分科会のご案内 第1分科会(国際部) テーマ:全難聴は見た!世界の難聴者福祉情勢 座 司 講 長:佐々木京寿 氏・瀬谷 和彦 氏(国際部) 会:永井 慎吾 氏 (全難聴理事) 師:大沼 直紀 氏(国立大学法人筑波技術大学 名誉教授・元学長) :草地 美穂子 氏(ハワイ州政府健康省障害者総合支援機関 ソーシャルワーカー) パネリスト:齋藤 正昭 氏(全難聴監事) :南 由美子 氏・宮本 忠司 氏・山内 菜央子 氏(国際部) 難聴者福祉向上には世界の難聴者福祉動向を見据え、グローバルな視野に立った活動が欠かせ ません。本分科会では、全難聴が体験した世界の難聴者福祉情勢の中からテーマを絞って3部構 成とし、報告・解説・討論します。 I.第 10 回国際難聴者会議報告:アメリカンスタイルの意外性 Ⅱ.アメリカ型「きこえの健康支援」:日本のあるべきスタイルとは? Ⅲ.アジアの難聴者福祉の現状:発展途上国が全難聴に求めるものは? Ⅰではスケールの大きな会議内容を紹介するほか、先進的な「障害を持つアメリカ人法」を持 つアメリカの裏事情も見えてきたので番外編で紹介します。Ⅱは「きこえの健康支援」に対する アメリカの姿勢変化を紹介し、日本のあるべきスタイルについて話し合います。Ⅲではアジア発 展途上国の難聴者がおかれている現状を説明し、日本として、全難聴として何ができるのか、何 をすべきか、互いに考えていきましょう。 新鮮な情報が目白押し!是非いらして今後に生かしてください!お待ちしています! 第2分科会(女性部) テーマ:再び奈良で、歴史と文化に触れてみよう 座 長:新谷 友良 氏(全難聴理事長) 講師・パネリスト:橋本 純信 師(十輪院住職) パ ネ リ ス ト :藤岡 央子 氏(奈良県中途失聴・難聴者協会) :片山ひろみ 氏(京都府難聴者協会) 第1部 講演 「お坊さまと話しませんか?」 「仏教に関するさまざまな相談から人生の悩みまで、お聞きしま す。」こんな気さくに声をかけてもらえたら、思わず「話したい!聞いてもらいたい!」と返し てしまいます。講演内容は当日のお楽しみ!十輪院住職の橋本純信師から直接分かりやすくお 話しを伺います。瞑想体験もしていただきます。 第2部 パネルディスカッション 「難聴女性版『ぶっちゃけ寺』-今さら聞けない、あんな話、こんな話-」と題して、パネリス トと会場の参加者とフリートーキングスタイルで、ざっくばらんに話し合いたいと思います。 仏教行事、お葬式や法要と聞くと「堅苦しい、緊張する」そんなイメージがありませんか?私た ち難聴者にも分かり易く、お寺について紹介していただきます。 震災パネル展(情報文化部) 当部では今までの災害を振り返り、全難聴及び各協会が災害に備えるためにはどのような取 り組みが必要か、検討したマニュアルを作成中です。全国各協会の皆様の防災・減災意識を高 めるきっかけとなるよう、マニュアル案と熊本地震の写真パネル展示を行います。 第3分科会(補聴医療対策部・近畿ブロック) テーマ:きこえの健康支援センターに望むもの ~地域のきこえ支援の取り組みから~ 座 長:中川 良雄 氏(全難聴補聴医療対策部長 堺市きこえ支援協会) パネリスト:浅井 信一 氏(軽・中度難聴者グループ「かものはし」) :中井 弘征 氏(愛知淑徳大学) :松崎 丈 氏(宮城教育大学 みやぎ難聴協) :佐野 昇 氏(全難聴 事務局長) 1999年、京都市を中心に軽・中度難聴者、いわゆる身障手帳を所持できない難聴者のグル ープが誕生しました。その集まりの意義は数年をかけて近畿圏に広まり、現在は主に京都で、そ して神戸や堺でもセルフサポートを目的としたグループが活動しています。進行方法やディスカ ッションの手法はそれぞれ違いますが、いずれも軽・中度難聴者を意識したスタイルで定期的に 開かれています。 