平成 25 年度 W早稲田ゼミ 中高一貫校合格コース

平成 25 年度
W早稲田ゼミ
中高一貫校合格コース
市立太田中学
入試予想問題
※注意 45 分で行って下さい。
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www.wasedazemi.com
【問題1】
こうれい
ひろみさんのクラスでは,総合的な学習の時間に,「日本の高齢化社会」について調べること
になりました。あとの(1)~(4)の問いに答えましょう。
し
(1)
わりあい
図1,図2から,日本の総人口に占める高齢者人口と生産年齢人口の割合は,それぞれ
2005~2030 年の間に,どのように移り変わっていくと考えられますか。どちらか一方を選
び,理由をあきらかにして,あなたの考えを書きましょう。
ふ く し
かずきさんのグループでは,どのような福祉サービスがあるのかということに関心を持
と や ま
ち,インターネットを使って調べているうちに,「富山型デイサービス」が全国的に注目
を集めていることを知りました。
しょう
デイサービスとは,体が弱い人,障 がいがある人,家庭に住む高齢者などに対して,そ
か い ご
れぞれ,入浴や食事の世話,リハビリ,機能訓練などの介護サービスを行うことです。
ち い き
「富山型デイサービス」は,民家を使い,身近な地域で新しい形の福祉サービスを受け
し せ つ
られるもので,平成 5 年に富山県で開設された「このゆびとーまれ」という施設から始ま
りました。
そこで,さらに調べていくうちに,次の資料1(「このゆびとーまれ」で育った方の作
文の一部)を見つけました。
資料1
わたくし
「このゆびとーまれ」で育った 私
私は,一歳のときから「このゆびとーまれ」で育ててもらいました。あまりにも病弱で,保育所に行けな
かったため,両親がいろいろなところに相談してようやくあずかってもらえたそうです。「このゆび」は,
だれ
じっし
日本で初めての「富山型」といわれる,誰でもいつでも受け入れるデイサービスを実施したところです。
1
き
「このゆび」に来ている人は,お年寄りも,障がいのある人も,子どもたちもみんな元気です。笑ったり,
おしゃべりしたりとってもにぎやかで,みんなが楽しそうにしています。建物もふつうの家みたいなピンク
のかわいい建物で,病院とはちがって,なにもきまりはありません。私も,いつもすきなように遊んでいま
やさ
した。お年寄りは,子どもを見たりだっこしたりしていると元気が出てきて,優しい顔になります。子ども
や赤ちゃんは,たくさんの人にかわいがってもらって安心して楽しく過ごすことができます。
私も赤ちゃんのころ,利用者のおばあさんによくだっこしてもらったり,あやしてもらっていたそうです。
じゅうしょう
でも,実はそのおばあさんは 重 症 のちほう症だったそうです。ところが,自分ではずっと「このゆび」に
働きに来ていると思っていたそうで,そのころの写真を見ても,本当にかわいがってもらったんだなあと,
ありがたい気持ちでいっぱいになります。
「このゆび」にいると,障がいのある人もジロジロ見られたり,かわいそうになんて言われることもなく
せいいっぱい
て,みんな自分ができることを精一杯やって「役に立っている」自分に自信をもって,いきいきと過ごして
います。
(後略)
(2)
資料1から,
「富山型デイサービス」のよい点をあげ,あなたがそれをよい点だと考える
理由も,あわせて書きましょう。
こま
あき子さんのグループは,「高齢者の困っていること」について調べていくうちに,次の
資料2を見つけました。
やすゆき
資料2は,共用品を広める活動をしている星川安之さんの話の内容を,まとめたものです。
資料2
星川さんは,かつて,障がいがある子どもたちのおもちゃを作っていた。
で き ご と
わす
ぜんもう
そのころ経験したある出来事を星川さんは,今でも忘れられない。それは,全盲の人たちと点字トランプ
く
をしたときのこと。日が暮れてトランプの文字が見えなくなり,星川さんだけが遊べなくなったのだ。
この経験が,共用品を考え始めるきっかけになった。
じょうきょう
星川さんは,だれがどんな 状 況 にあっても快適に使える品物を「共用品」と名づけ,世の中に広める活
動をしている。
(3)
あき子さんは,自分の身の回りのもので,「共用
さが
品」として作られたものを探してみました。グルー
