感動の音楽会!

難波っ子
平成 28 年度 11 月号 NO.4
尼崎市立難波小学校
校長 東 政信
感動の音楽会!
先日の音楽会には、お足元の悪い中、たくさんの皆様にお越しいただきありがと
うございました。今回の音楽会は、舞台に立っている子どもたちが頑張っただけで
はなく保護者・地域の皆様にしっかり演奏を受け止め、音楽を味わっていただいた
ことによって、良い相乗効果が生まれ、本当に素晴らしい感動的な音楽会となりま
した。
また、鑑賞マナーもしっかり守っていただき本当に感謝しております。子どもた
ちの入場から退場まで、お互いに注意を払いながら静寂な雰囲気をつくってくださ
り、その静寂の中で、子どもたちがこれまで懸命に練習してきた合唱や合奏を演奏
できるようにご協力をいただきました。子どもたちには静寂な張り詰めた空気を感
じさせたいと考えています。子どもたちがその雰囲気から感じる緊張感などを、今
まで自分が努力してきたことを信じたり、仲間との絆を感じたりしながら乗り越え
ていくことが、子どもたちの心の成長には必要不可欠なことだと考えています。合
奏や合唱の終わりにいただいた大きな強い拍手にも、子どもたちは自分自身が頑張
ったことに大きな自信をもつことができたことでしょう。それとともに、保護者の
皆様に温かく見守られていることを感じてくれたと思います。おかげさまで子ども
たちの演奏が一層素晴らしいものになり、会場全体の心が動かされました。ありが
とうございました。
また、PTA執行部・理事の皆様には今回の音楽会のために、縁の下の力持ちと
して、いろいろな場面でご尽力いただきましてありがとうございました。今後とも、
お力をお借りすることがあろうかと思いますが、子どもたちのためによろしくお願
いします。
子どもたちはこの音楽会を通じて、「仲間と心を合わせることの大切さ」「頑張
ったり、努力したりすることの大切さ」「感じることの大切さ」などを学び、大き
く成長してくれたと感じています。特に感動したのは演奏もさることながら、子ど
もたちの振る舞いです。話をせずに静かに入場して、全員が指揮者の方を見て合唱
や合奏をしていました。練習やリハーサルで下を向いてしまっていたり、落ち着き
のない態度だった子どもも、本番ではがんばって顔を上げ集中し、動きませんでし
た。その姿に感動しました。緊張と興奮のあまりいつもと違う動きをする友だちを
優しく導くなど、子どもたちの仲間に対する心遣いもすばらしかったです。また、
1年生の開会の言葉、6年生の閉会の言葉もとても立派でした。ナレーションもが
んばってくれました。5年生や6年生は、会場準備や楽器の出し入れなどの仕事を
完璧にこなしてくれました。
今回の音楽会は子どもたちが、そして、それを指導する教職員、支援をいただい
た保護者の皆様が、全力で、本気で取り組んできたことが、多くの方に感動を与え
る音楽会になったのだと思っています。
この音楽会を通して、子どもたちが得た自信を、日常の授業の態度や学習の意欲
につなげていくよう努めていきたいと思います。子どもたちは褒められたり叱られ
たりして成長し、認められて更に伸びていきます。認められると自信をもちます。
自信をもつと、グングン成長します。今後とも、いけないことはいけないとしっか
り教えながらも、良いところをたくさん褒め、認めながら自信をもたせていきたい
と思います。子どもたち一人一人の成長を保護者・地域の皆様と一緒に支援してい
きたいと思いますので、ぜひ今後ともご協力をお願いいたします。