SSH第6回全国数学生徒研究発表会マス・フェスタ参加報告 北雛札幌西高等輔教諭正田瞳 平成26年8月23日会場エル.おおさかエノ エル.おおさかエルシアター、会議室(大阪市)参加校数46 札幌西高等学校参加生徒2年1組館石和明 研究テーマ「ベンフォード則」 │フォトレポート’ [開会式] [ポスターセッション] ー ■﹁ = ー ■ ’ ー [口頭発表]メイン会場で1番目の発表 山 P昼 彫1やPq - ン フ ォ ー F 貝 1 札 綴 縦 擁 2 年 霞 石 和 閉 ' 塵 [発表者全員の記念撮影] |−−−−一---- 凸 鱗頚 願 一旬墨■ … 一 一 参加校〔北海道〕札幌西釧路湖陵〔青森〕八戸北三本木〔岩 」 手〕釜石〔東京〕筑波大学附属駒場東海大学附属高輪台海城〔神 奈川〕横浜サイエンスフロンテイア〔埼玉〕熊谷女子〔茨城〕並木清真学園 I』■ 茗渓学園〔栃木〕宇都宮女子足利〔愛知〕岡崎豊田西明和 名古屋大学教育学部附属名城大学附属〔岐阜〕岐山〔静岡〕磐 田南〔新潟〕新潟南長岡〔長野〕飯山北屋代〔石川〕七尾 〔大阪〕大手前天王寺千里住吉生野都島エ業〔京都〕洛 北〔滋賀〕膳所〔奈良〕奈良女子大学附属〔兵庫〕尼崎小田〔岡 山〕金光学園〔広島〕広島大学附属安田女子〔香川〕高松第一 観音寺第一〔愛媛〕松山南〔福岡〕久留米高専〔熊本〕宇土〔沖 縄〕球陽 (←発表資料から) 韓塑 │展示ポスター’ ベンフォード貝u 北海道札幌西高等学校2年館石和明 [実験②ペンフオード則の成り立つ理由⑨ 1.(まじめIニ ベンフオード則とは、自然界に現れる多くの数の最高桁の数がある <目的>十進数を螺旋で表し各最高桁の数の現れる範囲を調べる。 分布に従うという法則。 <手法>鎖の輪一つを自然数の一つに対応させて考える。 一 (I駆逐恥s鞭 I実験①新聞での調査1 <目i的>ベンフォード則の分布を調べる < 字の最高桁の数に着目し、1−9の数現れ 癖 … 個数 3 4 5 6 7 8 , 117 38 36 27 26 27 26 27 0.28 0.26 0.08 0.08 0.06 0.06 0.06 0.06 が同一直線状に並ぶ U”ハ 鰯麦雨悪雨犀扇云扉画い恵一了妙 k高桁の数 】 う = 〆 3 4 5 0.12 0.10 0.08 汀 左図の完成した螺旋において、各最高桁 の数1 9の分布fする範囲の割合を中心 角を測って求める。 暗 子 単,■ 7 8 9 0.06 0.05 0.04 , jr鋒〃 詞陰肖 L2 他9 八〃、ロ 十進数とは、10を位取りの基礎とした位取り記数法である。 =任意の自然数kを10倍すると桁上がり =10倍で1周進むこととするとlxlOn,2×10n,…9×10nの数 唾 割合 0.30 0.18 0‘07 KW 認野 この分布はサンプル数が十分に多く、値の範囲が制限されていないも のであれば、どのようなものにも当てはまる6 研究目的はベンフオード則の成り立つ理由を理解することと、ベンフ の数 0.32 0.16 0.14 0.09 割合 0.07 .「指数・対数のはなし」東京図毒森毅著 を参考に指数法則を使って理論値を求めることができる。 <手法>自然数1-kが書い 例えば 210倍=103倍(3%誤差)=>3周 ’ 2倍→0.3周 ’ に>胴訂局司 倍 | 「 1 2131415161718191 1-周 ’010 310.4810610,71q7810SSlq91q951 3.ダベニ〆ごフラォーード貝Uの禾II用 一李 る ま 始 で 、 伽圃↓s642o D4uQQO 確 ︾ に整理する。ただ しnは1∼9の自然 数とする。 慕嵩瀞 割合 皿一睡一岬一岬一 <目的>ベンフオード則が成り立つ理由を感党的につかむ。 一 6−7−8−9 WI {実験②ベンフォード則の成り立つ理由①l 確率Pn(k)をグラフ 1−ワニ3’4−5 ' I 忠:皇 Z。』戎り立-つ玉里由をj栗る てあるん枚のカー ドから、、で始まる 数のカードを引く 最高桁 の数 I的 オード則を利用して数値の意図的な操作を見抜くことである。 ← I − … 次にベンフオード則の利用例を認くると、以下、2例を見つけた。 .不正経理の捜査 (「数学で身に付ける柔らかい思考力」ダイヤモンド社、ロブ・イ ースタウェイ/ジェレミー・ウインダム箸) !AKB48総選挙(第一回、第二回)の得票数の検証 ( h o s o h a s h i . b l o g 5 9 . f b 2 . c o m / b l o g ・ e n t r y ・ 1 5 . h t m D 自分でもベンフオード則を利用した数値の意図的な操作の検証をした いと思い、これらをまねて次の実験を行った。 − , = さ − , 寺 − , 毛 一 n 雪 ぐ目的>第六回AR.R48総選挙について、ベンフオード則を利用して 数値の意図的な操作が行われていないか調査する。 <手法>第六回ARR48総選挙で得票数の最高桁の数で1 9の数の現 ≦ずや 器時 9’−5 6一局 5−1 Ⅱ、山が現れる周期は一度山が現れるごとに10倍になっていく。 4−5 っ二画 I.PII(k)≧PMm(k)(mは負でない整数,1≦n+m≦9)が成り立つ。 3一m れる割合を調べる。“ 最高桁の数’1 個数’42 <考察>結果より次の予想をした。 割合’0,5310.1510.1310.0610.0110.0610.0010綱0010.06 舞 皿 蝿 率 ト 電 ン フ 鈴 一 ド 剛 の 値 ) が 成 立 す る 。 mに基づいて, "_曽恥)のグラフを作成する。 r(Z)= X れる。 十進数の並びの現れたものであるといえる。 函演舜嶽一 ︻§﹄ [︹エ︶G﹃ ﹃︹エ︾ぬ﹃ ︻︹丞逮︺﹃ ︻︹声蓋呼︻ ︻︹蚕︶で︻ ︻︹エ誤︺︻ ︻︹×忘函︻ ︻︹ヱ︶一言 一︹×嵩哩 一塁︶昌 ︻︵x︶西 ︻︹工︶↑ 旨§§§胃 [︹〆誕︶ ー ー ー エ 訂 一 ー 一一一一 今七 40 2 00 0 0 4.まとめ 。十進数の並びを螺旋で表すと、各最高桁の数が分布する範囲の 割合は、ベンフオード則に従う。したがってベンフオード則は、 ・第六回AKR48総選挙の結果にばらつきが見られたのはサンプル数 の不足と、桁数の制限が原因であると考えられる。ベンフオード 則の特徴をとらえており、ベンフオード則に従っていると結論付け た。 6.謂括辛 =値の範囲が制限されていない仏の範囲が十分に広い)サンプル中 に現れる数は、ベンフオード則に従うと推測される。 本研究にて、数学科の正田隆之先生に多くのご指導をして頂きました。 ’ この場で厚くお礼申しあげます。
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