支え合い 共に生きる まちづくり ~第2期大竹市地域福祉計画~ 平成 25(2013)年3月 広島県 大竹市 第2期大竹市地域福祉計画の 策定にあたって 大竹市では,平成 19 年9月に「支え合い共に生きるまちづくり」をキャッチフ レーズに「第1期大竹市地域福祉計画」を策定し,各種福祉計画の基本計画とし て位置付け,住み良い地域社会の構築に向けて鋭意取り組みを行ってまいりまし た。 しかし,急速な少子高齢化や核家族化の進行にともない,地域での人々の結び つきや関わりが希薄化し,かつてのような住民相互で支え合う力が徐々に失われ つつあります。これまで家庭や地域でなんとかできていた問題を解決する力は失 われ,一人暮らし高齢者や障害者に加え,子育てで苦労する保護者や介助・介護 で苦労する方など手助けや支援を必要とする人々に様々な影響をおよぼしており ます。 こうしたことから,このたび,誰もが住み慣れた地域で安心して生き生きと暮 らしていくために,地域のつながりを深めながら,共に支え合い,助け合ってい く地域づくりを目標とした第 2 期大竹市地域福祉計画を策定いたしました。 第2期計画では,第1期計画に引き続き「地縁から助縁(自助努力しながら助 けあうボランティアの縁)へ」を基本理念と定め, 「団塊の世代が地域に参加する まちづくり」, 「地域で子どもを育むまちづくり」, 「防災力のあるまちづくり」, 「認 知症高齢者を支えるまちづくり」の4つを重点課題として設定し,取り組むこと といたしました。 今後はこの第2期計画に基づき,第 1 期計画同様「支え合い共に生きるまちづ くり」をキャッチフレーズに市民の自助・互助・共助と行政の協働による総合的 な地域福祉の推進を目指してまいりますので,皆様のご理解ご協力をお願いいた します。 おわりに,この計画の策定にあたり参画いただきました策定委員会委員の皆様, 並びにご協力をいただきました多くの市民の皆様に深く感謝を申し上げます。 平成 25(2013)年3月 大竹市長 入山 欣郎 ◈◈ 目 次 ◈◈ 第Ⅰ編 総 論 ...................................................... 1 第1章 計画の概要 ....................................................................... 1 1.計画策定の趣旨と背景 ............................................................... 1 2.地域福祉の役割分担 ................................................................. 2 3.計画の位置付けと役割 ............................................................... 3 4.計画の期間 ......................................................................... 3 第2章 計画策定のための体制 ............................................................. 4 1.策定委員会などの開催 ............................................................... 4 2.アンケート調査の実施 ............................................................... 5 3.市民活動団体調査の実施 ............................................................. 6 第3章 大竹市の現状 ..................................................................... 8 1.大竹市の概況 ....................................................................... 8 2.人口の推移と推計 ................................................................... 9 3.世帯の推移 ........................................................................ 10 4.障害者を取り巻く状況 .............................................................. 11 5.要介護認定者の状況 ................................................................ 12 6.各地区の状況 ...................................................................... 13 7.地域福祉を支える人・組織の状況 .................................................... 14 8.情報・相談体制の状況 .............................................................. 23 第4章 前計画からの課題と取組 .......................................................... 25 第5章 計画の枠組み .................................................................... 29 1.計画の基本理念とキャッチフレーズ .................................................. 29 2.取組の方向(施策の柱) ............................................................ 30 3.地域の捉え方 ...................................................................... 31 第6章 それぞれの役割 .................................................................. 32 1.市民・家庭の役割 .................................................................. 32 2.地域の役割 ........................................................................ 32 3.関係機関・団体の役割 .............................................................. 32 4.事業者の役割 ...................................................................... 33 5.社会福祉協議会の役割 .............................................................. 33 6.市の役割 .......................................................................... 33 第Ⅱ編 各 論 ..................................................... 34 取組の体系 .............................................................................. 34 第1章 出会いの場 ...................................................................... 35 1.福祉に関する意識の醸成 ............................................................ 35 2.垣根のない出会いの場づくり ........................................................ 36 3.新たな地域福祉の担い手育成 ........................................................ 37 第2章 支え合いの場 .................................................................... 38 1.地区組織・団体活動の促進 .......................................................... 38 2.ボランティア団体・NPO法人の育成・支援 .......................................... 39 3.地域福祉活動のネットワーク化と拠点整備 ............................................ 40 4.支援を要する人への対応の推進 ...................................................... 42 第3章 共に生きる場 .................................................................... 43 1.権利擁護の充実 .................................................................... 43 2.サービス提供体制の充実 ............................................................ 44 3.情報提供・相談対応の充実 .......................................................... 45 4.自立した生活を支援する環境づくり .................................................. 45 第4章 重点的に取り組む課題 ............................................................ 47 1.団塊の世代が地域に参加するまちづくり .............................................. 48 2.地域で子どもを育むまちづくり ...................................................... 49 3.防災力のあるまちづくり ............................................................ 49 4.認知症高齢者を支えるまちづくり .................................................... 50 第Ⅲ編 地 域 福 祉 の 推 進 に 向 け て ................................... 51 第1章 計画の推進 ...................................................................... 51 1.計画の普及・啓発 .................................................................. 51 2.地域福祉活動の発表・紹介の場づくり ................................................ 51 資 料 編 ........................................................... 52 ●大竹地域福祉計画策定委員会名簿 ........................................................ 52 ●大竹市地域福祉計画策定のための市民アンケート調査結果 .................................. 53 第Ⅰ編 総論 第1章 計画の概要 1.計画策定の趣旨と背景 従来まで,「福祉サービス」という言葉は,生活保護や福祉施設への入所措置な どのように,一部の特定の人を対象として,もっぱら行政が行うものとして語られ がちでした。 しかし,都市化・核家族化の進展や少子高齢化の進行に伴う福祉の需要の増大・ 多様化などを背景として,介護保険,障害福祉,子育て支援など,福祉に関する多 様な諸制度が整備され,福祉サービスの多様化や,様々な取組主体による福祉サー ビスが生まれています。 国では,従来の個人の尊厳を尊重する視点から,市民一人ひとりの生活に着目し た,地域で自立して暮らすことを支援するという基本的な考え方に基づいて,障害 の有無や,要介護状態にかかわらず,できる限り地域の中で,充実した暮らしがで きるような基盤の整備を進めています。 こうした中,本市では,平成19年に「大竹市地域福祉計画」を策定し,市民が 主役となった地域福祉の推進に取り組んできたところです。 近年,身近な生活課題を解決できない人が高齢者を中心に急増しています。また, 子育て世代が孤立化する傾向も見られます。こうした多様な生活課題は,家族や地 域の助け合いによって解決されていましたが,地域・世帯の高齢化・少人数化が進 み,世帯内での自助,互助が低下していることや,地域での人と人とのつながり, 住民の地域参加の低下などにより,地域の助け合いに,意識を持って取り組む必要 性が生じています。血縁や地縁といった伝統的なつながりが弱まっていく過程にお いて,助け合いの機能の多くは,公的な福祉サービスや民間の福祉サービスとして 実施されていましたが,人口減少社会・少子高齢社会においては,福祉ニーズのさ らなる増加・多様化が見込まれることから,その対応が大きな課題となっています。 このような地域福祉の現状の下,地域の「つながり」を再構築し,地域における 助け合いの仕組みをつくろうとするものが「地域福祉計画」であり, 「社会福祉法」 第107条において,地域福祉推進のため,すべての自治体に策定が求められていま す。 本市においても,地域住民が共に支え合い,助け合って,健康で,安心,安全な 生活を送ることのできる地域社会づくりを推進していくために,前計画に引き続き 「第2期大竹市地域福祉計画」を策定し,さらなる地域福祉の向上に努めるもので す。 1 2.地域福祉の役割分担 地域福祉の推進は,個人,家庭,地域社会,行政などがそれぞれの役割を果たし ながら連携・協力していくことによってはじめて可能になります。 それぞれの立場で努力し実現していくべきことを「地域福祉の役割分担」として, 「自助」 (地域に住む一人ひとりが努力すること), 「互助」 ・ 「共助」 (隣近所や地域 が協力して実現していくこと),「公助」(行政が責任をもって推進すること)の4 つの区分に分けることができます。 この自助・互助・共助・公助という概念の成り立ちをみると,平成4(1992) 年の欧州連合条約においては「自己決定・自己責任を基盤として人間の尊厳を保ち つつ自立した生活を送ることを基本としながら,地域での自立生活が困難となった 場合には,自分と家族で解決を図り(共助),それでも困難な場合は,公的責任に おいて解決を図る(公助)」という考え方が明らかにされました。 こうした考え方の中心にあるのは,「個人」を大切にするということであり,何 よりもまず一人ひとりが地域の中で自立すること(自助)を基本としながら,自立 した個人が相互に助け合う(共助)社会の構築をめざしています。 自助,互助,共助,公助の役割と連携の明確化 2 3.計画の位置付けと役割 ① この計画は, 「社会福祉法」第 107 条に規定する「市町村地域福祉計画」とし て位置付けられるものです。 社会福祉法では,地域住民が自立した生活や社会参加ができるように,住民は もとより,社会福祉事業者など地域に関わるすべての人が協力して地域福祉を推 進していくことが求められています。 ② この計画は, 「第五次大竹市総合計画」を踏まえ,市の福祉のあり方や方向性を 示す計画です。 ③ この計画は,住民に身近な市が,住民などの参加を得て,支援を要する人の生 活課題の解決を図るための具体的な仕組みや取組を定めるものです。 ④ この計画は,総合的なサービス提供体制の構築を図ろうとするものです。従っ て,個別の福祉計画に掲げられた施策を盛り込むことはもちろん,個別の福祉計 画に含まれない施策や,支援を要する状態にありながら現行の施策では十分な対 応となっていない人にも対応する方策,そして地域福祉を推進するための方策に ついても盛り込まれた計画です。 4.計画の期間 この計画の期間は,平成25(2013)年度から平成29(2017)年度までの5 年間とします。その後,必要に応じて見直しを行っていくものとします。 