Untitled - 札幌キリスト召団惠泉塾

惠泉塾友の会だより
第8号
2012.7.10
発行/惠泉塾友の会 編集/長野 初美
事務局/〒264-0025 千葉県千葉市若葉区都賀3-24-8 都賀プラザ4F
TEL&FAX/043-235-3815
Eメール/[email protected]
口座番号/ゆうちょ銀行 10540-76488711
Ⅰ
一隅に種まきと光を
惠泉塾友の会会長
Ⅲ
~4月から6月編~
松井 康男
最近、水谷先生が『壊れた私 元気になった』を出版、
「ハーベストタイム」のテレビ番組に出演、日本のキリス
ト教界に登場した2002年7月と8月のあの夏を思い出す。
あれから10年、まさに神キリストに導かれて惠泉塾が誕
生し、成長して用いられたとしか言いようがない。
さて、今年また、この活動が外に向かって打って出る
ときが来たようである。そこで今思うことは、惠泉塾友
の会としても『波止場便り』
『SUSONO』
『惠泉塾10年の
歩み』『ご案内』などの冊子を会員の皆さんが身近な人
に手渡すという“種まき”の活動をより自覚的に行い、
惠泉塾の動きをサポートできたら、ということである。
私は、これらの冊子を順々に読み返すと、絶えず新し
い発見があり、「なるほどそうだったのか」という思いに
なり、「この人のこの記事をあの方に勧めたい」と感じ
ることがしばしばである。
この終末の時代、実に多くの身近な友が深刻な問題と
行き詰まりを抱えている。確かに惠泉塾は世の「一隅を
照らす(最澄)」光である。この“世の光”をお一人お一
人が読み返しながら身近な人に手渡され、友の会の輪に
さらに新しいメンバーを迎えることになるよう、切に祈
っている。
♥今回、皆さまに『ご案内』(文泉書院)をお届しました。
「札幌キリスト召団」「惠泉塾」「(株)ヴィタポート」の関係
がよく分かる“惠泉塾早分かり表”としてご活用ください。
日々に変化する、神様のご事業の最新版です。
Ⅱ
惠泉農園だより
2012年度会費納入ありがとうござました
今年度の友の会員さんの顔ぶれが、ほぼ出揃いました。
7月現在、継続会員、新規会員併せて約240口、およそ300
名の会員さんが参加してくださり、応援してくださるこ
とになりました。事務局一同、心より感謝いたします。
そして、北海道から沖縄まで、遠くはイスラエルにまで
広がる惠泉塾の応援団に、身の引き締まる思いでおりま
す。できる限り、血の通った事務局、人格的なお交わり
のできる友の会でありたいと思いますので、今年度もど
うぞよろしくお願いいたします。
-1-
余市惠泉塾
永山 忠
友の会の皆さま、いつも惠泉農園を応援してくださり、
ありがとうございます。今年度、アモスファクトリーの
担当になりました永山忠です。どうぞよろしくお願いし
ます。早速、農園の様子をご紹介させていただきます。
今年も畑を増やしています。4月には、
「水道局裏」の
休耕畑を再整備しました。木の根や萱の根を抜いて耕し、
ジャガイモを植えました。植付けは、種芋を半分に切っ
て灰をつける者、畑にロープを張って両端を杭でとめる
者、ロープに沿って鍬で溝を掘る者、溝に種芋を並べる
者、芋の間に肥料を置く者、土をかぶせる者、と手分け
して同時進行、ほぼ一日で終わりました。5,000個ほど
植えたでしょうか。秋の収穫が楽しみです。また、増産
した芋をうまく保存しよう、ということで雪室(ゆきむ
ろ)を作りました。極寒期に芋の凍結を防ぐ保温庫とし
て使います。倉庫として使っていた12畳ほどの小屋の内
部に断熱材を貼り詰めました。来年は美味しい越冬芋が
たくさんできそうです。春には室内に雪を入れ、保冷庫
として使うつもりです。5月には「ヴィタ裏」と「南面
左」の畑を拡張、6月には「ヴィレッヂ横」の休耕畑を
再整備しました。トウモロコシ、豆類、夏野菜、カボチ
ャなど、いろいろなものを育てています。
5月、しばらく使っていなかった葡萄畑に葡萄の苗を
200本植えました。今回は支柱に鉄製のパイプを使いま
した。いわゆる単管という物です。以前から、やがて腐
って交換が必要になる丸太ではなく、丈夫で長持ちする
鉄パイプがいいな、と思っていたのですが、釘を打てな
いことがネックでした。釘を使わずに番線(針金)を支
える良い方法はないかとあれこれ考えていたら、お隣の
方が「単管に打てるビスがある」と教えてくれました。
このビスはドリルネジというもので、ネジの先端がドリ
ルになっています。充電式のスクリュードライバーでね
じ込むと結構あっさり入ります。木に釘を打つほど簡単
ではありませんが、支柱を立てたあとでも好きな所に打
てるので、ありがたいです。ほぼ思い通りの棚ができま
した。20年くらい持ってくれるといいな、と思います。
実りは3年後、ワインができるのは4~5年先でしょうか。
6月には梨の実すぐりをしました。枝にたわわになっ
ている直径1cmくらいの実のうち、
「こいつを大きく育
てるぞ」と決めた実だけを残し、あとは次々落します。
栄養を少数の実に集中させるためです。まず、小さい実
を落します。傷ついている実、何かに食われている実、
変形している実も落します。上向きの実も落します。こ
れは、やがて成長して重くなると下がって枝の上に乗り、
傷ついたり変形したりするからです。残す実の間隔は
20cmくらい。あとはすべて落します。良い実の近くに
別の良い実があっても、どちらか落します。「君には何
の落ち度もない。ただ、ここにいたのが不運。悪いが死
んでくれ」と。落された実は肥料になり、やがて木に戻
ります。葉陰に隠れている実も、探し出して落します。
大きくなった姿を想像し、「下がって揺れて枝に当たっ
て傷つくなあ」と思う実も落します。下や横に空間のあ
るものだけを残します。
「大きくなれよ。」…梨の収穫は
9月からです。
今後とも惠泉農園をご支援いただけますよう、よろし
くお願いいたします。
Ⅳ
転んだ先の神の杖
~塾生の巣立ち~
我孫子惠泉塾
新谷 国義
ジャガイモの花が、初夏の痛いほどの太陽を浴びて、
紫色のきれいな花びらと、真ん中にある黄色の蕊(ずい)
を輝かせながら、我孫子惠泉塾ファームのジャガイモ畑
の一面を覆っています。収穫は今か今かと待っている様
子を見せてくれて、本当に美しいです。
新木近隣センターでの主日礼拝の様子
その我孫子惠泉塾には、現在20~24才までの若者が3
人(就学訓練生と塾生)一緒に生活しており、共に「信
仰、生活、仕事(勉強)」の土台を築こうと日々頑張っ
ております。3人の若者たちは、滞在年数には差はあり
ますが、共通して余市惠泉塾で塾生としてまず生活し、
土台を築いてその後、我孫子惠泉塾にやって来ました。
ここでも信仰と生活の訓練を引き続き受けつつ、次の目
標を準備したり、人生の使命を探求したりしています。
-2-
中には、一度余市を卒塾後、自宅に戻ったけれど再び行
き詰まり、我孫子へ来たという若者もいます。けれど、
もう一度、共同生活に入ると、自宅で倒れていたのが嘘
のように目の色を変えて若者らしい真剣な表情で「信仰、
生活、仕事」の訓練に取り組んでおり、その姿勢は素晴
らしいと感動を覚えます。それにも増して驚くことは、
まだ20才そこそこの青年たちが、自分の生き方を神に求
め、聖書からその生き方の真理を体当たりで求めていく
姿で、毎朝、こちらの方が圧倒されます。「あなたの若
い日に、あなたの造り主を覚えよ。(伝道者の書12:1)」
の御言葉を実践してくれていて、私たち夫婦はもう若く
はありませんが、若者たちからたくさんの気付きを与え
られ、私たち自身、いつも原点に戻る作業を塾でいたし
ております。
その若者の一人が、この6月を持って卒塾し、一人暮
らしを始めることになりました。この4月から通い始め
た専門学校と塾との往復の時間があまりにも負担であ
ることも理由の一つですが、それ以上に大きな理由は、
彼が塾を卒業して今、人生の目標と据えたその専門職の
学びを「思いっきりやってみたい!」という情熱と決意
が与えられたためでした。この話が出たときは、私の親
心(人間的判断)では、まだ早いかも知れないという思
いがありましたが、そのとき、昨年の水谷先生からのア
ドバイスを思い出しました。「塾生を自分たちの作品の
ように考えてはいけない。神様が手塩にかけて育ててき
た人格であり、神様の
ための訓練である。」
そ う言 われた ことを
思い出し、次のステッ
プ にい って倒 れるこ
と を恐 れるの ではな
く、「倒れれば、内側
の 問題 点を神 様の光
にさらしてまた鍛えられていくし、倒れなければ、彼に
決意を与えてくださった神様が彼を守り、責任を持って
進めておられることが分かる」という結論が与えられま
した。
そこから、
“塾は神様が運営なさっておられ、塾生(訓
練生)は神様が育てておられる。私たち夫婦は、この神
様の道具として使っていただき、塾生に仕えることだ
け”が求められている、ということを理解しました。私
たちは「転ばぬ先の杖」というものをやってしまいます。
しかし、神様のお考えは、「転んでもいいよ、転ばない
で鍛えられていくことは素晴らしいけれども、転んでも
大丈夫、そこから成長しよう!」と若者たちを励まして
いてくださる御方であると気付いて、神様への信頼が増
