Untitled - Orca International

バルトン家の系譜
トーマス バルトン
Thomas Barton
1695 - 1780
トーマス バルトン ファーマナハー郡 クラハモア
Thomas BartonはアイルランドのCo. Fermanagh、Curraghmoreで育ち、27歳に
なった1722年に故郷アイルランドを離れてフランスに渡り、大規模に貿易を営んで
トーマス ウィリアム ディクソン
いた母方の叔父、ThomasとWilliam Dicksonの下で働くようになりました。最初は
モンペリエ マルセイユ
Montpellierへ、続いてMarseilleに赴任しました。その為彼は初めからワイン商に
ボルドー
なろうと思ってはいなかったのですが、1725年大西洋への大きな港町、Bordeaux
バルトン ゲスティエ
に移ってからワインに関わるようになり、後にBarton & Guestierとなる彼自身の最
初の会社を立ち上げました。彼は取引において誠実で非常に威厳のある断固とし
た態度を持った男で、
またたく間にアイルランドで常連客をつかみ、ビジネスを軌
ボルドー フレンチ トム
道に乗せました;1737年には既に冨を築き、Bordeauxでは“French Tom”と呼ばれ敬愛の念を持って慕われるように
ウィリアム ウィリアム
なりました。1743年に息子のWilliamを事業に参画させましたがWilliamは父親とは全く異なる性格の持ち主で、二人
の関係は決して良好であるとは言えませんでした。当時フランスには「在仏外国人が死亡した場合、その所有地はフラ
ル ドロワ ドーベイヌ トーマス
ンス国王に返還する」いう法律’Le Droit d’ Aubaine’がありました。Thomasはフランス市民権を申請していましたが、
彼はその承認を待たずに亡くなってしまいました。
この為、彼は手にした儲けをフランスで畑を購入する代わりに、
アイ
メドック サン テステフ シャトー ル ボスク
ルランドの不動産に投資しました。実際に彼はMédocのSaint-EstépheにあるChâteau Le Bosqを借りて自分の家とし
ヒュー バルトン トーマス
て住み、一族で最初にフランスで畑を所有したのは孫のHugh Bartonでした。Thomasは1780年、85歳でこの世を去り
ました。
ヒュー バルトン
Hugh Barton
1766 - 1854
トーマス バルトン バルトン
1780 年 Thomas Barton の逝去後、フランスとアイルランドにあるBarton 家の財
ウィリアム
産はひとり息子の William が相続しました。彼の辛辣な性格は一族内外で数多く
ウィリアム
のいざこざ、言い争い、訴訟を引き起こしました。William には 6 人の息子と3 人の
ヒュー
娘の計9人の子供がいました。長男がアイルランドの資産を相続し、4男のHughが
ボルドー ヒュー
Bordeauxの事業の後継者となりました。Hughは1766年生まれで、当時のワイン
業界は困難を極めており、彼と家族との間の不和が事態を一層厳しくしていまし
た。それでも1786 年に彼が20歳でワイン商としてスタートした時の総売上は 250
万ポンドだったと推定されています。彼の行動力と優れた指揮の下で会社は1793
ヒュー ボルドー アンナ
年のフランス革命の勃発まで繁栄を続けました。その間HughはBordeauxの英国系アイルランド人家族の娘、Anna
ジョンストン ボルドー
Johnstonと結婚しました。1793年10月14日彼と妻は逮捕され、Bordeaux在住の他の英国人と一緒に牢屋に入れら
ウィリアム ヒュー
れました。彼らの財産は没収され、将来は不安に満ちていました。Williamは健康でなかった為に自宅監禁され、Hugh
ヒュー アンナ
に見取られることなく10月23日に逝去しました。その後思いがけなくHughとAnnaは1793年12月21日釈放されるこ
ヒュー
ととなりました。彼らはフランスを去り、長期間イギリスとアイルランドに滞在しましたが、Hughはフランスのパートナ
シャトー ランゴア レオヴィル バルトン
