第112号 2012. 7 社 団 法 人 栃木県宅地建物取引業協会 公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会栃木本部 目 次 C O N 1 二団体総会開催 2 祝 T 会長 4 E 内山 俊一 栃木県知事 福田 富一 県議会議長 橋 文吉 N T S 辞 (社)栃木県宅地建物取引業協会 役員名簿 (公社)全国宅地建物取引業保証協会栃木本部 役員名簿 5 6 新旧役員紹介 (社)栃木県宅地建物取引業協会委員会 委員名簿 (公社)全国宅地建物取引業保証協会栃木本部委員会 委員名簿 7 二団体総会開催 8 平成24年度 主な事業計画 13 総会スナップ 支部長就任あいさつ 法定講習会のお知らせ 15 支部便り 18 紙上研修 22 2011年「不動産の日」アンケート調査結果発表 26 義援金贈呈 27 一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会 28 会員入退会状況 30 お知らせ 31 栃木県知事表彰に輝く 入退職職員のお知らせ 編集後記 表紙の言葉 「花とレンガのまち 野木町」 野木町では、毎年7月にひまわりフェスティバルを開催し、 町内外から多くの来場者 があります。 今年で第21回目となるフェスティバルは、7月20日(金)から 22日(日)まで 開催しました。 真夏の太陽の下、20万本のひまわりがお待ちしております。 (写真提供:野木町役場) (社)栃木県宅地建物取引業協会第46回通常総会開催 (公社)全国宅地建物取引業保証協会栃木本部第40回定時総会開催 平成24年度事業計画など承認 (社)栃木県宅地建物取引業協会第46回通常総会、及び(公社)全国 宅地建物取引業保証協会栃木本部第40回定時総会が去る5月25日、 ホテル東日本宇都宮において開催され、慎重審議を経て全議案原案ど おり承認されました。 (社)栃木県宅地建物取引業協会 としていたものであり大変喜ばしい限りでありま (公社)全国宅地建物取引業保証協会栃木本部 す。 会 長 本部長 内山俊一 会員の皆様には、日頃より協会運営つきましては、 私ども協会は、全国47都道府県と歩調を合わせ公 益社団法人認可を目指していることはご存じの通り ですが、本日までに、上部団体であります全宅連・ 多大なるご理解とご協力をいただき誠にありがとう 全宅保証・他に東京宅建・愛知宅建・他15県が4月 ございます。誌面を借りてではありますが、お礼申 1日付けで公益社団法人認定を受けております。 し上げます。 本県もいよいよ本年9〜10月には、公益社団法人 平成24年5月25日に開催されました第46回通常 への移行申請をいたします。知事の認可をいただく 総会におきましては、業協会・保証協会とも全議案 ことが出来れば、来年4月1日登記申請を行う予定 が原案通り可決されましたことをご報告と御礼申し をしており、次の総会は、公益社団法人としての総 上げます。 会ができることと期待しているところであります。 また、本総会において、不肖私が業協会・会長、 保証協会・本部長に再選いただきました。 改めて、重責であることを再認識しておるところ であります。 この度の総会には、福田富一栃木県知事、五月女 県議会副議長をはじめ、たくさんのご来賓の方にご 臨席いただき開催をすることが出来ました。 進捗状況は広報誌、研修会などを通しまして皆様 にはご報告して参ります。 全国宅地建物取引業保証協会の状況は、大きな事 業の一つが弁済業務であります。平成23年度全国で 7億円の予算組をいたしておりましたが、弁済額3 億6千万と大幅に下回ることが出来ました。 これは取引に際し、慎重に物件の調査に当たり重 また、懇談会の席には(公社)全国宅地建物取引 要事項説明書・売買契約書の作成に当たっては、十 業協会連合会の伊藤会長にもお越し頂き誠に華やか 分な精査を行っていただいている成果であろうと思 で和気藹々とした総会となりました。 っております。 私どもを取り巻く経営環境は依然として低迷して 今後とも協会が開催する研修会・勉強会などに参 おり、これを反映し全国にあっては会員数が1,800 加して頂くとともに、リアルパートナー・広報誌な 社ほどの減、私ども栃木県にあっても30社の減とな どに掲載される紙上研修を参考とするなど知識向上 っております。 を図っていただくようお願いいたします。 会員数確保は協会運営の大きな柱でもありますの 最後に、栃木県宅地建物取引業協会のますますの で、入会金を80万円から60万円に減額を致し会員 発展と、会員各位のますますのご発展、ご健勝を祈 確保に力を入れていく所存であります。 念致しまして、広報誌での私の挨拶とかえさせてい 本総会では、本部、県央支部合同による会館建設 ただきます。 に関する議案が可決されました。 新会館建設は、県央支部、本部ともに長い間懸案 1 祝 辞 栃木県知事 福田富一 社団法人栃木県宅地建物取引業協会の第46回通常 れるほか、雇用情勢も厳しい状態が続いております。 総会及び公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会 栃木本部の第40回定時総会が開催されるに当たり、 一言お祝いを申し上げます。 こうした状況下において、昨年4月にスタートさ せた栃木県重点戦略「新とちぎ元気プラン」に揚げ る「安心」「成長」「環境」の3つの重点戦略は、い 貴協会におかれましては、昨年3月に発生した東 ずれも震災から立ち直り、新たなとちぎづくりを進 日本大震災における被者への対応として、県との災 めていく上で欠かすことのできない政策の軸となる 害協定に基づき被災者に対する空家情報の提供や無 ものでありますので、引き続きプランの着実な推進 料仲介を実施していただきました。さらに、津波に を図ってまいります。 よる福島原発事故により、福島県等から本県へ避難 された方々に民間賃貸住宅借上げによる応急仮設住 今後とも、「新とちぎ元気プラン」に揚げた「元 宅の提供などについても、迅速かつ積極的に取り組 気度 んでいただきましたことに対し敬意を表しますとと けて参りたいと考えておりますので、皆様のより一 もに、内山会長を始めとして、役員、会員の皆様方 層の御理解と御支援をお願い申し上げます。 日本一 栃木県」の実現に向け全身全霊を傾 に心から感謝申し上げる次第であります。 栃木県宅地建物取引業協会におかれましては、公 また、昭和42年の栃木県宅地建物取引業協会設立 益社団法人への移行を予定されているとともに、会 以来、住宅・宅地行政はもとより、県政の推進に特 員の資質向上のため、日頃から各種講習会の開催等 段の御理解と御協力を賜っておりますが、平成19年 を実施されているとのことであり、このような取り 度からは、宅地建物取引主任者資格試験の実施をお 組みを通しまして、今後とも、宅地建物取引業の適 願いしているところであり、重ねてお礼申し上げま 正な運営や健全な発展を図り、県民への安心・安全 す。 と公正の確保に向けて、より一層の御尽力を賜りま すよう心からお願い申し上げます。 さて、現在、地震による直接的な被害につきまし ては、復旧の目処が立ちつつあり、県内企業の生活 結びに、栃木県宅地建物取引業協会と全国宅地建 活動も持ち直しの動きが表れてきておりますが、未 物取引保証協会栃木本部のますますの御発展と、御 だ収束しない原子力発電所事故の影響や電力供給不 参会の皆様の御健勝と御活躍を心から祈念いたしま 足の不安に加え、世界経済の先行き不透明感、長引 して、お祝いの言葉といたします。 く円高とデフレ等により、景気回復の遅れが懸念さ 2 祝 辞 栃木県議会 議 長 高橋文吉 「『社団法人栃木県宅地建物取引業協会第46回通 常総会』並びに『公益社団法人全国宅地建物取引業 貴協会の果たす役割はますます重要になると考えて おります。 保証協会栃木本部第40回定時総会』」が開催される どうか皆様方におかれましては、今後とも県民の に当たり、県議会を代表いたしまして、一言お祝い 住環境向上はもとより、被災者支援につきましても の言葉を申し上げます。 なお一層の御尽力を賜りますようお願い申し上げま 貴協会におかれましては、宅地建物取引業の適正 な運営の確保をはじめ、会員の資質向上など、業界 す。 結びに、栃木県宅地建物取引業協会並びに全国宅 の健全な発展と社会的地位の向上を図るとともに、 地建物取引業保証協会栃木本部のますますの御発展 地域社会発展のため御尽力いただいているところで と、御参会の皆様の御健勝、御活躍を祈念いたしま あり、この場をお借りいたしまして、厚く御礼申し して、お祝いの言葉といたします。 上げます。 さて、甚大な被害をもたらした東日本大震災の発 生から1年4ヶ月余りが経過いたしました。貴協会 の皆様におかれましては、被災者や避難者に対する 空き家情報の提供、並びに無料での仲介などを迅速 に実施していただきまして、重ねて感謝の意を表す る次第でございます。 県議会といたしましては、東日本大震災を教訓に 災害時に迅速に対応できるよう、都道府県議会では 全国初の通年議会を今年4月からスタートさせたと ころであり、震災等からの復興はもちろんのこと、 5月初めの大雨や竜巻による災害にも臨機応変に対 応し、一日も早く県民の皆様が日常の生活に戻れる よう、臨時会議を開催するなど、災害からの復旧・ 復興に向けて全力で取り組んでいるところでありま す。 昨年の大震災により、誰もが住環境の大切さを改 めて認識されたことと存じます。