し加わりました。転んだ先に“神の杖(神様ご自身)”
が存在していることに絶対信頼を置いて、また次なる若
者の巣立ちのときを楽しみに、塾の働きを進めていきた
いと思いました。
別紙にご案内した通り、「余市惠泉塾」「丹波の宿惠泉」
「川崎惠泉塾」から、友の会に、要請がきています。
お一人でも、お友達と一緒でも結構です。行ってみよ
うかしら?と思われる方のご参加をお待ちしています。
年齢・性別・経験不問 ! 朝の聖書の学び付きです。
☆7月・8月のご案内☆
7月6日(金) 第12回惠泉塾ケーススタディ
7月7日(土) 第18回小池辰雄を読む会
(図書室開室1周年記念
都賀プラザビル5F)
ランチコンサート(都賀1F)
7月8日(日) 関西合同礼拝
第2回小池辰雄を読む会
(神戸バイブルハウス)
7月10~12日 丹波セミナー 上級者コース
7月14~17日 福岡セミナー
7月21日(土) サマーコンサート&立食パー
ティー(都賀プラザ5F/2F)
写真に紹介しましたのは、5月の丹波セミナーでの、
升野美代子さんと玉乃井みゆきさんと水谷百合恵さん。
何もなかったところに、土から運んで苗も買ってきて、
あっという間に野菜畑が出来上がりました。その日の夕
方、また、水やり、支柱立てに励む、恐るべき“働き者
軍団”でした。頭を使ってばかり、ひねってばかりのセ
ミナー生活の中、ひそかに体を使って汗して働く姿には、
頭が下がりました。
Ⅵ
都賀プラザ2Fのバザールヴィタに
貸しギャラリーが誕生しました。
コンセプトは都会のオアシス。
その名も“ギャラリー オアシス”
8月24日(金) 第13回惠泉塾ケーススタディ
8月25日(土) 第19回小池辰雄を読む会
(都賀プラザビル5F)
ランチコンサート(都賀1F)
8月26日(日) 関東合同礼拝
関東合同召天者記念会
(都賀プラザビル5F)
8月28~30日 丹波セミナー 一般向コース
Ⅴ
都賀ギャラリー オアシス新装オープン
◆中国小麦粉料理専門店 惠泉の2Fです。4Fに友の会
事務局もあるこのビルで、美味しいお料理を楽しんでい
ただき、ヴィタポートのショウルームをご覧いただき、
貸しギャラリーに寄せられる作品でくつろいでいただ
き、人間関係の希薄な都会生活に、潤いと憩いの空間を
提供したい、との願いから生まれました。
今年度もよろしく! お助け隊
惠泉塾とヴィタポートの中に入って内側から支える、
友の会員ボランティア体験団“お助け隊”の活動を今年
度も進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたしま
す。
交通費は自腹を切っていただきますが、食と住は提供
できます。お交わりを深め、共苦労する中に働く喜びを
分かち合っていただくことができれば、事務局として、
こんなに嬉しいことはありません。
友の会の貴重な人材が御心にかなって用いられ、各地
の必要を補うことができますように。また、この働きに
よって、友の輪が広がり、命あふれる惠泉塾と同じ恵み
に浴することができますように。
◆友の会のみなさま、関東にお立ち寄りの節は、ぜひ、
都賀プラザまで、足を伸ばしてくださいね。心をこめた
おもてなし、惠泉ノア製作所の命運をかけた内装、家具、
木工製品の一つ一つが癒しの空間を創り出しています。
スタッフ一同、ご来店を心よりお待ち申し上げます。
◆7月21日(土)、友の会主催のイベントで全面的に開店
を応援することになりました。別紙のチラシにあります
“新装開店記念 サマーコンサート&立食パーティー”
を実施いたします。同時開催の「藤井有香作品展」には、
余市から有香さんも応援に駆けつけてくれる予定です。
お近くの方(遠くからでも)、ぜひ参加してくださいます
よう、ご案内申し上げます。また、お知り合いの方にも
お勧めください。
◆9月15日(土)~16日(日)、ギャラリー オアシスで友の
会主催のバザーを開く予定です。友の会の皆さまからの
出品をお待ちします。手づくり品、装飾品、実用品、贈
答品、美術品など、寄贈していただけませんでしょうか?
ご協力いただける方、電話、ファックス、メールでご連
絡ください。お品は郵送、または持参でお願いします。
(古着類は対象外とします。)収益は友の会費とさせて
いただき、残りは返品させていただきます。お家で眠っ
ているものはありませんか?よろしくお願いします。
-3-
Ⅶ
全国の友の会員さんより
Rちゃんは、前よりも積極的になったと思います。
Oさんは、前は暗い感じで元気なさそうでしたが、今
は堂々としていて、いろいろな人と楽しそうに話してい
ました。
“はじめまして”
京都
坂口 昭子
はじめまして。坂口芳男と昭子です。
惠泉塾には、私共の二女、いのりが大変お世話になり、
心より感謝申し上げます。
主人は高校生のとき、私は大学生のときに、それぞれ
教会に導かれました。
「目に見えるものしか信じない」という、罪深いむな
しい生活から、「神、我が内にいます」という素晴らし
い人生に変えられ、神様の愛に導かれてまいりました。
若いとき、主人は銀行に、私は学校に勤めておりまし
たが、あるときから、二人で近所の子どもたちに勉強を
教えるようになりました。
でも、狭い普通の家で塾をするものですから、我が家
の三人の娘たちも大変でした。三畳の部屋に机を三つ並
べたりもしました。夕食はいつも、孤食ならぬ“子食”、
つまり、子どもたちだけでの食事でした。そして、三人
で片付けをするのです。代わる代わる、運びもの、洗い
もの、拭きもの、と当番を決めていました。ときどき、
自分の係が分からなくなり、「今日、私は何もの?」と
言うのを聞いて、大笑いしたことを、つい昨日のことの
ように思い出します。
その三人の娘たちも巣立ちました。今年、我が家の塾
は33年目に入りました。私たちの家は京都市内ではあり
ますが、北区の山あいにあります。「まあ、よくこんな
ところで塾を続けて来られたもんだ」と思います。これ
もイエス様が与えてくださった奇跡だと思っています。
一人一人の生徒が、力いっぱいその能力を伸ばしてく
れますように、人間的にも大きく成長してくれますよう
にと、夫と二人で祈りつつ、今日も生徒たちを誉めたり
叱ったり…。
一日一日を大切に、感謝しつつ、笑いつつ。
丹波の宿と私
静岡
松井 幸子
私が初めて丹波の宿に行ったのは、約4年前の9月だっ
たと思う。その頃、まだ娘の恵美子の調子が悪くて、薬
を飲んでいた娘とけんかしながら、夜遅くなってやっと
たどり着いた思い出がある。
そのとき、宿で初めて天川さんや牧野さんにお会いし
た。その頃の私は、ただ“恵美子の母親”という役割を
演じていたにすぎなかった。
その後、一人で丹波セミナーに参加する機会をいただ
き、沖縄の諸見里さん、新潟の若木さん、四国の玉乃井
さんなど多くの方と同室になり、それこそ膝を交えてゆ
ったりと語り合うひとときが与えられた。ある方は、鉄
工所を経営する裕福な家に嫁いだものの、経営の行き詰
まり、舅姑の相次ぐ病気、義弟の金銭トラブル、新潟地
震と続く境遇を乗り越えながら生きて来られたという。
にもかかわらず、なお感じる朗らかさ、たくましさに、
自分の抱えている問題など小さなできごとにすぎない、
と反省させられた。これら出会いを通し、できごとを通
して、神様のお導きにあずかりながら、私も少しずつ成
長させられていったのだと思う。
これまでお客さんとして泊めていただいた丹波の宿
に、今回初めて裏方のお手伝い“お助け隊”の一員とし
て参加させていただいた。このことは、今までの私の丹
波の宿イメージが一変するほど大きなできごとだった。
たった3日間ではあったけれど、常に緊張感の漂う中、
お互いを信頼し合いながら仕事を立ちあげていく雰囲
気は、むしろさわやかでさえあった。お客様を心からお
迎えすることの大切さ、大変さ、仕事に対する真摯な向
き合い方、それらを目の当たりにして改めて感動した。
朝子です! -久しぶりに余市を訪れて-
京都
私は余市で、久しぶりに農作業をしました。楽しかっ
たです。昔を思い出しながら農作業出来て、嬉しかった
です。
皆が変わっていたので、私ももっと変わりたいと思い
ました。
(2012,5,20)
入江 朝子
今回、私は北海道へ行ってきました。
北海道に行って、皆変わっていました。
感じたことも多かったです。
S君は、昔、礼拝に出ても寝ていたのですが、今回は、
真面目に聖書を開き、水谷先生の話を真剣に聞いてて、
ノートに書いていたので、びっくりしました。
Tさんは、昔はいつも元気がなくて悩んでいましたが、
今回は元気で明るくて、変わったなと感じました。
Mさんは、前と比べて明るく元気になって、顔つきが
変わりました。
-4-
早朝から宿舎を出て、朝の聖書の学び、祈りなくしては
できない仕事場、丹波の宿 恵泉。ここは素晴らしい神
様の恵みの場所であると実感した。若者たちが鍛えられ
る場所として、これほどふさわしい場所はないと思わさ
れた。今回の体験に感謝して。
都賀プラザ2F
オアシス・ヴィタ
新装開店記念
サマーコンサート
クラシック
+ジャズ
&
、“オアシス・
友の会のみなさま
ですか?
ヴィタ”をご存知
、暑さを吹き飛
粋な音楽と軽食で
ばしませんか!