ーと連絡を取り続け、ビジネスは順調に推移し1821年にChâteau Langoaを、そして1826年にはLéoville Bartonとな
レオヴィル キルデア郡
るLéovilleの畑の一部を購入できる程に繁栄しました。加えて1835年にアイルランドのCo. Kildareに土地を購入しま
ストラファン ハウス シャトー ランゴア レオヴィル バルトン した。
ここにStraffan Houseを建て、その後何世代もの家族が住み、Château LangoaとLéoville Bartonの現オーナ
アントニー バルトン ヒュー
ー、Anthony Bartonも1930年ここで生まれました。Hughはその後も成功を収め1854年この世を去りました。
ロナルド バルトン
Ronald Barton
1902 - 1986
ヒュー バルトン
H u g h B a r t o n の 後、3 世 代 の 子 孫 がシャトーを継ぎました が、彼らはフラン
ヒュー バルトン
スよりもアイルランドで 暮らしました 。H u g h の 後 、B a r t o n 家 のフランス の
ロナルド ロンドン 権 益 に 大 い に 貢 献した の は R o n a l d でした 。彼 は 1 9 0 2 年 L o n d o n で 生ま
イートン オックスフォード ボルドー れ 、Eaton 校とOxford 大学で学んだ後 1924 年に Bordeaux にやって来まし
バルトン ゲスティエ サン ジュリアン
た。そしてすぐさまワイン商である Barton & GuestierとSaint-Julien にあ
シャトー ランゴア レオヴィル バルトン ロナルド
る Château LangoaとLéoville Barton に関わるようになりました。Ronald
ベルトラム ヒュー
の 父 親 の B e r t r a m H u g h は 彼 の 兄 弟と二 人 の 従 兄 弟 の 所 有 権 を 買 い 上
ロナルド バルトン ゲスティエ
げシャトーは 全て R o n a l d に任 せました。また、B a r t o n & G u e s t i e r の 株 は ロナルド ストラファン フレデリック ボルドー
RonaldとアイルランドのStraffanの資産を相続した長男のFrederickに分配しました。Bordeauxのワインビジネスは
バルトン ゲスティエ
二つの世界大戦の間低迷を続けていました。Barton & Guestierの主要な市場のひとつである米国は禁酒法の為に完
全に廃れ、シャトーも良くないヴィンテージの連続(1930年代のグレート・ヴィンテージは1934年のたった一度だけ )
ロナルド バルトン ゲスティエ
で、世界経済はワイン等贅沢品が売れるような状況ではありませんでした。それでもRonaldはBarton & Guestierとシ
ャトーの両方を絶えさせないよう全力で取り組みましたが彼の努力は第二次世界大戦の勃発によって突然中断されて
ロナルド ボルドー
しまいました。1940年Ronaldはドイツ軍が侵攻する前にBordeauxを退去しました。大戦中彼は英国陸軍の自由フラ
ンス軍との連絡将校として北アフリカ、後にはフランスやイタリアで任務を果たしました。彼はその功績によりフランス
レジオン ドヌール クロワ ドゥ ゲール リベラシオン メダル
政府からLégion d’Honneur、Croix de GuerreとLiberation Medalを授与されました。彼は1945年にフランスに帰り、
畑が放置されているのを目の当たりにしました。彼の不屈の精神力と楽観的な性格でゆっくりではあるが着実に畑を以
前の状態に戻し、1948、1949、1953、1955、1959年の記憶に残るヴィンテージをつくりました。彼は1986年にこの世を
アントニー アントニー
去るまで経営の指揮を執ってきましたが、1983年に甥の現オーナー、Anthonyにその資産を譲りました。Anthonyが
ロナルド ヒュー
Ronaldにお礼の手紙を書いた時、
「お礼は私にではなく、Hughに言いなさい。私はシャトーを出来る限り最高の状態
で後継者に手渡すという管理者の義務以外考えたこともなかったんだ。」
と言いました。彼はその通り実践したのです!
