授業の様子をお届けします ~保健体育編~ た!~

◆学びへの飽くなき探求心を持つ人材の育成◆自ら考え、自ら行動する力の育成◆未来を切り拓く力の育成
南高校附属中学校 1 年生徒・保護者の皆様へ
11 月号:平成 24 年 11 月 21 日(水)発行
発行者:南高附属中 1 学年主任 竹下恭子
生徒会本部役員選挙
~1 期生の生徒会本部役員が決定しました!~
11 月 13 日に生徒会本部役員を決定するための立候補者立ち合い演説会が開かれ、20 日に投票が行われました。
附属中初代の生徒会本部役員を選出するとあり、公示の段階から複数「やってみたい」との声があがりました。
結果として、
「書記・会計」候補が決選投票となり、白熱した選挙となりました。高校生からの投票もあるので、
立会演説会本番に向けて、中学生全員で演説会リハーサルを行うなど、学年全体でこの選挙を盛りあげてきまし
た。高校生を前にした本番では「笑顔のあふれる学校に」
「中学生と高校生の交流の場をもっと増やそう」
「先輩
をお手本に良い学校を作りたい」などそれぞれの候補者の思いが語られました。
そしていよいよ投票日。選挙管理委員の指示のもとに投票は滞りなく進み、開票が行われました。次の 1 年間
の生徒会を運営するメンバーは次の 2 人に決定しました。
生徒会本部役員書記
同
会計
1年
1年
2組
2組
これから約 1 年間の任期ですが、158 人の支える力が必要です。2 人の活動を応援し、附属中の生徒会組織を
盛り立てていきましょう。
◆授業の様子をお届けします◆ ~保健体育編~
現在授業で行っている単元は、新学習指導要領で今年から必修となり、何かと話題の柔道とダンスです。
始めに奇数クラスが柔道を、偶数クラスがダンスを行い、3週間で交代します。
ダンスでは、創作ダンス・フォークダンス・民踊・リズムダンスと様々なジャンルのダンスを体験し、男女
混合の8人グループで協力しながら、小作品を創っていきます。フォークダンスでは、男女が手をつなぐ時に
尐しためらいも見られましたが、全体にイメージをよくつかみ、素直でしっかりとした表現ができています。
柔道では、まず帯の結び方がわからなくて苦戦する場面も見られましたが、今では着脱も早くなってきまし
た。また、礼法を身に付け、静と動のめりはりとけじめ、相手を尊重しながら組み合うという柔道の基本の精
神を実践しています。固め技で相手をしっかり押さえ込むこともできるようになりました。
どちらの単元も皆で協力して進めているところが素晴らしいですね。今後の発展がとても楽しみです。
保健体育担当
間宮 英美
全国人権作文コンクール 優秀賞入賞作文
「平輪」作りの秘訣
2組
9 月に全国人権作文コンクールに学校代表として応募した作文の審査が終了しました。その結果が届き、2 組
さんが見事に優秀賞に入選しました。
(おめでとうございます!)ここで澤さんの作文を紹介します。
※「平輪」の「輪」とは、澤さんがオリジナルで考えたタイトルです。
人権。それは、[人間であるからには、無条件にもっているはずの権利]だと、辞書は述べる。はたして、
戦争が世界で起きている今、世界中の人々の人権は、守られているのだろうか。たくさんの尊い命が、戦争に
よって奪われている中で、人々の生きる権利は失われていないと言いきれるのだろうか。私は、それを考える
ことから、
「平輪」はつながり始めると感じている。
私は、下校の際にバスに乗る。ある日、混雑したバスの中で、私の目の前の席が一つ空いた。その空席に座
ろうとする人は誰もおらず、空席のとなりに座っていたおじいさんが私に「危ないから座りなさい。」と声を
かけてきた。
「すみません」と言いながら座ると、その数分後に、おじいさんが私に話しかけてきた。
