2011年 2011年 2月 16日 発行 POWER FILE★ KBS京都 KBS京都 ラジオ編成 ラジオ編成 Vol.436 Vol.436 1143 南半球の大自然と常夏の都市をめぐる 山 崎 弘 士 とGOGO! パース、ロットネスト島、シンガポールツアー 今 今年 年も も行 行っ って てま まい いり りま まし した た! ! 「「山 山崎 崎弘 弘士 士の のG GO OG GO Oリ リク クエ エス ストト」」((土 土/ /1122時 時~ ~1155時 時))の の山 山崎 崎率 率い いる る海 海外 外ツ ツア アー ー。。 今 今回 回は は、、寒 寒~ ~い い日 日本 本を を飛 飛び び出 出し して て南 南半 半球 球へ へゴ ゴー ー。。世 世界 界で で最 最も も住 住み みた たい い街 街、、オ オー ース ストトラ ラリ リア ア・・パ パー ース スと とロ ロッ ットトネ ネス ストト 島 、 シ ン ガ ポ ー ル を め ぐ る 旅 で す 。 日 程 は 、 1 月 3 1 日 ( 月 ) か ら 2 月 7 日 ( 月 ) ま で 。 リ ス ナ ー 2 0 名 と 山 崎 で 繰 り 島、シンガポールをめぐる旅です。日程は、1月31日(月)から2月7日(月)まで。リスナー20名と山崎で繰り広 広 げ げた た、、大 大自 自然 然と とふ ふれ れあ あう うア アッ ットトホ ホー ーム ムな な88日 日間 間を を、、山 山崎 崎自 自ら らが が、、紙 紙面 面リ リポ ポー ートトい いた たし しま まー ーす す! ! 世界で最も住みたい街へ、出発する「山崎ファミリー」。 大陸西側には生息していないといいます。こちらに自生するユ 関空に集合しますと、おなじみのリスナーさんと感動の再会 ーカリの木はお気に召さないのだとか。ユーカリの種類を選ぶ を果たす一方、お初の方々とも挨拶を交わします。とはいって なんて、意外にグルメなコアラちゃん。そこで2日目は、ヤンチ も「友達以上」の親近感が、このツアーの特徴。出会いからい ェップ国立公園で飼育されているコアラを見学します。 きなり「家族」のような関係を確立し、我々は山崎ファミリーとな 「荒野の墓標」とうたわれる「ピナクルズ」では、一面にひろが る砂漠の中に、奇妙な岩がニョキニョキ。砂、雨、風など、大 ります。 シンガポール経由で、深夜のオーストラリア・パースに到着。 自然がつくりだした光景で、本来なら世界遺産になって当然だ 翌日、部屋のカーテンを開けるとそこに、息をのむような美しい といいます。ところが人の手で現状を維持し続けることが難しい 眺望がひろがっていました。宿泊したのは、スワン川のほとりに ため、世界遺産には申請されていないのです。このままでも、 あるホテル。夜は暗くて気づかなかったものの、このスワン川を 変わってしまっても、すべて自然まかせ。それが、いいのです。 望む景色が素晴らしい! 抜けるような青空やあふれる緑が、 だがここで、そんな感動も心の隅に追いやられるような、大 旅の幕開けを祝福しているかのようです。 午後から市内観光へ出発。同じオーストラリアでも大陸の東 側にあるシドニーやゴールドコーストなどは、日本人にもおなじ みの観光スポットですが、西側にあるパースは訪れる機会の 問題が起こります。それは風…。この不思議な景色をつくりだ した原因のひとつが風なんだから、当然といえば当然です。だ が、しかし…。 山崎は、勢いよく砂を舞い上げ続ける強風をバスの車窓に 少ない場所。しかしそこは「世界で最も住みたい街」といわれる 望みながら、ついに覚悟を決めます。そして、バスを降りるなり、 ほど、自然豊かで美しい街なんです。 売店へ向かって猛ダッーーシュッ! 「帽子ください、プリーズ その街並みを一望できるキングスパ ークから、モンガー湖へと足を運びま プリーズ!」 半世紀におよぶアナウンサ す。モンガー湖はインド洋へとそそぐス ー生活で築き上げた大事なト ワン川の一部であり、パースのシンボル レードマークを、一時の風など でもあるブラックスワンが優雅に泳いで に台無しにされてなるもの 山崎脱帽の瞬間をとらえた、奇 蹟の一枚。 います。コステロビーチでは、ウインドサーフィンする人の姿もち か。帽子のつばをつかむ手 らほら。「日本の白浜にも運ばれている」と誠しやかに語られる に力を込めます。ふと見やると、おばちゃんたちも、ほおかむり 砂の白さに驚いて、ともかく記念撮影です。 やマスク、サングラスと完全防備。奇岩群が織りなす圧巻の光 空前絶後の大ピーンチ! トレードマークの山崎ヘアが…。 景と、自らの胸の高まりがあいまって、かくもファンタジックなひ オーストラリアといえば、コアラちゃん! ところがコアラは、 とときを過ごしたのでした。 美しい海の色に感動。大自然に抱かれたロットネスト島。 パース3日目は、ツアー最大のお楽しみ「ロットネスト島エコ ツアー」。ロットネスト島は、徹底した環境保護に取り組んでいる 翌朝は、観光へ繰り出します。気温はパースとあまり変わら ないものの、湿度が高く蒸し暑いシンガポール。