運営費
活動費
黒沢尻北
675,000
34,000
黒沢尻東
629,000
36,000
黒沢尻西
582,000
34,000
立
花
233,000
9,000
飯
豊
658,000
31,000
二
子
278,000
13,000
更
木
172,000
13,000
黒
岩
161,000
8,000
口
内
197,000
18,000
稲
瀬
150,000
6,000
相
去
531,000
23,000
鬼
柳
363,000
16,000
江 釣 子
662,000
32,000
和
賀
858,000
69,000
合
計
6,149,000
342,000
(3) 総合福祉センター等の管理及び運営
内容及び実績
① 北上市総合福祉センター
・利用件数:1,308 件
・利用者数:28,197 名
② 和賀町総合福祉センター
・利用件数:359 件
・利用者数:4,923 名
③ 江釣子老人福祉センター【市指定管理】
・利用件数:331 件
・利用者数:6,618 名
(60 歳以上 3,987 名、60 歳未満 2,631 名)
※詳細はP47~48 参照
①
②
③
④
(4) 社会福祉協議会会費の納入状況
内容及び実績
一般会費:15,970,500 円(詳細はP50 参照)
賛助会費:
596,000 円( 298 件)
団体会費:
88,000 円( 44 件)
特別会費: 1,419,892 円( 138 件)
合計
18,074,392 円
小地域ネットワーク事業費
ふれまち
住民グループ
24,100
115,700
16,100
455,400
56,200
270,000
43,200
105,700
35,700
272,300
37,950
95,200
26,050
128,950
3,200
89,800
2,000
12,400
15,000
71,350
58,000
294,300
65,200
117,850
59,300
342,300
109,100
902,400
551,100
3,273,650
合 計
848,800
1,136,500
942,200
390,900
997,000
424,150
340,000
262,000
229,400
242,350
906,300
562,050
1,095,600
1,938,500
10,315,750
成果と課題
北上市及び和賀町総合福祉センターは当協議会
の事務所となっているほか、住民主体の地域福祉
活動の拠点として貸し出ししています。また、ボ
ランティア団体や趣味の会等の活動の場としても
多様に利用されています。
江釣子老人福祉センターは、北上市の指定管理
者として施設を管理運営し、住民の多様な活動の
場として利用されています。
成果と課題
市民、福祉団体、企業等に会費の協力をいただ
くことにより地域福祉活動に参加していただいて
います。当会費は地域福祉向上を図るための貴重
な財源であることから、引き続き会費の必要性を
理解していただけるよう啓蒙活動を行いながら、
会員の拡大に努めます。
- 30 -
(5) 福祉基金の有効活用
① 福祉基金運営委員会の開催状況
開催期日及び出席者数
27年7月23日(木) 出席者 6名
② 福祉基金等の寄付及び助成実績
内容及び実績
成果と課題
広く寄付を募り、頂戴した寄付金は、地域福祉
・福祉基金
活動に役立てています。
寄付件数:16 件
また、物品は必要としている方々にお渡しし、
寄付金額:708,807 円(一般福祉基金へ積立)
福祉の増進に役立てています。
・一般活動
寄付件数:6件(物品含む)
寄付金額:70,000 円
※詳細はP49 参照
助成先(団体名)
北上市老人クラブ連合会
北上市ボランティア連絡協議会
北上市母子寡婦福祉協会
北上市身体障害者福祉協会
北上市手をつなぐ育成会
岩手県聴覚障害者協会北上支部
サークルつばさ
北上手話サークル虹の会
手話サークル手のひら
発 達 障 害 児 支 援 サ ー ク ル・あ じ っ こ
助成内容
健康・生きがいづくり推進事業
サークル交流研修会事業
母子寡婦福祉研修会事業
ハーモニー
知的障がい者余暇活動支援事業
ス ポ ー ツ 活 動・パ ソ コ ン 講 習 会 等 事 業
在宅保健福祉の普及向上事業
聴覚障がい者の社会参加促進事業
社会福祉施設等慰問活動事業
聴覚障がい者との交流会事業
施設研修・はじめての手話講座事業
S S T 教 室 ・ク リ ス マ ス パ ー テ ィ ー 事 業
助成額(円)
50,000
43,000
29,000
60,000
40,000
20,000
10,000
30,000
38,000
15,000
20,000
100,000
北上市食生活改善推進員協議会
食育推進事業
50,000
きたかみ子育てネット
介護・終活等に関する講座事業
505,000
合計(13団体)
③ 福祉基金積立額等(単位:円)
26年度末
27年度
27年度末
27年度
備考
現在高
積立額
現在高
利金額
一般福祉基金
181,620,697
708,807 182,329,504
3,208,999
うち福祉団体に
地域福祉基金
75,481,309
0
75,481,309
1,120,642
505,000 円を助成
合計
257,102,006
708,807 257,810,813
4,329,641
- 31 -
(6) 赤い羽根共同募金運動の実績 ※詳細はP51参照
① 一般募金の実績(単位:円)
目標額
12,674,000
実績額
12,331,586
達成率
97.3%
実績額内訳
戸別募金
7,994,051
法人募金
2,836,000
街頭募金
365,834
学校募金
552,106
職域募金
484,024
その他
99,571
② 歳末たすけあい募金の実績(単位:円)
目標額
3,220,000
実績額
3,221,025
達成率
100.03%
実績額内訳
戸別募金
2,285,907
法人募金
245,000
その他
690,118
③ 歳末たすけあい見舞金の配分実績(単位:円)
区分
配分件数(件)
配分金額
ねたきり高齢者
16
96,000
804,000
重度心身障がい児者
134
1,116,000
要支援世帯
186
2,016,000
小計①
336
- 32 -