アントニー バルトン
Anthony Barton
1930 アントニー バルトン キルデア郡 ストラファン ハウス
Anthony Bartonは1930年にCo. KildareのStraffan Houseで生まれました。彼
バルトン
は Barton 家の所有地を相続できる立場にはありませんでした。アイルランドの
ストラファン ハウス フレデリック
Straffan Houseは長男で父親のFrederickが相続し、フランスのシャトーは次男で
ロナルド
ある叔父のRonaldがオーナーとなっていました。叔父が結婚して子供が出来れば、
必然的にシャトーは彼の子供が相続することになっていましたが、晩年に結婚した
ロナルド アントニー
Ronaldには子供がいなかった為に甥であるAnthonyがその相続人となりました。
アントニー
Anthony はアイルランドとイギリスで学んだ後、1951 年にフランスに定住しまし
た。その当時のワイン業界は全く困難を極めていました;戦争の影響は長引き、以
シャトー ランゴア レオヴィル バルトン
前からの市場への輸出は完全に停止して需要はなくってしまいChâteau LangoaとLéoville Bartonの価格は経営が行
アントニー き詰るほど低くなってしまいました。Anthonyが初めて経験したヴィンテージは1951年でしたが、あまりにもひどい年
ロナルド
で叔父のRonaldは「来年もこんなヴィンテージが続いたら、
シャトーを手放さざるを得ないだろうな」
と言っていました
- 新しい人生のスタートには全くがっかりさせられるものでした。幸運にもその後の2年間は良いヴィンテージが続きま
したが、
しばらくの間価格は利益レベルを下回ったままでした。
バルトン ゲスティエ シーグラム
Barton & Guestierの仕事はそれよりはましだったものの、華々しいものではありませんでした。1954年にSeagramが
バルトン ゲスティエ アントニー バルトン ゲスティエ
Barton & Guestierの株式の50%を取得し、数年後には過半数の株主になりました。AnthonyはBarton & Guestierの
レ ヴァン ファン アントニー バルトン
エキスポート・ディレクターとして1967年まで勤めた後、退社して自分の会社”Les Vins Fins Anthony Barton”を立ち上
ロナルド
げました。彼はシャトーとの関係を続けていましたが、
自分の新しい事業を軌道に乗せる為に忙しく、1983年にRonald
からその資産を譲られるまでは実質的にシャトーの運営に参画することはありませんでした。
アントニー コペンハーゲン エヴァ サロー シャトー ランゴア
Anthonyは1955年にCopenhagen出身のEva Sarauwと結婚し、Château Langoaに
リリアン
現在住んでいます。彼はシャトーの経営に専念し、娘の Lilian が彼の設立したワイン
レ ヴァン ファン アントニー バルトン アントニー
販売会社”Les Vins Fins Anthony Barton”を経営しています。2007年にAnthonyは
デキャンター マン オブ ザ イヤー
英国のワイン専門誌 “Decanter”の”Man of the Year 2007”に選ばれました。
リリアン バルトン サートリアス
Lilian Barton-Sartorius はネゴシアン・ビジネス
レ ヴァン ファン アントニー バルトン
の”Les Vins Fins Anthony Barton”だけでなくシャト
ーの運営にも積極的に参画しています。彼女は夫の
ミシェル サートリアス メラニー ダミアン Michel Sartoriusと二人の子供、Mélanie、Damienと一緒に2011年8月4日に購入し
ムーリス アン メドック シャトー モーヴザン バルトン たMoulis en MédocにあるChâteau Mauvesin Bartonに住んでいます。
エヴァ アントニー
EvaとAnthony
アントニー リリアン ミシェル メラニー ダミアン
Anthony、Lilian、Michel、MelanieとDamien
アントニー トーマス
Anthony の息子の Thomas は 1958 年に生まれました。英国の
イートン サザンプトン
Eton校とSouthampton大学で学んだ後、ワインビジネスを学ぶ
バルトン
為にフランスに戻る前にBarton家の故郷アイルランドに魅せられ
リリアン
てそこで幸せな日々を過ごしました。彼の希望は姉のLilianと将来