植物園も熱帯 植物にあふれ、トロピカルな雰囲気です。 エコアイランドで、島にいるのは、自然保護活動に励む人たち シンガポールといえばマーライオン! 折しも中国の正月休 だけ。さてその自然ぶり、いかほどのものか、胸が高鳴ります。 暇と重なり、チャイニーズな方々が大挙して観光に訪れていま もともとイギリスの植民地であったオーストラリア。開拓時代、 した。そんな中国勢の迫力に押されながらも、山崎ファミリーは イギリス人が築いた街並みがいまだ残る港町、フリーマントルか 負けじと、見晴らしのいいマウントフェーバーや免税店、スーパ ら船でロットネスト島をめざします。 ーなどをめぐります。 夜はナイトサファリで、ショーや動物を楽しみつつ、盛り上がり インド洋に浮かぶその島は、日 本でいうなら淡路島ほどのサイズ。 ます。ホテルに帰ってからは、酒盛り。…いや、ホテルのバー まず目を奪われるのが、その海の でお酒をたしなみながらの語らい。夜は更けていきます。 色! 浅瀬は透き通るようなグリ ーン。沖へ行くほど鮮やかなブル ーへ。「エメラルド・グリーン」とガイド マレーシアのとある村で、現地の素朴な暮らしを体験。 山崎命名! ロットネスト・グリーン。 は言うのですが、「ロットネスト・グリーン」と、山崎は勝手に命名 します。 山崎ツアーならではの企画として、他のツアーでは体験でき ないホームステイ&ビジットプログラムが挙げられます。今回は、 シンガポールから国境を超えて、マレーシアへゴー。スリグヌン プライ村で、現地の風習を守りながら素朴な暮らしを営んでい 観光用に整備されたコースに沿って、バスは走ります。「あ、 いた!」「ここにも!」。おばちゃんたちが 見つけて大はしゃぎするのは、この島だけ に生息するという、クオッカなる動物。い たるところで、カンガルーのようにお腹に 袋をもった愛らしい姿を見せて、一行を なごませます。 野生のまま保護さ れているクオッカち ゃん。 「せっかくだから、この美しい海に足でも つけてみましょう」。ガイドに促されて、一 行は足湯のような状態に。「ええなぁ、ここ。住んでみたいな ~」。うっとりしたおばちゃんたちの表情が印象的でした。 シンガポール初日の夜に仕掛けた、サプライズパーティ。 翌日の午前中は自由行動。気ままに街へ繰り出すと、何や らこの先に観光スポットがあるようす。「ちょっと見ていこうか る人々と出会います。 太鼓をたたいて大歓迎してくださる村民の方々。なぜだかみ なさん超メタボ体型で、「山崎さん、痩せて見えるわ」と、おば ちゃんたちからお褒めの言葉を授かります。「ナンタラカンタラ、 ナンタラ…」と、村長のお言葉も胸に染み入る我々です。 2グループに分かれて、村民の暮らしぶりを体験。民族衣装 に着替えたあと、仕事ぶりを拝見したり、昔ながらのゲームに 興じたりしている内に、ランチタイムになりました。 すべて右手で食べる、現地の食習慣。しかし、我々には手 づかみが難しい。お上品なご婦人たちの中には、「申し訳ない のですが、フォークを」と、断念された方もおられました。 「偶然にも今日、ご近所で結婚式があるので、ご参列くださ い」。意外な展開に、「なんぼか包まな、あかんのちゃう?」とい らぬ心配するおばちゃんたち。新郎の後に続く鼓笛隊、さらに な?」と立ち寄ると、そこは昔の造幣局でした。掘り出した金塊 鼓笛隊に続く我々。美しい新婦に から金貨をつくりだした当時のようすを施設職員が再現。金塊 妖しげな占い師の踊り、さらに村 のレプリカを手にはしゃいでいると、 長や長老による「ナンタラカンタラ 「いや、山崎さんやんか」。「お~ …」というありがた~いお言葉。盛 い、山崎さ~ん」。あの人もこの人 大な宴にしばし同席して、しあわ も、ここにいらしてました。…で、結 局は集団行動です。 ランチに立ち寄ったフードコート では、現地の可愛い娘さんの口車にのせられ、見た目チャン ポン、味はすきやき風という、ミステリアスなうどんをオーダー。 小首をかしげながら、「カレーライスにすればよかった」と、一瞬 の判断ミスを悔やみます。 午後、パースにお別れしてシンガポールへ。ちょうどこの日 がバースデイという参加者がいらしたので、ご本人に内緒でケ ーキを手配。ホテルでサプライズパーティを仕掛けました。「う そ? うれしい!」と大感激する女性を目にして、他の山崎フ ァミリーの面々も大満足です。 新郎新婦と一緒にパチリ。 せのお裾分けをしていただいたの でした。 帰国すれば、そこは真冬の日本。震えながら再会を誓って。 そして翌日、とうとう帰宅の途へ。爆睡のうちに到着した日 本は、「えっ!?」という衝撃の寒さです。真夏から真冬へ、 急激な気温の変化がこたえるシニアな山崎ファミリー。 「あっちはよかったなぁ~、楽しかったな~」。惜しみながら も、家族が離ればなれになる時がやってきました。「また、行 ったらええやん!」。そんな思い切りの末に、解散です。 こうして、日焼けした陸の男、山崎ができあがったのでした。 また、ご一緒しましょう! お疲れさまでした。
© Copyright 2024 Paperzz