オードブル
+ドリンク
立食パーティー
7/21 (土)
日時:2012/
15:00~17:30
第Ⅰ部
サマーコンサート
14:30 開場 5F「オリーブ山教会」
会場:都賀プラザ 5F&2F
千葉県千葉市若葉区都賀3-24-8
JR総武本線 都賀駅東口より徒歩2分
15:00~16:30
5F「オリーブ山教会」
ポピュラーな曲を中心に、クラシックとジャズ
を融合させた軽やかな演奏をお楽しみ頂きます。
ピアノ
ヴィオラ
保坂 修平
青木 美保
第Ⅱ部
立食パーティー
16:30~17:30
2F「オアシス・ヴィタ」
会費:お1人様
3,000 円
同時開催
惠泉意匠室の仕事展
~藤井有香の悪戦苦闘~
株式会社ヴィタポートのデザイナー、
藤井有香のこれまでの仕事をご紹介しま
す。
一人の行き詰った
人間が、仕事を通し
て成長する、魂の軌
跡をご覧ください。
株式会社ヴィタポ
ートは、一人一人を
忍耐強く育て、生か
す会社です。
会場を2F・新装「オアシス・ヴィタ」に移し
ての立食パーティーです。お料理は1F「惠泉」
より中華オードブルを、ドリ
ンクは余市産ワイン・梨ジュ
ース、中国茶等をご用意して
おります。
←個室では椅子とテーブルも
ご利用できます
主催:惠泉塾友の会
TEL&FAX 043-235-3815
〒264-0025
千葉県千葉市若葉区都賀3-24-8 都賀プラザ4F
[email protected]
さくらんぼ販売のご案内
2012 年 5 月
友の会の皆様、いつも惠泉農園を応援してくださり、ありがとうございます。
今年もさくらんぼの季節がやってきます。ここ余市では 6 月下旬から 7 月初旬の収穫を
予定しています。昨年はご期待に副えるものをお送りできず申し訳ございませんでした。
今年は雨に負けない丈夫なさくらんぼを育てようと、思い切った剪定や間伐を行ない、風
通しや日当たりを良くしました。今年も農薬の使用は最小限にしています。
皆様においしいさくらんぼをお届けできますように、豊かな実りが与えられますように、
共にお祈りいただければ幸いです。
料金は、500g×4パック入り 1 箱 3200 円+送料(1000 円程度)になります。お支払い
は、振込用紙をお送りいたしますので、そちらをご利用ください。
惠泉アモスファクトリー
〒046-0013 余市郡余市町 374-3
Tel:0135-22-0703 Fax:0135-21-6155
さくらんぼ注文書
注文日: 月
注文主
氏名:
住所:〒
Fax:
電話:
送り先
①氏名:
住所:〒
Fax:
電話:
数量:
箱
②氏名:
住所:〒
Fax:
電話:
数量:
箱
日
惠泉塾友の会 お助け隊
いつも友の会の活動にご支援・ご協力、ありがとうございます。
今年度も、“惠泉塾友の会 お助け隊”活動を実施いたします。
現在のところ、余市惠泉塾、丹波の宿恵泉より、お助け隊の要請がありまし
たので、お知らせします。有志によるこの活動への参加をお待ちしています。
お問い合わせは惠泉塾友の会事務局まで。043-235-3815(長野 080-3368-7677)
1 余市惠泉塾
① 農作業のサポート
さくらんぼの収穫、ジャム作り……6月下旬~7月上旬
じゃがいもの収穫
……9月中旬ごろ
梨の収穫、ジャム作り
……10 月上旬ごろ
② 年末年始のサポート
除雪、動物飼育、食材づくりなど
③ ヴィタポートのサポート
・マナベーカリー(パン作り、発送)……12 月中旬~下旬
・ショップヴィタ(庭造り、花植え)……時期は適宜の問い合わせによる
※健康に働いていただける方。朝の聖書の学びに参加可。寝泊まりは惠泉塾と
惠泉ヴィレッジでしていただき、食事も提供できる。作業着は持参してほしい。
希望の方は、友の会を通じて事前に連絡いただきたい。
2 丹波の宿 恵泉
① 宿のサポート
≪内 容≫
≪希望日≫
布団敷き、買い物、厨房手伝い、庭の手入れ、その他
2012 年 7 月 13~17 日、20~23 日、8 月 11~16 日、
9 月 21~24 日、10 月 6~8 日、11 月 2~5 日、22~25 日
12 月 28 日~2013 年 1 月 4 日(年末年始お助け隊)
② 丹波の宿 草刈り隊
≪内 容≫
草刈り、草引き、水やり、庭の手入れ
≪希望日≫
毎月、丹波セミナー開催期間の前後(5 月~10 月くらいまで)
5 月 21~24 日、6 月 25~28 日、7 月 9~12 日、
8 月 27~30 日、9 月 18~21 日、10 月 15~18 日
※健康に働いていただける方。朝の聖書の学びに参加可。寝泊まりは丹波の宿
でしていただき、食事も提供できる。作業しやすい服装持参のこと。要連絡。
惠泉塾友の会だより
第7号
2012.5.10
発行/惠泉塾友の会
編集/長野 初美
事務局/〒264-0025 千葉県千葉市若葉区都賀3-24-8 都賀プラザ4F
TEL&FAX/043-235-3815
Eメール/[email protected]
口座番号/ゆうちょ銀行 10540-76488711
Ⅰ
ご あ い さ つ
惠泉塾友の会会長
Ⅱ
友の会お助け隊 大活躍!
IN 丹波の宿
惠泉塾友の会の“お助け隊”は、各地の惠泉塾、ヴィ
タポートの働きを側面から支え、足らざるを補いたいと
の会員の熱意から生まれた働きです。
この働きに参加することで現場の実状に触れ、会員と
しての自覚が高まり、友情をはぐくむことができたと喜
んでいただいています。時間、健康、体力、経済を喜ん
でささげてくださる会員の皆様には、感謝が尽きず、頭
が下がります。紙面をお借りして厚くお礼申しあげます。
松井 康男
このたび、初代平野友紹会長のあと、惠泉塾友の会の
2代目会長に任命されました松井です。
惠泉塾の先駆け、1980年代の「葡萄樹の会」以来、長
い間、惠泉塾を外から見守っていた者が突然のご指名を
受け、とまどいもありました。しかし天命と受け止め、
祈りを以って任を果たしたいと願っております。分から
ないことも多い中、会員の皆様のご協力を切にお願いい
たします。
旧「惠泉友の会」が現在の「惠泉塾友の会」に発展的
に改組された2008年から2009年にかけて特に尽力され、
この2年間の会の創成期を担われた前会長平野兄、副会
長鏡淵兄をはじめとした諸兄姉の多くのご愛労に深く
感謝と敬意をおささげします。
さて、16年前の春、余市で水谷惠信先生を通して始ま
った惠泉塾は、悩み行き詰まった魂をあがない救い出す
主キリストの驚くべき恵みと導きによって、劇的に成長
してきました。この主なる神とキリストの愛の流れる場
である惠泉塾をサポートしている惠泉塾友の会も、多く
の方々の献身的愛の奉仕にあらわれているように、同じ
主の愛の生命があふれてきていると感じられます。
お助け内容はさまざまで、知恵を絞って今日に至って
おります。余市惠泉塾の草刈り、ジャム作りに始まり、
丹波の宿やマナベーカリーへの奉仕、草引き、庭づくり、
千両梨やジュースの販路拡大、商品引換券の発行、募金
活動、書籍売り込み、チラシの配布、コピーサービス、
各種イベントの主催などなど、物心両面で、ささやかな
がらお役に立つ活動をと、考えて実施してきました。
年間計画を、との会員さんからの要望がありますが、
昨年度は、緊急に、今、困っていることへの支援要請が
多かったように思います。できるだけ、お手伝いしたい
方のニーズに応えてたくさんの人にかかわっていただ
きたいと思いますので、今後、早めに情報を入手して、
会員さんに発信します。よろしくお願いします。
ゴールデンウィークには、丹波の宿 恵泉からの要請
で、宿の布団敷き、掃除、庭の手入れなどをお助けする
“泊まり込みお助け隊”を派遣いたしましたところ、早
速、四宮直美さんからメールが届きました。
☆いつもありがとうございます。GW後半戦は3日間の
満室です。お助け隊のみなさんの働きが本当に励ましで
あり、助けです。第1弾(前半)のメンバーで写真を撮りまし
たので、報告兼ねて添付します。後半もがんばります!!
