授業科目 エアラインビジネス 科目区分 専門科目群(国際観光コース) 単

科目コード: D-Ⅳ-M 004
授業科目
エアラインビジネス
科目区分
専門科目群(国際観光コース)
単 位 数
2 単位
開 講 期
春学期
授業方法
講義
配当年次
1 年次
担 当 者
小林美波(E-mail : [email protected])
到達目標
○航空事業に関する基本知識を身につけるとともに、航空産業の社会における位置づけや業務概要・職種を理解する。
○航空業界に関する動向やニュースを通して社会の動きを知るとともに、他の産業との共通点を理解できるようになる。
授業内容
航空事業全般における基本的知識を学ぶ。飛行機の種類と構造、航空機の出発から到着まで、空港の現状と課題、航空
保安、民間航空発達の歴史、国際航空関係の条約と組織、航空業界の現状、航空政策の歴史と現状および将来課題などが
テーマである。同時に航空産業にはどんな仕事があり、どんな人達がそれを担当しているのか、航空会社の仕事の流れな
どを学ぶ。また、空港というインフラの持つ課題や今後の方向についても理解するとともに、他産業との関わりも対象と
する。
準備学習
事前に課題を課された場合は必ず下調べ等予習を行うこと。
テキスト
テキストは使用しない。必要に応じてプリントを配布する。
成績評価
〔授業中の学習成果〕60%
毎回の小レポートと授業中に行う 5 回程度の小テスト等により評価する。遅刻・欠席・早退については減点する。
〔授業外の学習成果〕20%
期中に 1200 字程度の中間レポートを提出する。テーマ、期限、作成方法については、授業中に指示する。
〔学期末の学習成果〕20%
定期試験に代えて、学期末に 1200 字程度のレポートを提出する。テーマ、期限、作成方法については、授業中に指示
する。
授業スケジュール
テーマ
概要/キーワード
1
オリエンテーション
授業の到達目標・内容・成績評価・スケジュールなどについて説明を受ける。
2
航空輸送事業
航空業界・航空輸送事業の基本を学ぶ。
3
航空輸送事業の特性
航空業界・航空輸送事業の特性を学ぶ。
4
航 空 機 の 基 礎 知 識 (1)
原理・構造
飛行の原理(飛行機はなぜ飛ぶか)、飛行機の構造と機能(エンジン、ウィング、
着陸装置、操縦室、客室など)について学ぶ。
5
航 空 機 の 基 礎 知 識 (2)
製造会社
2 大航空機製造会社、中小型機製造会社、航空機の国籍、機体番号、機体番号の付
け方、機内で学ぶ航空用語について学ぶ。
6
航空機の歴史(1)飛行機
の誕生
航空機の誕生。ライト兄弟による初飛行からはじまった航空機の歴史を学ぶ。
7
航空機の歴史(2)欧米
欧米の航空機の進化の歴史を学ぶ。
8
航空機の歴史(3)日本
日本の航空機の歴史を学ぶ。
Kokusai Junior College Syllabus 2016
テーマ
概要/キーワード
9
空 港 と公 共交 通機 関の
役割(1) 成り立ち
空港の成り立ちと民間航空機の誕生とその役割について学ぶ。
10
空 港 と公 共交 通機 関の
役割(2) 空港施設
空港の役割と空港施設について学ぶ。
11
空港の経済活動(1)
空港の存在意義を学び、地域とのつながりについて理解する。空港の様々なランキ
ングについて学ぶ。
12
空港の経済活動(2)
空港の抱える問題と世界の空港との比較などから、今後のめざす方向性を学ぶ。
13
空港の経済活動(3)
日本の空港の状況を知る。日本の空港の数、成田空港・羽田空港の歴史と現状、関
西に 3 空港がある状況などについて見ていく。
14
航空業界の歴史(1) 戦前
ビジネスとしての航空業界の歴史を、時代を追って学ぶ。規制により作られた世界
の航空事情を学ぶ。
15
航空業界の歴史(2) 戦後
規制から緩和へと変化した世界の航空業界の事情と役割、そのビジネスについて理
解する。
16
航空業界の歴史(3) 近代
17
国 際 民間 航空 の枠 組み
(1)
現在の国際民間航空輸送の基本原則となっている考え方を学ぶ。
18
国 際 民間 航空 の枠 組み
(2)
国際組織(ICAO と IATA)および航空協定について学ぶ。
戦後の経済成長期を経て、変化してきた世界の航空業界の現状と課題を学ぶ。
19
航空業界の現状(1)
航空会社の変遷を学ぶ。
20
航空業界の現状(2)
ローコストキャリアとフルサービスキャリアの役割について学ぶ。
21
航 空 業 界 の 戦 略 (1) レ
ベニューマネジメント
航空業界の生産性向上に大きく影響する座席管理を学ぶ。
22
航空業界の戦略(2)販売
戦略
航空業界の生産性向上に大きく影響する運賃政策を学ぶ。
22
航空業界の戦略(3)マイ
レージサービス
航空業界での顧客獲得の大きな手段「マイレージサービス」について他の産業との
の関係を見ながら理解する。
23
航空業界の戦略(4)アラ
イアンス戦略
規模の大きな企業といえども 1 社単独で生き残ることが難しくなってきている現
在、エアラインにおいてはアライアンスという形で連携している。その実態を知る。
24
貨物ビジネス(1)
ハブ空港の役割と航空貨物ビジネスの誕生について学ぶ。
25
貨物ビジネス(2)
航空貨物ビジネスの現状を学ぶ。
26
航 空 会 社 の 戦 略 (1) 顧
客満足とブランド戦略
27
航 空 会 社 の 戦 略 (2) 商
品戦略(国内線)
ブランドコンセプトを基盤に、お客様に選ばれる「商品」について学ぶ。
28
航 空 会 社 の 戦 略 (3) 商
品戦略(国際線)
ブランドコンセプトを基盤に、お客様に選ばれる「商品」について学ぶ。
29
航空業界の使命(保安)
エアラインビジネスの最後にあたり、何よりも大切な経営の基盤となる保安、安全
の重要性を学ぶ。
30
航空業界の使命(企業の
社会的責任)
航空業界も他産業と同様、社会の一員としてさまざまな活動を行っている。エアラ
インを例として「CSR=企業の社会的責任」を考える。
他社との競争の中で、お客様に選ばれる「ブランド」作りが不可欠である。その実
態を学ぶ。