第5学年4組 検印 体育科学習指導案 平成26年6月27日(金)第6校時 体育館 第 5 学 年 4組 男子 名 女子 名 指 導 者 教 諭 1 単元名 ボール運動 「ハンドボール」(ゴール型ゲーム) 2 運動の特性 (1)一般的特性 ・ハンドボールはコートに2チームが入り交じり、パスやドリブルを使い、相手をかわしながらゴー ルにシュートして勝敗を競うゲームであり、この勝敗を競うところに楽しさがある。 ・ボールや相手の動きにあわせて走ったり、止まったり、方向を変えたりと多彩な動きを必要とする ため、敏捷性、巧緻性、瞬発力、持久力が養われる。 ・チームで行う集団スポーツであるため、子ども同士の協力が重要となる。 (2)児童から見た特性 (運動の楽しさの要因) ・手でボールを操作しながら守備をかわし、シュートの喜びや得点することのおもしろさを味わうこ とができる運動である。 ・運動が苦手な児童にとってもシュートが容易で、思い切り打てるため誰もが楽しめる競技である。 ・チームでの作戦、練習、振り返りなど、友達と協力し合いながらみんなで楽しむことができる。 (運動を遠ざける要因) ・ハンドボールという競技のイメージがつかみにくい運動である。 ・ボールに触れることができなかったり、友達から文句を言われたりすると、つまらない運動である。 3 児童の実態 本学級は、素直で真面目な児童が多い。休み時間に外遊びを楽しんでいる児童もいるが、休み時間を室 内で過ごす児童も多く、体を動かすことについては、やや消極的である。 体育の授業は、 「好き」や「どちらかといえば好き」と答える児童が大半だが、領域によってはあまり 好きではないと思っている児童も多いようである。傾向としては、ボール運動や水泳などの運動を好んで いる。 昨年度取り組んだハンドボールの学習で、簡単なルールやハンドボールについての知識・技能は身につ いているが、個人差が大きい。ハンドボールの学習に対する関心も、個人差があるようである。ボール操 作に関しては、上手になりたい、強いシュートを打ちたいと思っている児童が多く、意欲的である。 また、穏やかで友好的な児童が多く、仲良く運動したい、楽しく運動したいという思いが強いようであ う。その反面、昨年度のハンドボールの学習のイメージから、上手になって勝ちたいという思いも強く持 っている。 ○この教材に関わる児童の実態 〈ボール運動に関する意識調査 平成26年5月23日実施〉 項目 好き どちらかといえば好き 1 外遊びは好きですか。 体育は好きですか。 理由 2 ボールを使った運動(ゲー ム)は好きですか。 理由 3 4 16 11 18 9 ○運動が好き7 ○得意な種目がある2 〇体を動かすと気持ちが良い4○皆とやると楽しい1 ○体力がつく3 ○協力して取り組める1 ○楽しい2 ○跳び箱が楽しい1 ○いろいろな種目がある2 ○遊びに近いから1 ○技が決まると楽しい2○勝つと気持ちが良い1 21 8 どちらかといえば嫌い 嫌い 2 3 △できない種目がある1 △サッカーが苦手1 △跳び箱がこわい1 △運動が得意ではない1 2 1 1 1 ○楽しい9 ○サッカーが好き2 △責められる1 ○投げるのが好き4 ○勝った時気持ちが良い 2 △足手まといになる1 ○うまくできるとうれしい3○ボール運動が得意1 ○皆と楽しくできる3 ○ドッジボールが得意1 ○好きな種目がある3 ○キャッチが上手になる 1 体育の授業で「楽しい」 ○得点を決めた時 7 ○水泳をしている時 3 ○活躍できた時 1 と思うのは、どんな時 ○技などが成功した時 4 ○ハンドボールをしている時 2 ○達成感を感じた時 1 ですか。 ○跳び箱をしている時 4 ○ドッジボールで当てた時 2 ○仲良く運動している時 1 ○できなかったことができた時 4 ○勝負で勝った時 1 ○よいチームプレーができた時 1 1 5 6 7 8 9 10 11 12 体育の授業で「つまら ない」と思うのは、ど んな時ですか。 △とくにない 6 △パスがもらえない時 2 △走るのがおそい時 1 △うまくできなかった時 4 △いくらやっても出来ない時 2 △サッカーをしている時 1 △ふざけている人がいる時 3 △先生の話を長く聞いている時 1 △雰囲気が悪い時 1 △試合で負けた時 2 △縄跳びをしている時 1 △約束を守らない人がいる時 1 △跳び箱をしている時 2 △相手チームが強い時 1 △仲良くできない時 2 △足手まといになった時 1 ボールを使った運動で ○得点を決めた時 16 ○サッカーをしている時 2 「楽しい」と思うのは、 ○ドッジボールをしている時 6 ○ボールを取った時 2 どんな時ですか。 ○ハンドボールをしている時 2 ○勝った時 1 ○パスを回している時 2 ボールを使った運動で △とくにない 11 △ふざけている人がいる時 1 △相手に上手な人が多い時 1 「つまらない」と思う △パスが回ってこない時 6 △雰囲気が悪い時 1 △責められた時 1 のは、どんな時ですか。 △ケンカになった時 2 △点が入らない時 1 △負けたとき 1 △サッカーをする時 2 △ボールが体に当たった時 1 △相手に得点を取られた時 1 △ボールを取れない時 2 ボ ー ル を 使 っ た 運 動 ・パス回し 7 ・ディフェンス 3 ・仲間と作戦を考えて実行 1 で、どんなことができ ・得点をたくさん入れたい 4 ・キーパー 1 ・ボールを取りたい 1 るようになりたいです ・上手なドリブル 4 ・声掛け 1 ・スタミナをつけて後半も活躍したい 1 か。 ・シュート 3 ・ジャンプシュート 1 ・力強いシュート 3 ・速く走りたい 1 ボ ー ル を 使 っ た 運 動 ・良いパスを出してほしい 16 ・ 「ナイスシュート」などの声掛け 1 ・一緒に練習 1 で、友達にしてもらい ・教えてもらいたい 4 ・ 「ドンマイ」などの声掛け 1 たいことは何ですか。 ・仲良く楽しく 4 ・点を取ってもらいたい 1 ・アドバイス 3 ・動いてもらいたい 1 ボールを使った運動で ・試合をたくさんしたい 6 ・アドバイス 3 ・全部のチームを強くしてほしい 1 先生にしてもらいたい ・試合時間を長くしてほしい 6 ・授業を楽しくする工夫 3 ・ダメなところを見逃さず注意 1 ことは何ですか。 ・投げ方などを教えてほしい 5 ・皆にパスが回る工夫 1 ・楽しいルールを考えてほしい 4 ・厳しくしないでほしい 1 ボ ー ル を 使 っ た 運 動 ・良いパスを出す 16 ・助けてあげる 1 で、友達にしてあげら ・声掛け(はげまし) 9 ・教えてあげる 1 れることは何ですか。 ・アドバイス 3 ボールを使った運動へ ・大会で優勝したい 11 ・皆がうまくなるように 1 ・友だちと仲良くできるように 1 の意気込み ・試合でたくさん勝ちたい 9 ・たくさん点を決めたい 1 ・よい言葉掛けをしたい 1 ・上手になりたい 2 ・仲間と協力して勝つ 1 ・ボールをたくさん取りたい 1 ・皆にうらやましがられるプレーがしたい 1 〈平成26年度新体力テスト(前期)の結果と平成25年度埼玉県平均値との比較〉(H25年6月3日実施) ○:県平均値を上回っているもの ▼:県平均値を下回っているもの △:県平均値と同じもの 握力 上体起こし 長座体前屈 反復横跳び 20m シャトルラン 5 0 m 走 立幅跳び ボール投げ 項 目 H26(前期)学級平均値 17.56 16.75 39.13 42.69 60.87 9.67 157.13 21.80 男 H25 県平均値(5年) 16.66 21.33 33.72 44.18 58.07 9.28 156.89 22.34 子 県平均との比較 ○ ▼ ○ ▼ ○ ▼ ○ ▼ H26(前期)学級平均値 17.73 15.00 41.07 43.60 54.53 9.57 156.33 15.60 女 H25 県平均値(5年) 16.32 20.17 38.30 41.90 46.73 9.53 150.58 13.93 子 県平均との比較 ○ ▼ ○ ○ ○ ▼ ○ ○ 学級平均値と県平均値との比較では、 「柔軟性」 「持久力」 「跳躍力」が優れていることがわかった。