この命に生かされた会員の皆様の、相互の親睦と交流
により、お一人一人の持ち味と賜物が再発見され、主の
ご用に用いられて、さらに惠泉塾の輪を広げることにな
りますように。また、そのことによって、札幌キリスト
召団以外の他教会の方々、未信者の方にも、この相互愛
のまことの生命があふれ、世に向かって、友の会自体も
惠泉塾と一体となって、本当の福音の証の器として用い
られますようにと祈っております。
友の会活動を通して、惠泉塾と(株)ヴィタポートを、
これからもますます物心両面でご支援いただきますよ
う、熱くお願い申し上げます。
-1-
連休前半のお助け隊員&丹波の宿職員
Ⅲ
新しい役員・委員・事務局員です
Ⅴ
全国大会でこんな声が寄せられました
2月の友の会全国大会、3月の友の会例会におきまして、
2月の全国大会で、自由交流の時間にグループ討議を
新しく、友の会のお世話をしてくださる役員の顔ぶれが
していただきました。その意見の中からの抜粋です。
決まりました。よろしくお願いいたします。
昨年度までの役員さん、2年余りの間ご尽力いただき、
☆友の会の運営について
本当にありがとうございました。
ほかにも都賀オリーブ山教会の皆さん、松山、丹波、
・家族会員の会費は妥当だが、個人会費はもっと安くな
大阪、姫路、沖縄、群馬、三島、川崎など、全国に助っ
らないか。惠泉塾をもっと知ってもらい、裾野を広げる
人がいてくれることが友の会の強みです。感謝します。
目的で、5000円があると友人などに声をかけやすい。
・惠泉塾に緊急で相談したいとき、友の会が窓口になっ
会長
松井 康男
て受け入れる体制づくりをしてほしい。
副会長 小野 信子
・SKYP、インターネットで若者たちが今、集会を開い
監査
平野 友紹
ている。通信費や交通費がかからないので、このような
集いの輪をもっと広げると良い。
北海道地区委員
猿渡守人、長谷川禎、入江治美
・以前にあった“人材バンク”登録を復活させて、実際
関東地区委員
大倉寿一、田中正彦、河西 勲
に活用してはどうか。
関西地区委員
小牧文枝、細川昭恵、碇サツキ
・カレブの集いのような親父の会を復活してほしい。
協力委員
福田泰子、佐藤 潔、渡辺千晴
事務局員
長野初美、後地 勇、篠崎進吾
☆友の会便りSUSONOについて
Ⅳ
5月6月 集会のご案内
水谷惠信先生の伝道活動、集会の日程や内容について
知りたい方のための案内です。詳しいことがお知りにな
りたい方は、事務局までご遠慮なくお問合せください。
☆惠泉塾から生まれた集いです
5月18日(金) 第10回惠泉塾ケーススタディ
5月19日(土) 第16回小池辰雄を読む会
(都賀プラザビル5F)
ランチコンサート(都賀1F)
5月20日(日) 関西合同礼拝
第1回小池辰雄を読む会
(神戸バイブルハウス)
5月22~24日 丹波セミナー 上級者コース
5月27日(日) 浜松ペンテコステ礼拝
6月6~10日 第23回夏期福音特別集会
(余市惠泉塾・水明閣)
6月22日(金) 第11回惠泉塾ケーススタディ
6月23日(土) 第17回小池辰雄を読む会
(都賀プラザビル5F)
ランチコンサート(都賀1F)
ガーデンお茶会&メッセージ
(千葉 庄司珙子宅)
6月24日(日) 関東合同ペンテコステ礼拝
メッセージ&ミニコンサート
(都賀プラザビル5F)
6月26~28日 丹波セミナー 上級者コース
・定期的に送られてくることで、友の会の活動の様子が
よく分かり、以前よりも身近に感じられるようになった。
これまではお金を振り込んでそれでおしまいだったが、
SUSONOを送ってもらうことで各地の情報をつかむこ
とができた。お金を振り込むことが応援と思っていたら、
それ以外の応援があることが分かり、認識が変わった。
・文字が小さくて読みづらい。2ポイント大きくし、文
字以外で視覚に訴えるものを取り入れたら良い。
・SUSONOと共に塾からの一筆箋の同封などあると良い。
逆に、会員から塾生たちへ応援の手紙を送るのも良い。
・SUSONOで全体像が見えるようになった。会員と各地
の惠泉塾がもっと近づけたらいいと思う。
☆お助け隊、ヴィタポート協力について
・かつて余市お助け隊で草刈りに頑張りすぎたことがあ
る。体に合ったペースでやるようアドバイスしたい。
・余市や丹波に行くために安い航空チケットが取れるよ
う、お助け隊の年間スケジュール表を作れないか。
・
(余市惠泉塾より)人手がなくて困る場合があるので、
もっと友の会を通じて人材募集したい。たとえば味噌づ
くりで困っているとか、SUSONOなどで情報発信したい。
・商品引換券が良かった。有効期間をもう少し延長して
もらえないか。金額ももう少し増やしてもらえれば…。
・商品引換券は、近くにヴィタポートの店がない、あっ
ても使いにくい、使い方が分からないという声がある。
・アモスファクトリーのじゃがいもは、人気があった。
電話ではじめて知った。SUSONOで情報を載せてほしい。
●この他、たくさんの意見、要望をいただきました。事
務局、例会で今後の改善点の参考にさせていただきます。
-2-
Ⅵ
全国の友の会員さんより
越冬部隊にとって、漬け物、梅干し、じゃがいも、に
んじん、白菜などは、何とありがたいことでしょうか。
神様に養われている恵みを深く覚えたものです。
京都集会の小野雅也です!
京都
小野 雅也
こんにちは。
先日、3月19日に、我が家に三女華恵が誕生しました。
母子ともに元気で、神様に感謝です。
妻の涼子、長女の愛花、二女のいずみとともに、全国の
友の会員の皆様にごあいさつを申し上げます。
小野さんご一家、華恵ちゃんを囲んで
♦
♥ ♣ ♠ ◆◆◆◆ ♠ ♣
♥ ♦
京都家庭集会は8~10名ぐらいの小さな拠点です。
3月19日、そこに小さな仲間が誕生いたしました。
小野家の三女で、体重3250グラム、丸い顔をした赤ち
ゃんです。これからは家族5人で礼拝に参加してくれる
ことでしょう。
家庭集会に集まる仲間は,老若男女、個性もいろいろ
ですが、それぞれの家族がつながって共に愛し合い、補
い合って暮らしていきたいと願っています。そして、神
様に喜ばれる一人一人に成長していきたいと願ってい
ます。近くにおいでの節はぜひお立ち寄りくださいね。
( 京都家庭集会
惠泉農園便り
碇 サツキ )
~余市の畑から~
北海道
入江 治美
昨年は、畑が2倍に広がり、新しい機械も入って、以
前とは比べものにならないくらい短期間で耕作ができ
るようになりました。この広い畑に何をどのくらい蒔い
たらよいものかと思案したものです。
拡大を図ったその成果として、じゃがいも、大根、に
んじんなど、たくさんの収穫があり、毎日のようにとれ
たてのものが食卓に上り、感謝しました。また、それを
全国の各拠点に送ったりして、あちらこちらへと恵みを
分かち合うことができました。
-3-
昨年の新しいできごととして、北海道の在来種を蒔く
という試みを始めました。一握りの種から先祖が何世代
にも渡って蒔き続け、育て続けた種を蒔こうと思い立っ
て始めたもので、黒千石、青大豆、十勝小豆、ビルマ豆
など、出来不出来はありましたが、収穫にまでこぎつけ
ることができました。味噌や玄米と一緒に炊いてみたり、
煮豆にしたりして、「感謝だね、感謝だね」とみんなで
喜んで頂いています。
また、この豆は冬の間の大切な手作業の材料となり、
特に「和気愛あい」では、さやはずし、豆の選別など、
利用者の手指機能の回復のためにお役に立っています。
この春に黒千石と青大豆は、第2世代の豆として惠泉農
園に蒔かれます。何世代も続いて繁栄してほしいもので
す。秋には種を採取して、“F1”ではないものを育てて
いくつもりです。みんなで、“F3”だねと話し合ってい
ます。農薬に汚染されない本物を食べて、心身共に健康
体で神様のご事業に参加させていただきたいです。
もうじき畑の雪も解けてくるでしょう。畑では越冬に
んじんが今か今かと出番を待っています。甘くて香りの
高い本物のにんじんが私たちの心と体を癒し、笑顔を引
き出してくれます。今から秋、冬に向けての野菜の貯蔵
について新しい計画を立てています。楽しみです!!
体も心も躍る季節が、すぐそこに…(2012,3,28記)
大震災から一年経って
福島
渡辺 浩子
東日本大震災から1年余りを経過し、日常には変化の
兆しが見え始めています。それは、私たちの営む“パピ
ルス”のこの店内で仕事をしているときに思います。
福島第一原子力発電所の事故により警戒区域となっ
た相双地方の住民2万人は、32万人都市のいわき市に移
り住むことを余儀なくされました。パピルス店舗前の、
道路を隔てた川岸の向こう側にも仮設住宅が立ち並ん
でいるのが見えます。工業団地の一角に立ち並んだ木造
仮設住宅。そこには、お年寄りや小中学生を抱える一家
も住んでいるのです。近くの企業は、その空き部屋スペ
ースを楢葉町の小中学校教室として貸し出し、今春から
開講していると聞きました。本当にさまざまなお客様が
今日も来店されています。
パピルスは地域に向けてメディア、情報紙を始め、こ
れまでにもいろいろな情報発信をしてきました。顔なじ
みのお客様を大切にし、新規のお客様にも、親子連れの
お客様にも喜んでいただけるよう努めています。
入口に大きな桜の木をクラフトで掲げていますが、桜
の花びらカードには、震災後の皆さんからの、いわきの
希望に向かうメッセージが数百枚もつづられています。
今朝は一番にテレビ局から連絡が入り、母の日に向けて
の取り組みを取材していただきました。
パピルスには例年より多くのお客様が来店されてお
り、新しいお客様も来られます。
「前に住んでいた所にも文房具屋さんがあったんだ。
同じマジックほしいんだけど。ないかなあ」と話してく
れるおじいさんがいました。「同じではないですが、こ
んなスタイルのものもありますよ」と言ってパピルスで
よく動く商品をお勧めしました。そのおじいさんはお礼
を言って帰って行かれました。
津波で被害を受けたご婦人が来られました。大切にし
ていたクラフトパンチが砂に埋まり、一つ一つ小学生の
息子さんが洗ってきれいにしてくれたそうです。「前と
同じパンチがほしい」と言ってこられましたが、今では
パピルスにないものでした。そのご婦人には新しいスタ
イルのものをお勧めしましたが、やはり深い思い出と愛
着があるようでした。
人は変化を好まないものです。人は変化を畏れます。
昨春は、私たちもお客様も暗く希望が見えない状況下で
した。地域のほとんどのお店が閉ざされ、生活も不安定
でした。目に見えない放射能汚染におびえ、人の造り出
した大罪ゆえに苦しみました。反原発を詠う農民歌人M
さんの歌集を詠み、こんなにも大熊町を憂いていた人が
いたのだ…と思い知らされました。
私と夫は「丹波の宿」に通い、水谷先生を通して語ら
れる本物の信仰を求めていました。イエス・キリストを
我が救い主として受け入れたからには、地の塩・世の光
として生きようと思わされます。お客様を店内にお迎え
するとき、その思いに重なります。
軽快な音楽が流れる店内にお客様が入店されます。
「いらっしゃいませ、どうぞ~」もし沈んだ気持ちで来
店されてもカラフルな色合い、洒落たデザインの文具た
ちが目に留まり、心が解放されていくように、お客様を
お迎えします。
これからも、地域のお客様に愛され、信頼され、幸せ
を感じていただけるお店を目指します。また、パピルス
を通して愛し合って一つになることを伝えていきたい
と願っています。丁寧に細やかに変化しながら、愛する
ことの生活実践をしつつ、豊かに流れる上質な時間をお
客様と共有してゆきます。
主と共にあることを感謝します。
渡辺さんのお店、文具店パピルス
-4-
新たな出発 -静岡から北海道へ-
北海道
長谷川 禎
今年の年賀状は、新年のあいさつと12月末で退社した
感謝のお礼に加えて、1月中旬に北海道の余市町に転居
する報告という欲張った内容となった。そして、余市町
への転居とその理由が、元旦早々多くの友人、知人を驚
かせた。
名古屋から静岡県沼津市に転勤、その5年後に三島市
内に自宅を購入。いずれ名古屋から東京に戻るのにどう
して三島市に家を買ったのか、当時も、家族をはじめ、
多くの友人や仲間たちを驚かせた。家を新築すると転勤
するというジンクス通り?名古屋に転勤。以後25年間、
名古屋での逆単身赴任、静岡、東京、浜松への新幹線通
勤で会社人間となる。
水谷先生と出会ったのは、13年前の浜松勤務時代であ
った。その年に妻と二男が惠泉塾に入塾し、長い単身赴
任生活が始まった。そして、夕食の家庭料理に魅せられ
て、浜松・山口家での家庭集会に出席し、初めて聖書を
読み、学んだ。
一に仕事、二に生活、三に信仰というこれまでの生活
が、1月17日、余市町惠泉ヴィレッジの住民となってか
らは、一に仕事は変わらないが、二には信仰となって、
「三には生活」ということが不要になった。今日は何を
食べようかと思い煩うこともなく、三度の食事が用意さ
れ、生活の心配が全くなくなる。ただし、単身生活が長
かっただけに、時間と規律に縛られた共同生活には戸惑
うばかり…。また、余市の冬の寒さと屋外作業(除雪、
果樹の剪定など)の厳しさは想像を超えるものであり、
疲労と防寒で午後8時台には就寝するという健康的な生
活に一変した。
余談だが、γGTPと尿酸の数値が高く、健診の都度、
最低週2日の休肝日を強く指導されていたが実行できず
にいた。余市に来てからは週7日?が休肝日であるから
不思議である。アルコール依存症の治療には惠泉塾の入
塾体験が最適かも!