シャトー ランゴア レオヴィル バルトン
Château LangoaとLéoville Bartonを共同経営することでした。
然しながら運命はその意に反し、悲劇的な自動車事故で32 歳の
若さで短い生涯を閉じました。
トーマス
Thomas
シャトー ランゴア
Château Langoa
1821
シャトー ランゴア バルトン ヒュー バルトン シャトー ラフィット
Château Langoaは1821年以来Barton家が所有しています。Hugh Bartonは最初Château Lafiteに目を付けてい
シャトー ランゴア
ましたが契約に辿り着くことはできませんでした。その後1821年にこの壮麗なChâteau Langoaを購入しました。そ
ランゴア ヒュー
してLangoaは1855年の格付けで第3級に格付けされました。当時からこのシャトーはHughを魅了するほどのエレ
ガントなファサードを持つ見事に均整のとれた素晴らしい建物でした。
シャトー ランゴア
Château Langoaには代々の継承者によって手入れされた主に樫の木
が植えられている壮麗な大庭園があります。庭は英国の自然な景色の
影響を取り入れた整然としたボックスヘッジと左右対称のレイアウトの
エヴァ アントニー
古典的なフレンチスタイルです。現オーナーのEvaとAnthonyも18世
紀の石造物等を加えてシャトーに趣を添えてました。
シャトーの中央部分は玄関広間、ダイニングルーム、客間の 3 つの主
部屋で構成されています。
これらの部屋の幅はシャトーの建幅と同じ
で、朝は東から、午後と夕方は西からの素晴らしい陽光を享受しています。
両翼には6つのベッドルームがあり全てエレガントに装飾され、現在では
心地よい温度調節設備が施されています。居住部分は2階で、1階はキッチ
ンとセラーになっています。かつて1階には熟成と瓶詰めを待つ数多くの樽
が収容されてましたが、現在は古いヴィンテージのボトルが保管されてお
り、樽は敷地内の別の建物で熟成されています。
室内はフランスのルイ15世、16世時代の家具、英国とアイルランド
製のテーブルと椅子、
スカンディナヴィア製のシャンデリアで装飾さ
れています。
ヒュー
ダイニング ル ー ム に は H u g h 、彼 の 妻 の
アンナ スーザン ナザニエル
Anna、娘のSusan、息子のNathanielと彼の
メアリー
妻のMaryの肖像画が掛けられています
トーマス ウィリアム グレース ジョンストン
客室にはThomas、William、彼の妻のGraceとJohnston家の親族
の肖像画が掛けられています。
ここは時代やスタイルの様式に厳密にこだわっているのではなく、住んでいる人々の個人的な趣味が反映されてい
るファミリーハウスです。昔は暖房や現代的な快適な設備等がなかった為、歴代のオーナーは毎年収穫時期にやっ
エヴァ アントニー
て来て数ヶ月以上住むことはありませんでしたが、現在は設備も整いEvaとAnthonyの住まいとなっています。
サン ジュリアン
Saint-Julien
テロワール
テロワールという言葉には単なる土壌以上の意味があります;その第一義は土壌ですが、気候、地形、地質の概念をも
含んでいます。特にニューワールドのワイン生産者の中にはテロワールを品質の重要なファクターとして捉えていない
シャトー ランゴア レオヴィル バルトン
人もいるようですが、Château LangoaとLéoville Bartonの個性の違いはテロワールでしか説明出来ません。
同じ理由で雨は望ましくなく、高品質のワインをつくる為には雨が降ったら直に排水しなければいけません。
二つのシャトーの葡萄品種、栽培、醸造法は全く同じである為、その個性の違いはテロワールの違いと言えます。
アルコ
ール、酸、
タンニン等の分析結果はほとんど同じなのに、二つのワインは独自の個性を持ち、
ブーケと味わいにはっきり
とした相違があります。そして二つのシャトーの土壌は基本的に粘土質の下層土を持った砂利質ですが、粘土質の深さ
や他の土質も畑の区画毎に異なり、
この違いを明確に説明する事を一層困難にしています。
この二つの畑のもう一つの重要なファクターは排水設備です;近年ワインづくりはいろんな分野でかなり進歩しました
が、排水設備も先代によってその重要性が十分に認識され、畑に施設されてきました。肥沃な土壌は果粒を大きくし、果
皮に対する果汁の比率を高くする為品質が下がります。高品質のワインをつくる為には痩せた土壌が理想的なのです。
同じ理由で雨は望ましくなく、高品質のワインをつくる為には雨が降ったら直に排水しなければいけません。