ハンド ボールを行う上で必要と思われる「投力」 「走力」においては、課題である。とくに男子は種目によっては大 きく県平均値を下回っているものもあり、総合的に体力を向上させていく必要性がある。また、男女ともに「上 体起こし」が大きく県平均値を下回っている。ハンドボールの運動を通して、「筋力」「俊敏性」「短距離走」 「投力」を含めた体力の向上が図れるようにしていきたい。 4 教師の指導観 学校教育目標 「よく考える子 助け合う子 やりとおす子」 歴史と伝統を継承し、新しい時代を切り拓く、心豊かでたくましい人間力の育成 研究主題 確かな力を持ち、豊かな心で学び、思いや願いを実現する子の育成 ~仲間と力いっぱい運動し、健康でたくましい児童の育成~ 本研究では、上記主題・サブテーマに迫るために、3つの視点からそれぞれ仮説を立てた。体育科授業 については〈視点1〉にあたり、下記の通りである。 〈視点1〉 体育科授業における体力向上 仮説1 個に応じた指導法を研究・実践し、運動することの楽しさやできた喜び、仲間と学び合う良 さを味わわせれば、主体的に運動に取り組み、たくましい児童が育つであろう。 本単元では、仮説を検証し主題・サブテーマに迫るために下記の3つの点に留意する。 2 ・子どもにとって楽しく、意欲的になれるような学習が展開されること ・体を動かす楽しさや心地よさ、目標を達成できた時の成就感を体験させること ・仲間との教え合い・励まし合いなどを通じて、豊かな関わり合いを持たせること 児童は昨年度もハンドボールの学習に取り組んでおり、ボール操作の基礎はある程度習得している。フ リーの味方にパスを出したり、得点しやすい場所でシュートをうつなどの技能はある程度身についている 児童もいる。易しいゲームの中で簡単な作戦を立てて実行するという経験もしてきた。これらの実態を踏 まえ、今回の授業では、ゲームを中心に構成し、仲間と協力してゲームを行う楽しさや、勝つ喜びを数多 く味わわせる内容を展開したい。また高学年として、昨年度よりも発展した技能を身に付けたり、チーム の特徴に応じた作戦を立てて実行することでボール運動の楽しさに触れさせていきたい。 また、簡単な作戦(戦術も含む)や練習を通して、得点しやすいところに移動する動きを身に付けさせ、 今後行うサッカーやバスケットボール等、他のゴール型のボール運動にもつなげられるようにしたい。ま たその動きを身に付けることで、得点の機会が増え、さらなる意欲の向上につなげるというのもねらいで ある。 仲間と作戦を考えたり、作戦の有効性を振り返ったりすることで、互いに喜び合ったり、評価し合った りすることができ、友だちとのかかわり合いを深め、動きの理解を促進させることができると考える。 上記の内容を抑えた上で、以下の手立てに取り組んでいく。 (1)学び方の能力を高めるための工夫 ア 学習規律を徹底することで、学習の効率化を図る。運動時間を多くすることができ、運動量が増え ることで技能向上の基とする。 イ 単元や1時間の流れを明示し、見通しをもって児童が主体的に学習に取り組めるようにする。また、 ハンドボールの学習での約束事についても児童に明確に示すことで安全性を確保する。 ウ チーム内での役割を分担し、効率よく学習を進めたり、ゲームに生かす資料作りをしたりすること ができるようにする。 エ 「運動」 「話し合い」 「練習」 「応援(アドバイス)」の指導を通して学び方を身に付けさせる。 オ 課題解決能力を高めるためにルールを工夫する。また、チームによるミニ作戦会議の場面を設定し、 課題解決能力を高める。 カ 学習カードでチームや自分のめあてを振り返り、次時に生かすことができるようにする。 (2)運動の機能的特性を踏まえた学習過程の工夫 ア 学習過程をゲームを中心に3つのねらいで構成し、ゲームをする楽しさや勝つ喜びを数多く味わわ せる。 ・ねらい①…得点しやすいスペースについて知るとともに、ルールを守る。 ・ねらい②…得点しやすい場所を見つけて移動する技能を高める。 ・ねらい③…身に付けた力を生かして、攻守の入り交じった試合をする。 (3) 「楽しさ」 「満足感」 「成就感」 「達成感」を味わわせる工夫 ア 触球数を増やすために、ゲームの人数を工夫する。 イ 一人ひとりの児童がめあてを達成できるようなルールを設定し、意欲的にゲームに取り組むことが できるようにする。 ウ ハンドボールの技能を高められるようなドリルゲームにより、個人に必要な基本的な技能を確実に 身に付けさせる。 エ 全ての児童が積極的に楽しくゲームに参加できるようにするため、「ボール操作」の技能だけでな く、 「ボールを持たない時の動き」の技能にも重点を置いて学習を進める。 オ 授業前に児童一人ひとりのめあてや、グループのめあてが適切かどうかを教師が確認し、必要に応 じてめあての変更を行う。 (4)豊かなかかわり合いを育むための工夫 ア 児童への肯定的な声かけを意識し、温かい雰囲気の中で学習ができるようにする。 イ 教師の指導・助言の声かけを参考にして、児童間でのアドバイスが盛んになるようにする。 ウ 楽しさや喜びが分かち合えるように、誰もが達成可能な課題を設定する。 エ グループ学習を基盤として、自分たちのグループで考えた学習活動を多く取り入れさせる。 (チーム名、チームカラー、チームエールなど) オ 家庭に本単元の取り組みについて知らせ、家庭学習への協力を仰ぐ。 5 単元の目標 (1) ボール運動の楽しさや喜びに触れることができるよう、進んで取り組むとともに、ルールを守り助 け合って運動しようとしたり、運動する場や用具の安全に気を配ることができるようにする。 (関心・意欲・態度) 3 (2)ルールを工夫したり、自分のチームの特徴に合った作戦を立てることができるようにする。 (思考・判断) (3)簡易化されたゲームで攻防をするためのボール操作やボールを持たないときの動きを身に付けるこ とができるようにする。 (技能) 6 評価規準 観点 関心・意欲・態度 思考・判断 技能 評価規準 ・集団対集団で競い合う楽しさや喜びに触れることができるよう、ボール運動 に進んで取り組もうとしている。 ・ルールやマナーを守り、友だちと助け合って練習やゲームをしようとしてい る。 ・用具の準備や片付けで、分担された役割を果たそうとしている。 ・運動をする場を整備したり、用具の安全を保持したりすることに気を配ろう としている。 ・ゴール型のゲームの行い方を知るとともに、簡易化されたゲームを行うため のルールを選んでいる。 ・チームの特徴に応じた攻め方を知るとともに、自分のチームの特徴に合った 作戦を立てている。 ・簡易化されたゲームで攻守が入り交じった攻防をするためのパスやシュート の技能を身に付けている。 ・簡易化されたゲームで、得点しやすい場所に移動したり(ボールを受けるた めの動き)することができる。 7 単元の取り扱い(9時間扱い)本時は○ 7/9時 (1)単元の取り上げ方 運動/学年 第4学年 ゴール型ゲーム 13時間(2単元) ベースボール型ゲーム ネット型ゲーム 第5学年 9時間 第6学年 9時間 9時間 9時間 (2)学習過程 1 2・3 4・5 6・⑦・8 集 合 ・ 整 列 ・ あ い さ つ ・ 健 康 観 察 ・ 準 備 運 動 5 10 15 20 25 30 35 40 【オリエンテーション】 ○学習内容の確認 ○グルーピング ○役割の分担 ○学習の場の確認 ○学習の進め方 ○試しのゲーム ○学習カードの書き方 三角パスゲーム(ドリルゲーム) 【めあて①】 【めあて②】 【めあて③】 今もっている力を チームに合った攻め 高めた力を生かし 生かして、皆でなか 方や守り方で、なか て、チームで力を よくゲームをして よくゲームをして楽 合わせてゲームを 楽しもう。 