自己実現や自己保身の必要もなくなり、厳しい試練を
通じて忍耐と悔い改めの繰り返し…で、残された人生を
惠泉塾の手助けとなるようにと祈っている。これからは、
“聞くだけではなく、また、言うだけではなく、
行うものとなりなさい。”
手賀の風
04-7188-6833
我孫子恵泉塾ニュースレター
6 月初旬、ジャガイモの花が
一斉に咲いてその独特の淡
い紫色と中心の濃い黄色の
蕊の色とが調和し合って、
とてもきれいな光景に神様の創造の業を発見
し感動を覚えました。それから瞬く間に 7 月に
入りジ ャガイ モの収穫を
終え、その実りの豊かさと、
その味 の美味 しさに再び
神様の 恵みに 感動を覚え
る時となりました。
<鬨の声>
6 月7日∼10 日まで北海道余市で私たちの所属
する札幌キリスト召団の 23 回夏期福音特別集
会がホテル水明閣という所で開かれました。全
国から召団員はじめ参加を希望された方々が
200 名近く集い「鬨(とき)の声」というテー
マをもとに水谷牧師からメッセージが取り次
がれました。このテーマは正に私たちが今この
札幌キリスト召団の信仰を継承して自立し「自
分に死んで隣人を愛する」事への戦いに「鬨の
声」を聞いて、出陣していくよう奮い立たされ
た 4 日間でした。私たち夫婦は 5 日には北海道
に着き、12 日まで滞在をして滅多に会えない友
人知人たちと交流を持つことが出来ました。
<変わらない余市惠泉塾の空気>
特別集会の空気も素晴らしいものがありまし
たが、その前後に宿泊して余市惠泉塾の日常に
参加させていただき感じたのは、その温かい空
気はいつも変わらないということでした。集会
の前後に宿泊をお願いして泊まられる方が結
構おられましたが、宿泊場所や布団、食事など
の準備が配慮を持ってきちっとなされ、しかも
形だけやっておいたと言うより、宿泊者の立場
に立って私たちを歓迎してくださり本当に感
動を覚えました。私は 2003 年に余市惠泉塾に
心身共に疲れ果ててたどり着きそこで命の回
復を体験したものでありました。その時感じた
あの温かい空気が今も変わらず惠泉塾全体を
覆っている姿を目の当たりにして、「惠泉塾」
を運営するには、人間の力を遙かに越えた神様
のご支配がなければこの奇跡は起きないと確
信し、夫婦共々「我孫子惠泉塾」が神様のご支
配となるために何を求められているか再度考
える機会となりました。
<パウロの遺言と水谷先生の遺言>
「鬨の声」とのテーマでメッセージが語られて
きた集会でしたが、最後の日の集会は日曜日の
礼拝となり「イエスの名のために」という題で
聖書講話がなされました。それまでのメッセー
ジはモーセ、ヨシュア、ギデオン、ダビデたち
がモチーフとなり、神様による神様の戦いに勇
ましく出陣していく力強い鬨の声が聞こえて
くる聖書の場面でありました。けれど、最終日
はイエスとパウロがそれぞれ題材になり、両者
の共通はこれから死んでゆく道を進むことこ
そ、彼らにとっての出陣であり、静かであるけ
れど、力強い決意と信仰の「鬨の声」を響かせ
ながら進んでくような聖書の場面を用いての
聖書講話が語られました。特に最後のパウロの
場面はイエスの名のために自分はこれから喜
んでこの身も命も差し出していくパウロが「私
の後に続け!」との鬨の声を 2000 年の時と空
間を越えて静かに私たち 180 名の参加者に語
りかけているような感覚になり体が震えるば
かりに感動を覚えました。パウロが私たちのそ
う遺言を残していったような感覚と重なるよ
うに、これは水谷牧師の遺言でもあると途中で
気が付き、パウロも水谷先生も「イエスの名の
ために」喜んで隣人に命を捨てる生き方を我々
に見せ、両者とも「私の後に続け!」と鬨の声
をあげているのだと理解しました。私たち夫婦
はこの道のりを喜んでついて行きたいと決心
して北海道から戻って参りました。
<私たちに託された財産>
夏期福音集会終了後、余市惠泉塾で後泊し普段
の顔に戻った塾を私の農業学校で知り合った
友人と見学する機会が与えられました。友人は
もう 60 才を越えて一線からは退かれている方
で、惠泉塾の働きに理解と関心をもってくださ
り定期的に出身の札幌に帰省することもあっ
て余市惠泉塾を見学するため足を運んでくだ
さいました。レストハウス、ショップヴィタ、
広大な畑、マナパン、各建物、ヴィレッジ、ノ
ア工房と見学させていただき、特にレストハウ
ス、ノア工房では、リーダーの清野さん木下さ
んから直接友人と一緒にお話しをお伺いする
ことができました。そのような案内をしながら
感じたことは、私たちは「惠泉塾」というとて
つもない嗣業の地を神様から受け継いでいる
ことでした。私たちが受け継ぐこの働きは、ど
れを紹介しても恥ずかしくない神の御業とし
て誇りに思えるものばかりで、「愛するため」
と「本物」の二語に尽きると思いました。この
クオリティーを大切にしていきたいと見学に
同行しながらそう私も決意を新たにしました。
また、木下さんと清野さんの二人のリーダーが
語る熱い福音は、私の心にも響きました。キリ
スト教の専門用語は使わないでノンクリスチ
ャンの私の友人に神様の働きの奇跡と愛する
ことによって生み出された惠泉塾を伝えてく
ださいました。
<塾生の巣立ち>
6 月の半ばに一人の塾生が次なる訓練の場へ旅
立って行きました。昨年の 12 月まで自宅で行
き詰まっていた塾生でしたが、今年の 1 月に
再々入塾して元気と、生きる目標を神様から与
えられみるみる立ち上がって来ました。そして
彼はその目標に進んでいくため、今度は自立し
て、一人暮らしをしながら「信仰、生活、仕事
(勉強)」の訓練を受けていきたいとの希望を
私に伝えてきたので、水谷先生の了解を頂き、
一人暮らしが始まりました。一人暮らしを始め
て 2 週間が過ぎましたが、今も生活は崩れるこ
となく、5 時からの朝の聖書の学び、折り目正
しい生活、そして勉学に励んでいる様子を本人
から知らされました。そこで、私たち夫婦が一
つ教えられたことがあります。それは、私たち
夫婦はその塾生に対して何も出来なかったと
いうのが現実であったのに、彼を立たせたのは、
やはり神様であったという事実でした。そのよ
うに彼が立ち上がり、目標を与えられ、また次
なるステップへ進んで行った時、彼は惠泉塾と
いう波止場を通り過ぎて、神様のために大海に
出て行ったという印象が残りました。そこで私
たちは神様の働き(惠泉塾)に置かれた管理人
であり、惠泉塾におかれた道具であることに気
が付かされました。私たちは何の力も持ってい
ない道具。だから私たち夫婦がもっと身を低く
して、神の御思いを深く悟り知り、塾生に仕え
る姿勢になっていかなければならないことを
確認させて頂きました。
『あなたがたはそれぞれ、賜物を授かっている
のですから、神のさまざまな恵みの善い管理者
として、その賜物を生かして互いに仕えなさ
い。』第 1 ペテロ4章10節
<新しいチャレンジ>
千葉市から我孫子に移動して 1 年が過ぎました
が、また新しいチャレンジを神様から賜りまし
た。我孫子では惠泉塾と教会を運営させて頂き
数名の求道者が与えられ、生活は豊かな自然に
囲まれ、素晴らしいご近所さんたちにも恵まれ、
農業を営むにも最適な場所で本当に素晴らし
い場所に住むことができ感謝でありました。し
かし、次なる場所でより神様の働きの深みに漕
ぎ出す任務があると感じて新しいチャレンジ
を慎んで受けていきたいと決意いたしました。
詳細はおってまたニュースレターでご報告さ
せて頂きます。
手賀の風
04-7188-6833
我孫子恵泉塾ニュースレター
<新谷道子の証しと私たちの決断>
「流産をとおして教えられたこと」と題して
処置を病院で受けて 1 ヶ月後、礼拝で証をした
道子の証言をこのニュースレターに載せます。
また加えて私たち夫婦は、この度の 2 度目の流
産を通してたくさんのことを学びまた神様の
恵みに気付かされました。その結果祈りを通し
て「子供を与えられることは献げよう」と決意
し今年中に子宮筋腫だ
けでなく「子宮」その
ものを完全に取り除く
ことにしました。これ
からも我孫子恵泉塾と
私たち夫婦をおぼえて
お祈いただけると幸い
です。
(余市での訓練にて)
<道子の証しより>「今日は、この約2ヶ月の
間に私に起こった出来事にあって神様がたく
さんの恵みと愛を与えてくださって、試練とな
るはずの時を感謝と平安と喜びの時にしてく
ださったことをお証しさせていただきたいと
思います。それは互いに愛し合う惠泉塾の家族、
神様の家族の素晴らしさを身にしみて体験さ
せて頂いたことです。神様の愛、ご真実を深く
思わせて頂きました。神様はまことに耐えるこ
との出来ないような試練に遭わせるようなお
方ではなく、むしろ愛をたくさん体験させてく
ださいました。
2月上旬、近くの産婦人科を訪ねたところ妊
娠ということでした。私は前回2年前に一度、
流産を経験しているので今度はそんなことに
ならないようにと祈る思いでした。そして、2
回目の診察の時でした。「あなたは子宮外妊娠
かもしれない、そうであれば命の危険に及ぶ事
態になる、今週1週間のうちに急にひどい腹痛
が始まり、出血するようなことがあれば、すぐ