3 第2章 計画策定のための体制 1.策定委員会などの開催 この計画の策定にあたっては,幅広く関係者の意見を得て,地域の実情に応じた 計画とする必要があります。 このため,関係団体代表者15名,公募者2名,行政関係者1名,計18名の委員 から構成される「大竹市地域福祉計画策定委員会」を開催しました。 【策 定 体 制 図】 議 会 県知事 報告 報告 市 長 大竹市地域福祉計画策定委員会 市 ・アンケート調査 計 画 の 公 表 民 ・関係団体調査 4 2.アンケート調査の実施 (1)アンケート調査の概要 市民の現状を把握し,意見,提言を本計画に反映できるようアンケート調査 を実施しました。 調査の種類 地域福祉計画策定にかかるアンケート調査 調査対象者 平成 24(2012)年8月1日現在,市内在住の 20 歳以上の市民 調査数 1,000 人 抽出方法 住民基本台帳から無作為抽出 調査方法 郵送による配布・回収 調査期間 平成 24(2012)年8月 調査票回収数 合 計 416 人 回収率 41.6% (2)アンケート調査の主な結果 質 問 結 果 福祉に関心がある 関心がある人 83.4% 人 補足・課題など 依然として8割以上の人が福祉に関心を寄 せていますが,平成 19 年調査では9割を超 えており,やや後退している。 地域の助け合い 地域ごとに地域の助け合いの 「助け合っている」と思う人 意識に差が現れている 大竹 47.5% 小方 50.0% 玖波 44.1% 栗谷 61.6% 地域の問題や課題 1位 子どもの数が少ない いずれの地域においても,「子ども」「高齢 39.4% 者」 「交通」に関することが上位に上がって 2位 交通が不便 32.7% いる。 3位 障害者や高齢者が暮ら しやすい環境 23.6% ボランティア活動 ・参加したい 58.7% 過半数がボランティアに「参加したい」と回 への参加意識 ・参加できない・したくない 答している。参加促進には,ボランティア体 36.3% 験などの機会づくりが重要となっている。 地域防災組織につ 地域によって,地域防災組織を 「地域の自主防災組織がある」ことを認識 いて 知っているかどうかに差があ している人 ることから,防災への関心の高 大竹 18.3% 小方 32.4% さに違いがある 玖波 23.3% 栗谷 32.6% ( ま と め ) 5年前の調査と比較して,隣近所や地域内でのつきあいや助け合いに地域差や年代の差がありま す。また,現在のボランティアに参加したい気持ちはあっても,機会がない・忙しいなどの理由で できない人も多くなっています。 今後,地域の支え合いをさらに高めていくためには,ちょっとした時間に,しかも興味のある分 野のことを気軽にできるといった,新たなボランティアの形で参加者を拡げていくとともに,現在, 後期高齢者のボランティアが比較的多いことから,アクティブシニアの世代を活用していく仕組み 作りが必要となっています。 5 3.市民活動団体調査の実施 (1)市民活動団体調査の概要 市民による地域活動の現状と課題を把握し,意見,提言を本計画に反映でき るようアンケート調査を実施しました。 調査の種類 調査数 地域福祉計画策定にかかる活動団体調査 平成 24(2012)年8月1日現在,大竹市社会福祉協議会ボランティアセンターに登録し ているボランティア団体等 40 団体 調査票回収数 合 調査対象者 計 26 団体 回収率 65.0% (2)アンケート調査の主な結果 行政・社会福祉協議会との連携が図れているか 活動内容 無回答 4件 日常の見守りや声かけ、 あいさつ運動など 5件 よく 図れている 9件 無回答 9件 話し相手になったり、 相談ごとの相手 17件 あまり 図れていない 3件 まあまあ 図れている 5件 地域住民からの生活課題 件数 件数 異世代との交流が少ない 8 地域文化の伝承 3 子どもの数が少ない 7 雇用 3 地域でのつきあいや連帯が十分でないので問題を感じる 5 乳幼児期の子育て 3 障害者・高齢者が暮らしやすい環境づくり 4 高齢者の介護 2 道路の整備 4 学校教育 2 交通が不便 4 医療 2 ひとり暮らしの高齢者の生活支援 4 家庭での子どものしつけや教育 1 高齢者の社会参加や生きがい 4 母子家庭や父子家庭の子育て 1 子どもの遊び場 4 共働き家庭の子どもの生活 1 健康づくりについての人々の意識や知識 4 無回答 7 6 地域活動を活発にするために必要なこと カテゴリ 若い世代からの福祉教育 若い人が活動できる環境と PR 活動拠点の整備と充実 元気な高齢者が活躍できる様な支援 リーダーの養成と,研修等による意識高揚 団体・組織と行政との連携 地域福祉活動を利用することへの市民の理解 活動費や実費等の助成 地域をまとめるコーディネーターの配置 広報活動等の充実 団体・組織間の連携 無回答 件数 12 11 8 8 8 7 7 6 6 4 3 4 ( ま と め ) 活動の内容を大別すると, 「話し相手になったり相談事の相手」になることや,「日常の見守り, 声かけ,あいさつ運動」などに大別されます。 行政や社会福祉協議会との連携については,半数以上が図れているようですが,連携が図れてい ない団体もあり,ネットワークの強化が課題となっています。 地域の生活課題では様々な分野に分散して回答がありましたが,特に「異世代との交流」や「子 どもの数」が上位にあがっており,子育て支援への重要性が示されました。一方で,しつけや子育 て,生活に関する事など,家庭が主となるものについては,回答件数が少ない傾向となっています。 活動の活性化のためには,若い人への期待が高いことがうかがえます。また,人材育成や拠点に 関することが上位にあがっています。 7 第3章 大竹市の現状 1.大竹市の概況 (1)沿革 本市は,明治22(1889)年の市制・町村制の制度により,それ以前の小さ な村が7村に統合されました。その後,昭和29(1954)年9月に,大竹町, 小方町,玖波町,栗谷村及び友和村松ケ原地区が,町村合併促進法の主旨に沿 って合併し,県内10番目(当時)の市として発足し,現在に至っています。 (2)位置・地勢 本市は,広島県の西の玄関口にあたり,国際的・全国的に知名度がある観光 地「広島」 「宮島」 「岩国」に近接し,これらの観光ルート上に位置しています。 市域は,海上沖合に浮かぶ阿多田島ほか3島を含め,面積は78.57km2となっ ています。気候は,年間を通じて温暖少雨を特徴とする瀬戸内海式気候に属し ています。 地勢は,江戸時代以降,海面埋立てにより造成された新開地を主体とする市 街地を除いては,平地が少なく,海岸線近くまで急傾斜の山が迫り,平野部に は恵まれていません。 大きな河川としては,県境に沿って,水量豊富な一級河川の小瀬川が蛇行し ながら,南東へ流下しています。 (3)産業 市域の産業は,古くは和紙生産,鰯網漁業を中心に発展しましたが,戦後日 本経済の復興の波にのって,沿岸部に石油コンビナートが立ち並び,瀬戸内臨 海工業地帯の一角として飛躍的な発展をとげました。 この間,昭和48(1973)年に始まる2度の石油危機,バブル経済の崩壊や 経済のグローバル化などによる構造不況への対応のなかで,本市の主要産業は 製品の高度化や高付加価値化を推進し,現在に至っています。 8 2.人口の推移と推計 大竹市の総人口は平成22(2010)年10月1日現在で28,836人であり,総人 口に占める65歳以上の人(高齢者)の割合である高齢化率は29.1%という現状で す。今後も少子高齢化は進むことが見込まれ,本計画の目標年度である平成29 (2017)年には,総人口は26,354人に減少し,高齢化率は35.0%に昇ること が見込まれます。 人口(年齢3区分)の推移と推計 15歳未満 35,000 30,000 32,850 15~64歳 31,405 5,761 30,279 25.2% 17.5% 29.1% 8,377 高齢化率 33.9% 35.0% 27,105 26,354 9,188 9,230 20,085 18,716 21,971 35% 30% 25% 21.8% 15,000 10,000 28,836 7,600 6,832 25,000 20,000 65歳以上 20% 15% 17,157 15,145 14,523 5,000 10% 5% 5,111 4,443 3,836 3,218 2,772 2,601 平成7 (1995)年 平成12 (2000)年 平成17 (2005)年 平成22 (2010)年 平成27 (2015)年 平成29 (2017)年 0 国勢調査 0% 推計 資料:国勢調査 年齢5歳区分人口の推移 平成12(2000)年 平成17(2005)年 平成22(2010)年 3,000 高齢化の進行 2,500 2,000 1,500 1,000 500 少子化の進行 団塊ジュニア 世代の壮年化 団塊の世代が 計画期間には 高齢者に 0 資料:国勢調査 9 3.世帯の推移 総人口が減少している反面,世帯数は増加しており,平均世帯人員も減少してい ることから,核家族化が進んでいることが分かります。 また,世帯当たりの子どもの数は減少し,6歳未満,18歳未満の親族のいる世 帯数・割合も大幅に減少しています。 一方,65歳以上の親族のいる世帯の数は増加しています。高齢者単身世帯は平 成22(2010)年には1,437世帯おり,高齢夫婦世帯とあわせると3,239世帯と なり,20年前の平成2(1990)年と比較しても2倍以上の増加となっています。 ◆一般世帯の状況(施設は除く) 単位:世帯,人 平成2 区 分 平成7 平成 12 平成 17 平成 22 (1990)年 (1995)年 (2000)年 (2005)年 (2012)年 一般世帯総数 10,900 11,360 11,485 11,594 11,834 世帯人員 32,809 32,262 30,780 29,245 27,873 3.01 2.84 2.68 2.52 2.36 0.68 0.56 0.48 0.41 0.34 6歳未満の親族のいる世帯の数 1,488 1,371 1,184 1,041 893 世帯総数に占める割合 13.7% 12.1% 10.3% 9.0% 7.5% 4,032 3,509 3,076 2,712 2,361 37.0% 30.9% 26.8% 23.4% 20.0% 65 歳以上の親族のいる世帯の数 3,512 4,031 4,616 5,006 5,398 世帯総数に占める割合 32.2% 35.5% 40.2% 43.2% 45.6% 608 803 1,024 1,249 1,437 17.3% 19.9% 22.2% 25.0% 26.6% 861 1,066 1,388 1,531 1,802 24.5% 26.4% 30.1% 30.6% 33.3% 母子世帯 122 107 147 180 178 父子世帯 29 22 30 32 26 平均世帯人員 世帯当たりの子どもの数 18 歳未満の親族のいる世帯の数 世帯総数に占める割合 高齢者単身世帯の数 割合 高齢夫婦世帯の数 割合 10 4.障害者を取り巻く状況 本市の障害者手帳所持者は増減を繰り返しており,平成24(2012)年の総数 は1,531人です。そのうち身体障害者が74.9%と約4分の3を占めています。ま た,年齢別内訳を見ると,65歳以上の高齢者が881人と,全体の半数以上を占め ています。近年では,精神障害者保健福祉手帳所持者が増加傾向となっています。 ◆障害者手帳所持者数の推移 区 分 単位:人 平成 20 平成 21 平成 22 平成 23 平成 24 (2008)年 (2009)年 (2010)年 (2011)年 (2013)年 身体障害者手帳 1,173 1,207 1,134 1,149 1,147 療育手帳 190 202 196 204 216 精神障害者保健福祉手帳 120 144 157 171 168 1,483 1,553 1,487 1,524 1,531 合 計 資料:福祉課(各年 4 月 1 日現在) 障害者手帳所持者の推移 人 身体障害者手帳 療育手帳 精神障害者保健福祉手帳 2,000 1,500 1,483 1,553 120 190 144 202 1,487 157 196 1,524 171 204 1,531 168 216 1,173 1,207 1,134 1,149 1,147 平成20 (2008)年 平成21 (2009)年 平成22 (2010)年 平成23 (2011)年 平成24 (2012)年 1,000 500 0 【参考】障害者手帳所持者数データの年齢別内訳 区 分 平成 24(2012)年 4 月1日現在 18 歳未満 単位:人 18~64 歳 68 582 65 歳以上 881 計 1,531 資料:福祉課 11 5.要介護認定者の状況 高齢者数の増加に比例して,本市の認定者数は年々増加しており,平成24 (2012)年10月末現在では1,490人となっています。しかし,被保険者数に占 める認定者数の割合である認定率を全国や広島県と比較すると,全国平均に近く, 県平均よりは低い状況です。また,要支援者や重度要介護者の比率が少なく,要介 護1が全国平均より多いことが特徴です。 認定者数と認定率の推移 (人) 1,800 要支援1 要支援2 要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 認定率 16.4% 16.4% 16.2% 1,600 1,310 1,282 1,400 1,324 139 127 133 1,000 178 203 178 800 223 245 231 600 254 233 1,200 400 200 0 229 16.9% 17.0% 1,390 1,409 155 150 152 145 196 198 255 250 283 17.5% 18% 1,490 16% 148 144 14% 12% 186 10% 264 8% 6% 338 163 162 203 272 185 195 195 163 164 165 140 145 155 197 219 245 平成19 (2007)年 平成20 (2008)年 平成21 (2009)年 平成22 (2010)年 平成23 (2011)年 平成24 (2012)年 4% 2% 0% 資料:介護保険事業状況報告 各年 10 月月報 ■平成 24(2012)年 10 月末現在の要介護度ごとの割合と要支援・要介護認定率 (国・県との比較) 要支援1 要支援2 要介護1 要介護3 要介護4 要介護5 要介護2 要支援・要介護認定率 25.0% 20.1% 大竹市 16.4% 11.1% 22.7% 17.7% 12.5% 9.7% 9.9% 20.0% 18.0% 17.5% 15.0% 広島県 全国計 16.5% 14.6% 18.8% 16.2% 12.2% 10.5%11.1% 10.0% 5.0% 13.2% 13.5% 18.5% 17.8% 13.4% 12.4% 11.2% 0.0% 0% 25% 50% 75% 100% 大竹市 広島県 全国 12 資料:介護保険事業状況報告 6.各地区の状況 ◆各地区の概要 単位:人 番 号 地区名 人 口 高齢者数 高齢化率 1 大竹・木野地区 14,587 4,312 29.56% 2 小方地区 8,629 2,486 28.81% 3 玖波地区 4,741 1,489 31.41% 4 栗谷地区 544 247 45.40% ※人口,高齢者数は住民基本台帳(平成 25(2013)年1月1日現在) 【本市の地区区分】 中国地方 栗谷地区 玖波 地区 至廿日市市 中学校区 小方地区 大竹 地区 至岩国 13 小方 地区 ◆各地区の区域 地区名 玖 波 区域(町名) 玖波,玖波町,湯舟町 松ケ原町 立戸,御幸町,小方,御園,黒川,三ツ石町,小方町,小方町小方,小方町黒川,港町,御 小 方 園台,晴海 防鹿,穂仁原,安条,比作,八丁,後飯谷,前飯谷 阿多田 大 竹 栗 谷 新町,油見,本町,白石,元町,東栄,西栄,南栄,北栄,大竹町大竹,大竹町油見 木野,大竹町木野 栗谷町大栗林,小栗林,後原,奥谷尻,広原,谷和 7.地域福祉を支える人・組織の状況 (1)社会福祉協議会 社会福祉協議会は,地域社会において住民の参加する福祉活動を推進し,保 健・福祉の諸問題を,地域社会の計画的・協働的な力によって解決しようとす る,公共性の高い民間非営利団体です。 地域福祉活動を支える仕組みとして小地域ネットワーク活動を進めており, ひとり暮らし高齢者など支援を要する人に対して,地域住民の協力を得ながら 自治会関係者,民生委員・児童委員,福祉委員,ボランティアなどが連携し, 日常生活の支援を行っています。 この他,平成24年度に27か所にわたり実施されているふれあい・いきいき サロンや,宅老所,子育てサロンなどの触れ合いの場づくりやボランティア活 動のコーディネートなど,さまざまな地域福祉活動を,市内6地区の地区社会 福祉協議会,自治会,ボランティアなど地域住民とともに進めています。 14 ◆社会福祉協議会の実施する主な事業 事業名 事業内容 地域包括支援センター 地域住民の保健・医療・福祉の向上と増進を包括的に支援します。 ボランティアセンター 各種研修会の開催や,ボランティア活動の連絡調整を行います。 