しもう。 楽しもう。 (タスクゲーム①) (タスクゲーム②) (ゲーム) 9 【まとめ】 ハンドボ ール大会 後片付け・本時のまとめ・次時の予告・整理運動・挨拶 45 (3)評価計画 チームで励まし合いながら学習をするとともに、ゲームの勝敗を素直に認めることができる。 時 重点観点 学習活動における具体の評価規準 評価場面 方法 1 関心・意欲・態度 学習のねらいや、自分の役割を理解し、見通しをもつとと オリエンテーション 観察 もに決まりを守って安全に運動に取り組もうとしている。 学習カード 2 関心・意欲・態度 審判の判定を素直に認めることができる。 ゲームの反省を行う場面 観察 発言・つぶやき 思考・判断 ゲームのやり方やルールを理解しながらゲームを行うこ ゲームを行う場面 学習カード とができる。 4 3 4 5 6 ⑦ 8 9 技能 味方にパスを出したり、ゴールにシュートをしたりするこ とができる。 チームや自分の課題を考えることができる。 観察 学習カード 思考・判断 ゲームの反省を行う場面 観察 発言・つぶやき 技能 得点しやすい場所に移動することができる。 ゲームや練習を行う場面 学習カード 思考・判断 チームの特徴を考え、チームに合った作戦を立ててゲーム ゲームや練習、作戦会議の場面 観察 をすることができる。 発言・つぶやき 学習カード 技能 チームの作戦に応じた動きをすることができる。 ゲームを行う場面 観察 学習カード 関心・意欲・態度 友達と協力してゲームに進んで取り組もうとしている。 ゲ ー ム や 練 習 を 行 う 場 面 観察 技能 得点しやすい場所に移動しシュートをうつことができる。 ゲームを行う場面 発言・つぶやき 学習カード 思考・判断 相手チームに合わせた作戦を立ててゲームをしようとし ゲームや練習、作戦会議の場面 観察 ている。 発言・つぶやき 学習カード 関心・意欲・態度 友達と助け合ってゲームをしようとしたり、勝敗の結果を ゲームや練習、作戦会議の場面 観察 受け入れようとしたりしている。 学習カード (4)学習と指導・評価 段階 学習のねらい・活動 1 学習のねらい、進め方を知 り、単元の見通しをもつ は ・単元のねらいを知る じ ・グルーピングと役割分担を行う め ・場の準備や片付け方を知る 2 「試しのゲーム①」を行う 45 3 「試しのゲーム②」を行う × 1 4 学習のまとめをする ゲームを行う場面 指導・評価(指導○ 評価規準◆) ○単元の流れを図で表し、見通しを持たせる。 ○ゲームの内容、友達同士の関わり合い等につい て説明しルールを守って友達と仲良く学習する ことができるようにする。 ○ルール、勝敗の決定、審判の仕方等について演 示し、具体的に説明する。 ○ルールを把握できていない児童には、ゲームと ゲームの間にルールを再確認する。 ◆学習のねらいや、自分の役割を理解し、見通し をもつとともに決まりを守って安全に運動に取 り組もうとしている。【関】 評価方法 観察 学習カード ねらい① 今もっている力を生かして、みんなでなかよくゲームをして楽しもう。 1 ドリルゲーム(三角パスゲー ム)を行う 2 タスクゲーム①を行う な か ① 45 × 2 【主なルール】 ・キーパーを含め4対4 ・前後半制(※前半と後半でメンバー交代) ・守備時はディフェンスラインまで1度下がる ・ドリブルは1回まで ・オフェンスゾーンをつくる ・ゴーゴータイム(30秒) ○目標を確認し、雰囲気を高め、仲間と楽しく行 わせる。 ○本時のねらいや学習内容を確認させる。 ○役割を確認し、効率よくゲームを進めることが できるようにする。 ○個人、チームの力を高めるために学習資料や記 録カードを活用させる。 (攻撃時の反則) ・オーバーステップ(4歩以上) ・キックボール ・パッシブプレー (守備時の反則) ・ホールディング ・プッシング ・チャージング ・トラッピング ◆審判の判定を素直に認めることができる。 【関】 観察 発言・つぶやき ◆ゲームのやり方やルールを理解しながらゲーム 観察 を行うことができる。【思】 学習カード ◆味方にパスを出したり、ゴールにシュートをし 観察 この中でディフェンスできない 5 たりすることができる。 【技】 (第3時) ※タスクゲーム①の順位決定 ※タスクゲーム②組み合わせを 決定する 3 学習のまとめをする ○結果について全チームに励ましをおくる。 ねらい② チームに合った攻め方や守り方で、なかよくゲームをして楽しもう。 1 ドリルゲーム(三角パスゲー ム)を行う な 2 タスクゲーム②を行う か 【主なルール】 ② ・オフェンスゾーン前でのディフ 45 × 2 ェンスができるようにする。 オフェンスゾーン手前でディフェンスできる この中でディフェンスできない ※タスクゲーム②の順位決定 ※ゲームの組み合わせを決定す る 3 学習のまとめをする ○目標を設定し、士気を高め、一生懸命に行わせ る。 ○本時のねらいや学習内容を確認させる。 ○個人、チームの力を高めるために学習資料や記 録カードを活用させる。 ○自分や相手チームの特徴を分析し、作戦を立て て、ゲームに取り組むことができるようにする。 ○ボールを持っていない時の動きを指導する。 ◆チームや自分の課題を考えることができる。【思】 観察 発言・つぶやき 学習カード ◆得点しやすい場所に移動することができる。【技】 観察 ◆チームの特徴を考え、チームに合った作戦を立 観察 ててゲームをすることができる。 【思】 発言・つぶやき ○結果について全チームに励ましをおくる。 学習カード ○技能の伸びた児童やチーム、一生懸命応援して いた児童を称賛し、全体へ啓発する。 ねらい③ 高めた力を生かして、チームで力を合わせてゲームを楽しもう。 1 ドリルゲーム(三角パスゲー な ム)を行う か 2 ゲームを行う ③ 45 × 3 ※ゲームの順位決定 ※ハンドボール大会の組み合わ せを決定する 3 学習のまとめをする ま 1 ハンドボール大会を行う と 2 表彰式 め 3 単元のまとめをする 1 ○目標を設定し、士気を高め、一生懸命に行わせ る。 ○本時のねらいや学習内容を確認させる。 ○個人、チームの力を高めるために学習資料や記 録カードを活用させる。 ○高めた力を生かして、精いっぱい取り組むこと ができるようにする。 ○ボールを持っていない時の動きを指導する。 ◆チームの作戦に応じた動きをすることができ る。【技】 ◆友達と協力してゲームに進んで取り組もうとし ている。 【関】 ◆得点しやすい場所に移動しシュートをうつこと ができる。 【技】 ◆相手チームに合わせた作戦を立ててゲームをし ようとしている。【思】 ○技能の伸びた児童やチーム、一生懸命応援して いた児童を称賛し、全体へ啓発する。 ○結果について全チームに励ましをおくる。 ○運動への取り組み、仲間とのかかわり等につい ての成果を称賛する。 ◆友達と助け合ってゲームをしようとしたり、勝 敗の結果を受け入れようとしたりしている。 【関】 6 観察 発言・つぶやき 観察 発言・つぶやき 観察 観察 学習カード 観察 発言・つぶやき 8 本時の学習と指導(7/9時) (1)ねらい ・友達と協力してゲームに進んで取り組もうとしている。 【関心・意欲・態度】 ・得点しやすい場所に移動しシュートをうつことができる。 【技能】 (2)準備 ・学習カード ・ゼッケン (3)展開 段階 1 導 入 7 分 2 3 ・筆記用具 ・掲示資料 学習内容・活動 ・ボール ・作戦板 ・ゴール ・得点版 ・カセットデッキ 指導上の留意点(○指導 ◆評価 △努力を要する児童への手だて) 集合・整列・挨拶・健康観察を する。 ○すばやく集合、整列し、元気の良い挨拶で学習をはじめるこ とができるようにさせる。 ○児童の表情等から健康状態を確認し、服装を整えさせる。 本時の学習内容の確認をする。 ○本時の流れを確認し、前時までの頑張りを認め、本時に意欲 をもたせる。 ○リズムに合わせ、一つ一つの運動をのびのびと、正しく行わ 準備運動をする。 せ、必要に応じて補助・支援にあたる。 補強運動【V 字バランス】 ○良い動きの児童を呼名して称賛する。 4 シュート練習を行う。 5 ドリルゲーム(三角パスゲー ム)を行う。 ○目標を設定し、グループで声を出し、士気を高めて取り組ま せる。 ○記録が伸びたグループや声をかけ合って行ったグループを 称賛する。 ねらい② チームに合った攻め方や守り方で、なかよくゲームをして楽しもう。 6 対抗戦の「ゲーム」をする。 ・対戦相手とコートを確認し、場 の準備をする。 展 お願いします! 開 (元気のよい挨拶) 30 分 ・第1回戦を行う。 ・前半4分 ・交代1分 ・後半4分 ・作戦会議を行う。 ○○さんが相 手がいない所 に動いて、△ △さんがパス を出すよ! ○整列位置にすばやく集合し準備を行わせる。 ・ボールじゃんけん ・あいさつ ・エール ○ルールを守り、楽しく行わせる。 【主なルール】 ・キーパーを含め4対4 ・ドリブルは1回まで (攻撃時の反則) ・オーバーステップ(4歩以上) ・キックボール ・パッシブプレー ・前後半制(※前半と後半でメンバー交代) ・守備時はディフェンスラインまで1度下がる (守備時の反則) ・ホールディング ・プッシング ・チャージング ・トラッピング ・BGM効果と時計の代用として、音楽を活用する。 ○兄弟チームのアドバイスカードをもとに作戦会議を行わせ る。 ○作戦実行時の動き方を考えさせるとともに、役割を確認させ る。 ○敗戦チームを中心に必要に応じて助言を行う。 ○立てた作戦の練習ができるようにさせる。 ○作戦を活かせたチームやがんばっている児童を称賛し、全体 へ啓発する。 ○勝敗を、素直に認めることができるようにさせる。 7 ◆友達と協力してゲームに進んで取り組もうとしている。 【関】 「十分満足できると判断される」状況(A)と評価する具体例 ・チームの仲間や友だちと協力しながら、積極的にゲームに 取り組んでいる。 ・練習を行う。 話し合った作 戦の動きをや ってみよう! ・第2回戦を行う。 あ りがと うご ・前半4分 ざいました! ・交代1分 (元気のよい挨拶) ・後半4分 7 学習カードの記入 8 9 用具の片付けをする。 本時のまとめをする。 整 理 8 分 10 整理運動をする。 11 次時の予告をする。 12 挨拶 ◆得点しやすい場所に移動しシュートをうつことができ る。【技】 「十分満足できると判断される」状況(A)と評価する具体例・発展的内容例 ・相手のいない場所を見つけ、そこに走りこんでパスを受け シュートをうつことができる。 ・相手を引きつける動きや走りながらボールをもらう動き で、シュートまでつなげることができる。 △得点しやすい場所に移動できずにパスをもらえなかったり シュートがうてない児童には、教師が空いている場所を指示 したり動き方の助言をする。 ○学習カードで反省ができているか観察し、必要に応じて助 言・修正を行う。 【学習カードの観点】 ・チームの目標の達成度(技能) ・精一杯運動できたか(態度) ・授業の約束を守れたか(学び方) ・仲良く学習できたか(かかわり) ・授業は楽しかったか(成果) 等 ○すばやく安全に行わせる。 ○結果について全チームに励ましをおくる。 ○技能の伸びた児童やチーム、一生懸命応援していた児童を称 賛し、全体へ啓発する。 ○使った筋肉をほぐすようにゆっくりと行わせる。 ○次時の学習内容を確認し、意欲をもたせる。 ○気持ちの良い挨拶をさせ、授業を終わらせる。 8
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