むかしむかし、沖縄は琉球と呼 ばれる小さな国でした。 昔から、頭のいい

むかしむかし、沖縄は琉球と呼
ばれる小さな国でした。
昔から、頭のいい人を選んで、
学問を学ばせるために中国ま
で行かせました。
この子は、タルー。お母さんと2
人で暮らす賢い子です。
そんなタルーにお城から中国
行きの話しが来たのです。
お母さんは反対しましたが、タ
ルーの決心は固く留学する事
になりました。
先生や先輩のおっしゃることを
良く聞いて、無事に帰ってくる
のよ。
この手ぬぐいはお守りです。
琉球のためにがんばってきま
す。
今日からはこの石をタルーだと
思おう。
タルー、朝ご飯ですよ。
タルー、お昼ご飯ですよ。
タルー、夕飯ですよ。
今頃、お前は何をしているんだ
い?
無事、中国に着いたタルーは、
一生懸命に勉強を頑張りまし
た。
ある日、山へ出かけたタルー。
雨が降ってきた。
あの洞窟に避難しよう。
タルー、タルー
えっ?
あやー!?
何言ってる?ここは中国だ。お
母さんがいるわけない。
しかしタルーにはお母さんの声
が聞こえます。
タルー、タルー。
あやー!!
ダメだ!
次の瞬間・・・
ひゃー!!
タルーのお母さんが助けてくれ
たんだ!
あやーが・・・
3人は大雨の中、無事に山を下
りました。
そして、先生にこの出来事を話
しました。
お母さんがあなたを思う気持ち
が 、こ の国 まで届 いた ので す
ね。
タルー、タルー。
無事、琉球に帰ったタルーは、
お母さんが小石に自分の名前
をつけて呼んだり、毎日ご飯を
作ってくれた事を知り、改めて
母の優しさを知りました。
沖縄では驚くと「マブヤーを落と
す」といいます。
マブヤーとは魂の事。マブヤー
を落としたら小石3個と水、料
理を置いてこう言います。
マブヤー、マブヤー、うーてぃく
ーよー
「ウヤヌ フチュクルヤ ユユマ
ンデー」
親の懐(想い)は世万代
子供を想う親の心は、
いつどこにいても伝わるってこ
とだよ。