障害者相談支援センター 障害(身体・知的)者(児)とその家族からの相談対応,福祉サービスなどの 情報提供・助言を行います。 地域福祉活動 安心して暮らせる福祉のまちづくりをめざします。 タウンモビリティ 歩くことに不自由を感じている人に車イスや電動スクーターを貸し出します。 ほほえみネット(在宅福祉 福祉に理解をもつ人々の協力を得て行う,会員方式のサービス事業です。 有料サービス) 子育てサロン「すこやか」 子育てをしている人の友達づくりの場です。 「宅老所」やすらぎの家 高齢者とボランティアがともに過ごす憩いの場です。 福祉サービス利用援助事 生活上の判断などに支障がある人に対して,福祉サービスに関する相談・助 業「かけはし」 言,金銭の管理などの支援を行います。 相談援護事業 さまざまな相談事に指導,助言を行います。 ◆小地域ネットワーク活動状況 関係者 実施地区 元町二丁目 立戸 油見一丁目 元町二丁目 油見三丁目 本町二丁目 新町三丁目 玖波六丁目 湯舟町 玖波七丁目 活動内容 ①声かけ訪問 自治会役員, ②ゴミ出しのお手伝い 民生委員・児童委員, ③配食活動 老人クラブ役員,福祉委員, ④世代間交流 ボランティア など ⑤ふれあいの集い など 黒川 資料:社会福祉協議会(平成 24(2012)年4月1日現在) ◆小地域ネットワーク活動の仕組み 民生委員・児童委員 自治会役員 買い物 ゴミ出し 話し相手 福祉委員 老人クラブ役員 宛名書き 一品料理を 届ける 高齢者,子育て 家庭,障害者など ふれあい 会食会 支援を要する人 草とり ボランティア 15 洗 濯 近隣住民 ◆ふれあい・いきいきサロンの開催状況 実施主体 実施地区 実施主体 実施地区 御園二丁目 自治会 新町三丁目 自治会 港町二丁目 自治会 栗谷町広原 自治会 晴海一丁目 自治会 木野一丁目 VG「フレンド中津」 港町一丁目 自治会 玖波七丁目 なかよしサロン 黒川 自治連合会 西栄一丁目 自治会 新陽台 老人クラブ 油見三丁目 油見ふれあい 西栄三丁目 自治会 玖波六丁目 自治会 立戸 VG「なべくら会」 三ツ石町 シニアクラブホタル三ツ石 全市 VG「パンダの会」 油見地区 大森会 玖波四丁目 自治会 玖波町地区 ボランティア 小方二丁目 VG「のぞみの会」 玖波地区 にこにこルーム 小方一丁目南 自治会 大竹地区 竹っ子子育て応援隊 小方一・二丁目北 自治会 湯舟地区 湯寿会 玖波一丁目 自治会 資料:社会福祉協議会(平成 24(2012)年4月 25 日現在) (※「VG」は,ボランティアグループの略) ◆地区社会福祉協議会の実施する主な活動 事業名 事業内容 大竹地区社協 朝顔づくり展,敬老会,男性料理教室,施設訪問,バリアフリーチェック活動,ひとり暮らし高齢 者の集い,寝たきり・認知症高齢者の介護者訪問等 栄町地区社協 ひとり暮らし老人との懇談会,もぶり弁当配布,敬老会,ふれあいバス旅行 ひとり暮らし高齢者の集い,世代間交流(グランドゴルフ),地区社協だより発行,ふれあいバ 小方地区社協 ス旅行,ふれあいサロン,音楽教室,タウンモビリティ(ゆめプラザ大竹),配食サービス,子育 て支援「どんぐりころころ」等 ひとり暮らし高齢者の集い,敬老会,園芸教室,先進地視察,史跡研究教室,配食サービス, 玖波地区社協 社協だより発行,支えあいのまちづくり推進活動,グラウンドゴルフ教室(世代間交流)等 松ケ原地区社協 敬老会,大野寮行事に参加,河平連山ハイキング,自主防災研修,松ケ原こども館支援等 栗谷地区社協 敬老会,地域ふれあい交流会,民事協と協同してひとり暮らし高齢者訪問等 (※「社協」は,社会福祉協議会の略) 16 (2)民生委員・児童委員 民生委員・児童委員は,市民の立場に立った相談支援活動を行う地域の福祉 の担い手として,生活で困っていることや心配ごとの相談に応じており,地域 住民や社会福祉協議会,各種相談支援機関,行政などの関係機関・団体と連携・ 協働しながら,安心で安全なまちづくりを推進しています。 現在,市では,63人(主任児童委員を含む)の委員が活動しており,各委員 の活動を補い連携する体制づくりのために,市内に3地区(大竹,小方,玖波・ 栗谷)の地区民生委員児童委員協議会が組織されています。さらに,各地区民 生委員児童委員協議会は,大竹市民生委員児童委員協議会により連携・調整が 図られています。 また,社会福祉協議会から委嘱を受ける福祉委員は,現在109人おり,民 生委員・児童委員をはじめ,関係機関・団体と連携しながら,より地域に根ざ した福祉ネットワーク活動の推進に努めています。 ◆民生委員・児童委員活動の基本(7つの働き) 17 社会調査活動 担当区域内の住民の実態や福祉ニーズを日常的に把握します。 相談活動 地域住民が抱える問題について,相手の立場で,親身になって相談にのり ます。 情報提供活動 社会福祉の制度やサービスについて,その内容や情報を住民に的確に提 供します。 連絡通報活動 住民が,個々の福祉ニーズに応じた福祉サービスが受けられるよう関係行 政機関,施設・団体などに連絡し,必要な対応を促すパイプの役割を務め ます。 調整活動 住民の福祉需要に対応し,適切なサービスの提供が図られるように支援し ます。 支援態勢づくり活動 住民の生活を地域で支え援助していく態勢づくりのため,地域住民や福祉 関係者に働きかけ,支援態勢をつくっていきます。 意見具申活動 活動を通じて得た問題点や改善策についてとりまとめ,必要に応じて民生 委員児童委員協議会をとおして関係機関などに意見を提起します。 (3)自治会など 自治会は,地域住民の自主的な意思による総意に基づき,地域を快適で住み よくするために結成された任意の団体であり,コミュニティづくりの中心的な 担い手です。自治会連合会により,自治会相互の連携が図られています。 ◆自治会連合会の概要 目 的 自治会相互の連絡調整を図るとともに,共同の福祉を増進し,住みやすい地 域社会づくりに努めます。 事務局 自治振興課内(市役所内) 自治会数 71 自治会 設立の時期 昭和 52(1977)年7月 活動内容 ○ ○ ○ ○ ○ 自治会相互の連絡調整 地域課題の把握と解決 まちづくり運動の推進 市政発展の協力 市民の福祉の増進と地域の発展 など (4)老人クラブなど 地域を基盤とする高齢者の自主的な組織であり,おおむね60歳以上の人を対 象に,教養の向上,健康増進,地域社会との交流を共通の理念として活動して います。平成24(2012)年6月現在,市内に49の老人クラブがあり,大竹 市老人クラブ連合会が統括しています。主な活動は,スポーツ活動,教養講座 の開催,社会奉仕活動,寝たきり高齢者等友愛訪問,他世代との交流会などが あります。 (5)シルバー人材センター シルバー人材センターは,大竹市に居住する原則として60歳以上の高齢者を 対象とし,センターの目的に賛同し,この事業を理解して会員登録した高齢者 の希望,ライフスタイルに合わせた臨時的かつ短期的な就業またはその他の軽 易な業務に係る就業の機会を確保し,その能力を活用した就業を組織的に提供 することなどにより,自らの生きがいの充実と福祉の増進を図るとともに,活 力ある地域社会づくりに寄与することを目的としています。 平成23年(2011)年には公益社団法人に移行し,平成24年度末の会員数 は541人となっています。 その活動内容は多岐に渡り,福祉関係では,福祉・家事援助サービス,子育 て支援,配食サービス,ゴミ出し等のワン・コインサービスなどを展開してお り,地域清掃などのボランティア活動とともに地域福祉の向上と,活性化に貢 献しております。 高齢化の進展により,今後会員となり得る「団塊の世代」に対応すべく,企 業・個人家庭に訪問するなど就業開拓活動にも積極的に取り組んでいます。 18 (6)青少年育成市民会議 青少年育成市民会議は会員数200人を超える組織で,青少年の心身を健やか に育成することを目的とし,市民総意の運動として展開されています。青少年 たちの自主的・自発的な活動の支援,青少年たちの社会貢献活動への協力を行 っています。 青少年育成市民会議のジュニア組織である「まちづくりジュニアスタッフA CT」は,中学生を毎年募集し,入会した子どもたちは高等学校,大学,有職 と,末長いボランティア活動を行っています。 (7)市民活動団体,ボランティアなどの状況 市内には,高齢者・子育て・障害者支援や,地域福祉の促進などさまざまな 分野で活動を行っている市民活動団体,ボランティア(個人・団体),NPO(非 営利活動組織)などがあります。 社会福祉協議会に設置されるボランティアセンターでは,地域福祉の向上を 目的とし,各種ボランティアの養成・支援,登録ボランティアの派遣,連絡調 整などを行っています。あわせて,ボランティア連絡協議会の事務局も置かれ ており,市内ボランティアの普及・活動促進の中核としての役割を担っていま す。 ◆ボランティアセンター登録者数 区 分 登録者数 単位:人,件 平成 20(2008)年 平成 21(2009)年 平成 22(2010)年 平成 23(2011)年 平成 24(2012)年 483 494 548 623 595 資料:社会福祉協議会(各年度3月 31 日現在) 19 ◆ボランティアセンター登録グループ一覧(34 団体) グループ名 点字「あけぼの」グループ 手話サークル「さつき」 「あけぼの」音訳グループ ガイドヘルプ ボランティアグループ 要約筆記サークル「ふたば」 手話サークル 「ママとKAMEの会」 西栄地区「コスモスの会」 黒川地区「たんぽぽの会」 小方地区「野菊の会」 御園地区「もみじの会」 新町三丁目地区「新聴くの会」 小方地区「のぞみの会」 活動内容 「市広報」「社協だより」「議会だより」などの点訳,市社協行事に協 力,市内小中学校へ点訳指導,各種研修会に参加など 市・市社協行事(成人式,講演会等)での手話通訳活動,市社協行事 に協力,市内中学校へ手話指導,各種研修会に参加など 「市広報」「社協だより」「議会だより」などの音訳,市社協行事に協 力,市内小中学校へ音訳指導,各種研修会に参加など 視覚障害者が外出される際の付添介助,市社協行事に協力,市内中 学校へガイドヘルプ指導,各種研修会に参加など 市・市社協行事(成人式,講演会等)での要約筆記活動,市社協行事 に協力,市内中学校へ要約筆記指導,各種研修会に参加など 大竹中学校・玖波小学校へ手話指導,研修会等での手話通訳活動, 各種研修会に参加など 「地区社協活動に協力,自治会活動に協力,地域清掃,各種研修会 に参加など ふれあいサロン,ゆうあいホーム訪問,さつき作業所へお手伝い,タ ウンモビリティに協力など さつき作業所へお手伝い,地域行事に協力,タウンモビリティに協 力,各種研修会に参加など さつき作業所へお手伝い,自治会行事に協力,タウンモビリティに協 力,各種研修会に参加など 小地域ネットワーク活動,ふれあいサロン,自治会行事に協力,自主 防災研修,各種研修会に参加など ふれあいサロン,ゆうゆ訪問,ゆうあいホーム・ゆうあいの里訪問,さ つき作業所へお手伝いなど 栗谷地区「岩かがみ」 敬老会協力,リフレッシュ弁当づくり,各種研修会に参加など 障害児者援助グループ 「りじょいす」 育成会児童部の活動に協力,講演会等での託児協力,各種研修会 に参加など ゆうゆ訪問,ゆうあいホーム訪問,ゆうあいの里訪問,やまと病院訪 問,さくらんぼ訪問,各種研修会に参加など ボランティア竹波会 元町地区「ひよこの会」 介護予防生きがい教室に協力,やまと病院訪問,地域行事に協力など 元町二丁目地区 「元二ネットサルビア会」 油見地区 「油見いきいきネットワーク」 元町三丁目地区「元三福祉ネ ット」 ふれあいサロン,やまと病院訪問,声かけ訪問活動,各種研修会に 参加など 弁当のお届けやそうめん流し等の行事を通して,ひとり暮らしの方の 安否確認,各種研修会に参加など 地域清掃,粗大ゴミ回収・運搬,長期療養者宅へ訪問,老人会行事 に協力,各種研修会に参加など ひとり暮らし高齢者宅へ訪問,地域交流(そうめん流し,餅つき大会 など),各種研修会に参加など 介護予防生きがい教室手伝い,両国夏まつりに出店,木野地区合同 運動会に参加,老春の集いに協力,各種研修会に参加など お隣同士の挨拶運動のネットワーク活動,地域内で交通整理を通し て児童の見守り活動,各種研修会に参加など 油見地区「とうがきの会」 木野一丁目地区 「フレンド中津」 本町二丁目地区「絆」 玖波地区「ひばりの会」 ふれあいサロン,各種研修会に参加など 20 グループ名 活動内容 新町二丁目地区「爽風会」 ふれあいサロン,手芸教室,ビデオ鑑賞会,地域行事に協力など 玖波四丁目地区「よつ葉会」 ふれあいサロン,地域行事に協力,各種研修会に参加など あいいく館 パンダの会 子育て支援活動(本の読み聞かせ,手遊び,紙芝居,人形劇,音楽 会など) 子育て支援活動(本の読み聞かせ,紙芝居,七夕会,クリスマス会, 子育てについての勉強会など) 友の会大竹グループ 宅老所「やすらぎの家」の調理実習支援,子育て支援(食育指導) 三ツ石地区「ホタル会」 ふれあい・いきいきサロン,地域行事に協力,各種研修会に参加など 玖波町地区「スミレ会」 ふれあいサロン,地区社協活動に協力,自治会行事に協力,ゆうあ いホーム訪問など ボランティア「その風の会」 高齢者生きがいづくり行事,各種研修会に参加など ボランティア「なかよしサロン」 ふれあいサロン,地区行事に協力,各種研修会に参加など ボランティア「藤美会」 ボランティア 「音の花束・ほっと便」 ゆうゆ訪問,ゆうあいホーム訪問,ゆうあいの里訪問,さくらんぼ訪 問,各種研修会に参加など 福祉施設を訪問して音楽を通してふれあい交流を行う,各種研修会 に参加など 資料:社会福祉協議会(平成 24(2012)年度現在) (※「社協」は,社会福祉協議会の略) 21 (8)NPO(非営利活動組織)などの状況 NPO・NPO法人は,公的なサービスでは対応しきれない市民の生活上の 困りごとへの支援ができるなど,きめ細かく柔軟な対応が可能なため,今後, 市内に一層浸透していくことが期待されています。 ボランティアとNPOは,自発的に社会の役にたつことを行うという点にお いては同じですが,ボランティアは基本的に「個人」を表し,NPOは「組織」 を表します。 NPOとNPO法人の違いは,NPOが「自発的かつ継続的に社会貢献活動 を行う営利を目的としない団体」で設立や運営には特別なきまりはなく「任意 団体」ということになります。それに対して, 「特定非営利活動法人促進法」に 基づくNPO法人(特定非営利活動法人)は, 「特定非営利活動」以外に「収益 事業」も行うことができますが,それは「特定非営利活動」に支障のでない範 囲とし,かつその「収益事業」で得た利益は全て特定非営利活動にあてること が条件になっています。 ◆市内の福祉関係のNPO法人 法人名 ほのぼのん ハローの仲間 えこらいふ大竹 概 要 【活動拠点】 松ケ原こども館(松ケ原 445-2)内 【主な事業内容】 ○松ケ原こども館(つどいの広場事業)の運営 ○ファミリーサポート「ママサポート」の実施 ・保育所(園)・幼稚園の送迎と前後の預かりや,保護者の急な残業の時 の預かりなど ・小学校放課後,学童保育終了後の預かりなど ○一時保育「そよかぜ園」の運営 ・豊かな自然の中での自然探索・菜園活動,創作活動など 【活動拠点】 広島県大竹市新町一丁目 【主な事業内容】 ①あいさつ運動 ②ビオトープ ③ストーンアート ④芝生化の普及活動 ⑤ NPO,各種団体との交流,連携 ⑥NPO 活動を効果的に推進するための講習 会,講演会 ⑦NPO 活動を効果的に推進するためのイベント ⑧広報誌の発 行 ⑨目的の達成につながる受託事業 【活動拠点】 広島県大竹市玖波一丁目 【主な事業内容】 一般市民に対して,家庭の生ごみの堆肥化や,水や土の改質による環境改 善に関する事業をはじめ,子どもたちの環境に対する感性の育成事業等環 境に関する事業を行い,広く環境の保全及び町づくりを推進します。 22 8.情報・相談体制の状況 市内において,福祉に関する情報を提供したり,相談を行ったりしている主な場 所・事業としては,次のとおりです。 ◆福祉全般 事業・機関名 社会福祉協議会 事業内容 【所在地】 総合福祉センター(サントピア大竹)内 【主な機能】 P16~18 に掲載 ◆介護・高齢者に関する事業 事業・機関名 地域包括支援センター 事業内容 【所在地】 総合福祉センター(サントピア大竹)内 【主な機能】 ①介護保険だけでなくさまざまな相談の窓口となり,総合的な支援を行う。 ②介護予防プランの作成など,介護予防マネジメントを行う。 ③関係機関との連携体制や地域の連絡・協力体制を整備するほか,ケアマネ ジャー支援などを行う。 ④高齢者の権利擁護事業の拠点(虐待の早期発見・防止,成年後見制度の 活用など) ◆障害者に関する事業 事業・機関名 地域生活支援事業 (障害者相談支援事業) 地域自立支援協議会の 運営 23 事業内容 【相談支援事業者】 ○障害者相談支援センター 所在地:総合福祉センター(サントピア大竹)内 ・ 身体・知的・児童の障害に関する一般的な相談支援 ○地域活動支援センターみらい 所在地:玖波町向田 1160 ・ 精神の障害に関する一般的な相談支援 【相談支援機能強化事業】 ○福祉課障害福祉係 ・ 相談員による障害全般に関する相談支援,相談支援事業者との連携と 指導など 【事務局】 福祉課 【主な機能】 ①相談支援業務の運営評価 ②支援が困難な事例の対応方法の検討 ③課題解決のためのワーキングに基づくネットワークの形成(資源開発)と支 援システムの構築 ④情報共有と情報発信 ⑤障害福祉計画の策定・評価機能 ◆子育てに関する事業 事業・機関名 子育て支援センター 松ケ原こども館 (つどいの広場事業) 子育てサロン 「すこやか」 こそだてじゅく 「ひよこルーム」 こども相談室 家庭児童相談室 教育相談(就学指導) こどものための遊びと学 びの情報誌 「らんらんおおたけ」 特別支援教育支援員 事業内容 【所在地】 立戸一丁目8-5 【利用対象者】 市内に居住する小学校就学前の児童とその保護者,子育てボランティア 【事業内容】 ・親子の交流の場の提供 ・子育て情報の提供 ・子育てサークル・ボランティアの育成 ・子育て相談 【休館日】 土・日曜日,年末年始(12 月 29 日~1月3日),祝日法に定める祝日 所在地:松ケ原町 445-2 ○ 自然条件に恵まれた立地条件を生かした「つどいの広場」として,地域と NPO 法人が協働で,遊び場を提供しながら,子育てに関する講習や子育 て相談などを行う。 社会福祉協議会が主体となって,子育て中・妊娠中の仲間づくり,憩いの場, やすらぎの場を提供する。(実施場所:総合福祉センター(サントピア大竹)内) 子育てに関する学習,子どもと親同士の触れ合い,仲間づくりを市内各所で 実施する。 所在地:立戸一丁目8-5 ○ 幼児期から青年期まで一貫した,子どもに関しての相談業務や,学校と家 庭の中間的な役割を担い,児童生徒が学校に適応できるよう支援・指導 を行う。 所在地:福祉課内 ○ 家庭における児童養育や,児童のいる家庭の人間関係に関することな ど,児童福祉の向上を図るための相談指導を行う。 教育委員会,学校などで小・中学校への就学に関する相談への対応を行う。 子どもに関する情報誌の作成,配布を行う。 発達障害があるなど,特別支援を要する児童をサポートするため,支援員を 小・中学校に配置する。 ◆その他の事業 事業・機関名 ドメスティックバイオレン ス(DV)※1相談・支援 生活保護 事業内容 ・DV被害者からの相談に対応(窓口:市) ・DV被害者の自立を支援するために必要な措置を行う。「配偶者からの暴 力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV 防止法)※2」 生活に困窮する住民に対して,困窮の程度に応じ,最低限度の生活を保証 するため必要な保護を行う。(窓口:市) ※1 ドメスティックバイオレンス(DV) 同居の有無を問わず,夫婦や恋人,または元夫婦や元恋人など近親者間に起こる身体的,精神的,性 的,経済的な暴力全般のこと。 ※2 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律(DV防止法) 配偶者からの暴力に係る通報,相談,保護,自立支援などの体制を整備し,配偶者からの暴力の防止及 び被害者の保護を図ることを目的とする法律。 24 第4章 前計画からの課題と取組 前計画策定時に目指した理念について,本計画においても引き続き取り組み,継 続した地域づくりを進めます。 課 題 ◆少子高齢化の進行などによる地域力の低下 (限界集落など) ◆近隣のつながりの希薄化 ◆ひとり暮らし高齢者世帯の増加 ◆高齢者の孤独死 ◆障害者の生活・将来への不安 ◆家庭の子育て機能の低下 ◆学校でのいじめや不登校問題 ◆どんなボランティアがあるか知らない ◆ボランティアの高齢化・後継者不足 ◆団塊の世代の地域への移行が急には難しい (老人クラブにも入りにくい) ◆ボランティアの受け皿がない ◆ボランティア同士の連携不足 ◆子どもを生める病院が市内にない_小児科 専門の医療機関が少ない ◆バリアフリー化されていない箇所がある (駅付近の陸橋の昇り降りが大変,障害者 用駐車場がないなど) ◆困ったときに相談できる場が少ない(子育 て中の人など) ◆個人情報の保護が地域のつながりを薄くし ている ◆地域の行事は減り,参加する人も減ってき ている 取り組んだ活動 ボランティアなど ◇ボランティア養成講座の開催 ◇ひとり暮らし高齢者の安否確認やゴミ出し 支援 ◇粗大ゴミの搬出支援 地域での取組など ◇地域サロンの開催 ◇あいさつ運動の実施 ◇地域の小売店の存続活動 学校での取組など ◇中学生の通学中での高齢者への声かけやゴ ミ出し支援 25 生きがい活動など ◇園芸教室などによる介護予防 ◇自治会での花づくりや高齢者への花のプレ ゼント 社協・地区社協の取組など ◇ひとり暮らし高齢者への配食サービス ◇生きがい教室 ◇サロン事業の推進 ◇認知症サポーター養成講座の開催 ◇安心箱の配布・ふれあい映画上映会 解決の視点 □近隣が仲良くすることから始めることが大 事 □声かけ運動を大切にする □地域の人々が子どもの世話(叱ることを含 む)をするような地域づくり □世代間交流により地域の力を引き出す □子どもたちなどに,感謝の気持ちを育てる 地域教育・ボランティアの啓発などを行う □地域に頼れる相談相手をつくる □地域のつながりが深まる仕組みを意図的に つくる(近隣が触れ合う機会など) □高齢者,団塊の世代の力を最大限に活かす □障害者(児)の支援(継続的な取組を行う) □地域の行事などに参加する_また,誘い合 う □都会の子どもと田舎の子どもとの交流を進 める(互いの地域を分かり合える) □上手に遠回りを楽しめるような体験も必要 □生活の基盤は自治会_自治会がどれだけ福 祉の視点をもてるかが大切 □集落再編も一つの解決案 □「明日は我が身」に気付き,ボランティア を理解できたらよい 取組の例 〇まずは市民が自ら考える 〇行政や地域は啓発活動などを心がける ボランティアなど 〇ボランティアに関する情報提供や,始める きっかけづくり 〇ボランティアに対する意識改革(ボランテ ィアは「自分を助ける」もの) 〇ボランティア養成講座の開催 〇団塊の世代を地域資源として活用 〇団塊の世代の人は地域の人に顔を覚えても らうことから始める 〇団塊の世代の「おやじ部」をつくる 〇会社に勤めているときからボランティアに 取り組むとよい(ボランティア休暇の活用) 〇身近な自助・互助ボランティアを評価して あげる(おかずボランティア,薬ボランテ ィアなど) 〇学校と協力して,子どもやその親をボラン ティアに巻き込む 〇個人ボランティアと団体ボランティア,地 域ボランティアと企業ボランティアなど, 団体同士の交流の機会をつくり,一緒に活 動する(横の連携) 地域活動 〇高齢者の給食サービスを再開させる(見守り をかねて) 〇市民運動会の継続 〇溝掃除など,子どもと大人が一緒に汗を流す 〇子ども 110 番の活用 〇ゴミ捨て,認知症の人の徘徊などは近所の 人々の気付きで支えることができる 〇押し売り,空き巣,不法投棄などは近所の目 配り,気配りで防ぐ 〇一日一善運動の地域づくり 〇災害時の避難場所の周知 〇自主防災組織(ボランティア)づくり 〇危険箇所を知らせるマップをつくる(大竹高 校と大竹地区社会福祉協議会が共に取り組 んだ「バリアフリーチェック活動」の報告を 活用) 〇自治会の中で小・中学生をもつ親の会をつく る 福祉教育や世代間交流 〇中学校などでひとり暮らし高齢者を訪問す る取組を進める 〇子どもの居場所(高齢者宅)などの登録 高齢者の生きがい活動 〇高齢者の生きがい対策や認知症予防として, 園芸療法が有効(市内の空き地の有効活用 や,JA やシルバー人材センターの協力も得 たい) 26 前計画からの課題と取組 (策定委員会での検討事項) 目的 活動 事例 新たな課題 ☆ 高 齢 者 の 給 食 サ ー ビ ス を 行 う に は , ①主に安否確認 ②本当に配食サービスが 必要な人に配る(栄養 面) ○市内小方・玖波地区社 協で取り組んでいる ○15 年前には高齢者施 設の食事をボランティ アが安否確認を兼ね配 食していたが,現在は NPO による週5日配達 を実施 ○民間事業者の積極的 な参入が見受けられる ○各地区社協において、 民生委員、福祉委員等 の連携を密にして、充 実していくこと ○近隣の配食サービス事 例の見学や検討、学習 ○学校区単位で学食・給 食センターを設置 ○男性は若い時から料理 教室で慣れておく ○食の大切さと栄養,口 腔ケアの大切さを学ぶ ○ニーズの洗い直しが必 要である ○回数など配食サービス を拡大を図る ☆ 就 労 を 通 じ て 高 齢 者 の 生 き が い 対 策 , 〇遊休地などの目的がな くそのままになっている 土地を活用して,園芸 などの場所として有効 に使う 〇地域に何箇所か拠点 ができれば,その周辺 の高齢者が生きがい対 策,認知症予防対策と して花,野菜などの園 芸活動を行う ○農村地域での高齢者 の農作物生産活動は、 年令を問わず実施され ていて、元気な姿が朝 早くから見受けられる ○玖波地区は年1回地区 社協主催で園芸会社を 呼んで園芸教室を実施 している ○自治会での花づくり ○花の高齢者へのプレゼ ント ○シルバー人材センター は高齢者施設に様々 な面で人材を送ってい る ○シルバー人材センター が会員を広く募集 ○地域内でのサロン活動 ○対象とすべき高齢者の 確認が不十分でないか ○ノロウイルスなどの食 中毒対策 ○男性への配食の必要 性 ○申し込みが少ない ○他人の世話になりたく ない意識が強い人がい る ○配食コストがかかり利 益が薄い ○配食しても食べられな い人がいる ○専門業者に頼まないと 難しい ○商店の減少による買い 物難民の増加 ○過疎地域への配食サ ービスの実施 ○沿岸部で生活する高齢 者が 近隣同士で 農作 物の栽培ができる場づ くり ○翌年の開花の方法が わからず、都度、質問・ 疑問点を教えてくれる 人が必要 ○高齢になりすぎて周囲 の人についていけない 人がいる。 ○事務費が年々かさむ傾 向がある ○参加人員が少ない 具体案 ど う し た ら よ い か ? 認 知 症 予 防 , 園 芸 療 法 を 27 ○空地をあるいは耕作放 棄地を高齢者用に利用 できるよう努力する ○地域の老人クラブに人 材バンクを設置 ○魅力あるサロン活動の 構築 ○園芸などの自然とふれ あいを通じて仲間づくりを していく 目的 活動 事例 新たな課題 ☆ ひ と り 暮 ら し 高 齢 者 世 帯 の 〇地域に出向く機会を多 くつくる(老人クラブへ の参加など) 〇ゴミは毎日の生活に直 結しているので,安否 確認できる 〇お礼を気にせず,近所 に気軽に頼める体制を つくれば,地域での生 活を続けられる ○交通不便な地域での高 齢者の買いものをどの ようにカバーするか ○通院の利便性の配慮 ○往診医療への援助 ○男性のひとり暮らしへ の援助 ○詐欺や悪質業者の的 になる。 ○人と関わりたくない人, 外れていく人がいる ○地域の活力の低下 ○取組み拡大のため、地 域サポーターの育成が 必要 ○歩行困難なひとり暮ら し高齢者への対応 ○近隣同士の援助活動 の徹底 ○重度障害者は運ぶこと も困難なため、自宅前 の回収が望ましい ○自治会役員の不足 ○シルバー人材センター の会員が少ない地域で は利用が難しい ○認知症の方などは分別 やゴミ出し日がわから ない ○対象者の急増が考えら れる ○支援員の増員確保 ○スーパー店舗との話し 合いを進め、へき地へ の巡回販売ができるよ う話し合う ○販売車燃料費の助成を 市へ要望する ○近所の人のつながりが 必要(話し相手を見つけ る) ○趣味・スポーツの同好会 を作る ○様々なサロン事業の専 門地域サポーターやボ ランティアの育成 ☆ ひ と り 暮 ら し 高 齢 者 の ゴ ミ 捨 て な ど を ○地元による民間スーパ ーの存続活動 ○地域包括支援センター が高齢者のみならず、 障害児・者等要援護者の 総合相談を行っている ○地域サロン活動・老人 クラブ活動への参加 ○スポーツや趣味の会へ の参加 ○要援護者支援制度の 拡充 ○生きがい教室 ○サロン活動の推進(27 地区) ○近隣中学生による援助 活動 ○シルバー人材センター の人が担当している ○近所で声をかけ協力し ている ○シルバー人材センター の ONECOIN サービス でのゴミ出し ○自治会の協力 ○ボランティアの人で対 処 ○有料サービス「ほほえ み」 ☆ 践 目 く ば り , 気 く ば り , 声 く ば り 活 動 の 実 〇近所同士が安心して安 全な暮らしを維持し,緊 急な事態の発生に対し ては速やかな対応をす る ○福祉委員を通して安心 箱配布事業を実施し、 人間関係の構築をする ○ふれあい映画上映によ り、孤立、閉じこもりを 防ぐ ○様々な催しに顔を出す ○近隣地区内のウォーキ ングの奨励 ○民生委員の協力 ○声かけ運動 ○小地域福祉活動 11 地 区 ○地域高齢者を主体とし て話し合い活動を進 め、孤立を防ぎ、「助け て」が言える環境づくり を実施 ○民生委員と福祉委員の 協調と連携 ○近隣でのあいさつ運動 ○支え合いの重要性をお 互いが認識する ○近隣との連携とを深め ていくことが必要 具体案 増 加 に 向 け て 地 域 で 支 え る に は ○歩行困難な高齢者家 庭へのゴミ出し巡回当 番を小地域別に話し合 う ○小学校活動等、中学、 高校生にも福祉の目配 り活動を充実していく ○重度障害者の自宅前 回収 ○自治会で具体的に取り 組みたい ○自治会加入奨励 ○自治会等での助け合い 活動(個人情報厳守) ○生活改善によるゴミの 減量化 ○障害者就労支援施設と の連携し、社会復帰を めざす ○向こう三軒両隣りで縁 側づ くり 、 年齢を 問わ ず、語り合う場を設ける ○福祉委員による訪問活動 ○「ちょっと一緒に考え て」と言える温かい関 係づくり ○安心箱の配布・ふれあ い映画会の 開催の促 進 ○サロン活動の拡大 ○民生委員・福祉委員の 協調と連携 ○近隣での助け合い運動 ○支え合いの重要性をお 互いが認識する ○協力者の拡大 28 第5章 計画の枠組み 1.計画の基本理念とキャッチフレーズ 前計画に引き続き,以下の基本理念,キャッチフレーズの実現と浸透を図ります。 ちえん じょえん 大竹市民は古くから「地縁」や「血縁」を大切にしながら,地域社会を 構築してきました。しかし近年,少子高齢化や過疎化により,「地縁」や 「血縁」の機能が低下し,失われつつもあります。そこで,これからの地 域社会は,「地縁」や「血縁」に 加えて「学縁」,「職縁」,「志縁」 (志を共にする縁)などさまざま きずな な縁による 絆 を深めることで, 大きな 「助縁」 (自助努力をし ながら,助け合うボランティアの 縁)の輪を広げていくことをめざ します。 29 2.取組の方向(施策の柱) すべての市民が幸せを感じることのできる福祉社会を実現するためには,次の3 つの「場」を重点的に進めることが大切であると考えました。これらを本計画の軸 として,施策を展開します。 まずは世代を超えて知り合い, 「友の輪」を広げていくことが大 出会いの場 切です! 既存組織だけに依存せず,従来なかなか地域のことに関わりき れない働き盛りの住民が関わることが鍵です。 施策の例 福祉教育,自治会などの地域活動の充実,勤労者や定 年退職者への働きかけ 地域の中で,地縁などさまざまな縁でつながっている人と人が, 支え合いの場 「助縁」の関係となるよう,支え合いの場を広げていくことが 大切です! 施策の例 サロンの充実,ボランティア活動などの地域福祉活動 の充実,見守り活動の充実 互いに支え合える小地域を築く中で,小地域内だけでなく市内 共に生きる場 のあらゆる関係機関,企業,行政などと協働しながら,共に生 きる場や環境づくりが大切です! 企業 施策の例 相談所 事業所 地区組織 市役所 病院 援を要する人)の充実,サービス調整の場の構築, 社協 ボラン ティア 福祉サービス(高齢者,子育て家庭,障害者など支 警察署 消防署 防災体制の充実,権利擁護,福祉意識の高揚,地域 と行政との協働の場づくり 学校 30 3.地域の捉え方 地域福祉を推進するもっとも身近な単位を「隣近所」,小地域としての単位を「自 治会」,もう少し広い意味での地域を「地区社会福祉協議会」,そして最も大きな単 位を「市全域」と捉え,小さな単位から大きな単位まで,連携しながら重層的に支 え合う仕組みを定義します。 重層的な地域福祉単位のイメージ図 31 第6章 それぞれの役割 市民・家庭,事業者,社会福祉協議会,関係機関・団体,市などが本計画の推進におけるそれぞ れの役割を共通の認識としたうえで,協働・連携し,個人の状況に応じた効果的・効率的な取組や 福祉サービスなどを総合的に展開することが大切です。 1.市民・家庭の役割 市民一人ひとりの福祉の需要を充足するには,行政や民間事業者によるサービス だけでは困難であり,市民全体によるサービスが重要になります。 そのために,市民それぞれがサービスを受けるという立場だけでなく,自らも地 域社会を担う主体としての認識をもち,共に支え合い,助け合いながら社会をつく っていくという役割を果たすことが求められています。 高齢者や子育て家庭,障害者などもサービスの受け手としてだけでなく,担い手 として,ボランティア活動などに参加し,それぞれが自立していくための支援に主 体的に取り組むことが求められます。 また,家庭においては,子育てにおける第一義的な責任をもつと同時に,核家族 化や家族関係の希薄化などが進む中,家庭でできることは家庭で行うといった家庭 機能の強化が求められます。 2.