この分科会では活動の様子をご紹介し、難聴者がきこえの支援センター(以下、センター)に 何を望むのか、という声をくみ取っていきたいと考えています。 別の視点では、センターの機能の中で、当事者が関わることがいかに大切か、ということも忘 れてはなりません。センターというとリハビリや補聴機器の情報提供などに目が向きがちです が、センターにはより大切な役割がありそうな気がします。 個性あるフロアー報告も予定。盛りだくさんの内容でお待ちしています。 第4分科会(要約筆記部) テーマ: 『今』、要約筆記事業を最大限に生かす ~誰も排除されない社会をめざして~ 座 長:宇田川芳江 氏(全難聴要約筆記部長) 講師・助言者:三宅 初穂 氏(全国要約筆記問題研究会理事長) 報 告 者 :山根 和志 氏(鳥取県西部聴覚障がい者センター) :田代 慶藏 氏(三重県難聴・中途失聴者協会会長) :高橋 りか 氏(東京手話通訳等派遣センター) 第1部 講演 2016年4月から障害者差別解消法が施行されました。この分科会では、まず、三宅氏か ら「意思疎通支援事業の理解と要約筆記」~難聴者の役割・難聴者協会の役割~というテーマ でお話ししていただきます。解消法と要約筆記事業の関係。要約筆記の利用者である私たちが、 今、できること、やらなければいけないことを考えるヒントがつかめる内容です。 第2部 事例報告 解消法により、各地の要約筆記事業の状況に変化はあったのでしょうか。派遣コーディネー ター、事業体に関わっておられる方々から報告をいただきます。法律はできたけれど、それを 生かすのは他の誰でもなく、私たちです。短い時間ですが、みんなでしっかりと学び合える時 間にしましょう。 ※講師・パネリスト等は都合により変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。 記 念 講 演 & ア ト ラ ク シ ョ ン 里中 満 智 子 氏 (さとなか 講演テーマ「 まちこ) 夢 を み る 力 」 漫画家 1948 年1月 24 日 大阪市生まれ 1964年(高校2年生)「ピアの肖像」で第1回講談社新人漫画賞受賞。 代表作は「あした輝く」・「アリエスの乙女たち」・「海のオーロラ」など。 歴史を扱った作品も多く、持統天皇を主人公 とした「天上の虹」は、 2015年3月に32年かけて完結した。 受賞歴 2006年 2010年 2013年 2014年 全作品及び文化活動に対し文部科学大臣賞受賞 文化庁長官表彰受賞 「マンガ古典文学古事記」古事記出版大賞太安万侶賞受賞 外務大臣表彰受賞 経歴 公社)日本漫画家協会常務理事/一社)マンガジャパン代表/デジタルマンガ協会会長/ NPOアジアマンガサミット運営本部代表/大阪芸術大学キャラクター造形学科学科長 など 大阪パントマイムグループ 芳本光司(奈良県) ・ 田中真吾(大阪府) 1978年9月1日、数名の聴覚障害者によって、大阪パント マイムグループ(O.P.G)は、結成されました。 現在、聴覚障害者・聴者が持つそれぞれの感性と個性が 溶け合ったO.P.Gの独自のマイムを目指しています。 今でも創立時の信念〈マイムを通じての出会いと笑顔を 大切にしていきたい〉という気持ちを持って、練習を続 けています。 ここ数年は、スペイン渡欧をはじめ、チェコ、ロシア、イギリス、韓国、イタリア、 オーストラリア、ドイツ、香港、アメリカ、タイ、ベトナム、トルコ、スリランカ、 カンボジア、フィリピン、ケニア、マレーシア、インド公演と国際交流の場が広がり、 且つ、活動の規模は大きくなってきています。 私たちはこれからも障害の有無に関わらず、多くの方々との素敵な出会いを重ねていき たいと願い、練習に励んでいます。
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