サン ジュリアン
アペラシオンSaint-Julienは世界で最も優れた品質のワ
インを産する地域の一つとしてよく知られています。
シャトー ランゴア レオヴィル バルトン
Château LangoaとLéoville Bartonがこの卓越した地
区のまさしく中心に位置していることを誇りに思います。
シャトー
ランゴア
レオヴィル
バルトン
Châteaux Langoa & Léoville Barton
グラン クリュ クラッセ サン ジュリアン
Grand Cru Classés Saint-Julien en 1855
シャトー ランゴア バルトン
Château Langoa Barton
格付け: 第3級(1855年)
面積: 18 ha
カベルネ ソーヴィニヨン
葡萄品種:57% Cabernet Sauvignon
メルロ
34% Merlot
カベルネ フラン
9% Cabernet Franc
生産量: 95,000本
シャトー レオヴィル バルトン
Château Léoville Barton
格付け: 第2級(1855年)
面積: 50 ha
カベルネ ソーヴィニヨン
葡萄品種:74% Cabernet Sauvignon
メルロ
23% Merlot
カベルネ フラン
3% Cabernet Franc
生産量: 200,000本
ランゴア レオヴィル
18haのLangoaと50haのLéovilleの土壌は粘土質の下層土を持った砂利質で、最高の品質を得る古樹が高い比率を
カベルネ ソーヴィニヨン メルロ カベルネ フラン
占めています。葡萄品種は両シャトー共にCabernet Sauvignonを主体にMerlotとCabernet Francを栽培しています
サン ジュリアン
が、醸造法は全く変わりません。
ワインは共に非常にバランスのとれたSaint-Julienの典型で、洗練されたブーケとフレ
ーバーを具えています;エレガントさとフィネスをパワーや抽出よりも重視して葡萄が完全に熟した状態で収穫し、醗酵
を30/32℃の温度にコントロールして行ない、過度の抽出を避ける為に適切な時点で果汁を果皮から離すようにして
シャトー ランゴア レオヴィル バルトン
います。Château LangoaとLéoville Bartonは魅力的な深い色、素晴らしいストラクチャーと十分なタンニンを持った
長期熟成型のワインです。
現代的な醸造法によって以前よりも若い段階で楽しむことができるようになりまし
たが、偉大なヴィンテージのワインは25年から30年以上かけて熟成します。その為
軽いヴィンテージのワインを適正な時点で飲む方が偉大なヴィンテージのワインを
成熟期に達する前に飲むよりもずっと楽しむことができます。
レディ ランゴア シャトー ランゴア レオヴィル バルトン
Lady LangoaはChâteau LangoaとLéoville Bartonふたつのシャトーのセカンド・
シャトー ランゴア ヒュー バルトン
ラベルです。その名前は1821 年にChâteau Langoaを購入したHugh Barton の
スーザン
娘、Susanに因んで付けられました。
セラー キュヴィエ ヴィニフィケーション
Cellars, Cuvier & Vinification
ワインづくり
収穫された葡萄は醸造場に到着し、およそ200HLの木製の大桶で醗酵されます。
これらの大桶は見た目にも美しく
ランゴア レオヴィル バルトン
LangoaとLéoville Bartonでは伝統的に大桶を使ってワインづくりをしてきました。一時期大桶を撤去し、ステンレ
ス・スチールに置き換えることが流行りました。
これはステンレス・スチールが大桶よりも醗酵中の温度をコントロー
バルトン
ルしやすい為でした。Barton家では大桶の費用は莫大(約500万フラン)でしたが、
これまで大桶を使って素晴らし
いワインがつくられてきたので、近い将来大桶にも必ず温度コントロールのできる方法が見つけられると信じてきま
した。
これが現実のものとなり、今では温度制御システムによって希望通りの温度で醗酵できるようになりました。大
桶を使い続けてきたことに全く悔いはなく、
これらの大桶でつくられたワインはより一層素晴しくなりました。
バルトン
Barton家はただ単に伝統に固執している訳ではありません。最新式の破砕-除梗機を設置し、プレス機も最新型を
使っています。醗酵は通常5日間続き、その間1日2回以上果汁をポンプオーバーします。
ワインは収穫された葡萄の
