AFC

NJM2257
AFC 付き同期分離 IC
■ 概 要
NJM2257 は, コンポジットビデオ信号から同期分離を行い
水平同期信号, 垂直同期信号を取り出すほか, フィールド判別
機能も内蔵しています。
また, 1 / 2fH キラー機能を内蔵しているので垂直期間での
AFC 出力が従来のものより安定と成っています。
■ 外 形
NJM2257D
NJM2257M
■ 特 徴
●AFC 回路内蔵 (水平同期信号)
●1 / 2fH キラー機能内蔵
●フィールド判別機能内蔵
●AFC 出力パルスディレイ可変 (調整時)
●垂直同期信号パルス幅可変
●外形 DIP-16, DMP-16
■ 推奨動作電圧範囲
4.7~5.3V
■ 絶対最大定格 (Ta=25°C)
項
目
記号
+
電
源
電
圧
V
消
費
電
力
PD
囲
囲
Topr
動
保
作
存
温
温
Ver.2004-02-17
度
度
範
範
Tstg
定
格
7
(D タイプ) 500
(M タイプ) 350
-20 ~+75
- 40 ~+125
単位
V
mW
°C
°C
-1-
NJM2257
■ 電 気 的 特 性 (測定条件 V+ = 5V, Ta = 25 ± 2°C)
項
目
記 号
条
消費電流
Iq
入力無信号
AFC フリーラン周波数
fOH
同上
無調整
TAHW1
調 整
TAHW2
AFC HD パルス幅
件
最 小
標 準
最 大
単 位
-
23.0
30.0
mA
15.54
15.74
15.94
KHz
SW=a
3.5
4.0
4.5
SW=b
2.5
4.0
5.5
µS
AFC HD ディレイタイム
THAD
無調整時
-1.0
0.5
2.0
µS
AFC ロックレンジ
∆fHL
外部より擬似信号入力
500
700
-
Hz
AFC キャプチャーレンジ
∆fHP
同上
400
600
-
Hz
4.0
4.2
-
-
0.0
0.1
-
0.16
0.18
V
0.05
0.20
0.35
µS
4.0
4.2
-
-
0.0
0.1
AFC 出力電圧
HIGH
VHAH
LOW
VHAL
同期分離レベル
同期分離ディレイ
同期分離出力電圧
出力正極性
VHSR
外部より擬似信号入力
THCD
VIDEO 信号入力
HIGH
VHCH
LOW
VHCL
出力正極性
V
V
HD パルス幅
THPW
VIDEO 信号入力
4.0
5.5
7.0
µS
HD パルスディレイ
THPD
同上
0.35
0.60
0.80
µS
4.0
4.2
-
-
0.0
0.1
HD 出力電圧
HIGH
VHfH
LOW
VHfL
出力正極性
V
Vsync パルス幅
VVW
VIDEO 信号入力
170
190
210
µS
Vsync パルスディレイ
TVD
同上
7.0
9.0
12.0
µS
4.0
4.2
-
-
0.0
0.1
HIGH
VVH
LOW
VVL
フィールド判別
ディレイタイム
奇 数
VFOD
VIDEO 信号入力
246
256
266
偶 数
VFED
同上
216
256
236
フィールド判別
出力電圧
奇 数
VFOR
同上
4.0
4.2
-
偶 数
VFER
同上
-
0.0
0.1
Vsync 出力電圧
-2-
出力正極性
V
µS
V
Ver.2004-02-17
NJM2257
■ 電気的特性の測定方法
項
スイッチ条件
SW
目
測
消費電流
b
無信号時, 8pin 流入電流
AFC フリーラン周波数
b
無信号時, 12pin 出力周波数
AFC HD パルス幅
無調整
a
調 整
b
AFC
HD ディレイタイム
b
AFC ロックレンジ
b
AFC キャプチャーレンジ
b
AFC 出力電圧
b
同期分離レベル
b
同期分離ディレイ
b
同期分離出力電圧
b
HD パルス幅
b
HD パルスディレイ
b
HD 出力電圧
b
Vsync パルス幅
b
Vsync パルスディレイ
b
Vsync 出力電圧
b
フィールド判別
ディレイタイム
フィールド判別
出力電圧
Ver.2004-02-17
奇 数
b
偶 数
b
奇 数
b
偶 数
b
定
方
法
12pin 出力のパルス幅
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
1pin に対する 12pin 出力波形のディレイ。
Video-IN に 5µs の信号を入力し周波数を変化させた場合 AFC 出力が
追随する範囲。
AFC がロックから外れている時, Video-IN の周波数を変化させて,
AFC 出力がロック状態に入る範囲。
12pin 出力振幅。
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
入力のシンクチップを縮めて行き, 16pin 出力波形が変化し始める時
のシンクチップレベル。
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
1pin に対する 16pin 出力波形のディレイ
16pin 出力振幅。
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
3pin 出力のパルス幅
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
1pin に対する 3pin 出力波形のディレイ。
3pin 出力振幅。
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
14pin 出力のパルス幅
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
1pin に対する 14pin 出力波形のディレイ。
14pin 出力振幅。
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
1pin に対する 15pin 出力波形のディレイ。
Video-IN に 2VP-P の映像信号を入力。
1pin に対する 15pin 出力波形のディレイ。
15pin 出力振幅。
(注 1)
(注 1)
(注 5)
(注 5)
(注 2)
(注 1)
(注 1)
(注 1)
(注 3)
(注 3)
(注 4)
(注 4)
(注 4)
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NJM2257
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NJM2257
■ 端 子 説 明
端子 No.
