センター倫理政経 基礎シリーズ第1講 サブノート

センター倫理政経 基礎シリーズ第1講 サブノート
1 ギリシア哲学① 自然哲学 (テキストp.4)
◎ホメロスやヘシオドスらのように神話(ミュトス)による世界の説明ではなく、理性(ロ
ゴス)にもとづいて自然を観察し、万物の根源([1 ])を探求
・タレス
万物の根源=[2 ]
・ヘラクレイトス 万物の根源=火、「万物は[3 ]する(パンタ=レイ)」
・ピタゴラス
万物の根源=[4 ]([4 ]による宇宙の秩序と調和)
・デモクリトス
万物の根源=[5 ]
・エンペドクレス 万物の根源=土・水・火・空気の四元素
・パルメニデス 万物の根源=「無限なるもの」
2 ギリシア哲学② ソフィスト (テキストp.4)
◎アテネ民主政治が発展していくなかで、[6 ]の教師として活躍
自然(ピュシス)から人間社会(ノモス)に関心を変化させた思想を展開
・プロタゴラス 「万物の尺度は人間である」
=万物の[7 ]は[8 ]
によって異なる
=普遍的・絶対的真理の存在を否定する[9 ]主義の考え
3 ギリシア哲学③ ソクラテス (テキストp.6)
民主政治が堕落するなかで、[9 ]主義のソフィストに対し絶対的真理を主張
ソフィストたち
ソクラテス
[10 ]と名乗る
[11 ]であることを自覚
絶対的真理の存在を否定 あくまで絶対的真理を追求
[12 ]
[6 ]を教える
を用いて真理を追求する
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河合塾 基礎シリーズ センター倫理政経 ①
・[13 ]…知の「探求」(愛知:フィロソフィア)こそが重要
→「ソクラテス以上の知者はいない」(デルフォイの神託)、「汝自身を知れ」(デル
フォイ神殿の額銘にあった格言)などの言葉からヒントを得た考え
・[12 ]=魂の[14 ](知恵を生む助け)
・徳([15 ]、人間の卓越性・優秀性)=[16 ](知徳合一)
・[16 ]による「魂(プシュケー)への[17 ]」が必要
・知の実践により「[18 ]こと」が重要(知行合一)
・徳は[16 ]であるとともに幸福である(福徳一致)
・ソフィストたちによって告発、死刑の判決を受け入れる…自らの思想の実践
4 ギリシア哲学④ プラトン(テキストp.8)
師ソクラテスを継承し、徹底的に理想的な物事の本質を追求
(1)イデア
現象界(現実の世界)
不完全・生成消滅
眼などの感覚で
認識できる
イデアの影
(模造)
イデアの世界
完全・永遠不滅
魂(理性)
想起によって認識
魂(理性)
感覚では
認識できない
イデア
(真の実在)
認識できる
・イデアとは ・ものごとの本質、[19 ]の姿
・[20 ]な真の実在であり、イデアの世界のみある
・イデアは[21 ]で捉えることはできない
→理性によって[22 ]して認識できる
そのために必要なのが哲学の探求
・現実の世界にはイデアは存在せず、その模造・影だけがある
cf. 洞窟の比喩…囚人(人間)は、囚えられている洞窟の壁に映った影を本当のもの
(=イデア)であると思い込んでしまう(テキストp.9 ⑽)
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・最高のイデア=[23 ]のイデア(全てのイデアのイデア)
・イデアへのあこがれ=[24 ](真理追求の原動力)
(2)四元徳
・[25 ]= 魂の[26 ]、 国家の[27 ] の徳
統御 統御
・[28 ]= 魂の[29 ]、 国家の[30 ] の徳
・[31 ]= 魂の[32 ]、 国家の[33 ] の徳
調和
・[34 ]
調和
(3)[35 ]政治
・真理を認識する哲学者による政治が理想=衆愚政治に堕落した[36 ]
への批判
5 ギリシア哲学⑤ アリストテレス(テキストp.10)
プラトンの弟子だが、プラトンの思想を修正、さまざまな思想を展開
プラトン
アリストテレス
思想の特徴
[36 ]主義
[37 ]主義
設立した学園
アカデメイア
リュケイオン
[38 ]
[40 ]
=現実世界からは
=現実の事物に
[39 ]している
[41 ]している
四元徳
知性的徳(知恵・思慮)と
(知恵・勇気・節制・正義)
習性的徳(勇気・節制など)
哲人政治
共和制
物事の本質とは
徳とは
理想の政治
(1)形相(エイドス)
・個々の事物に[41 ]している、事物の本質であり[42 ]
・形相を形にする素材=[43 ]
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河合塾 基礎シリーズ センター倫理政経 ①
・[42 ]論的世界観 …自然の世界にはすべて目的があるとする考え
キリスト教神学に取り入れられる (2)徳の分類
・[44 ]的徳…知恵・思慮 理性がめざす徳