地域の役割 地域の自治会や民生委員児童委員協議会,老人クラブなどは,直接地域住民と接 し,地域を築いていく主体となるものです。きめ細やかに地域の課題を把握し,解 決に向けた調整を行うとともに,関係機関・団体や行政などと連携して必要な支援 につなげていく役割を担っています。 また,地域で行われる催しや講座などのイベントなどを地域住民に広報し,誘い あって参加できる地域づくりが求められています。 3.関係機関・団体の役割 ボランティア団体や,NPO・NPO法人,シルバー人材センターなど地域の関係 機関・団体は,行政,事業者などでは対応できないさまざまな地域課題や市民の身 近な困りごとに対応できるよう,身近な支援を行うことが求められています。また, 高齢者介護や子育て,障害者福祉において,家庭を支援する役割も求められていま す。 また,市民の声を他の関係機関・団体や社会福祉協議会,事業者,行政などへ伝 えていくという役割もあります。 32 4.事業者の役割 事業者には,市民の多様な需要に応えられるサービス提供を充実させていくこと や,利用者の意向を十分に尊重してサービスの質の向上に努めるとともに,関連す るサービスなどとの有機的な連携を図っていくことが求められます。 社会情勢の変化に対応し,性別を問わず,育児と両立しやすい労働環境づくり, 障害者などの雇用促進,高齢者,障害者,女性などが安心して働くことができるよ う弾力的な雇用形態の導入や,育児・介護休業制度の充実などの労働条件の整備, 社会参加活動のための労働時間の短縮などへ向けた取組が求められます。 また,事業者も地域社会の一員として,そのノウハウや人材,技術力などを活か して地域福祉活動に積極的に参加し,地域福祉社会の形成に寄与することが期待さ れます。 5.社会福祉協議会の役割 社会福祉協議会は,「公共性」と「民間性」を兼ね備え,地域住民の意向を反映 できるシステムを持つという特性があり,その特性を発揮した事業の展開など,よ り住民に近い存在として活動していくことが求められています。 また,自らサービスを提供するだけでなく,地域福祉活動の主体となる市民,ボ ランティア,NPO・NPO法人,事業者などの連携を深めていくための中核を担う という重要な役割があります。あわせて,高齢者,児童,障害者といった縦割りで はなく,「地域」という単位に対応し,だれもが安心して暮らせる地域づくりを進 めていく役割もあり,より地域性の高い地区社会福祉協議会などと連携・分担して 取り組む必要があります。 そして,市民,事業者,市など多様な主体の参加と,協働による地域福祉を進め ていくために,地域福祉行動計画の策定に取り組みます。 6.市の役割 市の役割は,地域で暮らす人が触れ合える地域福祉活動を促進し,支え合える地 域社会を形成することできるよう,各種施策の展開に努めます。 また,市民が共に支え合っていくことの大切さの認識を深めるために,福祉に関 する意識の普及・啓発を推進します。特に,地域住民の自発的な取組に向けたワー クショップが展開されるよう,その立ち上げなどの働きかけや支援に努めます。 そして,地域福祉を推進する関係機関・団体などと連携・協力を図りつつ,これ まで主にサービスの受け手として捉えられてきた人々も自分らしく主体的に生き ることが実現できるような環境の整備に努めるとともに,ボランティアやNPO・ NPO法人の活動も含めた民間サービスの担い手が,自主的に地域福祉活動に取り 組んでいけるよう,必要な情報の提供や,活動の仕組みづくりの支援などに努めま す。 33 第Ⅱ編 各論 取組の体系 助縁 支え合い 共に生きる まちづくり 34 第1章 出会いの場 1.福祉に関する意識の醸成 現状と課題 <アンケート調査結果から> ● 福祉に関心のある人の割合は 83.4%以上 あなたは、「福祉」に関心を お持ちですか。 (単数回答) と高いのですが,平成 19 年調査と比較する と減少しています。 0% ● 年代別では 40 歳以下で「関心がない」が 4分の1あります。福祉のイメージは「介護」 「高齢者」といった高齢者福祉のイメージが H24 N=416 25% 50% 31.0 75% 52.4 100% 8.7 7.9 強いことも,要因の一つと考えられます。 ● 学校では,福祉協力校を指定し,市社協と 連携した福祉教育を行ったり,長期休業中の H19 N=694 ボランティア体験や地域交流などへの参加を 促します。 38.4 非常に 関心がある ● 生涯学習においては,地区社会福祉協議会 54.3 どちらかと いえば 関心がある 7.2 関心がない 不明 などと連携しながら福祉の視点を取り入れた学習活動を支援しています。 ● 福祉意識の啓発は福祉分野だけでなく,さまざまな分野が連携しながら,関係機関・団体,市 関係部局間などによる幅広い取組が必要です。 取組の方向 子どもから高齢者まで,だれもが「お互いさま」の精神で支え合える福祉の心が育まれるよう取 り組んでいきます。また,地域の課題を地域の住民が主体的に解決できるよう意識の啓発のための 学習機会の提供や,学習成果を地域社会の発展に活かせるよう環境の整備を促進します。その整備 にあたっては,教育分野,福祉分野のみならず,関係する各分野により連携を図ります。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 保育所,幼稚園,学校などにおける地域交流の促進 学校における福祉教育の推進 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 社会福祉協議会による社会福祉協力校の活動充実の促進 地域活動の中での地域福祉に関する研修会の開催や学習機会の促進 ○ ○ ○ ○ ○ 福祉教育に関する関係機関(教育機関,社会福祉協議会,ボランティアなど)の連携 ○ ○ 地域福祉や福祉教育に関する公民館活動の充実(地区社会福祉協議会,福祉担当 課,教育委員会,学校など,福祉分野と教育分野との企画段階からの連携) ○ ○ ○ くろがね塾(“幸”齢者大学)の充実 「ふれあい健康福祉まつり」,「コイ・こいフェスティバル・イン・おおたけ」など各種イベ ント・祭りにおける意識啓発活動の推進 35 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 2.垣根のない出会いの場づくり 現状と課題 ● 近所の人と助け合うような関係は 21.6%にとどまります。 <アンケート調査結果から> ふだん近所の方とどの程度の おつきあいをしていますか ● 市内にはふれあい・いきいきサロンや子 ほとんどつきあい はない 2.9% 育てサロンなどの自主的な地域の交流の場 無回答 1.2% 何か困ったときに 助け合うようなつ きあい 21.6% がありますが,この取組を広げ,市全域の 取組とする必要があります。 ● 地域の子どもの数が減少しており,核家 族化も進行していることから,子どもが地 あいさつをする程 度のつきあい 31.7% お互いに訪問 し合うような つきあい 10.1% 域の人とふれあう機会が少ない。 ● 子どもと高齢者といった世代を超えた交 流の重要性もますます高まっています。 ● 退職した団塊の世代が,地域社会に復帰 し,地域作りを担う必要があります。 立ち話をする程度 のつきあい 32.5% 取組の方向 公民館,集会所,学校などの地域資源を活用し,年齢や障害などに関係なく,地域住 民が気軽に集える場づくりや触れ合える機会づくりを促進します。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 公民館活動・地域行事などの活発化 ○ ○ 学校,老人クラブなど,地域資源を活用した交流の機会づくり ○ ○ ○ ○ 障害者(児)との交流の機会の促進 ○ ○ ○ 保育所の園庭などの開放 世代間交流の促進 ○ ○ ○ ○ ○ 公民館,コミュニティサロン,老人福祉センター,集会所などの利用促進 ○ ○ ○ ○ 各種行事・イベントの継続的な開催および参加の促進による新たな出会いと交流の 場の創出 ○ ○ ○ 声かけ,あいさつ運動など,身近なふれあい活動の促進 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 団塊の世代の自治会活動,生きがい活動への参加促進 ○ ○ 36 3.新たな地域福祉の担い手育成 現状と課題 <アンケート調査結果から> ● 50~60 歳代の壮年期は,高齢期に「ボラ 高齢期など生活に時間の余 裕が生まれたときをどのよう に過ごしたいと思いますか ンティア活動などをして社会に貢献したい」 と答える割合が2割強と,前後の年齢層の回 13.2 19.0 17.6 現役時代同様に働きたい 答よりも多く,社会貢献への意識の高さがう かがえます。 ● 今後の地域福祉活動を支える新たな担い手 として,定年退職者,高齢者への期待が高ま っています。これらのいわゆる「団塊の世代」 に対しては,勤労しているときから少しずつ 地域へ戻っていくことが重要です。また,そ の受け皿づくりが早急な課題となっています。 29.8 36.5 35.2 収入にはこだわらないが、 豊かな生活を創造したい 51.7 個人や家族で趣味や 余暇を楽しみたい 66.7 54.6 27.2 30.2 27.8 地域やサークルなどに 参加して趣味を楽しみたい 知識や教養を高めるために 勉強をしたい 14.4 11.1 16.7 ボランティア活動などをして 社会に貢献したい 12.3 22.2 11.1 ● 地域全体で子どもを育むための支援が必要 となっています。子育て世代の核家族化で孤 57.5 54.0 52.8 家族や友人との 関係を大切にしたい 立化することなく,相談支援できる場所や, 特に何もしないで のんびりと過ごしたい ちょっとした保育ニーズなどに対応できる地 その他 域作りが重要です。 13.9 12.7 14.8 3.4 1.6 4.6 1.9 わからない 無回答 取組の方向 0 全体 50~59歳 60~69歳 7.2 3.2 3.7 20 40 60 80 % 多様な市民のボランティア活動への参加を働きかけるため,団塊の世代,高齢者,青少年など, 対象者ごとに参加しやすいボランティア講座を開催するなど, 参加機会の創出を促進します。 また, 継続的な活動につながる支援を進めます。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 らんらんサポーター(ボランティア指導者)の養成 団塊の世代の地域活動への参加を促進する講演会・講座開催・情報提供・啓発活動 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 勤労者への働きかけの促進(商工会議所などとの連携) ○ ○ 特定保健指導と連携して,壮年期の健康づくりを通じた地域福祉活動の促進(ウォ ーキングをかねた地域の見守り活動など) 高齢者のボランティア活動への参加促進(介護予防の視点) ○ ○ 青少年のボランティア活動への参加促進 地域福祉に関するフォーラム,または地域出前講座などの開催 退職後の保育士や教師による子育て支援などの促進 37 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 第2章 支え合いの場 1.地区組織・団体活動の促進 現状と課題 <アンケート調査結果から> ● 地区の行事や活動などに参加・協力して 地区の行事や活動などに参 加・協力していますか いる人は,約3分の2を占めています。し 0% かし,年齢別にみると 40 歳以上の人が地 域活動の主な担い手であることが分かりま す。 ● 市内には 71 の自治会があり,各自治区 で特色のある活動が行われています。しか し,近年,自治会への加入者が減少してお り,新たな担い手作りが課題となっていま す。 ● 自治会のほかにも,地区民生委員児童委 20% 全体 N=400 21.5 40歳未満 4.1 N=49 40~64歳 N=160 65~74歳 N=106 40% 80% 45.8 28.6 16.8 26.5 17.5 18.4 21.9 52.8 32.9 100% 8.8 5.8 22.4 46.3 26.4 75歳以上 N=85 60% 8.1 4.4 11.3 4.7 45.9 8.2 9.4 員協議会,老人クラブなどさまざまな組織 が各地区の福祉分野で活躍しています。 取組の方向 よくしている あまりしていない 全くしていない 0% 20% ある程度している ほとんどしていない 無回答 40% 60% 80% 100% 8.8 自治会,民生委員・児童委員をはじめとして,さまざまな地域活動組織や団体の自主的な活動の 全体 N=400 21.5 45.8 16.8 5.8 活性化と連携の促進をすることで,市民が相互に支え合い,誰もが暮らしやすい地域コミュニティ づくりを推進します。 40歳未満 N=49 4.1 28.6 40~64歳 N=160 17.5 65~74歳 N=106 自治会活動の促進 75歳以上 N=85 26.4 32.9 民生委員・児童委員活動の促進 福祉委員活動の促進 老人クラブ活動の促進 26.5 46.3 22.4 18.4 8.1 4.4 21.9 市 民 地 団 事 社 体 業 ・ 52.8 家 域 等11.3者4.7 協 庭 ○ ○ 45.9 公 的 機 関 8.2 9.4 ○ ○ よくしている あまりしていない 全くしていない 地域福祉活動とシルバー人材センターの連携の充実 子ども会,PTA活動の促進 市内の各組織・団体・企業などが集まる「コミュニティづくり推進協議会」の充実 ある程度している ○ ○ ほとんどしていない 無回答 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 子ども民生委員,子ども福祉委員の養成 ○ ○ 団塊の世代の自治会・老人クラブなどへの参加促進 ○ ○ ○ ○ 38 2.ボランティア団体・NPO法人の育成・支援 現状と課題 ● ボランティア活動への参加については,約 <アンケート調査結果から> 6 割弱の人が参加したいという気持ちをもっ ボランティアへの参加意向 ています。そのうち, 「時間ができたら参加し 0% たい」 「体験の機会があったら参加したい」と いう人が多く,参加の機会づくりが求められ ます。また,平成 19 年調査と比較すると参 加の意向はやや減少しています。 ● 市内には約 500 人のボランティアセンタ H24 4.65.8 N=416 H19 7.2 7.8 N=694 ー登録者がいますが,総人口に占める割合は 約 1.6%にすぎません。 ● 福祉に関する NPO 法人は市内に3団体と, 5年間で2団体が取組を始めました。今後, さらなる情報提供・啓発が求められています。 25% 21.9 24.5 50% 14.2 75% 12.3 12.1 100% 27.6 15.7 19.6 8.7 5.0 5.6 7.5 ぜひ参加したい・続けて参加したい 友人などが一緒なら参加したい 時間ができたら参加したい 体験の機会があったら参加したい 興味のある内容なら参加したい 参加できない 参加したくない 無回答 取組の方向 社会福祉協議会を中心としてボランティア活動の活性化を図ります。 また,ボランティアや NPO に関するさまざまな情報提供や啓発を定期的に行い,広く市民の関心 と参加を促進します。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 社会福祉協議会・地区社会福祉協議会の充実・強化 ○ ○ ○ ボランティアセンターの周知と機能強化 ○ ○ ボランティア団体,NPO・NPO法人の活動支援 ○ ○ ○ NPO・NPO法人に関する情報提供・啓発・立ち上げ支援 ボランティアリーダーの育成 ○ ○ ○ ○ ボランティア活動や地域活動を発表・紹介できる場の充実 (ふれあい健康・福祉まつり,各種講座など) ○ ○ 団体同士が連携し合える「ボランティア連絡協議会」の充実 ○ ○ ○ ○ ○ ボランティア体験の場づくりや,誘いあいの促進 39 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 3.地域福祉活動のネットワーク化と拠点整備 現状と課題 ● 近所つきあいは,全体的には立ち話やあいさつ <アンケート調査結果から> 近所づきあいについて をする程度のつきあいが多いのですが,栗谷地区 0% 25% 50% 75% 100% 0% は近所付き合いが深いことが分かります。これは, この地区に居住年月が長い人が多いことも影響し ていると考えられ,古くからのつきあいが現在も 残っていることがうかがえます。 ● 一方で,栗谷地区をはじめとして,市の高齢化 率は高く,ひとり暮らしや夫婦二人暮らしの高齢 者世帯も多くあります。今後も増加していくこと が予測され,早急な対策が求められています。 ● 近所付き合いなど身近なところから発生した問 題を,的確かつ迅速に地域の関係機関へとつなげ るネットワーク体制も重要です。