今後とも県民の皆 様が安全、安心で快適な住環境を確保するためには、 3 平成24年度 社団法人 栃木県宅地建物取引業協会役員名簿 公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会栃木本部役員名簿 理事31名、監事・監査2名、員外監事1名 役 職 会 長 本 部 長 副 会 長 常 副 本 部 長 常 氏 内 山 名 俊 五十嵐 幹 事 事 事 事務所の所在地 電話番号 FAX番号 一 山一不動産㈱ 320-0807 宇都宮市松が峰2-6-16 028-634-0012 028-636-7303 薫 ㈱いがらし不動産 321-0945 宇都宮市宿郷1-20-8 028-632-1188 028-636-8068 谷 芳 宏 統芳商事㈱ 328-0017 栃木市錦町12-7 0282-20-1055 0282-20-1103 伊 澤 安 雄 ㈱三星商事 329-2161 矢板市扇町2-2-1 0287-43-2483 0287-44-0855 有 馬 正 孝 宝建興産㈱ 320-0832 宇都宮市日の出1-6-12 028-637-1851 028-636-4696 前 田 正 典 前田不動産㈱ 320-0865 宇都宮市睦町5-5 028-634-4788 028-633-1434 青 木 亨 和光エステート㈱ 320-0851 宇都宮市鶴田町2832 028-638-7044 028-638-7045 明 ㈲エイトホーム 321-2412 日光市倉ヶ崎72-7 0288-21-5588 0288-22-8815 任 理 理 郵便番号 染 八木澤 務 商号又は名称 平成24年6月13日 現在 幹 事 岡 安 規 男 関東総合開発㈱ 320-0861 宇都宮市西2-4-22 028-634-8070 028-635-9568 若 林 和 夫 ㈲大友商事 320-0844 宇都宮市菊水町3-1 028-634-1040 028-634-9078 増 渕 昇 ㈲カスティール 321-0932 宇都宮市平松本町1125-9 028-634-7222 028-634-7224 石 塚 松 美 小山地産 323-0022 小山市駅東通り2-18-18 0285-22-2797 0285-22-2785 青 木 勇 夫 青木不動産事務所 328-0053 栃木市片柳町1-19-7 0282-24-5431 0282-24-5991 青 木 健 治 ㈱東陽宅建 325-0072 那須塩原市豊住町79-86 0287-64-1221 0287-63-1141 福 冨 賢 治 ㈱ビジネスホームサービス 329-1233 塩谷郡高根沢町宝積寺2241-1 平 野 野 本 青 028-675-6501 028-675-6693 司 ㈲ひらのエステート 322-0301 鹿沼市北半田868 0289-75-1315 0289-75-1315 晃 也 ㈱野本組 321-1444 日光市清滝1-9-14 0288-54-1592 0288-54-1582 柳 勝 男 朝日不動産㈱ 321-0132 宇都宮市雀の宮1-20-19 028-653-1993 028-654-0487 助 川 克 一 ㈲助川地所 321-4307 真岡市西郷971-1 0285-84-5514 0285-83-5514 由 谷 邦 雄 フェイバーネット・インコーポレイテッド 321-0912 宇都宮市石井町3128-5 青 木 春 山 大 028-656-3749 028-656-3743 伸 青木エステート㈲ 327-0315 佐野市吉水駅前3-3-7 0283-62-9400 0283-61-0280 耕 二 ㈲あおいホーム 326-0831 足利市堀込町2625-1 0284-70-6321 0284-70-0688 高 榮 二 ㈱関東土地部 329-0111 下都賀郡野木町大字丸林397-8 0280-56-0012 0280-56-0306 吉 川 一 之 ㈲グリーン興産 327-0844 佐野市富岡町1472 0283-21-1881 0283-21-1882 坂 本 裕 則 ㈱田中屋 323-0023 小山市中央町3-6-14 0285-22-3163 0285-25-4238 村 上 文 夫 ㈲トータスネットワーク 328-0043 栃木市境町22-26 0282-25-1035 0282-25-1036 小 林 一 雄 小林住宅㈱ 323-0027 小山市花垣町1-16-24 0285-23-7373 0285-23-9628 山士家 光 幸 ㈲山士家不動産 323-1101 栃木市藤岡町大前289 0282-61-2310 0282-61-2311 前 田 幸 雄 前田商事㈱ 324-0047 大田原市美原1-13-4 0287-22-3445 0287-22-7747 菊 地 清 次 ㈲大興殖産 325-0038 那須塩原市豊浦北町74-151 0287-64-2001 0287-64-3519 栗 川 征矢夫 ㈲新那須開発 329-3153 那須塩原市大原間367-1 0287-65-1092 0287-65-3300 監 監 小 筆 純 男 ㈲コスミ 321-3324 芳賀郡芳賀町大字西水沼82-8 028-678-1125 028-678-1126 事 査 上 岡 利 幸 ㈲メイコー開發 326-0053 足利市伊勢町3-11-7 0284-41-8686 0284-41-8687 松 井 由 和 松井由和税理士事務所 321-0962 宇都宮市今泉町522 028-624-2661 028-624-2649 会 員 外 監 事 4 ◆新任役員◆ 由谷 山士家 邦雄 理事 光幸 理事 青木 菊地 伸 理事 清次 理事 坂本 栗川 裕則 理事 征矢夫 理事 村上 文夫 理事 上岡 利幸 監事 小林 一雄 理事 ◆退任役員◆ 菅沼 一三雄 前常務理事 高山 功 前常務理事 小泉 喜代一 前常務理事 根本 茂 前理事 山中 幸二 前理事 村川 定男 前理事 篠 昌久 前常務理事 原 大成 前監事 5 平成24年度 (社)栃木県宅地建物取引業協会委員会委員名簿 ◎委員長 委 綱 員 紀 会 委 名 員 役 会 総 務 委 員 会 専 教育研修委員会 員 氏 名 ○副委員長 平成24年6月13日 担当副会長 ◎前田 正典 栗川征矢夫 ○若林 和夫 有馬 正孝 青木 亨 ◎若林 坂本 和夫 裕則 ○福冨 賢治 増渕 昇 青木 勇夫 ◎青木 野本 大高 亨 晃也 榮二 ○前田 増渕 吉川 幸雄 昇 一之 若林 由谷 和夫 邦雄 平野 青木 司 勇夫 門 ☆宅建試験担当 委 土地対策委員会 ◎石塚 助川 青木 松美 克一 健治 ○平野 青木 前田 司 勇夫 幸雄 青木 青木 福冨 亨 伸 賢治 八木澤 明 春山 耕二 菊地 清次 ◎岡安 菊地 規男 清次 ○由谷 邦雄 栗川征矢夫 小林 一雄 村上 広 報 委 員 会 厚 生 委 員 会 ◎青木 健治 ○春山 耕二 平野 司 青柳 勝男 流通情報委員会 ◎岡安 菊地 規男 清次 ○由谷 邦雄 栗川征矢夫 小林 一雄 村上 文夫 員 (若林 現在 五十嵐 薫 染谷 芳宏 伊澤 安雄 五十嵐 伊澤 薫 安雄 和夫) 五十嵐 薫 文夫 染谷 芳宏 伊澤 安雄 染谷 芳宏 会 検討特別 委 員 会 ①新公益法人 改 革 ◎五十嵐 薫 青木 勇夫 ○若林 福冨 和夫 賢治 有馬 正孝 増渕 昇 ②本支部会館 建 設 ◎有馬 ○青木 助川 青木 ○青木 亨 八木澤 明 増渕 昇 福冨 賢治 ○若林 平野 青木 和夫 司 勇夫 ○石塚 野本 春山 松美 晃也 耕二 正孝 健治 克一 伸 五十嵐 薫 染谷 芳宏 伊澤 安雄 平成24年度 (公社)全国宅地建物取引業保証協会栃木本部委員会委員名簿 ◎委員長 委 員 会 名 役 員 氏 ○副委員長 平成24年6月13日 名 担当副会長 会 ◎若林 坂本 和夫 裕則 ○福冨 賢治 増渕 昇 青木 勇夫 入 会 審 査 委 員 会 ◎青木 勇夫 野本 晃也 坂本 裕則 菊地 清次 ○若林 和夫 有馬 正孝 青木 亨 除 名 審 査 委 員 会 ◎前田 正典 栗川征矢夫 苦情解決業務委員会 ◎八木澤 青木 ○青木 勇夫 山士家光幸 平野 青木 司 健治 助川 前田 克一 幸雄 教 育 研 修 委 員 会 ◎青木 野本 大高 亨 晃也 榮二 ○前田 増渕 吉川 幸雄 昇 一之 若林 由谷 和夫 邦雄 平野 青木 司 勇夫 広 ◎岡安 菊地 規男 清次 ○由谷 邦雄 栗川征矢夫 小林 一雄 村上 文夫 総 6 務 報 委 委 員 員 会 明 伸 現在 五十嵐 染谷 薫 芳宏 五十嵐 薫 染谷 芳宏 伊澤 安雄 染谷 芳宏 伊澤 安雄 染谷 芳宏 二団体総会開催 (社)栃木県宅地建物取引業協会第46回通常総会 (公社)全国宅地建物取引業保証協会栃木本部 第40回定時総会 上記2団体の総会が平成24年5月25日(金)午後1時30分より、ホテル東日本宇都宮において開催され ました。 青木健治常務理事の司会により、物故会員への黙祷が行われ、総会が始まりました。最初に五十嵐薫副会 長の開会の辞、続いて内山俊一会長の挨拶の後、8名の来賓紹介、多くの祝電が披露されました。 議事に先立ち議長の選任が行われ、青木亨常務理事、青木勇夫常務理事が就任し、議長より各種委員が指 名されました。資格審査委員より、総会構成員数1,216名に対して、出席者89名、委任状790名、合計879名 により総会の成立が宣言され、議事へと進行しました。慎重審議を経て全議案原案どおり承認されました。 内山会長 福田 富一 栃木県知事 (公社)全国宅地建物取引業協会連合会 伊藤 博 会長 7 平成24年度 (社)栃木県宅地建物取引業協会 主な事業計画 1. 公益法人制度改革に関する取り組み 新たな公益法人制度改革により平成25年11月30日までに「公益社団法人」か、あるいは「一般社団法人」へ の移行を完了させなければなりません。当協会では平成23年度を移行申請に向けた試行期間と位置づけ準備を 進めてきました。平成24年度は公益目的事業を5事業から2事業へ再編し、本年秋頃を目途に「公益社団法人」 への移行認定申請を行います。 (平成23年度) 公益目的事業(5事業) 公益1 不動産に係る人材育成事業 公益2 消費者保護事業 公益3 不動産に関する情報提供並びに地域社会貢献活動事業 公益4 宅地建物取引主任者 法定講習会事業 公益5 宅地建物取引主任者 資格試験事業 (平成24年度) 公益目的事業(2事業) 公益1 不動産に係る人材育成・消費者啓発事業 公益2 消費者保護支援・地域振興事業 2. 栃木県不動産会館(本部・県央支部合同会館)の建設に関する取り組み 栃木県不動産会館(宇都宮市西一の沢町)は、昭和54年8月に建築され、会館の一部が平成元年10月に増築 されました。昭和56年以前に建てられた建物は現行の建築基準法(耐震)に適合しておらず、東日本大震災に おいて建物の一部に損傷が見られました。今後もいつどのような大きな地震が再度発生するか予想がつかない 中、一日も早く耐震基準を満たした会館建設が望まれます。 当協会では、平成22年9月定例理事会(平成22年9月10日開催)において新会館の 必要性について承認さ れ、平成23年2月定例理事会(平成23年2月9日開催)では県央支部の要望を受けて、県南支部、県北支部の理 解の下に本部・県央支部合同で新会館を建てる旨、承認されました。さらには平成24年3月定例理事会(平成 24年3月14日開催)では、新会館建設に伴い用地取得(不足すると思われる駐車場用地)を図るべく、隣地購 入に向けての具体的な交渉について承認されました。 今後も本支部会館建設検討特別委員会を中心に新会館建設へ向けたより具体的な検討を進めるとともに支部 会館の施設の整備、充実を図っていきます。 3. 公益目的事業・収益事業等・法人業務 Ⅰ.不動産に係る人材育成・消費者啓発事業(公益目的事業1) (1)不動産に係る人材育成 ①業務研修会 宅建業者を対象に重要事項説明をはじめとする宅建業法および不動産関係法令、不動産の表示に関 する公正競争規約、税制等に関する研修会を実施します。 ②新規免許取得者(代表者、政令使用人の変更)研修会 新たに宅建業の免許を取得した者及び代表者、政令使用人に就任した者に対し、不動産取引に関す る専門的知識の習得を図るための研修会を実施します。 ③全宅連「不動産総合コース」 全宅連との業務委託に基づき、新たに宅建業の免許を取得した者及び代表者、政令使用人に就任し た者並びに不動産取引に関心の一般消費者に対し、不動産取引の基礎知識を習得するための通信講座 を実施します。 8 平成24年度 主な事業計画 ④宅地建物取引主任者 法定講習会の実施 宅地建物取引主任者証の交付を受けようとする者に対し、宅建業法第22条の2に定める、県知事が 指定する「宅地建物取引主任者法定講習会」を実施します。 ⑤主任者証の交付事務 宅建業法第22条の2に定める宅地建物取引主任者証について、交付申請の受付事務を行います。 ⑥宅地建物取引主任者 資格試験の実施 試験事務及びそれに伴う申込書の配布、受付、合格発表事務を行います。 ⑦宅建業開業希望者に対する指導、助言 (2)消費者啓発 ①一般研修会、セミナー等 一般消費者等を対象に不動産取引に関する知識と理解を深めてもらうための研修会、セミナー等を 実施します。 ②県主催「不動産取引セミナー」への協賛 県主催の「不動産取引セミナー」へ協賛します。 ③「不動産公正競争規約」の普及、首都圏不動産公正取引協議会との連携 首都圏不動産公正取引協議会と連携を図り、不動産公正競争規約の普及、研修会を実施します。 Ⅱ.消費者保護支援・地域振興事業(公益目的事業2) (1)消費者保護支援 ①不動産無料相談 毎月23日、各支部において不動産取引に関する無料相談を実施します。相談員は専門的知識を有す る当協会の役員が担当します。 ②消費者からの不動産取引に関する相談 消費者からの電話等による相談に応じます。 ③相談員の研修会 最近の複雑な相談内容に対応するため、相談員をはじめとする本支部役職員を対象に研修会を実施 します。 ④県主催「不動産取引法律相談」への相談員派遣 県主催の不動産取引法律相談(毎月第3木曜日)へ相談員を派遣し、不動産取引相談に協力します。 ⑤宅建業法違反業者に対する指導、助言 法令遵守による公正な取引を確保するため、会員業者への指導、助言を行います。 ⑥県主催「とちぎ住宅フェア」への協賛、相談員派遣等 県主催の「とちぎ住宅フェア」へ協賛するとともに、相談員を派遣して不動産取引相談に応じます。 ⑦日本司法支援センター(法テラス)への協力 不動産無料相談の窓口として法テラスの情報提供先となります。 (2)地域振興 ①土地住宅政策・税制改正に関する要望活動 ②公的審議会等への宅建業者の登用及び固定資産税等の負担軽減に関する要望活動 ③公共事業に伴う情報提供(業務協定) ④業務協定の手引き・地価調査一覧表の配布 ⑤6団体連絡協議会等、関係団体との協調活動 9 平成24年度 主な事業計画 ⑥全宅連(不動産総合研究所)との連携による調査研究 ⑦栃木県との「災害協定」に基づく災害時における民間賃貸住宅の情報提供 ⑧栃木県警察本部との「安心で安全なまちづくり推進」の覚書 (3)情報提供、流通促進 ①広報誌の定期発行 ②不動産関係法令に関する周知活動 最新の法令改正、行政庁からのお知らせ、その他不動産取引に関する各種情報を会員への定期郵送 及び当協会ホームページを通して宅建業者、消費者へ周知します。 ③各種媒体への広報活動 ④ホームページの管理運営 ⑤ホームページによる不動産関係法令の情報提供、情報開示 ⑥とちぎ暮らし 住まいネット 「田舎暮らし」の物件情報提供 ⑦雇用促進住宅の譲渡、廃止に係る現入居者への転居先情報提供 ⑧不動産指定流通機構(レインズ)の管理運営、利用促進 ⑨全宅連統合サイト(ハトマークサイト)の管理運営、利用促進 ⑩不動産ジャパンの管理運営、利用促進 ⑪レインズ・ハトマークサイトに関する研修、問い合わせ対応 Ⅲ.会員への業務支援事業(共益事業・収益事業) ①会員及び従業者の各種親睦、交流に関する事業 ②次世代経営者の育成に関する事業 ③免許更新及び各種届出書の作成に関する指導 ④全国宅地建物取引業厚生年金基金制度への加入促進 ⑤各種保険制度の活用推奨 ⑥取引主任者賠償責任補償制度への加入促進 ⑦少額短期保険への加入促進 ⑧全宅住宅ローンの利用促進 ⑨全国賃貸不動産管理業協会への加入促進 ⑩宇都宮共和大学との協調事業・全宅連社会人学生入学制度の周知 ⑪物品(書籍等)の販売 Ⅳ.会務の総合管理(法人業務) ①入会審査、入会者加入促進 ②会員の慶弔に関する事業 ③支部における事業協同組合の育成 ④新公益法人制度改革への対応 ⑤会館建設に関する取り組み ⑥円滑な会務運営 当協会の事業運営を適切かつ効率的に行うため、全宅連、全宅保証、関係団体との連携を密にし、 事務運営と事務処理体制の強化に努めます。 また、支部の事業運営が統一的かつ円滑に行えるよう、本支部間の連絡調整、本支部一体化の強化 10 平成24年度 主な事業計画 を図ります。 ⑦合理的な会議の開催 公益社団法人移行を踏まえ、総会、理事会をはじめとする各種諸会議の適正な運営と合理的な開催 に努めます。 ⑧役職員の福利厚生 役職員傷害保険へ継続加入します。 ⑨健全な財務運営と適正な経理処理 本年度の会計処理を平成20年会計基準(新々会計基準)に基づいて行います。会務運営を円滑に遂 行するため、事業の進捗状況及び収支状況を正確に把握し、厳正に処理します。また、公益法人会計 基準及び税務関係の会計処理全般について、顧問税理士、専門家の指導助言を受けて、経理処理の強 化を図ります。 平成24年度(公社)全国宅地建物取引業保証協会栃木本部 主な事業計画 Ⅰ.公益目的事業の実施 苦情相談・解決事業 [公益目的事業1] 1.苦情解決事業 (1)消費者からの宅地建物取引に関する様々な苦情相談に対して適切な助言を実施し、安心・安全な取引の 推進と一般消費者の利益を擁護する。 (2)苦情解決業務を確実に実施し、本会会員が取り扱った宅地建物取引業に関する一般消費者からの苦情申 出について迅速・適切な解決を図る。 (3)多様化・複雑化する宅地建物取引に関する様々な相談事案に適切に対応するため、相談担当者、事務局 職員に対して業務に必要な知識及び対応能力を習得する研修を実施する。 (4)不動産取引に関する事例を広報誌「とちぎ宅建」やホームページに掲載し、広く消費者や業界関係者へ 周知する。 研修・情報提供事業 [公益目的事業2] 1.研修事業 (1)研修業務を適正かつ確実に実施し、公正な宅地建物取引を推進する。 (2)宅地建物取引主任者及び宅地建物取引業者の従業者等に対する継続的な研修制度を整備・充実し、宅地 建物取引に関する専門的知識・能力の向上を図る。 (3)新規免許取得者、代表者変更及び政令使用人変更の新代表者、新使用人に対して研修会を実施する。 2.情報提供事業 (1)一般消費者等に宅地建物取引に関する正しい理解・知識を習得できるセミナー等を実施し、宅地建物取 引に必要な知識や有用な情報を提供する。 (2)業協会及び保証協会の活動、業界団体の動向、国・県・市町の施策、法律改正・条例制定等、必要な最新情 報を伝えるため、業協会と共同で広報誌「とちぎ宅建」を発行する。 11 平成24年度 主な事業計画 保証事業 [公益目的事業3] 1.弁済業務 (1)宅地建物取引業法に基づく弁済業務を適正かつ確実に実施する。 (2)多様化する弁済案件に適確に対応するため、業務手順の標準化や中央本部と相互連携及び情報の共有化 を図る。 (3)求償業務方法書に基づき、弁済業務で生じた求償債権の回収を図るため、求償対象者の情報収集に努め る。 (4)弁済業務保証金分担金の供託・取戻・還付等の手続きを適正に実施する。 (5)関連団体と連携し相談業務に協力していく。 2.手付金保証業務 (1)消費者に対する安心かつ安全な不動産取引を提供するため、手付金保証制度と業者売主の手付金等保管 制度を周知する。 Ⅱ.