品質によりますが、およそ2週間果皮浸漬します。その後ワインを引き抜き、残った果皮はファイナルブレンドに重要
ヴァン ドゥ プレス
な構成要素であるvin de presseを得る為にプレスします。マロラクティック醗酵は大桶で行い、終了後樽に移して
シェ トーマ
隣接するセラーで熟成させます。そして敷地内の別の建物にある”Chai Thomas”に移してもう1年間熟成させます。
レ
ヴァン
ファン
アントニー
バルトン
Les Vins Fins Anthony Barton
アントニー バルトン シグネチャー シリーズ
Anthony Barton Signature Series
ボルドー ブラン
Bordeaux Blanc 2013
ボルドー
シャトー モーヴザン バルトン
Château Mauvesin Barton 2011
ムーリス アン メドック
AOP : Bordeaux
AOP : Moulis en Médoc
葡萄品種:100% Sauvignon Blanc
葡萄品種:46% Merlot
アルコール:12.0%
36% Cabernet Sauvignon
希望小売価格 (消費税抜き)
:¥1,980
(750ml)
16% Cabernet Franc
ソーヴィニヨン ブラン
メルロ
カベルネ ソーヴィニヨン
カベルネ フラン
プティ ヴェルド
2% Petit Verdot
アルコール:13.0%
希望小売価格 (消費税抜き)
:¥4,950
(750ml)
ボルドー ルージュ
Bordeaux Rouge 2010
ボルドー
AOP : Bordeaux
メルロ
葡萄品種: Merlot
カベルネ ソーヴィニヨン
Cabernet Sauvignon
カベルネ フラン
Cabernet Franc
シャトー ランゴア レオヴィル バルトン
Châteaux Langoa & Léoville Barton
レディ ランゴア
Lady Langoa
サン ジュリアン
AOP : Saint-Julien
カベルネ ソーヴィニヨン
アルコール:13.0%
葡萄品種:66% Cabernet Sauvignon
希望小売価格 (消費税抜き)
:¥1,980
(750ml)
28% Merlot
メルロ
カベルネ フラン
6% Cabernet Franc
メドック
Médoc 2012
メドック
AOP : Médoc
メルロ
葡萄品種:60% Merlot
カベルネ ソーヴィニヨン
40% Cabernet Sauvignon
シャトー ランゴア バルトン
Château Langoa Barton
サン ジュリアン トロワジエム グラン クリュ クラッセ
アルコール:13.0%
AOP : Saint-Julien Troisiéme Grand Cru Classé
希望小売価格 (消費税抜き)
:¥2,400
(750ml)
葡萄品種:57% Cabernet Sauvignon
カベルネ ソーヴィニヨン
メルロ
34% Merlot
カベルネ フラン
9% Cabernet Franc
シャトー モーヴザン バルトン
Château Mauvesin Barton
ランプレッション ドゥ モーヴザン バルトン
L’Impression de Mauvesin Barton 2011
ムーリス アン メドック
AOP : Moulis en Médoc
メルロ
葡萄品種:50% Merlot
カベルネ ソーヴィニヨン
シャトー レオヴィル バルトン
Château Léoville Barton
サン ジュリアン ドゥジエム グラン クリュ クラッセ
AOP : Saint-Julien Deuxiéme Grand Cru Classé
カベルネ ソーヴィニヨン
葡萄品種:74% Cabernet Sauvignon
メルロ
36% Cabernet Sauvignon
23% Merlot
14% Cabernet Franc
3% Cabernet Franc
カベルネ フラン
カベルネ フラン
アルコール:13.0%
希望小売価格 (消費税抜き)
:¥2,980
(750ml)
価格は2015年7月1日現在のものです。価格、ヴィンテージは
変更することがありますので価格表でご確認ください。
輸入発売元
オルカ・インターナショナル株式会社
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里 5-2-19 9F
Tel : 03-3803-1635 Fax : 03-3803-1637
www.orca-international.com