病院に来てください。」ということでした。妊
娠と言われて、つかのまの喜びも1週間で終わ
り、「私は子宮外妊娠かもしれないのだ。今週
死ぬような事態になるかもしれないのだ・・・。」
と思うと不安という名のカプセルに包まれる
ような思いに何度かかられました。とても暗い
気持ちで自宅に帰って来ました。
しばらくして、勝利くんが元気に塾に帰って
来ました。その日は勝利くんのおばあちゃんの
入学祝いで新しくこの春から通学のときに持
っていくリュックサックと新しい自転車を買
いに出かけていたのですが、塾に帰って嬉しい
表情で買ってきたばかりの新しいリュックを
見せていろいろ話してくれました。彼と話して
いるうちに私の心はいつもと同じ明るさに自
然に戻っていました。又、その日の夕食作りは、
勝利くんと私の二人の担当で協力してがんば
っているうちに、病院で言われたショックな内
容からくる不安感は私の心からもう全く消え
去っていました。いつもと同じように熟睡もで
き、続く1週間も、いつもと変わりなく穏やか
な心で生活することが出来ました。惠泉塾の互
いに愛し合う空気の中で神様は私を支えて心
に平安を与えていてくださいました。結局、1
週間、危ぶまれていた子宮外妊娠の症状は出ず、
その週が無事に終わりました。次の診察では子
宮の中の妊娠であることが確認されほっと胸
をなでおろしました。次の診察では赤ちゃんの
心拍をエコーの画面に見られることを期待し
ましたが、見られず、又、その次の診察でも見
ることが出来ませんでした。そして、その次の
診察日、その日は午前に産婦人科へ、そして午
後に草加市の清水博さん悦子さん宅の家庭集
会に塾のみんなと行く予定が立てられました。
午前中の産婦人科、みんなは病院の1階で、私
は2階の待合室で2時間くらい待ち、そのあと
診察室に入りました。診察の結果、流産してい
ることが分かりました。手術は2日後、3月5
日月曜日の朝9時と決まりました。
手術の説明を受け、今回の流産の手術がとて
も難しいことが言われました。子宮筋腫が邪魔
をして、とるべきところが1回の手術ではとれ
ず、手術が2回になるかもしれないとのことで
した。1回の手術で無理に終わらせようとして
った。主人が、嫌な顔ひとつせずに、塾の家事
全般を引き受けてくれた。すべての良きものは
神様からです。何よりも神様の愛に心より感謝
子宮に穴を開けてはいけないのでということ
でした。又、子宮筋腫のため出血が多くなるで
しょう、ということで、説明を聞いていても心
が冷たくなってしまう内容でしたが、お医者さ
んの説明を聞きつつ、私の心の中に、共に住む
塾のみんなの顔が心に思い浮かんで来ました。
冷めた心が温まる思いでした。診察が終わり、
2階の待合室でひとり診察結果を思い返しつ
つも心は安らかでした。1階で塾のみんなが待
っていてくれていることを思うと、心が又、大
いたします。”
“手術の日、大変な日だったとは
言えない。むしろ、たくさんの愛を頂いて、大
変なはずの一日も平安のうちに、感謝のうちに、
愛に包まれて過ごさせていただいた。”
きく慰められ、励まされました。
そして午後、みんなで清水家の家庭集会にて
清水博さん、悦子さんご夫婦がお心尽くしのご
ちそうをもって私たち塾のメンバーをもてな
してくださいました。清水博さんは癌の病気を
抱えておられる中、その日の体調は良くないと
のことでしたが、私たちを迎えてくださり、手
料理を作って私たちにふるまってくださいま
した。長年連れ添われた博さん、悦子さんご夫
婦の醸し出す、何とも言えない愛の空気の中、
私たちは私の流産のことなど忘れてみんなで
られないほどきつい腹痛があった。痛くて涙が
流れた。足先がとても冷たくなって何をしても
温まらなかった。そんな私を見て栗原さんが祈
ってくださった。すると、足先が温まってきて、
お腹の痛み、苦しみが治まってきて、心が安ら
かになり眠ることが出来た。愛し合う中に神様
が不思議に癒してくださった。“
“3月13日、一日中自室で静養している術後
の日々が続く中にあっても神様は私を全く安
らかで、穏やかな気持ちで毎日を幸せに送らせ
てくださっています。栗原さんの明るい声、邦
楽しく愉快な午後を過ごさせて頂きまし た。
「俺はいつ死んでキリストのもとに帰っても
いいんだ。」といつものように明るくさらっと
言っては、愛の実践に自然に励んでおられる力
強い姿に感動しました。月曜日の流産の手術に
向けて私は心身共に元気づけられたことでし
た。月曜日、流産手術の当日私の心は平安でし
た。前回の流産手術のときは手術前後の処置も
含めて大変痛く、つらい思いを長く味わいまし
た。しかし今回は違いました。手術前後の日記
生くんと勝利くんの元気な姿も、主人の存在も、
全てが私には大きな喜びであり、支えであり、
慰めであります。神様の小さく弱き者への大き
な愛を体験させていただきました。心より感謝
申し上げます。”
我孫子惠泉塾と、この小さな我孫子教会にあ
って、“互いに愛し合う世界作り”にこれから
も皆様と心を一つにして励みたいと思います。
この輪が又、この地域に、広く日本に、世界に
広げられていきますように、皆様と心を一つに
の抜粋を少し読ませていただきます。
“3月5日、手術当日。前回の流産手術のと
きのような痛み、苦しみはなかった…。
主人が側にいてくれて、主人の愛を身にしみて
覚える一日となった。神様はこのような恵みも
与えてくださった。手術後、病院から帰ったら
塾生の栗原さんと勝利くんに迎えてもらった。
愛の家族を神様に心から感謝した。栗原さんも
女性の立場でいろいろよくお世話してくださ
してがんばりたいと思います。悩み苦しむ人が、
我孫子惠泉塾でも、この教会でも、まことに重
荷を下ろし、まことの安らぎを得て、新しい喜
びの人生を送ることができますように、神様の
御名が褒め称えられますように、皆様と心を一
つにしてがんばりたいと思います。以上で証し
を終わります。
“3月6日、手術の翌日。悦子さんが、ご自分
の腫瘍の傷の手当てをなさりつつ、2泊3日で
私の世話、塾のみんなのお世話のために来てく
ださった。”
“3月9日、手術後初めて、声をあげずにはい
手賀の風
04-7188-6833
我孫子恵泉塾ニュースレター
<最初のハードル>
昨年の 10 月から今年の 3 月まで私は、農業学
校で研修を受けて 4 月から正式に就農してお百
姓さんとして働く予定でしたが、県の農業者認
定機関が半年では訓練が少ないため農業者と
しては認めていただけず、農業学校でもう半年
訓練を受ける(週二回・午後)ことになりまし
た。農業者の認定を受けないと農地を借りたり
学校に通っています。河野啓史君は、塾に滞在
しながら将来の進路を探していますが、今は塾
長と一緒に農業学校に通いながら農業の基本
を実地を通して学んでいます。
取得したりすることが出来ず、また色々な面で
困ることが起こってしまい、農業者認定は是非
とも取得しなければならない最初のハードル
でした。市役所などは当初、訓練は半年で大丈
夫と言っていただけに、直前になって認めない
という結果に驚きましたが、このことに神様が
何か大きな計画を持っておられると直感的に
感じ、市から借りた圃場で毎日農業には従事し
ますが届出は今年の秋になる予定です。
(市から借りた 1 反の畑と塾生の河野君)
<手作りハウスに挑戦>
<わたしの恵みはあなたに十分である>
今年の 2 月に家内が妊娠していることが分か
り、2 度目の妊娠に、心も躍らんばかりの嬉し
2012年4月から我孫子市より新規就農者
向けの畑を1反(約300坪)借りました。そ
の際、無償でパイプハウス(ビニールハウス)
を貸してくれるという待遇でスタートしまし
た。しかし、自分で建てることが条件での貸与
のため、現在悪戦苦闘しております。今、必死
でハウスの建て方を教えてくれるところを探
しております。このニュースレターを読まれた
方でハウス建てを経験された方がおられまし
たら是非ご教授いただきたいと願っておりま
さで(一度目は残念ながら胎内で死産でしたが)
胎内の子供がしっかり育つよう、毎日祈りつつ、
惠泉塾の家事全般を全て引き受けて、安定期に
入るのを待っておりました。しかし、5 週間目
に前回と同じく、胎内の中で子供が育たず、死
産という結果になってしまい、何とも言えない
やるせない気持ちをかかえたまま、また塾の生
活へと戻ってきました。命は神様の領域である
ことは、十分理解していましたし、今回の妊娠
が分かってからも神様の最善に従う心づもり
す。
はありましたが、現実的に死産という結果に直
面した時、頭の理解を遙かに超えた、納得のい
かない思いや、怒り、虚しさがこみ上げてきま
した。そのような思いの中である家庭集会に参
加して、そこで賛美された「きょうまでまもら
れ」の歌詞が私の心の中に飛び込んできました。
「か弱き者をも顧み給う、我が主の恵みはこの
身に足れり賑おう里にも淋しき野にも、主の手
にすがりて喜び進まん(聖歌 292 番)」
<3 人の若者たちの様子>
今年の2月に杉田勝利君、3月に河野啓史君が
塾に加わり現在は20代の若者3人が塾で生
活をしています。一番先輩の長野邦生君は、鍼
灸按摩マッサージ師の国家資格を目指して毎