プ1(図4),グループ2(図5)は,それぞれ同じ
目的で作られた共用品です。それぞれどのような人
のために,どのような工夫がされているか書きまし
ょう。
(4)
図6は,電子ジャーの使い方がよくわからない
高齢者のようすを表しています。この電子ジャー
を「共用品」とするためには,どのような改良が
必要でしょうか。あなたが考える改良点を書き,
その理由を説明しましょう。
2
【問題2】
月島子どもクラブでは,毎年,夏休みにサマーキャンプに行っています。次の【お知らせ】を
読んで,(1)~(4)の問いに答えましょう。
【お知らせ】
7 月 14 日(木)
月島子どもクラブのみなさんへ
月島子どもクラブ会長
暑い日が続きますが,元気に過ごしていますか。もう
すぐ待ちに待った夏休みですね。今年も青空山にある青
空少年自然の家で,サマーキャンプを行う予定です。ぜ
ひ参加してください。
1
2
期 日
目 的
8 月 5 日(金)~7 日(日)
・月島子どもクラブのみんなが男女,学年に関係なくもっと仲良くなるため
・青空山の自然とたくさんふれあうため
3 場 所
青空少年自然の家
4 参加者
月島子どもクラブ(小学生)20 名,保護者 10 名
5 主な予定
1日目 入所式,オリエンテーション,自由時間,星空観察
2日目 カレー作り,ドッジボール大会,キャンプファイヤー
3日目 野鳥観察,ボランティア活動,退所式
(1)
1日目の入所式で,あなたが月島子どもクラブの代表として,青空少年自然の家の方へ
あいさつをすることになったとしたら,どのようなあいさつをしますか。このキャンプの
げんこう
目的と月島のしょうかいを入れ,100 字以上 200 字以内であいさつの原稿を書きましょう。
ただし,月島のしょうかいは,次の【月島のこと】から2つ選びましょう。
【月島のこと】
・三日月の形をした島
・漁業(特にいか漁)がさかん
・夏は海水浴やつりの客でにぎわう
3
・人口約 300 人
・お年寄りが多い
・旅館が2つある
(2)
サマーキャンプ1日目の夜,6年生の勇太さん,和美さん,花子さんは,ドッジボール
大会のチーム分けについて考えました。
【3人の考え】について話し合った結果,和美さん
の考えで行うことになりました。勇太さんと花子さんの考えが選ばれなかった理由を,
【お
知らせ】を参考にして,どちらかを選んで書きましょう。
【3人の考え】
(3)
サマーキャンプ2日目の昼,全員でカレーライスを作ることになりました。子供 20 名と
保護者 10 名の合計 30 人分のカレーをつくります。次の【カレーライスの材料と作り方】
を参考にして,調理に必要な材料の分量(肉・たまねぎ・にんじん・じゃがいも・カレー
ルー)をそれぞれ求めましょう。
【カレーライスの材料と作り方】
<4人あたりの材料>
肉 300g
※
※
たまねぎ
2個
にんじん
4
個
5
じゃがいも
1個
その他,カレールーは,10 人ごとに1箱が必要。
ごはんは,青空少年自然の家で用意してくれる。
<作り方>
1
2
3
4
野菜の皮をむく。
野菜と肉を食べやすい大きさに切る。
材料をなべに入れ,水を入れてにる。
カレールーを入れてにこむ。
4
(4)
サマーキャンプ2日目の夜,ろうかに次のような【連らく】がはり出されました。各部
屋のリーダーは,その内容を部屋のメンバーに伝えるために,メモをとることにしました。
ふ ろ
お風呂のそうじ当番のこと以外にメンバーに伝える必要があることが2つあります。それ
ぞれ書きましょう。
【連らく】
各部屋のリーダーへ
明日の朝のことについて連絡をします。予定が変こうになったことや3日目だけのこと
を部屋のメンバーに伝えてください。
朝起きたら,今日と同じように部屋のそうじをしてください。明日の朝は,月島子ども
クラブがお風呂のそうじ当番になっていますので,各部屋1名,お風呂そうじをする人を
決めてください。
また,自分の荷物をまとめ,第2研修室に入れてから,朝食の会場に来てください。リ
まど
ーダーは,部屋を出るときに,忘れ物はないか,窓は閉まっているか,電気は消えている
かなど最後の点検をしてきてください。
なお,朝食の時間は,7 時 30 分からの予定でしたが 8 時になりましたので,注意して
ください。
月島子どもクラブ会長
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