端子名称
機
能
1
VIDEO - IN
コンポジットビデオ信号入力
2
MM - HT
モノマルチの時定数を決めるこ
とにより, HD パルス及び FD
内部等価回路
パルスを制御する。
3
HD - OUT
1 / 2fH キラーFD 出力
4
VCO - OUT
VCO 出力をセラミック発振子
に与えます。
5
VCO - FILTER 1
セラミック発振子の移動量を決
める。
(90°遅れ)
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NJM2257
■ 端 子 説 明
端子 No.
端子名称
機
能
6
VCO - FILTER 2
セラミック発振子の移動量を決
める。
(135°遅れ)
7
L. P. F
AFC の L. P. F
8
V+
電源
9
VR - 1
対GND間へ抵抗を加えることに
より, AFC - HD 出力を調整でき
る。(対 Vcc 間で無調整)
また, 抵抗値を可変することに
よりパルス幅を調整する。
(調整モード)
10
VR - 2
9pin 調整モード時で 10pin 抵抗
を可変することにより, AFC HD 出力ディレイを調整する。
11
GND
グランド
-6-
内部等価回路
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■ 端 子 説 明
端子 No.
端子名称
機
能
12
AFC, HD - OUT
AFC·HD 出力
13
MM - VT
モノマルチの時定数を決めるこ
とにより, Vsync - OUT のパルス
幅を可変する。
14
Vsync - OUT
垂直同期信号出力
15
FD - OUT
discrimination
フィールド判別信号出力
16
Csync - OUT
同期分離出力
Ver.2004-02-17
内部等価回路
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NJM2257
■ ブロック図
■ 応用回路例
*AFC 未使用時のピン処理
4, 7, 10, 12 ピン・・・・・・オープン, 5-6 ピン間・・・・・・1.8kΩ 接続
9 ピン・・・・・・対 V+間に 100kΩ 接続
*セラロックは水平走査周波数の 32 倍の物を使用します。
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Ver.2004-02-17
NJM2257
■ 使用上の注意
下記端子の抵抗値の変更により, 以下のような傾向となります。
・9pin-GND 間の抵抗の変更
抵抗値 大― ― ― AFC HD パルス幅 広くなる
抵抗値 小― ― ― AFC HD パルス幅 狭くなる
・9pin-V+間 100kΩ で AFC HD ディレイ調整機能が OFF とな
り, AFC HD 出力幅は 4µs (Typ) となります。
・9pin-GND 間の抵抗は, 14.2kΩ 程度を中心として
パルス幅が 4µs になるように調整することが目的であり, 基本
的には 14.2kΩ 固定となります。
・10pin-GND 間の抵抗の変更
抵抗値 大― ― ― AFC HD ディレイタイムが進む方向に変化
抵抗値 小― ― ― AFC HD ディレイタイムが遅れる方向に変化
・13pin-GND 間の抵抗の変更
抵抗値 大― ― ― Vsync パルス幅 広くなる
抵抗値 小― ― ― Vsync パルス幅 狭くなる
・2pin の抵抗の変更
図に示すように, 2pin 波形の W の幅が 33~37µs となる
ように設定を行って下さい
図 1 端子波形
W は計算式 W=- (C ٠ R) In0.5 が目安となります。
上図パルス幅が大きくズレるとフィールド判別動作を行わなく
なります。
<注意事項>
このデータブックの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。とくに応用回路については、製品の代表
的な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
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