法人管理業務 (1)入会審査 ①入会審査基準等に基づき新規入会者の審査を厳正に実施する。 (2)入会促進 ①新規入会促進を図るため、業協会と連携し、広報誌やホームページ、新聞広告等を通じて加入促進に努 める。 (3)的確な業務処理の促進 ①入会・会員名簿の変更・退会等に関する業務を適正、的確に処理を行い会員サービスの向上に努める。 ②中央本部・栃木本部間の各種業務・事務手続処理を適正に行うため、会員管理システムの有効活用を図 る。 (4)適正な財務運営の推進 ①予算については、収支予算及び事業別の損益予算を作成し、適正な予算管理を行う。 ②事業の執行に伴う財務内容を的確に把握し表示する。 12 支部長就任あいさつ 県央支部 栃木県宅建協会県央支部のこれから 平成24年度を迎え、社団法人栃木県宅建協会も、公益社団法人への移行 認定申請により、公益社団としても組織体制になりますが、今年度中は、 申請前のために、組織運営は従前方式により進められ、運営は公益社団法 人体制となり、役員一同、その対応に追われていきます。 しかしながら、会員の皆様にとっては、寸分も変わらぬ宅建協会である ことには、違いなく、何の変哲もありません。 協会の運営も然ることながら、業界の現状と近未来を大きな課題として いかなければと考えます。 情報グローバル化、インターネット商法など時流に敏感に対応しながら、 支部長 五十嵐 薫 結果として、地域密着型戦略が功を奏す時が来たということも考えられま す。 県央地域に所属する会員は県央に、密着した戦略戦術を業界発展の再構 築にありと捉え、支部運営は、そこに解決する奇策ありと支部運営企画を 模索していきたいと考えております。 今年度も支部会員業者の皆様の発展のため、協会運営に携わる思いであ ります。県央支部の会員の皆様の益々の繁盛のために、支部運営のご理解 とご協力、ご支援をお願い申し上げます。 県南支部 この度、第5回通常総会において県南支部長に任命頂きました染谷でござ います。早いもので、旧4支部の合併から5年目を迎えることとなりました。 会員の皆様におかれましては日頃から多大なご協力を賜り、厚く御礼申し 上げます。 前期と同様に、各種情報の提供、研修会の開催、会員間の親睦等に力を入 れ、会員の皆様に喜んでいただけるような協会運営に努めてまいりたいと 思います。あわせまして、新公益社団法人移行への取り込みにつきまして も、できるだけ会員の皆様の意に適うよう努力してまいります。 また、「一般社会においての当協会の認知度・信頼度を高めていく」とい う大きな目標に向け、その一助として前期から計画していた県南5市3町で 支部長 染谷 芳宏 の無料相談につきまして、足利・小山・栃木の3市で実施が決まりました。 こうした試みを引き続き継続して行うのと同時に、我々の知識と経験を町 づくりに役立てていただけるよう、行政へのはたらきかけも積極的に行っ ていきたいと考えております。 最後に、皆様の益々の発展と健康をご祈念申し上げ、挨拶とさせていた だきます。 13 支部長就任あいさつ 県北支部 日頃より支部の運営にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 23年度の事業は、計画通り推進することができました。これもひとえに本 支部役職員のご指導と会員の皆様のご協力の結果であり深く感謝いたしま す。 去る第5回支部総会におきまして再度支部長という重責に任命頂き責任の 重さを痛感しているところです。引き続き、新役員の皆様と共に会員各位 のご協力を賜りながら可決承認されました事業を忠実に執行してまいりま す。 さて、県北の不動産業界は原子力発電所の事故による放射線の汚染と風 評被害にて土地取引が激減し、いくら値下げしても売れない厳しい状況に 支部長 伊澤 安雄 あります。この停滞感を一日も早く払拭すべく会員相互が情報交換しあい 共有し共栄を計らなければならないと考えます。 今期も重点事業に挙げた苦情「ゼロ」目標に、支部会館への進入道路改良 に伴い駐車場の増設また公営住宅の受託に向けての県北事業協同組合の設 立を目指します。会員の皆様の更なる協力をお願いいたします。 最後に会員各位の益々の発展を祈念しながら再任のご挨拶いたします。 平成24年度 宅地建物取引主任者 法定講習会 のお知らせ 法定講習会日程 平成24年度 平成25年度 会 8月28日(火) 9月19日(水) 11月27日(火) 1月22日(火) 2月20日(水) 場 栃木県青年会館コンセーレ ※ 開始時間に遅れた方は受講できません。 (午前10時00分〜午後4時30分) 14 平成24年度における取引主任者の法定講習会を左記のとお り実施致します。 ①受講するには事前申込が必要です。 受講対象者には、協会から直接本人宛に受講日時を通知す るとともに、受講申請書等をご送付致します。 申込が完了された方には受講票を送付します。 ②住所・氏名及び勤務先等に変更があった場合は届出が必要 です。 至急変更届を栃木県県土整備部住宅課へ提出して下さい。 この手続きがされていませんと法定講習会の通知が届か ず、取引主任者証の有効期限が切れてしまう場合がありま すのでご注意下さい。 ③講習会当日は時間厳守をお願いします。 遅刻、早退、途中退席は認められません。 ※新規(有効期間満了者)で受講を希望される方は協会事務 局へお問い合わせください。 宅建協会事務局 TEL028−648−5611 支部だより 県 央 支 部 「第5回通常総会」開催 平成24年5月11日、ホテル東日本に於いて、第5回通常総会が開催されました。 多くのご来賓の方々をお迎えし、沢山のご祝辞を賜りました。 議事は、第1号議案平成23年事業報告承認の件、第2号議案平成23年度収支決算承認の件、第 3号議案平成24年度事業計画(案)承認の件、第4号議案平成24年度収支予算(案)承認の件、 第5号議案支部規約一部改正(案)の件、第6号議案任期満了に伴う役員選任の件、慎重審議のう え支部会員の皆様にご賛同をいただきまして、可決承認されました事をご報告いたします。 さて、今年度の重点事業活動としましては、公益社団法人移行認定申請をする年を迎えるわけで すが、事業企画運営を本部一体化の中で、支部の権限機能が会員の業務支援が主となり、それ以外 は本部主導にて県内に網羅されていくこととなるでしょう。 県央支部につきましては、地域の特性を生かす事業、支部会員相互の融和を図り、会員一丸とな る支部運営を目指し努めてまいります。 螺良 栃木県議 15 支部だより 県 南 支 部 通常総会開催 平成24年5月14日、栃木グランドホテル に於いて県南支部第5回通常総会が開催され ました。総会員数428社の内293社(出席 65社、委任状228社)の出席を得て、染谷 支部長の挨拶に始まり、執行部より上程さ れた議案は、慎重審議・質疑応答の後、す べて原案の通り可決承認されました。質疑 応答では、地域振興・交流策の貴重なご意 見も頂き、執行部は熱心に耳を傾けており ました。 通常総会後、同所において懇親会が開催されました。栃木市副市長の山本元久様よりご祝辞を頂 き、すでに実施済の公有地売却時の協会協力、今年4月より市役所での不動産無料相談の開始等、 行政と協会の協力体制の一層の推進願いがありました。各来賓の祝辞、紹介、新会員の紹介後、協 会相談役の大島勇様の音頭で会場は和やかな交流の場となり、最後に県南支部の発展と各会員のご 健勝ご多幸を祈念し、お開きとなりました。 視察研修報告 2011年3月11日の東日本大震災からの一年。 私達県南支部役員は、宮城県石巻地方の被災地 へのお見舞いと視察研修に行ってきました。 3月19日午前10時、私達は現地を案内してい ただく宮城県宅建協会石巻支部、 橋支部長と 石巻港ICで合流しました。 私たちのバスが15分くらい走った頃、車窓か らの景色が変わってきました。 全壊になった建物、大量のガレキ、廃車になった車の山……。 テレビのニュースや新聞によると復旧工事が進んでいるとのことでしたが、現地は想像を絶する悲 惨な光景です。 皆、ため息ばかり、言葉もありませんでした。更に海岸沿いを走り抜け壊滅的な被害を受けた門 脇町地内で私達はバスを降りました。被害の大きさを目の当たりにし、改めて大地震・大津波の恐 怖を実感させられました。 ちなみに石巻地方における被害による死者(行方不明者含)は、約8700人と聞きました。 約1時間、石巻支部長の案内で被害状況等の説明後、染谷県南支部長から 橋石巻支部長にお見 舞金が手渡され、私達の視察研修は帰路へと向かいました。 ご案内ありがとうございました。 最後になりましたが、亡くなられた方々に心からご冥福をお祈り申し上げます。 16 支部だより 県 北 支 部 県北支部第5回通常総会開催 県北支部第5回通常総会が、5月16日(水)矢板イースタンホテルに於いて、148名(本人出席 45名・委任状による出席103名)の出席を得て開催されました。 まず、小泉喜代一副支部長の開会宣言により開会。 次に、伊澤支部長は支部長挨拶のなかで、震災後早くも1年余り過ぎましたが、県北地区の放射 線量を測定しますとまだ取引に影響する放射線量の数値であり、協会として東電に対する損害賠償 請求の要求と自治体には速やかな放射線汚染対策・除染等の要求のお願いの件、支部会館入口が交 通上危険なため市道上厚崎馬蹄形線における道路改良工事の件、公益社団法人認可に向けた取り組 みの件、そして、県北支部として事業協同組合を設立し、県営住宅の指定管理者を目指している件 等々の話がありました。 続く来賓祝辞では、内山俊一会長から、本部会館建設は県央支部との共同建設、今年9月にも移 行予定の公益社団法人化、会員減少策として入会金を80万円から60万円にすること等、会員各位 のご理解とご協力を賜りたい旨の挨拶がありました。 