日東京の専門学校に通っています。杉田勝利君
は、税理士の資格を取るため同じく東京の専門
私たち夫婦に与えられた神様の恵みはどれほ
どのものであったか!死んでいた者が惠泉塾
で命を回復し、結婚など出来る立場ではない
我々が結婚を許され、神の使命へと導かれた。
確かにこの詞のとおり、神様の恵みは私たちに
は十分であるということを死産という出来事
を通してもう一度体験的に知りました。
<非連続の連続>
今年の3月末を持って私の父が所属教団の任
命牧師の職から引退をいたしました。50年近
い牧会生活を京都と滋賀で勤め上げました。父
の所属している団体は米国のカウマン師夫妻、
<自己愛からの解放>
キルボルン師、英国のバックストン師などの協
力によって 100 年以上も前に興された団体で、
あの有名な柏木聖書学院を生み出した団体で
もあり日本の福音主義の草分け的存在であり
ました。私の祖父も、そこで訓練を受け中心的
リーダーであった中田重治師の薫陶を受け牧
師として生涯を献げ通しました。バックストン
の信仰の流れを汲む私たち札幌キリスト召団
の信仰とは本来非常に類似しているところが
たくさんあるはずで、彼らの群れを興したもう
一人の中心的存在であった笹尾鐵三郎師の著
4 月の初旬に急性の気管支炎にかかり 10 日間と
いう長い間、寝込むという経験を初めてしまし
た。熱がひかず、咳と、全身の痛みが取れず、
初めての経験に非常に恐くなり、神様の前に何
を私にメッセージされているのか必死に祈り
求めました。それでもなかなか答えが得られな
いまま 9 日目に入りうなされていた時、自分の
これまでの人生を映像で見せられる不思議な
体験をしました。それはこれまでの人生の 45
年間において繰り広げてきた失敗、自己中心に
生きてきた姿、神様より自己愛に生きてきた自
書や、彼に師事した小島伊助師などの著書を読
むと彼らの信仰の土台が私たちの土台と全く
同じであることに気付かされます。しかし、100
年経った現在、同じキリスト教でもお互いの立
っているところは、かなり違う音色を奏で、異
なる色彩をはなっていると感じているのが私
の印象です。小池辰雄先生がおっしゃった言葉
に私は大きなヒントを見出します。乱暴な言い
方になるかと思いますが、それが「非連続の連
続」という表現をもってこの「福音」の継承は、
分の生き様などが次々に映像になって目の前
に表れました。非常にショックでしたが、どれ
も本当のことでしかも、この地上世界では未解
決な問題ばかりの出来事を映し出されました。
私は本当に平伏して祈りました。「私は神様の
悲しむことはたくさんしてきたが喜ばれるこ
とは何一つしてこなかった」と告白しました。
すると自己愛を手放しなさいとの語りかけと
共に、イザヤ書 49 章 8-9 節の聖句が飛び込ん
できました。私と家内の道子とが共に与えられ
決して見える世界の個人や団体、教団が引き継
ぐのではなく、一見全く関係のない群れや、集
まり、無名の信仰者に、神様は信仰の継承者を
興されるという事実に驚かされました。私の個
人的な考え方でありますが、私はこの札幌キリ
スト召団の信仰を受け継ぐことによって私の
両親、祖父母の信仰を受け継ぐことが出来ると、
受け止めるに至りました。そして今はそれを心
から光栄に感じています。
た婚約式の時の御言葉イザヤ書 42 章 6-7 節の
聖句を再度言葉を換えて賜りました。自己愛か
ら囚われ人や闇に住む人を救い出すために私
は 45 年間温存してきた自己愛を手放して、生
きていきたいとそう決意しました。すると不思
議なことに翌日熱はひき、体中の痛みは消え、
元気な体を再び与えられました。この使命に向
かって夫婦共々前進していきたいと切望して
おります。
<引退式に上京した父とブラジル宣教から一時帰国した兄夫婦>
手賀の風
2012 年 3 月 1 日 NO.2
千葉県我孫子市新木 3178-4
我孫子惠泉塾々長:新谷国義
我孫子恵泉塾ニュースレター
<我孫子惠泉塾の周辺を愛の空気で満たす>
先日、我孫子市の農政課という所から連絡が
あり、紹介したい耕作放棄地(農地だけど農業
をしなくなった土地)が見つかったので見に来
て欲しいという内容でした。早速出かけて行っ
て見ると、なんと、驚いた事に今、私たちが礼
拝をやっている、公民館の目の前の土地が、耕
作放棄地として、借りられるかも知れないと言
うことでありました。これから大家さんと市が
ておりませんが、神様が必要とされるなら、余
市と同じように、経済も、住まいも、農地も必
ず備えてくださると確信します。皆様にはその
実現する様を見て神様が生きておられること
を知って欲しいと願います。
交渉して、土地を借りられるよう手はずを整え
てくれるというわけです。土地の広さは、約
1,000 坪で、井戸がついており電気もちゃんと
来ているので工事をする必要もないとのこと
でした。そのような広さや利便性以上に礼拝場
所の前の畑が、惠泉塾の畑になるとは、何とい
う素晴らしいことでしょう!交渉はこれから
ですが、私たちの住む周りが礼拝の場、惠泉塾
の生活の場、労働の場として用いられていくこ
とがものすごく感謝に感じます。それは、神様
の空気である「愛し合う事」がこの地区周辺に
とが決まった時は、非常に戸惑いました。千葉
市で借りた畑をこれから存分に活かして農業
を進めようと思っていた矢先、なぜ我孫子に行
かなければならないのかと、一瞬困惑する思い
もありましたが、引っ越ししてみると自分の考
えがなんと浅はかで、愚かであったかと悟りま
した。我孫子は就農するにも、農業学校(千葉
大園芸学部)に通うにも一番最適な地区であり
北関東に惠泉塾を生み出すために祈りが積ま
れていた場所でもありました。また農業学校で
知り合った友人や、昨年余市で塾生だった河野
広がって行くように感じられるからです。そし
て、これこそが我孫子でなすべき私たちの任務
であると思います。
君や、近くに住んでいる私の親戚などが、集う
には、我孫子が一番最善な場所であったことも
後で分かり、自分の判断の間違いや不確かさを
あらためて感じました。やっぱり神様の判断が
確かであることが分かった体験でした。「我が
見るところ人と異なる」という経験でした。
我孫子恵泉塾の畑(予定地)
<土地の賃貸から購入へ>
惠泉塾の大きな特徴に、お金も土地も借りな
いで、運営するという姿勢があります。今、我
孫子惠泉塾では、まだ土地を購入して農業を進
めていく力はありませんが、必ず近い将来農地
を購入し、20 人以上住める住居を建てなければ
ならないと感じております。それはまだ実現し
<神様の判断と人の判断>
私たちが千葉市からこちら我孫子市へ引っ越
しして半年が過ぎました。我孫子に引っ越すこ
<外に向かって福音を伝える>
現在我孫子惠泉塾では、公民館(新木近隣セ
ンター)を借りて毎週礼拝を持っておりますが、
毎週新しい方や求道中の方が礼拝に参加して
くださっています。礼拝の講話は新谷塾長のメ
ッセージが毎週取り次がれるようになり活発
に運営されるようになりました。そして、この
聖書の中にある福音がいかに素晴らしいかを
伝えていこうと努めております。けれども、毎
週毎週教えられることは、この福音をどうすれ
ば平易な言葉で、実生活から皆さんに伝えてい
くことができるのか?という課題も毎回突き
付けられています。私も家内も元々クリスチャ
ンであったところ人生に行き詰まり、惠泉塾に
出会い「自分の幸せのためのキリスト教」から
<稲の魅力>
大学で稲を学ぶ機会が与えられ、その素晴ら
しさに魅了されています。稲の一生は、「栄養
「隣人を活かす神様のためのキリスト教」に気
付き、信仰と生き方を変えて立ち上がり、その
後結婚に至った者でありました。けれどもこの
素晴らしい福音をいざ、外部の方に伝えようと
するとき、なんと伝える力のないものであるか
を自覚いたします。
「あー情けない!自分にとってのグッドニュ
ースが自分だけで終わっている」と我孫子でメ
ッセージをやってみて初めて教えられました。
札幌キリスト召団は今年外部に打って出る
生長期」と「生殖生長期」と「登熟期」(植物
の場合は「成長」と書かずに「生長」と表すよ
うです)の 3 つの期間にわかれており、栄養生
長期には、葉をつけ、茎を伸ばし、分げつをし
ながらどんどん生長していく様子です。生殖生
長期とは、花が咲き、受精し穂ばらみをして、
我々が食べる米をどんどん茎の内部に作り始
め、次に籾に覆われた米が外へと現れてくるよ
うです。そして最後に稲に十分な米が実り、頭
をもたげて、収穫時期になったときが登熟期と
年であります。我々我孫子の群れもこの素晴ら
しい福音を一人でも多くの方に伝えていける
よう、次の 3 点を課題におきます。
① 常に生きた証を準備する
② 我孫子惠泉塾の愛しあう共同体に人を招く
③ 愛し合える共同体として日々成長していく
の 3 点を大切にしていきたいと願っています。
呼ぶそうです。「あー私たちの信仰の成長と変
わらないな!」と授業中の中で感動を覚えまし
た。私たちの栄養生長期は神様の愛を知り十分
受けて、葉を出し、株を増やし栄養を十分とり
生長をしていく事だと思います。次に神様の愛
に応え、隣人を愛する生き方へと成長していく