・[45 ]に不可欠な徳
・最高善である[46 ]を実現
・[47 ]的徳 …勇気・節制・正義・友愛など
よい生き方をするために必要な徳
・思慮によって選ばれる[48 ](過多と過少の中間)
例)勇気=無謀(過多)と臆病(過小)の中間 中間が最高善
・市民として生きるうえで必要な徳、[49 ]によって身につく
・[50 ]…市民相互の親愛
ポリスの団結にとって必要な徳
(3)正義の区分
・全体的正義 ポリスの法を守ること
・部分的正義 [51 ]を実現する正義
・[52 ]的正義
地位・能力・功績に応じて名誉・報酬などを配分
差を[53 ]ことで実現
・[54 ]的正義
どんな人も平等に利害・得失を等しくする
(賠償や刑罰、取引などにおいて適用)
差を[55 ]ことで実現
(4)政治論
・「人間は[56 ]的動物」…人間と政治の関係性の深さ
・公共のことを尊重しながら多数者が民主的に決定する[57 ]を主張
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基礎シリーズ センター倫理政経 第2講 予習プリント
1 ヘレニズム期の思想(テキスト第1講p.12)
①エピクロス派
[1 ]主義 [2 ](魂の平安)を追求
「[3 ]生きよ」
②ストア派(ゼノンら)
[4 ]主義、世界市民主義 [5 ](不動心)を追求
「[6 ]生きよ」
2 ユダヤ教(テキスト第1講p.14)(『旧約聖書』)
・神と契約したイスラエル人こそ神によって救済される民族=[7 ]思想
・神ヤハウェ…[8 ]を通じて授けた十戒などの[9 ]遵
守が必要=[9 ]主義
3 キリスト教(テキスト第1講p.16∼18)(『新約聖書』)
①イエス・キリストの教え
・形式的律法主義への批判(律法に込められている[10 ]を重視)
・[11 ]愛を説く
・[12 ]=無差別・無償の神の愛
・イエスの死後、イエス=[13 ]とする信仰が成立
②キリスト教の発展
・パウロ イエスの死の意味=[14 ]
[15 ]をもって生きることの大切さを説く
・アウグスティヌス 最大の[16 ]
人間は神の[17 ]によってのみ救済される
・トマス=アクィナス [18 ]哲学を大成
哲学は神学を補完=「[19 ]」
4 イスラーム教の思想(テキスト第1講p.13∼14)
①徹底した一神教
・創始者:ムハンマド、神=[21 ]
・崇拝の対象となるような[22 ]を作ることは厳禁
・ユダヤ教徒、キリスト教徒を[23 ]としてその信仰を認める
・ムハンマド=[24 ]の預言者 5
河合塾 基礎シリーズ センター倫理政経 ①
②ムスリムの生活とイスラームの教え
・信仰共同体=[25 ]
特別な聖職者は[26 ](聖俗一致)
・政教[27 ]
・聖典『[28 ]』がムスリムの生活を律する
・[29 ](6つの信仰)=神・天使・聖典・預言者・来世・天命
・[30 ](5つの実践)=信仰告白・礼拝・断食・喜捨・巡礼
・イスラーム法=[31 ]
5 古代インド思想(テキスト第2講p.32)
①バラモン教思想
身分制度を肯定、[32 ]思想=人間の魂は生死を繰り返す
②ウパニシャッド哲学
梵我一如…宇宙の根源である[33 ](梵)と、人間の存在である
[34 ](我)は同一である
③ジャイナ教
禁欲・苦行、徹底した[35 ]の教え
6 仏陀の悟りと教え(テキスト第2講p.34)
・[36 ]の法…全ては他のものとの因果関係によって生滅する
・人生の苦しみは[37 ]に原因がある
・四諦…[38 ](人生=苦)・[39 ](苦の原因=執着) [40 ](執着を除こう)・[41 ](滅する道=八正道)
・八正道…[42 ](苦・快どちらにも偏らない道)を基本とした8つの
正しい実践=煩悩を滅する道
・[43 ]…生きとし生けるものすべてに対する仏教的愛 ・四法印…[44 ](世界の一切は苦である)
[45 ](永遠普遍のものはない)
[46 ](我という実体の否定)
[47 ](悟りとは安らかな境地である)
正解
1 快楽 2 アタラクシア 3 隠れて 4 禁欲 5 アパテイア 6 ロゴス(自然)に従って 7 選民 8 モーセ 9 律法 10 精神 11 隣人 12 アガペー 13 キリスト(メシア、救世
主) 14 贖罪 15 信仰・希望・愛 16 教父 17 恩寵 18 スコラ 19 哲学は神学の侍女 21 アッラー 22 偶像 23 啓典の民 24 救世主 25 ウンマ 26 存在しない 27 一致 28 クルアーン(コーラン) 29 六信 30 五行 31 シャリーア 32 輪 33 ブラフマン 34 アートマン 35 不殺生(アヒンサー)36 縁起 37 煩悩 38 苦諦 39 集諦 40 滅諦 41 道諦 42 中道 43 慈悲 44 一切皆苦 45 諸行無常 46 諸法無我 47 涅槃寂静 6