産業と技術の歴史第1回イントロダクション 201１年4月8日国際環境経営学部大谷卓史目次簡単な自己紹介受講に当たって講義の目標講義の概要授業計画教科書・参考書成績評価イントロダクション情報技術と社会名前：大谷卓史（おおたにたくし）所属：国際環境経営学部環境経営学科専門：情報倫理学（知的財産や匿名性など）、科学技術史（情報技術と社会・制度の歴史）『アウト・オブ・コントロールネットにおける情報共有・セキュリティ・匿名性』（岩波書店、2008年）中根・佐藤ほか共著『科学の真理は永遠に不変なのだろうかサプライズの科学史入門』（ベレ出版、 2009年）簡単な自己紹介名前：大谷卓史（おおたにたくし）国際環境経営学部環境経営学科准教授 1967年、千葉県生まれ。中根・佐藤ほか共著『科学の真理は永遠に不変なのだろうかサプライズの科学史入門』（ベレ出版、2009年）大谷卓史『アウト･オブ･コントロールネットにおける情報共有・セキュリティ・匿名性』（岩波書店、2008年4月）簡単な自己紹介専門領域科学技術史（情報技術史）、哲学・倫理学（情報倫理学、科学技術の哲学）とくに、現在関心がある分野。初期の情報技術史日米間の半導体技術移転日本におけるコンピュータ開発の社会史匿名性の哲学著作権の哲学電子情報通信分野の学会における倫理綱領講義の目標 1. 現代社会における産業・技術とそれを取り巻く制度のあり方が、いかにして歴史的に生成してきたものか理解する。 2. 産業革命から現代に至る産業・技術の歴史を概括的に把握する。とくに、世界史・日本史上の出来事と連関させて理解することを目指す。 3. 上記の２点を踏まえ、現代の科学・技術・産業がどのような方向に向いているか、自分自身の職業選択や将来の生き方と関連させて考察できる。講義の概要産業革命期以後の産業と技術の歴史について、代表的な企業家・技術者などの人物の伝記を通じて学ぶ。技術の歴史は、ある社会的・技術的文脈の中で人々が創造し、つくりあげてきたものである。どのような社会や技術の状態があってある人物の人間形成や科学技術的知識の習得が行われ、彼らのどのような活躍によって、産業や技術が構築されてきたのか学ぶ。授業計画第1回イントロダクション第2回産業革命期の産業家・技術者群像第3回大英帝国の建設者－ブルネル父子第4回日本資本主義の父－澁澤栄一第5回工芸と反産業革命運動－モリス、ラスキン第6回産業とフィランソロピー－大原孫三郎第7回大衆社会の形成（視聴覚教材）第8回メンローパークの魔術師－エジソン第9回メールボーイから鉄鋼王へ－カーネギー第10回電子の帝国を築く－サーノフ第11回 20世紀の創造者－フォード第12回地球上の富の半分を持つ男－ハワード・ヒューズ（視聴覚教材）第13回焼け跡からの出発（１）－本田宗一郎第14回焼け跡からの出発（２）－井深大・盛田昭夫・岩間和夫第15回パソコン産業をつくる－ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ教科書・参考書教科書今年度は、とくに指定しません。参考書中根・佐藤ほか共著『科学の真理は永遠に不変なのだろうかサプライズの科学史入門』（ベレ出版、2009年）その他、教室で適宜指示します。成績評価平常点＋定期試験=40点+60点=100点平常点：出席＋課題など。欠席は減点対象。欠席が5回を超える（例、欠席 5回＋遅刻1回）と、単位取得できません。遅刻・早退３回が欠席1回に相当します。定期試験：8月3日に実施。詳細は、後述。成績評価出席について毎回授業のはじめに出欠を取ります。また、出席票を配布します。授業の最後に、毎回自分で考えて回答する問題、もしくは授業内容について問う問題を出します。回答は、出席票に書き込んでください。この問題に回答がない場合、出席としません。出題と関係ないことを書いている場合も、出席点が下がります。遅刻は、３回で欠席1回とカウントします。また、遅刻をした場合、授業内容がわからないために、上記の出題に回答できないこともありえます。成績評価定期試験について 8月3日に実施します。自筆のノートの持込みのみ、認めます（教科書やプリント、その他は持ち込み不可）。電子辞書、辞書の使用禁止（公平性を保つため）。授業内容について、穴埋め式の問題と記述式の問題を出題します。定期試験について下記の禁止事項を守らない場合、その場で退室とします。ノートの貸し借りと思しき行為は禁止（貸し借りでないにしてもそのように見えるものはすべて禁止）。おしゃべり禁止。消しゴム等筆記具、その他のものの貸し借り禁止。電子辞書、辞書の使用禁止。ここまでで質問は？簡単なアンケートに回答してください世界史や技術史の知識がみなさんにどれだけあるか簡単なアンケートに回答して下さい。授業でどこまで説明すればよいかの目安にするもので、成績にはまったく関係ありません。本日は、このアンケートへの回答が終われば、終了です。