議長団には、水上正治・阿久津勝治氏が選出され、公益社団法人に移行するための資料説明の議 事が数多くありましたが、特に質問等もなく、小川忠男氏の司会進行で無事終了しました。 17 最近の判例から ─ 地中埋設物 ─ 地中埋設物の存在を告知せずに売却した行為は不法 行為を構成するとされた事例 (東京地判 平23.1.20 ウエストロー・ジャパン) 金子 寛司 土地の買主が、大量の埋設物があったとし Yは、平成20年2月、旧1125番1の土地から て損害賠償を求めた事案において、売主の亡 分筆し、Yが所有者となっていた土地394m 2 父が賃貸していた第三者によって、埋設物は (以下「本件土地」という。)を1億1,325万円 埋められたと推認され、広範囲に、かつ、か (引渡時に実測精算により1億607万円余に減 なりの深さで大量に埋められていることに照 額)で、不産業者であるXに売却した。 らせば、隣接地の自宅に居住していた亡父や Xは、Yに、本件土地上に建物を建築するこ 売主は埋設の工事を認識していたと認められ とを話しており、Yは、敷地内に建物の基礎 るから、埋設物の存在を告知せずに売却した や建築廃材等の残存物等はなく、また、土壌 行為は不法行為を構成する等として、買主の 汚染等に関する情報もないと説明し、その旨 請求が認容された事例(東京地裁 が記載された物件状況等報告書を交付した。 1月20日判決 1 平成23年 ウエストロー・ジャパン) Xは、景気が後退して建物を建築する余裕が なくなったので、平成20年10月、本件土地を 事案の概要 Bに転売し、同年12月に引き渡したが、平成 売主Yの父Cは、都内に土地(以下「旧 21年2月下旬、賃貸用建物の建築目的で、ボ 1125番1の土地」という。)2,402m を所有し ーリング調査を行ったBから、本件土地におけ ていたが、平成3年6月に死亡し、その妻D、 る埋設物の状況を知らされ、本件土地の現地 Y及びYの弟Eがこれを相続して3名の共有と 調査をするなどした上、平成21年4月、Bとの なった。その後、旧1125番1の土地は、平成5 間で、Xが同年5月までに本件土地に埋め立て 年6月から8月までに7筆に分筆された。 られたコンクリート塊等のガラ、その他のゴ 2 旧1125番1の土地は、昭和38年から昭和41 年にかけては畑ないし荒地であったが、昭和 ミを搬出し、かつ、本件土地に建物建築に適 した正常な土を搬入する旨合意した。 46年ころには複数の自動車が駐車されるよう Xは、前記合意に基づき、同年4月下旬から になり、昭和50年ころには、Cが第三者に貸 5月下旬までの間に、本件土地の修復工事を行 し、建物が建てられた上、複数の自動車が駐 った。その工事の過程で、本件土地の全面に 車され、建物の周囲には種々の物品が置かれ わたって、地表から深さ約4mまでの範囲内に、 ていた。 コンクリート塊、煉瓦、瓦、ブロック片等の Cは、旧1125番1の土地からみて、公道を隔 ガラ、建築廃材、プラスチックやビニール等 てて南西に隣接する土地を所有し、Yが生ま のゴミ(以下「本件埋設物」という。)が大量 れた昭和28年以前からその土地上の自宅に居 に埋められていることが明らかになった。 住し、Yも生まれてから、1年程度他の土地で Xは、修復工事を行い、それに要した費用相 生活したほかは、同土地上の自宅で生活をし 当額の損害を被ったと主張して、Yに対し、 ている。 債務不履行、不法行為又は毅疵担保に基づき、 18 最近の判例から 損害として3,046万円余及び遅延損害金の支払 十分予見できたというべきであり、本件土 を求めて提訴した。 地を売却するにあたっては、本件土地の地 2 判決の要旨 裁判所は、以下のように判示し、Xの請求を 中を調査した上、本件埋設物を撤去するか、 少なくとも本件埋設物の存在をXに告知す べき注意義務があったというべきである。 認容した。 然るに、Yは、その注意義務に反して、X (1) 認定事実によれば、旧1125番1の土地は、 に対し、本件埋設物の存在を告知しないま 昭和54年!1月ころには、建物等は撤去され ま、本件土地を売却し、その結果、本件土 て整地され、以後駐車場として使用される 地について修復工事を行わなければならな ようになったのであって、昭和46年ころか いという財産上の損害を被らせたと認めら ら昭和54年11月ころまでの間に本件土地を れるから、Yの行為は、不法行為を構成す 含む旧1125番1の土地に本件埋設物等が搬 るというべきである。 入されて埋められたと認められる。 (4) Xは、平成21年4月下旬から5月下旬まで Cの職業が会社員であったことに照らせ の間に、本件修復工事を行い、合計3,046 ば、Cが同土地を貸していた第三者によっ 万円余の費用請求を受けていることが認め て、本件土地に本件埋設物等が搬入されて られる。そうすると、Xは、Yに対し、不 埋められたと推認される。そして、本件埋 法行為に基づき、損害として3,046万円余 設物等は、旧1125番1の土地の広範囲に、 及びこれに対する遅延損害金の支払を求め 大量に埋められていることに照らし、相当 ることができる。 (2) 期間をかけて、重機やダンプカー等を使っ て旧1125番1の土地にあった土を搬出し、 3 まとめ 本件埋設物等を搬入して埋めたものと推認 本件は、不動産業者ではない売主が、不動 することができる。このような大掛かりな 産業者に売却した土地の修復工事費用等につ 搬出や搬入の工事が相当期間行われていれ いて、買主の請求どおりの損害賠償が認めら ば、CやYを含むその家族は、上記工事を認 れた事案である。分筆後相続税の物納許可に 識していたと認められる。そして、C又は より国に所有権移転し、第三者に売却された その家族が抗議したとの証拠はなく、Cは、 他の土地についてもコンクリートガラ等が満 上記工事が行われることを承諾していたと 遍なく埋まっていたことが判明し、国がその 推認され、本件埋設物を埋められたことが 撤去費用等を負担したことも認定されている。 不法投棄ということはできない。 媒介業者は関与していないが、土地の取引 Yは、Xが住宅等の分譲業者で、本件土 を媒介するにあたっては、従前の利用状況等 地についても建物の敷地として購入するこ を調査確認し、必要に応じて、専門的な調査 とを認識していたと認められる。そして、 に誘導することなどを、媒介業者としても再 Yは、本件土地に本件埋設物が埋められて 認識すべき事案といえる。 (3) いることを認識していたのであるから、本 件埋設物が埋められたままでは、本件土地 (調査研究部次長) が建物等を建築する宅地に適さないことは (RETIO. 2012 . 4) 19 最近の判例から ─ 私道の利用制限 ─ 位置指定道路である私道の利用制限の取り決めは、自 動車通行や駐停車を禁止する限度で有効とした事例 (東京地判 平23.6.29 ウエストロー・ジャパン) 村川 隆生 私道の所有者が、私道に接している土地の その後、仲介業者は、本件私道所有者であ 所有者に対して、当該私道の利用制限につい るXらに対し、本件土地継承者が本件私道を通 て当該土地の前所有者と合意があるとして、 行すること等を承諾する旨の書面への署名を 当該土地所有者が建築したアパートの居住者 求めたが、一部私道所有者を除き、本件合意 の私道の通行の禁止を求めた事案において、 を理由に当該書面への署名を拒絶された。 利用制限の取り決めは、自動車通行や駐停車 XらはYに対し、本件合意の内容を説明し、 を禁止する限度で有効であるとした事例(東 本件私道との境界線上には出入口を設置しな 京地裁平成23年6月29日判決 いよう申し入れ、アパートの居住者らが本件 ウエストロ ー・ジャパン) 1 事案の概要 Xらは、所有する道路位置指定を受けた私道 (以下「本件私道」という)に面した土地上の 建物に居住しており、公道に出るには本件私 道を利用するしかない。Yは、北側に位置す る公道に約2mないし3m接し、長さ約15mの 通路状部分のある概ね長方形の形状であり、 東側が本件私道に接している土地(以下「本件 土地」という)をAらから購入して、6戸のアパ ートを建築した。 私道を通行しないことを求めたが、Yは、本 件合意の継承を否定し、本件私道は位置指定 道路だから自由に通行することができるとし て、Xらの求めを拒否した。 Xらは、本件私道に対する占有使用の妨害禁 止を求めて提訴した。 2 判決の要旨 (1) 被告Yは、本件合意を引き受けているか について Yは、仲介業者の担当者が本件私道の所 有者に対し、本件土地継承者が本件私道を Yは、Aらから本件土地を購入するに際し、 通行すること等を承諾する旨の書面への署 仲介業者から、当初の分譲業者とAとの間で、 名を求めており、その際に、本件合意の存 ①A及び本件土地の所有継承者が、非常ロ、 在をXらから伝えられているから、遅くとも 裏口等を必要とするときは、本件私道と本件 それ以降は、本件合意があるという主張がX 土地との境界線上に通用ロを設けること、② らからされていることを認識していたとい A及び本件土地の所有継承者は、前記通用口 える。そして、このような情報は、不動産 を主出入口として使用しないことの合意(本件 取引に当たって当然に取引希望者に伝える 合意)があり、本件合意により、本件私道の通 べき情報であるから、本件私道の利用につ 行が非常時に制限されていること、及び本件 いては、その所有者の一部からは承諾を取 土地所有者が本件私道を日常的に通行するこ り付けたものの、他の者からは反対にあう とについて、本件私道の所有者の承諾が得ら などして取り付けられていないことは、少 れていないことの説明を受けた。 なくとも本件土地の売買の前にYに伝えら 20 最近の判例から れていたといえる。Xらは、Y土地は、近隣 のであるから、一般公衆の通行を禁止する の公示地価に比べて著しく安い価格で売り ような取り決めを所有者がしても、これに に出されたと主張する。