市内では社会福 祉協議会を中心として小地域ネットワーク活動が 全体 N=400 大竹・木野地区 N=120 22.0 14.2 10.8 玖波・松ヶ原地区 N=86 19.8 小方・川手・ 阿多田地区 N=108 17.6 栗谷地区 N=86 9.8 8.1 32.0 32.3 28.3 34.9 44.2 大竹中学校区 N=326 26.7 玖場中学校区 N=179 38.9 40.7 何か困ったときに 助け合うようなつきあい 立ち話をする 程度のつきあい ほとんどつきあいはない 全体 N=694 小方中学校区 N=115 37.0 16.3 25.6 栗谷中学校区 N=58 15.1 お互いに訪問し合う ようなつきあい あいさつをする 程度のつきあい 不明 何か困った 助け合うよ 立ち話をす 程度のつき ほとんどつき 展開されていますが,その立ち上げはまだ一部の 地区に限られています。 取組の方向 地域福祉活動を円滑に進めるために,社会福祉協議会と自治会,民生委員・児童委員など関係者 による小地域ネットワーク活動の取組を中心として,関係者などが重層的に支え合う仕組みづくり の整備を促進します。 また, 地域で気軽に集える場づくりと地域福祉活動の拠点となる施設の機能の充実を促進します。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 小地域ネットワーク活動の拡大 ふれあい・いきいきサロンの拡大 集いの場として,公民館,コミュニティサロン,集会所,総合福祉センター(サントピア 大竹)などの活用 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 地域福祉活動の中核施設として,総合福祉センター(サントピア大竹)の機能強化 子育てサロン,子育てに関するサークル活動の充実 地域包括支援センター,子育て支援センター,地域自立支援協議会など,支援を要 する人を対象とした中核的組織の機能強化 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 40 小地域ネットワークとの重層的な連携体制による支え合いのイメージ図 ◆小地域ネットワーク活動による支え合い 民生委員・児童委員 自治会役員 買い物 ゴミ出し 話し相手 福祉委員 老人クラブ役員 宛名書き 一品料理を 届ける ふれあい 会食会 高齢者,子育て 家庭,障害者など 草とり 支援を要する人 洗 濯 ボランティア 近隣住民 ◆小地域で解決できない問題は? ⇒ 市全体で支え合います! 連 携 連 市役所 自治会連合会 携 社会福祉協議会 地区社会福祉協議会 老人クラブ連合会 民生委員児童委員協議会 保育所・幼稚園・学校 青少年育成市民会議 医療機関 小地域 ネットワーク 保健所 ボランティア団体 NPO・NPO 法人 消防署 福祉サービス提供事業所 警察署 福祉関係施設 ハローワーク 各種相談機関 商工会議所 シルバー人材センター 41 4.支援を要する人への対応の推進 現状と課題 ● 地域課題に対する解決意識は, 「自分たちの <アンケート調査結果から> 住民の生活に関わる問題や課題があったときにどうするか 生活に関わることだから,住民同士で協力し て解決したい」や「地域の慣習・しきたり・ 生活習慣などに基づいて解決したい」という 地域内で解決していく姿勢が,あわせて 48.3%と約半数を占めています。 ● 近年,虐待,ドメスティックバイオレンス (DV) ,ひきこもりなど,サービス利用に結 びつきにくい問題も多く,まずは隣近所や民 生委員・児童委員,学校,職場など身近な人々 地域の慣習・しきたり・ 生活習慣等に基づいて 解決したい 19.5 地域のことに熱心な人たち がいるので、その人たちに 任せておきたい 10.3 行政に解決してもらえるよ うに、要求していきたい 32.2 自分たちの生活に関わるこ とだから、住民同士で協力 して解決したい が気づき,必要に応じて関係機関へ連絡する その他 30.0 2.9 など,適切な対応を図る必要があります。 無回答 5.0 0 10 (SA) N=416 20 30 40 % 取組の方向 虐待,ドメスティックバイオレンス(DV),ひきこもりなど,サービス利用に結びつきにくい問 題に対しても,対象者の権利擁護や自立支援の観点からその対応について検討を行い,発見・見守 り・相談・関係機関相互の連携など必要な体制の整備を推進します。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 高齢者,児童,障害者,配偶者などに対するあらゆる虐待・暴力を防止する対策の推進 各種相談体制の充実 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 生活保護世帯や低所得の世帯,ひとり親の家庭に対する経済的支援 ○ ○ ひきこもりなど社会的に孤立した人やその家族に対する啓発活動 ○ ○ ○ ○ 関係機関などとの連携により,潜在的に支援を要する人の把握 ○ ○ ○ ○ 高齢者のみの世帯の見守り・訪問活動 ○ ○ ○ ○ ○ 児童・生徒の通学時の見守り・声かけ運動の促進 ○ ○ ○ ○ ○ 42 第3章 共に生きる場 1.権利擁護の充実 <アンケート調査結果から> ● 障害者に対する差別や偏見を感じる人は 障害者への差別や偏見があるか 2割強で,平成 19 年調査よりは減少しま 無回答 6.0% したが,まったくない,という人も減少し ています。 ● 障害者に限らず,高齢者,子ども,男女, ある 6.0% まったくない 16.3% ときどきある 16.3% 同和問題などさまざまな差別や偏見を解消 するために啓発を継続していく必要があり ます。 ● 近年の法改正により,障害者の権利の尊 重は障害者への取組の最重要課題となって (SA) N=416 います。障害者を当たり前に受け入れる地 域社会づくりが求められています。 ほとんどない 55.4% 取組の方向 認知症高齢者,知的障害者,精神障害者など,判断能力が十分でないために福祉サービスの利用 や日常的な金銭管理などが一人では困難な人に対する支援を促進します。 また,市民一人ひとりが人権尊重の意識を高め,さまざまな人権問題を自らの問題として正しく 理解するとともに,日常生活において,人権への配慮が自然に態度や行動に現れてくるような人権 教育,人権啓発に関する活動などを推進します。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 福祉サービス利用援助事業「かけはし」の普及促進 ○ ○ 成年後見制度の普及促進 ○ ○ ○ 学校教育と社会教育とが連携した人権教育の推進 ○ ○ 学校におけるインクルーシブ教育の推進と地域の理解の促進 市民の理解と共感を得る人権啓発に関する活動の推進 人権に関する各種相談の推進 個人情報保護に関する啓発活動の推進 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※成年後見制度 知的障害や精神障害など判断能力が不十分とされる人を対象に,契約を結ぶときの支援や,財産の管理など,権利の 保護を行う制度。後見の種類には,家庭裁判所によって選ばれた成年後見人などが支援を行い,本人の状況によって後 見・補佐・補助の3 つにわかれる「法定後見」と,将来,支援が必要になるときに備え,あらかじめ自ら後見人を選ん でおくことができる「任意後見」がある。 ※インクルーシブ教育 障害の有無にかかわらず,誰もが地域の学校で分け隔てなく学べる教育。一人ひとりの特性に応じたきめ細かな教育によ り,障害児の能力を可能な限り伸ばすとともに,障害のない子どもも障害を理解したり多様性を尊重したりする教育を通して、 将来の共生社会の基礎をつくるもの。制度や人員配置等の環境整備により,可能な限り障害のある児童・生徒が,地域の児 童・生徒と共に教育を受けられるよう,合理的配慮が求められる。 43 2.サービス提供体制の充実 現状と課題 ● 介護福祉サービスに対する抵抗感があ る人は 25%程度いますが,平成 19 年 <アンケート調査結果から> 抵抗なくサービスを 利用することができるか 調査より減少しています。また,その大 無回答 3.1% わからない 15.1% 半は,抵抗はあっても利用すると答えて います。福祉サービスの利用はこの5年 抵抗があり 利用しない 2.4% 間で大きく進んでいることがうかがえま す。 ● サービスを必要とする人やその家族が, 欲しいサービスを選択できる利用者本位 抵抗なく 利用できる 56.3% 抵抗は あるが 利用する 23.1% のサービス提供体制の整備や適切なケア マネジメントが求められています。また, (SA) N=416 保健・医療・福祉が連携した総合的なサ ービス提供が必要です。 行政等のお世話になることに 気兼ねがあって利用しにくい 23.6 家族や親戚への 気兼ねがあって利用しにくい 取組の方向 15.1 隣近所への 気兼ねがあって利用しにくい 10.4 経済的な負担が サービスを希望する人に対して,保健,福祉の各窓口が需要を的確に捉え,それに対応したサー 40.6 心配で利用しにくい ビスを提供できるよう,事業者や関係機関・団体が連携しながら,保健・医療・福祉の総合的なサ ービス提供体制の充実を促進します。 7.5 その他 (SA) N=106 無回答 2.8 0 10 20 30 市40 50% 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 高齢者や障害者の福祉サービスにおけるケアマネジメント,相談支援の充実 ○ ○ ○ 利用者本位のサービス提供体制の充実(地域包括支援センター,子育て支援センタ ー,地域自立支援協議会など) ○ ○ ○ 保健・医療・福祉が連携した総合的なサービスの提供 ○ ○ ○ 保健・福祉に従事する人材の育成(研修,交流会など) 介護サービス提供事業者など,民間事業者に対するチェック・評価機能の充実 ○ ○ ○ ○ ○ ※ケアマネジメント 福祉サービスを利用するに当たって,一人ひとりの課題を分析することによりニーズを明確化し,地域にある様々なサ ービス,社会資源を活用した適切なサービス計画を策定するとともに,サービスの実施から継続的な見守り,必要に応じ たサービス計画の見直しなどの一連の支援を行うこと。 44 3.情報提供・相談対応の充実 現状と課題 <アンケート調査結果から> ● 困ったときの相談相手は家族や知人・友人,親戚と 困ったときの相談先について いった身近な人が多くなっています。本人だけでは 84.6 家族 なく,周りの支援者への情報提供の重要性が高まっ ています。 ● 情報提供については, 「点字・声の広報」として市 広報などの点字版・音訳テープ版を関係団体との協 25.7 隣近所の人 知人・友人 働により提供するほか,市ホームページの文字の拡 民生委員・ 児童委員 大版を作成するなどしており,分かりやすい情報提 福祉委員 供に努めています。 39.9 親戚 38.2 11.3 2.2 障害者相談員 1.0 12.0 市役所職員 1.2 その他 相談できる 人がいない 3.6 無回答 5.3 0 (MA) N=416 20 40 60 80 100 % 取組の方向 必要なときに,いつでも,だれでも必要な保健・福祉サービスをはじめとする生活に関わる情報 を入手できるよう,さまざまな媒体を活用した情報提供を充実させます。 また,関係機関との連携を深めながら,相談対応の充実を図ります。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 読み手に配慮したユニバーサルデザインの視点で,市広報,市ホームページなど多 様な媒体による情報提供の充実 ○ ○ ○ ○ ○ 点字版・音訳テープ版など,障害に配慮した情報提供の工夫 民生委員・児童委員による相談活動の充実 ○ ○ ○ 市窓口,社会福祉協議会,地域包括支援センター,子育て支援センター,障害者相 談支援事業所など相談拠点の充実 広報の充実 支援者や地域などの,周りで支える人への情報提供の推進 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ※ユニバーサルデザイン あらゆる体格.年齢,障害の度合いや国籍にかかわらず,すべての人が利用可能なように,製品・建築・環境をできる限り 対応させようとするデザインの考え方。誰もが公平に利用できるよう,美しいデザインや低価格による提供も求められる。 45 4.自立した生活を支援する環境づくり 現状と課題 ● 災害について知ったり,助けを呼ぶとき <アンケート調査結果から> 災害について知ったり、助けを呼ぶときに何が必要なこと に必要と思うこととして, 「日頃からのあい さつ,声かけやつきあい」が最も高く,日 日ごろからのあいさつ、 声かけや付き合い 常から地域のことを知って,防災体制をつ 地域の要援護者の把握 くっておくことが求めあられています。 ● いざというときに最も迅速に対応できる のは近所の人々であり,行政や消防団だけ でなく, 地域の人々との連携が不可欠です。 そのため,日ごろから緊急時の避難体制を 45.0 要援護者に対する 情報伝達体制の構築 地域における 援助体制の構築 26.2 47.6 災害ボランティアの育成 20.7 日ごろの避難訓練 整えておく必要があります。 36.5 その他 1.2 ● 地域の自主防災組織については,ほとん 無回答 どの地域でできていますが,地区によって は知らない人が多く,防災意識への地域差 が現れています。 73.8 3.8 0 20 (MA) N=416 40 60 80 % 地域の自主防災組織があるか ● 高齢者や子ども,障害者も地域で安心し て暮らし,自由に外に出て,それぞれの能 力を活かしながら地域活動,学習,スポー ツ・レクリエーションなどさまざまな活動 に参加できるような環境の整備が求められ ています。 0% 大竹・ 木野地区 玖波・ 松ヶ原地区 20% 18.3 23.3 小方・川手・ 阿多田地区 32.4 栗谷地区 32.6 はい 40% 19.2 60% 80% 100% 57.5 23.3 48.8 22.2 25.6 いいえ 38.9 31.4 わからない 不明 46 取組の方向 ノーマライゼーションやユニバーサルデザインの理念に基づき,年齢,障害などに関係なく,市 民のだれもが利用しやすい公共施設や公共交通機関,道路などの整備を促進し,福祉のまちづくり を推進します。 また,安全なまちづくりを推進するため,交通安全,防災,防犯など地域ぐるみの活動を促進し ます。 市 公 民 地 団 事 社 的 体 業 ・ 家 域 等 者 協 機 関 庭 「高齢者,障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)」や 「広島県福祉のまちづくり条例」などの関係法令を踏まえ,当事者の声を反映させ た,関係部局間の連携による公共施設や公共交通機関,道路などの整備および整 備促進 ○ 多目的トイレ(オストメイト対応トイレ),スロープなどの整備 ○ 高齢者や障害者に対する外出支援の充実 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 交通安全対策の推進 ○ ○ 防災・防犯対策の推進 ○ ○ ○ ○ ○ 自治会,地区防災組織など地域住民と市との連携による,支援を要する人の情報の 把握・共有の方法,連絡体制の検討など,緊急時における支援体制づくりの促進 ○ ○ ○ ○ 防災訓練への要支援者も含めた市民の参加促進 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 災害時要援護者台帳の活用と,加入促進 ○ ○ ○ ○ ○ 災害時要援護者支援プランの検討,高齢者見守りネットワーク事業(緊急通報シス テムの設置)などの促進 ○ ○ ○ ○ ○ 高齢者,子育て家庭,障害者に安心・安全な住まいの確保 ○ ハローワーク,シルバー人材センターなどによる就労の促進 ○ ※ノーマライゼーション 障害者や高齢者などの社会的に不利を負う人であっても,区別されることなく共にに暮らせる社会が普通(ノーマル) であるとする考え方。または,それらを実現しようとするための取組。 47 第4章 重点的に取り組む課題 1.団塊の世代が地域に参加するまちづくり 目的 現状と課題 取組案 〇生きがいづくりとして地域活動を勧める ○郷土の伝統・文化を伝えていく ○経験や知識を地域で生かしてもらう ○老人クラブの会員を増やす ○ボランティアの担い手としての大きな期待 ○退職者の地域とのつながりを取り戻す(仲間づくり) ◆今後の5年間で,一気に高齢化が進む ◆地域の一員である自覚が少ない人が多い ◆男性が地域に参加するための仕掛けづくりが必要 ◆会社勤めから地域生活にかわってなじめない人がいる ◆人生経験が豊富で,元気のある人が多い ★自治会等への参加促進 …役員候補として地域活動を知って,参加してもらう …積極的に周りから呼びかけていく ★目的を絞ったボランティア組織等の創設 …自分のできること,役に立つことから少しずつ地域のボラン ティアを始めてもらう ★ひとり暮らしなどになっても生きる力を養う ★地域組織に「おやじ部」を創設する ★生きがいと仲間づくりに重点を置いた取組を始める ★いろいろなサークルにボランティアの情報提供をする ★子ども会やPTA活動が終わった世代のつながりを引き続き保 つ努力をする。 48 2.