事だと思います。そして、愛の実を刈りその実
を神様へ献げていく。これが登熟期だと思いま
す。私たちは今どの成長段階か十分吟味するこ
とが大切であることに気付かされました。
<古い自分に戻ってしまう>
3 月からまた新しい塾生が加わります。昨年、
余市惠泉塾の塾生として訓練を受け卒塾した、
河野啓史君(茨城県)です。余市惠泉塾で信仰・
生活・労働奉仕の 3 本柱のなかで訓練を受けて
立ち上がっても、家庭に戻ると以前の自分に戻
ってしまい、またそこで悩んで行き詰まってし
まう。そのような事例が卒塾生の中で多く見ら
れるのは、家庭での受け皿作りが難しいからだ
と思いました。一昨年卒塾した杉田勝利君(兵
庫県)も同じく余市惠泉塾で引き籠もりから立
ち上がっても、家に戻ると以前の自分に戻って
しまい、そしてまた倒れてしまう。彼の場合も
<新谷家ならではの惠泉塾に>
我孫子恵泉塾は、スピリットにおいて余市惠
泉塾と同じであり、神様が運営される惠泉塾で
す。しかし、日本に一つしかない「新谷家の惠
泉塾」を生み出して、愛しあう神の国建設を現
していきたいと願っております。聖書、信仰に
おいて同じキートーンを放ち、惠泉塾という全
く共通の働きを進めながら、「新谷夫婦」なら
ではの、惠泉塾作りを目指したいと願っており
ます。どのような独自性が神様によって引き出
家庭の受け皿作りがいかに大切であるかを教
えられるケースでありました。家庭内受け皿作
りができず、成長していくその前に倒れていっ
てしまう事を解決するために、河野君と杉田君
を再び我孫子での惠泉塾生(一人は就学訓練生)
として、訓練していくことになりました。どん
な環境にあっても古い自分に戻らないよう、成
熟していく。これは、彼らだけの課題ではなく
私自身にも問われている事だと思いました。
されるかを皆さんには見ていただきたいと思
います。新谷夫婦でしかできない「惠泉塾」を
この地で進めていきます。公民館での礼拝、我
孫子の地に適した農作物の栽培、国家資格を目
指す就学訓練生との信仰と生活の実践など、私
たち夫婦にとって全てのことが初めてのこと
ばかりで祈りと緊張を持って臨んでいます。神
様のご計画のうちに塾が運営されるように皆
様のお祈りに覚えてくだされば幸いです。
手賀の風
2012 年 2 月 1 日 NO.1
千葉県我孫子市新木 3178-4
我孫子恵泉塾ニュースレター
<我孫子恵泉塾の誕生>
我孫子恵泉塾は 2010 年 12 月に誕生した都賀惠
泉塾が我孫子市に場を移し北関東に新たに産
声をあげた惠泉塾活動であります。この場所は
余市惠泉塾で献身者として働いておられる西
多慧子姉が献げられた一軒家を使用させてい
ただき、毎日聖書の学び、生活実践、労働奉仕
の働きにいそしみ愛し合って一つになる目標
に向かっている場です。
どこれからの日本をどう生きるか、食をどのよ
うに考えるか、そしてクリスチャンはそのため
に何ができるのか、私たち我孫子恵泉塾は、こ
れらの事を聖書から回答を引き出し、私たちが
そのことを実践していくように求められてい
る気がしてなりません。
<安全の基準が変わった>
現在私は昨年の 10 月から千葉大学園芸学部で
農業の学びをしております。就農のための実践
訓練コースで今年の 3 月末まで通ってその後就
農するという流れになります。大学では、主に
座学と実技の半分半分のカリキュラムが組ま
れており、即戦力としての学びを受けさせてい
ただいております。そこで学びながら一つ感じ
たことは、昨年の東日本大震災の津波によって
引き起こされた福島第一原発の事故による放
射能漏れは、完全に日本の食への安全基準を塗
しに行きました。門前払いになるかと思ってい
たら、その逆で千葉県の中で我孫子市が県内で
一番就農支援をしてくれる市であることが分
かりました。市の担当官も惠泉塾の働きに賛同
してくださり、早速就農の準備、畑の手配、市
でできるバックアップ体制の説明をしてくだ
さり、逆に担当官の方から「是非、我孫子市で
就農して北海道のような働きをして下さい。」
とお願いをされてしまう始末でした。神様はな
んと準備の行き届いた方なんだろうと感嘆い
たしました。
<県下でナンバーワンの就農体制>
農業学校に通い始めて 1 ヶ月が経った頃、我孫
子市役所の農政課に思い切って惠泉塾の話を
り替えたなという印象を持ちました。事故の前
まで私たち農産物を購入する消費者は、「無農
薬有機野菜」が安全で「化成肥料、農薬」は人
間の体に基本的には害だと信じて食品を買い
消費してきました。しかし、それが正しいか否
かは別にして、そのような安全基準が崩れ去っ
てしまう放射能汚染というほとんどの方が全
く未知なる事がこの日本で引き起こされてし
まったというわけです。すなわち、どんなに有
機肥料で栽培され、無農薬で作られた野菜であ
っても、放射能が検出されたり、基準値に近か
ったりしただけで人はその食品を安全ではな
いと判断するようになったという事です。逆に
化成肥料と農薬を施した従来の栽培で育った
野菜からはまったく放射能が検出されない野
菜であれば、その農産物を安全な食品だと思う
ようになってしまったわけです。このように安
全の基準が大きく変わった出来事が日本で起
きてしまったわけですね。学校で学べば学ぶほ
<我孫子の田園風景(雪の朝)>
<接ぎ木の話>
最近メッセージの中でも取り上げさせていた
だいている「接ぎ木」の話ですが、農業学校で
習って感動したカリキュラムに「接ぎ木」の学
習がありました。プロの世界では、野菜の苗も
今はほとんど接ぎ木で、「なぜ接ぎ木をするの
か」、
「接ぎ木をすると野菜はどうなるのか」な
どを園芸学上で学ぶと、聖書の言いたかった真
理が痛いほどこちらに伝わってきて授業が感
違いがあることに気づき、ある日の学びで泣き
ながら「本当に自分は変わりたい!」と叫んで
祈っている姿に我々も胸を打たれました。そし
動の時間になってしまいます。聖書と農業は
(聖書では果樹栽培についての内容が多いで
すね)切っても切り離せない関係にあることを
発見してまた嬉しくなります。ちなみにキュウ
リの「台木」(根っこになる方が台木で、キュ
ウリは根の部分を切ってその台木に刺します。
刺されるキュウリを「穂木」と言います。)に
は何を使うかご存じですか?キュウリの台木
は「カボチャ」を使います。プロは 1 シーズン
1,000 本くらい接ぎ木をするそうですが、活着
て、彼は教会籍を札幌キリスト召団に移す決意
をし、また自宅を離れてもっと厳しい環境に身
を置く決意もして、そのことを水谷先生に相談
しました。その結果、教会籍の移動が認められ
我孫子恵泉塾に再び訓練を受けに来る許可を
得ました。両親も賛同してくださり、S 君の新
しい出発を支えて下さる結果となりました。情
で処理していたら生まれなかった結果であっ
たので、塾生を育てて下さるのは、やはり神様
であり、私たち夫婦はその「介添え」、
「黒子の
率は 99%というから驚きですね。接ぎ木をする
理由は、収量の増加(養分をぐんぐんと吸い上
げる)、耐病虫性(そのままだと病気、害虫に
やられる)だそうです。やっぱり、信仰の世界
に似ていると思いませんか?
裏方」に過ぎないことを学ぶ良き事例となりま
した。
<新しい塾生の加入>
昨年 8 月に高校卒業認定資格に合格した塾生 S
君が 9 月に卒塾して、学校も転校し自宅に戻っ
て、惠泉塾の生活を自宅でも続けようとスター
トしました。しかし始まった途端にまた、古い
自分に戻ってしまい、自宅から出ることができ
ない、教会にも学校にも行くことができなくな
り家で倒れ込んでしまいました。余市や千葉で
せっかく元気になって、信仰と生活を立て直し
ても、自宅でそれを維持する環境を作らなけれ
ば、「信仰、生活、仕事」の 3 本柱は生きてこ
ないということがよく分かりました。我孫子恵
泉塾の卒塾生第 1 号が倒れていく姿にショック
を隠しきれずにおりました。しかし、水谷先生
へこの件を相談した時、「卒塾生を自分たちの
作品と考えてはいけない。卒塾生は神様の作品
である。感情で塾生を見ることはヒューマニズ
ムであり、神様の働きをするのに相応しくない。
また本人が倒れることによって実は本当の闇
に神様の光が投じる事もある。」とのアドバイ
スを受け、頭に冷水をかけてもらったぐらいの
驚きと気づきがありました。その後 2 ヶ月くら
い音信不通が続きましたが、年末再度上京する
機会を得た S 君は自分の中に根本的に大きな間
<我孫子恵泉塾礼拝のスタート>
本年1/1より我孫子で礼拝をスタートする
こととなりました。この我孫子は江戸さん、山
上さん、大倉さんといった先輩たちが祈りを積
んでこられた場所であり、この場所で礼拝がス
タートできることは、何よりの喜びであります。
今年は新しい魂をどんどん我孫子の礼拝にお
誘いして、惠泉塾を知っていただき、生きて働
かれる神の命を目の当たりにして欲しいと願
っております。そのために尚々、私たち夫婦が
削られ、捨て身になって相手に仕えていける奉
仕者にならなければと決意いたしました。
<我孫子惠泉塾礼拝の様子>
文責:我孫子恵泉塾長:新谷国義
(☎04-7188-6833)
郵便口座:10570-68792311 我孫子恵泉塾