本件私道の利用に 基づき直ちに通行を排除することはできな ついて反対があるということが減価要因に い。Y土地の関係者が本件私道を徒歩ない なっている可能性はあるものの、その点が し自転車等で通行することは、前記の位置 主たる要因になってY土地の価格が著しく 指定道路の性質からしても、また実際の本 安くなったとはいえず、本件合意を引き受 件私道やY土地の状況からしても、本件私 けることがY土地の購入の前提になってい 道の所有者の所有権の行使を妨害するとは たとはいえない。Xらが指摘する事情は、私 いえないが、幅約4mしかなく、かつ通り抜 道との接道がある土地の取引において通常 けできない本件私道に自動車を乗り入れる 想定される事情を指摘するに過ぎず、本件 ことは、駐停車により本件私道によっての 合意が存在することを必ずしも前提とする み公道に通じているXらの利用者の利便を著 ものではない。 しく損なう可能性の高いものであり、ひい また、これらの事情があったからといっ ては本件私道の所有者の所有権の行使を妨 て、Y土地を購入することが本件合意を受 害するものである。Y土地は直接公道に接 け入れることを直ちに意味するものではな しているから、本件私道への自動車の乗り く、ほかに、Yが本件土地を購入したこと 入れが否定されたとしても大きな不都合を により本件合意を引き受けることにつき黙 生じるものではない。 Xらによる本件私道の利用についての取り 示の意思表示をしたと解すべき事情は証拠 上認められない。 (2) 私道所有者による利用制限の定めが他の 私道利用者等を拘束するか 位置指定道路は私道ではあるが、その所 有者以外の第三者を含む一般公衆の通行を 許容する性質を有しているものであるから、 公衆の通行・立ち入りを全面的に禁止した り阻害したりすることはできない。しかし、 決めは、Y土地上の建物に出入りする者に ついて、自動車通行することや駐停車する ことを禁ずる限度で有効な制限と解される が、その余の部分については、第三者に対 し主張し得ないものである。 3 まとめ 2項道路や位置指定道路等の私道について、 あくまで私道であるから、その所有者は、 私道所有者以外の者の自動車の通行について 当該道路に対する維持・管理権を有し、前 争われることが多い。本件は、私道の第三者 記の位置指定道路の趣旨等、法令の規定に の利用について、一定の利用制限を認めたも 反しない限り、当該道路の保全と関係権利 のであり、実務の参考になると思われる。 者の居住の安寧のため、当該道路の利用を 自治的に定めることができ、当該道路を利 (調査研究部上席主任研究員) 用する一般公衆もその定めによる利用制限 (RETIO. 2012 . 4) に服するものというべきである。 本件私道も、位置指定道路であり、かつ 現状も道路として整備、利用されているも 21 2011年 「不動産の日」アンケート調査結果発表 全宅連、全宅保証では、9月23日を「不動産の日」と定め、アンケート調査を実施しま したが、この度とりまとめた結果について発表いたします。 今回の調査は、2011年9月23日から10月31日までインターネットを活用し、一般消 費者の方を対象にして「住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査」について実施し、 7,145件の有効回答数を頂くなど、多くの方から貴重な意見を得る事が出来ました。 詳細は全宅連ホームページ(http://www.zentaku.or.jp/)掲載の2011年「不動産 の日」アンケート調査結果をご参照下さい。 住宅の居住志向及び購買等に関する意識調査 実施概要 ■調査期間:2011年9月23日(金)〜10月31日(月) ■調査方法:全宅連・全宅保証ホームページにて、インターネットによるアンケート調査 ■調査対象:地域 日本国内全地域 :年齢 20歳以上 :性別 男女 ■有効回答者数:7,145件 ≪調査結果≫ Q1 不動産は買い時ですか ■買い時だと思わない、微増 (10年度調査時比較) ■「買い時だと思う」24.4%(−7.1pt) / 「買い時だと思わない」23.0%(+1.1pt) ◆11年度調査時において、「買い時だと思う」24.4%、「買い時だと思わない」23.0%、「分から ない」52.6%と、「分からない」が最も高く、「買い時だと思う」は全体の約4分の1となって いる。 ◆10年度と比較して11年度は、「買い時だと思う」7.1pt下降で減少、「買い時だと思わない」 1.1pt上昇で微増。「買い時だと思う」が減少しているものの、「買い時だと思わない」は微増 程度。「分からない」が6.0pt上昇していることから、購入時期の判断に迷いが出ているだけと 見受けられる。 Q1-A 買い時だと思う理由は何ですか ■税制優遇の利点 「住宅ローン減税など税制優遇が実施されているから」53.4% ■「不動産価格が安定または上昇しそうだから」20.5% ◆不動産が買い時だと思う理由では、「住宅ローン減税など税制優遇が実施されているから」が 53.4%と最も多く挙げられている。 ◆「不動産価格が安定または上昇しそうだから」は20.5%と、昨年16.8%と比較して全体で見て 上昇、特に60代以上で意識が高い。 Q1-B 買い時だと思わない理由は何ですか ■経済的不安定感 「自分の収入が不安定または減少しているから」42.6% ■「不動産価格が下落しそうだから」25.5% ◆不動産が買い時だと思わない理由では、「自分の収入が不安定または減少しているから」が 42.6%と最も多く挙げられ、全体の4割弱をしめており、年代が若い程強く感じている。続い て、 「不動産価格が下落しそうだから」が25.5%と挙げられ、特に60代以上が強く感じている。 22 2011年 「不動産の日」アンケート調査結果発表 Q2 現在のお住まいの満足度は何点ですか(持家/賃貸) ■「持家」 平均得点 :72.7点 ■「賃貸」 平均得点 :66.9点 ◆現在「持家」に住んでいる方の、平均得点は72.7点、 「賃貸」では66.9点となっており、 「持家」 に住んでいる方のほうが住まいに対しての満足度が高く、「持家」居住者の得点は、「賃貸」居 住者に比べ、80〜100点でより多く分布している。 ◆「持家」「賃貸」共に、80点を中心に分布しており、現在の住居に対して、「持家」「賃貸」共 に一定の満足を得ていると考えられ、10年度調査時と比べ大きな差異は見受けられない。 Q3 現在のお住まいに関係なく、「持家派」?「賃貸派」?どちらですか ■「持家派」86.3% ( 一戸建て69.9% + マンション16.4% ) ■「賃貸派」13.8% ( 一戸建て3.1% + 集合住宅10.7% ) ◆11年度調査時において、持家派は86.3%と全体の9割近くを占めており、09年度/10年度調 査時と同様の傾向が見受けられる。特に「持家・一戸建て」が全体の約7割を占める。 ◆居住形態に関係なく、潜在的に「家」を持ちたいという意識が高いことがうかがえる。 Q3-A 「持家派」(一戸建派・マンション派含む)と お答えの理由を教えて下さい〔複数回答〕 ■「家賃を支払い続ける事が無駄に思えるから」64.8% ■「持家を資産と考えているから」38.0% / 「落ち着きたいから」37.7% ◆持家派の理由では、「家賃を支払い続けることが無駄に思えるから」が64.8%と最も多く挙げ られ、次いで「持家を資産として考えているから」が38.0%、「落ち着きたいから」37.7%と 続く。TOP3に挙げられる理由は、09年度/10年度調査時と同様の項目が挙げられる。 ◆「マイホームを持つのが夢だから」は26.9%で、全体と比較して年代が若い程強い傾向を示し ている。 Q3‐B 「賃貸派」(一戸建派・集合住宅派含む)と お答えの理由を教えて下さい〔複数回答〕 ■経済的拘束の回避 「住宅ローンに縛られたくないから」51.4% ■環境の変化による引越しの可能性 仕事等の都合で40.4%/家族構成の変化で29.0% ◆賃貸派の理由としては、「住宅ローンに縛られたくないから」が51.4%と最も高く、次いで 「仕事等の都合で引越しする可能性があるから。」が40.4%と続き、経済的な拘束を避ける理由 や、環境の変化による引越しの可能性が賃貸派の理由で多く挙げられる。 ◆「住宅ローンに縛られたくないから」では30〜50代で傾向が強く、「仕事の都合で引越しをす る可能性があるから」では低年齢層ほど傾向が強い。 Q4 住宅を購入する際のポイントは何ですか〔複数回答〕 ■生活環境の重視 「交通の利便性が良い」52.3% /「周辺・生活環境が良い」48.8% ■価格の重視 「不動産の価格」51.4% ◆住宅購入時に重視する点について、「交通の利便性が良い」が52.3%で最も多く挙げられ、09 年度/10年度/11年度のTOP3は変わらないものの、 「不動産の価格」との順位が微差だが入 れ替わった。次いで「不動産の価格」51.4%、「周辺・生活環境が良い」48.8%と続き、生活 環境と価格を重視する傾向が見られる。 ◆60代以上は全体と比較して「交通の利便性」を重視するが、「間取り」についての重視度はそ 23 2011年 「不動産の日」アンケート調査結果発表 れほど高くない。 Q5 住宅を借りる際のポイントは何ですか〔複数回答〕 ■賃貸重視点 「賃料」78.0% ■生活環境の重視 「交通の利便性が良い」60.7%、 「周辺・生活環境が良い」39.4% <11年度 住宅賃貸重視点> ◆賃貸時に重視する点については、「賃料」が78.0%が最も多く挙げられ、次いで「交通の利便 性が良い」が60.7%、「周辺・生活環境が良い」が39.4%と、「賃料」に次いで生活環境を重視 する傾向が見受けられる。 ◆「賃料」は、全体の約8割と重視する意識が高く、若年層ほどその傾向が強い。「交通の利便性 が良い」では高年齢層ほど重視する傾向が見られ、特に60代以上で最も多く挙げられている。 また、60代以上は「賃料」 「間取り数・間取りプラン」が他の年齢層より重視度が低い。 Q6 物件情報の入手方法は何ですか〔複数回答〕 ■物件情報入手経路 「インターネット・携帯サイト」69.2% ■若年層 「インターネット・携帯サイト」/ 高年齢層 「新聞媒体」 ◆物件情報入手経路について、「インターネット・携帯サイト」が69.2%と最も多く挙げられ、 次いで「新聞折り込みチラシ」59.3%、 「不動産情報誌」55.0%と続く。 ◆「インターネット・携帯サイト」では若年層ほど高く、「新聞折り込みチラシ」では、高年齢層 ほど高い傾向が見受けられ、年代により利用する情報入手媒体に差異が見られる。 Q7 インターネットで不動産物件情報の検索サイトを 利用したことがありますか〔複数回答〕 ■インターネット不動産物件情報検索サイト利用状況「賃貸物件を探す時に利用したことがある」 50.1% ■賃貸物件検索手段として 若年層 「利用経験が高い」 / 高年齢層 「利用経験が低い」 ◆インターネットでの不動産物件情報検索サイト利用状況について、「賃貸物件を探す時に利用 したことがある」が50.1%、次いで「利用したことがない」38.6%と続く。 ◆不動産物件検索手段として、若年層の利用経験が高く、高年齢層の利用経験が低い。 Q8 パソコン以外で不動産物件検索サイトを 利用したことがありますか〔複数回答〕 ■パソコン以外不動産物件検索サイト利用状況 「利用したことがない」80.8% ■携帯電話のサイトから利用 若年層 「利用経験が高い」 / 高年齢層 「利用経験が低い」 ◆パソコン以外での不動産物件検索サイト利用状況について、「利用したことがない」が80.8% と回答。 ◆携帯電話のサイトからの利用経験は、若年層が利用経験が高く、特に20代は32.0%と高い。 それに対し、高年齢層の利用経験は低い。 ◆スマートフォンのサイトからの利用経験も全体と比較して、20代が16.6%と高い。 Q9 住宅を買ったり売ったりする時に、どのような税金等の 優遇措置があればよいと思いますか〔複数回答〕 ■住宅売買時に望む優遇措置 「住宅の購入時にかかる税金の軽減措置」74.5% ■「住宅ローンの借入金の残高に応じて所得税が軽減される措置」55.2% 24 2011年 「不動産の日」アンケート調査結果発表 ◆住宅売買時に望む優遇措置について、「住宅の購入時にかかる税金の軽減措置」74.5%が最も 多く挙げられ、次いで「住宅ローンの借入金の残高に応じて所得税が軽減される措置」が 55.2%となっている。 ◆「住宅ローンの借入金の残高に応じて所得税が軽減される措置」は全体と比較して60代以上は 低い傾向にある。 「現在住んでいる住宅を売って新たに買い換えるときの税金の軽減措置」は全体27.2%と比較 して、60代以上は高い傾向を示し、持家の方もわずかに高い傾向を示している。相続する予 定の家がある方は、「住宅を親から相続したときの税金の軽減措置」を5割以上が望んでいる。 このようにライフステージによって、求める優遇措置が異なる。 Q10 リフォームされた中古住宅の購入を考える場合、 必要と思われるのはどれですか〔複数回答〕 ■リフォーム済中古住宅購入時に必要なもの 「品質保証が付されていること」74.8% ■「適切なリフォームがされていると第3者機関に評価されていること」71.0% ◆リフォーム済中古住宅購入時に必要なものについて、「品質保証が付されていること」74.8% が最も多く挙げられ、次いで「適切なリフォームがされていると第3者機関に評価されている こと」が71.0%となっている。 ◆購入する価値のある確かな品質を示す必要がある。 ◆全ての項目で若干女性の方が高い数値を示している。 Q11 物件情報の入手の際、基本情報以外に「あると便利」な情報は なんですか〔複数回答〕 ■物件情報の入手の際、基本情報以外に「あると便利」な情報 「物件の写真」83.4% ■物件周辺の環境 「物件周辺の情報」81.9% / 「街の環境情報」59.1% ◆物件情報の入手の際、基本情報以外に「あると便利」な情報について、「物件の写真」が 83.4%と最も多く挙げられ、次いで「物件周辺の情報など」が81.9%、「街の環境情報」が 59.1%となっている。 ◆「物件の写真」については全体と比較して、60代以上はやや低い。 ◆「物件周辺の情報」、「街の環境情報」などの物件周辺の環境情報を求めている傾向にある。 Q12 今年3月の東日本大震災後、住まいに関する意識について どのような変化がありましたか〔複数回答〕 ■震災後の住まいに関する意識の変化 「築年数や構造(免震・耐震)について考えるようになっ た」63.7% ■震災時に、屋内・屋外にいた場合を想定しての安全性意識と危険回避 ◆住まいに関する意識の変化について、「築年数や構造(免震・耐震)について考えるようにな った」63.7%が最も多く挙げられ、次いで「地盤等の状況を意識するようになった」が55.5%、 「緊急避難場所がどこにあるかを意識するようになった」が40.8%となっている。 ◆震災時を想定して、屋内にいる場合の耐震性・免震性、屋外にいる場合の自身の危険回避につ いての意識が見られる。「学校や勤務先からの帰宅経路について意識するようになった」は全 体と比較して60代以上は低い傾向にある。 25 義援金贈呈 県内竜巻被害に義援金贈呈 平成24年5月6日(日)午後0時45分ごろ、栃木県東部地区で竜巻 とみられる突風が発生し、多数のけが人や家屋の倒壊などの被害 に見舞われました。 本県で被害を受けた市町は真岡市、益子町、茂木町。この地区 はイチゴの生産が盛んな所で農作物の被害はさることながらビニ ールハウスの多くが飛ばされ全壊した。小学校の窓ガラスが割れ たほか、真岡鉄道は午後5時45分から停電のため上下線とも終日 運休となった。また小山市では「ひょう」による被害を受けた。 平成24年5月29日、当協会内山会長、有馬常務理事(政連幹事 長)は塚原前県央支部理事(真岡市)の案内により、真岡市西田 井地区、益子町塙地区の被災地を視察。 竜巻の通り道と思われる神社の水屋は倒壊し、また大きな大木は 根元から薙ぎ倒され、住宅は未だに屋根瓦が吹き飛ばされたのか ブルーシートがかけられたままであった。地震の被害と違うとこ ろは数件の住宅の壁にガラス片が刺さっていたことである。 栃木県宅地建物取引業協会では、被害を受けた真岡市、益子町 それぞれに義援金として五十嵐副会長が助川理事同行のもと、市 長及び町長に10万円を贈呈しました。 新規開業者には是非当協会をご紹介ください 当協会は、現在、県内宅建業者の約 ご入会は 93%の方が会員となっている県内最大の 栃木県宅建協会へ 宅建業者団体です。そのスケールメリッ トを活かして、会員皆様の力強いパート ナーとして万全のサポート体制を築いております。 お知り合い、お近くに開業をお考えの方がおりましたら、是非当 協会への入会を呼びかけていただき、皆様の良き仲間「ハトマーク 業者」としてご活躍できますようご紹介ください。お問合せ:028−648−5611 26 1 入会金・年会費《入会金無料キャンペーン実施中》 ■ 平成23年度一般社団法人としてスタートを機に実施した入会金無料キャンペーンについては、大変 好評につき平成24年度においても引き続き実施することとなりました。 ● ● 2 入会資格 ■ 3 入会手続き ■ 27 インフォメーション 新規入会者(主たる事務所) 平成24年2月〜平成24年6月 支 部 免許番号 商 号 代 県央 4835 ㈱マイランド栃木 和田 〃 4850 クラシエール㈱ 〃 4851 〃 表 者 浩 事 務 所 所 在 地 電 話 番 号 宇都宮市東宿郷3-6-7 028-635-8190 鶴見 祐介 栃木県宇都宮市小幡2-2-11 028-612-1345 ㈱ヴェルダー不動産 金箱 宇都宮市東宿郷3-11-9 友光ビル2F 028-612-1538 4853 ㈱土地探し.com 半田 幸男 宇都宮市板戸町5044 028-667-1514 〃 4854 ㈱Ys Style 手塚 幸志 宇都宮市戸祭町2638-3 028-621-8133 〃 4856 ㈱ビックボックス 須田美代子 宇都宮市簗瀬町2357 028-636-6200 〃 4858 ㈱住まいネット 八代 勉 宇都宮市江曽島3-2547-5 ディマンドハイツE棟1階 028-645-4513 〃 4859 宇都宮賃貸マックス㈱ 小池 敏雅 宇都宮市幸町10-8 サーフィ105 028-612-3733 県南 4848 ㈱武蔵工務店 明本 真吾 小山市大字喜沢1470-1 0285-20-0636 〃 4849 ㈲サクセス 飯泉 和憲 小山市南小林148-17 0285-38-8382 〃 4861 ㈱ライフスタイルプラン 倉持 均 小山市城東6-6-3 モンペリエ1F102号 0285-37-9494 〃 大臣3432 ㈱協栄(佐野営業所) 中村 弘 佐野市富岡町51-1-101 0283-85-9121 県北 516 藤和那須リゾート㈱ 鈴江 豊之 那須郡那須町高久乙3376 0287-78-1111 〃 4855 セタップクリエイション㈱ 田中 賢司 さくら市草川28-11 028-682-7620 忠司 (従たる事務所) 支 部 免許番号 商 号 代 表 者 ㈲ユアーズホーム (駅東店) 高瀬 弘 ㈱土屋ホーム (小山支店) 佐藤 孝司 グランディハウス㈱ (黒磯支店) 村田 弘行 県央 4494 県南 大臣7766 県北 大臣5942 事 務 所 所 在 地 栃木県宇都宮市城東2-2-1 小山市犬塚3-8-10 ルネッサンス犬塚1F 1-A 