「中学生?」
と聞かれ、
「はい」と答えると、おじいさんは言った。
「私たちが君達ぐらいの歳の時には、学校に行けなかっ
たんだよ。
」
「戦争がまだ続いていてね。
」と。私は驚いた。初対面の私に戦争の話をするなんて…。しかし、
驚きながらも私はその人の話に耳を傾けていた。なぜだか分からないが、その話は今後の私にとって、なくて
はならないもののように感じたからだ。その後もおじいさんは話し続けた。肩幅くらいの弾を毎日毎日工場ま
でトロッコで運ばされて話、男女関係なく誰もが働かされた話など、私が抽象的にしかとらえきれていなかっ
た事を、深く、具体的にしていくように。私は聞いているうちに気づいたが、おじいさんは同じ話をくり返し
た。そしておじいさんは、話をこの言葉でしめた。
「だからね、やっぱりね戦争はしてはいけないんだよ。」
誰もが、あたり前のように口にする言葉が、私の心にじわりじわりとしみた気がした。バスが終点につき、周
りの人が降り始めると、おじいさんはこう言った。
「ごめんね。こんな話してしまって。」と。「いえ、貴重な
お話ありがとうございました。
」私はそう答えずにはいられなかった。全てが分かった気がしたのだ。おじい
さんが初対面の私に、戦争の話をした意味も、同じ話をくり返した意味も。言葉で全てを表すのは難しいが、
きっとおじいさんは、私たちが考えなければならない問題「戦争」の話を、私達、戦争を知らない世代にたく
してくれている。そんな気がした。
私は、平和とは〞心の平和 〞から始まると思う。私の〞心の平和 〞の理想の形は、人々の心と心の間か
ら壁が消え、心と心の「平和の輪」ができることである。しかし、今の私に何ができるか考えても、何も出て
こない。実行できない。それでは「平輪」という理想があったって、何の役にも立たないではないか。ダメだ。
ダメだ。そう考える私の頭のすみに、小さいけれど確かに置いてあるものが一つだけあった。それは、
「話し、
伝えていく」ということだ。
「平輪」を作るための一歩にも数えられないような、小さな一歩だとは思うが、
その力がないと一歩は踏み出せない。そう思う。だから、実行していこう。これが私なりの「平輪」作りの秘
訣だが、人それぞれ違うと思う。だからこそ、一人一人が真剣に考え、つかんでいかなければならないのでは
ないか。
平和への小さな力を注ごうと、みなさんも考えてみてください。「平輪」作りのために今何ができるかを。
★やったね!附属中生!次の生徒が表彰されました!
この半年間、附属中生が教科や部活動などそれぞれの場面で活躍
をみせてくれました。表彰された皆さんを紹介します。
★横浜市立中学校生徒科学作品展 奨励賞
3組 1名
★全国書画展
特別賞 2 組 2 名
3組 1名
金賞 3 組 1 名
銀賞 1 組 5 名
2組 1名 3組 1名 4組 1名
★青尐年読書感想文全国コンクール横浜地区大会
優良《自由読書》
4組 1名
佳作《課題読書》
4組 1名
★横浜市秋季陸上競技大会
1 年男子 100 メートル 5 位入賞 1 組 1 名
1 年男子走り幅跳び
8 位入賞 3 組 1 名
≪お知らせ≫
●先日「タウンニュース(港南区版)」
で附属中の土曜EGGの様子が記事
で紹介されていました。JAXAによ
る宇宙飛行士養成講座・宇宙旅行の講
演の様子や、地学部の生徒のインタビ
ューなどが掲載されていました。ま
た、11 月 19 日発行の「神奈川新聞」
には、3 組の授業風景の写真が掲載さ
れていました。この半年間で多数の取
材を受けている附属中 1 期生です!
●会計よりお知らせ…今年度の予算
執行計画を、本校ホームページでご覧
いただけます。ご不明な点は、中学事
務までご連絡ください。