地域で子どもを育むまちづくり 目的 現状と課題 取組案 〇地域の子どもをみんなで育む ○子どもが地域のことを知り,好きになってもらう ◆地域の子どもが減っている ◆核家族が増えて,子どもの世話をする祖父,祖母との同居が減 っている ◆子どもたちが地域の人とふれあう機会が減少 ◆子ども会と地域のつながりが継続していない ★声かけ,あいさつ運動を地域みんなで勧める ★子どもたちによる家庭訪問活動 ★三世代の異世代交流の場をもつ ★地域の文化や伝統を親世代,子世代ともに伝えていく ★小・中学校の行事や発表会等に,地域の人が参加する ★子育て世代の親への相談場所をつくる ★親子が参加し,楽しめる地域の行事を行っていく …餅つき,納涼会,運動会,グラウンドゴルフなど ★退職後における託児ボランティアの実践 ★年齢の枠にとらわれず現役世代も参加できるボランティア体制 の構築(例えば就活中の人なども含めて) 3.防災力のあるまちづくり 目的 現状と課題 取組案 49 〇日頃から顔の見える地域の関係をつくる ○要援護者の手助けを行える仕組みをつくる ○地域防災の意識を高め,行動できるようにする ◆地域の防災ネットワークに温度差がある ◆高齢化の進行と,ひとり暮らし高齢者などが増加する ◆避難訓練の経験がない人が多い ◆要援護者がどんな支援が必要なのかわからない ★避難訓練に地域のみんなが参加する …災害時に援護の必要な人の参加をうながす,毎年参加する 住民が参加しやすいよう役割を決めて協力依頼する ★地域ハザードマップの作成 …避難経路や避難場所などの地域ごとのマップを,各地域でつ くっていく ★地域での避難と支援のマニュアル(ルール)づくり ★小・中学校と地域が連携して防災訓練を実施する ★災害時要援護者避難支援制度における「支援者」の拡大を図る とともに,行き過ぎた個人情報の保護にとらわれず情報共有を しっかり行う 4.認知症高齢者を支えるまちづくり 目的 現状と課題 取組案 〇家族が安心して勤務・生活を続けられる 〇近所の人も認知症の人を理解し,徘徊などに正しく対応できれ ば,安心して生活できる ◆認知症の人をもつ家族が地域から孤立していく ◆家族が気軽に相談できる場がない ◆近所の人々に認知症の人への理解が乏しい ◆買い物や施設利用時に,物忘れなどで問題が起こる場合がある ので,理解と協力が必要 ★気軽に相談できる場をつくる …家族の立場にたった相談場所をつくるため,家族会と連携の とれる相談場所の設置 ★認知症について理解して,協力する人を増やす …認知症サポーター(キャラバンメイト)を増やすため,地域 での研修会の実施など ★認知症のある高齢者の情報を共有する仕組みづくり …偏見をなくし,地域全体で認知症や認知症のある人を受容す る心を養い,地域の商店や警察,消防などとも情報共有できる 仕組みをつくる ★近隣市町との連携を図る 50 第Ⅲ編 地域福祉の推進に向けて 第1章 計画の推進 1.計画の普及・啓発 本計画の推進にあたっては,広く市民に対して計画の理解と参加・協力を得るこ とが必要といえます。そのため,計画書の概要版の作成・配布や,市広報・市ホー ムページなどにより計画を周知していきます。また,関係機関・団体との各種連絡 会議などの機会を通して,計画の普及・啓発に努めます。 2.地域福祉活動の発表・紹介の場づくり 社会福祉協議会や市の行事・イベントや地域の祭りなどの場を活用し,日ごろの 地域住民による地域福祉活動の発表の場づくりを促進します。また,社会福祉協議 会だよりや,市広報・市ホームページ,その他さまざまな情報提供の機会を利用し て,地域福祉活動の紹介に努めます。 51 資料編 ●大竹地域福祉計画策定委員会名簿 No. 役職 氏 名 副会長 佐川 広 会長 田中弘明 施設長 田原幸宣 大竹市民生委員児童委員協議会 会長 佐伯二三男 5 大竹市ボランティア連絡協議会 会長 市原慶子 6 大竹市地域包括支援センター センター長 西尾 弘 7 大竹市自治会連合会 会長 竹本善亮 大竹市老人クラブ連合会 会長 田村吉良 9 大竹市青少年育成市民会議 会長 檜垣三郎 10 大竹商工会議所 事務局長 原田義昭 大竹市シルバー人材センター 事務局長 松本光弘 12 連合広島大竹・廿日市地域協議会 事務局長 櫟原研介 13 大竹市PTA連合会 会長 森田文男 大竹市小学校校長会 会長 梶原伸之 大竹市中学校校長会 会長 大石 泰 1 区分 医療関係 団体名など 大竹市医師会 2 (社福)大竹市社会福祉協議会 3 (社福)広島友愛福祉会 ゆうあいホー ム 4 8 11 14 福祉関係 市民コミュ ニティ関係 就労関係 教育関係 15 16 公募委員 17 18 長谷川源太郎 〃 行 政 松中由佳里 大竹市市民生活部 部長 塩田小百合 52 ●大竹市地域福祉計画策定のための市民アンケート調査結果 問1 № 1 2 あなたの性別はどちらですか。 (SA) カテゴリ 男 女 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 182 221 13 416 (全体)% 43.8 53.1 3.1 100.0 問2 № 1 2 3 4 5 6 7 8 9 あなたの年齢は満何歳ですか。 (数量) カテゴリ 10~19 歳 20~29 歳 30~39 歳 40~49 歳 50~59 歳 60~69 歳 70~79 歳 80~89 歳 90 歳以上 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 7 21 21 43 63 108 95 41 1 16 416 (全体)% 1.7 5.0 5.0 10.3 15.1 26.0 22.8 9.9 0.2 3.8 100.0 問3 № 1 2 3 4 あなたが住んでいる地区は次のどれですか。 (SA) カテゴリ 大竹・木野地区 玖波・松ヶ原地区 小方・川手・阿多田地区 栗谷地区 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 120 86 108 86 16 416 (全体)% 28.8 20.7 26.0 20.7 3.8 100.0 問4 № 1 2 3 4 5 あなたの世帯は次のどれですか。 (SA) カテゴリ ひとり暮らし世帯 夫婦のみ世帯 親と子の2世代世帯 親と子と孫の3世代世帯 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 50 143 139 59 12 13 416 (全体)% 12.0 34.4 33.4 14.2 2.9 3.1 100.0 53 問5 № 1 2 3 4 5 あなたは現住所地に住んで何年になりますか。 (SA) カテゴリ 50 年以上住んでいる 20~49 年住んでいる 10~19 年住んでいる 5~9年住んでいる 住みはじめて5年に満たない 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 81 199 57 38 27 14 416 (全体)% 19.5 47.8 13.7 9.1 6.5 3.4 100.0 問6 № 1 2 3 4 5 6 7 あなたのお住まいの形態は次のどれですか。 (SA) カテゴリ 持ち家(一戸建て) 持ち家(マンションなどの集合住宅) 民間の賃貸住宅(一戸建て) 民間の賃貸住宅(アパート・マンションなどの集合住宅) 公営住宅 社宅(アパートの借り上げ住宅も含む)・公務員住宅 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 346 3 9 17 12 9 7 13 416 (全体)% 83.2 0.7 2.2 4.1 2.9 2.2 1.7 3.1 100.0 問7 № 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 あなたの職業は次のどれですか。 (SA) カテゴリ 農林業 水産業 自営業 会社員 専門職 公務員 パート,アルバイト 学生 主に家事に従事 無職 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 14 1 23 74 5 9 44 11 64 147 12 12 416 (全体)% 3.4 0.2 5.5 17.8 1.2 2.2 10.6 2.6 15.4 35.3 2.9 2.9 100.0 問8 № 1 2 3 あなたは,「福祉」に関心をお持ちですか。 (SA) カテゴリ 非常に関心がある どちらかといえば関心がある 関心がない 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 129 218 36 33 416 (全体)% 31.0 52.4 8.7 7.9 100.0 54 問9 № 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 あなたは「福祉」という言葉から,どのようなことを思い浮かべますか。 (MA) カテゴリ 件数 安心 177 やさしさ 113 しあわせ 50 暗い 6 ゆとり 28 ほどこし 17 助け合い 208 差別・偏見 7 不自由 14 健康 85 不安 39 きずな 54 権利 20 生活 99 制度 78 お金・措置 43 弱者 58 高齢者 237 障害 149 不必要なもの 0 必要なもの 121 ヘルパー 127 施設 169 募金 15 介護 243 バリアフリー 73 ボランティア 95 ノーマライゼーション 16 ユニバーサルデザイン 18 その他 1 無回答 14 サンプル数(%ベース) 416 (全体)% 42.5 27.2 12 1.4 6.7 4.1 50.0 1.7 3.4 20.4 9.4 13.0 4.8 23.8 18.8 10.3 13.9 57.0 35.8 0.0 29.1 30.5 40.6 3.6 58.4 17.5 22.8 3.8 4.3 0.2 3.4 100.0 問 10 あなたは,保健・福祉に関する情報をどの程度入手できていますか。 (SA) № カテゴリ 件数 1 かなり入ってくる 35 2 多少は入ってくる 151 3 あまり入ってこない 116 4 ほとんど入ってこない 60 5 わからない 37 6 その他 1 無回答 16 サンプル数(%ベース) 416 (全体)% 8.4 36.3 27.9 14.4 8.9 0.2 3.8 100.0 55 問 11 あなたは,保健・福祉に関する情報を主にどこから(どのようにして)入手していますか。(MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 市役所の窓口や広報 160 38.5 2 社会福祉協議会の窓口や広報 89 21.4 3 保健師 3 0.7 4 医療機関の医師・看護師 45 10.8 5 民生委員・児童委員 28 6.7 6 福祉委員 15 3.6 7 障害者相談員 1 0.2 8 ボランティア 6 1.4 9 ケアマネジャー 23 5.5 10 近所・知り合い 77 18.5 11 自治会の回覧板 137 32.9 12 新聞・雑誌・テレビ・ラジオ 206 49.5 13 インターネット(パソコン) 42 10.1 14 インターネット(携帯電話) 6 1.4 15 保育所・幼稚園・学校 7 1.7 16 地域包括支援センター 16 3.8 17 介護保険サービス事業所 15 3.6 18 障害者地域自立支援協議会 3 0.7 19 障害福祉サービス事業所 8 1.9 20 その他 12 2.9 21 どこから得たらよいのかわからない 40 9.6 22 情報を得る必要がない 8 1.9 無回答 17 4.1 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 12 あなたは,これからも現在住んでいるところに住み続けたいと思いますか (SA) № カテゴリ 件数 1 住み続けたい 285 2 住み続けたくない 30 3 どちらともいえない 89 無回答 12 サンプル数(%ベース) 416 (全体)% 68.5 7.2 21.4 2.9 100.0 問 12-1 問 12 の質問で「1.住み続けたい」と答えた方だけがお答えください。 (MA) № カテゴリ 件数 1 自分の土地や家があるから 235 2 家族や親戚がいるから 110 3 親しい仲間・友人・ご近所がいるから 104 4 買い物や交通の便が良いから 59 5 仕事の都合があるから 31 6 長年住み慣れた地域だから 148 7 気候・風土・自然等が気に入っているから 58 8 地域のしきたり・慣習・文化等になじんでいるから 25 9 福祉・医療等のサービスが整っているから 9 10 その他 5 無回答 0 (全体)% 82.5 38.6 36.5 20.7 10.9 51.9 20.4 8.8 3.2 1.8 0.0 56 サンプル数(%ベース) 285 100.0 問 12-2 問 12 の質問で「2.住み続けたくない」と答えた方だけがお答えください。 (MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 自分の土地や家がないから 2 6.7 2 家族や親戚が地域にいないから 4 13.3 3 特に親しい仲間・友人・ご近所がいないから 6 20.0 4 買い物や交通の便が良くないから 17 56.7 5 仕事の都合があるから 4 13.3 6 住み慣れない土地だから 2 6.7 7 気候・風土・自然等が気に入らないから 4 13.3 8 地域のしきたり・慣習・文化等になじめないから 6 20.0 9 福祉・医療等のサービスが整っていないから 13 43.3 10 その他 6 20.0 無回答 2 6.7 サンプル数(%ベース) 30 100.0 問 13 あなたは地域で生活するうえで,困ったときにだれに一番に相談しますか。 (MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 家族 352 84.6 2 親戚 166 39.9 3 隣近所の人 107 25.7 4 知人・友人 159 38.2 5 民生委員・児童委員 47 11.3 6 福祉委員 9 2.2 7 障害者相談員 4 1.0 8 市役所職員 50 12 9 その他 5 1.2 10 相談できる人がいない 15 3.6 無回答 22 5.3 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 14(1)あなたの身近な地域は,まとまりがある方だと思いますか。 (SA) № カテゴリ 1 大変そう思う 2 そう思う 3 あまりそう思わない 4 そう思わない 5 わからない 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 43 176 101 24 63 9 416 問 14(2)あなたの身近な地域の住民は,お互いに助け合っていると思いますか。 (SA) № カテゴリ 件数 1 大変そう思う 34 2 そう思う 176 3 あまりそう思わない 106 4 そう思わない 22 5 わからない 70 無回答 8 57 (全体)% 10.3 42.3 24.3 5.8 15.1 2.2 100.0 (全体)% 8.2 42.3 25.5 5.3 16.8 1.9 サンプル数(%ベース) 416 問 14(3)あなたは地区の行事や活動などに参加・協力していますか。 (SA) № カテゴリ 件数 1 よくしている 89 2 ある程度している 186 3 あまりしていない 71 4 ほとんどしていない 39 5 全くしていない 25 無回答 6 サンプル数(%ベース) 416 問 15 あなたは,ふだん近所の方とどの程度のおつきあいをされていますか。 (SA) № カテゴリ 件数 1 何か困ったときに助け合うようなつきあい 90 2 お互いに訪問し合うようなつきあい 42 3 立ち話をする程度のつきあい 135 4 あいさつをする程度のつきあい 132 5 ほとんどつきあいはない 12 無回答 5 サンプル数(%ベース) 416 100.0 (全体)% 21.4 44.7 17.1 9.4 6.0 1.4 100.0 (全体)% 21.6 10.1 32.5 31.7 2.9 1.2 100.0 問 16 あなたの住んでいる地域にはどのような問題や課題があると感じていますか。 (MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 地域でのつきあいや連帯が十分でないので問題を感じる 33 7.9 2 地域でのつきあいや連帯が強すぎて(わずらわしくて)問題を感じる 8 1.9 3 異世代との交流が少ない 76 18.3 4 障害者・高齢者が暮らしやすい環境づくり 98 23.6 5 地域文化の伝承 13 3.1 6 道路の整備 88 21.2 7 交通が不便 136 32.7 8 住宅の整備 14 3.4 9 雇用 45 10.8 10 ゴミの減量化 14 3.4 11 高齢者の介護 59 14.2 12 ひとり暮らしの高齢者の生活支援 92 22.1 13 高齢者の社会参加や生きがい 48 11.5 14 子どもの遊び場 41 9.9 15 子どもの数が少ない 164 39.4 16 家庭での子どものしつけや教育 18 4.3 17 学校教育 32 7.7 18 母子家庭や父子家庭の子育て 5 1.2 19 共働き家庭の子どもの生活 11 2.6 20 健康づくりについての人々の意識や知識 24 5.8 21 乳幼児期の子育て 6 1.4 22 子どもや高齢者などへの虐待 3 0.7 23 医療 81 19.5 24 その他 27 6.5 無回答 33 7.9 サンプル数(%ベース) 416 100.0 58 問 17 あなたが住んでいる地域で,もし住民の生活に関わる問題や課題が生じたら,あなたはどの ようにしますか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 地域の慣習・しきたり・生活習慣等に基づいて解決したい 81 19.5 2 地域のことに熱心な人たちがいるので,その人たちに任せておきたい 43 10.3 3 行政に解決してもらえるように,要求していきたい 134 32.2 4 自分たちの生活に関わることだから,住民同士で協力して解決したい 125 30.0 5 その他 12 2.9 無回答 21 5.0 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 18 あなたが日常の暮らしの中で「地域で手助けをしてほしい」と思うことがありますか。 (MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 話し相手になったり,相談ごとの相手になってほしい 33 7.9 2 買い物や近くまでの外出などに付き添ったり,手伝ってほしい 8 1.9 3 買い物や病院への通院などの移動の手助けをしてほしい 30 7.2 買い物や簡単な用事(手紙の投函,荷物の受け取りなど)を代わり 4 4 1.0 にしてほしい 5 子どもを預かったり,外遊びの見守りなどをしてほしい 21 5.0 ひとり暮らしや日中に家の人が留守になる高齢者の見守りなどを 6 45 10.8 してほしい 7 食事づくりや掃除,洗濯などを手伝ってほしい 6 1.4 8 ゴミ出しなどを手伝ってほしい 6 1.4 9 電球の取り替えや家具の移動,庭の草刈りなどを手伝ってほしい 21 5.0 10 病気などの緊急時に看病や医者を呼ぶなどの手助けをしてほしい 59 14.2 11 手助けしてほしいと思うことはない 158 38 12 その他 37 8.9 無回答 70 16.8 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 19 高齢者の支援 (SA) № カテゴリ 1 家族・親族 2 隣近所 3 自治会 4 地域 5 大竹市 6 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 59 件数 97 36 24 62 167 4 26 416 (全体)% 23.3 8.7 5.8 14.9 40.1 1.0 6.3 100.0 問 19 障害者の支援 (SA) № カテゴリ 1 家族・親族 2 隣近所 3 自治会 4 地域 5 大竹市 6 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 32 19 5 37 264 9 50 416 (全体)% 7.7 4.6 1.2 8.9 63.5 2.2 12.0 100.0 問 19 子育て支援 (SA) № カテゴリ 1 家族・親族 2 隣近所 3 自治会 4 地域 5 大竹市 6 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 47 30 7 80 183 8 61 416 (全体)% 11.3 7.2 1.7 19.2 44.0 1.9 14.7 100.0 問 19 健康づくり・病気の予防 (SA) № カテゴリ 1 家族・親族 2 隣近所 3 自治会 4 地域 5 大竹市 6 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 63 7 18 60 205 8 55 416 (全体)% 15.1 1.7 4.3 14.4 49.3 1.9 13.2 100.0 問 19 防犯・防災 (SA) № カテゴリ 1 家族・親族 2 隣近所 3 自治会 4 地域 5 大竹市 6 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 4 42 81 108 132 4 45 416 (全体)% 1.0 10.1 19.5 26.0 31.7 1.0 10.8 100.0 60 問 19 文化活動・生涯学習 (SA) № カテゴリ 1 家族・親族 2 隣近所 3 自治会 4 地域 5 大竹市 6 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 6 5 36 92 216 5 56 416 (全体)% 1.4 1.2 8.7 22.1 51.9 1.2 13.5 100.0 問 19 環境づくり (SA) № カテゴリ 1 家族・親族 2 隣近所 3 自治会 4 地域 5 大竹市 6 その他 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 1 12 58 91 201 3 50 416 (全体)% 0.2 2.9 13.9 21.9 48.3 0.7 12 100.0 問 20 地域の中で,障害のある方に対する差別や偏見があると思いますか。 (SA) № カテゴリ 件数 1 ある 25 2 ときどきある 68 3 ほとんどない 230 4 まったくない 68 無回答 25 サンプル数(%ベース) 416 (全体)% 6.0 16.3 55.3 16.3 6.0 100.0 問 20-1 問 20 の質問で「1.ある」か「2.ときどきある」を答えた方だけがお答えください。あなたは具 体的にどのような場面で,障害のある方に対する差別や偏見があると思いますか。 (MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 仕事や収入 32 34.4 2 教育の場 16 17.2 3 隣近所づきあい 24 25.8 4 冠婚葬祭 3 3.2 5 スポーツ・趣味の活動 1 1.1 6 地区の行事・集まり 11 11.8 7 街角での人の視線 44 47.3 8 店などでの応対・態度 9 9.7 9 交通機関の利用 18 19.4 10 その他 2 2.2 無回答 2 2.2 サンプル数(%ベース) 93 100.0 61 問 21 あなたは,日常生活の中で障害のある方と一緒に過ごす機会がありますか(障害のある方 は,障害のない方と過ごす機会)。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 よくある 46 11.1 2 たまにある 93 22.4 3 ない 253 60.8 無回答 24 5.8 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 22 あなた自身,またはあなたの家族が介護福祉サービスを必要としたとき,あなたは抵抗なく サービスを利用することができますか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 抵抗なく利用できる 234 56.3 2 抵抗はあるが利用する 96 23.1 3 抵抗があり利用しない 10 2.4 4 わからない 63 15.1 無回答 13 3.1 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 22-1 問 22 の質問で「2.抵抗はあるが利用する」「3.抵抗があり利用しない」と答えた方だけがお 答えください。介護福祉サービスを利用する際にどのような抵抗を感じますか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 行政等のお世話になることに気兼ねがあって利用しにくい 25 23.6 2 家族や親戚への気兼ねがあって利用しにくい 16 15.1 3 隣近所への気兼ねがあって利用しにくい 11 10.4 4 経済的な負担が心配で利用しにくい 43 40.6 5 その他 8 7.5 無回答 3 2.8 サンプル数(%ベース) 106 100.0 問 23 ①災害時の避難場所について知っていますか (SA) № カテゴリ 1 はい 2 いいえ 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 305 91 20 416 (全体)% 73.3 21.9 4.8 100.0 問 23 ②日ごろから地域の防災訓練に参加していますか (SA) № カテゴリ 1 はい 2 いいえ 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 59 311 46 416 (全体)% 14.2 74.8 11.1 100.0 62 問 23 ③地域の自主防災組織(自治会などを母体に,地域の住民が防災活動をする組織)が必要 だと思いますか (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 はい 296 71.2 2 いいえ 24 5.8 3 わからない 70 16.8 無回答 26 6.3 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 23 ④地域の自主防災組織がありますか (SA) № カテゴリ 1 はい 2 いいえ 3 わからない 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 107 89 190 30 416 (全体)% 25.7 21.4 45.7 7.2 100.0 問 23 ⑤災害などの緊急時に,避難所への誘導などの手助けが必要ですか (SA) № カテゴリ 件数 1 はい 144 2 いいえ 216 3 わからない 28 無回答 28 サンプル数(%ベース) 416 (全体)% 34.6 51.9 6.7 6.7 100.0 問 23 ⑥地域において災害時に支援を必要とする人がいることを知っていますか (SA) № カテゴリ 件数 1 はい 143 2 いいえ 134 3 わからない 113 無回答 26 サンプル数(%ベース) 416 (全体)% 34.4 32.2 27.2 6.3 100.0 問 23 ⑦災害時にすぐに支援してもらうためなら,自治会や消防団などにあなたの情報を,あらかじ めお知らせしておいてもいいですか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 はい 267 64.2 2 いいえ 52 12.5 3 わからない 64 15.4 無回答 33 7.9 サンプル数(%ベース) 416 100.0 63 問 24 災害時における助け合いを行ううえで,どのようなことが重要だと思いますか。 (MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 日ごろからのあいさつ,声かけや付き合い 307 73.8 2 地域の要援護者の把握 187 45.0 3 要援護者に対する情報伝達体制の構築 109 26.2 4 地域における援助体制の構築 198 47.6 5 災害ボランティアの育成 86 20.7 6 日ごろの避難訓練 152 36.5 7 その他 5 1.2 無回答 16 3.8 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 25 あなたは,地震や台風などの災害について知ったり,助けを呼ぶときに何が必要と思います か。 (MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 携帯電話に災害情報を送ってほしい 178 42.8 2 防災行政無線で知らせてほしい 248 59.6 3 市役所職員や消防団員が呼びかけに来てほしい 197 47.4 4 民生委員・児童委員が呼びかけに来てほしい 59 14.2 5 近所の人々に助けてもらいたい 107 25.7 6 避難する場所を事前に教えておいてほしい 156 37.5 7 困ることはない 10 2.4 8 その他 0 0.0 無回答 17 4.1 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 26 あなたは今までに福祉に関するボランティア活動に参加したことがありますか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 現在参加している 30 7.2 2 現在はしていないが,以前に参加したことがある 92 22.1 3 参加したことがない 280 67.3 無回答 14 3.4 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 27 あなたは今後ボランティア活動に参加したいと思いますか。 (SA) № カテゴリ ぜひ参加したい・続けて参加したい(多少の負担や困難があっても 1 参加したい) 2 友人などが一緒なら参加したい 3 時間ができたら参加したい 4 体験の機会があったら参加したい 5 興味のある内容なら参加したい 6 参加できない 7 参加したくない 無回答 サンプル数(%ベース) 件数 (全体)% 19 4.6 24 91 59 51 115 36 21 416 5.8 21.9 14.2 12.3 27.6 8.7 5.0 100.0 64 問 27-1 問 27 の質問で「1」「2」「3」「4」「5」(参加したい)と答えた方だけがお答えください。どんな 形で参加したいですか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 行政主導型の取り組みにボランティアとして参加したい 46 18.9 住民主体で自主的活動を自由に行い,行政はそれに対して支援す 2 87 35.7 る形態のボランティアに参加したい 3 形態にはこだわらず,何でも参加したい 96 39.3 無回答 15 6.1 サンプル数(%ベース) 244 100.0 問 27-2 問 27 の質問で「6.参加できない」「7.参加したくない」と答えた方だけがお答えください。 参加できない,参加したくない理由は何ですか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 興味や関心がないから 6 4.0 2 機会がないから 2 1.3 3 時間がないから 23 15.2 4 気恥ずかしいから 6 4.0 5 活動の内容や方法がわからないから 5 3.3 6 どんな活動や団体があるのかの情報がないから 4 2.6 7 自分の生活のことで精一杯だから 57 37.7 8 その他 44 29.1 無回答 4 2.6 サンプル数(%ベース) 151 100.0 問 29 あなたは,高齢期など生活に時間の余裕が生まれたときをどのように過ごしたいと思いま すか。 (MA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 現役時代同様に働きたい 55 13.2 2 収入にはこだわらないが,豊かな生活を創造したい 124 29.8 3 個人や家族で趣味や余暇を楽しみたい 215 51.7 4 地域やサークルなどに参加して趣味を楽しみたい 113 27.2 5 知識や教養を高めるために勉強をしたい 60 14.4 6 ボランティア活動などをして社会に貢献したい 51 12.3 7 家族や友人との関係を大切にしたい 239 57.5 8 特に何もしないでのんびりと過ごしたい 58 13.9 9 その他 14 3.4 10 わからない 8 1.9 無回答 30 7.2 サンプル数(%ベース) 416 100.0 65 問 30 地域福祉を充実させていくうえで,住民と行政との関係はどうあるべきだとお考えですか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 自分自身で自立していくため,住民自ら解決すべき課題を乗り越え 1 36 8.7 る努力をすべき 地域住民同士が交流し,地域住民同士で支えられるような仕組み 2 31 7.5 づくりをすべき 家庭や地域をはじめ住民同士で助け合い,手の届かない部分は 3 100 24 行政が援助すべき 4 住民も行政も協力し合い,福祉の充実のために共に取り組むべき 146 35.1 行政が責任を果たすべきだが,手の届かない部分は住民が協力 5 53 12.7 するべき 福祉を充実する責任は行政にあり,住民はそれほど協力すること 6 7 1.7 はない 7 その他 9 2.2 無回答 34 8.2 サンプル数(%ベース) 416 100.0 問 31 地域のまちづくりについて話し合う場を開催した場合,参加したいと思いますか。 (SA) № カテゴリ 件数 (全体)% 1 ぜひ参加したい 37 8.9 2 できれば参加したい 181 43.5 3 あまり参加したくない 49 11.8 4 参加しない 31 7.5 5 わからない 93 22.4 無回答 25 6.0 サンプル数(%ベース) 416 100.0 66
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