那須塩原市豊浦南町88-4 電 話 番 号 028-614-3470 0285-30-3808 0287-60-7200 (会員権承継) 支 部 免許番号 県央 退会報告 支 4845 商 号 代 タカフヂ建設㈱ 表 者 藤 重雄 事 務 所 所 在 地 宇都宮市戸祭町3005-5 電 話 番 号 028-624-1233 平成24年1月〜平成24年6月 部 免許番号 県央 473 〃 商 号 代 表 者 事 務 所 所 在 地 退会理由 退会年月日 三和地所 橋本 志郎 宇都宮市石井町2853-1 廃業 2月22日 1015 信交開発㈱ 鈴木 勝信 宇都宮市宝木町1-2610-16 廃業 5月2日 〃 2605 昴ハウジング㈱ 村田 有弘 宇都宮市富士見ケ丘3-6-14 廃業 3月26日 〃 2921 ㈱谷田部商事 谷田部 真岡市荒町2-10-6 廃業 3月30日 28 亨 インフォメーション 支 部 免許番号 商 号 代 表 者 事 務 所 所 在 地 退会理由 退会年月日 期間満了 4月1日 〃 2927 ㈲つるた不動産 今野 俊夫 宇都宮市鶴田町1892-28 〃 3200 ㈱大弘商事 黒須 弘長 宇都宮市大塚町12-37 廃業 3月27日 〃 4035 ㈲コタキホーム 小瀧 武彦 宇都宮市清住3-6-16 廃業 1月31日 〃 4522 ㈲菅野企画 菅野 晴夫 宇都宮市東簗瀬1-13-15 廃業 5月8日 〃 4799 山口不動産 山口 勝通 宇都宮市元今泉2-6-14 廃業 4月2日 県南 514 ㈲須藤不動産 須藤 行雄 足利市大町683 廃業 5月28日 〃 1799 ㈲嶋元不動産商事 嶋田 照雄 足利市稲岡町512 廃業 3月26日 〃 2997 ㈲両毛不動産 古川 義雄 小山市駅南町1-21-14 廃業 3月15日 〃 3480 福田建設㈱ 福田 紳一 佐野市天神町896 廃業 3月19日 〃 4707 ㈱花まるホーム 早乙女 栃木市西方町本城62-3 廃業 4月2日 県北 1155 ㈱那須ハウジング 郡司 一枝 那須塩原市南郷屋3-139-54 廃業 3月27日 〃 2351 前沢不動産 前沢 長一 那須烏山市上境289-1 廃業 3月28日 〃 2959 ㈱ニッコーハウジング 松岡 周平 矢板市東町379-1 廃業 3月23日 〃 3225 ㈲アイカ住宅 川上 忠孝 那須塩原市西三島1-155-22 廃業 5月30日 〃 4179 日新建設㈱ 國井 弘実 那須塩原市南郷屋5-163 廃業 3月30日 〃 4315 オフィスエルワン 安河内終一 那須塩原市新町115-192 廃業 5月1日 〃 4390 光春産業㈱ 須田 那須塩原市永田町1-572-3 廃業 6月26日 退会理由 退会年月日 正 靖一 事務所廃止 支 部 免許番号 商 号 代 県央 4072 宇都宮農業協同組合 (竹林出張所) 〃 4336 〃 4707 〃 大臣8039 〃 大臣8039 〃 大臣8039 県南 大臣8039 〃 大臣8039 県北 大臣8039 表 者 事 務 所 所 在 地 佐久間芳昭 宇都宮市竹林町560-2 事務所廃止 3月23日 ㈲ストロベリーハウジング (宇都宮店) 崎山 宇都宮市鶴田1-1-14 事務所廃止 2月29日 ㈱花まるホーム (宇都宮支店) 早乙女 宇都宮市インターパーク 3-4-6 事務所廃止 4月2日 ㈱中古住宅情報館 (細谷店) 齋藤 之彦 宇都宮市細谷町733-1 事務所廃止 2月29日 ㈱中古住宅情報館 (鹿沼西茂呂店) 斉藤 之彦 鹿沼市西茂呂3-13-1 事務所廃止 2月29日 ㈱中古住宅情報館 (真岡店) 齊藤 之彦 真岡市荒町2166 渡辺ビル1F 事務所廃止 2月29日 ㈱中古住宅情報館 (小山西城南店) 齊藤 之彦 小山市西城南2-30-33 事務所廃止 2月29日 ㈱中古住宅情報館 (佐野店) 斉藤 之彦 佐野市茂呂山町3-1 事務所廃止 2月29日 ㈱中古住宅情報館 (高根沢光陽台店) 齋藤 之彦 塩谷郡高根沢町 光陽台1-1-2 事務所廃止 1月10日 俊一 正 会員数 (平成24年6月現在) 1320 県央支部 県南支部 県北支部 611 467 242 29 インフォメーション ハトマークサイト登録システム リニューアル 全宅連 重要事項説明書・契約書等 書式のダウンロード全面更新 6月5日(火)より、登録システムがリニューアルし ました。 ○新登録システムのログイン画面アドレスが以下に 変更になりますので、リンク設定等が必要な場合 は、順調に稼動していることをご確認いただいて からご対応ください。 URL http://hatomarksite.athome.jp/ ○現状のID・パスワードでログイン可能です。ただ し、オートコンプリートなどでコンピュータに記 憶させている場合については、再度入力が必要で すのでご注意ください。 ○利用方法については登録システム内に『利用マニ ュアル』がございますので参考にしてください。 関係法令の改正や施行等により、重要事項説明 や契約に必要な説明項目は従来に比べ増加してい ます。改定前の古い書式の利用をされている方が 一部に見受けられますが、書類の作成には、必ず 最新の書式をダウンロードしてご利用ください。 宅建業免許の更新は 大丈夫ですか? 宅建業免許更新の申請期間は、有効期間満了の 日の90日前から30日前までです。 申請書類は協会本・支部にて配布しています。 宅地建物取引業者名簿搭載 事項の変更は30日以内に 宅建業者の次の搭載事項に変更が生じた場合 は、30日以内に免許権者(国土交通大臣・県知事) に届出なければなりません。(宅建業法第9条) ①商号 ②事務所の所在地 ③代表者、役員、政 令で定める使用人(いずれかに変更が生じた場合) ④事務所毎におかれている専任の取引主任者 なお、法定数を欠くに至った時は、2週間以内に 補充するか業務従事者を減ずるかの必要な措置を とらなければなりません。(宅建業法第15条3項) 30 ◆平成24年度 書式のダウンロード 更新情報◆ (平成24年 6月11日) 「津波防災地域づくりに関する法律」の施行に 伴う宅地建物取引業法施行令改正に伴い、「重要 事項説明書説明資料」を更新。 (平成24年 4月10日) ○公益法人化による団体名称の変更に伴い、重要 事項説明書及び売買契約書の全書式を更新。 ○「土地売買交換用」「土地建物売買交換用」「区 分所有建物売買交換用」「土地貸借用」につい て「津波災害警戒区域内か否か」の項目を一部 変更し、重要事項説明書全書式の「津波災害警 戒区域内か否か」の後に備考欄を追加。 ○「土地売買交換用」「土地建物売買交換用」「区 分所有建物売買交換用」について「契約の解除 に関する事項」の表示を変更。 ○「建物貸借用」「土地貸借用」重要事項説明書に ついて「Ⅱ.取引条件に関する事項 5.金銭 の貸借のあっせん」を削除。 ○重要事項事前説明書の全書式を更新。 ○売買契約書関係書式の「売買物件引渡し確認書 (建物新築用)」を更新。 (平成24年 2月13日) 売買契約書に反社会的勢力の排除条項を追加 し、売買契約書全書式を更新。 また、上記の条項追加に伴い、売買・交換用の 重要事項説明書について、「契約の解除に関する 事項」「損害賠償額の予定又は違約金に関する事 項」の項目の文言を一部修正。 (平成24年 1月19日) 「東日本大震災復興特別区域法」及び「津波防 災地域づくりに関する法律」の施行に伴う宅地建 物取引業法施行令、施行規則改正に伴い、「重要 事項説明書書式」を更新し、「重要事項説明書説 明資料」を追加。 また、重要事項説明書の「契約の解除に関する 事項」に「反社会的勢力の排除条項に基づく解除」 の表示欄を追加し、「損害賠償額の予定又は違約 金に関する事項」を一部更新。 インフォメーション 栃木県知事表彰に輝く 受賞おめでとうございます 平成24年7月、福田富一県知事より建設事業関係 功労者として、本協会の「石塚松美」常務理事が栃 木県知事表彰を受賞されました。おめでとうござい ます。今後ともさらに業界発展のために、御活躍さ れることをお祈りいたします。 常務理事 石塚 松美 氏 職員退職のお知らせ 新入職員のお知らせ 宅建協会県北支部職員として18年 の永きに亘り、勤務しました松本洋子 職員が7月31日をもって退職いたし ます。これまで協会のために大変ご尽 力いただきましたこと心より感謝申し 上げます。 宅建協会県北支部に職員が入職いた しました。1日でも早く皆様のお力に なれるよう、一生懸命勉強中です。ど うぞ宜しくお願いいたします。 松本 洋子 職員 沼野井 良子 職員 編 集 後 記 公益社団法人への移行を考慮して、本誌の内容も見直しが必要と考えています。 広報委員会でも様々な意見が出て、大変盛り上がりました。 結果的には、今回は従来のスタイルを周到することとして、次回発行時に検討する ということになりました。 皆様からのご意見もいただけると、より魅力的な内容になると思います。 お気づきの点やご要望がございましたら、ご一報いただけるとありがたいです。 広報委員 由谷 邦雄 31 流通機構の活性化は物件登録から 媒介契約で信頼と明るい取引を! 発行人 内 山 俊 一 編集人 広報委員会 発行所(社)栃木県宅地建物取引業協会 (公社)全国宅地建物取引業保証協会栃木本部 〒320-0046 宇都宮市西一の沢町9番20号 栃木県不動産会館 TEL028-648-5611 平成24年7月発行 宅建協会のホームページ URL http://www.tochitaku.or.jp/ 社 団 法 人 栃木県宅地建物取引業協会 公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会栃木本部
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