交通事故対策の申し入れ - 近畿大学工業高等専門学校

平成 23 年 6 月 27 日
名張市
市長
亀井
利克
様
近畿大学工業高等専門学校
校長
神野
稔
近畿大学工業高等専門学校保教会
会長
中島
滋泰
近畿大学工業高等専門学校後援会
会長
川口
佳秀
近畿大学工業高等専門学校同窓会
会長
内藤
平美
交通事故対策の申し入れ
1.
要望「交通安全施設」
「押しボタン式信号機(通常は黄色の点滅中)」および「運転者に注意を促す看板」
2.
要望「設置箇所」
春日丘 7 番町 1 番地(別紙、設置要望箇所として図 3 に明記)
3.
要望内容
近畿大学工業高等専門学校(以下で本校とする)が名張市に移転後の平成 23 年 4 月 9 日から 6
月 23 日までの間に、下校時、三重交通バスに乗車するために、横断歩道を渡っている途中の本校
学生が、つつじが丘方面に向かっている車に轢かれる事例が 2 件発生致しました。
1 件目は 4 月 25 日の午後 7 時 3 分に発生し、足を轢かれ、全治 6 週間の診断でした。2 件目は
6 月 22 日の午後 6 時 10 分に発生し、轢かれた際に車のボンネットに飛ばされ、その後地面に落
下しました。この事故の被害者は、命に別状はないが事件時の記憶の喪失等が見られ、現在精密
検査中です。
1 件目 4 月 25 日の事故は、横断歩道を渡っている時に発生しました。事故発生時(午後 7 時 3
分)は既に周りが薄暗くなっており、また周りに外灯も少ないために、運転者が被害者に気づく
のが遅れたことが原因の 1 つと考えられます。このため、校門前の横断歩道近辺を明るくするた
めに、名張自動車学校様から外灯の寄贈が予定されています(設置場所は検討中です)。2 件目の
6 月 22 日の事故も、学生が校門前の道路を渡っている途中で発生しました。この事故は、周りも
明るい時間帯で発生しました。本校の学生に当時およびその時間帯についての交通状況を聞くと、
横断歩道の両側に立っていても停止してくれる車両は皆無で、横断歩道を渡る際は、車が視界に
見えないときに大急ぎで渡っていると、話す学生が大半でした。
本校前の停留所近辺、つつじが丘方面行きの写真(図 2)から判ることは、A地点からは上り
坂で本校が見えず、B点からも本校前の横断歩道が見えないという状態です。さらに、A 地点か
ら B 地点までは、急な上りですが、B 地点を過ぎてから本校までの約 100m程度はなだらかな上
り道のため、運転手がスピードを出しやすい場所となっています。また、つつじが丘 1 番地から
4 番地までの道路の両側は民家が多いため、本道の車両運転手も側道から車両が出てくる危険を
予見し注意しながら運転していると考えられますが、本校前の横断歩道近辺には民家がなく、本
道へ出ようとする車両もないため、車両運転手も周囲の注意を怠ることに繋がっていると考えら
れます。また、本校に至る上り・下り車線の周辺には「横断歩道に注意」の標識すらもありませ
ん。結局、本校周辺は、上り・下り方面のどちらからも、運転手はスピードを出しやすく危険を
回避しにくい地点となっています。
僅か 2 ヶ月以内で、人身事故が 2 件も本校前で発生したことは、今後の学校教育に多大な影響
を及ぼします。また、要望施設については、本校の保護者等からの強い要望もあります。車両運
転手にとっても、本校が要望する交通安全施設が設置されば、不幸な事故も未然に防止でき、交
通安全に多大な貢献に寄与できるものと考えられます。
交通事故防止のために、交通安全施設を大至急設置くださいますことを節にお願い致します。
添付資料:図 1、図 2、図 3
近大高専
A
B
横断歩道表示
図 1 近大高専の周囲の状況
Aから見た写真
Bから見た写真
図 2 つつじヶ丘方面から近大高専を見た写真
近大高専
校内
信号機
看板
(横断歩道があることを知らしめる安全標識)
看板
(横断歩道があることを知らしめる安全標識)
図 3 交通安全施設設置位置